JP4277187B2 - 車両のリヤボディ構造 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車後部のボディ構造に関し、特に、居住空間とトランクルームとを仕切るパーティションパネルを備えずに自動車後部の剛性を確保した車両のリヤボディ構造である。
従来、乗用車などの車両においては、エンジンルーム,居住空間,トランクルームと3つの箱を並べたような所謂3ボックスなどのボディスタイルが知られている。そして、このようなボディスタイルのセダンや4ドアハードトップタイプの車両は、居住空間とトランクルームとを仕切るために、パーティションパネルをボディ後部に配設している(特許文献1参照)。
この種の車両は、例えば図4,5に示すように、左右の後輪の各ホイールハウス51に隣接して長さ方向を車両前後に向けたサイドメンバ52を設け、これらの左右のサイドメンバ52間にクロスメンバ53を横設している。そして、このクロスメンバ53は、断面をコ字状に形成されており、閉断面を画成するようにフロアパネル54に接合している。なお、図中に示すFは車両前方を、Bは車両後方を、Rは車両右方を、Lは車両左方を、Hは車両高さ方向をそれぞれ意味する。
また、従来の車両は、クロスメンバ53の後上方位置であってCピラー55の基端近傍に、車両を横切るように断面階段形のアッパバックパネル56を配設し、離隔したクロスメンバ53とアッパバックパネル56とに架け渡すように、平板状に形成されたパーティションパネル60を設置している。
なお、従来の車両は、パーティションパネル60の上側部位がアッパバックパネル56と接合して閉断面を画成することで、アッパバックメンバ57を備えている。
さらに、従来の車両は、図に示すように、ホイールハウス51にリヤサスペンションタワー58を取り付けており、その位置がホイールハウス51の位置から車両後方にずらして設定されている。
このように従来の車両は、リヤサスペンションタワー58からの入力の対策として、アッパバックパネル56とクロスメンバ53とをパーティションパネル60を介して結合することで、ボディの剛性を確保している。
特開2000−229584号公報
しかしながら、上記従来の車両のリヤボディ構造は、居住空間の後方位置、即ち、トランクルームとの境界をなすパーティションパネル60の前面に、リヤシートを固定式に取り付けたり、リクライニング仕様のリヤシートを設置したりする場合には適しているが、リヤシートからトランクルームへ物の出し入れ等を可能とする、所謂トランクスルー仕様をこのような車両のリヤボディ構造に適用するには、パーティションパネル60が居住空間とトランクルームとを仕切るために不適応であり、これを回避するために、パーティションパネル60を取り除いて車両後部を構成すると、ボディの剛性が低下してしまう。
本発明は、以上の点に鑑み、トランクスルー仕様を適用した車両後部のリヤサスペンションタワー廻りの剛性を確保したリヤボディ構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の車両のリヤボディ構造は、車両後部の左右の各ホイールハウスに隣接して配設した一対のサイドメンバと、該サイドメンバ間に横設したクロスメンバと、該クロスメンバの後上方位置にて車両を横切るように配設したアッパバックメンバと、上記ホイールハウスに取り付けたサスペンションタワーと、を備えた車両のリヤボディ構造において、上記サスペンションタワーと上記アッパバックメンバとを連結する第一補強部材を備えたことを特徴としている。
本発明の車両のリヤボディ構造は、好ましくは、前記サスペンションタワーを、車両前後方向にて上記アッパバックメンバと同位置で、上記アッパバックメンバの下方に設定している。
本発明の車両のリヤボディ構造は、前記サスペンションタワーと前記サイドメンバとを連結する第二補強部材を備えているのが望ましい。
また、本発明の車両のリヤボディ構造は、好ましくは、前記第二補強部材と前記第一補強部材とを、前記サイドメンバと前記アッパバックメンバとの間で高さ方向に連ねて配設している。なお、前記補強部材は、鉄板をプレス加工により折り曲げて構成されている。
本発明のリヤボディ構造によれば、第一補強部材及び/又は第二補強部材がリヤサスペンションタワー廻りを補強しているので、従来のリヤボディ構造のパーティションパネルを備えなくとも、従来のパーティションパネルを備えたセダンタイプの車両と同等の車両後部の剛性が確保される。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。
図1は本発明の実施形態に係るリヤボディ構造1を示す部分斜視図であり、図2は図1のA−A線端面図、図3は図1のB−B線端面図である。なお、図中に示すFは車両前方を、Bは車両後方、Rは車両右方、Lは車両左方、Hは車両高さ方向を意味する。
リヤボディ構造1は、図に示すように、サスペンションタワー2を、居住空間側へ端部を突出するように、ホイールハウス3のホイールハウスインナパネル3aに形成した開口3a1に取り付けている。更に、リヤボディ構造1は、ホイールハウスインナ3aの居住空間側の下部に隣接して、長さ方向を車両前後に向けたサイドメンバ4を配設しており、このサイドメンバ4はホイールハウスインナパネル3aと接合して閉断面を構成する。そして、このように配設された左右のサイドメンバ4間にフロアパネル5が敷設され、さらに、このフロアパネル5上にクロスメンバ6が、左右のホイールハウス3を結ぶように、設置されている。
一方、リヤボディ構造1は、ホイールハウスアウタパネル3bの上端のフランジ部3b2をホイールハウスインナパネルのフランジ部3a2よりも大きく形成しており、このフランジ部3b2をルーフサイドインナパネル7aの下端と接合している。
さらに、リヤボディ構造1は、フランジ部3b2とルーフサイドインナパネル7aとの接合箇所Aに、ブラケット8を介して、アッパバックメンバ9を接合している。なお、このアッパバックメンバ9は、断面を階段形に形成されたアッパバックパネル9aと、このアッパバックパネル9aを補強する補強パネル9bとを備えており、これらのアッパバックパネル9aと補強パネル9bとが閉断面を画成するように接合されている。
さらに、上記のホイールハウスアウタパネル3bの上端部とルーフサイドインナパネル7aの外側には、ルーフサイドアウタパネル7bが配設されている。
以上の構成は、図4及び図5に示す従来のリヤボディ構造と同一或いは同様であるが、本発明のリヤボディ構造1は、以下のように構成されていることを特徴としている。
本発明の実施形態に係るリヤボディ構造1は、サスペンションタワー2がホイールハウス3に設定される位置を、車両前後方向にてアッパバックメンバ9と同位置で、アッパバックメンバ9の下方に設定している。
さらに、リヤボディ構造1は、図1及び図2に示すように、サスペンションタワー2とアッパバックメンバ9との間に、それらを連結するサスペンションタワー上方補強部材(第一補強部材)10を配設している。
この第一補強部材としてのサスペンションタワー上方補強部材10は、鉄板をプレス加工により折り曲げて断面コ字状に構成したものであり、図3に示すように、断面をコ字状に形成されたルーフサイドアウタパネル7bとホイールハウスアウタパネル3bを介して結合して、閉断面を構成している。
なお、図2に示すように、サスペンションタワー上方補強部材10の上端は、アッパバックメンバ9とブラケット8との連結箇所Bにて並列打点で接合している。
また、サスペンションタワー上方補強部材10の大きさ、即ちサスペンションタワー上方補強部材10の奥行L1(図3参照)は、リヤサイドシート11の横幅L2(図3参照)よりも小さく設定されている。
さらに、本発明の実施形態に係るリヤボディ構造1は、上記のサスペンションタワー上方補強部材10と峰つづき状にサスペンションタワー下方補強部材(第二補強部材)20を設けている。具体的には、図2に示すように、第二補強部材としてのサスペンションタワー下方補強部材20は、サスペンションタワー2とサイドメンバ4とを連結するように、一端をサスペンションタワー2の上端に接合され、他端をサイドメンバ4に接合されており、恰もサスペンションタワー上方補強部材10と高さ方向に連ねて設けられている。このサスペンションタワー下方補強部材20は、サスペンションタワー上方補強部材10と同様に、鉄板をプレス加工により折り曲げて構成されている。
なお、図3において、12はルーフサイドインナリインフォースであり、13はラゲージサイドトリムである。
以上の如く構成された本発明の実施形態に係るリヤボディ構造1においては、リヤサスペンションタワー2からの入力は、第二補強部材としてのサスペンションタワー下方補強部材20と第一補強部材としてのサスペンションタワー上方補強部材10を介して、アッパバックメンバ9やサイドメンバ4に分散される。
このように、本発明の実施形態に係るリヤボディ構造1は、図4,5に示すリヤボディ構造と異なってパーティションパネルを備えていないが、リヤサスペンションタワー2を二つの補強部材(サスペンションタワー下方補強部材20,サスペンションタワー上方補強部材10)が支持しているので、従来のパーティションパネルを備えたセダンタイプの車両と同等の車体剛性が確保される。これによって、従来車両の剛性を確保するうえで採用することができなかった車両にトランクスルー仕様を適用することができる。
以上説明したが、本発明は、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、様々な形態で実施できる。例えば、上記の説明では、セダンタイプと4ドアハードトップタイプの車両の構造を例示したが、これに限らず、居住空間とトランクルームとがパーティションパネルによって仕切られているタイプの車両に、パーティションパネルの代わりに前述の本発明のリヤボディ構造1を適用できるのは勿論である。
以上述べたように、本発明によれば、従来車体剛性を確保するために採用できなかった車両にも、トランクスルー仕様を採用できる。
本発明の実施形態に係るリヤボディ構造を示す部分斜視図である。 図1のA−A線端面図である。 図1のB−B線端面図である。 従来のリヤボディ構造を示す部分斜視図である。 従来のリヤボディ構造を示す部分端面図である。
符号の説明
1 リヤボディ構造
2 サスペンションタワー
3 ホイールハウス
3a ホイールハウスインナパネル
3a1 開口
3a2 ホイールハウスインナパネルのフランジ部
3b ホイールハウスアウタパネル
3b2 ホイールハウスアウタパネルのフランジ部
4 サイドメンバ
5 フロアパネル
6 クロスメンバ
7a ルーフサイドインナパネル
7b ルーフサイドアウタパネル
8 ブラケット
9 アッパバックメンバ
9a アッパバックパネル
9b 補強パネル
10 サスペンションタワー上方補強部材(第一補強部材)
11 リヤサイドシート
12 ルーフサイドインナリインフォース
13 ラゲージサイドトリム
20 サスペンションタワー下方補強部材(第二補強部材)

Claims (2)

  1. 車両後部の左右の各ホイールハウスに隣接して配設した一対のサイドメンバと、該サイドメンバ間に横設したクロスメンバと、該クロスメンバの後上方位置にて車両を横切るように配設したアッパバックメンバと、該アッパバックメンバの下方で上記ホイールハウスに取り付けたサスペンションタワーと、を備えた車両のリヤボディ構造において、
    上記サスペンションタワーと上記アッパバックメンバとを連結する第一補強部材と、
    上記サスペンションタワーと上記サイドメンバとを連結する第二補強部材と、を備え、
    上記第二補強部材と上記第一補強部材とを、上記サイドメンバと上記アッパバックメンバとの間で高さ方向に連ねて配設したことを特徴とする、車両のリヤボディ構造。
  2. 前記補強部材を、鉄板をプレス加工により折り曲げて構成したことを特徴とする、請求項1に記載の車両のリヤボディ構造。
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