JP3289588B2 - 車体前部構造 - Google Patents

車体前部構造

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JP3289588B2 JP01684396A JP1684396A JP3289588B2 JP 3289588 B2 JP3289588 B2 JP 3289588B2 JP 01684396 A JP01684396 A JP 01684396A JP 1684396 A JP1684396 A JP 1684396A JP 3289588 B2 JP3289588 B2 JP 3289588B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車体前部構造に係
り、特に、車両前後方向へ延びるアッパメンバを有する
車体前部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両前後方向へ延びるアッパメン
バを車体前部に有する自動車等の車両の車体前部構造の
一例としては、特開平4−63775号がある。
【0003】図6に示される如く、この車体前部構造で
は、略水平に車両前後方向へ延びるエプロンロアフレー
ム70の前部70Aと、フロントピラー72とを、斜め
に延びるエプロンアッパフレーム74(アッパメンバと
もいう)とで連結している。また、エプロンロアフレー
ム70の後半部70Bと、エプロンアッパフレーム74
の後半部74Aの側面等にビード76、78を形成して
おり、車体前部が衝撃力を受けた場合に、ビード76、
78を起点にエプロンロアフレーム70の後半部70B
と、エプロンアッパフレーム74の後半部74Aとが変
形して衝撃力を吸収するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この車
体前部構造では、エプロンアッパフレーム74の後半部
74Aの圧縮量を大きくするためには、ビード78の幅
を広くしたり、ビード78の数を多くする必要がある
が、これらは、エプロンアッパフレーム74の後半部7
4Aの剛性低下につながり、高荷重に対して、軸圧縮変
形過程でのエプロンアッパフレーム74の潰れ方が安定
しない恐れがある。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、アッパメンバ
が高荷重で軸圧縮変形し、且つ軸圧縮変形過程でのアッ
パメンバの潰れ方が安定する車体前部構造を得ることが
目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、車両前後方向へ延びるアッパメンバを有する車体前
部構造において、前記アッパメンバの車幅方向外側壁部
に車両前後方向に延びるビードと、該ビードの上下の稜
線を分断し上下方向に延びる切欠と、を備え、前記切欠
の車両後方に位置する前記ビードの後側面が、前記切欠
の車両前方に位置する前記ビードの前側面に対して車幅
方向にオフセットしていることを特徴としている。
【0007】従って、アッパメンバに後方荷重が作用す
ると、切欠の車両前方に位置するビードの前側面が、切
欠の車両後方に位置するビードの後側面に対して車幅方
向にオフセットした位置に食い込む。
【0008】請求項2記載の本発明は、車両前後方向へ
延びるアッパメンバを有する車体前部構造において、前
記アッパメンバの車幅方向外側壁部に車両前後方向に延
びるビードと、該ビードの上下の稜線を分断し上下方向
に延びる切欠と、を備え、前記切欠の車両後方に位置す
る前記ビードの後側面が、前記切欠の車両前方に位置す
る前記ビードの前側面より車幅方向外側に位置している
ことを特徴としている。
【0009】従って、アッパメンバに後方荷重が作用す
ると、切欠の車両前方に位置するビードの前側面が、切
欠の車両後方に位置するビードの後側面の車幅方向内側
に食い込む。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の車体前部構造の第1実施
形態を図1〜図3に従って説明する。
【0011】なお、図中矢印FRは車両前方方向を、矢
印INは車幅内側方向を、矢印UPは車両上方方向を示
す。
【0012】図1に示される如く、本第1実施形態の車
体前部構造では、車体上部に車両前後方向に沿って左右
一対のアッパメンバ10が配設されており、これらのア
ッパメンバ10は、それぞれサスタワー11の車幅方向
外側に配設されている。また、アッパメンバ10は、ア
ッパメンバ10の車幅方向外側部を構成するアッパメン
バアウタパネル12と、アッパメンバ10の車幅方向内
側部を構成するアッパメンバインナパネル14とで構成
されている。
【0013】アッパメンバアウタパネル12の車両前方
から見た断面形状は、車幅内側方向に開口部を向けたコ
字状とされており、開口上端部に形成された車幅内側方
向に延びる上フランジ12Aと、開口下端部に形成され
た車両下方に延びる下フランジ12Bが、それぞれ、ア
ッパメンバインナパネル14の上端部に形成された車幅
内側方向に延びる上フランジ14Aと、アッパメンバイ
ンナパネル14の下端縁部14Bとに溶着されている。
【0014】従って、アッパメンバ10は、アッパメン
バアウタパネル12とアッパメンバインナパネル14と
で形成される車両前後方向に延びる閉断面部16を備え
ている。なお、アッパメンバ10の後端部は、フロント
ピラー18に連結されている。
【0015】アッパメンバ10の車幅方向外側壁部とな
る、アッパメンバアウタパネル12の側壁部12Cの車
両上下方向中央部には、車両前後方向に延びるビード2
0が形成されている。このビード20は、車幅方向内側
へ向けて凹んでおり、前端部20Aがサスタワー11の
車両前方側近傍の部位にあり、後端部20Bが、フロン
トピラー18の車両前方側近傍の部位にある。
【0016】アッパメンバアウタパネル12の側壁部1
2Cには、車両上下方向に延びる切欠22が形成されて
いる。この切欠22は側面視で長円状となっており、ビ
ード20の上側の稜線20C、20D及び下側の稜線2
0E、20Fをそれぞれ分断している。
【0017】図2に示される如く、切欠22の車両後方
に位置するビード20の後側面20Gは、切欠22の車
両前方に位置するビード20の前側面20Hより車幅方
向外側に位置しており、アッパメンバ10に後方荷重が
作用すると、図2に想像線で示される如く、ビード20
の前側面20Hが、切欠22の車両後方に位置するビー
ド20の後側面20Gの車幅方向内側に食い込むように
なっている。
【0018】次に、本第1実施形態の作用に付いて説明
する。本第1実施形態では、アッパメンバ10に後方荷
重(図3の矢印F)が作用すると、ビード20の前側面
20Hとビード20の後側面20Gとが当接せず、図3
に示される様に、ビード20の前側面20Hが、切欠2
2の車両後方に位置するビード20の後側面20Gの車
幅方向内側に食い込む。
【0019】従って、切欠22が一本でもアッパメンバ
10の圧縮量を大きくできる。また、ビード20を形成
したため、アッパメンバ10の前後方向の剛性が大きく
低下することがなく、アッパメンバ10が高荷重で軸圧
縮変形し、且つ軸圧縮変形過程でのアッパメンバ10の
潰れ方が安定する。
【0020】次に、本発明の車体前部構造の第2実施形
態を図4及び図5に従って説明する。
【0021】なお、第1実施形態と同一部材に付いて
は、同一符号を付してその説明を省略する。
【0022】図4に示される如く、本第2実施形態で
は、切欠22の車両後方に位置するビード20の後側面
20Gが、切欠22の車両前方に位置するビード20の
前側面20Hより車幅方向内側に位置しており、アッパ
メンバ10に後方荷重が作用すると、図4に想像線で示
される如く、ビード20の前側面20Hが、切欠22の
車両後方に位置するビード20の後側面20Gの車幅方
向外側に食い込むようになっている。
【0023】次に、本第2実施形態の作用に付いて説明
する。本第2実施形態では、アッパメンバ10に後方荷
重(図3の矢印F)が作用すると、ビード20の前側面
20Hとビード20の後側面20Gとが当接せず、図5
に示される様に、ビード20の前側面20Hが、切欠2
2の車両後方に位置するビード20の後側面20Gの車
幅方向外側に食い込む。
【0024】従って、切欠22が一本でもアッパメンバ
10の圧縮量を大きくできる。また、ビード20を形成
したため、アッパメンバ10の前後方向の剛性が大きく
低下することがなく、アッパメンバ10が高荷重で軸圧
縮変形し、且つ軸圧縮変形過程でのアッパメンバ10の
潰れ方が安定する。
【0025】以上に於いては、本発明を特定の実施形態
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。例えば、上記各実施形態では、ビード20を車幅
方向内側へ向けて凹ませたが、これに代えてビード20
を車幅方向外側へ向けて凹ませても良い。また、上記各
実施形態では、ビード20及び切欠22をそれぞれ一本
にしたが、ビード20及び切欠22はそれぞれ複数本形
成しても良い。
【0026】
【発明の効果】請求項1記載の本発明は、車両前後方向
へ延びるアッパメンバを有する車体前部構造において、
アッパメンバの車幅方向外側壁部に車両前後方向に延び
るビードと、ビードの上下の稜線を分断し上下方向に延
びる切欠と、を備え、切欠の車両後方に位置するビード
の後側面が、切欠の車両前方に位置するビードの前側面
に対して車幅方向にオフセットしている構成としたの
で、アッパメンバが高荷重で軸圧縮変形し、且つ軸圧縮
変形過程でのアッパメンバの潰れ方が安定するという優
れた効果を有する。
【0027】請求項2記載の本発明は、車両前後方向へ
延びるアッパメンバを有する車体前部構造において、ア
ッパメンバの車幅方向外側壁部に車両前後方向に延びる
ビードと、ビードの上下の稜線を分断し上下方向に延び
る切欠と、を備え、切欠の車両後方に位置するビードの
後側面が、切欠の車両前方に位置するビードの前側面よ
り車幅方向外側に位置している構成としたので、アッパ
メンバが高荷重で軸圧縮変形し、且つ軸圧縮変形過程で
のアッパメンバの潰れ方が安定するという優れた効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る車体前部構造を示
す車両前方斜め外側から見た斜視図である。
【図2】図1の一部を示す図1の2−2線に沿った断面
図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る車体前部構造の作
用を示す車両前方斜め外側から見た斜視図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係る車体前部構造を示
す図2に対応する断面図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る車体前部構造の作
用を示す車両前方斜め外側から見た斜視図である。
【図6】従来の実施形態に係る車体前部構造を示す車両
前方斜め外側から見た斜視図である。
【符号の説明】
10 アッパメンバ 12 アッパメンバアウタパネル 12C アッパメンバアウタパネルの側壁部 14 アッパメンバインナパネル 20 ビード 20C ビードの上側の稜線 20D ビードの上側の稜線 20E ビードの下側の稜線 20F ビードの下側の稜線 20G ビードの後側面 20H ビードの前側面 22 切欠
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−8677(JP,A) 特開 平4−63775(JP,A) 実開 昭57−37081(JP,U) 実開 昭60−6674(JP,U) 実開 昭62−111279(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 25/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両前後方向へ延びるアッパメンバを有
    する車体前部構造において、前記アッパメンバの車幅方
    向外側壁部に車両前後方向に延びるビードと、該ビード
    の上下の稜線を分断し上下方向に延びる切欠と、を備
    え、前記切欠の車両後方に位置する前記ビードの後側面
    が、前記切欠の車両前方に位置する前記ビードの前側面
    に対して車幅方向にオフセットしていることを特徴とす
    る車体前部構造。
  2. 【請求項2】 車両前後方向へ延びるアッパメンバを有
    する車体前部構造において、前記アッパメンバの車幅方
    向外側壁部に車両前後方向に延びるビードと、該ビード
    の上下の稜線を分断し上下方向に延びる切欠と、を備
    え、前記切欠の車両後方に位置する前記ビードの後側面
    が、前記切欠の車両前方に位置する前記ビードの前側面
    より車幅方向外側に位置していることを特徴とする車体
    前部構造。
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