JP2580195Y2 - トラック用ハイマウントストップランプ - Google Patents
トラック用ハイマウントストップランプInfo
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- JP2580195Y2 JP2580195Y2 JP1488493U JP1488493U JP2580195Y2 JP 2580195 Y2 JP2580195 Y2 JP 2580195Y2 JP 1488493 U JP1488493 U JP 1488493U JP 1488493 U JP1488493 U JP 1488493U JP 2580195 Y2 JP2580195 Y2 JP 2580195Y2
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- Japan
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- stop lamp
- cabin
- lens
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、トラック用ハイマウン
トストップランプに関する。
トストップランプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ハイマウントストップランプは、
車室内に取り付けるものと車外に取り付けるものと2通
りあるが、そのうち車外に取り付けるものとして、例え
ば、実開平4−66716号公報に記載のものが知られ
ている。この従来のハイマウントストップランプは、樹
脂製の灯具ボディに支持された照明体の周囲を覆って樹
脂製の前面レンズが設けられ、この前面レンズの内側で
照明体の直前位置には、集光レンズならびにインナーレ
ンズが並設された構造となっており、前記灯具ボディが
車体に取り付けられている。
車室内に取り付けるものと車外に取り付けるものと2通
りあるが、そのうち車外に取り付けるものとして、例え
ば、実開平4−66716号公報に記載のものが知られ
ている。この従来のハイマウントストップランプは、樹
脂製の灯具ボディに支持された照明体の周囲を覆って樹
脂製の前面レンズが設けられ、この前面レンズの内側で
照明体の直前位置には、集光レンズならびにインナーレ
ンズが並設された構造となっており、前記灯具ボディが
車体に取り付けられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、後述の実施
例を説明する図5に示すような一般にピックアップと呼
ばれる小型のトラックの車外にハイマウントストップラ
ンプを取り付ける場合、その取付位置としては、荷台の
リヤゲートとキャビン1のルーフ1cの後端との2通り
の位置が考えられる。そして、リヤゲートは、長尺の荷
物を積載する際に後ろに倒して積載することが考えら
れ、この後ろ倒し状態ではハイマウントストップランプ
が役に立たなくなる。
例を説明する図5に示すような一般にピックアップと呼
ばれる小型のトラックの車外にハイマウントストップラ
ンプを取り付ける場合、その取付位置としては、荷台の
リヤゲートとキャビン1のルーフ1cの後端との2通り
の位置が考えられる。そして、リヤゲートは、長尺の荷
物を積載する際に後ろに倒して積載することが考えら
れ、この後ろ倒し状態ではハイマウントストップランプ
が役に立たなくなる。
【0004】それに対し、ルーフ1cの後端を取付位置
として選択した場合には、次のような問題が生じる。す
なわち、ルーフ1cの後端にハイルーフストップランプ
を取り付けると、図5に示すように、長尺の積載物Cを
キャビン1の後端に立て掛けて積載した際に、積載物C
がハイマウントストップランプに衝突するおそれがあ
る。そして、ハイマウントストップランプのボディやレ
ンズが樹脂製であると、この衝突による衝撃入力で破損
するおそれがある。なお、ハイマウントストップランプ
の取付位置としては、空気抵抗やシール性の問題から、
キャビン1のルーフ1cの後端とキャビン1の後面の縦
壁部1bとのコーナ部の縦壁部1b側が好ましいが、こ
の場合、特に、上述のような積載物Cとの衝突のおそれ
が大きくなる。
として選択した場合には、次のような問題が生じる。す
なわち、ルーフ1cの後端にハイルーフストップランプ
を取り付けると、図5に示すように、長尺の積載物Cを
キャビン1の後端に立て掛けて積載した際に、積載物C
がハイマウントストップランプに衝突するおそれがあ
る。そして、ハイマウントストップランプのボディやレ
ンズが樹脂製であると、この衝突による衝撃入力で破損
するおそれがある。なお、ハイマウントストップランプ
の取付位置としては、空気抵抗やシール性の問題から、
キャビン1のルーフ1cの後端とキャビン1の後面の縦
壁部1bとのコーナ部の縦壁部1b側が好ましいが、こ
の場合、特に、上述のような積載物Cとの衝突のおそれ
が大きくなる。
【0005】本考案は、上述の従来の問題点に着目して
なされたもので、上述のように積載物をキャビンに立て
掛けた場合のハイマウントストップランプの耐衝撃性の
向上を図ることを目的としている。
なされたもので、上述のように積載物をキャビンに立て
掛けた場合のハイマウントストップランプの耐衝撃性の
向上を図ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本考案は、ブレーキ操作に連動して発光する発光体
を有し、キャビンの後側に荷台が設けられた構造のトラ
ックの、前記キャビンの後面を形成する後縦壁外面の上
部とキャビンのルーフ外面後端部とのコーナ部近傍に、
取付部材を介して取り付けられるトラック用ハイマウン
トストップランプであって、前記取付部材を、所定の軽
荷重入力で変形するだけの低剛性に形成したことを特徴
とする。
め、本考案は、ブレーキ操作に連動して発光する発光体
を有し、キャビンの後側に荷台が設けられた構造のトラ
ックの、前記キャビンの後面を形成する後縦壁外面の上
部とキャビンのルーフ外面後端部とのコーナ部近傍に、
取付部材を介して取り付けられるトラック用ハイマウン
トストップランプであって、前記取付部材を、所定の軽
荷重入力で変形するだけの低剛性に形成したことを特徴
とする。
【0007】
【作用】トラックでは、長尺の積載物を積載する場合、
キャビンの後端上部に立て掛けけるようにして積載する
ことがある。この時、積載物がハイマウントストップラ
ンプに対して上側から衝突することがあるが、この場
合、ハイマウントストップランプに入力された荷重によ
り取付部材が変形して衝撃が吸収される。
キャビンの後端上部に立て掛けけるようにして積載する
ことがある。この時、積載物がハイマウントストップラ
ンプに対して上側から衝突することがあるが、この場
合、ハイマウントストップランプに入力された荷重によ
り取付部材が変形して衝撃が吸収される。
【0008】
【実施例】本考案実施例を図面に基づいて説明する。
【0009】実施例を説明するにあたって、まず、実施
例のトラック用ハイマウントストップランプ(以下、ス
トップランプという)SLを適用するトラックについて
簡単に説明すると、図5に示すように、トラックTは、
キャビン1の後側に、上方を開放した荷台2が設けられ
たいわゆるピックアップと呼ばれる形式の小型の車両で
ある。なお、キャビン1には、図示を省略するがシート
が前後2列設けられ、また、図6の斜め上後方からの斜
視図に示すように、キャビン1の後面の後縦壁の部分
は、上半分に嵌め込まれた窓ガラス1aと、この窓ガラ
ス1aの外周と下側を形成する縦壁部1bとで形成され
ている。また、1cは、キャビン1のルーフである。
例のトラック用ハイマウントストップランプ(以下、ス
トップランプという)SLを適用するトラックについて
簡単に説明すると、図5に示すように、トラックTは、
キャビン1の後側に、上方を開放した荷台2が設けられ
たいわゆるピックアップと呼ばれる形式の小型の車両で
ある。なお、キャビン1には、図示を省略するがシート
が前後2列設けられ、また、図6の斜め上後方からの斜
視図に示すように、キャビン1の後面の後縦壁の部分
は、上半分に嵌め込まれた窓ガラス1aと、この窓ガラ
ス1aの外周と下側を形成する縦壁部1bとで形成され
ている。また、1cは、キャビン1のルーフである。
【0010】本実施例のストップランプSLは、キャビ
ン1の車幅方向中央部において、ルーフ1cの後端と縦
壁部1bの上端とのコーナ部の付近に設けられている。
ン1の車幅方向中央部において、ルーフ1cの後端と縦
壁部1bの上端とのコーナ部の付近に設けられている。
【0011】前記ストップランプSLは、図1の斜視図
に示すようにカバー3,レンズ4,ハウジング5,イン
ナレンズ6,ランプ側ブラケット7,車体側ブラケット
(取付部材)8を有しているとともに、図2に示すよう
にランプ(発光体)9を有している。
に示すようにカバー3,レンズ4,ハウジング5,イン
ナレンズ6,ランプ側ブラケット7,車体側ブラケット
(取付部材)8を有しているとともに、図2に示すよう
にランプ(発光体)9を有している。
【0012】前記ランプ9は、ハーネス10により、図
外のブレーキスイッチに接続されていて、ブレーキを操
作すると点灯するようになっている。なお、ランプ9に
替えて発光ダイオードなどの他の発光手段を用いてもよ
い。
外のブレーキスイッチに接続されていて、ブレーキを操
作すると点灯するようになっている。なお、ランプ9に
替えて発光ダイオードなどの他の発光手段を用いてもよ
い。
【0013】前記ハウジング5ならびにインナレンズ6
は、図2〜4に示すように、ランプ9を収納するための
構成であって、前記ハウジング5は、ポリカーボネイト
を素材として、一面を開口した箱形状であって、中央部
が深く両端が浅くなった形状に形成されている。一方、
インナレンズ6は、アクリル樹脂を素材として、中央部
が前方を開口した凹形状に形成されているとともに、左
右両端が板状に形成されており、前記ハウジング5の開
口面側を塞ぐように接着されている。これにより、ハウ
ジング5とインナレンズ6との間に、ランプ9を収納し
た収納空間11が形成されている。
は、図2〜4に示すように、ランプ9を収納するための
構成であって、前記ハウジング5は、ポリカーボネイト
を素材として、一面を開口した箱形状であって、中央部
が深く両端が浅くなった形状に形成されている。一方、
インナレンズ6は、アクリル樹脂を素材として、中央部
が前方を開口した凹形状に形成されているとともに、左
右両端が板状に形成されており、前記ハウジング5の開
口面側を塞ぐように接着されている。これにより、ハウ
ジング5とインナレンズ6との間に、ランプ9を収納し
た収納空間11が形成されている。
【0014】また、ハウジング5ならびにインナレンズ
6は、カバー3ならびにレンズ4により、上下左右後面
を覆われている。なお、図1,2においてUは上,Dは
下,Lは左,Rは右,FRは前,RRは後を示し、これ
らは車体の上下左右前後方向を基準にしている。
6は、カバー3ならびにレンズ4により、上下左右後面
を覆われている。なお、図1,2においてUは上,Dは
下,Lは左,Rは右,FRは前,RRは後を示し、これ
らは車体の上下左右前後方向を基準にしている。
【0015】前記カバー3は、ポリプロピレンで薄板形
状に形成され、前端縁にはルーフ1cに当接するゴム製
のリップ12が取り付けられている(図2参照)。ま
た、カバー3の後側には、ポリカーボネイト製のレンズ
4が接着により一体的に設けられている。このレンズ4
は、図1に示すように横長に形成されているとともに、
図2の断面図に示すように、外周壁4aと内周壁4bと
の2重壁が形成されていて、外周壁4aの端面が上述の
ようにカバー3に接着されている一方で、内周壁4bの
端面が前記ハウジング5に接着されている。これによ
り、カバー3,レンズ4,ハウジング5,インナレンズ
6は、一体に形成されている。
状に形成され、前端縁にはルーフ1cに当接するゴム製
のリップ12が取り付けられている(図2参照)。ま
た、カバー3の後側には、ポリカーボネイト製のレンズ
4が接着により一体的に設けられている。このレンズ4
は、図1に示すように横長に形成されているとともに、
図2の断面図に示すように、外周壁4aと内周壁4bと
の2重壁が形成されていて、外周壁4aの端面が上述の
ようにカバー3に接着されている一方で、内周壁4bの
端面が前記ハウジング5に接着されている。これによ
り、カバー3,レンズ4,ハウジング5,インナレンズ
6は、一体に形成されている。
【0016】上述のハウジング5,インナレンズ6,カ
バー3,レンズ4は、ランプ側ブラケット7ならびに車
体側ブラケット8により車体に取り付けられている。両
ブラケット7,8は、鉄板により薄板状に形成されてい
るが、両者の厚みは異なっていて、ランプ側ブラケット
7は、厚さ2.0mm の高い剛性に形成されているのに対
し、車体側ブラケット8は、半分の厚さ1.0mm で低剛性
に形成されている。
バー3,レンズ4は、ランプ側ブラケット7ならびに車
体側ブラケット8により車体に取り付けられている。両
ブラケット7,8は、鉄板により薄板状に形成されてい
るが、両者の厚みは異なっていて、ランプ側ブラケット
7は、厚さ2.0mm の高い剛性に形成されているのに対
し、車体側ブラケット8は、半分の厚さ1.0mm で低剛性
に形成されている。
【0017】前記ランプ側ブラケット7は、ストップラ
ンプSLの補強材の機能を果たすもので、ハウジング
5,インナレンズ6の上側を覆って、後端がレンズ4の
外周壁4aと内周壁4bとの間をレンズ4の後端部まで
延在されている一方で、前端が前記カバー3の中央部付
近まで延在され、図1,2に示すように中央および左右
の3ケ所に形成されたフランジ部7a,7bにおいてカ
バー3に対してねじ13で固定されている。なお、この
固定構造は、図2に示すように、フランジ部7aに係合
固定された樹脂製のグロメット14に、カバー3の上側
からねじ13をねじ込む構造となっている。また、ラン
プ側ブラケット7は、図1,3に示すようにハウジング
5に対して4ケ所をねじ15で固定されている。
ンプSLの補強材の機能を果たすもので、ハウジング
5,インナレンズ6の上側を覆って、後端がレンズ4の
外周壁4aと内周壁4bとの間をレンズ4の後端部まで
延在されている一方で、前端が前記カバー3の中央部付
近まで延在され、図1,2に示すように中央および左右
の3ケ所に形成されたフランジ部7a,7bにおいてカ
バー3に対してねじ13で固定されている。なお、この
固定構造は、図2に示すように、フランジ部7aに係合
固定された樹脂製のグロメット14に、カバー3の上側
からねじ13をねじ込む構造となっている。また、ラン
プ側ブラケット7は、図1,3に示すようにハウジング
5に対して4ケ所をねじ15で固定されている。
【0018】また、前記車体側ブラケット8は、図2〜
4に示すように、前端部が車体のルーフ1cの後端部な
らびに縦壁部1bの上端部に溶接により固定され、ま
た、図1あるいは図3,4に示すように後端に形成され
たフランジ部8a,8bが、それぞれランプ側ブラケッ
ト7のフランジ部7c,7dとそれぞれボルト16,ナ
ット17で固定されている。
4に示すように、前端部が車体のルーフ1cの後端部な
らびに縦壁部1bの上端部に溶接により固定され、ま
た、図1あるいは図3,4に示すように後端に形成され
たフランジ部8a,8bが、それぞれランプ側ブラケッ
ト7のフランジ部7c,7dとそれぞれボルト16,ナ
ット17で固定されている。
【0019】また、この取付状態で、図2に示すよう
に、前記レンズ4の下端と車体側のウエザストリップ1
8との間に、隙間hが設けられ、レンズ4の下端に隙間
hを塞ぐエンドラバー19が設けられている。なお、前
記ウエザストリップ18は、前記窓ガラス1aの周縁に
取り付けられたものである。
に、前記レンズ4の下端と車体側のウエザストリップ1
8との間に、隙間hが設けられ、レンズ4の下端に隙間
hを塞ぐエンドラバー19が設けられている。なお、前
記ウエザストリップ18は、前記窓ガラス1aの周縁に
取り付けられたものである。
【0020】以上のように構成された実施例のストップ
ランプSLでは、図5に示すように長尺の積載物Cをキ
ャビン1の後部に立て掛けるようにして荷台2に積んだ
時などのように、積載物CがストップランプSLに対し
て上側から衝突した場合、ランプ9を収容するハウジン
グ5ならびにインナレンズ6は、ランプ側ブラケット7
により保護される。また、この時、ランプ側ブラケット
7に入力された荷重は車体側ブラケット8を介して車体
に伝達されるが、この荷重が大きい場合には、ランプ側
ブラケット7よりも板厚が薄くて低剛性の車体側ブラケ
ット8に塑性変形が生じ、この変形により衝撃を吸収す
る。これにより、ストップランプSLは全体的に下方に
傾き、レンズ4の外周壁4a下端部は、エンドラバー1
9を変形させながら、ウエザストリップ18に近接す
る。このように、レンズ4とウエザストリップ18との
間には、間隙hならびにエンドラバー19が設けられて
いることで、車体側ブラケット8が変形してストップラ
ンプSL全体が傾いてもレンズ4が車体側のウエザスト
リップ18に強く当たることがなく、レンズ4の変形あ
るいは破損が防止される。
ランプSLでは、図5に示すように長尺の積載物Cをキ
ャビン1の後部に立て掛けるようにして荷台2に積んだ
時などのように、積載物CがストップランプSLに対し
て上側から衝突した場合、ランプ9を収容するハウジン
グ5ならびにインナレンズ6は、ランプ側ブラケット7
により保護される。また、この時、ランプ側ブラケット
7に入力された荷重は車体側ブラケット8を介して車体
に伝達されるが、この荷重が大きい場合には、ランプ側
ブラケット7よりも板厚が薄くて低剛性の車体側ブラケ
ット8に塑性変形が生じ、この変形により衝撃を吸収す
る。これにより、ストップランプSLは全体的に下方に
傾き、レンズ4の外周壁4a下端部は、エンドラバー1
9を変形させながら、ウエザストリップ18に近接す
る。このように、レンズ4とウエザストリップ18との
間には、間隙hならびにエンドラバー19が設けられて
いることで、車体側ブラケット8が変形してストップラ
ンプSL全体が傾いてもレンズ4が車体側のウエザスト
リップ18に強く当たることがなく、レンズ4の変形あ
るいは破損が防止される。
【0021】なお、積載物Cを降ろした後には、ストッ
プランプSLを元の位置に戻すように力を加えれば、車
体側ブラケット8が復元方向に塑性変形し、元の状態に
戻すことができる。また、積載物Cが直接ぶつかり易い
レンズ4は、靭性を有したポリカーボネイトを素材とし
ているので、破損し難い。
プランプSLを元の位置に戻すように力を加えれば、車
体側ブラケット8が復元方向に塑性変形し、元の状態に
戻すことができる。また、積載物Cが直接ぶつかり易い
レンズ4は、靭性を有したポリカーボネイトを素材とし
ているので、破損し難い。
【0022】以上説明したように、本実施例にあって
は、ストップランプSLを車体に取り付けるための部材
(ブラケット7,8)を、大入力時に変形して衝撃吸収
を行う機能を兼ね備えた車体側ブラケット8と、ランプ
9を収納するハウジング5ならびにインナレンズ6を保
護する機能を兼ね備えたランプ側ブラケット7で構成し
たため、部品点数を増加させることなく、ストップラン
プSLを保護することができるという効果が得られる。
特に、この保護効果は、本実施例のように、キャビン1
の縦壁部1bの上部とルーフ1cの後端とのコーナ部に
設置するようにしたものにあっては、長尺の積載物Cを
荷台2に積載した際に衝突し易いことから有効である。
は、ストップランプSLを車体に取り付けるための部材
(ブラケット7,8)を、大入力時に変形して衝撃吸収
を行う機能を兼ね備えた車体側ブラケット8と、ランプ
9を収納するハウジング5ならびにインナレンズ6を保
護する機能を兼ね備えたランプ側ブラケット7で構成し
たため、部品点数を増加させることなく、ストップラン
プSLを保護することができるという効果が得られる。
特に、この保護効果は、本実施例のように、キャビン1
の縦壁部1bの上部とルーフ1cの後端とのコーナ部に
設置するようにしたものにあっては、長尺の積載物Cを
荷台2に積載した際に衝突し易いことから有効である。
【0023】また、実施例では、ストップランプSLを
キャビン1のルーフ1c外面と縦壁部1b外面とのコー
ナ部に取り付けた構成としたため、キャビン1が、シー
トを前後に2列並べて後列シートに着座している乗員の
頭上スペースが狭くなった構造であるにもかかわらず、
ストップランプSLが、後列シート乗員の邪魔になるこ
とはない。
キャビン1のルーフ1c外面と縦壁部1b外面とのコー
ナ部に取り付けた構成としたため、キャビン1が、シー
トを前後に2列並べて後列シートに着座している乗員の
頭上スペースが狭くなった構造であるにもかかわらず、
ストップランプSLが、後列シート乗員の邪魔になるこ
とはない。
【0024】以上、実施例について説明してきたが具体
的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本考案
の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本考案
に含まれるもので、例えば、実施例では、取付部材を車
体側ブラケット8とランプ側ブラケット7との2部材で
構成した例を示したが、1部材で構成してもよく、すな
わち、所定の軽荷重で変形する低剛性の車体側ブラケッ
ト7を、後方に延長して、ハンジング5などに固定する
ようにしてもよい。また、車体側ブラケット7の車体へ
の固定手段は、溶接に限らず、ボルト・ナットなど他の
手段を用いてもよい。
的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本考案
の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本考案
に含まれるもので、例えば、実施例では、取付部材を車
体側ブラケット8とランプ側ブラケット7との2部材で
構成した例を示したが、1部材で構成してもよく、すな
わち、所定の軽荷重で変形する低剛性の車体側ブラケッ
ト7を、後方に延長して、ハンジング5などに固定する
ようにしてもよい。また、車体側ブラケット7の車体へ
の固定手段は、溶接に限らず、ボルト・ナットなど他の
手段を用いてもよい。
【0025】
【考案の効果】以上説明してきたように、本考案のトラ
ック用ハイマウントストップランプにあっては、このハ
イマウントストップランプを車体に取り付けるための取
付部材を、所定の軽荷重入力で変形するだけの低剛性に
形成したため、ハイマウントストップランプに対し、積
載物が衝突するなどで荷重が入力された場合には、取付
部材が変形して衝撃を吸収するもので、これにより、衝
撃吸収用の部材を別途追加することなく取付部材を利用
して衝撃を吸収することができるという効果が得られ、
このように、部品点数の増加がないから、コスト的に有
利である。
ック用ハイマウントストップランプにあっては、このハ
イマウントストップランプを車体に取り付けるための取
付部材を、所定の軽荷重入力で変形するだけの低剛性に
形成したため、ハイマウントストップランプに対し、積
載物が衝突するなどで荷重が入力された場合には、取付
部材が変形して衝撃を吸収するもので、これにより、衝
撃吸収用の部材を別途追加することなく取付部材を利用
して衝撃を吸収することができるという効果が得られ、
このように、部品点数の増加がないから、コスト的に有
利である。
【図1】本考案実施例のトラック用ハイマウントストッ
プランプを示す一部を切り欠いた斜視図である。
プランプを示す一部を切り欠いた斜視図である。
【図2】図1のS2−S2断面図である。
【図3】図1のS3−S3断面図である。
【図4】図1のS4−S4断面図である。
【図5】実施例を適用したトラックを示す側面図であ
る。
る。
【図6】前記トラックを示す斜視図である。
1 キャビン 1b 縦壁部(後縦壁) 1c ルーフ 2 荷台 8 車体側ブラケット(取付部材) 9 ランプ(発光体) SL トラック用ハイマウントストップランプ T トラック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60Q 1/44
Claims (1)
- 【請求項1】 ブレーキ操作に連動して発光する発光体
を有し、キャビンの後側に荷台が設けられた構造のトラ
ックの、前記キャビンの後面を形成する後縦壁外面の上
部とキャビンのルーフ外面後端部とのコーナ部近傍に、
取付部材を介して取り付けられるトラック用ハイマウン
トストップランプであって、 前記取付部材が、所定の軽荷重入力で変形するだけの低
剛性に形成されていることを特徴とするトラック用ハイ
マウントストップランプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1488493U JP2580195Y2 (ja) | 1993-03-29 | 1993-03-29 | トラック用ハイマウントストップランプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1488493U JP2580195Y2 (ja) | 1993-03-29 | 1993-03-29 | トラック用ハイマウントストップランプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0672742U JPH0672742U (ja) | 1994-10-11 |
JP2580195Y2 true JP2580195Y2 (ja) | 1998-09-03 |
Family
ID=11873447
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1488493U Expired - Fee Related JP2580195Y2 (ja) | 1993-03-29 | 1993-03-29 | トラック用ハイマウントストップランプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2580195Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-03-29 JP JP1488493U patent/JP2580195Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0672742U (ja) | 1994-10-11 |
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