JP2605458Y2 - 車両用ルーフエアベーン構造 - Google Patents

車両用ルーフエアベーン構造

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JP2605458Y2
JP2605458Y2 JP1992010901U JP1090192U JP2605458Y2 JP 2605458 Y2 JP2605458 Y2 JP 2605458Y2 JP 1992010901 U JP1992010901 U JP 1992010901U JP 1090192 U JP1090192 U JP 1090192U JP 2605458 Y2 JP2605458 Y2 JP 2605458Y2
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air vane
roof
vehicle
van
cab
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JP1992010901U
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努 藤本
徳之 三宅
敦 新沼
克治 酒井
実 鈴木
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Mitsubishi Motors Corp
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Mitsubishi Motors Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、バン型車両等のCd値
低減に有効な車両用ルーフエアベーン構造に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば図6に示したバン型トラックの
ように、荷台に設置されたバン1の背がキャブ2より高
い場合には、バン1の前面上部が直接走行風を受けるこ
とになるため、燃費に影響を及ぼすCd値が悪化する。
このようなバン型トラック等のCd値向上対策として
は、たとえば図7に示す如く、キャブ2のルーフ上にド
ラグフォイラ3を取付け、走行風をバン1の上方へ導い
て直接当てないようにするものがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上述したドラ
グフォイラは、バン型トラックのCd値低減には有効で
あるものの、一般的には鉄板等の大きな成形部品である
ため重く(通常50kg程度)なり、従って、トラック
の積載量を減らさなければならないとか、あるいはコス
トが高いといった問題がある。
【0004】そこで、本考案の目的は、ドラグフォイラ
に変わるCd値低減構造として、軽量でかつ安値なこと
に加えて見栄えもよい車両用ルーフエアベーン構造を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、前述の課題を
解決するもので、車両用ルーフエアベーン構造におい
て、後方に箱型の荷物室が配置されている車両用キャブ
のルーフ前端部中央に、走行風を上記荷物室上方へ導く
構成とされているエアベーンが荷物室の車幅方向長さの
略30%の長さで突設されていることを特徴とする。
【0006】
【作用】前述の手段によれば、車両用キャブのルーフ前
端部に設けられるエアベーンにより、走行風を車両用キ
ャブ後方に位置する荷物室の上方へ導き、車両の走行抵
抗を低減することができ、また、エアベーンをルーフ前
端部中央に荷物室の車幅方向長さの略30%の長さで突
設するように設けて、荷物室に走行抵抗を殆ど与えない
ルーフ前端の両端部には設けないことにより、エアベー
ン自体が軽量・コンパクトに構成されて、エアベーン自
体の走行抵抗を最小限にする。
【0007】
【実施例】本考案による車両用ルーフエアベーン構造の
一実施例を図1ないし図5に基づいて説明する。
【0008】図1(a)は、荷台にバン1が設置された
バン型トラックの前部外観を示す斜視図であって、キャ
ブ2のルーフ前端部には略全幅にわたって樹脂製で板状
の基材4が取付けられ、さらに、該基材4の前端部中央
には別体のエアベーン5が突設されている。基材4は、
図2に示す如く、キャブ2のルーフに形成した凹部6を
覆うようにして取付けられ、フロントガラス7の上端と
ルーフ面との間に連続感をもたらすように配慮されてい
る。なお、基材4のキャブルーフへの取付けは、キャブ
2側に立てておいたウエルドボルト(図示省略)に基材
の取付穴を貫通させた後、ナット(図示省略)を締付け
て固定してもよいし、あるいは接着剤を使用したもので
あってもよい。
【0009】上述した基材4に対して、その前端部中央
にエアベーン5をビス8で固定する(図3参照)。この
エアベーン5は、樹脂を成形した長さLの細長い部品で
あり、その前壁5aが走行風の気流を斜め上方へ変化さ
せるような断面形状になっている。また、このエアベー
ン5を基材4の前端部中央に取付ける範囲、すなわち長
さLは、バン1の幅Wの略30%とする。その理由は、
たとえば、バン1の幅Wを2200mmにすれば、エア
ベーン5の長さLはWの略30%である600mmが最
適の長さであることが実験によって確認されているから
である(図4参照)。なお、9はウエザーストリップ、
10はパッキン、11はビス8の頭部を収容する凹部で
ある。
【0010】以下、上述した構成の車両用ルーフエアベ
ーン構造の作用を説明する。図4は、バンの幅Wが22
00mmにおけるエアベーン5の長さLとCd値との関
係を示す実験結果で、LがWの略30%である600m
mの場合のCd値が0.58となり、最も低い値になっ
ている。これに対して、エアベーン5を全く取付けない
場合(L=0mm)はCd値が0.68となるため、適
当な長さのエアベーン取付けにより、約15%のCd値
向上を実現できたことがわかる。しかも、このエアベー
ン5は、ドラグフォイラと比較して大幅に小型軽量化
(通常3kg程度)された部品であり、また、フロント
ガラス7からルーフ前端の基材4にかけて連続感がでる
ので、フロントガラス7が大きく見えたり、あるいは、
キャブ2のルーフに形成されたビードが車体正面から見
えなくなるなど、見栄えや意匠上のメリットもある。な
お、バン1を設置しない平ボデー車(図5参照)におい
ては、基材4だけを取付けて見栄えや意匠上のメリット
が得られるようにすればよく、基材4とエアベーン5と
を別体としたことによって、エアベーン5の必要に応じ
た脱着が可能となり、また、基材4を共通部品化できて
互換性が生じる。
【0011】
【考案の効果】以上述べた如く、本考案によれば、車両
用キャブのルーフ前端部に設けられる エアベーンによ
り、走行風を車両用キャブ後方に位置する荷物室の上方
へ導き、車両の走行抵抗を低減することができ、また、
エアベーンをルーフ前端部中央に荷物室の車幅方向長さ
の略30%の長さで突設するように設けて、荷物室に走
行抵抗を殆ど与えないルール前端の両端部には設けない
ことにより、エアベーン自体が軽量・コンパクトに構成
されて、エアベーン自体の走行抵抗を最小限にして、よ
り車両の走行抵抗を低減することができるので、燃費の
向上が図れるとともに、見栄えもよく、商品性が向上さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すもので、(a)はバン
型トラックの前部外観を示す斜視図、(b)はバン型ト
ラックの概略側面図である。
【図2】図1(a)のA−A線に沿う断面図である。
【図3】エアベーンの取付例を示す要部断面図である。
【図4】エアベーンの長さLとCd値との関係を示す図
である。
【図5】平ボデー車の概略側面図である。
【図6】バン型トラックの概略側面図である。
【図7】ドラグフォイラを取付けたバン型トラックの概
略側面図である。
【符号の説明】
1 バン 2 キャブ 4 基材 5 エアベーン 6 凹部 7 フロントガラス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 新沼 敦 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動 車工業株式会社内 (72)考案者 酒井 克治 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動 車工業株式会社内 (72)考案者 鈴木 実 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動 車工業株式会社内 (56)参考文献 実公 昭62−22416(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 35/00 B62D 37/02

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】後方に箱型の荷物室が配置されている車両
    用キャブのルーフ前端部中央に、走行風を上記荷物室上
    方へ導く構成とされているエアベーンが荷物室の車幅方
    向長さの略30%の長さで突設されていることを特徴と
    する車両用ルーフエアベーン構造。
JP1992010901U 1992-02-03 1992-02-03 車両用ルーフエアベーン構造 Expired - Lifetime JP2605458Y2 (ja)

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JPH0564079U JPH0564079U (ja) 1993-08-24
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JP5169646B2 (ja) * 2008-09-04 2013-03-27 トヨタ自動車株式会社 空気抵抗低減装置
JP5446231B2 (ja) * 2008-12-05 2014-03-19 アイシン精機株式会社 サンルーフ装置
JP6663588B2 (ja) * 2016-03-22 2020-03-13 いすゞ自動車株式会社 車両のルーフ構造

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JPS61124482U (ja) * 1985-01-25 1986-08-05
JPS6222416U (ja) * 1985-07-26 1987-02-10

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