JP6663588B2 - 車両のルーフ構造 - Google Patents

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Description

本発明は、キャブの後方に荷箱が搭載される車両のルーフ構造に関する。
特許文献1には、荷台にバンが設置されたバン型トラックが記載されている。このトラックのキャブのルーフ前端部には、略全幅にわたって樹脂製で板状の基材が取付けられ、さらに、該基材の前端部中央には別体のエアベーンが突設されている。基材は、キャブのルーフに形成した凹部を覆うようにして取付けられ、フロントガラスの上端とルーフ面との間に連続感をもたらすように配慮されている。エアベーンは、樹脂を成形した長さLの細長い部品であり、その前壁が走行風の気流を斜め上方へ変化させるような断面形状になっている。エアベーンの長さLは、バンの幅Wに対して中央部の18%〜40%程度とする。
実開平5−64079号公報
特許文献1に記載のトラックでは、基材がキャブのルーフ前端部の略全幅にわたって配慮され、エアベーンがバンの幅Wに対して中央部の18%〜40%程度の長さLで基材の前端部中央に突設されるので、キャブの車幅方向外側の斜め前方(以下、単に斜め前方という)からの走行風をキャブの前面に受けると、基材とエアベーンとの境目(以下、エアベーンの両端という)に車幅方向の両端部に走行風が当たる。このため、エアベーンの両端の形状によっては、斜め前方からの走行風を上方へ案内することができず、走行風が荷箱の前面に衝突して車両が受ける空気抵抗が増大するおそれがある。例えば、エアベーンの両端が開口している場合には、斜め前方からの走行風が、エアベーンの両端からエアベーンの内部に入り込み、空気抵抗が増大するおそれがある。
そこで、本発明は、キャブの斜め前方からの走行風による空気抵抗を低減させることが可能なキャブのルーフ構造の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本開示は、キャブの後方に荷箱が搭載され、荷箱の前面がキャブのルーフよりも上方に露出する車両のルーフ構造であって、ルーフ前面部とルーフ上面部とルーフ前上角部とを備える。ルーフ前面部は、キャブのフロントガラスの上端縁部から上方へ延びる。ルーフ上面部は、ルーフ前面部よりも後上方に配置されて上下方向と交叉する。ルーフ前上角部は、断面弧状の左右1対の湾曲面部と断面略L字状の突出面部と左右1対の側面部とを有し、ルーフ前面部の上方且つルーフ上面部の前方で車幅方向に延びてルーフ前面部とルーフ上面部とを連結する。左右1対の湾曲面部は、ルーフ前上角部の車幅方向両端部に上側に湾曲した状態で配置されてルーフ前面部とルーフ上面部との間を閉止する。断面略L字状の突出面部は、左右の湾曲面部の間の略全域で車幅方向に延びて左右の湾曲面部よりも上側に突出してルーフ前面部とルーフ上面部との間を閉止する。左右1対の側面部は、車幅方向と交叉して突出面部の車幅方向両端縁と左右の湾曲面部の車幅方向内端縁との間を閉止する。
本発明の第1の態様は、上記開示に係る車両のルーフ構造であって、ルーフ上面部は、上方へ突出した状態で前後方向に延びて車幅方向に互いに離間して配置される複数のビードを有する。ルーフ前上角部の左右の側面部は、ルーフ上面部の複数のビードのうち車幅方向両端側のビードよりも車幅方向外側にそれぞれ配置される。
上記構成では、ルーフ前上角部の左右の側面部が、車幅方向と交叉して突出面部の車幅方向両端縁と左右の湾曲面部の車幅方向内端縁との間を閉止するので、ルーフが斜め前方からの走行風を受けた際に、左右の湾曲面部に沿って上方の車幅方向内側へ流れる走行風が左右の側面部に当たると、左右の側面部によって走行風が上方へ案内される。このように、斜め前方からの走行風を左右の側面部によって上方へ案内することができるので、荷箱の前面への走行風の衝突を抑えて空気抵抗を低減することができる。また、ルーフ前上角部の左右の側面部が、車幅方向と交叉して突出面部の車幅方向両端縁と左右の湾曲面部の車幅方向内端縁との間を閉止するので、突出面部の内部への走行風の入り込みを防止することができ、空気抵抗を低減することができる。
また、ルーフ前上角部は、その車幅方向両端部に配置される断面弧状の左右の湾曲面部と、左右の湾曲面部の間の略全域で車幅方向に延びて左右の湾曲面部よりも上側に突出する断面略L字状の突出面部とを有する。このため、車両の走行中のキャブの正面からの走行風は、ルーフの車幅方向外端部では、左右の湾曲面部によって後方へ案内され、ルーフの車幅方向外端部の間の車幅方向中央部の略全域では、突出面部によって上方へ案内される。このように、ルーフ前上角部の車幅方向両端部を除く車幅方向中央部の略全域で、走行風を上方へ案内することができるので、荷箱の前面への走行風の衝突を抑えて空気抵抗を低減することができる。
また、ルーフ前上角部の車幅方向両端部が断面弧状の湾曲面部であり、鋭角の角部ではないので、例えば、ルーフを金属製の板体によって構成し、ルーフ前上角部の車幅方向両端部に対して他の板体(ルーフの車幅方向両側で起立する側板等)を前後方向に重ねた状態で接合する際には、その接合面を合わせ易く、接合作業を容易に行うことができる。
本発明の第2の態様は、上記第1の態様の車両のルーフ構造であって、ルーフ前面部は、フロントガラスの上端縁部からフロントガラスの延設方向に沿って上方へ延びる。ルーフ前上角部の突出面部は、ルーフ前面部を延設方向に沿って上方へ延長した上側前面部と、上側前面部の上端縁から後方のルーフ上面部へ連続する前側上面部とを有する
上記構成では、ルーフ前面部と、ルーフ前上角部の突出面部の上側前面部とが、フロントガラスの延設方向に沿って延びるので、キャブの前面の凹凸を抑えることができ、キャブの前面の空気抵抗を低減することができる。
本発明によれば、キャブの斜め前方からの走行風による空気抵抗を低減させることができる。
本発明の一実施形態に係るトラックの前部の斜視図である。 図1のトラックのルーフパネルの斜視図である。 ルーフパネルの平面図である。 図2のIV−IV矢視断面図である。 図2のV−V矢視断面図である。 他の実施形態に係るルーフ前面部の断面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において、FRは車両の前方を、UPは上方を、INは車幅方向内側をそれぞれ示す。また、以下の説明において、左右方向は車両前方を向いた状態での左右方向を意味する。
図1に示すように、本実施形態に係るルーフ構造は、キャブ2が概ねエンジン(図示省略)の上方に配置されるキャブオーバー型のトラック(車両)1のキャブ2のルーフパネル(ルーフ)10に適用される。このトラック1は、キャブ2の内部スペース(車室3)を上方へ拡大したハイルーフ型のトラック1であり、キャブ2の後方に荷箱4を搭載する。荷箱4は、その前面4aの上端縁が、キャブ2のルーフパネル10よりも上方に配置されて、荷箱4の前面4aがルーフパネル10の上面よりも上方に露出している。
キャブ2は、車室3の前方で起立してフロントガラス5が固定されるフロントパネル2aと、車室3の左右両側で起立してドア6が取り付けられる左右1対のサイドパネル2bと、車室3の後方で起立するバックパネル(図示省略)と、上方へ突出して車室3の上方を塞ぐルーフパネル10とを有し、内部に車室3を区画する。フロントパネル2aの上端縁部と左右のサイドパネル2bの上端縁部とバックパネルの上端縁部とは、略同じ高さ位置に配置される。なお、図1には、左右のサイドパネル2bのうち左側のサイドパネル2bが図示されている。
図1〜図3に示すように、ルーフパネル10は、上方へ突出して下方へ開口する箱状に形成され、その下端縁部がフロントパネル2aの上端縁部、左右のサイドパネル2bの上端縁部、及びバックパネル(図示省略)の上端縁部に固定されて、車室3を上方へ拡大する。ルーフパネル10は、例えば、金属製の第1パネル11、第2パネル12、第3パネル13、及び第4パネル14を互いに接合して形成される。
第1パネル11は、キャブ2のフロントパネル2aのフロントガラス5の上方に配置され、フロントガラス5の上端縁部と固定されてフロントガラス5の上端縁部に沿って起立し、その上端部が後方へ湾曲する。第2パネル12は、キャブ2の上方を区画する上面パネル12aと、上面パネル12aの後端縁から曲折して下方へ延びる後面パネル12bとを一体的に有する。上面パネル12aの前端縁部は、第1パネル11の上端縁部に接合される。後面パネル12bは、キャブ2のバックパネルの上端縁部に固定されてバックパネルの上端縁部に沿って起立する。第3パネル13は、キャブ2の左側のサイドパネル2bの上端縁部に固定されて該サイドパネル2bの上端縁部に沿って起立する。第4パネル14は、キャブ2の右側のサイドパネル2bの上端縁部に固定されて該サイドパネル2bの上端縁部に沿って起立する。第3パネル13及び第4パネル14は、車幅方向と交叉する側面部13a,14aと、側面部13a,14aの前端縁から湾曲して車幅方向内側へ延びる前湾曲部13b,14bと、側面部13a,14aの上端縁から湾曲して車幅方向内側へ延びる上湾曲部13c,14cと、側面部13a,14aの後端縁から湾曲して車幅方向内側へ延びる後湾曲部13d,14dとが一体形成される。第3パネル13及び第4パネル14の前湾曲部13b,14bは、第1パネル11の車幅方向両端部に接合され、上湾曲部13c,14cは、第2パネル12の上面パネル12aの車幅方向両端部に接合され、後湾曲部13d,14dは、第2パネル12の後面パネル12bの車幅方向両端部に接合される。
ルーフパネル10は、第1パネル11、第2パネル12、第3パネル13、及び第4パネル14が接合された状態で、ルーフ前面部15と、ルーフ上面部16と、ルーフ前上角部17とを備える。
図2〜図5に示すように、ルーフ前面部15は、第1パネル11、第3パネル13の前湾曲部13b、及び第4パネル14の前湾曲部14bの下部領域(図2中に1点鎖線7で示す位置よりも下方の領域)によって構成され、フロントガラス5の上端縁部から上方へフロントガラス5の上下方向の延設方向(以下、単に延設方向という)に沿って延びる。ルーフ前面部15の上端15bは、ルーフパネル10の前面の所定の高さ位置(図2中に1点鎖線7で示す位置)に配置される。すなわち、ルーフ前面部15とは、キャブ2の前面のうちフロントガラス5よりも上方且つ所定の高さ位置(本実施形態では、図2中に1点鎖線7で示す位置)よりも下方の領域を構成する部分である。ルーフ前面部15の前面15aとフロントガラス5の前面5aとは、略同一平面上に配置される。ルーフ前面部15の車幅方向両端部には、第1パネル11の上記下部領域の車幅方向両端部と、第3パネル13及び第4パネル14の前湾曲部13b,14bの上記下部領域とが前後方向に重なった状態で接合される接合部24が、上下方向に延びている。
ルーフ上面部16は、第2パネル12の上面パネル12a、第3パネル13の上湾曲部13c、及び第4パネル14の上湾曲部14cによって構成され、ルーフ前面部15よりも後上方に配置されて上下方向と交叉し、キャブ2の上方を区画する。ルーフ上面部16の前端16aは、ルーフパネル10の上面のうち、ルーフ前面部15の上端15bの後上方の所定の位置(図3中に1点鎖線8で示す位置)に配置される。すなわち、ルーフ上面部16とは、キャブ2のルーフパネル10の上面のうち所定の位置(本実施形態では、図3中に1点鎖線8で示す位置)よりも後方の領域を構成する部分である。ルーフ上面部16は、上面パネル12aに形成される複数(本実施形態では、9本)のビード18を有する。複数のビード18は、3本の大ビード18a及び6本の小ビード18bであって、上方に突出した状態で前後方向に互いに平行にそれぞれ延びる。大ビード18a幅(車幅方向の長さ)は、小ビード18bよりも大きい。3本の大ビード18aのうちの1本は、上面パネル12aの車幅方向中央部に配置され、残り2本は、上面パネル12aの車幅方向両端部に配置される。3本の大ビード18aの間の2つの領域には、小ビード18bが左右に3本ずつ略等間隔で配置される。複数のビード18の前端は、ルーフ上面部16の前端16aから後方に離間し、車両の前後方向の略同じ位置にそれぞれ配置される。
ルーフ前上角部17は、ルーフ前面部15の上端15bとルーフ上面部16の前端16aとを連結するルーフパネル10の前上方の角部であって、第1パネル11、第3パネル13の前湾曲部13b、及び第4パネル14の前湾曲部14bの上部領域(図2中に1点鎖線7で示す位置よりも上方の領域)によって構成され、ルーフ前面部15の上方且つルーフ上面部16の前方で車幅方向に延びる。ルーフ前上角部17は、左右1対の湾曲面部19と突出面部20と左右1対の側面部21とを有する。
左右の湾曲面部19は、第1パネル11の上記上部領域の車幅方向両端部、第3パネル13の上記上部領域の前湾曲部13b、及び第4パネル14の上記上部領域の前湾曲部14bによって構成され、ルーフ前上角部17の車幅方向両端部に配置されてルーフ前面部15とルーフ上面部16との間を閉止する。左右の湾曲面部19は、ルーフ前面部15の車幅方向両端部の上端15bからルーフ前面部15の延設方向よりも後上方へ滑らかに傾斜して湾曲し、ルーフ上面部16の車幅方向両端部の前端16aまで延びる。左右の湾曲面部19の車幅方向に直交する断面形状は、上側に湾曲する弧状である。左右の湾曲面部19の車幅方向外端部には、第1パネル11の上記上部領域の車幅方向両端部と、第3パネル13及び第4パネル14の前湾曲部13b,14bの上記上部領域とが前後方向に重なった状態で接合される接合部25が、左右の湾曲面部19の湾曲方向に沿って延びている。
突出面部20は、第1パネル11の車幅方向中央部によって構成され、左右の湾曲面部19の間の略全域で車幅方向に延びて左右の湾曲面部19よりも上側に突出し、ルーフ前面部15とルーフ上面部16との間を閉止する。突出面部20の車幅方向両端は、上面パネル12aの車幅方向両端部の大ビード18aよりも車幅方向外側に配置される。突出面部20は、ルーフ前面部15の車幅方向中央部の上端15bからフロントガラス5及びルーフ前面部15の延設方向に沿って上方へ延長した上側前面部22と、上側前面部22の上端縁から後方へ湾曲してルーフ上面部16の車幅方向中央部の前端16aへ連続する前側上面部23とを有し、断面略L字状に形成される。上側前面部22と前側上面部23とが交叉する湾曲部は、上側に湾曲し、その曲率半径は、左右の湾曲面部19の曲率半径よりも小さい。前側上面部23の後端縁部は、後下方へ傾斜し、ルーフ上面部16の前端16aへ連続する。突出面部20の前側上面部23の上面は、複数のビード18の上面と略同じ高さ位置に配置される。すなわち、突出面部20の前側上面部23の上面と複数のビード18の上面との間には、車幅方向に延びる凹部26が形成されている。なお、本発明において上側に湾曲するとは、ルーフ前面部15の上端15bとルーフ上面部16の前端16aとを結ぶ仮想平面(図4中に1点鎖線9で示す線を車幅方向に延長した面)から上側へ向かって突出するように湾曲する意味で使用している。
左右の側面部21は、第1パネル11の一部であって、車幅方向と交叉して、左右の湾曲面部19の車幅方向内端縁と、突出面部20の上側前面部22の車幅方向外端縁と、突出面部20の前側上面部23の車幅方向外端縁との間を閉止する。左右の側面部21は、左右の湾曲面部19の車幅方向内端縁から上方の車幅方向内側へ僅かに傾斜した状態で起立する。
上記のように構成されたトラック1のルーフパネル10では、ルーフ前上角部17の左右の側面部21が、車幅方向と交叉して、左右の湾曲面部19の車幅方向内端縁と、突出面部20の上側前面部22の車幅方向外端縁と、突出面部20の前側上面部23の車幅方向外端縁との間を閉止するので、ルーフパネル10が斜め前方からの走行風を受けた際に、左右の湾曲面部19に沿って上方の車幅方向内側へ流れる走行風が左右の側面部21に当たると、左右の側面部21によって走行風が上方へ案内される。このように、斜め前方からの走行風を左右の側面部21によって上方へ案内することができるので、荷箱4の前面4aへの走行風の衝突を抑えて空気抵抗を低減することができる。また、左右の側面部21が、車幅方向と交叉して左右の湾曲面部19の車幅方向内端縁と、突出面部20の上側前面部22の車幅方向外端縁と、突出面部20の前側上面部23の車幅方向外端縁との間を閉止するので、突出面部20の内部への走行風の入り込みを防止することができ、空気抵抗を低減することができる。
従って、本実施形態によれば、キャブ2の斜め前方からの走行風による空気抵抗を低減させることができる。
また、ルーフパネル10の前上方のルーフ前上角部17が、車幅方向両端部の左右の湾曲面部19と、左右の湾曲面部19の間の略全域で車幅方向に延びて左右の湾曲面部19よりも上側に突出する突出面部20とを有する。このため、トラック1の走行中のキャブ2の正面からの走行風は、ルーフパネル10のルーフ前上角部17の車幅方向外端部では、左右の湾曲面部19によって後方へ案内され、ルーフ前上角部17の車幅方向外端部の間の車幅方向中央部の略全域では、突出面部20によって上方へ案内される。このように、ルーフ前上角部17の車幅方向両端部を除く車幅方向中央部の略全域で、走行風を上方へ案内することができるので、荷箱4の前面4aへの走行風の衝突を抑えて空気抵抗を低減することができる。
また、ルーフ前面部15とルーフ前上角部17の突出面部20の上側前面部22とが、フロントガラス5の延設方向に沿って延びるので、キャブ2の前面の凹凸を抑えることができ、キャブ2の前面の空気抵抗を低減することができる。
また、ルーフ前上角部17の車幅方向両端部が断面弧状の湾曲面部19であり、鋭角の角部ではないので、第1パネル11の車幅方向両端部と、第3パネル13及び第4パネル14の前湾曲部13b,14bとを接合する際に、前後方向に重ね易く、接合作業を容易に行うことができる。
なお、本実施形態では、ルーフパネル10を、金属製の複数のパネル11,12,13,14によって形成したが、これに限定されるものではなく、例えば、樹脂製のパネルによって形成されてもよい。
また、本実施形態では、個別に形成された4つのパネル11,12,13,14を互いに接合してルーフパネル10を形成したが、これに限定されるものではない。例えば、ルーフパネル10を形成するためのパネルの枚数は、上記に限定されない。また、各パネル(本実施形態では、第1パネル11、第2パネル12、第3パネル13、及び第4パネル14)の接合位置(分割位置)も上記に限定されない。
また、本実施形態では、ルーフ前面部15を、フロントガラス5の延設方向に沿って延ばしたが、ルーフ前面部15を延ばす方向は、これに限定されるものではない。
また、本実施形態では、突出面部20の上側前面部22を、フロントガラス5及びルーフ前面部15の延設方向に沿って延ばしたが、上側前面部22を延ばす方向は、これに限定されるものではない。
また、本実施形態では、ルーフパネル10の第1パネル11とフロントガラス5の上端縁部とを固定したが、これに限定されるものではない。例えば、図6に示すように、フロントガラス5の上方にフロントガラス5の上端縁部を支持する枠部30が設けられる場合には、枠部30に対してルーフパネル10の第1パネル11を固定してもよい。この場合、キャブ2の前面のうちフロントガラス5よりも上方且つ所定の高さ位置よりも下方の領域を構成する部分であるルーフ前面部には、第1パネル11の前面を構成する部分の他に枠部30の前面部30aも含まれる。
以上、本発明について、上記実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明は上記実施形態の内容に限定されるものではなく、当然に本発明を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。すなわち、この実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例および運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論である。
例えば、上記実施形態では、本発明に係るルーフ構造を、ハイルーフ型の車両のキャブ2のルーフパネル10に適用したが、これに限定されるものではなく、通常のルーフ高の車両のキャブのルーフパネルに適用してもよい。この場合、ルーフ前面部15の上下方向の長さが極端に短くなってもよい。例えば、ルーフ前面部15の上下方向の長さが、突出面部20の上側前面部22の上下方向の長さより短くてもよい。
1:トラック(車両)
2:キャブ
4:荷箱
4a:荷箱の前面
5:フロントガラス
10:ルーフパネル(ルーフ)
15:ルーフ前面部
16:ルーフ上面部
17:ルーフ前上角部
19:左右1対の湾曲面部
20:突出面部
21:左右1対の側面部
22:上側前面部
23:前側上面部

Claims (2)

  1. キャブの後方に荷箱が搭載され、前記荷箱の前面が前記キャブのルーフよりも上方に露出する車両のルーフ構造であって、
    前記キャブのフロントガラスの上端縁部から上方へ延びるルーフ前面部と、
    上方へ突出した状態で前後方向に延びて車幅方向に互いに離間して配置される複数のビードを有し、前記ルーフ前面部よりも後上方に配置されて上下方向と交叉するルーフ上面部と、
    前記ルーフ前面部の上方且つ前記ルーフ上面部の前方で車幅方向に延びて前記ルーフ前面部と前記ルーフ上面部とを連結するルーフ前上角部と、を備え、
    前記ルーフ前上角部は、車幅方向両端部に上側に湾曲した状態で配置されて前記ルーフ前面部と前記ルーフ上面部との間を閉止する断面弧状の左右1対の湾曲面部と、前記左右の湾曲面部の間の略全域で車幅方向に延びて前記左右の湾曲面部よりも上側に突出して前記ルーフ前面部と前記ルーフ上面部との間を閉止する断面略L字状の突出面部と、車幅方向と交叉して前記突出面部の車幅方向両端縁と前記左右の湾曲面部の車幅方向内端縁との間を閉止する左右1対の側面部とを有し、
    前記ルーフ前上角部の前記左右の側面部は、前記ルーフ上面部の前記複数のビードのうち車幅方向両端側のビードよりも車幅方向外側にそれぞれ配置される
    ことを特徴とする車両のルーフ構造。
  2. 請求項1に記載のルーフ構造であって、
    前記ルーフ前面部は、前記フロントガラスの前記上端縁部から前記フロントガラスの延設方向に沿って上方へ延び、
    前記ルーフ前上角部の前記突出面部は、前記ルーフ前面部を前記延設方向に沿って上方へ延長した上側前面部と、前記上側前面部の上端縁から後方の前記ルーフ上面部へ連続する前側上面部とを有する
    ことを特徴とする車両のルーフ構造。
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