JP5703389B2 - 車体側部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車体側部の上部側で車体の前後方向にルーフサイドレールが設けられ、ルーフサイドレールの長手方向途中から下方にセンタピラーが延出され、ルーフサイドレール及びセンタピラーの上部廻りに、スライドドア用のスライドレールを収納するスライドレール収納部が設けられている車体側部構造に関する。
この種の車体側部構造としては、車体側部の上方側で前後方向にルーフサイドレールが配置され、ルーフサイドレールにルーフパネル載置され、ルーフサイドレールにスライドレールを配設する段部が形成され、ルーフサイドレールにピラー(センタピラー)及びルーフアーチが結合されたものが、例えば、特許文献1に開示されているように知られている。
ピラー及びルーフアーチは、段部の前端部を構成する立壁の近傍でルーフサイドレールに結合されている。上記車体側部構造によれば、ルーフサイドレールに、ピラー及びルーフアーチを強固に結合することが可能である。
特許文献1に開示されている車体側部構造では、スライドドア開口を広く確保するために、スライドレール収納部の前端を、センタピラーが結合される部分の前側に位置させている。この場合、センタピラーの上端が結合される部位が、スライドレール収納部の空間に位置するため、センタピラーからルーフ側への荷重伝達が十分に行われない懸念がある。すなわち、車体側方の側面衝突に対する強度や剛性を満足することができないことがある。
特開2005−319940号公報
本発明の課題は、スライドレール収納部に空間が生ずる場合であっても、ルーフサイドレールとセンタピラーとが結合される部位の剛性や強度を確保することができ、車体側方の側面衝突に対する強度や剛性を満足することができる車体側部構造を提供することにある。
請求項1に係る発明によれば、車体側部構造であって、車体側部の上方側で前後方向に延びてルーフパネルの車幅外側端部が載置されるルーフサイドレールと、前記ルーフサイドレールの長手方向途中から下方に延出するセンタピラーと、スライドドア用のスライドレールを収納するスライドレール収納部と、前記ルーフサイドレールと前記センタピラーとの結合部に設けられたブラケットと、を具備しており、前記ブラケットは、前記スライドレール収納部の前端から上方に立ち上がるように形成された前端壁部と、前記ルーフサイドレールに結合されるとともに、前記ルーフサイドレールとの間にレール閉断面部を構成するレール側部分と、前記センタピラーに結合されるとともに、前記センタピラーとの間にピラー閉断面部を構成するピラー側部分と、前記前端壁部の前方側で前記レール側部分と前記ピラー側部分とを連結する連結部分と、を有する車体側部構造が提供される。
請求項2に係る発明では、好ましくは、前記センタピラーは、車幅方向内側に位置するピラー側壁と、前記ピラー側壁の前端及び後端から車幅外側に延出するピラー前壁及びピラー後壁と、前記ピラー前壁の車幅外側端部から前方側に延出するピラー前フランジと、前記ピラー後壁の車幅外側端部から後方側に延出するピラー後フランジとにより断面ハット状部を有するよう形成されており、前記ブラケットの前記ピラー側部分は、前記ピラー前フランジ及び前記ピラー後フランジに結合されるとともに、前記断面ハット状部の車幅外側に向けて開放する開放部を閉塞するように結合されることで前記ピラー閉断面部を構成する。
請求項3に係る発明では、好ましくは、前記ブラケットはブラケット側壁部を有し、前記ブラケットの前記ピラー側部分は、前記ブラケット側壁部の前端若しくは後端から車幅中央側に延出するとともに、前記断面ハット状部の断面内において前記ピラー前壁若しくは前記ピラー後壁に結合される断面内結合部を有している。
請求項4に係る発明では、好ましくは、前記ブラケットの連結部分は、前記断面内結合部へのスポットガンのアクセスを可能とする貫通孔を有している。
請求項5に係る発明では、好ましくは、前記ブラケットの連結部分は、前記ブラケット側壁部の前記前端及び前記後端から車幅中央に向けて延出するアッパフランジ及びロアフランジを備えるとともに、前記ブラケット側壁部と前記アッパフランジと前記ロアフランジとにより形成される断面U字状部を有する。
請求項6に係る発明では、好ましくは、前記ルーフサイドレールは、前記ルーフパネルが載置される第1レールフランジと、前記第1レールフランジの車幅外側端部から垂下するレール縦壁と、前記レール縦壁の下端から車幅外側に延出するレール底壁と、前記レール底壁の車幅外側端部から垂下する第2レールフランジとを備えており、前記ブラケットの前記レール側部分は、前記第1レールフランジに結合される第1結合部と、前記第1結合部から車幅外側に延出するブラケット上壁部と、前記ブラケット上壁部の車幅外側端部から垂下するブラケット側壁部と、前記ブラケット側壁部の下端から下方に突出するとともに前記第2レールフランジに結合される第2結合部とを備え、前記第1結合部及び前記第2結合部が前記ルーフサイドレールに結合されることで前記レール閉断面部を構成する。
請求項1に係る発明では、車体側部構造に車体側部の上方側で前後方向に延びてルーフパネルの車幅外側端部が載置されるルーフサイドレールと、ルーフサイドレールの長手方向途中から下方に延出するセンタピラーと、スライドドア用のスライドレールを収納するスライドレール収納部と、ルーフサイドレールとセンタピラーとの結合部に設けられたブラケットを備える。前記ブラケットは、スライドレール収納部の前端から上方に立ち上がるように形成された前端壁部と、ルーフサイドレールに結合されるとともに、ルーフサイドレールとの間にレール閉断面部を構成するレール側部分と、センタピラーに結合されるとともに、センタピラーとの間にピラー閉断面部を構成するピラー側部分と、前端壁部の前方側でレール側部分とピラー側部分とを連結する連結部分とを有する。
すなわち、スライドレール収納部の前側部分において、レール閉断面部とピラー閉断面部とを構成するとともに、これら閉断面部を互いに連結する連結部分を有するブラケットを設けることにより、スライドレール収納部が結合部に及ぶような構造であっても、スライドレール収納部の空間を前方側に広く確保しつつ、ルーフサイドレールとセンタピラーとが結合される部位の剛性・強度を確保することができる。この結果、対側突の強度や剛性を満足するものとすることができる。
請求項2に係る発明では、センタピラーが、車幅方向に対向するピラー側壁と、ピラー側壁の前端及び後端から車幅外側に延出するピラー前壁及びピラー後壁と、ピラー前壁の車幅外側端部から前方側に延出するピラー前フランジと、ピラー後壁の車幅外側端部から後方側に延出するピラー後フランジと、により断面ハット状部を有するよう形成される。ブラケットのピラー側部分は、ピラー前フランジ及びピラー後フランジに結合されるとともに、断面ハット状部の車幅外側に向けて開放する開放部を閉塞するように結合されることでピラー閉断面部を構成する。すなわち、センタピラーの開放部を閉塞して、ピラー閉断面部を構成することができるとともに、断面ハット状部により稜線を確保することができる。この結果、スライドレール収納部の下側部分の剛性及び強度を確保することができる。
請求項3に係る発明では、ブラケットのピラー側部分が、ブラケット側壁部の前端若しくは後端から車幅中央側に延出するとともに、断面ハット状部の断面内においてピラー前壁若しくはピラー後壁に結合される断面内結合部を備える。すなわち、断面内結合部により、ピラー前壁若しくはピラー後壁にブラケットを結合することが可能となる。これにより、断面ハット状部の前後方向の変形を抑制することができる。この結果、ピラー閉断面部の剛性を向上することができる。
請求項4に係る発明では、ブラケットの連結部分に、断面内結合部へのスポットガンのアクセスを可能とする貫通孔を備えるので、貫通孔によって断面内結合部をスポット結合することができる。この結果、車体側部の生産性の向上を図ることができる。
請求項5に係る発明では、ブラケットの連結部分に、ブラケット側壁部の前端及び後端から車幅中央側に延出するアッパフランジ及びロアフランジを備えるとともに、ブラケット側壁部とアッパフランジとロアフランジとにより形成される断面コ字状部を備える。連結部分が断面コ字状に形成されることで、連結部分の剛性の向上を図ることができる。
請求項6に係る発明では、ルーフサイドレールに、ルーフパネルが載置されるレール第1フランジと、レール第1フランジの車幅外側端部から垂下するレール縦壁と、レール縦壁の下端から車幅外側に延出するレール底壁と、レール底壁の車幅外側端部から垂下するレール第2フランジと、を備える。ブラケットのレール側部分に、レール第1フランジに結合される第1結合部と、第1結合部から車幅外側に延出するブラケット上壁部と、ブラケット上壁部の車幅外側端部から垂下するブラケット側壁部と、ブラケット側壁部の下端から下方に突出するとともにレール第2フランジに結合される第2結合部と、を備える。第1結合部及び第2結合部がルーフサイドレールに結合されることでレール閉断面部を構成することができるとともに、ルーフサイドレール及びブラケットの断面形状により、稜線を確保することができる。この結果、スライドレール収納部の前側部分の剛性及び強度を確保することができる。
本発明の実施例による車体側部構造が用いられた車体の側面図である。 本実施例による車体側部構造の分解斜視図である。 図2に示された車体側部構造を上部左側から後方に向けて見た分解斜視図である。 図2に示された車体側部構造を上部左側から前方に向けて見た分解斜視図である。 図2に示された車体側部構造を上部左側から側方を見た斜視図である。 図5に示された車体側部構造の側面図である。 図6の7−7線に沿った断面図である。 図6の8−8線に沿った断面図である。 図6の9−9線に沿った断面図である。 本実施例による車体側部構造を比較例と比較した図である。
以下、本発明の好ましい実施例について、添付した図面に基づいて説明する。
図1及び図2を参照するに、車体11は、車体上部11Aを覆うルーフパネル15と、このルーフパネル15を支えるルーフアーチ16と、車体側部11Bを覆うサイドパネル17と、このサイドパネル17に設けられた前後のドア開口部18,19と、後のドア開口部19にスライド自在に設けられたスライドドア21と、車体下部11Cを覆うフロアパネル23と、を備えている。ルーフパネル15、サイドパネル17、スライドドア21及びフロアパネル23は、車室12を形成する。
サイドパネル17は、車室12側に設けられるインナ骨格27と、車外側に設けられるサイドアウタパネル28と、サイドアウタパネル28の上下に渡されるセンタピラーアウタ29とからなる。
インナ骨格27は、フロントピラーインナ31、センタピラーインナ32、リヤピラーインナ33、ルーフサイドレール34、及びサイドシルインナ35とからなる。
サイドアウタパネル28は、フロントピラーアウタ(フロントピラー部)41、リヤピラーアウタ(リヤピラー部)43、ルーフサイドレールアウタ(ルーフサイドレール部)44、サイドシルアウタ(サイドシル部)45、及びリヤフェンダ46からなる。
センタピラー24は、センタピラーインナ32と、センタピラーアウタ29と、センタピラースティフナ47とからなる。ルーフサイドレール34は、上部がサイドアウタパネル28のルーフサイドレール部44で覆われる。ルーフサイドレール34とセンタピラーインナ32とは、ブラケット(補強ブラケット)48で連結されている。サイドシル26は、サイドシルインナ35と、サイドシル部45とからなる。
ルーフサイドレール34には、スライドドア21用のスライドレール51が配置される。スライドレール51は、レールハウジングロア52と、レールハウジングアッパ53とに格納されている。レールハウジングロア52と、レールハウジングアッパ53とでレール格納部55が構成される。スライドレール51、レール格納部55(レールハウジングロア52及びレールハウジングアッパ53)でレールハウジングコンポーネント54が構成される。ルーフサイドレール34とセンタピラーインナ32の上部32aには補強のための補強ブラケット48が設けられている。
図3に示すように、車体側部構造は、ルーフサイドレール34と、ルーフサイドレール34の長手方向途中から下方に延出するセンタピラー24と、スライドドア21用のスライドレール51を収納するスライドレール収納部66と、を備える。ルーフサイドレール34は、図1に示すように、車体側部11Bの上方側で前後方向に延びてルーフパネル15の車幅外側端部15aを載置する。
図4に示すように、スライドレール収納部66の前端壁部67は、ルーフサイドレール34とセンタピラー24との結合部99において、スライドレール収納部66の前端66aから上方に立ち上がるように形成されている。
ブラケット48は、図4に示すように、ルーフサイドレール34に結合されるとともに、ルーフサイドレール34との間にレール閉断面部135(図7参照)を構成するレール側部分121と、センタピラー24に結合されるとともに、センタピラー24との間にピラー閉断面部145(図9参照)を構成するピラー側部分122と、前端壁部67の前方側でレール側部分121とピラー側部分122とを連結する連結部分123と、を有する。
ブラケット48は、ルーフサイドレール34とセンタピラー24の上部24aとに渡される補強ブラケットである。すなわち、ブラケット48は、スライドレール51を収納するスライドレール収納部(膨出部)66とセンタピラー24との結合を高める。図7に示したレール閉断面部135は、ブラケット48とルーフサイドレール34とで形成された閉断面である。
図5に示すように、ブラケット48のレール側部分121は、第1レールフランジ(レールフランジ)61に結合される第1結合部131と、第1結合部131から車幅方向外側に延出するブラケット上壁部133と、ブラケット上壁部133の車幅方向外側端部133aから垂下するブラケット側壁部134と、ブラケット側壁部134の下端134cから下方に突出するとともに第2レールフランジ62に結合される第2結合部132とを備えている。第1結合部131及び第2結合部132がルーフサイドレール34に結合されることでレール閉断面部135が構成される。
ブラケット48のレール側部分121(ブラケット側壁部134)は、車外側に凸に形成されたビード136を備え、レール側部分121の剛性の向上が図られている。ビード136のビード断面形状は、レール側部分121からピラー側部分122に向かうに連れて(車幅方向外側に向けて)徐々に広がっている(大きくなっている)。第1結合部131は、第1レールフランジ61との結合部分であり、第2結合部132は、第2レールフランジ62との結合部分である。
図9に示すように、ブラケット48のピラー側部分122は、ピラー前フランジ96及びピラー後フランジ97に結合されるとともに、断面ハット状部91の車幅方向外側に向けて開放する開放部92を閉塞するように結合されることでピラー閉断面部145を形成している。
さらに、図5に示すように、ピラー側部分122は、ブラケット側壁部134の前端134a若しくは後端134bから車幅中央側に延出するとともに、前記断面ハット状部91の断面内においてピラー前壁94若しくはピラー後壁95に結合される断面内結合部141,142を有している。断面内結合部141,142の内、ピラー後壁95側を第1断面内結合部141、ピラー前壁94側を第2断面内結合部142と呼ぶことにする。
また、ピラー側部分122には、車外側からルーフサイドレール34へ溶接ガンの挿入を可能にするガン逃げ部143と、センタピラー24にセンタピラースティフナ47を接合するために、センタピラースティフナ47の上端47aをスティフナ逃げ部144とが形成される。スティフナ逃げ部144は、車内12側に凹ませた凹部である。
連結部分123は、断面内結合部141,142へのスポットガンのアクセスを可能とする貫通孔151を有する。連結部分123は、ブラケット側壁部134の前端134a及び後端134bから車幅中央側に延出するアッパフランジ152及びロアフランジ153を備えるとともに、ブラケット側壁部134とアッパフランジ152とロアフランジ153とにより形成される断面U字状部155を有する。
図4に示すように、ルーフサイドレール34は、ルーフパネル15が載置される第1レールフランジ61と、第1レールフランジ61の車幅外側端部61aから垂下するレール縦壁64と、レール縦壁64の下端64aから車幅方向外側に延出するレール底壁65と、レール底壁65の車幅外側端部65aから垂下する第2レールフランジ62とを備える。
図9に示すように、センタピラー24は、車幅方向に対向するピラー側壁93と、ピラー側壁93の前端93a及び後端93bから車幅方向外側に延出するピラー前壁94及びピラー後壁95と、ピラー前壁94の車幅外側端部94aから前方側に延出するピラー前フランジ96と、ピラー後壁95の車幅方向外側端部95aから後方側に延出するピラー後フランジ97とを備える。ピラー側壁93、ピラー前壁94、ピラー後壁95、ピラー前フランジ96、ピラー後フランジ97により断面ハット状部91が形成される。
図10(a)は、従来例による比較例の車体側部構造を示し、図10(b)は、本実施例による車体側部構造を示している。図10(a)に示すように、比較例による車体側部構造は、車体前後方向にルーフサイドレール232が延ばされ、ルーフサイドレール232の中間からセンタピラー231が車体下方に延ばされ、ルーフサイドレール232の中間から車幅方向にルーフアーチ233が延ばされ、これらのセンタピラー231及びルーフアーチ233の前方に戸袋としてのレールハウジングコンポーネント234が形成されている。
これは、センタピラー231、ルーフサイドレール232及びルーフアーチ233廻りの矢印b1方向の剛性を維持するためにレールハウジングコンポーネント(戸袋)234をセンタピラー231の後方にしか設定することができなかった。しかし、これで大開口を有するスライドドア(不図示)を実現することはできない。
図10(b)に示すように、本実施例による車体側部構造では、戸袋としてのレールハウジングコンポーネント54をセンタピラー24の車体前方向位置まで延ばし、センタピラー24とルーフサイドレール34との結合部99(図4)に、ブラケット48を追加することで、センタピラー24が担っていた矢印b2方向の剛性を維持するようにした。この結果、スライドドア21をスライドさせるスライドレール51の長さを長く設定することができ、大開口を有するスライドドア21を実現することができる。
このように、本実施例による車体側部構造では、車体側部11Bの上方側で前後方向に延びてルーフパネル15の車幅方向外側端部15aが載置されるルーフサイドレール34と、ルーフサイドレール34の長手方向途中から下方に向けて延出するセンタピラー24と、スライドドア21用のスライドレール51を収納するスライドレール収納部66と、ルーフサイドレール34とセンタピラー24との結合部99内において、スライドレール収納部66の前端66aから上方に立ち上がるように形成された前端壁部67とを備える。
車体側部構造は、ルーフサイドレール34に結合されるとともに、ルーフサイドレール34との間にレール閉断面部135を構成するレール側部分121と、センタピラー24に結合されるとともに、センタピラー24との間にピラー閉断面部145を構成するピラー側部分122と、前端壁部67の前方側でレール側部分121とピラー側部分122とを連結する連結部分123とを有するブラケット48を備える。
すなわち、図5に示すように、スライドレール収納部66の前側部分において、レール閉断面部135とピラー閉断面部145とを構成するとともに、これら閉断面部を互いに連結する連結部分123を有するブラケット48を設けることにより、スライドレール収納部66が結合部99(図4)に及ぶような構造であっても、スライドレール収納部66の空間を前方側に広く確保しつつ、ルーフサイドレール34とセンタピラー24とが結合される部位の剛性・強度を確保することができる。この結果、対側突の強度や剛性を満足するものとすることができる。
図9に示すように、車体側部構造では、センタピラー24は、ピラー側壁93と、ピラー側壁93の前端93a及び後端93bから車幅方向外側に延出するピラー前壁94及びピラー後壁95と、ピラー前壁94の車幅外側端部94aから前方側に延出するピラー前フランジ96と、ピラー後壁95の車幅外側端部95aから後方側に延出するピラー後フランジ97とにより断面ハット状部91を有するよう形成される。
ブラケット48のピラー側部分122は、ピラー前フランジ96及びピラー後フランジ97に結合されるとともに、断面ハット状部91の車幅外側に向けて開放する開放部92を閉塞するように結合されることでピラー閉断面部145を形成する。すなわち、センタピラー24の開放部92を閉塞して、ピラー閉断面部145を形成することができるとともに、断面ハット状部91により稜線(ピラー側壁93の前端93a及び後端93bが相当する)を確保することができる。この結果、スライドレール収納部66の下側部分の剛性及び強度を確保することができる。
車体側部構造では、図5に示すように、ブラケット48のピラー側部分122は、ブラケット側壁部134の前端134a若しくは後端134bから車幅中央側に延出するとともに、断面ハット状部91の断面内においてピラー前壁94若しくはピラー後壁95に結合される断面内結合部141,142を備える。すなわち、断面内結合部141,142により、ピラー前壁94若しくはピラー後壁95にブラケット48を結合することが可能となる。これにより、断面ハット状部91の前後方向の変形を抑制することができる。この結果、ピラー閉断面部145の剛性を向上することができる。
ブラケット48の連結部分123は、断面内結合部141,142へのスポットガンのアクセスを可能とする貫通孔151を有するので、貫通孔151によって断面内結合部141,142をスポット結合することができる。この結果、車体側部11Bの生産性の向上を図ることができる。
ブラケット48の連結部分123は、ブラケット側壁部134の前端134a及び後端134bから車幅中央側に延出するアッパフランジ152及びロアフランジ153を備えるとともに、ブラケット側壁部134とアッパフランジ152とロアフランジ153とにより形成される断面U字状部155を備える。連結部分123が断面U字状に形成されることで、連結部分123の剛性の向上を図ることができる。
ルーフサイドレール34は、図4に示すように、ルーフパネル15が載置される第1レールフランジ61と、第1レールフランジ61の車幅外側端部61aから垂下するレール縦壁64と、レール縦壁64の下端64aから車幅外側に延出するレール底壁65と、レール底壁65の車幅外側端部65aから垂下する第2レールフランジ62とを備える。
図5に示すように、ブラケット48のレール側部分121は、第1レールフランジ61に結合される第1結合部131と、第1結合部131から車幅外側に延出するブラケット上壁部133と、ブラケット上壁部133の車幅外側端部133aから垂下するブラケット側壁部134と、ブラケット側壁部134の下端134cから下方に突出するとともに第2レールフランジ62に結合される第2結合部132とを備える。
第1結合部131及び第2結合部132がルーフサイドレール34に結合されることでレール閉断面部135を形成することができるとともに、ルーフサイドレール34及びブラケット48の断面形状により、稜線(ブラケット上壁部133の車幅外側端部133aが相当する)を確保することができる。この結果、スライドレール収納部66の前側部分の剛性及び強度を確保することができる。
本発明による車体上部構造は、図2に示すように、センタピラー24は、センタピラーインナ32と、センタピラーアウタ29と、センタピラースティフナ47と、から構成されたが、これに限るものではなく、センタピラースティフナを省いたピラーであってもよい。
本発明に係る車体側部構造は、セダンやワゴンなどの乗用車に採用するのに好適である。
11B…車体側部、15…ルーフパネル、15a…ルーフパネルの車幅外側端部、24…センタピラー、34…ルーフサイドレール、48…ブラケット(補強ブラケット)、51…スライドドア用のスライドレール、61…第1レールフランジ、61a…第1レールフランジの車幅外側端部、62…第2レールフランジ、64…レール縦壁、64a…レール縦壁の下端、65…レール底壁、65a…レール底壁の車幅外側端部、66…スライドレール収納部、66a…スライドレール収納部の前端、67…前端壁部、92…開放部、93…ピラー側壁、93a…ピラー側壁の前端、93b…ピラー側壁の後端、94…ピラー前壁、94a…ピラー前壁の車幅外側端部、95…ピラー後壁、95a…ピラー後壁の車幅外側端部、96…ピラー前フランジ、99…ルーフサイドレールとセンタピラーとの結合部、121…レール側部分、122…ピラー側部分、123…連結部分、131…第1結合部、132…第2結合部、133…ブラケット上壁部、133a…ブラケット上壁部の車幅外側端部、134…ブラケット側壁部、134a…ブラケット側壁部の前端、134b…ブラケット側壁部の後端、134c…ブラケット側壁部の下端、135…レール閉断面部、141,142…断面内結合部(第1断面内結合部及び第2断面内結合部)、145…ピラー閉断面部、151…貫通孔、152…アッパフランジ、153…ロアフランジ、155…ブラケットの断面U字状部。

Claims (6)

  1. 車体側部構造であって、
    車体側部の上方側で前後方向に延びてルーフパネルの車幅外側端部が載置されるルーフサイドレールと、
    前記ルーフサイドレールの長手方向途中から下方に延出するセンタピラーと、
    スライドドア用のスライドレールを収納するスライドレール収納部と、
    前記ルーフサイドレールと前記センタピラーとの結合部に設けられたブラケットと、
    を具備しており、
    前記ブラケットは、
    前記スライドレール収納部の前端から上方に立ち上がるように形成された前端壁部と、
    前記ルーフサイドレールに結合されるとともに、前記ルーフサイドレールとの間にレール閉断面部を構成するレール側部分と、
    前記センタピラーに結合されるとともに、前記センタピラーとの間にピラー閉断面部を構成するピラー側部分と、
    前記前端壁部の前方側で前記レール側部分と前記ピラー側部分とを連結する連結部分と、
    を有することを特徴とする車体側部構造。
  2. 前記センタピラーは、車幅方向内側に位置するピラー側壁と、前記ピラー側壁の前端及び後端から車幅外側に延出するピラー前壁及びピラー後壁と、前記ピラー前壁の車幅外側端部から前方側に延出するピラー前フランジと、前記ピラー後壁の車幅外側端部から後方側に延出するピラー後フランジとにより断面ハット状部を有するよう形成されており、
    前記ブラケットの前記ピラー側部分は、前記ピラー前フランジ及び前記ピラー後フランジに結合されるとともに、前記断面ハット状部の車幅外側に向けて開放する開放部を閉塞するように結合されることで前記ピラー閉断面部を構成する、請求項1に記載の車体側部構造。
  3. 前記ブラケットはブラケット側壁部を有し、前記ブラケットの前記ピラー側部分は、前記ブラケット側壁部の前端若しくは後端から車幅中央側に延出するとともに、前記断面ハット状部の断面内において前記ピラー前壁若しくは前記ピラー後壁に結合される断面内結合部を有している、請求項2記載の車体側部構造。
  4. 前記ブラケットの連結部分は、前記断面内結合部へのスポットガンのアクセスを可能とする貫通孔を有している、請求項3に記載の車体側部構造。
  5. 前記ブラケットの連結部分は、前記ブラケット側壁部の前記前端及び前記後端から車幅中央に向けて延出するアッパフランジ及びロアフランジを備えるとともに、前記ブラケット側壁部と前記アッパフランジと前記ロアフランジとにより形成される断面U字状部を有する、請求項3に記載の車体側部構造。
  6. 前記ルーフサイドレールは、前記ルーフパネルが載置される第1レールフランジと、前記第1レールフランジの車幅外側端部から垂下するレール縦壁と、前記レール縦壁の下端から車幅外側に延出するレール底壁と、前記レール底壁の車幅外側端部から垂下する第2レールフランジとを備えており、
    前記ブラケットの前記レール側部分は、前記第1レールフランジに結合される第1結合部と、前記第1結合部から車幅外側に延出するブラケット上壁部と、前記ブラケット上壁部の車幅外側端部から垂下するブラケット側壁部と、前記ブラケット側壁部の下端から下方に突出するとともに前記第2レールフランジに結合される第2結合部とを備え、前記第1結合部及び前記第2結合部が前記ルーフサイドレールに結合されることで前記レール閉断面部を構成する、請求項1に記載の車体側部構造。
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