JP4033658B2 - 車体構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、スライドドアで開閉される車体の側部開口の上縁対向部分とその前側部分とからなるルーフサイドレールを備えた車体構造、特に、ルーフサイドレールが補強部材を備えた車体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両は耐久性確保のためや、衝突時に過荷重を受けた際の変形を抑えるために、重量軽減を考慮した上で剛性を適宜保つことができるように製作されている。特に、車両のフロントピラーやそれに連続形成されるルーフサイドレールは正面衝突やオフセット衝突時の過度の変形を抑えるため、それらを閉断面構造に形成し、剛性強化すると共に、それらフロントピラーやルーフサイドレールの閉断面内部空間に補強部材を配設し、これを一体的に結合することで、衝突時の過荷重に対しての変形を抑制するようにしている。
例えば、図6に示すように、車体側部100がセンタピラー110で区分される前後開口120、130を形成され、後開口130が図示しないスライドドアで開閉される車体構造が知られている。ここで前後開口120、130の各上縁との対向部にはルーフサイドレール140が設けられ、その前端がフロントピラー150に、後端がリアピラー160に連結される。ルーフサイドレール140は図示しないスライドドア側のローラ付きアームやローラをガイドするガイドレール170との干渉を避けるため、断面中央に空域180を形成することとなり、前開口120に対し後開口130の上縁対向部の閉断面の断面積が小さく、車体中央寄りに偏移し、この結果、前後開口の連結部となるセンターピラー上部近傍には段差部Dが形成されることとなる。
【0003】
即ち、フロントピラー150の後端と同様の形状を採り互いに連続形成されているルーフサイドレール140の前端は、図7に示すように、その前開口120の上縁対向部において、ルーフサイドアウターパネル141とルーフサイドインナパネル142を一体結合して閉断面構造に形成され、内部にはルーフサイドレールリンフォース143とそれに重ね合わされ一体結合されたルーフサイドレールサポート144とで閉断面を成す補強部材r1を備え、これによってルーフサイドレール140の剛性強化を図っている。ルーフサイドレールリンフォース143の内外フランジf1はルーフサイドアウターパネル141とルーフサイドインナパネル142の各内外フランジf2に挟まれて3枚重ねの状態で互いに溶接される。
【0004】
更に、図8に示すように、ルーフサイドレール140のセンターピラー結合位置より後方の段差部Dにおいてルーフサイドレール140は上下2重構造を採る。
即ち、ルーフサイドレール140の主部a1はルーフサイドアウターパネル141とルーフサイドレールエクステンションアッパー145を一体結合した比較的小さい閉断面構造を採り、内部にはルーフサイドレールリンフォース143とそれに重ね合わされ一体結合されたルーフサイドレールサポート144から成る補強部材r1を備え、これによってルーフサイドレール140の上側部の剛性強化を図っている。なお、主部a1において、ルーフサイドレールリンフォース143の内外フランジf1はルーフサイドアウターパネル141とルーフサイドレールエクステンションアッパー145の各内外フランジf3に挟まれて3枚重ねされ、その上下面にはルーフ170及びルーフインナパネル180が更に重ねられ、5枚重ね部q1として互いに溶接される。
【0005】
主部a1の下方で空間190を介し補助部a2が配備される。補助部a2はルーフサイドインナパネル142とルーフサイドレールエクステンションロア146の内外フランジの部分を一体結合した形状を成し、その内フランジ部分はルーフインナパネル180下向き膨出部181の更に内側部分に溶接されている。ここで下向き膨出部181にはスライドドアレール190が取付けられ、同スライドドアレール190にはスライドドア200の上端がローラ付きアーム210を介し連結支持される。
更に、図9に示すように、ルーフサイドレール140の中央部分の断面形状は、スライドドアレール190が主部a1のルーフサイドレールエクステンションアッパー145の下面に接合された点、及び補助部a2を成すルーフサイドインナパネル142とルーフサイドレールエクステンションロア146の車幅方向(紙面左右方向)の幅が比較的短く形成される以外は段差部Dとほぼ同様の構成を採る。しかも、中央部分の主部a1の3枚重ねとなる内外フランジにはその上側にルーフ170が、下側にルーフサイドインナパネル142が重ね合わせて、5枚重ね部の状態で互いが溶接された構成を成している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このように、後ドアがスライドドア200である車体構造では、ルーフサイドレール140の前後開口120、130の各上縁対向部での断面形状が相違し、両者間は段差部Dを介して連結された状態にある。この場合、図6に示すように、前開口120の上縁対向部の軸心、即ち、断面方向での圧縮力と引張力が釣合って打ち消される剛性中心位置となる軸心y1(軸心線L1参照)に対して、後開口130の上縁対向部の軸心y2(軸心線L2参照)が車体中央側に大きく偏心δ(図8参照)することとなる。
このため、正面衝突やオフセット衝突時において、ルーフサイドレールに軸方向の過荷重が加わった場合に、最偏心部分である段差部Dが最も屈曲に対して弱いことより、折れる可能性が高いという問題がある。
【0007】
そこで、従来の車体構造では、図7に示すように、ルーフサイドレールリンフォース143とルーフサイドレールサポート144が一体結合して閉断面を成すよう形成された補強部材r1を用い、ルーフサイドレール140やその前側のフロントピラー150等を補強し、過度な屈曲変形を防止していた。しかし、このような従来構造では、厚板リンフォースを組合わせ、それらの内外フランジをルーフサイドアウターパネル143とルーフサイドレールエクステンションアッパー145の各内外フランジf1,f3で挟み、そこにルーフ170等のその他の部材を重ねて溶接することとなる。結果として、組付け作業性の低下を招き、しかも、部品点数増大、溶接作業工数の増加を招くこととなる。しかも、補強部材r1自体もルーフサイドレールの前開口120と後開口130の各上縁対向部において車幅方向に偏心してしまうことより、最偏心部分である段差部Dの屈曲に対する剛性を十分に確保できないという問題もある。
【0008】
本発明は、以上のような課題に基づき、ルーフサイドレールの前側部と後開口対向部の断面積が相違し、両者間が最偏心部分となる段差部を介して連結されるような車体構造において、段差部の剛性強化を図れ、しかも、部品点数を抑え、溶接作業工数を抑えることのできる車体構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、ルーフサイドレールアウタパネルとルーフサイドレールインナパネルを一体結合して閉断面に形成されたルーフサイドレールを有し、同ルーフサイドレールはセンタピラーの上端との接合位置の後部において段差部を有し、同ルーフサイドレールの前後方向における前記段差部の後方がスライドドアで開閉される車体の側部開口の上縁部分を形成している車体構造において、前記ルーフサイドレールの前側部分より同前側部分に連続する前記段差部の後方の側部開口対向部分にまでパイプ状の補強部材を嵌挿し、前記パイプ状補強部材は前側部分での断面積より同前側部分に連続する側部開口対向部分での断面積を減少させるように形成され、同パイプ状補強部材を前記前側部分のルーフサイドレールインナパネルと前記側部開口対向部分のルーフサイドレールエクステンションアッパーとに順次溶接固定したことを特徴とする。
このように、スライドドアを採用する車体構造におけるルーフサイドレールが、その前側部分の断面積に対しこれに連続する側部開口対向部がその断面積を縮小することとなりその連結部が段差を成し、応力集中を起こしやすい部位となったとしても、パイプ状補強部材によりルーフサイドレールの断面係数が向上して剛性を強化することができる。更に、車体の衝突時に過荷重を受けてルーフサイドレール、特に、応力集中し易い部分となる段差部分が座屈し始めた後も、形状変形量を抑制でき、しかも、パイプ状補強部材を前記前側部分のルーフサイドレールインナパネルと前記側部開口対向部分のルーフサイドレールエクステンションアッパーとに順次溶接固定するので、部品点数を抑え、溶接作業工数を抑えることができる。
更に、この車体構造では、ルーフサイドレールが前側部分より同前側部分に連続する側部開口対向部分の閉断面を縮小して連続形成されるので、このような形状のルーフサイドレールに嵌着されるパイプ状補強部材もその前側部分より同前側部分に連続する側部開口対向部分の断面積を減少させるように形成されることで、これがパイプ状補強部材に嵌挿組付けされる際の組付性向上、生産性向上を図ることができる。
【0010】
請求項2の発明は、請求項1記載の車体構造において、前記ルーフサイドレールの前端にはピラーインナパネルとピラーアウタパネルを一体結合して閉断面に形成されたフロントピラーが連結され、同フロントピラーのピラーインナパネルと前記ルーフサイドレールのルーフサイドレールインナパネルとにわたり前記パイプ状補強部材が溶接固定されたことを特徴とする。
この車体構造では、車体前側のフロントピラーのピラーインナパネルとルーフサイドレールのルーフサイドレールインナパネルとに単一のパイプ状補強部材が連続して溶接固定されるので、フロントピラーよりルーフサイドレールにわたる補強構造を簡素化でき、部品点数を抑え、組付性向上による生産性向上を図れる。
【0011】
請求項3の発明は、請求項1又は2記載の車体構造において、前記パイプ状補強部材はハイドロフォーム成型により長手方向の各位置での断面積を変化させて形成されていることを特徴とする。
この車体構造では、ハイドロフォーム成型によるパイプ状補強部材がその断面積を長手方向の各位置で適正な形状に容易に変化させることができ、剛性確保と組付性向上をより向上できる。
【0013】
請求項4の発明は、請求項3記載の車体構造において、前記パイプ状補強部材は側部開口対向部分において断面内方に突出する内突部が形成されていることを特徴とする。
この車体構造では、ルーフサイドレールの前側部分よりそれに連続する側部開口対向部における断面積を減少させるように形成するにあたり、補強部材に内突部を設けることにより大幅な断面積変化を容易に実現することができ、しかも、内突部により断面係数がより向上して剛性強化を図れる。
【0014】
請求項5の発明は、請求項4記載の車体構造において、前記内突部の外周側基部は車両外側から内方に向かうよう形成されていることを特徴とする。
この車体構造では、パイプ状補強部材がその長手方向において前側部分に対する側部開口対向部の軸心の偏心をより抑えることができ、しかも衝撃入力による変形時に、内突部が広がらないことより剛性強化をより確実に図ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態としての車体構造を説明する。
本発明の車体構造は、図2の車両Vの車体側部に適用されている。車両Vの車体側部は車体前部を除いた主要部を一体形成する側部基材1を備え、同側部基材1はプレス成形され、ここには後述の複数の車体構成部材が適所に溶接されることでその剛性強化が図られている。
【0016】
側部基材1はその中央に前後ドア2、3(図1、2参照)に開閉される前後開口4、5を形成され、その前後開口4、5をセンタピラー6で区分している。側部基材1はその前端部で前開口4の前端縁となるフロントピラーアッパー7及びロアー8のアウタ部材7a,8aを形成し、後開口5の後方側に後開口後端縁となるCピラーアッパー及びロアーのアウタ部材9a,10aを連続形成する。しかも、側部基材1はCピラーロアーアウタ部材10aの後方に連続してリアフェンダーアッパー11a及びリアピラーアッパー及びロアーのアウタ部材12a、13aを形成する。更に、側部基材1はその前後開口4、5及びリアフェンダーアッパー11aの上方部分へと連続する部位でルーフサイドレール14のアウタ部材14aを形成し、前後開口4、5の下縁部でサイドシルのアウタ部材15aを形成する。なお、側部基材1はルーフサイドレールとフロントピラーアッパー7の各アウタ部材14a,7aを相互に連続形成している。
【0017】
フロントピラーアッパー及びロアーのアウタ部材7a,8aにはフロントピラーアッパー及びロアーのインナ部材7b、8bが重ね合わされ、両者の端部フランジが相互に溶接され、閉断面構造のフロントピラーPaを形成している。
ルーフサイドレール14のルーフサイドレールアウタパネル(アウタ部材)14aは車体の前後方向Xに伸びるルーフサイドレールインナパネル(インナ部材)14bが重ね合わされ、両者の端部フランジが相互に溶接され、閉断面構造のルーフサイドレール14が形成されるが、その具体的構成は後述する。
サイドシル15のアウタ部材15aは車体の前後方向Xに伸びるインナ部材15aが重ね合わされ、端部フランジが相互に溶接され、閉断面構造のサイドシル15が形成される。
【0018】
リアフェンダーアッパー11a及びリアピラーアッパー及びロアーのアウタ部材12a、13aには図示しないインナ部材が重ね合わされ、両者の端部フランジが相互に溶接され、閉断面構造のリアフェンダーrf及びリアピラーrp(図2参照)が形成される。
フロントピラーアッパー7の後端と同一形状のルーフサイドレール14の先端部は閉断面構造を採り、図1、図3に示すように、ルーフサイドレールアウタパネル14a及びインナパネル14bの内フランジf10、f11は互いに重ねられ、その上側にルーフ16の側端部の屈曲縁161が重ねられ同フランジ重合部p1が一体的に溶接されている。なお、このフランジ重合部p1の上部は図示しない弾性シール部材で覆われ、美観が確保される。
【0019】
ルーフサイドレールアウタパネル14a及びインナパネル14bの外フランジは互いに重ねられ、同フランジ重合部p2はシールゴム17で覆われる。フランジ重合部p2のシールゴム17はフロントドア2の閉鎖時に同フロントドア2の上部サッシと圧接して室内(紙面右側領域)をシールする。
このようなルーフサイドレール14の主部a1は、その閉断面空間にパイプ状補強部材18を嵌挿し、同パイプ状補強部材18とルーフサイドレールインナパネル14bとの当接部の複数箇所を長手方向に沿って間欠的に順次溶接し(符号wとして記す)、パイプ状補強部材18とルーフサイドレールインナパネル14bを一体結合している。
【0020】
パイプ状補強部材18はハイドロフォーム成型により長手方向の各位置での断面積を変化させて形成されており、フロントピラーアッパー7よりルーフサイドレール14の主要部に亘って連続配備される。特に、パイプ状補強部材18はフロントピラーアッパー7よりルーフサイドレール14の前側部では比較的大径パイプ状に形成され、これによりフロントピラーアッパー及びルーフサイドレール14の剛性、特に、屈曲剛性を十分に強化している。
図1、図4に示すように、ルーフサイドレール14はセンタピラー6の上端との接合位置の後部において段差部Dを有し、この段差部Dでのルーフサイドレール14はルーフサイドレールアウタパネル14aとルーフサイドレールインナパネル14bとを比較的大きく離して配設し、その間に主部a1、空間部19及び補助部a2を形成した構成を採る。
【0021】
ここで、ルーフサイドレール14の主部a1は、ルーフサイドレールアウタパネル14aとルーフサイドレールエクステンションアッパー14cとを一体結合した閉断面構造を車幅方向Y及び上下方向において比較的小さく形成され、その閉断面空間にパイプ状補強部材18の縮径部18sを嵌挿し、同縮径部18sとルーフサイドレールエクステンションアッパー14cとの当接部の複数箇所を長手方向に沿って間欠的に順次溶接(符号wとして記す)し、パイプ状補強部材18とルーフサイドレール14の主部a1を一体結合している。
なお、主部a1において、ルーフサイドレールアウタパネル14aとルーフサイドレールエクステンションアッパー14cの各内外フランジf12,f13の上下面にはルーフ16及びルーフインナパネル20が更に重ねられ、4枚重ね部p3として互いに溶接される。
【0022】
ルーフサイドレールアウタ14aとルーフサイドレールエクステンションアッパー14cとの車体外側端側の2枚重ね部p4はシールゴム24で覆われ、スライドドア3の圧接時に車内をシールすることができる。
【0023】
ここでのパイプ状補強部材18の縮径部18sはその断面内方に突出する内突部181が形成されることで縮径成形されている。しかも、内突部181はその外周側基部eが車側端側(図4で左側)と対向するように形成され、その外周側基部eから縮径部18s内方に向かうよう延出板形状に形成されている。なお、外周側基部eは溶接される。このように、パイプ状補強部材18の縮径部18sは、ルーフサイドレール14の段差部Dより中間部に続く部位において、その断面形状が外側端に外周側基部eを位置させ、内突部181を横向きで配置し、その上下に丸く突出た片状部gがそれぞれ形成され、全体が横向きハート型の断面形状を呈して縮径成形されている。
横向きハート型の断面形状を呈したパイプ状補強部材18の縮径部18sはその内部に内突部181を延出板形状に形成することで縮径率を十分に大きくして成形される。即ち、パイプ状補強部材18をハイドロフォーム成型により長手方向の各位置での断面積を変化させて形成する場合、通常のハイドロフォーム成型であると、拡管率が5乃至10%程度である。
【0024】
しかし、ここでは、あらかじめ比較的外形の大きな図示しないパイプ状素材を用意し、同パイプ素材の一部を縮径加工し、その上でハイドロフォーム成型で拡径加工する。縮径加工では縮径部18sにおいて、その断面内方に突出する内突部181がプレス加工で凹設されて縮径成形され、縮径率を十分に大きく確保できる。次いで、パイプ素材全体を所定の型に嵌着し、型締めし、通常の拡管率が5乃至10%程度でのハイドロフォーム成型を行う。この際、プレス加工で凹設されていた部位が板状の内突部に成形される。
この後、型開きして得られたパイプ状補強部材18の縮径部は外周側基部eを溶接され、製品となる。このようなパイプ状補強部材18は、結果的に拡径率を十分に大きなものとして成形したと同様の加工が行われたこととなる。
このパイプ状補強部材18は補強部材として使用される場合、フロントピラー7及びルーフサイドレール14にわたって連続して嵌挿され、部品点数削減、溶接工数削減、コスト低減に寄与できる。
【0025】
ここで主部a1の下側の空間部19は車側端側を開放して形成され、この空間部19の車体中央よりの最深部にはルーフインナパネル20の下向き膨出部201が形成される。下向き膨出部にはスライドドアレール23が前後方向Xに対して傾いて取付けられており、同スライドドアレール23にはスライドドア3の上端部がローラ付きアーム21を介し摺動可能に連結支持される。
この空間部19はローラ付きアーム21やスライドドアレール23との干渉を避けるべく比較的大きな空域として形成され、結果として、主部a1の断面積は比較的小さく形成されることとなる。
主部a1の下方で空間部19を介し補助部a2が配備される。補助部a2はルーフサイドレールインナパネル14bとルーフサイドレールエクステンションロア14dを逆L字型閉断面形状を成すように重ね合わせて、2枚重ねの内外フランジ部分p5を一体結合した形状を成す。両内フランジf14部分はルーフインナパネル20の下向き膨出部201の更に内側部分に溶接されている。
【0026】
ルーフサイドレールエクステンションロアー14dとルーフサイドレールインナパネル14bとの車体外側端側の2枚重ね部p6はシールゴム25で覆われ、スライドドアの圧接時に車内をシールすることができる。
次に、図1、図5に示すように、ルーフサイドレール14の中間部は、段差部Dと略同様に、主部a1、空間部19及び補助部a2を形成する。ここでの主部a1は、段差部Dと同様の形状を採り、ルーフサイドレールエクステンションアッパー14cの下面にスライドドアレール23が接合された点、及び、補助部a2の車幅方向の幅が比較的短く形成される点でのみが相違し、主部a1内の縮径部18sは同一構成を採る。
【0027】
ここで、スライドドアレール23はその前後方向Xにおいて段差部Dで車体中央側に大きく湾曲変位し、中間部で車側端側に変位して取付けられる。これによってスライドドア3を閉鎖時に後開口5に嵌合させ、開放後の後方スライド時に側部基材1と干渉することなく、車側端より離れる方向に変位した上で後方にスライドできる。
なお、スライドドアレール23と平行して側部基材1側の外側壁中間部(図1に符号tで示す)には図示しない中間スライドドアレールが取付けられ、この中間スライドドアレールにはスライドドア3の上下方向での中間部より内方に向けて延出する図示しないスライドバーの先端のローラが嵌着され、これによって、スライドドアレール23及び中間スライドドアレールに案内されてスライドドア3は側部基材1側と干渉することなく、容易に後開口を開閉作動し、前後に摺動できる。
【0028】
次に、ルーフサイドレール14の後部は前端部と同様に、ルーフサイドレールアウタパネル14aとルーフサイドレールインナパネル14bとが互いに重ねられて閉断面構造を成し、その後方端はリアピラーアッパーアウタ12a側に連続して形成される。なお、衝突時の過荷重はルーフサイドレール14及びその内部のパイプ状補強部材18によって前後方向全域において分散される。このため、ここではルーフサイドレール14の後部にまでパイプ状補強部材18を延出配備する必要性が低いことより、ここでのルーフサイドレール14の後部の閉断面からはパイプ状補強部材18の後部が排除されている。しかし、場合によってはこの部位にまでパイプ状補強部材18を延出配備しても良い。
このような車体構造を採用した、車両が走行時に正面衝突やオフセット衝突して、フロントピラーPaよりルーフサイドレール14に向けて過荷重が加わったとする。
【0029】
この場合、ルーフサイドレール14の前側部に対し段差部Dの後方である後開口5の上縁対向部の断面積が大きく相違する。特に後開口5の上縁対向部を成す主部a1、空間部19及び補助部a2からなる断面部の軸心、即ち、その剛性中心(断面方向での圧縮力と引張力が釣合って打ち消される位置)となる軸心y2’(軸心線L2’参照)に対して、前開口4の上縁対向部である前側部の軸心y1’(軸心線L1’参照)に対して車体中央側に偏心δ’し、段差部Dは最偏心部分となる。
しかし、ここではフロントピラーPaやルーフサイドレール14の前端部はパイプ状補強部材18の比較的大径の前側部により十分補強され、ルーフサイドレール14の段差部D及び中間部はパイプ状補強部材18の縮径部18sにより十分補強されることより、過荷重はフロントピラーPaやルーフサイドレール14の前端及びルーフサイドレール14の段差部D及び中間部において順次拡散され、局所的な屈曲変形は抑制される。
【0030】
特に、パイプ状補強部材18は段差部Dの屈曲を抑制できる。即ち、パイプ状補強部材18はその段差部より中間部に続く部位でハート型の断面形状を呈し、外側端に外周側基部eが位置した内突部181を横向きで配置している。このため、内突部181が縮径部18sの剛性強化を十分に強化できる。しかも、縮径部18sの内突部181は外周側基部eが車側端側と対向するように形成され、その外周側基部eが溶接されているので縮径部18sの軸心が比較的車側端側である外周側基部eに偏り、パイプ状補強部材18自体では段差部Dにおける前端部に対しての中間部の軸心のずれである偏心δ’が比較的小さく抑えられる。
【0031】
この点よりパイプ状補強部材18自体が段差部Dでの剛性を十分に確保でき、更に、ルーフサイドレール14の段差部Dや中間部が座屈あるいは屈曲し始めたとしても、パイプ状補強部材18の縮径部18sの内突部181の剛性が高く、パイプ状補強部材18自体の車体中央側への偏心が比較的小さいため、段差部Dでの座屈あるいは屈曲強度が高く、しかも外周側基部eが溶接されることによっても剛性強度を高めており、その座屈変位をより確実に抑制できる。
このため、正面衝突やオフセット衝突に対して、構造上応力集中が生じ易い部位を生じてしまうスライドドアを採用した車両の車体構造において、センターピラー6の連結部近傍の段差部Dでの前後部位の軸心の偏心δ’を緩和し、断面特性向上の2面から効果的に補強することが可能となる。
【0032】
また、従来の複数のリンフォースを最中状に重ねて成る補強部材を用いた場合のように、フランジ部の重ね板の枚数が増加し易い上に溶接作業工数が増加するという問題を緩和できる。即ち、これにより、部品点数を削減でき、溶接作業工数の低減、組付け性向上による生産性向上を実現できる。
上述のところにおいて、側部基材1は前後開口を前ドア及びスライドドアで開閉する車体構造を説明したが、これに変えて、図示しない側部基材に単一の開口を形成し、同開口をスライドドアで開閉する車体構造であっても良く、この場合も図1の車体構造と同様の作用効果が得られる。
【0033】
【発明の効果】
以上のように、本願請求項1の発明によればルーフサイドレールがその前側部分の断面積に対しこれに連続する側部開口対向部がその断面積を縮小することとなりその連結部が段差を成し、応力集中を起こしやすい部位となったとしても、パイプ状補強部材によりルーフサイドレールの断面係数が向上して剛性を強化することができる。更に、車体の衝突時に過荷重を受けてルーフサイドレール、特に、応力集中し易い部分となる段差部分が座屈し始めた後も、形状変形量を抑制でき、しかも、パイプ状補強部材を前記前側部分のルーフサイドレールインナパネルと前記側部開口対向部分のルーフサイドレールエクステンションアッパーとに順次溶接固定するので、部品点数を抑え、溶接作業工数を抑えることができる。
更に、パイプ状補強部材は前側部分での断面積より側部開口対向部分での断面積を減少させた場合、ルーフサイドレールは前側部分より同前側部分に連続する側部開口対向部分の閉断面を縮小して連続形成されるので、このような形状のルーフサイドレールに嵌着されるパイプ状補強部材もその前側部分より同前側部分に連続する側部開口対向部分の断面積を減少させるように形成されることで、これがパイプ状補強部材に嵌挿組付けされる際の組付性向上、生産性向上を図ることができる。
【0034】
本願請求項2の発明によれば、ルーフサイドレールの前端にフロントピラーが連結され、これらにパイプ状補強部材が溶接固定された場合には、車体前側のフロントピラーのピラーインナパネルとルーフサイドレールのルーフサイドレールインナパネルとに単一のパイプ状補強部材が連続して溶接固定されるので、フロントピラーよりルーフサイドレールにわたる補強構造を簡素化でき、部品点数を抑え、組付性向上による生産性向上を図れる。
本願請求項3の発明によれば、パイプ状補強部材はハイドロフォーム成型により形成された場合には、ハイドロフォーム成型によるパイプ状補強部材はその断面積を長手方向の各位置で適正な形状に容易に変化させることができ、剛性確保と組付性向上をより向上できる。
【0035】
本願請求項4の発明によれば、前記パイプ状補強部材に内突部が形成された場合、ルーフサイドレールの前側部分よりそれに連続する側部開口対向部における断面積を減少させるように形成するにあたり、補強部材に内突部を設けることにより大幅な断面積変化を容易に実現することができ、しかも、内突部により断面係数がより向上して剛性強化を図れる。
【0036】
本願請求項5の発明によれば、前記内突部の外周側基部は車両外側から内方に向かうよう形成された場合、パイプ状補強部材はその長手方向において前側部分に対する側部開口対向部の軸心の偏心をより抑えることができ、しかも衝撃入力による変形時に、内突部が広がらないことより剛性強化をより確実に図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての車体構造が適用された車両の側部基材及び連結部材の分解斜視図である。
【図2】図1の車体構造を適用した車両の概略平面図である。
【図3】図1中のA−A線拡大断面図である。
【図4】図1中のB−B線拡大断面図である。
【図5】図1中のC−C線拡大断面図である。
【図6】従来の車体構造が適用された車両の側部基材及び連結部材の分解斜視図である。
【図7】図6中のE−E線拡大断面図である。
【図8】図6中のF−F線拡大断面図である。
【図9】図6中のG−G線拡大断面図である。
【符号の説明】
1 側部基材
3 スライドドア
5 車体の側部開口
6 センタピラー
14 ルーフサイドレール
14a ルーフサイドレールアウタ
14b ルーフサイドレールインナ
18 パイプ状補強部材
18s 縮径部
181 内突部
e 外周側基部
y1’ 前開口の上縁対向部の軸心
y2’ 後開口の上縁対向部の軸心
δ’ 段差部での偏心
D 段差部
L1’ 前開口の上縁対向部の軸心線
L2’ 後開口の上縁対向部の軸心線
X 前後方向
Claims (5)
- ルーフサイドレールアウタパネルとルーフサイドレールインナパネルを一体結合して閉断面に形成されたルーフサイドレールを有し、同ルーフサイドレールはセンタピラーの上端との接合位置の後部において段差部を有し、同ルーフサイドレールの前後方向における前記段差部の後方がスライドドアで開閉される車体の側部開口の上縁部分を形成している車体構造において、
前記ルーフサイドレールの前側部分より同前側部分に連続する前記段差部の後方の側部開口対向部分にまでパイプ状の補強部材を嵌挿し、
前記パイプ状補強部材は前側部分での断面積より同前側部分に連続する側部開口対向部分での断面積を減少させるように形成され、同パイプ状補強部材を前記前側部分のルーフサイドレールインナパネルと前記側部開口対向部分のルーフサイドレールエクステンションアッパーとに順次溶接固定したことを特徴とする車体構造。 - 請求項1記載の車体構造において、
前記ルーフサイドレールの前端にはピラーインナパネルとピラーアウタパネルを一体結合して閉断面に形成されたフロントピラーが連結され、同フロントピラーのピラーインナパネルと前記ルーフサイドレールのルーフサイドレールインナパネルとにわたり前記パイプ状補強部材が溶接固定されたことを特徴とする車体構造。 - 請求項1又は2記載の車体構造において、
前記パイプ状補強部材はハイドロフォーム成型により長手方向の各位置での断面積を変化させて形成されていることを特徴とする車体構造。 - 請求項3記載の車体構造において、
前記パイプ状補強部材は側部開口対向部分において断面内方に突出する内突部が形成されていることを特徴とする車体構造。 - 請求項4記載の車体構造において、
前記内突部の外周側基部は車両外側から内方に向かうよう形成されていることを特徴とする車体構造。
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