JPH051498Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH051498Y2 JPH051498Y2 JP1986131338U JP13133886U JPH051498Y2 JP H051498 Y2 JPH051498 Y2 JP H051498Y2 JP 1986131338 U JP1986131338 U JP 1986131338U JP 13133886 U JP13133886 U JP 13133886U JP H051498 Y2 JPH051498 Y2 JP H051498Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inner panel
- engine hood
- panel
- step portion
- outer panel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 6
- 239000011324 bead Substances 0.000 description 3
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Superstructure Of Vehicle (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
この考案は、車輌等のエンジンフードの構造の
改良に関する。
改良に関する。
（従来の技術）
従来、エンジンフードＡを構成するインナーパ
ネルＣには第３図、第４図に示すように、アウタ
ーパネルＢのエンジンルーム側に、その一部が最
小限の剛性を保持するように放射状に突起して付
設されているものＤ、または衝撃に対してこれを
吸収しやすくするために、ビード部Ｅが設けられ
ている。その上、前記したように前面からの衝突
に対して開閉体がウインドガラス方向へ移動する
ことにより発生する損傷を防止するため、開閉体
に穿設された開口部が、フツクに係止すること
で、それに対応するもの（実開昭55−127666）が
提案されている。
ネルＣには第３図、第４図に示すように、アウタ
ーパネルＢのエンジンルーム側に、その一部が最
小限の剛性を保持するように放射状に突起して付
設されているものＤ、または衝撃に対してこれを
吸収しやすくするために、ビード部Ｅが設けられ
ている。その上、前記したように前面からの衝突
に対して開閉体がウインドガラス方向へ移動する
ことにより発生する損傷を防止するため、開閉体
に穿設された開口部が、フツクに係止すること
で、それに対応するもの（実開昭55−127666）が
提案されている。
（考案が解決しようとする問題点）
しかしながら、上記従来のものにおいて、イン
ナーパネルにビード部等を設ける場合、振動等に
よりインナーパネル自体の剛性劣化によるエンジ
ンフード破断や、エンジンが発生する振動によつ
て共振し、ガタやズレが生じる。また、エンジン
フードを持ち上げて、一方を固定する場合、その
構造による剛性不足のため、固定されない他方側
が撓曲する欠点がある。さらに、実開昭55−
127666の場合には、その構造が著しく複雑化し、
そのコストも極めて高いものとなる上、基本的に
はインナーパネル自体の剛性が向上するものでは
ないため、前記した従来のもののもつ欠点を有し
ている。そこで、この考案は、上記従来のものの
もつ欠点を改善するものであり、インナーパネル
単体又はインナーパネル、アウターパネルの結合
体の剛性を向上させ、外観品質を作業性を向上さ
せ、撓曲を防止しようとするものである。
ナーパネルにビード部等を設ける場合、振動等に
よりインナーパネル自体の剛性劣化によるエンジ
ンフード破断や、エンジンが発生する振動によつ
て共振し、ガタやズレが生じる。また、エンジン
フードを持ち上げて、一方を固定する場合、その
構造による剛性不足のため、固定されない他方側
が撓曲する欠点がある。さらに、実開昭55−
127666の場合には、その構造が著しく複雑化し、
そのコストも極めて高いものとなる上、基本的に
はインナーパネル自体の剛性が向上するものでは
ないため、前記した従来のもののもつ欠点を有し
ている。そこで、この考案は、上記従来のものの
もつ欠点を改善するものであり、インナーパネル
単体又はインナーパネル、アウターパネルの結合
体の剛性を向上させ、外観品質を作業性を向上さ
せ、撓曲を防止しようとするものである。
（問題点を解決するための手段）
そのために、アウターパネルとともにエンジン
フードを構成するインナーパネルの放射状になつ
ているリブの後半部において、インナーパネルを
車内方向に離隔してアウターパネルとの間隔を拡
大する段差部とし、さらにインナーパネルの上記
段差部より後方部分を幅広としてなるものであ
る。
フードを構成するインナーパネルの放射状になつ
ているリブの後半部において、インナーパネルを
車内方向に離隔してアウターパネルとの間隔を拡
大する段差部とし、さらにインナーパネルの上記
段差部より後方部分を幅広としてなるものであ
る。
（作用）
以上の構成をもつものであり、インナーパネル
の突設部後方すなわち、車の走行方向の後方部分
において、インナーパネルをアウターパネルより
車室方向に離隔して両者間の間隔を拡大して段差
部とし、さらに幅広くすることで、インナーパネ
ル自体が衝撃を受けても、この位置で屈曲して衝
撃を吸収し、これにかかる負荷を分散させ、その
結果剛性が著しく向上し、変形や外観の劣化を防
止することができる。
の突設部後方すなわち、車の走行方向の後方部分
において、インナーパネルをアウターパネルより
車室方向に離隔して両者間の間隔を拡大して段差
部とし、さらに幅広くすることで、インナーパネ
ル自体が衝撃を受けても、この位置で屈曲して衝
撃を吸収し、これにかかる負荷を分散させ、その
結果剛性が著しく向上し、変形や外観の劣化を防
止することができる。
（実施例）
この考案を図に示す実施例により更に説明す
る。１はこの考案の実施例であるエンジンフード
であり、このエンジンフード１はアウターパネル
２とインナーパネル３から構成されていて、イン
ナーパネル３の中央部には、軽量化及び衝撃時に
おけるエネルギーの分散のため放射状のリブ６が
縦横斜めに設けられている。この考案の実施例に
おいては、この縦横斜めに設けられているリブ６
の、従来においては、ビード部を配置していた場
所から後方すなわち車の前後方向の後半部に段差
部５を新たに設け、まず、その段差部５より前方
を小間隙I1とすると、後方をこれより大きい間隙
I2として、アウターパネル２とインナーパネル３
との間隔を前半部より拡大させ、さらにリブ６を
従来のもの、すなわち前半部のリブの幅に比べ幅
広の拡大のリブ部４とするものである。このた
め、インナーパネル３に設けた中央部の放射状と
なつたリブ６は、後方に行くに従つて拡大されて
いくことになり、インナーパネル３の剛性も著し
く向上し、さらに前面からの衝撃に対しては、イ
ンナーパネル３の段差部５が屈曲点となり、アウ
ターパネル２の変形を充分に促進することができ
るから、前面からの負荷（衝撃）に対して充分に
対応することができるものである。
る。１はこの考案の実施例であるエンジンフード
であり、このエンジンフード１はアウターパネル
２とインナーパネル３から構成されていて、イン
ナーパネル３の中央部には、軽量化及び衝撃時に
おけるエネルギーの分散のため放射状のリブ６が
縦横斜めに設けられている。この考案の実施例に
おいては、この縦横斜めに設けられているリブ６
の、従来においては、ビード部を配置していた場
所から後方すなわち車の前後方向の後半部に段差
部５を新たに設け、まず、その段差部５より前方
を小間隙I1とすると、後方をこれより大きい間隙
I2として、アウターパネル２とインナーパネル３
との間隔を前半部より拡大させ、さらにリブ６を
従来のもの、すなわち前半部のリブの幅に比べ幅
広の拡大のリブ部４とするものである。このた
め、インナーパネル３に設けた中央部の放射状と
なつたリブ６は、後方に行くに従つて拡大されて
いくことになり、インナーパネル３の剛性も著し
く向上し、さらに前面からの衝撃に対しては、イ
ンナーパネル３の段差部５が屈曲点となり、アウ
ターパネル２の変形を充分に促進することができ
るから、前面からの負荷（衝撃）に対して充分に
対応することができるものである。
（考案の効果）
以上のとおり、インナーパネルに設けたリブを
後方に向つてアウターパネルとの間隙と幅を拡大
することで、インナーパネル自体の剛性が強化さ
れ、さらにアウターパネルに結合する組立品とし
ての剛性と外観の品質、作業性の向上、また、エ
ンジンフードを固定したときに発生する撓み及び
湾曲を防止することができ、しかも、前方よりの
衝撃に対し、拡大リブ部と段差部により段差部が
容易に屈曲し、アウターパネルの変形を促進でき
る優れた効果をもつものである。
後方に向つてアウターパネルとの間隙と幅を拡大
することで、インナーパネル自体の剛性が強化さ
れ、さらにアウターパネルに結合する組立品とし
ての剛性と外観の品質、作業性の向上、また、エ
ンジンフードを固定したときに発生する撓み及び
湾曲を防止することができ、しかも、前方よりの
衝撃に対し、拡大リブ部と段差部により段差部が
容易に屈曲し、アウターパネルの変形を促進でき
る優れた効果をもつものである。
第１図及び第２図は、この考案の実施例を組み
込んだエンジンフードの斜視図と−断面図、
第３図、第４図は、従来のものの斜視図と−
断面図である。 １……エンジンフード、２……アウターパネ
ル、３……インナーパネル、４……拡大リブ部、
５……段差部、６……リブ。
込んだエンジンフードの斜視図と−断面図、
第３図、第４図は、従来のものの斜視図と−
断面図である。 １……エンジンフード、２……アウターパネ
ル、３……インナーパネル、４……拡大リブ部、
５……段差部、６……リブ。
Claims (1)
- アウターパネルとインナーパネルを間隙をもつ
て構成し、インナーパネルのリブのすべてに前後
方向ほぼ中間部に段差部を設け、上記間隙を段差
部より後方部分が前方部分に比べ、車内方向に離
隔し、かつ、前記すべての段差部より後方部分の
リブの幅を幅広に形成して拡大リブ部としてなる
エンジンフード。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986131338U JPH051498Y2 (ja) | 1986-08-29 | 1986-08-29 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986131338U JPH051498Y2 (ja) | 1986-08-29 | 1986-08-29 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6337479U JPS6337479U (ja) | 1988-03-10 |
| JPH051498Y2 true JPH051498Y2 (ja) | 1993-01-14 |
Family
ID=31029694
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986131338U Expired - Lifetime JPH051498Y2 (ja) | 1986-08-29 | 1986-08-29 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH051498Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4665542B2 (ja) * | 2005-02-10 | 2011-04-06 | マツダ株式会社 | 自動車の前部車体構造 |
| JP2010047966A (ja) * | 2008-08-21 | 2010-03-04 | Caterpillar Japan Ltd | ドアパネル |
| JP6237171B2 (ja) * | 2013-12-04 | 2017-11-29 | スズキ株式会社 | 車両用フード構造 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60124575A (ja) * | 1983-12-08 | 1985-07-03 | Nissan Motor Co Ltd | 自動車のエンジンフ−ド構造 |
| JPS6124227A (ja) * | 1984-07-13 | 1986-02-01 | Toshiba Corp | 気相成長装置 |
-
1986
- 1986-08-29 JP JP1986131338U patent/JPH051498Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60124575A (ja) * | 1983-12-08 | 1985-07-03 | Nissan Motor Co Ltd | 自動車のエンジンフ−ド構造 |
| JPS6124227A (ja) * | 1984-07-13 | 1986-02-01 | Toshiba Corp | 気相成長装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6337479U (ja) | 1988-03-10 |
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