JPH0635869Y2 - フードパネルのセイフティフック構造 - Google Patents
フードパネルのセイフティフック構造Info
- Publication number
- JPH0635869Y2 JPH0635869Y2 JP2669288U JP2669288U JPH0635869Y2 JP H0635869 Y2 JPH0635869 Y2 JP H0635869Y2 JP 2669288 U JP2669288 U JP 2669288U JP 2669288 U JP2669288 U JP 2669288U JP H0635869 Y2 JPH0635869 Y2 JP H0635869Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hood panel
- panel
- safety hook
- grommet
- hood
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Superstructure Of Vehicle (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、自動車等の乗物におけるフードパネルが車の
衝突時において後方へ移動するのを防止するフードパネ
ルのセイフティフック構造に関する。
衝突時において後方へ移動するのを防止するフードパネ
ルのセイフティフック構造に関する。
[従来の技術] 従来より、乗物即ち一部の乗用自動車においては、車の
衝突時の衝撃により、フードパネルが外れて後方の乗員
室側へ移動するのを阻止する手段が施されている。
衝突時の衝撃により、フードパネルが外れて後方の乗員
室側へ移動するのを阻止する手段が施されている。
即ち、第3,4図に示すごとく、車のフロントガラス1の
前方にはフードパネル2がヒンジ3を介してボデー4に
開閉自在に設けられており、フードパネル2はインナパ
ネル2Aおよびアウタパネル2Bにて構成されている。そし
て、インナパネル2Aの後端部には係合穴2A−1が設けら
れ、ボデー(フロントデッキ)4側には、セイフティフ
ックレバー5が固定して設けられている。このセイフテ
ィフックレバー5は、係合穴2A−1と対向した位置に設
けられて、フードパネル2の後方移動時に、上記係合穴
2A−1に係合してフードパネル2の後方移動を阻止する
ものである。
前方にはフードパネル2がヒンジ3を介してボデー4に
開閉自在に設けられており、フードパネル2はインナパ
ネル2Aおよびアウタパネル2Bにて構成されている。そし
て、インナパネル2Aの後端部には係合穴2A−1が設けら
れ、ボデー(フロントデッキ)4側には、セイフティフ
ックレバー5が固定して設けられている。このセイフテ
ィフックレバー5は、係合穴2A−1と対向した位置に設
けられて、フードパネル2の後方移動時に、上記係合穴
2A−1に係合してフードパネル2の後方移動を阻止する
ものである。
なお、第4図では、セイフティフックレバー5が前進し
たように描かれているが、実際はセイフティフックレバ
ー5は定位値にあり、フードパネル2が後退するもの
で、両者の係合状態を図示するため便宜上このように作
図した。
たように描かれているが、実際はセイフティフックレバ
ー5は定位値にあり、フードパネル2が後退するもの
で、両者の係合状態を図示するため便宜上このように作
図した。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来の構造のものにおいて
は、フードパネル2の係合穴2A−1が常時開口されたま
まの状態にあるので、フロントガラス前面部より、水や
ほこり等が係合穴2A−1を通ってフードパネル2内に侵
入したり、逆にエンジンルーム内の臭気が係合穴2A−1
より排出されたフロントデッキ上部に設けた空気取入口
から車室内に侵入するという問題点がある。
は、フードパネル2の係合穴2A−1が常時開口されたま
まの状態にあるので、フロントガラス前面部より、水や
ほこり等が係合穴2A−1を通ってフードパネル2内に侵
入したり、逆にエンジンルーム内の臭気が係合穴2A−1
より排出されたフロントデッキ上部に設けた空気取入口
から車室内に侵入するという問題点がある。
また、フードパネル2を強く閉めた時などに、セイフテ
ィフックレバー5の先端が、フードパネル2に当ってこ
れを傷つけるなどの問題点もある。
ィフックレバー5の先端が、フードパネル2に当ってこ
れを傷つけるなどの問題点もある。
本考案はこのような問題点を解決しようとするもので、
フードパネルの係合穴にグロメットを嵌合してこの係合
穴を塞ぎ、上記係合穴の存在に起因する諸問題を排除す
るとともに、フードパネル強閉時等にセイフティフック
レバーによってフードパネルを損傷させることがないよ
うにした、フードパネルのセイフティフック構造を提供
することを目的とする。
フードパネルの係合穴にグロメットを嵌合してこの係合
穴を塞ぎ、上記係合穴の存在に起因する諸問題を排除す
るとともに、フードパネル強閉時等にセイフティフック
レバーによってフードパネルを損傷させることがないよ
うにした、フードパネルのセイフティフック構造を提供
することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上述の目的を達成するため、本考案のフードパネルのセ
イフティフック構造は、乗物の乗員室前方にインナパネ
ルとアウタパネルとからなるフードパネルをそなえ、乗
物衝突時に上記フードパネルの上記乗員室側への移動を
阻止すべく、上記フードパネルのインナパネルに係合穴
が設けられるとともに、上記係合穴に係止して上記フー
ドパネルの後方への移動を阻止するフックレバーがボデ
ー側に設けられ、上記フードパネル内の空間を塞ぐグロ
メットが上記係合穴に嵌合されて、上記グロメットが上
記フックレバーと係合すべく凹形状に形成されているこ
とを特徴としている。
イフティフック構造は、乗物の乗員室前方にインナパネ
ルとアウタパネルとからなるフードパネルをそなえ、乗
物衝突時に上記フードパネルの上記乗員室側への移動を
阻止すべく、上記フードパネルのインナパネルに係合穴
が設けられるとともに、上記係合穴に係止して上記フー
ドパネルの後方への移動を阻止するフックレバーがボデ
ー側に設けられ、上記フードパネル内の空間を塞ぐグロ
メットが上記係合穴に嵌合されて、上記グロメットが上
記フックレバーと係合すべく凹形状に形成されているこ
とを特徴としている。
[作用] 上述の本考案のフードパネルのセイフティフック構造で
は、グロメットによりフードパネルの係合穴を塞ぐこと
によって、上記係合穴を経てフードパネルへ水やほこり
が侵入して来なくなり、また、係合穴を経てエンジンル
ームより臭気が排出されることもなくなる。
は、グロメットによりフードパネルの係合穴を塞ぐこと
によって、上記係合穴を経てフードパネルへ水やほこり
が侵入して来なくなり、また、係合穴を経てエンジンル
ームより臭気が排出されることもなくなる。
また、セイフティフックレバーの先端上方を、グロメッ
トで被っていることになるので、フードパネル強閉時に
おいてもセイフティフックレバーが直接フードパネルに
当らない。
トで被っていることになるので、フードパネル強閉時に
おいてもセイフティフックレバーが直接フードパネルに
当らない。
[実施例] 以下、図面により本考案の一実施例としてのフードパネ
ルのセイフティフック構造について説明すると、第1図
は第4図に対応させて本構造の要部を示す断面図、第2
図はそのグロメットの斜視図である。
ルのセイフティフック構造について説明すると、第1図
は第4図に対応させて本構造の要部を示す断面図、第2
図はそのグロメットの斜視図である。
本実施例においても、第1図に示すごとく、従来と同様
に、乗員室前方には、インナパネル2Aおよびアウタパネ
ル2Bにて構成されるフードパネル2がそなえられ、この
フードパネル2とヒンジ3によりボデー(フロントデッ
キ)4に開閉自在に取り付けられている。
に、乗員室前方には、インナパネル2Aおよびアウタパネ
ル2Bにて構成されるフードパネル2がそなえられ、この
フードパネル2とヒンジ3によりボデー(フロントデッ
キ)4に開閉自在に取り付けられている。
そして、インナパネル2Aの後端部には係合穴2A−1が設
けられ、車の衝突時にフードパネル2が乗員室方向即ち
後方へ移動するのを阻止できるように、上記係合穴2A−
1と係合するセイフティフックレバー5がボデー(フロ
ントデッキ)4側に設けられている。
けられ、車の衝突時にフードパネル2が乗員室方向即ち
後方へ移動するのを阻止できるように、上記係合穴2A−
1と係合するセイフティフックレバー5がボデー(フロ
ントデッキ)4側に設けられている。
ところで、フードパネル2内の上記係合穴2A−1に、第
2図に示すようなグロッメット6が嵌合配置されて係合
穴2A−1を塞いでおり、グロメット6が係合穴2A−1に
嵌合するため、またセイフティフックレバー5と係合す
るため凹形状に形成されている。
2図に示すようなグロッメット6が嵌合配置されて係合
穴2A−1を塞いでおり、グロメット6が係合穴2A−1に
嵌合するため、またセイフティフックレバー5と係合す
るため凹形状に形成されている。
しかも、グロメット6の上部はセイフティフックレバー
5の先端部分にかぶさるようにして、アウタパネル2Bの
内面との間に介在している。
5の先端部分にかぶさるようにして、アウタパネル2Bの
内面との間に介在している。
ところで、車の衝突時を想定すると、その衝撃によっ
て、フードパネル2が後方の乗員室方向へ移動しようと
するが、このとき第1図に鎖線にて示すごとくセイフテ
ィフックレバー5が係合穴付きグロメット6に係合し
て、フードパネル2の後進を阻止する。
て、フードパネル2が後方の乗員室方向へ移動しようと
するが、このとき第1図に鎖線にて示すごとくセイフテ
ィフックレバー5が係合穴付きグロメット6に係合し
て、フードパネル2の後進を阻止する。
なお、第1図においても、第4図と同様にセイフティフ
ックレバー5が前進したように描かれているが、実際は
セイフティフックレバー5は定位値にあり、フードパネ
ル2が後退するもので、両者の係合状態を図示するため
便宜上このように作図した。
ックレバー5が前進したように描かれているが、実際は
セイフティフックレバー5は定位値にあり、フードパネ
ル2が後退するもので、両者の係合状態を図示するため
便宜上このように作図した。
このように、グロメット6によりフードパネル2の係合
穴2A−1を塞ぐことによって、上記係合穴2A−1を経て
フードパネル2へ水やほこりが侵入して来なくなり、ま
た、係合穴2A−1を経てエンジンルームより臭気が排出
されることもなくなる。
穴2A−1を塞ぐことによって、上記係合穴2A−1を経て
フードパネル2へ水やほこりが侵入して来なくなり、ま
た、係合穴2A−1を経てエンジンルームより臭気が排出
されることもなくなる。
また、フードパネル2を強く閉じた時、その勢いでフー
ドパネル2が沈み込んでも、セイフティフックレバー5
の先端とアウタパネル2Bの内面との間に、グロメット6
が介在しているので、セイフティフックレバー5はグロ
メット6に当ってその衝撃を緩和させるため、アウタパ
ネル2Bに損傷を与えない。
ドパネル2が沈み込んでも、セイフティフックレバー5
の先端とアウタパネル2Bの内面との間に、グロメット6
が介在しているので、セイフティフックレバー5はグロ
メット6に当ってその衝撃を緩和させるため、アウタパ
ネル2Bに損傷を与えない。
[考案の効果] 以上詳述したように、本考案のフードパネルのセイフテ
ィフック構造によれば、インナパネル後端部に設けられ
たフードパネルの移動阻止のための係合穴をグロメット
にて塞いでいるので、水やほこり等がフードパネル内に
侵入してくるのを防止し、また、エンジンルームからの
臭気が上記と逆の経路にて係合穴より排出され、ボデー
の空気取入口より乗員室内に入るのを防止できる利点が
ある。
ィフック構造によれば、インナパネル後端部に設けられ
たフードパネルの移動阻止のための係合穴をグロメット
にて塞いでいるので、水やほこり等がフードパネル内に
侵入してくるのを防止し、また、エンジンルームからの
臭気が上記と逆の経路にて係合穴より排出され、ボデー
の空気取入口より乗員室内に入るのを防止できる利点が
ある。
さらに、グロメットの上部がセイフティフックレバーの
先端部をカバーしているため、フードパネルの強閉時に
おいて、フードパネルとセイフティフックレバーとの当
りを緩衝することができるので、フードパネルに損傷を
与えるないという利点もある。
先端部をカバーしているため、フードパネルの強閉時に
おいて、フードパネルとセイフティフックレバーとの当
りを緩衝することができるので、フードパネルに損傷を
与えるないという利点もある。
第1,2図は本考案の一実施例としてのフードパネルのセ
イフティフック構造を示すもので、第1図は第4図に対
応させて本構造の要部を示す断面図、第2図はそのグロ
メットの斜視図であり、第3図は乗物全体の側視図、第
4図は第3図のIV部を拡大して示す部分断面図である。 1…フロントガラス、2…フードパネル、2A…インナパ
ネル、2A−1…係合穴、2B…アウタパネル、3…ヒン
ジ、4…ボデー(フロントデッキ)、5…セイフティフ
ックレバー、6…グロメット。
イフティフック構造を示すもので、第1図は第4図に対
応させて本構造の要部を示す断面図、第2図はそのグロ
メットの斜視図であり、第3図は乗物全体の側視図、第
4図は第3図のIV部を拡大して示す部分断面図である。 1…フロントガラス、2…フードパネル、2A…インナパ
ネル、2A−1…係合穴、2B…アウタパネル、3…ヒン
ジ、4…ボデー(フロントデッキ)、5…セイフティフ
ックレバー、6…グロメット。
Claims (1)
- 【請求項1】乗物の乗員室前方にインナパネルとアウタ
パネルとからなるフードパネルをそなえ、乗物衝突時に
上記フードパネルの上記乗員室側への移動を阻止すべ
く、上記フードパネルのインナパネルに係合穴が設けら
れるとともに、上記係合穴に係止して上記フードパネル
の後方への移動を阻止するフックレバーがボデー側に設
けられ、上記フードパネル内の空間を塞ぐグロメットが
上記係合穴に嵌合されて、上記グロメットが上記フック
レバーと係合すべく凹形状に形成されていることを特徴
とする、フードパネルのセイフティフック構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2669288U JPH0635869Y2 (ja) | 1988-02-29 | 1988-02-29 | フードパネルのセイフティフック構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2669288U JPH0635869Y2 (ja) | 1988-02-29 | 1988-02-29 | フードパネルのセイフティフック構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01133081U JPH01133081U (ja) | 1989-09-11 |
JPH0635869Y2 true JPH0635869Y2 (ja) | 1994-09-21 |
Family
ID=31248549
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2669288U Expired - Lifetime JPH0635869Y2 (ja) | 1988-02-29 | 1988-02-29 | フードパネルのセイフティフック構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0635869Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-02-29 JP JP2669288U patent/JPH0635869Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01133081U (ja) | 1989-09-11 |
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