JP6595426B2 - バックパネルと荷台構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の荷台とキャビンを隔てるバックパネルと荷台構造に関する。
従来、この種のバックパネルとして、運転室と荷室とを画成する自動車用バックパネルの防振構造において、前記バックパネルに車体上下方向に延びる補強用ビードを車幅方向に並列させて形成し、該各ビードの車幅方向ピッチを、車幅方向中央部が外側より密になるように不等ピッチにし、これにより走行中に発生する振動騒音を抑制できるようにしたもの(例えば特許文献1)や、多数の縦ビードを設けたキャブのバックパネルにおいて、フロアに固定されているベルトアンカ近傍の複数の縦ビードの下部をフロアとバックパネルとの溶接部位から上方へ大きく離間して横ビードで連係し、これによりフロア部に荷重が入力された場合、局部的な変形を防止したもの(例えば特許文献2)や、車幅方向に沿って立設され、キャブの後部を区画するキャブバックパネルであって、ベース部と、前記ベース部から曲折形成され、上下方向に延びて車幅方向に並ぶ複数のビードと、を備え、前記複数のビードは、前記ベース部から一方向に突出する第1のビードと、車両前方及び車両後方のうち他方向に突出する第2のビードと、を含み、前記ベース部のうち車幅方向両側の第1領域には、前記複数のビードのうち前記第1のビードのみが設けられ、前記ベース部のうち車幅方向中央の第2領域には、前記複数のビードのうち前記第2のビードのみが設けられ、これにより異音の発生抑制に必要な面剛性を確保しつつ、板厚をさらに減少させて軽量化を図ったもの(例えば特許文献3)がある。
ところで、前記バックパネルの後部の荷台には、各種の積載物が積載され、例えば自動二輪車を搭載する際、荷台の全長が短いと、積載することができかったり、斜めにして搭載したりしなければならず、特に、小型の運搬車両においては、積載し難い場合があった。
また、荷台への積載物の固定には固定用ベルト(例えば特許文献4)が用いられており、前記固定用ベルトを自動二輪車に掛け、その固定用ベルトの両端を荷台のフックに引っ掛けて固定しているが、固定用ベルトにより固定されるまで二輪車の姿勢を保持する必要があり、一人で作業することが難しく、複数人で作業を行う必要があった。また、車輪がタイヤ止めなどにより固定されていないため、複数の固定用ベルトにより確実に固定する必要があった。
さらに、片側にスタンドを有する二輪車で、スタンドにより自立させた場合、車体が斜めになるため、固定用ベルトによる固定作業が煩雑となり、しかも、車体を前輪と後輪とスタンドの3点で支持するため、固定用ベルトで荷台に押え付けるように固定すると、スタンドに無理な力が加わる虞もある。
これに対し、タイヤ止めとして、自動二輪車の前後のタイヤが嵌合する嵌合溝を有するタイヤ固定具(例えば特許文献5)が提案されており、タイヤを嵌合溝に嵌合することによりタイヤの移動を防止することができ、固定用ベルトを用いた固定作業を一人で行うこともできる。
しかし、タイヤ固定具を荷台に固定すると、自動二輪車以外を積載する場合、タイヤ固定具が邪魔となる。そこで、タイヤ固定具を取外し可能に設けたとしても、その都度、取付け及び取外しを行わなければならず、作業が煩雑となる。
また、前後のタイヤ固定具の前端と後端の間隔が、自動二輪車の全長より長くなるため、狭い荷台ではスペースを取るため使用に不向きである。
そして、上記従来技術のバックパネルでは、振動騒音の抑制(特許文献1),変形防止(特許文献2)や面剛性の確保(特許文献3)については考慮されているが、積載車両の運搬については考慮されていない。
特開平11−34931号公報 特許第3426112号公報 特許第4081777号公報 特開2009−126521号公報 実開平2−102891号公報
そこで、本発明は上記した問題点に鑑み、積載車両の積載時に荷台のスペース効率を向上させることができるバックパネルと荷台構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、運搬車両の荷台とキャビンを隔てるバックパネルであって、パネル本体と、このパネル本体に設けられた車輪用溝とを備え、前記車輪用溝は、前記運搬車両の前方に向かって凹形状となると共に、前記荷台に積載した積載車両の車輪の一部が挿入され、前記車輪用溝は、開口部と、溝底部と、前記開口
部と前記溝底部を繋ぐように対向する側部とを備え、前記開口部は前記運搬車両の幅方向よりも上下方向に長く形成されており、前記溝底部は、車両側面視で湾曲状の部分を有し、前記開口部の上縁部と前記溝底部の前記湾曲状の部分の上縁が連結され、前記車輪用溝に前記車輪の一部を挿入した状態で、前記車輪用溝が前記車輪を支持するように構成したことを特徴とする。
請求項に係る発明は、前記車輪用溝が前記運搬車両の幅方向に並んで複数設けられていることを特徴とする。
請求項に係る発明は、前記パネル本体は、前記車輪用溝の上方が前方へ傾斜していることを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項1記載のバックパネルを備えた前記運搬車両の荷台構造において、前記荷台の床面には、前記車輪用溝に対応して前記車輪が挿入可能な凹部を設けたことを特徴とする。
請求項1の構成によれば、積載車両の積載時にスペース効率を向上することができる。
請求項の構成によれば、車輪を支持することができる。
請求項の構成によれば、車輪が安定する。
請求項の構成によれば、複数の積載車両を積載可能であり、車輪用溝を座席位置にずらすことができる。
請求項の構成によれば、積載車両の前部のバックパネルへの干渉を回避できる。
請求項の構成によれば、車輪用溝及び凹部に挿入した車輪が安定する。
本発明の実施例1を示す断面図である。 同上、荷台構造の斜視図である。 同上、バックパネルの斜視図である。 同上、バックパネルの断面図である。 同上、後板を外した状態の運搬車両の背面図である。 同上、キャビン内の斜視図である。 本発明の参考を示す断面図である。 同上、荷台構造の斜視図である。 本発明の実施例を示す断面図である。 本発明の実施例を示す断面図である。 本発明の実施例を示す断面図である。 本発明の実施例を示す断面図である。 本発明の実施例を示す断面図である。 本発明の実施例を示す断面図である。 本発明の実施例を示す運搬車両の背面図である。
以下、図面を参照して、本発明のバックパネルと運搬車両の荷台構造の実施例について説明する。
図1〜図6は本発明の実施例1を示す。同図に示すように、自走式の運搬車両である小型トラック1は、車体本体2に、乗員が乗る部屋であるキャビン3と、このキャビン3の後部に設けた荷台4とを備え、また、前記キャビン3の後面に該キャビン3と前記荷台4とを隔てるバックパネル5が設けられている。
前記キャビン3には、その上部にはルーフパネル6が設けられ、その側面にはサイドパネル7,7が設けられ、その前面にフロントパネル(図示せず)が設けられており、前記バックパネル5がキャビン3の後面を塞ぐようにして設けられている。また、前記車体本体2の下部に前輪9,9と後輪9A,9Aが設けられている。
前記バックパネル5は、平板状のパネル本体10と、車両前方に向かって凹形状となる車輪用溝11とを一体に備え、この車輪用溝11は積載車両として自動二輪車101の前輪102を挿入することができ、さらに、前記車輪用溝11により前記前輪102を支持するように構成している。尚、前輪102が、自動二輪車101の車輪である。
前記バックパネル5のパネル本体10の上部中央には、横長のリアウインド開口部12が形成され、このリアウインド開口部12に透光性を有するリアウインドパネル13が装着されている。
図1などに示すように、前記パネル本体10は、前記荷台4の床面4A側から上方に延びるにつれて、前方へ傾斜している。また、パネル本体10は、前記車輪用溝11の上方に位置するパネル本体上部10Aが、下部に比べて大きく車両前側に傾斜している。さらに、前記パネル本体10の上縁には、前側に略水平に折り曲げた折曲げ縁部10Fが形成されている。また、前記リアウインド開口部12と折曲げ縁部10Fとの間で左右方向中央に、略矩形の装着孔14が設けられ、この装着孔14にブレーキランプ15が設けられる。
前記荷台4は、床面4Aの左右に左右の側板16,16と後板(図示せず)とを備え、こられ側板16,16と後板は、煽り板であって、縦方向と水平方向とに開閉可能に設けられている。
前記車輪用溝11は、前後方向に形成され、バックパネル5のパネル本体10に縦長で略矩形の開口部21を設け、側面視で湾曲状の溝底部22と、前記開口部21の左右縁部21F,21Fと前記溝底部22の左右縁部とを連結する左右の側部23,23と、を備え、左右の側部23,23は、開口部21と溝底部22を繋ぎ、左右対向して設けられ、前記開口部21の上縁部21Uに前記溝底部22の上縁が連結されている。また、溝底部22と側部23,23とは板材により形成されている。尚、前記パネル本体上部10Aは、パネル本体10の前記上縁部21Uの位置より上部の部分である。
図1などに示すように、前記車輪用溝11は、前輪102のタイヤが挿入可能な深さを有し、即ち、タイヤの外径寸法と内径寸法の差の2分の1(タイヤの高さ)より、前記車輪用溝11の最大深さを大きく形成している。また、該車輪用溝11に前輪102を挿入した状態で、前輪102は前記上縁部21Uに当接せずに、溝底部22に当接するように構成することが好ましい。
車輪用溝11の下面は下面部24により塞がれており、さらに、パネル本体10の下縁には後側に折り曲げた折曲げ下縁部10Sが形成され、この折曲げ下縁部10Sは床面4Aと面一に取付けられる(図2)。尚、バックパネル5が金属板製の場合は、プレス加工により前記車輪用溝11を形成し、バックパネル5を合成樹脂製とする場合、成形時にパネル本体10に車輪用溝11を一体成形することができる。
図3に示すように、前記左右の側部23,23は左右方向外側に凸となるように僅かに湾曲しており、それら左右の側部23,23の内面の間隔は、高さ方向中央側が最大となっている。
この例では、前記溝底部22は全体が湾曲状に形成され、内面側に湾曲面22Mが設けられている。このように前記溝底部22は全体が湾曲面22Mになっているが、前記溝底部22を、部分的に湾曲状に形成されていてもよく、湾曲状の部分が前輪102の外周に係合する。また、左右の側部23,23の間隔は、前輪102が嵌入した状態で、自動二輪車101が左右に倒れないように保持可能な寸法に設定することが好ましい。
図6に示すように、車輪用溝11をバックパネル5の左右方向中央に縦設した場合、キャビン3の運転席18と助手席19の間に前記車輪用溝11が配置される。尚、運転席18と助手席19は、着座する座面20,20Aと、ヘッドレスト18H,19Hとを備える。
積載車両は、自動二輪車以外でも、自転車,電動式の自転車や、前輪が1輪の原動機付き三輪車であってもよい。また、運搬車両は、小型トラック(軽トラック)以外でも、ワンボックスカー,幌付きトラック,コンテナ搭載トラックなどでもよい。
前記コンテナ搭載トラックは、コンテナが荷台であり、キャビンの後面に前記バックパネル5を設け、コンテナの前面に、前記バックパネル5の車輪用溝11に挿入配置する車輪用溝を設けたり、コンテナの前面に、前記バックパネル5の車輪用溝11に連通する開口部を設けたりすればよい。
次に、荷台4への自動二輪車101の積載方法について説明する。作業者は自動二輪車101のハンドル(図示せず)などを持って自動二輪車101を押し、前輪102を車輪用溝11に挿入する。このように前輪102を車輪用溝11に挿入することにより、従来に比べて、自動二輪車101を荷台4の前側に積載することができ、荷台4の前後方向のスペースを有効利用できる。また、前輪102を真っ直ぐにして積載することにより、前輪102を曲げた場合に比べて、前輪102の左右のスペースを活用することができる。
また、前輪102を車輪用溝11に挿入すると、前輪102の幅と両側部23,23との間隔とのクリアランスが所定寸法以下であれば、車輪用溝11により自動二輪車101が左右に倒れないように支持することができる。この状態で、紐状固定手段たる固定用ベルト(図示せず)を自動二輪車101に掛け、固定用ベルトの両端のフック(図示せず)を荷台4の側板16などに連結して固定する。この場合、複数の固定用ベルトを用いることが好ましい。そして、前輪102が溝底部22に当たる状態を保持するように固定用ベルトにより自動二輪車101を荷台4に固定することにより、前輪102が後にずれることがなく、タイヤ止めが不要となる。尚、両側部23,23の間隔は、前輪102にタイヤの幅より大きい。
また、車輪用溝11に前輪102を嵌入して保持することにより、荷台4に自動二輪車101を一人で効率よく固定することもできる。
さらに、バックパネル5のパネル本体10は、上部が小型トラック1の前側になるように傾斜しているから、前輪102の上部の車体部分、例えば図1ではヘッドライト104がバックパネル5に干渉することを回避できる。
このように本実施例では、請求項1に対応して、運搬車両たる小型トラック1の荷台4とキャビン3を隔てるバックパネル5であって、パネル本体10と、このパネル本体10に設けられた車輪用溝11とを備え、車輪用溝11は、小型トラック1の前方に向かって凹形状となると共に、荷台4に積載した自動二輪車101の車輪たる前輪102の一部が挿入され、車輪用溝11は、開口部21と、溝底部22と、開口部21と溝底部22を繋ぐように対向する側部23,23とを備え、開口部21は小型トラック1の幅方向よりも上下方向に長く形成されており、溝底部22は、車両側面視で湾曲状の部分たる湾曲面22Mを有し、開口部21の上縁部21Uと溝底部22の湾曲面22Mの上縁が連結され、車輪用溝11に前輪102の一部を挿入した状態で、車輪用溝11が前輪102を支持するように構成したから、積載車両たる自動二輪車101の積載時にスペース効率を向上することができる。
このように本実施例では、請求項に対応して、車輪用溝11に車輪たる前輪102の一部を挿入した状態で、車輪用溝11が前輪102を支持するように構成したから、前輪102を支持することができる。
このように本実施例では、請求項に対応して、溝底部22は、車両側面視で湾曲状の部分たる湾曲面22Mを有しているから、車輪たる前輪102が安定する。
このように本実施例では、請求項に対応して、パネル本体10は、車輪用溝11の上方が前方へ傾斜しているから、積載車両たる自動二輪車101の前部のバックパネル5への干渉を回避できる。
以下、実施例上の効果として、キャビン3の運転席18と助手席19の間に車輪用溝11を配置したから、運転席18と助手席19の間の空間を有効利用することができる。また、前輪102の左右側部が当たる側部23,23の内面が、曲率の大きな湾曲面になっているから、前輪102の側部を安定して支持することができる。さらに、タイヤの高さより、車輪用溝11の最大深さを大きく形成しているから、荷台4のスペース効率を向上することができると共に、前輪102を安定して支持することができる。
図7及び図8は本発明の実施例2を示し、上記実施例1と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。この例では、バックパネル5のパネル本体10に2つの車輪用溝11,11を設け、これら車輪用溝11,11は、運転席18と助手席19の座席の背もたれ面18A,19Aとパネル本体10との間に設けられている。
このように本実施例では、上記実施例1と同様な作用・効果を奏する。
このように本実施例では、請求項に対応して、車輪用溝11が運搬車両たる小型トラック1の幅方向に並んで複数設けられているから、複数の積載車両を積載可能であり、車輪用溝11,11を座席位置にずらすことができる。また、このように背もたれ面18A,19Aの後の空間を有効利用することができる。
[参考1]
図9は本発明の参考を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。この例では、車輪用溝11の溝底部22は、平面部26,26A,26Bと、これら平面部26,26A,26Bとの間に設けた屈曲部27,27Aとにより構成されている。また、前輪102は平面部26,26A,26Bのいずれかに当接し、この例では前輪102が平面部26Aに当接する。
この例のように運搬車両の前方に向かって凹形状となる車輪用溝11の溝底部22を、複数の平面部26,26A,26Bと少なくとも1つ以上の屈曲部27,27Aにより構成してもよく、或いは平面部と湾曲面を組み合わせてもよい。
図10は本発明の実施例を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。この例では、溝底部22は円弧状に形成され、内面側に湾曲状の部分たる円弧面22Eが形成されている。また、前記開口部21の上縁部21Uが湾曲状に形成されている。
このように本実施例では、上記各実施例と同様な作用・効果を奏する。また、この例のように運搬車両の前方に向かって凹形状となる車輪用溝11の溝底部22を、円弧状に形成してもよい。尚、荷台4に固定する際には、前輪102を円弧面22Eに部分的に当接させる。
このように本実施例では、上記各実施例と同様な作用・効果を奏する。また、この例では、円弧面32が前輪102の外周に倣った形状をなすから、前輪102を安定して支持することができる。また、上縁部21Uが湾曲状に形成されているから、車輪用溝11に挿入する際、タイヤが当たってもスムーズに車輪用溝11に挿入することができる。
図11は本発明の実施例を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。この例では、床面4Aの前部に、凹部31を形成すると共に、この凹部31の底部に円弧面32を設け、この円弧面32は前記溝底部22の下部に近接して形成されている。また、前記凹部31は、前記車輪用溝11と略同一幅で、左右の側面部33,33を有し、該凹部31に前記前輪102が嵌入する。
そして、前輪102を車輪用溝11に挿入すると、前輪102の下部が凹部31に挿入されるため、前輪102を安定して支持することができる。また、凹部31を設けるだけであるから、床面4Aに出っ張りがなく、他の積載物を積載する際に邪魔にならない。
このように本実施例では、上記各実施例と同様な作用・効果を奏する。
また、このように本実施例では、請求項に対応して、バックパネル5を備えた運搬車両たる小型トラック1の荷台構造において、荷台4の床面4Aの前側には、車輪用溝11に対応して車輪たる前輪102が挿入可能な凹部31を設けたから、車輪用溝11及び凹部31に挿入した前輪102が安定する。
図12は本発明の実施例を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。この例では、前記荷台4の床面4Aの後部で、前記車輪用溝11の後方位置に、後輪103が嵌る後凹部36を設けている。また、この後凹部36の底部に、底面たる平坦面37を設けると共に、この平坦面37の前後に傾斜面38,38を設けている。また、前記後凹部36は、前記車輪用溝11と略同一幅で、左右の側面部39,39を有し、さらに、該後凹部36に前記後輪103が嵌入する。尚、傾斜面38,38を略円弧状に形成してもよい。また、車輪用溝11と凹部31と後凹部36は車両の前後方向に一直線状に並ぶ。また、凹部31と後凹部36の幅は車輪用溝11の幅と略同一である。
上記のように前後方向に長い平坦面37を設け、後凹部36を前後方向に長く形成することにより、前輪102と後輪103の間隔が異なる二輪車に対応可能となる。
そして、前輪102を車輪用溝11及び凹部31に嵌めると共に、後輪103の下部を後凹部36に嵌めることにより、前輪102及び後輪103を安定して支持することができる。また、床面4Aに後凹部36を設けるだけであるから、床面4Aに出っ張りがなく、他の積載物を積載する際に邪魔にならない。
このように本実施例では、上記各実施例と同様な作用・効果を奏する。
また、このように本実施例では、請求項に対応して、バックパネル5を備えた運搬車両たる小型トラック1の荷台構造において、荷台4の床面4Aの後側には、車輪用溝11に対応して車輪たる後輪103が挿入可能な凹部たる後凹部36を設けたから、後輪103が安定する。
また、実施例上の効果として、前側の凹部31と後凹部36を組み合わせることにより、自動二輪車101を安定して支持することができ、且つ、自動二輪車101の前後のずれを防止できる。
図13は本発明の実施例を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。この例では、前側の凹部の変形例を示し、前側の凹部31Aの底部には、後側から前側に向かって低くなる傾斜面32Aを形成し、この傾斜面32Aの前端に傾斜面38Aを設け、この傾斜面38Aの上端が前記パネル本体10に連続するように配置されている。
そして、前輪102を車輪用溝11に挿入すると、前輪102の下部が凹部31Aに挿入されるため、前輪102を安定して支持することができ、傾斜面32Aに前輪102が乗ることにより、自動二輪車101が前側に案内され、安定した積載状態が得られる。
このように本実施例では、上記各実施例と同様な作用・効果を奏する。
また、このように本実施例では、バックパネル5を備えた運搬車両たる小型トラック1の荷台構造において、荷台4の床面4Aの前側と後側には、車輪用溝11に対応して車輪たる前輪102が挿入可能な凹部31A及び後凹部36を設けたから、車輪用溝11及び凹部31Aに挿入した前輪102が安定すると共に、後凹部36に挿入した後輪103が安定する。
図14は本発明の実施例を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。この例の運搬車両は、荷台4を覆う幌41を備えた幌付き小型トラック1Aであり、幌41の後部には、開口部42が設けられ、この開口部42に幌布43を設け、この幌布43を巻き取り、巻き取った幌布43をバンド44により固定することにより開口部42を開くことができる。一方、幌布43を下げ、適宜の固定手段により固定することにより開口部42を閉めることができる。尚、図中45は荷台4の後扉体であり、この後扉体45は、左右扉45L,45Rが観音開き式に開閉する。
図15は本発明の実施例を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。この例の運搬車両は、ワンボックスカー1Bであり、荷台
4の後開口部51に後部ドア52が設けられ、この後部ドア52の下部が上方に旋回して後開口部51が全開し、積載車両を荷台4に載せることができる。
このように本実施例では、上記各実施例と同様な作用・効果を奏する。
尚、本発明は、本実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、車輪用溝11に後輪103を嵌めてもよい。また、積載車両としては、大型トラックでもよく、この場合は3箇所以上の車輪用溝を設けてもよい。自転車,電動式の自転車や、前輪が1輪の原動機付き三輪車であってもよい。また、凹部31及び後凹部36の深さや前後寸法などは適宜選定可能である。
1 小型トラック(運搬車両)
1A 幌付き小型トラック(運搬車両)
1B ワンボックスカー(運搬車両)
3 キャビン
4 荷台
4A 床面
5 バックパネル
10 パネル本体
11 車輪用溝
21 開口部
22 溝底部
22M 湾曲面(湾曲状の部分)
22E 円弧面(湾曲状の部分)
23 側部
31,31A 凹部
36 後凹部(凹部)
101 自動二輪車(積載車両)
102 前輪(車輪)
103 後輪(車輪)

Claims (4)

  1. 運搬車両の荷台とキャビンを隔てるバックパネルであって、
    パネル本体と、このパネル本体に設けられた車輪用溝とを備え、
    前記車輪用溝は、前記運搬車両の前方に向かって凹形状となると共に、前記荷台に積載した積載車両の車輪の一部が挿入され、
    前記車輪用溝は、開口部と、溝底部と、前記開口部と前記溝底部を繋ぐように対向する側部とを備え、
    前記開口部は前記運搬車両の幅方向よりも上下方向に長く形成されており、
    前記溝底部は、車両側面視で湾曲状の部分を有し、
    前記開口部の上縁部と前記溝底部の前記湾曲状の部分の上縁が連結され、
    前記車輪用溝に前記車輪の一部を挿入した状態で、前記車輪用溝が前記車輪を支持するように構成したことを特徴とするバックパネル。
  2. 前記車輪用溝が前記運搬車両の幅方向に並んで複数設けられていることを特徴とする請求項1記載のバックパネル。
  3. 前記パネル本体は、前記車輪用溝の上方が前方へ傾斜していることを特徴とする請求項1記載のバックパネル。
  4. 請求項1記載のバックパネルを備えた前記運搬車両の荷台構造において、前記荷台の床面には、前記車輪用溝に対応して前記車輪が挿入可能な凹部を設けたことを特徴とする荷台構造。
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