JP6911753B2 - 車両側部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両側部構造に関する。
特許文献1には、前部及び後部ルーフコラム(ピラー)を具備するルーフモジュールが、ピラーロア部であるコラム部分を具備する基本モジュール上に置かれて接続されるボデー構造が開示されている。ルーフモジュールの前部及び後部ルーフコラムは、それぞれ関連するクロスメンバにより相互に接続されている。ここで、各骨格部材の接続は接着や溶接によるものである。例えば、特許文献1のボデー構造におけるフロントピラーでは、前部ルーフコラムに対して、基本モジュールから車両上方に延出するコラム部分と、車幅方向に延在するクロスメンバが、それぞれ接着又は溶接により固定されている。
ところで、特許文献1のようなボデー構造では、各骨格部材のアウタパネルが一体化されたサイドアウタパネルにより車両の外壁面が構成されている。このようなサイドアウタパネルについては成形性や軽量化材料の選択に改善の余地がある。
特表2005−537179号公報
本発明は、サイドアウタパネルの成形性を向上させると共に、軽量化材料を選択することが可能な車体側部構造を提供することを目的とする。
請求項1の車両側部構造は、車両側部に配置され、閉断面を有する複数の骨格部材と、各前記骨格部材とは独立して成形されると共に、各前記骨格部材を車幅方向外側から覆うサイドアウタパネルと、複数の前記骨格部材により構成されるドア開口部と、前記ドア開口部に開閉可能に設けられるサイドドアと、前記ドア開口部と前記サイドドアとの隙間を塞ぐシール部材と、を備え、前記サイドアウタパネルは、前記ドア開口部を囲み、かつ前記サイドドアの閉状態において前記シール部材の弾性力を受けるオープニングパネルを含む複数のパネルから構成され、前記オープニングパネルは、各前記骨格部材に対して設けられた溶接部と、前記シール部材が当接する当接面と前記溶接部との間に設けられたビードと、を有している。
請求項1の車両側部構造は、例えば、ロッカ、フロントピラー、センタピラー、リヤピラー、及びルーフサイドレールを骨格部材とする車両に適用される。当該車両側部構造では、例えば、ロッカ、フロントピラー、ルーフサイドレール及びセンタピラーにより、フロント側のサイドドアに対応するドア開口部であるフロントサイドドア開口部が形成されている。また例えば、ロッカ、センタピラー、ルーフサイドレール及びリヤピラーにより、リヤ側のサイドドアに対応するドア開口部であるリヤサイドドア開口部が形成されている。そして、複数の骨格部材の車幅方向外側部分は、各骨格部材とは独立して成形され、かつ複数のパネルから構成されるサイドアウタパネルにより覆われている。ここで、「独立して成形」とは、骨格部材とは別部材により形成されていることを意味する。サイドアウタパネルは、各ドア開口部を囲むオープニングパネルを含んでいる。オープニングパネルは、サイドドアの閉状態において、各ドア開口部と対応するサイドドアとの間に存在するシール部材の弾性力を保持するように形成されている。
請求項1の車両側部構造によれば、ドア開口部に対応し、かつ複雑な形状を有するオープニングパネルが、サイドアウタパネルを構成する他のパネルと分離されている。すなわち、サイドアウタパネルを骨格部材とは独立した複数のパネルに分割することにより、サイドアウタパネルの成形性を向上させると共に、軽量化材料を選択することができる。
また、請求項の車両側部構造では、オープニングパネルが、ボルトやリベット等の部品ではなく溶接により骨格部材に対して固定されている。当該車両側部構造によれば、車両の重量を低減でき、製造コストを低減することができる。
「ビード」とは、オープニングパネルを構成する板材に対し、プレス加工、曲げ加工等により形成された突出部である。請求項の車両側部構造では、シール部材が当接する当接面と溶接部との間にビードを設けることにより、当該ビードが溶接によるオープニングパネルの熱変形を吸収するため、当接面の面精度を確保することができる。
請求項の車両側部構造では、前記オープニングパネルは、外縁部が各前記骨格部材の車幅方向外側の面又は前記サイドドア側の面に設けられている。
ここで、「サイドドア側の面」とは、ドア開口部の内縁部である内壁面を意味する。請求項の車両側部構造では、オープニングパネルが骨格部材を包み込むように覆っていない。つまり、サイドアウタパネルの外縁部において、骨格部材を包み込むように覆うための複雑な絞り加工を必要としないため、成形性を向上させると共に、軽量化材料を選択するができる。また、オープニングパネルにおいて骨格部材との二重部分が減少することで、車体の軽量化を図ることができる。
請求項の車両側部構造は、前記骨格部材としてルーフサイドレールを備え、前記サイドアウタパネルとして前記ルーフサイドレールを覆うレールガーニッシュを備えている。
請求項の車両側部構造では、サイドアウタパネルとして、オープニングパネルとは別に骨格部材であるルーフサイドレールを覆うレールガーニッシュが設けられている。当該車両側部構造によれば、ルーフサイドレールを装飾するという機能や意匠の単位でパネルを設けることにより、車体の外板色を容易に塗り分けることができる。
請求項の車両側部構造は、前記骨格部材としてリヤピラーを備え、前記サイドアウタパネルとして前記リヤピラーを含む車両後方の車幅方向外側部分を覆うクォータパネルを備えている。
請求項の車両側部構造では、サイドアウタパネルとして、オープニングパネルとは別に骨格部材であるリヤピラーを含む車両後方の車幅方向外側部分を覆うクォータパネルが設けられている。当該車両側部構造によれば、車両後方の外壁面を形成するという機能や意匠の単位でパネルを設けることにより、車体の外板色を容易に塗り分けることができる。
本発明によれば、サイドアウタパネルの成形性を向上させると共に、軽量化材料を選択するができる。
本発明の各実施形態に係る車両側部構造であって、車体に固定されたサイドアウタパネルを示す右側面図である。 本発明の各実施形態に係る車両側部構造であって、車体に固定される前のサイドアウタパネルを示す右側面図である。 第1の実施形態に係る車両側部構造であって、フロントピラー周囲の断面図(図1のA−A断面図)である。 第1の実施形態に係る車両側部構造であって、ルーフサイドレール周囲の断面図(図1のB−B断面図)である。 第1の実施形態に係る車両側部構造であって、リヤピラー周囲の断面図(図1のC−C断面図)である。 第2の実施形態に係る車両側部構造であって、フロントピラー周囲の断面図(図1のA−A断面図)である。 第2の実施形態に係る車両側部構造であって、ルーフサイドレール周囲の断面図(図1のB−B断面図)である。 第2の実施形態に係る車両側部構造であって、リヤピラー周囲の断面図(図1のC−C断面図)である。
以下、本発明の各実施形態に係る車両側部構造10について、図1〜図8を用いて説明する。なお、各図において、矢印FRは車両前方を示し、矢印UPは車両上方を示し、矢印OUTは車幅方向外側を示している。また、車両の前部は、基本的に左右対称に構成されているので、車両右方側を図示して説明する。
[第1の実施形態]
第1の実施形態に係る車両側部構造10について、図1〜図5を用いて説明する。
(車両側部構造の基本構成)
図1及び図2に示されるように、第1の実施形態に係る車両側部構造10が適用された車両(車体)12には、車幅方向外側の下部において車両前後方向に沿ってロッカ62が延在されている。このロッカ62の前端部からは、上方へ向かってフロントピラー50が延在されている。また、ロッカ62の車両前後方向中央部からは、上方へ向かってセンタピラー60が延在されている。さらに、ロッカ62の後端からは、上方へ向かってリヤピラー70が延在されている。フロントピラー50の上端部、センタピラー60の上端部及びリヤピラー70の上端部には、車両前後方向に沿って延在されたルーフサイドレール80がそれぞれ結合されている。ここで、ロッカ62、フロントピラー50、センタピラー60、リヤピラー70及びルーフサイドレール80は、金属製であって閉断面を有する骨格部材として形成されている。
ここで、ロッカ62、フロントピラー50、ルーフサイドレール80及びセンタピラー60によって、車幅方向からの側面視において略矩形状のフロントサイドドア開口部22が形成されている。また、ロッカ62、センタピラー60、ルーフサイドレール80及びリヤピラー70によって、車幅方向からの側面視において略矩形状のリヤサイドドア開口部24が形成されている。フロントサイドドア開口部22及びリヤサイドドア開口部24は、ドア開口部20の一例である。
また、各ドア開口部20にはサイドドア30が開閉可能に設けられている。具体的には、フロントサイドドア開口部22にはフロントサイドドア32が、リヤサイドドア開口部24にはリヤサイドドア34がそれぞれ開閉可能に設けられている。各ドア開口部20に対して、対応するサイドドア30が閉止されることで車内90側と車外92側(図3〜図5参照)とが仕切られる。なお、図3及び図4に示されるように、フロントサイドドア32にはシール部材としてのウエザストリップ42がフロントサイドドア32を囲むように設けられている。また、フロントサイドドア開口部22にはシール部材としてのウエザストリップ58がフロントサイドドア開口部22の内縁部に沿って設けられている。一方、図5に示されるように、リヤサイドドア34にはシール部材としてのウエザストリップ44がリヤサイドドア34の外縁部を囲むように設けられている。また、リヤサイドドア開口部24にはシール部材としてのウエザストリップ78がリヤサイドドア開口部24の内縁部に沿って設けられている。
図1及び図2に示されるように、本実施形態の車両側部構造10では、骨格部材であるロッカ62、フロントピラー50、センタピラー60、リヤピラー70及びルーフサイドレール80が複数のサイドアウタパネルで覆われている。具体的には、車両側部構造10は、いずれもサイドアウタパネルであるオープニングパネル14と、レールガーニッシュ16と、クォータパネル18を備えている。
オープニングパネル14は、ドア開口部20であるフロントサイドドア開口部22及びリヤサイドドア開口部24を囲むパネルである。このオープニングパネル14は、ドア開口部20を構成するロッカ62、フロントピラー50、センタピラー60、リヤピラー70及びルーフサイドレール80とは独立して成形されている。詳しくは、金属製の板材をプレス加工することで、各ドア開口部20に沿った形状に成形されている。そして、サイドドア30の閉状態において、オープニングパネル14には、各サイドドア30にそれぞれ設けられたウエザストリップ42及びウエザストリップ44が当接される(図3〜図5参照)。
レールガーニッシュ16は、ルーフサイドレール80を覆う部材である。このレールガーニッシュ16は、ルーフサイドレール80とは独立して成形された樹脂製のパネルである。
クォータパネル18は、リヤピラー70を含む車両後方の車幅方向外側部分を覆う部材である。クォータパネル18は、リヤピラー70、及びリヤタイヤ(図示せず)の車両上方側(例えば、図2の開口部64)を覆うパネルであって、車両前後方向に延在する樹脂製のパネルである。
(車両側部構造の断面構造)
次に本実施形態の車両側部構造10の断面構造について説明する。
(フロントピラー)
図3はフロントピラー50周囲の断面図(図1のA−A断面図)である。図3に示されるように、フロントピラー50は、車幅方向外側のフロントピラーアウタパネル52と、車幅方向内側のフロントピラーインナパネル54と、から構成されている。フロントピラーアウタパネル52は断面視において車両幅方向内側に開口したハット型を成しており、車両前方側には車両前方に延出するフランジ52Aが、車両後方側には車両後方に延出するフランジ52Bが、それぞれ形成されている。また、フロントピラーインナパネル54は断面視において車両幅方向外側に開口したハット型を成しており、車両前方側には車両前方に延出するフランジ54Aが、車両後方側には車両後方に延出するフランジ54Bが、それぞれ形成されている。そして、フランジ52Aとフランジ54Aとがスポット溶接により固定され、フランジ52Bとフランジ54Bとがスポット溶接により固定されている。これにより、フロントピラーアウタパネル52とフロントピラーインナパネル54とは固定されると共に、閉断面56を有するフロントピラー50が形成される。
一方、フロントピラー50の車幅方向外側の外壁面50Aから車両後方側の後壁面50Bにかけてオープニングパネル14が固定されている。詳しくは、オープニングパネル14の車両前方側が外壁面50Aに対してリベット110及び接着剤により固定され、車両後方側が後壁面50Bに対して接着剤により固定されている。
フロントピラー50の車両後方側端部であるオープニングパネル14、フランジ52B及びフランジ54Bの重複部分にはウエザストリップ58が設けられている。このウエザストリップ58は車幅方向外側に膨出された中空断面の中空シール部58Aを有している。
フロントピラー50(フロントピラーアウタパネル52)及びオープニングパネル14の重複部分には、ドアヒンジ120を介してフロントサイドドア32が開閉可能に固定されている。ここで、フロントサイドドア32は、金属製で略平板状のドアアウタパネル32Aと、金属製で略ハット型形状のドアインナパネル32Bと、を有している。なお、ドアアウタパネル32Aの車両前方には、車両前後方向に延在する樹脂製のフロントフェンダ130が設けられている。ドアアウタパネル32A及びフロントフェンダ130により、車体12の車幅方向外側には連続する意匠面が形成されている。ドアインナパネル32Bには、フロントサイドドア32の外縁部を囲むようにウエザストリップ42が設けられている。このウエザストリップ42は、フロントピラー50に面した側においては、フロントピラー50に向けて膨出された中空断面の中空シール部42Aを有している。
ここで、フロントサイドドア32側では、ドアインナパネル32B及びヒンジリテーナ32Cに対してドアヒンジ120の一端がボルト124A及びナット124Bにより固定されている。また、フロントピラー50側では、外壁面50Aを覆うオープニングパネル14の表面(車幅方向外側の面)に対して、ドアヒンジ120の他端がボルト122A及びナット122Bにより固定されている。以上のように、フロントサイドドア32は、ドアヒンジ120によりフロントピラー50に対して回動可能に固定されている。つまり、フロントサイドドア32は、フロントサイドドア開口部22を開閉可能とされている。
なお、フロントサイドドア32の車両後方側には図示しないラッチ機構が設けられており、このラッチ機構がセンタピラー60(図2参照)に設けられた図示しないストライカと係合することで、フロントサイドドア32は閉状態となる。フロントサイドドア32が閉状態となることにより、ウエザストリップ58の中空シール部58Aがドアインナパネル32Bに当接し、ウエザストリップ42の中空シール部42Aがオープニングパネル14の当接面14Aに当接する。これにより、フロントサイドドア32の閉状態においてフロントサイドドア開口部22(オープニングパネル14)とフロントサイドドア32との隙間が塞がれて、車内90の気密が保持される。
(ルーフサイドレール)
図4はルーフサイドレール80周囲の断面図(図1のB−B断面図)である。図4に示されるように、ルーフサイドレール80は、車両上方側のレールアウタパネル82と、車両下方側のレールインナパネル84と、から構成されている。レールアウタパネル82は断面視において車両下方側に開口したハット型を成しており、車幅方向内側には車幅方向内側に延出するフランジ82Aが、車両下方側には車両下方に延出するフランジ82Bが、それぞれ形成されている。また、レールインナパネル84は断面視において略板状であり、車幅方向内側は車幅方向内側に延出するフランジ84Aが、車両下方側には車両下方に延出するフランジ84Bが、それぞれ形成されている。そして、フランジ82Aとフランジ84Aとがスポット溶接により固定され、フランジ82Bとフランジ84Bとがスポット溶接により固定されている。これにより、レールアウタパネル82とレールインナパネル84とは固定されると共に、閉断面86を有するルーフサイドレール80が形成される。
なお、ルーフサイドレール80の車幅方向内側においては、ルーフパネル132の車幅方向外側に形成されたフランジ132Aが、フランジ82A及びフランジ84Aと共にスポット溶接により固定されている。
一方、ルーフサイドレール80の車幅方向外側の外壁面80Aにはオープニングパネル14が固定されている。詳しくは、オープニングパネル14の車両上方側が外壁面80Aに対してリベット110及び接着剤により固定されている。また、オープニングパネル14の車両下方側がフランジ82Bに対して接着剤により固定されている。
また、ルーフサイドレール80の車両上方側の上壁面80Bにはレールガーニッシュ16が固定されている。詳しくは、レールガーニッシュ16において車両下方側に突出形成されたクリップ16Aが、上壁面80Bに形成された図示しない取付穴に嵌ることにより、レールガーニッシュ16は固定されている。これにより、ルーフサイドレール80がレールガーニッシュ16により覆われる。このとき、レールガーニッシュ16により、ルーフパネル132の固定部(フランジ132A)及び、オープニングパネル14の車両上方側の固定部(リベット110)が遮蔽される。なお、レールガーニッシュ16とルーフパネル132との接触又は近接部分、レールガーニッシュ16とオープニングパネル14との接触又は近接部分には、それぞれシール材Sが塗布されている。
ルーフサイドレール80の車両下方側端部であるオープニングパネル14、フランジ82B及びフランジ84Bの重複部分にはウエザストリップ58が設けられている。このウエザストリップ58は、フロントピラー50から連続して形成されたものである。
上述のとおり、フロントピラー50には、ドアヒンジ120を介してフロントサイドドア32が開閉可能に固定されている。ここで、フロントサイドドア32は、サイドドアガラス36の窓枠を形成するドアフレーム32Dを備えている。このドアフレーム32Dには、サイドドアガラス36の車両上下方向への昇降を案内するガラスラン46が設けられている。さらに、ドアフレーム32Dには、フロントサイドドア32の外縁部を囲むようにウエザストリップ42が設けられている。このウエザストリップ42は、フロントピラー50から連続して形成されており、ルーフサイドレール80に面した側においては、中空シール部42Aがルーフサイドレール80に向けて膨出されている。
フロントサイドドア32が閉状態となることにより、ウエザストリップ58の中空シール部58Aがドアフレーム32Dに当接し、ウエザストリップ42の中空シール部42Aがオープニングパネル14の当接面14Aに当接する。これにより、フロントサイドドア32の閉状態においてフロントサイドドア開口部22(オープニングパネル14)とフロントサイドドア32との隙間が塞がれて、車内90の気密が保持される。
(リヤピラー)
図5はリヤピラー70周囲の断面図(図1のC−C断面図)である。図5に示されるように、リヤピラー70は、車幅方向外側のリヤピラーアウタパネル72と、車幅方向内側のリヤピラーインナパネル74と、から構成されている。リヤピラーアウタパネル72は断面視において車両幅方向内側に開口したハット型を成しており、車両前方側には車両前方に延出するフランジ72Aが、車両後方側には車両後方に延出するフランジ72Bが、それぞれ形成されている。また、リヤピラーインナパネル74は断面視において車両幅方向外側に開口したハット型を成しており、車両前方側には車両前方に延出するフランジ74Aが、車両後方側には車両後方に延出するフランジ74Bが、それぞれ形成されている。そして、フランジ72Aとフランジ74Aとがスポット溶接により固定され、フランジ72Bとフランジ74Bとがスポット溶接により固定されている。これにより、リヤピラーアウタパネル72とリヤピラーインナパネル74とは固定されると共に、閉断面76を有するリヤピラー70が形成される。
一方、リヤピラー70の車両前方側の前壁面70Aからフランジ72Aにかけてオープニングパネル14が固定されている。詳しくは、オープニングパネル14の車両前方側がフランジ72Aに対して接着剤により固定され、車両後方側が前壁面70Aに対してリベット110及び接着剤により固定されている。
また、リヤピラー70の車幅方向外側の外壁面70Bにはクォータパネル18が固定されている。詳しくは、クォータパネル18において車幅方向内側に突出形成されたクリップ18Aが、外壁面70Bに形成された図示しない取付穴に嵌ることにより、クォータパネル18は固定されている。これにより、リヤピラー70を含む車両後方の車幅方向外側部分がクォータパネル18により覆われる。このとき、クォータパネル18により、オープニングパネル14の車幅方向外側の固定部(リベット110)、及び車両後方の開口部64(図2参照)が遮蔽される。なお、クォータパネル18とオープニングパネル14との接触又は近接部分にはシール材Sが塗布されている。
さらに、リヤピラー70の車幅方向内側の内壁面70Cにはワイヤハーネス94及びクォータピラーガーニッシュ96が固定されている。詳しくは、ワイヤハーネス94はクランプ94Bにより保持されており、クランプ94Bから車幅方向外側に突出形成されたクリップ94Aが、内壁面70Cに形成された図示しない取付穴に嵌ることにより、ワイヤハーネス94は固定されている。また、クォータピラーガーニッシュ96において車幅方向外側に突出形成されたクリップ96Aが、内壁面70Cに形成された図示しない他の取付穴に嵌ることにより、クォータピラーガーニッシュ96は固定されている。これにより、リヤピラー70の車内90側はクォータピラーガーニッシュ96により覆われる。このとき、クォータピラーガーニッシュ96により、リヤピラー70及びワイヤハーネス94が遮蔽される。
リヤピラー70の車両前方側端部であるオープニングパネル14、フランジ72A及びフランジ74Aの重複部分にはウエザストリップ78が設けられている。このウエザストリップ78は車幅方向外側に膨出された中空断面の中空シール部78Aを有している。
リヤピラー70には、センタピラー60に設けられた図示しないドアヒンジを介してリヤサイドドア34が開閉可能に固定されている。ここで、リヤサイドドア34は、サイドドアガラス38の窓枠を形成するドアフレーム34Aを備えている。このドアフレーム34Aには、サイドドアガラス38の車両上下方向への昇降を案内するガラスラン48が設けられている。さらに、ドアフレーム34Aには、リヤサイドドア34の外縁部を囲むようにウエザストリップ44が設けられている。このウエザストリップ44は、リヤピラー70に面した側においては、リヤピラー70に向けて膨出された中空断面の中空シール部44Aを有している。
リヤサイドドア34が閉状態となることにより、ウエザストリップ78の中空シール部78Aがドアフレーム34Aに当接し、ウエザストリップ44の中空シール部44Aがオープニングパネル14の当接面14Bに当接する。これにより、リヤサイドドア34の閉状態においてリヤサイドドア開口部24(オープニングパネル14)とリヤサイドドア34との隙間が塞がれて、車内90の気密が保持される。
(その他)
図示しないが、オープニングパネル14はセンタピラー60及びロッカ62に対し、リベット及び接着剤により固定されている。ここで、センタピラー60にはオープニングパネル14の表面(車幅方向外側の面)に対して図示しないドアヒンジが固定されている。
(第1の実施形態のまとめ)
上述のとおり、本実施形態の車両側部構造10では、骨格部材であるロッカ62、フロントピラー50、センタピラー60、リヤピラー70及びルーフサイドレール80が複数のサイドアウタパネルで覆われている。例えば、各骨格部材により構成されるフロントサイドドア開口部22及びリヤサイドドア開口部24は、各骨格部材と別部材であるオープニングパネル14により囲まれている。詳しくは、ロッカ62、フロントピラー50、ルーフサイドレール80及びセンタピラー60のフロントサイドドア32寄り部分がオープニングパネル14により覆われている。また、ロッカ62、センタピラー60、ルーフサイドレール80及びリヤピラー70のリヤサイドドア34寄り部分がオープニングパネル14により覆われている。また、ルーフサイドレール80は、ルーフサイドレール80と別部材であるレールガーニッシュ16により覆われている。さらに、リヤピラー70を含む車両後方の車幅方向外側部分は、リヤピラー70と別部材であるクォータパネル18により覆われている。
以上のように構成される本実施形態の車両側部構造10は、以下の特徴及び効果を有している。
第1に、本実施形態は、各骨格部材を車幅方向外側から覆うサイドアウタパネルを、オープニングパネル14、レールガーニッシュ16及びクォータパネル18に分割した点に特徴がある。ここで、従来技術のように、各骨格部材のアウタパネルが一体化されたサイドアウタパネルは、その形状をドア開口部を構成する各骨格部材の形状や、車体の外壁面に対応させる必要がある。特に、ドア開口部の周囲は複雑な形状となることから、各骨格部材のアウタパネルが一体化されたサイドアウタパネルの場合は、成形性の向上が難しかった。これに対し、本実施形態では、少なくともオープニングパネル14を他のパネルから分離することにより、成形性を向上させることができる。また、本実施形態では、成形性が向上することにより、アルミニウムのような鉄より軟質な金属材料や樹脂材料をサイドアウタパネルに使用することができる。すなわち、軽量化材料を選択することができる。
第2に、本実施形態のオープニングパネル14では、外縁部が各骨格部材の車幅方向外側の面又は前記サイドドア側の面に設けられている点、換言すると、オープニングパネル14は骨格部材を包み込むように覆っていない点に特徴がある。例えば、フロントピラー50では、オープニングパネル14の車両前方側の外縁部が外壁面50Aに設けられており、オープニングパネル14はフロントピラー50を包み込むように覆っていない。また、ルーフサイドレール80では、オープニングパネル14の車両上方側の外縁部が外壁面80Aに設けられており、オープニングパネル14はルーフサイドレール80を包み込むように覆っていない。さらに、リヤピラー70では、オープニングパネル14の車両後方側の外縁部が前壁面70Aに設けられており、オープニングパネル14はリヤピラー70を包み込むように覆っていない。以上、本実施形態のオープニングパネル14は、各骨格部材を包み込む形状、換言すると、断面視において車両幅方向内側に開口したハット型に成形されてない。つまり、本実施形態のオープニングパネル14は、外縁部において、複雑な絞り加工を必要としないため、成形性を向上させることができる。また、本実施形態では、成形性が向上することにより、上述のように、軽量化材料を選択することができる。さらに、本実施形態では、オープニングパネル14が骨格部材の一部しか覆わない。すなわち、オープニングパネル14と各骨格部材との間で、パネルの二重部分が減少するため、車体12の軽量化を図ることができる。
第3に、本実施形態のサイドアウタパネルは、機能や意匠の単位で分割されている点に特徴がある。例えば、オープニングパネル14は、各サイドドア30に設けられたシール部材としてのウエザストリップ42及びウエザストリップ44の当接部とされている。また、オープニングパネル14は、シール部材としてのウエザストリップ58及びウエザストリップ78の固定部とされている。以上のことから、オープニングパネル14は、ドア開口部20の意匠面を形成するだけでなく、ウエザストリップ42、ウエザストリップ44、ウエザストリップ58及びウエザストリップ78の弾性力を保持する機能を有している。一方、レールガーニッシュ16は、ルーフサイドレール80付近の意匠面を形成するだけでなく、ルーフサイドレール80を装飾するという機能を有している。さらに、クォータパネル18は、リヤピラー70付近の意匠面を形成しており、車両後方の外壁面を構成するという機能を有している。ここで、サイドアウタパネルが分割されない場合において、車体の外板色を塗り分ける場合には、マスキング等の生産性の悪い手段を取る必要がある。これに対し、本実施形態によれば、機能や意匠の単位でパネルが設けられており、車体12の外板色を容易に塗り分けることができる。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態に係る車両側部構造10Aについて、図6〜図8を用いて説明する。なお、第1の実施形態に係る車両側部構造10と同一の構成には同一の符号を付している。以下、第1の実施形態との相違点について説明する。
(フロントピラー)
図6はフロントピラー50周囲の断面図(図1のA−A断面図)である。本実施形態では、フロントピラー50に対するオープニングパネル14の固定構造が第1の実施形態と相違する。具体的には、図6に示されるように、オープニングパネル14の車両前方側がフロントピラー50の外壁面50Aに対してアーク溶接により固定され、車両後方側が後壁面50Bに対して接着剤により固定されている。すなわち、本実施形態では、オープニングパネル14の車両前方側の外縁部に、外壁面50Aに対する溶接部112が形成されている。本実施形態では、オープニングパネル14の車両前方側の外縁部に、長さ約50mmの溶接部112が間隔をあけて複数設けられている。
(ルーフサイドレール)
図7はルーフサイドレール80周囲の断面図(図1のB−B断面図)である。本実施形態では、ルーフサイドレール80に対するオープニングパネル14の固定構造が第1の実施形態と相違する。具体的には、図7に示されるように、オープニングパネル14の車両上方側がルーフサイドレール80の外壁面80Aに対してアーク溶接により固定され、車両下方側がフランジ82Bに対して接着剤により固定されている。すなわち、本実施形態では、オープニングパネル14の車両上方側の外縁部に、外壁面80Aに対する溶接部114が形成されている。本実施形態では、オープニングパネル14の車両上方側の外縁部に、長さ約50mmの溶接部114が間隔をあけて複数設けられている。
また、本実施形態のオープニングパネル14は、ウエザストリップ42の中空シール部42Aが当接する当接面14Aと、溶接部114との間に断面形状が山型とされた長尺状のビード140を有している。ビード140は、車幅方向外側に向けて突出すると共に、オープニングパネル14の車両上方側の外縁部に沿って形成されている。このビード140は、オープニングパネル14を構成する板材に対してプレス加工、曲げ加工等を施すことにより形成されている。
(リヤピラー)
図8はリヤピラー70周囲の断面図(図1のC−C断面図)である。本実施形態では、リヤピラー70に対するオープニングパネル14の固定構造が第1の実施形態と相違する。具体的には、図8に示されるように、オープニングパネル14の車両前方側がリヤピラー70のフランジ72Aに対して接着剤により固定され、車両後方側が前壁面70Aに対してアーク溶接により固定されている。すなわち、本実施形態では、オープニングパネル14の車両後方側かつ車幅方向外側の外縁部に、前壁面70Aに対する溶接部116が形成されている。本実施形態では、オープニングパネル14の車両後方側かつ車幅方向外側の外縁部に、長さ約50mmの溶接部116が間隔をあけて複数設けられている。
また、本実施形態のオープニングパネル14は、ウエザストリップ44の中空シール部44Aが当接する当接面14Bと、溶接部116との間に断面形状が山型とされた長尺状のビード142を有している。ビード142は、車両前方側に向けて突出すると共に、オープニングパネル14の車両後方側かつ車幅方向外側の外縁部に沿って形成されている。このビード142は、オープニングパネル14を構成する板材に対してプレス加工、曲げ加工等を施すことにより形成されている。
(第2の実施形態のまとめ)
第2の実施形態の車両側部構造10Aは、第1の実施形態の特徴及び効果に加えて、以下の特徴及び効果を有している。
第1に、本実施形態では、オープニングパネル14がフロントピラー50、ルーフサイドレール80及びリヤピラー70に対して溶接により固定されている点に特徴がある。本実施形態では、オープニングパネル14が溶接により固定されることで、ボルトやリベット等の部品で固定される場合と比べて車体12の重量を低減でき、部品の調達コストを低減することができる。また、本実施形態は、オープニングパネル14の固定が既存設備で自動化できるため、製造コストを低減でき、製造リードタイムを短縮させることができる。さらに、本実施形態は、溶接に際し治具を使用するため、車体12における当接面14A、14Bの位置精度を高くすることができる。
第2に、本実施形態では、溶接により固定されるオープニングパネル14がビード140、142を有する点に特徴がある。具体的に、本実施形態のオープニングパネル14は、ウエザストリップ42が当接する当接面14Aと溶接部114との間に長尺状のビード140を有し、ウエザストリップ44が当接する当接面14Bと溶接部116との間に長尺状のビード142を有している。本実施形態によれば、ビード140、142がアーク溶接によるオープニングパネル14の熱変形を吸収するため、当接面14A、14Bの面精度を確保することができる。
なお、本実施形態のオープニングパネル14の車両前方側では、当接面14Aと溶接部112との距離が、車両上方側における当接面14Aと溶接部114との距離や、車両後方側における当接面14Bと溶接部116との距離に比べて離れている(図6〜8参照)。また、本実施形態のオープニングパネル14は、フロントピラー50の形状に対応させるべく、溶接部112と当接面14Aとの間に略垂直の曲げ部分が形成されている(図6参照)。そして、本実施形態では、オープニングパネル14の車両前方側の外縁部に沿って長尺状のビードは設けられていない。このように、オープニングパネル14において、熱変形を吸収するだけの距離や曲げ部分があれば、長尺状のビードを設けなくとも当接面の面精度を確保することができる。
[補足]
第1及び第2の実施形態では、副次的に次の効果を有している。すなわち、各実施形態では、サイドアウタパネルが骨格部材を構成する部材に含まれていない。ここで、各骨格部材のアウタパネルが一体化されたサイドアウタパネルの場合、サイドアウタパネル自体が骨格部材の一部であって、サイドアウタパネルは車内90と車外92とを仕切る隔壁機能を有していた。これに対して、各実施形態では、サイドアウタパネルが骨格部材から独立して成形されており、隔壁機能は車幅方向内側のインナパネル(例えば、フロントピラーインナパネル54、リヤピラーインナパネル74)が有している。すなわち、各実施形態では、車内90と車外92とを仕切る隔壁機能が車幅方向外側のサイドアウタパネルから車幅方向内側のインナパネルに変更されたことで、サイドアウタパネルを骨格部材から分離させることができた。これにより、各実施形態は骨格部材の外形を縮小させることが可能となった。
各実施形態では、サイドアウタパネルを、オープニングパネル14、レールガーニッシュ16及びクォータパネル18の3つに分割したが、これは一例であり、分割単位や分割位置は任意で設定可能である。例えば、各実施形態におけるオープニングパネル14とレールガーニッシュ16とを一体に成形したり、レールガーニッシュ16とクォータパネル18とを一体に成形してもよい。また例えば、オープニングパネル14をドア開口部20毎に分割してもよい。すなわち、各実施形態のオープニングパネル14をさらに分割して、フロントサイドドア開口部22用のオープニングパネルと、リヤサイドドア開口部24用のオープニングパネルとを設けてもよい。
各実施形態では、オープニングパネル14を金属製とし、レールガーニッシュ16及びクォータパネル18を樹脂製としたが、サイドアウタパネルを構成する各パネルの材質はこれに限らない。各パネルの材質は、確保すべき強度や成形性に応じて自由に選択することができる。
第2の実施形態では、オープニングパネル14における車両前方側の外縁部に溶接部112が間隔をあけて複数設けられ、車両上方側の外縁部に溶接部114が間隔をあけて複数設けられ、車両後方側かつ車幅方向外側の外縁部に溶接部116が間隔をあけて複数設けられている。しかしこれに限らず、各溶接部112、114、116はオープニングパネル14の外縁部を囲むように連続的に設けられていてもよい。
また、第2の実施形態では、オープニングパネル14をアーク溶接により固定したが、これに限らず、スポット溶接により固定してもよい。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において上記以外にも種々変形して実施することが可能であることは勿論である。
10 車両側部構造
12 車両(車体)
14 オープニングパネル(サイドアウタパネル)
14A 当接面
14B 当接面
16 レールガーニッシュ(サイドアウタパネル)
18 クォータパネル(サイドアウタパネル)
20 ドア開口部
22 フロントサイドドア開口部
24 リヤサイドドア開口部
30 サイドドア
32 フロントサイドドア
34 リヤサイドドア
42 ウエザストリップ(シール部材)
44 ウエザストリップ(シール部材)
50 フロントピラー(骨格部材)
50A 外壁面(車幅方向外側の面)
58 ウエザストリップ(シール部材)
60 センタピラー(骨格部材)
62 ロッカ(骨格部材)
70 リヤピラー(骨格部材)
70A 前壁面(サイドドア側の面)
78 ウエザストリップ(シール部材)
80 ルーフサイドレール(骨格部材)
80A 外壁面(車幅方向外側の面)
112 溶接部
114 溶接部
116 溶接部
140 ビード
142 ビード

Claims (4)

  1. 車両側部に配置され、閉断面を有する複数の骨格部材と、
    各前記骨格部材とは独立して成形されると共に、各前記骨格部材を車幅方向外側から覆うサイドアウタパネルと、
    複数の前記骨格部材により構成されるドア開口部と、
    前記ドア開口部に開閉可能に設けられるサイドドアと、
    前記ドア開口部と前記サイドドアとの隙間を塞ぐシール部材と、を備え、
    前記サイドアウタパネルは、
    前記ドア開口部を囲み、かつ前記サイドドアの閉状態において前記シール部材の弾性力を受けるオープニングパネルを含む複数のパネルから構成され
    前記オープニングパネルは、
    各前記骨格部材に対して設けられた溶接部と、
    前記シール部材が当接する当接面と前記溶接部との間に設けられたビードと、
    を有する車両側部構造。
  2. 前記オープニングパネルは、
    外縁部が各前記骨格部材の車幅方向外側の面又は前記サイドドア側の面に設けられている請求項1に記載の車両側部構造。
  3. 前記骨格部材としてルーフサイドレールを備え、
    前記サイドアウタパネルとして前記ルーフサイドレールを覆うレールガーニッシュを備える請求項1又は2に記載の車両側部構造。
  4. 前記骨格部材としてリヤピラーを備え、
    前記サイドアウタパネルとして前記リヤピラーを含む車両後方の車幅方向外側部分を覆うクォータパネルを備える請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両側部構造。
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