JP2556407Y2 - リヤバンパのクロージングメンバ構造 - Google Patents

リヤバンパのクロージングメンバ構造

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JP2556407Y2
JP2556407Y2 JP6935191U JP6935191U JP2556407Y2 JP 2556407 Y2 JP2556407 Y2 JP 2556407Y2 JP 6935191 U JP6935191 U JP 6935191U JP 6935191 U JP6935191 U JP 6935191U JP 2556407 Y2 JP2556407 Y2 JP 2556407Y2
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JP
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rear fender
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JP6935191U
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晶章 高木
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、リヤバンパのクロー
ジングメンバ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の中には、リヤバンパがエアスポ
イラーを一体に備え、バンパサイド部がリヤフェンダパ
ネルのホイールアーチ部まで廻り込んだフルバンパタイ
プのものがある。この種のリヤバンパにあっては、バン
パサイド部の端部とリヤフェンダパネルとの間を閉塞す
るためにクロージングメンバを設けている。
【0003】このクロージングメンバの一例を図5〜8
によって説明すると、図5,6において、リヤフェンダ
パネル1の下半部は図6に示すように車室内側に有段成
形してあり、ここにフルバンパタイプのリヤバンパ2の
バンパサイド部3を取り付けるようになっている。
【0004】上記バンパサイド部3の端部はリヤホイー
ルアーチ部の後側縁の一部を構成し、バンパサイド部3
の端部とリヤフェンダパネル1との間の空間部4には、
これを閉塞する樹脂製のクロージングメンバ5を配置し
てある。
【0005】クロージングメンバ5は上記空間部4を閉
塞するクロージングメンバ本体6を備えており、クロー
ジングメンバ本体6の後側部には図7にも示すようにリ
ヤフェンダパネル1の縦フランジ1aとボディサイドア
ウタパネル14の端末に固定される取付部7を設けてあ
る。
【0006】クロージングメンバ本体6の上端は、リヤ
フェンダパネル1の段差部の前部に設けたフランジ1b
とリヤバンパ2のバンパサイド部3の上縁フランジ3a
とを挟み込む挟持部8、及びリヤフェンダパネル1の下
半部外側面に沿うフランジ9を有する。一方、クロージ
ングメンバ本体6の下端は、後方に延びチッピングを防
ぐ延出部10を有している。
【0007】上記延出部10の端末裏面には金属製のバ
ンパステイ11を車幅方向に配置してあり、バンパステ
イ11の車室内側の端部は図8に示すようにリヤフェン
ダパネル1の下縁とクロージングメンバ5の延出部10
との留め点12を構成し、バンパステイ11の車室外側
の端部は、バンパサイド部3の留め点13を構成してい
る(この類似構造は、例えば実開昭62−94956号
公報に示されている)。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のクロージングメンバ構造においては、クロージング
メンバ5の延出部10の下方にバンパステイ11を配置
する関係上、チッピングに晒されるバンパステイ11に
ステンレス材を用いなければならず、コストアップにつ
ながるという問題がある。
【0009】これに対して、図9に示すようにバンパス
テイ11を廃止してクロージングメンバ5の延出部10
によってバンパステイを兼用化することも考えられる
が、このようにすると、図9に矢印で示すようにバンパ
サイド部3の下縁と上記延出部10とを工具15を用い
てビス16によって取り付ける際にバンパサイド部3か
ら挿入したビス16の先端が上記延出部10を押圧した
際に、樹脂製である延出部10は上方に大きく変形する
ため、作業性が悪化するという問題がある。
【0010】また、樹脂製であるクロージングメンバ5
の延出部10は、金属に比べ変形が大きくバンパステイ
の目的であるバンパサイド部3の横剛性の確保が難しい
という問題もある。
【0011】そこで、この考案はバンパステイの機能を
合わせ持ち、取付作業性も良好で、バンパサイド部の支
持剛性も高いリヤバンパのクロージングメンバ構造を提
供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】リヤフェンダパネルと、
このリヤフェンダパネルに取り付けられるバンパサイド
部の端末との間を閉塞するリヤバンパのクロージングメ
ンバ構造において、クロージングメンバ本体の下端に後
方に延びる延出部を設け、この延出部にリヤフェンダパ
ネルの下縁に固定されるフェンダパネル取付部と、フェ
ンダパネル取付部よりも下方位置にバンパサイド部の下
縁を支持するバンパ取付部を形成し、バンパ取付部の近
傍にリヤフェンダパネルの下面を下方から支持する突出
部を車幅方向に設けてある。
【0013】
【作用】クロージングメンバの延出部であって、バンパ
取付部の近傍に車幅方向に設けた突出部によって、延出
部の曲げ剛性を高めて、バンパサイド部とバンパ取付部
との取付作業の容易化を図り、かつバンパサイド部によ
って入力される横方向の力に対抗してバンパステイとし
ての機能を発揮させる。
【0014】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面と共に前記従
来の構成と同一部分に同一符号を付して説明する。
【0015】図1〜3に示す実施例において、リヤフェ
ンダパネル1の下半部は車室内側に有段成形してあり、
ここにフルバンパタイプのリヤバンパ2のバンパサイド
部3を取り付けるようにしてあり、バンパサイド部3の
端部とリヤフェンダパネル1との間の空間部4に、これ
を閉塞する樹脂製のクロージングメンバ5のクロージン
グメンバ本体6を配置してある点及び、クロージングメ
ンバ本体6の後側部には、リヤフェンダパネル1の縦フ
ランジ1aに固定される取付部7を設けてあり、クロー
ジングメンバ本体6の上端はリヤフェンダパネル1の段
差部の前部に設けたフランジ1bとリヤバンパ2のバン
パサイド部3の上縁フランジ3aとを挟み込む挟持部8
及びリヤフェンダパネル1の下半部外側面に沿うフラン
ジ9を有する点、及びクロージングメンバ本体6の下端
は後方に延びチッピングを防ぐ延出部10を有している
点等の基本的構造は前記従来と同様である。
【0016】ここで、上記延出部10には、車室内側に
リヤフェンダパネル1の下縁に重合するフランジ部10
bを延出部10の一般面10aよりも高い位置に設けて
あり、このフランジ部10bには、リヤフェンダパネル
1の下縁にクリップ12で取り付けられるフェンダパネ
ル取付部としての留め点13を設けてある。
【0017】また、上記留め点13の車室外側には、延
出部10の一般面10aよりも低い位置にエンボス部1
0cを設けてあり、このエンボス部10cにバンパサイ
ド部3の下縁をビス14によって取り付けるバンパ取付
部としての留め点15を設けてある。
【0018】そして、上記延出部10の留め点15の前
後の一般面10aには、車幅方向に沿って、留め点12
のフランジ部10bの高さまで突出し、リヤフェンダパ
ネル1の下面を下方から支持する突出部としてのビード
16を設けてある。
【0019】上記実施例構造によれば、クロージングメ
ンバ5の延出部10がバンパサイド部3のリテーナとし
て機能するため従来のように別途リテーナを設ける必要
がなく、部品点数が減少できコストダウンを図ることが
できる。
【0020】また、上記延出部10の留め点13にリヤ
フェンダパネル1を取り付けた後に、バンパサイド部3
の下縁にビス14を挿入した場合にビス14の先端が延
出部10を上方に押圧するが、ビード16がリヤフェン
ダパネル1の下面に当接するため、延出部10は変形す
ることはなく、延出部10のエンボス部10cは変位せ
ずしたがって取付作業が容易に行える。
【0021】そして、バンパサイド部3から作用する車
室内側の力に対しては、延出部10のビード16がこれ
に対抗するため、変形するようなことはなく、バンパサ
イド部3のリテーナとして十分な横剛性を確保できる。
【0022】尚、この考案は上記実施例に限られるもの
ではなく、例えば図4に示すようにビードに代えてリブ
17を設けるようにしても良い。
【0023】
【考案の効果】以上説明してきたようにこの考案によれ
ば、クロージングメンバ本体下端の延出部がリヤバンパ
のバンパサイド部のリテーナとして機能するため、従来
のリテーナを廃止することができ、部品点数を減少して
コストダウンを図ることができる。
【0024】また、延出部には突出部を設けてあるた
め、リヤバンパのバンパサイド部を延出部のバンパ取付
部に取り付ける際に突出部がリヤフェンダパネルの下面
に当接するため、取付作業をスムーズに行うことができ
る。
【0025】そして、バンパサイド部から作用する車室
内側に力に対しては、延出部の突出部によって対抗でき
るため、延出部は変形するようなことはなく、バンパサ
イド部のリテーナとして十分な横剛性を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例の分解斜視図。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図。
【図3】図1のB−B線に沿う断面図。
【図4】他の実施例の要部斜視図。
【図5】従来技術の側面図。
【図6】従来技術の斜視図。
【図7】図5のC−C線に沿う断面図。
【図8】図6のD−D線に沿う断面図。
【図9】他の従来技術の図8に相当する断面図。
【符号の説明】
1…リヤフェンダパネル、3…バンパサイド部、6…ク
ロージングメンバ本体、10…延出部、13…留め点
(フェンダパネル取付部)、15…留め点(バンパ取付
部)、16…ビード(突出部)。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リヤフェンダパネルと、このリヤフェン
    ダパネルに取り付けられるバンパサイド部の端末との間
    を閉塞するリヤバンパのクロージングメンバ構造におい
    て、クロージングメンバ本体の下端に後方に延びる延出
    部を設け、この延出部にリヤフェンダパネルの下縁に固
    定されるフェンダパネル取付部と、フェンダパネル取付
    部よりも下方位置にバンパサイド部の下縁を支持するバ
    ンパ取付部を形成し、バンパ取付部の近傍にリヤフェン
    ダパネルの下面を下方から支持する突出部を車幅方向に
    設けたことを特徴とするリヤバンパのクロージングメン
    バ構造。
JP6935191U 1991-08-30 1991-08-30 リヤバンパのクロージングメンバ構造 Expired - Lifetime JP2556407Y2 (ja)

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JPH0520954U JPH0520954U (ja) 1993-03-19
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JP2013154851A (ja) * 2012-01-31 2013-08-15 Toyota Motor Corp バンパシール及びバンパカバー取付構造

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