JP7247250B2 - 車体側部構造及び車体側部構造の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、車体側部構造及び車体側部構造の製造方法に関するものである。
従来、車両の側部及び上方において前後方向に延びるルーフサイドレールを有する車体側部構造が知られている。これらの車体側部構造では、各種の荷重に対する剛性を高めるための技術が種々提案されている。
例えば特許文献1には、ルーフサイドレールと、ルーフサイドレールを車外側から覆うサイドパネルアウタと、ルーフサイドレールに接続されるルーフパネルと、を有する構成が開示されている。ルーフパネルは、サイドパネルアウタに取り付けられており、サイドパネルアウタを介してルーフサイドレールに接続されている。
特開2020-183188号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術にあっては、ルーフパネルがサイドパネルアウタに取り付けられている。このため、例えばルーフパネル上に設置されたルーフレールに重い荷物を載せた場合、荷物の荷重がルーフレールからサイドパネルアウタに作用する。これにより、外装部材であり比較的剛性の低いサイドパネルアウタが荷重により変形するおそれがあった。同時に、サイドパネルアウタとルーフパネルとの接続部であるルーフブレーズ部に大きな荷重が作用することにより、ルーフブレーズ部に変形や割れ等が発生するおそれがあった。また、サイドパネルアウタの剛性を高めるためにサイドパネルアウタの板厚を厚くした場合には、重量及びコストが増加するという課題があった。
そこで、本発明は、重量の増加を抑制しつつ、サイドパネルアウタの剛性を向上することができる車体側部構造及びこの車体側部構造の製造方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1に記載の発明に係る車体側部構造(例えば、実施形態における車体側部構造1)は、車両の上方かつ側方に設けられる骨格部材(例えば、実施形態におけるルーフサイドレール2)と、前記骨格部材を車外側から覆うサイドパネルアウタ(例えば、実施形態におけるサイドパネルアウタ3)と、前記サイドパネルアウタに接合されるルーフパネル(例えば、実施形態におけるルーフパネル4)と、を備え、前記サイドパネルアウタは、前記ルーフパネルが接合されて前記ルーフパネルからの荷重を受ける支持接合部(例えば、実施形態における支持接合部23)と、屈曲部(例えば、実施形態における屈曲部24)を介して前記支持接合部と接続される平面部(例えば、実施形態における平面部25)と、を有し、前記平面部と前記骨格部材との間に、弾性を有する充填剤(例えば、実施形態における充填剤7)が配置され、前記骨格部材は、車両の上方かつ側方において前記車両の前後方向に沿って延び、車室側に配置されるルーフサイドレールインナ(例えば、実施形態におけるルーフサイドレールインナ11)と、車外側に配置されるルーフサイドレールアウタ(例えば、実施形態におけるルーフサイドレールアウタ12)と、を有し、前記ルーフサイドレールアウタと前記サイドパネルアウタとの間に設けられ、前記ルーフサイドレールアウタに取り付けられるブラケット(例えば、実施形態におけるブラケット6)を備え、前記充填剤は、前記ブラケットと前記サイドパネルアウタの前記平面部との間に配置されることを特徴としている。
請求項2に記載の発明に係る車体側部構造(例えば、実施形態における車体側部構造1)は、車両の上方かつ側方に設けられる骨格部材(例えば、実施形態におけるルーフサイドレール2)と、前記骨格部材を車外側から覆うサイドパネルアウタ(例えば、実施形態におけるサイドパネルアウタ3)と、前記サイドパネルアウタに接合されるルーフパネル(例えば、実施形態におけるルーフパネル4)と、を備え、前記サイドパネルアウタは、前記ルーフパネルが接合されて前記ルーフパネルからの荷重を受ける支持接合部(例えば、実施形態における支持接合部23)と、屈曲部(例えば、実施形態における屈曲部24)を介して前記支持接合部と接続される平面部(例えば、実施形態における平面部25)と、を有し、前記平面部と前記骨格部材との間に、弾性を有する充填剤(例えば、実施形態における充填剤7)が配置され、前記骨格部材と前記サイドパネルアウタとの間に設けられるブラケット(例えば、実施形態におけるブラケット6)と、前記車両の後方かつ側方に設けられて前記車両の上下方向に沿って延びるリヤピラー(例えば、実施形態におけるリヤピラー8)と、を備え、前記ブラケットは、前記車両の前後方向において前記リヤピラーの上端部(例えば、実施形態における上端部8a)まで延びており、前記充填剤は、前記前後方向において前記リヤピラーの上端部まで延びて配置されていることを特徴としている。
請求項3に記載の発明に係る車体側部構造(例えば、実施形態における車体側部構造1)は、車両の上方かつ側方に設けられる骨格部材(例えば、実施形態におけるルーフサイドレール2)と、前記骨格部材を車外側から覆うサイドパネルアウタ(例えば、実施形態におけるサイドパネルアウタ3)と、前記サイドパネルアウタに接合されるルーフパネル(例えば、実施形態におけるルーフパネル4)と、を備え、前記サイドパネルアウタは、前記ルーフパネルが接合されて前記ルーフパネルからの荷重を受ける支持接合部(例えば、実施形態における支持接合部23)と、屈曲部(例えば、実施形態における屈曲部24)を介して前記支持接合部と接続される平面部(例えば、実施形態における平面部25)と、を有し、前記平面部と前記骨格部材との間に、弾性を有する充填剤(例えば、実施形態における充填剤7)が配置され、前記骨格部材と前記サイドパネルアウタとの間に設けられるブラケット(例えば、実施形態におけるブラケット6)を備え、前記ブラケットは、前記骨格部材に固定される固定部(例えば、実施形態における固定部30)と、前記固定部よりも上方に位置し、上面に前記充填剤が配置される塗布部(例えば、実施形態における塗布部36)と、を有し、前記塗布部は、前記サイドパネルアウタの前記平面部と平行となるように形成されていることを特徴としている。
請求項4に記載の発明に係る車体側部構造(例えば、実施形態における車体側部構造1)は、車両の上方かつ側方に設けられる骨格部材(例えば、実施形態におけるルーフサイドレール2)と、前記骨格部材を車外側から覆うサイドパネルアウタ(例えば、実施形態におけるサイドパネルアウタ3)と、前記サイドパネルアウタに接合されるルーフパネル(例えば、実施形態におけるルーフパネル4)と、を備え、前記サイドパネルアウタは、前記ルーフパネルが接合されて前記ルーフパネルからの荷重を受ける支持接合部(例えば、実施形態における支持接合部23)と、屈曲部(例えば、実施形態における屈曲部24)を介して前記支持接合部と接続される平面部(例えば、実施形態における平面部25)と、を有し、前記平面部と前記骨格部材との間に、弾性を有する充填剤(例えば、実施形態における充填剤7)が配置され、前記骨格部材と前記サイドパネルアウタとの間に設けられるブラケット(例えば、実施形態におけるブラケット6)を備え、前記ブラケットは、前記ブラケットの上面に形成され、前記車両の前後方向に沿って延びる稜線(例えば、実施形態における稜線38)と、前記稜線の両端部にそれぞれ連続して設けられ、前記骨格部材に取り付けられる一対のフランジ(例えば、実施形態における前フランジ31及び後フランジ32)と、を有することを特徴としている。
また、請求項に記載の発明に係る車体側部構造は、前記支持接合部から前記平面部に亘って前記サイドパネルアウタの上部に配置されるルーフレール(例えば、実施形態におけるルーフレール5)を備えることを特徴としている。
また、請求項に記載の発明に係る車体側部構造は、前記骨格部材は、車両の上方かつ側方において前記車両の前後方向に沿って延び、車室側に配置されるルーフサイドレールインナ(例えば、実施形態におけるルーフサイドレールインナ11)と、車外側に配置されるルーフサイドレールアウタ(例えば、実施形態におけるルーフサイドレールアウタ12)と、を有し、前記ルーフサイドレールアウタと前記サイドパネルアウタとの間に設けられ、前記ルーフサイドレールアウタに取り付けられるブラケット(例えば、実施形態におけるブラケット6)を備え、前記充填剤は、前記ブラケットと前記サイドパネルアウタの前記平面部との間に配置されることを特徴としている。
また、請求項に記載の発明に係る車体側部構造は、前記ブラケットは、前記充填剤を視認可能にする第一窓孔(例えば、実施形態におけるブラケット窓孔39)を有し、前記ルーフサイドレールアウタは、前記第一窓孔と対応する位置に第二窓孔(例えば、実施形態におけるアウタ窓孔14)を有することを特徴としている。
また、請求項に記載の発明に係る車体側部構造は、前記ブラケットは、断面クランク状及び断面ハット状の少なくとも一方となるように形成され、前記ブラケットは、前記骨格部材に固定される固定部(例えば、実施形態における固定部30)と、前記固定部よりも上方に位置し、上面に前記充填剤が配置される塗布部(例えば、実施形態における塗布部36)と、を有することを特徴としている。
また、請求項に記載の発明に係る車体側部構造は、前記骨格部材と前記サイドパネルアウタとの間に設けられるブラケット(例えば、実施形態におけるブラケット6)と、前記車両の後方かつ側方に設けられて前記車両の上下方向に沿って延びるリヤピラー(例えば、実施形態におけるリヤピラー8)と、を備え、前記ブラケットは、前記車両の前後方向において前記リヤピラーの上端部(例えば、実施形態における上端部8a)まで延びており、前記充填剤は、前記前後方向において前記リヤピラーの上端部まで延びて配置されていることを特徴としている。
また、請求項10に記載の発明に係る車体側部構造は、前記骨格部材と前記サイドパネルアウタとの間に設けられるブラケット(例えば、実施形態におけるブラケット6)を備え、前記ブラケットは、前記骨格部材に固定される固定部(例えば、実施形態における固定部30)と、前記固定部よりも上方に位置し、上面に前記充填剤が配置される塗布部(例えば、実施形態における塗布部36)と、を有し、前記塗布部は、前記サイドパネルアウタの前記平面部と平行となるように形成されていることを特徴としている。
また、請求項11に記載の発明に係る車体側部構造は、前記塗布部は、前記固定部に対して前記サイドパネルアウタの前記支持接合部側に延びる延長部(例えば、実施形態における延長部37)を有することを特徴としている。
また、請求項12に記載の発明に係る車体側部構造は、前記骨格部材と前記サイドパネルアウタとの間に設けられるブラケット(例えば、実施形態におけるブラケット6)を備え、前記ブラケットは、前記ブラケットの上面に形成され、前記車両の前後方向に沿って延びる稜線(例えば、実施形態における稜線38)と、前記稜線の両端部にそれぞれ連続して設けられ、前記骨格部材に取り付けられる一対のフランジ(例えば、実施形態における前フランジ31及び後フランジ32)と、を有することを特徴としている。
請求項13に記載の発明に係る車体側部構造の製造方法は、上述の車体側部構造の製造方法であって、前記骨格部材のうち車外側に設けられるルーフサイドレールアウタ(例えば、実施形態におけるルーフサイドレールアウタ12)に、前記充填剤を配置するためのブラケット(例えば、実施形態におけるブラケット6)を取り付けるブラケット取り付け工程と、前記ブラケットに前記充填剤が塗布された状態で、前記ルーフサイドレールアウタを車室側から前記サイドパネルアウタに接合する第一接合工程と、前記第一接合工程により形成された前記サイドパネルアウタ及び前記ルーフサイドレールアウタの組立体を、前記骨格部材のうち前記車室側に設けられるルーフサイドレールインナ(例えば、実施形態におけるルーフサイドレールインナ11)に前記車外側から接合する第二接合工程と、を有することを特徴としている。
本発明の請求項1、2、3又は4に記載の車体側部構造によれば、サイドパネルアウタのうちルーフパネルが接合される支持接合部と屈曲部を介して隣接する平面部と、骨格部材と、の間に充填剤が配置される。このため、例えばルーフパネル上に設置されたルーフレールに重い荷物を載せた場合、ルーフレールからサイドパネルアウタに作用した荷重を、充填剤を介して骨格部材で受けることができる。これにより、荷物等の荷重に対するサイドパネルアウタの剛性を高めることができる。また、サイドパネルアウタにルーフパネルを接合する際の支持強度を高めることができる。
サイドパネルアウタと骨格部材との間に充填剤を配置することでサイドパネルアウタの剛性を高めることができるので、例えばサイドパネルアウタの剛性を高めるためにサイドパネルアウタを厚く形成する必要が無い。同様に、剛性を高めるために別途剛性部材を追加する必要もない。これにより、車体側部構造の重量を過度に増加させることなく、サイドパネルアウタの剛性を向上できる。よって、軽量化とサイドパネルアウタの剛性向上を両立できる。さらに、充填剤を介してサイドパネルアウタと骨格部材とが接続されるので、サイドパネルアウタの接合品質を向上できる。これにより、より一層サイドパネルアウタの剛性を向上できる。
したがって、重量の増加を抑制しつつ、サイドパネルアウタの剛性を向上することができる車体側部構造を提供できる。
本発明の請求項に記載の車体側部構造によれば、車体側部構造はルーフレールを備える。これにより、ルーフレールを用いてルーフ上に荷物を搭載できる。ルーフレールは、支持接合部から平面部に亘ってサイドパネルアウタの上部に配置される。ルーフレールからの荷重は支持接合部及び平面部に作用し、平面部は充填剤を介して骨格部材に支持される。これにより、ルーフレールに重い荷物を載せた場合であっても、充填剤を介して荷物の荷重を骨格部材で受けることができる。よって、従来技術と比較してサイドパネルアウタに変形や割れ等が生じることを抑制し、サイドパネルアウタの剛性を向上できる。したがって、特に重量物を搭載する場合に好適な車体側部構造とすることができる。
本発明の請求項に記載の車体側部構造によれば、骨格部材は、ルーフサイドレールインナ及びルーフサイドレールアウタを有する。ルーフサイドレールアウタとサイドパネルアウタとの間にはブラケットが設けられる。さらに充填剤は、ブラケットとサイドパネルアウタの平面部との間に配置される。ルーフサイドレールアウタとサイドパネルアウタとの間にブラケットが設けられ、このブラケットに充填剤を配置することにより、充填剤をより支持接合部の近傍に配置できる。よって、サイドパネルアウタとルーフサイドレールアウタとの間における充填剤の配置位置を容易に調整できる。すなわち、充填剤の配置自由度を向上できる。
本発明の請求項に記載の車体側部構造によれば、ブラケットは、充填剤を視認可能にする第一窓孔を有する。ルーフサイドレールアウタは、第一窓孔と対応する位置に第二窓孔を有する。これにより、サイドパネルアウタとルーフサイドレールとを組み付けた後であっても、第一窓孔及び第二窓孔を通して充填剤の有無を視認できる。具体的に、サイドパネルアウタ及びルーフサイドレールの組み付け時には、充填剤が圧縮されて横方向(面方向)に沿って広がる。この広がりを第一窓孔及び第二窓孔を通して目視で確認することができる。よって、製造時等における充填剤の確認作業を容易に行うことができ、サイドパネルアウタとルーフサイドレールとの間に充填剤を確実に配置することができる。
本発明の請求項に記載の車体側部構造によれば、ブラケットは、骨格部材に固定される固定部と、固定部よりも上方に位置する塗布部と、を有する。固定部よりも上方に位置する塗布部に充填剤を塗布することにより、固定部(すなわち骨格部材)に対して上方に充填剤を配置できる。これにより、充填剤に上方から作用する荷重を安定して支持できる。よって、骨格部材に対してサイドパネルアウタを安定的に支持することができる。
ブラケットは断面クランク状又は断面ハット状に形成されるので、ブラケットの剛性を向上できる。これにより、荷重によるブラケットの変形が生じにくくなるので、サイドパネルアウタから骨格部材へ安定的に荷重を伝達させることができる。
本発明の請求項に記載の車体側部構造によれば、ブラケットは、前後方向においてリヤピラーの上端部まで延びている。充填剤は、前後方向においてリヤピラーの上端部まで延びて配置されている。これにより、充填剤をリヤピラーの近傍に配置することができる。ここで、リヤピラーが設けられる車体後部には、タイヤからの振動やサスペンションからの入力等により、捩れ力が生じやすい。これに対し、本構成によれば、充填剤がリヤピラーの近傍に配置されるので、リヤピラーの上端部における捩れ力に対する剛性(捩れ剛性)を向上できる。よって、特に後部における剛性を向上した車体側部構造とすることができる。
本発明の請求項10に記載の車体側部構造によれば、ブラケットの塗布部は、サイドパネルアウタの平面部と平行となるように形成されている。これにより、ブラケットの塗布部とサイドパネルアウタの平面部との間の距離が一定となり、充填剤を全体に亘って均一に塗布することができる。よって、充填剤の塗布量が不均一である場合と比較して、サイドパネルアウタからブラケットに作用する荷重の大きさや、ブラケットの支持特性等に偏りが生じることを抑制できる。したがって、サイドパネルアウタの剛性を向上し、充填剤及びブラケットを介してサイドパネルアウタからの荷重を骨格部材で安定的に支持できる。
本発明の請求項11に記載の車体側部構造によれば、塗布部は、固定部に対してサイドパネルアウタの支持接合部側に延びる延長部を有する。塗布部が延長部を有することにより、充填剤をより支持接合部の近傍に配置することができる。支持接合部にはルーフパネルが接合されているので、充填剤を支持接合部の近傍に設けることにより、ルーフパネルからの荷重を確実に骨格部材で受けることができる。
本発明の請求項12に記載の車体側部構造によれば、ブラケットは、前後方向に沿って延びる稜線と、稜線の両端部に設けられる一対のフランジと、を有する。ブラケットの上面に稜線が形成されることにより、ブラケットの上面が単なる平面状に形成される場合と比較して、塗布部が位置するブラケットの上面の剛性を高めることができる。これにより、ブラケットとサイドパネルアウタとの間に充填剤を安定的に配置できる。ブラケットは稜線の両端部に一対のフランジを有し、各フランジは骨格部材に取り付けられる。このため、骨格部材に対するブラケットの固定強度を高めることができる。よって、ルーフパネルからの荷重を、ブラケットを介して確実に骨格部材で支持できる。さらに、稜線は一対のフランジにそれぞれ連続されているので、稜線がフランジと連続しない場合と比較して、簡素な構成によりさらにブラケットの剛性を向上させることができる。
本発明の請求項13に記載の車体側部構造の製造方法によれば、ブラケット取り付け工程と、第一接合工程と、第二接合工程と、を有する。ブラケット取り付け工程では、ルーフサイドレールアウタにブラケットを取り付ける。第一接合工程では、ブラケット取り付け工程の後、ブラケットに充填剤が塗布された状態で、ルーフサイドレールアウタを車室側からサイドパネルアウタに接合する。第二接合工程では、第一接合工程により形成されたサイドパネルアウタ及びルーフサイドレールアウタの組立体を、車外側からルーフサイドレールインナに接合する。このように、車体側部構造の製造方法では、ルーフサイドレールインナとルーフサイドレールアウタとを接合する前に、ルーフサイドレールアウタとサイドパネルアウタとを接合する。これにより、ルーフサイドレールアウタとサイドパネルアウタとの間に充填剤を確実に配置できる。また、充填剤が想定通りに配置されたか否かを確認することができる。よって、製造時における充填剤の配置及び骨格部材とサイドパネルアウタとの接合に係る作業性を向上できる。
したがって、重量の増加を抑制しつつ、サイドパネルアウタの剛性を向上することができる車体側部構造を製造可能な、車体側部構造の製造方法を提供できる。
実施形態に係る車体側部構造を側方から見た側面図。 図1のII-II線に沿う断面図。 図2のIII部拡大図。 実施形態に係るブラケットの平面図。 実施形態に係るブラケットを前方から見た斜視図。 実施形態に係るブラケットを斜め前方から見た斜視図。 実施形態に係る車体側部構造を車室側から見た側面図。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。以下の説明において、前後、左右及び上下の向きは、車体側部構造1を有する車両(例えば自動車)の前後、左右及び上下方向と一致する。また、左右方向を車幅方向という場合がある。図中の矢印FRは車両前方を指し、矢印UPは車両上方を指し、矢印LHは車両左方を指している。
(車体側部構造)
図1は、実施形態に係る車体側部構造1を側方から見た側面図である。図2は、図1のII-II線に沿う断面図である。
図1に示すように、車体側部構造1は、例えば自動車等(車両)の車体の側部を構成している。車体側部構造1は、センターピラー9やリヤピラー8(図7参照)、ルーフサイドレール2等を含む枠状に形成されている。車体側部構造1は、車体の左右の側部にそれぞれ設けられている。左右の車体側部構造1は対称の構成となっているため、以下の実施形態では左側の車体側部構造1について説明し、右側の車体側部構造1についての説明を省略する場合がある。
図1及び図2に示すように、本実施形態の車体側部構造1は、車体の側部のうち、特にセンターピラー9の上端部に位置するルーフ側(上方側)における構造を示している。図2に示すように、車体側部構造1は、ルーフサイドレール2(請求項の骨格部材)と、サイドパネルアウタ3と、ルーフパネル4と、ルーフレール5と、ブラケット6と、充填剤7と、を備える。
(ルーフサイドレール)
ルーフサイドレール2は、車両の上方かつ側方において、車両の前後方向に沿って延びている(図1も参照)。ルーフサイドレール2は、例えば複数の金属材料により形成される骨格部材である。ルーフサイドレール2は、ルーフサイドレールインナ11と、ルーフサイドレールアウタ12と、を有する。ルーフサイドレールインナ11及びルーフサイドレールアウタ12を組み合わせることにより、ルーフサイドレール2は、前後方向と直交する断面視において閉断面51を有するように形成されている。
ルーフサイドレールインナ11は、車幅方向内側(車室側)に配置される。ルーフサイドレールインナ11は、前後方向に沿って延びている。ルーフサイドレールインナ11は、インナ上壁部41と、インナ側壁部42と、インナ下壁部43と、を有する。インナ上壁部41、インナ側壁部42及びインナ下壁部43は一体形成されている。
インナ上壁部41は、前後方向及び左右方向に延び、上下方向を面直方向とする板状に形成されている。
インナ側壁部42は、インナ上壁部41の車幅方向外側の端部に接続されている。インナ側壁部42は、インナ上壁部41の車幅方向外側の端部から車幅方向の外側かつ下方に向けて斜めに延びている。インナ側壁部42は、板状に形成されている。
インナ下壁部43は、インナ側壁部42の下端部に接続されている。インナ下壁部43は、インナ側壁部42の下端部から車幅方向の外側かつ下方に向けて斜めに延びている。
ルーフサイドレールアウタ12は、ルーフサイドレールインナ11よりも車幅方向外側(車外側)に配置される。ルーフサイドレールアウタ12は、前後方向に沿って延びている。ルーフサイドレールアウタ12は、アウタ上壁部45と、アウタ膨出部46と、アウタ下壁部47と、を有する。アウタ上壁部45、アウタ膨出部46及びアウタ下壁部47は一体形成されている。
アウタ上壁部45は、前後方向及び左右方向に延び、上下方向を面直方向とする板状に形成されている。アウタ上壁部45は、ルーフサイドレールインナ11のインナ上壁部41に沿って延びている。アウタ上壁部45は、例えばスポット溶接により、ルーフサイドレールインナ11のインナ上壁部41の上面に接合されている。
アウタ膨出部46は、アウタ上壁部45の車幅方向外側の端部に接続されている。アウタ膨出部46は、ルーフサイドレール2の長手方向と直交する断面視において、車幅方向の外側に凸となるように膨出している。アウタ膨出部46と、ルーフサイドレールインナ11のインナ側壁部42と、の間に閉断面51が形成されている。
アウタ下壁部47は、アウタ膨出部46の下端部に接続されている。アウタ下壁部47は、アウタ膨出部46の下端部から車幅方向の外側かつ下方に向けて斜めに延びている。アウタ下壁部47は、ルーフサイドレールインナ11のインナ下壁部43に沿って延びている。アウタ下壁部47は、例えばスポット溶接により、ルーフサイドレールインナ11のインナ下壁部43に接合されている。
ルーフサイドレールアウタ12は、さらにアウタ窓孔14(請求項の第二窓孔)を有する。アウタ窓孔14は、アウタ膨出部46を板厚方向に貫通する孔である。アウタ窓孔14は、詳しくは後述するブラケット6のブラケット窓孔39(請求項の第一窓孔)(図4参照)と対応する位置に設けられている。アウタ窓孔14を通して、車幅方向の内側からルーフサイドレールアウタ12より車幅方向の外側(サイドパネルアウタ3側)を視認可能となっている。
(サイドパネルアウタ)
サイドパネルアウタ3は、ルーフサイドレール2を車幅方向外側(車外側)から覆っている。サイドパネルアウタ3は、外部から視認可能な意匠部品である。サイドパネルアウタ3は、上フランジ21と、支持接合部23と、平面部25と、膨出部26と、下フランジ27と、を有する。上フランジ21、支持接合部23、平面部25、膨出部26及び下フランジ27は一体形成されている。
上フランジ21は、前後方向及び左右方向に延び、上下方向を面直方向とする板状に形成されている。上フランジ21は、ルーフサイドレールアウタ12のアウタ上壁部45に沿って延びている。上フランジ21は、例えばスポット溶接により、ルーフサイドレールアウタ12のアウタ上壁部45の上面に接合されている。
支持接合部23は、上フランジ21の車幅方向外側の端部から上方に延びる連結部22を介して上フランジ21と接続されている。支持接合部23は、連結部22の上端部から車幅方向の外側かつ上方に向けて斜めに延びている。支持接合部23の上面には、ルーフパネル4が接合されている。支持接合部23は、ルーフパネル4からの荷重を受け、ルーフパネル4を支持する。
平面部25は、支持接合部23の上端部に接続されている。平面部25は、支持接合部23の上端部から車幅方向の外側かつ下方に向けて斜めに延びている。換言すれば、平面部25は、支持接合部23との間に設けられて上方に凸となるように形成された屈曲部24を介して支持接合部23と接続されている。平面部25は、フラットな面となるように形成されている。
膨出部26は、平面部25の下端部に接続されている。膨出部26は、平面部25の下端部から車幅方向外側かつ下方に向けて延びるとともに、ルーフサイドレール2の長手方向と直交する断面視において、車幅方向の外側に凸となるように緩やかに膨出している。膨出部26の下端部は、緩やかに膨出する膨出部26の本体に対してサイドパネルアウタ3が複数回折り曲げられることにより、車幅方向内側に向かって延びている。
下フランジ27は、膨出部26の下端部と接続されている。下フランジ27は、膨出部26の下端部から車幅方向の外側かつ下方に向けて斜めに延びている。下フランジ27は、ルーフサイドレールアウタ12のアウタ下壁部47に沿って延びている。下フランジ27は、例えばスポット溶接により、ルーフサイドレールアウタ12のアウタ下壁部47に接合されている。
このように形成されることにより、サイドパネルアウタ3は、ルーフサイドレール2に対して車幅方向外側に間隔をあけて設けられている。具体的に、サイドパネルアウタ3は、ルーフサイドレール2と接合される上フランジ21及び下フランジ27を除いて、ルーフサイドレール2と直接接触しないように設けられている。
(ルーフパネル)
ルーフパネル4は、左右一対のルーフサイドレール2間に架設されている。ルーフパネル4は、車両の天井を構成する金属製の板部材である。ルーフパネル4の車幅方向外側の端部は、サイドパネルアウタ3の支持接合部23に接合されている。具体的に、ルーフパネル4は、ルーフ本体53と、ルーフ端部54と、が一体形成されることにより形成されている。
ルーフ本体53は、前後方向及び左右方向に延び、上下方向を面直方向とする平板状に形成されている。
ルーフ端部54は、ルーフ本体53の車幅方向の両端部をそれぞれ内側に折り込むようにして形成されている。ルーフ端部54は、ルーフ本体53の車幅方向外側の端部から車幅方向内側及び下方に向けて延びている。ルーフ端部54は、サイドパネルアウタ3の支持接合部23に沿って延びている。ルーフ端部54は、サイドパネルアウタ3の支持接合部23に接合されている。
(ルーフレール)
ルーフレール5は、サイドパネルアウタ3及びルーフパネル4の上面に取り付けられている。ルーフレール5には、ルーフに荷物を搭載するためのキャリア等が設置される。ルーフレール5は、支持接合部23から平面部25に亘ってサイドパネルアウタ3の上部に配置される。
(ブラケット)
図3は、図2のIII部拡大図である。図4は、実施形態に係るブラケット6の平面図である。図5は、実施形態に係るブラケット6を前方から見た斜視図である。図6は、実施形態に係るブラケット6を斜め前方から見た斜視図である。
図2及び図3に示すように、ブラケット6は、ルーフサイドレール2のルーフサイドレールアウタ12とサイドパネルアウタ3との間に設けられている。図3及び図4に示すように、ブラケット6は、ルーフサイドレールアウタ12のアウタ膨出部46の上面に取り付けられている。図4に示すように、ブラケット6は、平面視において前後方向に長い長方形状に形成されている。ブラケット6は、金属製の板部材を複数回折り曲げる又はプレス成型することにより、断面クランク状及び断面ハット状に形成されている。
具体的に、図3に示すように、ブラケット6は、ブラケット6の短手方向に沿う断面視において、後述する中央フランジ33、延在部35、塗布部36及び延長部37により断面クランク状に形成されている。また、図4から図6に示すように、ブラケット6は、ブラケット6の長手方向に沿う断面視において、後述する前フランジ31、延在部35又は塗布部36、及び後フランジ32により、断面ハット状に形成されている。
ブラケット6は、固定部30と、延在部35と、塗布部36と、ブラケット窓孔39(請求項の第一窓孔)と、稜線38と、を有する。
図4に示すように、固定部30は、ブラケット6のうちルーフサイドレール2に固定される部分である。固定部30は、前フランジ31(請求項における一対のフランジ)と、後フランジ32(請求項における一対のフランジ)と、中央フランジ33と、を有する。
前フランジ31は、ブラケット6の前端部に設けられている。前フランジ31は、ルーフサイドレールアウタ12の上面に固定されている。
後フランジ32は、ブラケット6の後端部に設けられている。後フランジ32は、ルーフサイドレールアウタ12の上面に固定されている。
中央フランジ33は、前後方向において前フランジ31と後フランジ32との間であって、かつブラケット6の車幅方向外側の端部に設けられている。中央フランジ33は、ルーフサイドレールアウタ12の上面に固定されている。
図3から図6に示すように、延在部35は、固定部30における各フランジ(前フランジ31、後フランジ32及び中央フランジ33)の内側縁に接続されている。延在部35は、固定部30から上方(サイドパネルアウタ3側)に向かって延びている。
塗布部36は、延在部35の上端部に設けられている。よって、塗布部36は、固定部30よりも上方に位置する。図3に示すように、ルーフサイドレール2にブラケット6が取り付けられた状態で、塗布部36とサイドパネルアウタ3とは隙間をあけて配置されている。塗布部36は、サイドパネルアウタ3の平面部25と平行となるように形成されている。
図5及び図6に示すように、塗布部36は、延長部37を有する。延長部37は、塗布部36のうち延在部35とは反対側の縁部に設けられている。延長部37は、固定部30に対してサイドパネルアウタ3の支持接合部23側(車幅方向内側)に延びている。より詳細に、延長部37は、前フランジ31及び後フランジ32における車幅方向内側の端部よりも車幅方向内側に延びている。延長部37は、サイドパネルアウタ3の平面部25と平行となるように形成されている。
ブラケット窓孔39は、ブラケット6を板厚方向に貫通している。ブラケット窓孔39は、ブラケット6の平面視において、延在部35及び塗布部36間に渡って設けられている。ブラケット窓孔39は、塗布部36の上面に塗布される後述する充填剤7を下面から(ルーフサイドレールアウタ12側から)視認可能にしている。
稜線38は、延在部35と塗布部36との境界部分に設けられている。稜線38は、前後方向に沿って延びている。稜線38は、少なくともブラケット6の上面に形成されている。稜線38は、例えば延在部35と塗布部36との間の折れ曲がり部である。稜線38の両端部は、前フランジ31及び後フランジ32にそれぞれ接続されている。換言すれば、稜線38は、前フランジ31及び後フランジ32に連続して設けられている。
(充填剤)
図3から図6に示すように、充填剤7は、ブラケット6の塗布部36の上面(サイドパネルアウタ3側を向く面)に塗布されている。充填剤7は、延長部37を含むブラケット6の塗布部36全体に塗布されている。充填剤7は、弾性を有する接着剤である。充填剤7は、例えば合成ゴムやシリコン等を含む。充填剤7の材料としては、耐久性が高く油面鋼板に対して優れた接着性を有するものが望ましい。図3に示すように、充填剤7は、サイドパネルアウタ3の平面部25とブラケット6の塗布部36との間に配置されている。よって、充填剤7は、ブラケット6を介してサイドパネルアウタ3の平面部25とルーフサイドレール2との間に配置される。
図7は、実施形態に係る車体側部構造1を車室側から見た側面図である。
図7に示すように、車体側部構造1は、車両の後方かつ側方にリヤピラー8を備える。リヤピラー8は、車体後部において上下方向に沿って延びている。リヤピラー8の上端部8aは、ルーフサイドレール2の後端部に接続されている。
上述したブラケット6は、前後方向においてリヤピラー8の上端部8aまで延びている。さらに、ブラケット6に塗布された充填剤7も、前後方向においてリヤピラー8の上端部8aまで延びて配置されている。図7に示す本実施形態の車体側部構造1において、充填剤7は、前後方向においてセンターピラー9とリヤピラー8との間に配置されて前後方向に沿って延びている。
(車体側部構造の製造方法)
次に、上述の車体側部構造1を製造するための車体側部構造1の製造方法について説明する。
車体側部構造1の製造方法は、ブラケット取り付け工程と、第一接合工程と、第二接合工程と、を有する。
ブラケット取り付け工程では、ルーフサイドレールアウタ12にブラケット6を取り付ける。具体的には、ルーフサイドレールアウタ12におけるアウタ膨出部46の上面に、例えば溶接や溶着等によりブラケット6の固定部30を固定する。その後、ブラケット6の塗布部36に充填剤7を塗布する。
なお、充填剤7が予め塗布されたブラケット6をルーフサイドレールアウタ12に取り付けてもよい。
第一接合工程では、ブラケット取り付け工程の後、ブラケット6に充填剤7が塗布された状態で、ルーフサイドレールアウタ12を車室側からサイドパネルアウタ3に接合する。具体的には、ルーフサイドレールアウタ12のアウタ上壁部45及びアウタ下壁部47に、サイドパネルアウタ3の上フランジ21及び下フランジ27をそれぞれ溶接等により接合する。
このときルーフサイドレールアウタ12とサイドパネルアウタ3とを接合することにより、充填剤7がブラケット6とサイドパネルアウタ3により圧縮され伸び広がる。よって作業者は、ブラケット6に形成されたブラケット窓孔39及びルーフサイドレールアウタ12に形成されたアウタ窓孔14を通して、ルーフサイドレールアウタ12側から伸び広げられた充填剤7を視認することが可能となる。第一接合工程を経ることにより、サイドパネルアウタ3及びルーフサイドレールアウタ12の組立体が形成される。
第二接合工程では、第一接合工程の後、第一接合工程により形成されたサイドパネルアウタ3及びルーフサイドレールアウタ12の組立体を、ルーフサイドレールインナ11に車外側から接合する。具体的には、ルーフサイドレールアウタ12のアウタ上壁部45及びアウタ下壁部47に、ルーフサイドレールインナ11のインナ上壁部41及びインナ下壁部43をそれぞれ溶接等により接合する。第二接合工程を経ることにより、ルーフサイドレール2とサイドパネルアウタ3が互いに固定される。
(作用、効果)
次に、上述の車体側部構造1及び車体側部構造1の製造方法の作用、効果について説明する。
本実施形態の車体側部構造1によれば、サイドパネルアウタ3のうちルーフパネル4が接合される支持接合部23と屈曲部24を介して隣接する平面部25と、ルーフサイドレール2と、の間に充填剤7が配置される。このため、例えばルーフパネル4上に設置されたルーフレール5に重い荷物を載せた場合、ルーフレール5からサイドパネルアウタ3に作用した荷重を、充填剤7を介してルーフサイドレール2で受けることができる。これにより、荷物等の荷重に対するサイドパネルアウタ3の剛性を高めることができる。また、サイドパネルアウタ3にルーフパネル4を接合する際の支持強度を高めることができる。
サイドパネルアウタ3とルーフサイドレール2との間に充填剤7を配置することでサイドパネルアウタ3の剛性を高めることができるので、例えばサイドパネルアウタ3の剛性を高めるためにサイドパネルアウタ3を厚く形成する必要が無い。同様に、剛性を高めるために別途剛性部材を追加する必要もない。これにより、車体側部構造1の重量を過度に増加させることなく、サイドパネルアウタ3の剛性を向上できる。よって、軽量化とサイドパネルアウタ3の剛性向上を両立できる。さらに、充填剤7を介してサイドパネルアウタ3とルーフサイドレール2とが接続されるので、サイドパネルアウタ3の接合品質を向上できる。これにより、より一層サイドパネルアウタ3の剛性を向上できる。
したがって、重量の増加を抑制しつつ、サイドパネルアウタ3の剛性を向上することができる車体側部構造1を提供できる。
車体側部構造1はルーフレール5を備える。これにより、ルーフレール5を用いてルーフ上に荷物を搭載できる。ルーフレール5は、支持接合部23から平面部25に亘ってサイドパネルアウタ3の上部に配置される。ルーフレール5からの荷重は支持接合部23及び平面部25に作用し、平面部25は充填剤7を介してルーフサイドレール2に支持される。これにより、ルーフレール5に重い荷物を載せた場合であっても、充填剤7を介して荷物の荷重をルーフサイドレール2で受けることができる。よって、従来技術と比較してサイドパネルアウタ3に変形や割れ等が生じることを抑制し、サイドパネルアウタ3の剛性を向上できる。したがって、特に重量物を搭載する場合に好適な車体側部構造1とすることができる。
ルーフサイドレール2は、ルーフサイドレールインナ11及びルーフサイドレールアウタ12を有する。ルーフサイドレールアウタ12とサイドパネルアウタ3との間にはブラケット6が設けられる。さらに充填剤7は、ブラケット6とサイドパネルアウタ3の平面部25との間に配置される。ルーフサイドレールアウタ12とサイドパネルアウタ3との間にブラケット6が設けられ、このブラケット6に充填剤7を配置することにより、充填剤7をより支持接合部23の近傍に配置できる。よって、サイドパネルアウタ3とルーフサイドレールアウタ12との間における充填剤7の配置位置を容易に調整できる。すなわち、充填剤7の配置自由度を向上できる。
ブラケット6は、充填剤7を視認可能にするブラケット窓孔39を有する。ルーフサイドレールアウタ12は、ブラケット窓孔39と対応する位置にアウタ窓孔14を有する。これにより、サイドパネルアウタ3とルーフサイドレール2とを組み付けた後であっても、ブラケット窓孔39及びアウタ窓孔14を通して充填剤7の有無を視認できる。具体的に、サイドパネルアウタ3及びルーフサイドレール2の組み付け時には、充填剤7が圧縮されて横方向(面方向)に沿って広がる。この広がりをブラケット窓孔39及びアウタ窓孔14を通して目視で確認することができる。よって、製造時等における充填剤7の確認作業を容易に行うことができ、サイドパネルアウタ3とルーフサイドレール2との間に充填剤7を確実に配置することができる。
ブラケット6は、ルーフサイドレール2に固定される固定部30と、固定部30よりも上方に位置する塗布部36と、を有する。固定部30よりも上方に位置する塗布部36に充填剤7を塗布することにより、固定部30(すなわちルーフサイドレール2)に対して上方に充填剤7を配置できる。これにより、充填剤7に上方から作用する荷重を安定して支持できる。よって、ルーフサイドレール2に対してサイドパネルアウタ3を安定的に支持することができる。
ブラケット6は断面クランク状又は断面ハット状に形成されるので、ブラケット6の剛性を向上できる。これにより、荷重によるブラケット6の変形が生じにくくなるので、サイドパネルアウタ3からルーフサイドレール2へ安定的に荷重を伝達させることができる。
ブラケット6は、前後方向においてリヤピラー8の上端部8aまで延びている。充填剤7は、前後方向においてリヤピラー8の上端部8aまで延びて配置されている。これにより、充填剤7をリヤピラー8の近傍に配置することができる。ここで、リヤピラー8が設けられる車体後部には、タイヤからの振動やサスペンションからの入力等により、捩れ力が生じやすい。これに対し、本構成によれば、充填剤7がリヤピラー8の近傍に配置されるので、リヤピラー8の上端部8aにおける捩れ力に対する剛性(捩れ剛性)を向上できる。よって、特に後部における剛性を向上した車体側部構造1とすることができる。
ブラケット6の塗布部36は、サイドパネルアウタ3の平面部25と平行となるように形成されている。これにより、ブラケット6の塗布部36とサイドパネルアウタ3の平面部25との間の距離が一定となり、充填剤7を全体に亘って均一に塗布することができる。よって、充填剤7の塗布量が不均一である場合と比較して、サイドパネルアウタ3からブラケット6に作用する荷重の大きさや、ブラケット6の支持特性等に偏りが生じることを抑制できる。したがって、サイドパネルアウタ3の剛性を向上し、充填剤7及びブラケット6を介してサイドパネルアウタ3からの荷重をルーフサイドレール2で安定的に支持できる。
塗布部36は、固定部30に対してサイドパネルアウタ3の支持接合部23側に延びる延長部37を有する。塗布部36が延長部37を有することにより、充填剤7をより支持接合部23の近傍に配置することができる。支持接合部23にはルーフパネル4が接合されているので、充填剤7を支持接合部23の近傍に設けることにより、ルーフパネル4からの荷重を確実にルーフサイドレール2で受けることができる。
ブラケット6は、前後方向に沿って延びる稜線38と、稜線38の両端部に設けられる一対のフランジ(前フランジ31及び後フランジ32)と、を有する。ブラケット6の上面に稜線38が形成されることにより、ブラケット6の上面が単なる平面状に形成される場合と比較して、塗布部36が位置するブラケット6の上面の剛性を高めることができる。これにより、ブラケット6とサイドパネルアウタ3との間に充填剤7を安定的に配置できる。ブラケット6は稜線38の両端部に前フランジ31及び後フランジ32を有し、各フランジ31,32はルーフサイドレール2に取り付けられる。このため、ルーフサイドレール2に対するブラケット6の固定強度を高めることができる。よって、ルーフパネル4からの荷重を、ブラケット6を介して確実にルーフサイドレール2で支持できる。さらに、稜線38は前フランジ31及び後フランジ32にそれぞれ連続されているので、稜線38がフランジと連続しない場合と比較して、簡素な構成によりさらにブラケット6の剛性を向上させることができる。
本実施形態の車体側部構造1の製造方法によれば、ブラケット取り付け工程と、第一接合工程と、第二接合工程と、を有する。ブラケット取り付け工程では、ルーフサイドレールアウタ12にブラケット6を取り付ける。第一接合工程では、ブラケット取り付け工程の後、ブラケット6に充填剤7が塗布された状態で、ルーフサイドレールアウタ12を車室側からサイドパネルアウタ3に接合する。第二接合工程では、第一接合工程により形成されたサイドパネルアウタ3及びルーフサイドレールアウタ12の組立体を、車外側からルーフサイドレールインナ11に接合する。このように、車体側部構造1の製造方法では、ルーフサイドレールインナ11とルーフサイドレールアウタ12とを接合する前に、ルーフサイドレールアウタ12とサイドパネルアウタ3とを接合する。これにより、ルーフサイドレールアウタ12とサイドパネルアウタ3との間に充填剤7を確実に配置できる。また、充填剤7が想定通りに配置されたか否かを確認することができる。よって、製造時における充填剤7の配置及びルーフサイドレール2とサイドパネルアウタ3との接合に係る作業性を向上できる。
したがって、重量の増加を抑制しつつ、サイドパネルアウタ3の剛性を向上することができる車体側部構造1を製造可能な、車体側部構造1の製造方法を提供できる。
なお、本発明の技術範囲は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上述の実施形態において、ブラケット6は断面クランク状及び断面ハット状に形成されたが、これに限られない。ブラケット6は断面クランク状及び断面ハット状の少なくとも一方となるように形成されていればよい。
ブラケット6及び充填剤7は、前後方向においてセンターピラー9より前方まで延びるように設けられてもよい。
充填剤7の材料(成分)は上述の実施形態に限定されない。
車体側部構造1はルーフレール5を有しなくてもよい。つまりルーフレール5は必須の構成ではない。但し、ルーフレール5に重い荷物を搭載してもサイドパネルアウタ3の剛性を高められる点で、ルーフレール5を用いてより重い荷重が搭載される可能性がある車両において上述の車体側部構造1を適用した本実施形態の構成は優位性がある。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上述した実施形態を適宜組み合わせてもよい。
1 車体側部構造
2 ルーフサイドレール(骨格部材)
3 サイドパネルアウタ
4 ルーフパネル
5 ルーフレール
6 ブラケット
7 充填剤
8 リヤピラー
8a (リヤピラーの)上端部
11 ルーフサイドレールインナ
12 ルーフサイドレールアウタ
14 アウタ窓孔(第二窓孔)
23 支持接合部
24 屈曲部
25 平面部
30 固定部
31 前フランジ(一対のフランジ)
32 後フランジ(一対のフランジ)
36 塗布部
37 延長部
38 稜線
39 ブラケット窓孔(第一窓孔)

Claims (13)

  1. 車両の上方かつ側方に設けられる骨格部材と、
    前記骨格部材を車外側から覆うサイドパネルアウタと、
    前記サイドパネルアウタに接合されるルーフパネルと、
    を備え、
    前記サイドパネルアウタは、
    前記ルーフパネルが接合されて前記ルーフパネルからの荷重を受ける支持接合部と、
    屈曲部を介して前記支持接合部と接続される平面部と、
    を有し、
    前記平面部と前記骨格部材との間に、弾性を有する充填剤が配置され
    前記骨格部材は、車両の上方かつ側方において前記車両の前後方向に沿って延び、車室側に配置されるルーフサイドレールインナと、車外側に配置されるルーフサイドレールアウタと、を有し、
    前記ルーフサイドレールアウタと前記サイドパネルアウタとの間に設けられ、前記ルーフサイドレールアウタに取り付けられるブラケットを備え、
    前記充填剤は、前記ブラケットと前記サイドパネルアウタの前記平面部との間に配置されることを特徴とする車体側部構造。
  2. 車両の上方かつ側方に設けられる骨格部材と、
    前記骨格部材を車外側から覆うサイドパネルアウタと、
    前記サイドパネルアウタに接合されるルーフパネルと、
    を備え、
    前記サイドパネルアウタは、
    前記ルーフパネルが接合されて前記ルーフパネルからの荷重を受ける支持接合部と、
    屈曲部を介して前記支持接合部と接続される平面部と、
    を有し、
    前記平面部と前記骨格部材との間に、弾性を有する充填剤が配置され、
    前記骨格部材と前記サイドパネルアウタとの間に設けられるブラケットと、
    前記車両の後方かつ側方に設けられて前記車両の上下方向に沿って延びるリヤピラーと、
    を備え、
    前記ブラケットは、前記車両の前後方向において前記リヤピラーの上端部まで延びており、
    前記充填剤は、前記前後方向において前記リヤピラーの上端部まで延びて配置されていることを特徴とする車体側部構造。
  3. 車両の上方かつ側方に設けられる骨格部材と、
    前記骨格部材を車外側から覆うサイドパネルアウタと、
    前記サイドパネルアウタに接合されるルーフパネルと、
    を備え、
    前記サイドパネルアウタは、
    前記ルーフパネルが接合されて前記ルーフパネルからの荷重を受ける支持接合部と、
    屈曲部を介して前記支持接合部と接続される平面部と、
    を有し、
    前記平面部と前記骨格部材との間に、弾性を有する充填剤が配置され、
    前記骨格部材と前記サイドパネルアウタとの間に設けられるブラケットを備え、
    前記ブラケットは、
    前記骨格部材に固定される固定部と、
    前記固定部よりも上方に位置し、上面に前記充填剤が配置される塗布部と、
    を有し、
    前記塗布部は、前記サイドパネルアウタの前記平面部と平行となるように形成されていることを特徴とする車体側部構造。
  4. 車両の上方かつ側方に設けられる骨格部材と、
    前記骨格部材を車外側から覆うサイドパネルアウタと、
    前記サイドパネルアウタに接合されるルーフパネルと、
    を備え、
    前記サイドパネルアウタは、
    前記ルーフパネルが接合されて前記ルーフパネルからの荷重を受ける支持接合部と、
    屈曲部を介して前記支持接合部と接続される平面部と、
    を有し、
    前記平面部と前記骨格部材との間に、弾性を有する充填剤が配置され、
    前記骨格部材と前記サイドパネルアウタとの間に設けられるブラケットを備え、
    前記ブラケットは、
    前記ブラケットの上面に形成され、前記車両の前後方向に沿って延びる稜線と、
    前記稜線の両端部にそれぞれ連続して設けられ、前記骨格部材に取り付けられる一対のフランジと、
    を有することを特徴とする車体側部構造。
  5. 前記支持接合部から前記平面部に亘って前記サイドパネルアウタの上部に配置されるルーフレールを備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の車体側部構造。
  6. 前記骨格部材は、車両の上方かつ側方において前記車両の前後方向に沿って延び、車室側に配置されるルーフサイドレールインナと、車外側に配置されるルーフサイドレールアウタと、を有し、
    前記ルーフサイドレールアウタと前記サイドパネルアウタとの間に設けられ、前記ルーフサイドレールアウタに取り付けられるブラケットを備え、
    前記充填剤は、前記ブラケットと前記サイドパネルアウタの前記平面部との間に配置されることを特徴とする請求項2から4のいずれか一項に記載の車体側部構造。
  7. 前記ブラケットは、前記充填剤を視認可能にする第一窓孔を有し、
    前記ルーフサイドレールアウタは、前記第一窓孔と対応する位置に第二窓孔を有することを特徴とする請求項に記載の車体側部構造。
  8. 前記ブラケットは、断面クランク状及び断面ハット状の少なくとも一方となるように形成され、
    前記ブラケットは、
    前記骨格部材に固定される固定部と、
    前記固定部よりも上方に位置し、上面に前記充填剤が配置される塗布部と、
    を有することを特徴とする請求項に記載の車体側部構造。
  9. 前記骨格部材と前記サイドパネルアウタとの間に設けられるブラケットと、
    前記車両の後方かつ側方に設けられて前記車両の上下方向に沿って延びるリヤピラーと、
    を備え、
    前記ブラケットは、前記車両の前後方向において前記リヤピラーの上端部まで延びており、
    前記充填剤は、前記前後方向において前記リヤピラーの上端部まで延びて配置されていることを特徴とする請求項1、3及び4のいずれか一項に記載の車体側部構造。
  10. 前記骨格部材と前記サイドパネルアウタとの間に設けられるブラケットを備え、
    前記ブラケットは、
    前記骨格部材に固定される固定部と、
    前記固定部よりも上方に位置し、上面に前記充填剤が配置される塗布部と、
    を有し、
    前記塗布部は、前記サイドパネルアウタの前記平面部と平行となるように形成されていることを特徴とする請求項1、2及び4のいずれか一項に記載の車体側部構造。
  11. 前記塗布部は、前記固定部に対して前記サイドパネルアウタの前記支持接合部側に延びる延長部を有することを特徴とする請求項10に記載の車体側部構造。
  12. 前記骨格部材と前記サイドパネルアウタとの間に設けられるブラケットを備え、
    前記ブラケットは、
    前記ブラケットの上面に形成され、前記車両の前後方向に沿って延びる稜線と、
    前記稜線の両端部にそれぞれ連続して設けられ、前記骨格部材に取り付けられる一対のフランジと、
    を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の車体側部構造。
  13. 請求項1から4のいずれか一項に記載の車体側部構造の製造方法であって、
    前記骨格部材のうち車外側に設けられるルーフサイドレールアウタに、前記充填剤を配置するためのブラケットを取り付けるブラケット取り付け工程と、
    前記ブラケットに前記充填剤が塗布された状態で、前記ルーフサイドレールアウタを車室側から前記サイドパネルアウタに接合する第一接合工程と、
    前記第一接合工程により形成された前記サイドパネルアウタ及び前記ルーフサイドレールアウタの組立体を、前記骨格部材のうち前記車室側に設けられるルーフサイドレールインナに前記車外側から接合する第二接合工程と、
    を有することを特徴とする車体側部構造の製造方法。
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