JPH07291147A - 車両のフロントボディ構造 - Google Patents

車両のフロントボディ構造

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JPH07291147A
JPH07291147A JP8643694A JP8643694A JPH07291147A JP H07291147 A JPH07291147 A JP H07291147A JP 8643694 A JP8643694 A JP 8643694A JP 8643694 A JP8643694 A JP 8643694A JP H07291147 A JPH07291147 A JP H07291147A
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fender
apron
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body structure
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Yukihide Hamashima
行秀 浜島
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 全幅の違いや、フードパネルの高さに比較的
大きな違いがある車種間でも共用化が可能な車両のフロ
ントボディ構造を得る。 【構成】 フロントエプロンサイドパネル2の上部内側
面にエプロンメンバ3を固着して閉じ断面のアッパ部4
を持つフェンダエプロン5を構成するとともに、フェン
ダエプロン5のアッパ部4におけるエプロンメンバ3で
構成される上面を、フェンダパネル6の立上り部7に形
成された取付フランジ8を接合固定する第1のフェンダ
取付面9として構成し、エプロンメンバ3の上端縁を第
1のフェンダ取付面9より上側に立ち上げて外側に曲げ
出し第1のフェンダ取付面9より上位で外側に位置する
第2のフェンダ取付面10として形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両のエンジンルーム
の側部を構成するフロントボディ構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】多くの車両のエンジンルームは、後部側
がカウルとダッシュパネルで、前部側がラジエタサポー
トパネルで、両側部側がフェンダエプロンで画成された
構成となっている。この内、フェンダエプロン部のボデ
ィ構造は、従来においては例えば図5や図6に示すよう
な構成となっている。即ち、フロントエプロンサイドメ
ンバ101の上部内面側にエプロンメンバ102が固着
され、閉じ断面のアッパ部103を持つフェンダエプロ
ン104が構成されている。アッパ部103のエプロン
メンバ102で構成される上面はフェンダ取付面105
として構成され、このフェンダ取付面105にフェンダ
パネル106がその端縁に形成された取付フランジ10
7を接合固着して取り付けられている。フェンダパネル
106の意匠面はエンジンルームの上方を覆うフードパ
ネル108の意匠面と連続するプロフィールを形成して
いる。フェンダエプロン104の前部にはラジエタサポ
ートパネル109が、また後部にはカウル110がそれ
ぞれ連結固定されている。
【0003】これらの内、フェンダパネル106とフー
ドパネル108とは意匠面である外板面を構成する部材
であり、フェンダエプロン104やラジエタサポートパ
ネル109及びカウル110などは内板面を構成する部
材である。類似した意匠の車種間では内板面を構成する
ボディ構造はなるべく共通の構造にし、外板面を構成す
る部材のみ車種に応じた構成のものにする工夫が払われ
ている。実際には、フェンダパネル106の取付側に形
成した立上り部111の立ち寸法が高い車種と低い車種
間では内板面を構成するボディ構造は共通化されてい
る。
【0004】しかしながら、フェンダパネル106の立
上り部111の立ち寸法を大きくすることはフェンダパ
ネル106のプレス成形での困難度が増すため、立上り
部111の立ち寸法の差が例えば10mm〜15mm以内の
違いの車種間でのボディ構造の共用が行なわれているに
すぎない。即ち、フードパネル108の高さがかなり高
い車種や全幅が広い車種には上記したような内板面を構
成するボディ構造では適用できず、フードパネル108
の高さが低くかつ全体幅の狭い車種との共通化は無理で
あった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
のボデイ構造の共通化にかかる問題点を解消するために
なされたもので、その課題とするところは全幅の違い
や、フードパネルの高さに比較的大きな違いがある車種
間でも共通化、即ち共用化が可能な車両のフロントボデ
ィ構造を得ることであり、またその上でフロントボディ
構造の剛性の向上を図ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため
に請求項1の発明は、フロントエプロンサイドパネルの
上部内側面にエプロンメンバを固着して閉じ断面のアッ
パ部を持つフェンダエプロンを構成するとともに、その
フェンダエプロンのアッパ部におけるエプロンメンバで
構成される上面を、フェンダパネルの立上り部に形成さ
れた取付フランジを接合固定する第1のフェンダ取付面
として構成し、エプロンメンバの上端縁を第1のフェン
ダ取付面より上側に立ち上げて外側に曲げ出し第1のフ
ェンダ取付面より上位で外側に位置する第2のフェンダ
取付面として形成する手段を採用する。
【0007】前記課題を達成するために請求項2の発明
は、請求項1にかかる手段における第2のフェンダ取付
面をフロントエプロンサイドパネルの上端縁とエプロン
メンバの上端縁との接合により構成する手段を採用す
る。
【0008】
【作用】請求項1にかかる前記手段においては、第1の
フェンダ取付面と第2のフェンダ取付面とに高低差と幅
方向の位置の差が設定されているので、第1のフェンダ
取付面には立上りの少ないフェンダパネルを取付けるこ
とができ、第2のフェンダ取付面にフェンダパネルを取
付ければ、立上り部の立ち寸法を大きくしなくても高い
フェンダパネルにすることも全幅の広い意匠にすること
もできる。
【0009】請求項2にかかる前記手段においては請求
項1にかかる作用とともに、第2のフェンダ取付面がフ
ロントエプロンサイドパネルの上端縁とエプロンメンバ
の上端縁との接合による二重構造となる。
【0010】
【実施例】
実施例1 以下、本発明の一実施例を図1〜図3に基づいて説明す
る。図1はエンジンルーム1の左右を画成する部分にお
ける右側部分をエンジンルーム1側から示したこの実施
例の車両のフロントボディ構造である。即ち、フロント
エプロンサイドパネル2の上部内側面にはエプロンメン
バ3が固着され、図2に示すように閉じ断面のアッパ部
4を持つフェンダエプロン5が構成されている。このフ
ェンダエプロン5のアッパ部4におけるエプロンメンバ
3で構成された上面は、フェンダパネル6の立上り部7
に形成された取付フランジ8を接合固定する第1のフェ
ンダ取付面9としてほぼ水平な面に構成されている。ま
た、エプロンメンバ3の上端縁はフロントエプロンサイ
ドパネル2との接合部より上側に立ち上げられ、さらに
自由端縁が外側に曲げ成形されて第1のフェンダ取付面
9より上位でかつ外側に位置する第2のフェンダ取付面
10がほぼ水平な面として形成されている。
【0011】フェンダパネル6は、図2に示すようにそ
の立上り部7の端縁に形成された取付フランジ8により
フェンダエプロン5の第1のフェンダ取付面9又は第2
のフェンダ取付面10のいずれか一方を使って接合固着
される。フェンダパネル6の意匠面はエンジンルーム1
の上方を覆うフードパネル11の意匠面と連続するプロ
フィールに形成される。フェンダエプロン5の前部には
ラジエタサポートパネル12が、また後部にはカウル1
3がそれぞれ連結固定されている。これらの内、フェン
ダパネル6とフードパネル11とは意匠面である外板面
を構成する部材であり、フェンダエプロン5やラジエタ
サポートパネル12及びカウル13などは内板面を構成
する部材である。
【0012】類似した意匠の車種間では内板面を構成す
るボディ構造はなるべく共通の構造にし、外板面を構成
する部材のみ車種に応じた構成のものにしてコストの低
減が図られる。この実施例のフロントボディ構造では、
フェンダエプロン5の第1のフェンダ取付面9と第2の
フェンダ取付面10とに高低差と幅方向の位置の差が設
定されているので、第1のフェンダ取付面9を使えば、
立上り部7の立ち寸法の少ないプレス成形の容易なフェ
ンダパネル6を取付けることができ、第2のフェンダ取
付面10を使えば、立上り部7の立ち寸法を大きくしな
くても高いフェンダパネル6にすることができる(図2
の実線と鎖線で示すフェンダパネルを参照)。即ち、フ
ェンダパネル6の成形に関する困難度の増加を伴うこと
なく、フェンダパネル6の高さの大きく異る車種間でも
外板面を構成するボディ構造を共用することができる。
【0013】また、第1のフェンダ取付面9を使えば、
フードパネル11の全幅の狭い意匠の車種となり、第2
のフェンダ取付面10を使えば、フードパネル11の全
幅の広い車種となる。即ち、全幅の異る車種間でも外板
面を構成するボディ構造を共用することができる。全幅
は同じでフェンダパネル6の高さが異る車種間の場合に
は図3に示すように、フェンダパネル6の高さが低い車
種のフェンダパネル6の取付フランジ8をエンジンルー
ム1側に形成して、第1のフェンダ取付面9に取付け
(図3の仮想線のフェンダパネル6参照)、フェンダパ
ネル6の高さが高い車種のフェンダパネル6の取付フラ
ンジ8を反エンジンルーム側に形成して、第2のフェン
ダ取付面10に取付ければ良い(図3の実線のフェンダ
パネル6参照)。
【0014】実施例2 図4は本発明の他の実施例を示す要部の断面図である。
この実施例2のフロントボディ構造も基本的には実施例
1のものと同じである。従って、実施例1の図面を援用
して説明するとともに、実施例1のものと同じ構成につ
いては実施例1と同じ符号を用いそれらについての説明
は省略する。
【0015】この実施例2のフロントボディ構造は、実
施例1により示した第2のフェンダ取付面10の下部に
フロントエプロンサイドパネル2の上端縁を延出させ、
エプロンメンバ3の上端縁と接合させて当該部を二重構
造14に構成したものである。第1のフェンダ取付面9
は閉じ断面のアッパ部4に形成されていることより、十
分な剛性が得られる。なお、実施例1のようにエプロン
メンバ3だけでは第2のフェンダ取付面10の剛性が不
足することもあるが、実施例2のように二重構造14に
することにより簡単に第2のフェンダ取付面10の剛性
を高めることができる。これ以外の機能は実施例1のも
のと同じであるのでその説明は省略する。
【0016】
【発明の効果】以上実施例による説明からも明らかなよ
うに請求項1の発明によれば、第1のフェンダ取付面と
第2のフェンダ取付面とに高低差と幅方向の位置の差が
設定されているので、第1のフェンダ取付面には立上り
の少ないフェンダパネルを取付けることができ、第2の
フェンダ取付面にフェンダパネルを取付ければ、立上り
部の立ち寸法を大きくしなくても高いフェンダパネルに
することも全幅の広い意匠にすることもでき、全幅の違
いや、フードパネルの高さに比較的大きな違いがある車
種間でも共用化が可能な車両のフロントボディ構造が得
られる。
【0017】請求項2の発明によれば請求項1にかかる
効果とともに、第2のフェンダ取付面がフロントエプロ
ンサイドパネルの上端縁とエプロンメンバの上端縁との
接合による二重構造であるため、第2のフェンダ取付面
の剛性が高いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例としてのフロントボディ構
造を示す一部破断した斜視図である。
【図2】図1のA−A線での断面によってフロントボデ
ィ構造の機能を示す断面図である。
【図3】同じく図1のA−A線での断面によってフロン
トボディ構造の機能を示す断面図である。
【図4】この発明の他の実施例のフロントボディ構造を
示す断面図である。
【図5】従来のフロントボディ構造を示す斜視図であ
る。
【図6】図5のB−B線での断面図である。
【符号の説明】 2 フロントエプロンサイドパネル 3 エプロンメンバ 4 アッパ部 5 フェンダエプロン 6 フェンダパネル 7 立上り部 8 取付フランジ 9 第1のフェンダ取付面 10 第2のフェンダ取付面 14 二重構造

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロントエプロンサイドパネルの上部内
    側面にエプロンメンバを固着して閉じ断面のアッパ部を
    持つフェンダエプロンを構成した車両のフロントボディ
    構造であって、前記フェンダエプロンのアッパ部におけ
    る前記エプロンメンバで構成される上面を、フェンダパ
    ネルの立上り部に形成された取付フランジを接合固定す
    る第1のフェンダ取付面として構成するとともに、前記
    エプロンメンバの上端縁を前記第1のフェンダ取付面よ
    り上側に立ち上げて外側に曲げ出し第1のフェンダ取付
    面より上位で外側に位置する第2のフェンダ取付面とし
    て形成したことを特徴とする車両のフロントボディ構
    造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の車両のフロントボディ
    構造であり、その第2のフェンダ取付面がフロントエプ
    ロンサイドパネルの上端縁とエプロンメンバの上端縁と
    の接合により構成されていることを特徴とする車両のフ
    ロントボディ構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008162428A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Daihatsu Motor Co Ltd 板重ね合わせ構造
US7520562B2 (en) 2003-01-15 2009-04-21 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Supporting member for a fender

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7520562B2 (en) 2003-01-15 2009-04-21 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Supporting member for a fender
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