JP6845878B2 - 車両ルーフ構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両ルーフ構造に関する。
車両ルーフ構造として、例えば、ルーフパネルの車幅方向の外側辺(屈曲部)にルーフサイドレールの車幅方向の内側の縦壁部がブレージング(ろう付、レーザー溶接、片側連続溶接なども含む)で接合される構成が知られている。ルーフサイドレールとは、サイドアウタパネルのうち、車体上部の左右にあって前後方向に延びる骨格を覆う部分をいう。
ルーフパネルは、車幅方向の外側辺に屈曲部が形成され、車体前後方向の端辺に折曲部がプレス成形により形成されている。ここで、屈曲部および折曲部をプレス成形ために、屈曲部と折曲部とが交差する領域に切欠が形成されている(例えば、特許文献1参照)。
また、車両ルーフ構造として、ルーフパネルの外側部において後部の車体後方にゲートピラーが設けられ、ゲートピラーにテールゲートヒンジが取り付けられる構成が知られている。テールゲートヒンジにテールゲートが開閉自在に支持される(例えば、特許文献2参照)。
特許第5811910号公報 特許第4305154号公報
しかし、特許文献1の車両ルーフ構造は、ルーフパネルの屈曲部にルーフサイドレールの縦壁部がブレージングで接合され、屈曲部と折曲部とが交差する領域に切欠が形成されている。よって、ルーフパネルの屈曲部と折曲部とが交差する領域の強度、剛性を確保する工夫が要求される。このため、交差する領域にテールゲートヒンジを設け、テールゲートヒンジでテールゲートを支持することが難しいとされている。すなわち、ルーフパネルにルーフサイドレールをブレージングにより接合した状態において、ルーフパネルの外側部にテールゲートヒンジやテールゲートなどの外装部品を取り付けることは難しいとされている。また、特許文献2の車両ルーフ構造は、ルーフパネルをゲートピラーに取付けた状態で十分なテールゲートヒンジを取り付けるスペースがない。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、ルーフパネルにルーフサイドレールを接合した状態において、ルーフパネルの外側部に外装部品を取り付けることができる車両ルーフ構造を提供することを目的とする。
上記課題の解決手段として、請求項1に記載の発明は、ルーフパネル(例えば実施形態のルーフパネル22)にルーフサイドレール(例えば実施形態のルーフサイドレール21)が接合される車両ルーフ構造(例えば実施形態の車両ルーフ構造12)において、前記ルーフパネルは、外側部が車幅方向の内側に屈曲され、前記ルーフサイドレールが接合される傾斜接合部(例えば実施形態の傾斜接合部33)と、前記傾斜接合部の車体前後方向の少なくとも一方に設けられ、外側部が鉛直に屈曲された鉛直部(例えば実施形態の鉛直部34)と、前記鉛直部から車幅方向の外側に張り出された水平接合部(例えば実施形態の水平接合部46)と、を備え、さらに、前記水平接合部に取り付けられる外装部品(例えば実施形態のテールゲートヒンジ25、テールゲート26)を備え、前記ルーフサイドレールから車体後方へ延び、前記水平接合部が設けられるゲートピラー(例えば実施形態のゲートピラー24)と、前記ゲートピラーの前部(例えば実施形態のゲートピラーカバーの前上端部65c)に接合される遮蔽板(例えば実施形態の遮蔽板23)と、を備え、前記遮蔽板は、略断面L字状に形成された遮蔽前壁(例えば実施形態の接合延長部54)と遮蔽側壁(例えば実施形態のベース部51)とを有し、前記遮蔽前壁および前記遮蔽側壁は、前記ゲートピラーの前部の前縁(例えば実施形態の(例えば実施形態の前縁65e)および側縁(例えば実施形態の側縁65f)に接合される、ことを特徴とする。
このように、ルーフパネルに傾斜接合部を形成して、傾斜接合部にルーフサイドレールを接合することにより、ルーフパネルをルーフサイドレールに上方から搭載し、ブレージングにより接合できる。さらに、傾斜接合部の車体前後方向の少なくとも一方に鉛直部を設け、鉛直部から水平接合部を車幅方向の外側に張り出した。車体前後方向の少なくとも一方の水平接合部を車幅方向の外側に張り出すことにより、水平接合部を車体(例えば、ルーフサイドレールやゲートピラーなど)に上方から搭載してスポット溶接で接合することが可能になる。
このように、ルーフパネルの傾斜接合部にルーフサイドレールをブレージングにより接合する際に、車体(例えば、ルーフサイドレールやゲートピラーなど)に対して水平接合部が車幅方向に移動自在に配置されている。これにより、水平接合部が、傾斜接合部へのルーフサイドレールのブレージングによる接合を妨げるおそれはない。
なお、水平接合部に外装部品(例えば、外装部品の取付部)を取り付けることにより、外装部品の取付部を水平接合部および車体側の部材に加えることにより、板厚を増すことができる。これにより、外装部品の支持強度を高めることができ、さらに、ルーフパネルと車体との結合強度を高めることができる。
このように、鉛直部に沿って別部材の鉛直接合部を下方へ張り出すように接合し、鉛直接合部に水平接合部を一体に形成した。よって、水平接合部をルーフパネルに対して通常プレス成形できないような下方に配置できる。これにより、外装部品をルーフパネルの上方に突出させることなく、すなわち、ルーフパネルの下方に外装部品(例えば、テールゲートヒンジなど)を取り付けることができる。
また、水平接合部および鉛直接合部で断面L字状のルーフ接合部を一体に形成し、鉛直接合部を鉛直部に接合することにより、ルーフパネルのうちルーフ接合部の板厚寸法のみを十分に大きく確保できる。これにより、ルーフパネル(すなわち、車体)の軽量化に影響を与えることなく、水平接合部に外装部品を取り付けた状態において、外装部品の取付強度を高めることができる。
ところで、ルーフパネルは、車幅方向の外側部に傾斜接合部および鉛直部が形成され、さらに、車体前後方向の後端部に屈曲部がプレス成形により形成される。ここで、鉛直部および屈曲部をプレス成形ために、鉛直部と屈曲部とが交差する角部に切欠(開口部)が形成される。
そこで、ルーフ接合部をルーフパネルと別部材とすることにより、ルーフ接合部に車外側に膨出する接合角部を形成できる。これにより、ルーフパネルの切欠を接合角部で塞ぐことができる。
さらに、ルーフ接合部をルーフパネルと別部材とすることにより、ルーフ接合部の水平接合部に取付孔を形成でき、取付孔に外装部品を取り付けることができる。
ところで、ルーフパネルに傾斜接合部と鉛直部とを、例えばプレス成形で形成することにより、傾斜接合部と鉛直部との間や、傾斜接合部と水平接合部との間に隙間領域が形成されることが考えられる。
ここで、傾斜接合部と鉛直部との間の隙間領域は、ルーフパネルのプレス方向が変化する部分をカットしてプレス成形可能とするためであり、傾斜接合部と水平接合部との間の隙間領域は、水平接合部をゲートピラーに上方から搭載する際の干渉を回避するためである。よって、ルーフサイドレールの後端部近傍に隙間領域が形成される。
そこで、請求項1において、ゲートピラーの前部に遮蔽板を接合するようにした。ゲートピラーは、前部側に水平接合部を取り付ける部位を有し、ルーフサイドレールの後端部から車体後方へ延びている。これにより、ルーフサイドレールの後端部に遮蔽板を配置可能となり、隙間領域を遮蔽板により塞ぐことができる。
請求項2に記載の発明は、前記前縁は、前記ルーフサイドレールの後端部(例えば実施形態のルーフサイドレールの後壁61)に接合される、ことを特徴とする。
ところで、水平接合部がルーフパネルに対して下方に配置され、車幅方向の内側にいくほど水平接合部とルーフサイドレールとの上下方向の間隔が大きくなる。このため、隙間領域を遮蔽板で塞ぐために遮蔽板の形状が大きくなり、防錆用のシーリング材を塗付する塗布領域が広くなることが考えられる。
そこで、請求項2において、遮蔽前壁と遮蔽側壁とにより略断面L字状を形成し、遮蔽前壁および遮蔽側壁をゲートピラーの前部の前縁および側縁に接合させた。よって、遮蔽前壁、遮蔽側壁、およびゲートピラーの前部がL字状の3面合わせ構造を形成して強度剛性が高まる。この3面合わせ構造は、遮蔽前壁がルーフサイドレールの後端部に接合される。これにより、3面合わせ構造が、シーリング材の塗布領域を補強し、シーリング材が塗布領域から剥がれることを抑制できる。
請求項3に記載の発明は、前記ルーフサイドレールの後端部の後壁(例えば実施形態の後壁61)が、前記ゲートピラーの前部の前記前縁に対して車体後方にオーバーハングされた状態において間隔を開けて配置され、前記遮蔽前壁は、車体前後方向に間隔を開けて配置された前記後壁と前記前縁との間の領域に配置され、前記後壁および前記前縁に接合される接合延長部(例えば実施形態の接合延長部54)を有する、ことを特徴とする。
ここで、ルーフサイドレールの後端部の後壁が、ゲートピラーの前部の前縁に対して車体後方に間隔を開けてオーバーハングされることが考えられる。また、ルーフサイドレールは、ルーフパネルの傾斜接合部に接合する折曲部が形成されている。このため、ルーフサイドレールをプレス成形する際や、組み付ける際の観点から、ルーフサイドレールの後端部の後壁を、ゲートピラーの前部の前縁まで延ばすことが難しい。
そこで、請求項3において、遮蔽板に遮蔽前壁を設けて、遮蔽前壁を、ルーフサイドレールの後端部の後壁と、ゲートピラーの前部の前縁との間の領域に配置して、後壁および前縁に接合するようにした。これにより、ルーフサイドレールの後端部の後壁と、ゲートピラーの前部の前縁との間の隙間領域を遮蔽板の遮蔽前壁で塞ぐことができる。また、後壁および前縁に遮蔽前壁を接合することにより、ルーフサイドレールの後端部とゲートピラーの前部との連結部(すなわち、車体)の強度、剛性を高めることができる。
請求項4に記載の発明は、前記遮蔽板は、前記ゲートピラーの前記前部から立ち上げられた状態で車内側に配置されたベース部(例えば実施形態のベース部51)と、前記ベース部の車体前方に設けられたシール棚部(例えば実施形態のシール棚部53)と、を有する、ことを特徴とする。
このように、ベース部の車体前方にシール棚部を設けることにより、ルーフサイドレールとルーフパネルとの合わせ部に生じる隙間の下方にシール棚部を配置できる。よって、ルーフサイドレールとルーフパネルとの合わせ部の隙間にシール材を塗布する際に、隙間の後側(すなわち車内側)にシール材が滴下することを抑制できる。これにより、合わせ部の隙間を確実にシール材で埋めることができる。
請求項5に記載の発明は、前記ゲートピラーは、前記水平接合部の裏面に当接するゲートピラーアウタ(例えば実施形態のゲートピラーアウタ66)と、前記ゲートピラーアウタの車内側に設けられるゲートピラーインナ(例えば実施形態のゲートピラーインナ67)と、前記ゲートピラーアウタおよび前記ゲートピラーインナの間に設けられるガセット(例えば実施形態のガセット68)と、を備え、前記ガセットの上面(例えば実施形態のガセットの上面68a)が前記ゲートピラーアウタに接合され、前記ガセットの下面(例えば実施形態のガセットの下面68b)が前記ゲートピラーインナに接合される、ことを特徴とする。
このように、ゲートピラーのゲートピラーアウタを水平接合部の裏面に当接し、ゲートピラーアウタにガセットの上面を接合し、ゲートピラーインナにガセットの下面を接合するようにした。よって、水平接合部に取り付けられる外装部品に入力する荷重を、ゲートピラーアウタからガセットを経てゲートピラーインナに伝達できる。これにより、ゲートピラー全体で荷重を支えることができる。
さらに、ゲートピラーアウタとゲートピラーインナとの間にガセットを設けることにより、ゲートピラーの潰れやねじれをガセットで抑制できる。これにより、ゲートピラーの強度、剛性を高めることができる。
請求項6に記載の発明は、前記ガセットは、前記水平接合部に前記外装部品を取り付ける締結部材(例えば実施形態の締結ボルト77、締結ナット78)に対応する部位に作業孔(例えば実施形態の第1作業孔85)を有する、ことを特徴とする。
ここで、水平接合部に外装部品が締結部材で取り付けられる。また、締結部材はガセットの上方に位置する。そこで、請求項8において、ガセットに作業孔を形成し、作業孔を締結部材に対応させた。よって、ガセットの下方(すなわち、車内側(車室側))から作業孔を経て工具を締結部材まで差し込み、締結部材を工具で締結することができる。これにより、水平接合部に外装部品を取り付ける工程を決める際の自由度を高めることができる。したがって、水平接合部に外装部品を好適な工程で取り付けることが可能になり、組立作業性を向上させることができる。
さらに、水平接合部に外装部品を締結部材で取り付ける際に、水平接合部および外装部品とともにガセットを締結部材で共締めする必要がない。よって、締結部材で締結する部材を減らすことができる。これにより、水平接合部に外装部品を取り付ける際に、締結部材の締付トルクの管理精度を高めることができ、例えば、水平接合部に対する外装部品のガタや緩みの発生を抑制できる。
請求項7に記載の発明は、前記ルーフサイドレールの後端部は、上端(例えば実施形態の上内端21b)から下端(例えば実施形態の下外端21c)まで車体後方へ向けて下り勾配の傾斜状に形成され、前記外装部品は、前記ルーフサイドレールの後端部に沿って前端部(例えば実施形態のテールゲートの左前端部26a)が形成され、前記水平接合部に取り付けられたヒンジ軸(例えば実施形態のヒンジ軸81)を軸に車体に対して開閉自在に支持され、前記ルーフサイドレールの後端部は、前記ヒンジ軸の回転中心(例えば実施形態の回転中心81a)よりも車体前方に位置する領域(例えば実施形態の領域E1)において、前記ゲートピラーの前端部(例えば実施形態のゲートピラーカバー65の前壁65d)に対して車体後方へオーバーハングされ、前記ヒンジ軸の回転中心よりも車体後方に位置する領域(例えば実施形態の領域E2)において、前記ゲートピラーの前端部より車体前方に配置される、ことを特徴とする。
このように、ルーフサイドレールの後端部がヒンジ軸の回転中心よりも車体前方に位置する領域において、ルーフサイドレールの後端部をゲートピラーの前端部に対して車体後方へオーバーハングさせた。よって、外装部品を開閉する際に、外装部品の前端部をオーバーハングの領域に移動させることができる。すなわち、外装部品の前端部がルーフサイドレールの後端部に干渉することを防止できる。これにより、外装部品を閉じた状態において、外装部品の前端部をルーフサイドレールの後端部に近づけることが可能になる。
さらに、ルーフサイドレールの後端部がヒンジ軸の回転中心よりも車体後方に位置する領域において、ルーフサイドレールの後端部をゲートピラーの前端部より車体前方に配置させた。よって、外装部品を開閉する際に、外装部品の前端部をルーフサイドレールの後端部の上方に移動させることができる。すなわち、外装部品の前端部がルーフサイドレールの後端部に干渉することを防止できる。これにより、外装部品を閉じた状態において、外装部品の前端部をルーフサイドレールの後端部に近づけることが可能になる。
このように、ルーフサイドレールの後端部がヒンジ軸の回転中心よりも車体前方や車体後方に位置する領域において、外装部品の前端部をルーフサイドレールの後端部に近づけることができる。これにより、ルーフサイドレールの後端部と外装部品の前端部との隙間を小さく抑えることができるので外観商品性を向上させることができる。
請求項8に記載の発明は、前記水平接合部の下方に設けられたリアダンパハウジング(例えば実施形態のリアダンパハウジング14)と、前記ゲートピラーインナとを上下方向において連結する連結ブラケット(例えば実施形態の連結ブラケット16)を備える、ことを特徴とする。
このように、リアダンパハウジングの頂部とゲートピラーインナとを連結ブラケットで上下方向において連結した。ゲートピラーインナには水平接合部を介して外装部品(例えば、テールゲートヒンジなど)が取り付けられている。これにより、外装部品に入力する上下方向(縦軸方向)の荷重をリアダンパハウジングの全体で支えることができる。
請求項9に記載の発明は、前記ルーフパネルと前記ルーフサイドレールとが接合され、凹状に形成されたレール接合部(例えば実施形態のレール接合部94)と、前記レール接合部に連通され、前記ルーフサイドレールの後端部と前記外装部品(例えば実施形態のテールゲート26)との間に形成された第1隙間(例えば実施形態の第1隙間95)と、レール接合部に連通され、前記ルーフパネルの外側部と前記外装部品(例えば実施形態のテールゲート26)との間に形成された第2隙間(例えば実施形態の第2隙間96)と、を備え、前記ルーフパネルの表面(例えば実施形態の頂部22a)の水を前記レール接合部、前記第1隙間、前記第2隙間から前記ゲートピラーの前部を経て車体後方へ排水する、ことを特徴とする。
このように、ルーフパネルの表面の水(降雨時や洗車時)をレール接合部、第1隙間、第2隙間から外装部品の前部を経て車体後方へ排水する。これにより、ルーフパネルの表面の水が外装部品の表面に流れることを抑制して車両の外観や品質を向上できる。例えば、外装部品がテールゲートの場合、表面の水がテールゲートのリア窓ガラスの表面に流れることを抑制できるので車両の外観や品質を良好に確保できる。
本発明の車両ルーフ構造によれば、ルーフパネルに傾斜接合部と鉛直部とを形成し、傾斜接合部にルーフサイドレールをブレージングにより接合した。さらに、鉛直部から車幅方向の外側に張り出した水平接合部に外装部品を取り付けることができる。これにより、ルーフパネルにルーフサイドレールをブレージングにより接合した状態において、ルーフパネルの外側部に外装部品を取り付けることができる。
本発明に係る実施形態の車両ルーフ構造を備えた車両を示す斜視図である。 図1の車両からテールゲートを分解した状態を示す斜視図である。 実施形態の車両ルーフ構造を示す分解斜視図である。 図2のIV-IV線に沿う断面図である。 実施形態の車両ルーフ構造のルーフ接合部および遮蔽板を分解した状態を示す分解斜視図である。 実施形態の車両ルーフ構造の各構成部材の関係を示す斜視図である。 図3のVII部を拡大した斜視図である。 図6のVIII-VIII線に沿う断面図である。 図6のIX-IX線に沿う断面図である。 図6のX-X線に沿う断面図である。 図2のXI-XI線に沿う断面図である。 図2のXII-XII線に沿う断面図である。 図11のXIII部を拡大した斜視図である。 図2のXIV-XIV線に沿う断面図である。 図2のXV-XV線に沿う断面図である。 実施形態の車両ルーフ構造においてルーフパネルの水を車体後方へ排水する例を説明する斜視図である。
以下、本発明の実施形態の車両上部構造10を図面に基づいて説明する。図面において、矢印FRは車両の前方、矢印UPは車両の上方、矢印LHは車両の左側方を示す。車両上部構造10は、略左右対称の構成であり、以下左側構成について説明して右側構成の説明を省略する。
図1、図2に示すように、車両上部構造10は、車両ルーフ構造12と、リアダンパハウジング14(図11参照)と、連結ブラケット16(図11参照)と、を備えている。車両ルーフ構造12は、ルーフサイドレール21と、ルーフパネル22と、遮蔽板23と、ゲートピラー24と、テールゲートヒンジ(外装部品)25と、テールゲート(外装部品)26と、を備えている。テールゲート26は、リア窓ガラス31を備えている。
図3、図4に示すように、ルーフサイドレール21は、車幅方向の左外側部(外側部)において車体前後方向に延びている。ルーフサイドレール21は、後端部21aが上内端(上端)21bから下外端(下端)21cまで車体後方へ向けて下り勾配に傾斜されている。上内端21bは車幅方向内側上方に位置し、下外端21cは車幅方向外側下方に位置する。
ルーフサイドレール21は、第1折曲部27と、第2折曲部28と、第3折曲部29と、を有する。第1折曲部27は、ルーフサイドレール21の上辺21dから車幅方向内側へ向けて下り勾配に折り曲げられている。第2折曲部28は、第1折曲部27の下辺27aから下方へ向けて鉛直に折り曲げられている。第3折曲部29は、第2折曲部28の下辺28aから車幅方向内側へ向けて水平に折り曲げられている。
ルーフサイドレール21の後端部21aからゲートピラーカバー65が車体後方へ向けて延びている。ゲートピラーカバー65は、ルーフサイドレール21の後端部21aに前端部65aが接合され、上辺65bがルーフサイドレール21の後端部21aからルーフパネルに沿って車体後方へ向けて延びている。ゲートピラーカバー65は、前上部に平坦状に形成された水平なカバー取付部71を有する。カバー取付部71は、車体前後方向へ間隔をおいて一対の貫通孔72が形成されている。ゲートピラーカバー65は、ゲートピラー24の一部を構成する部材である。ゲートピラー24については後で詳しく説明する。
ルーフサイドレール21およびゲートピラーカバー65の車幅方向内側にルーフパネル22が配置されている。
ルーフパネル22は、ルーフパネル本体32と、傾斜接合部33と、鉛直部34と、屈曲部35と、水平部36と、ルーフ接合部37と、を備えている。ルーフパネル本体32は、車室の上方に設けられ、例えば、平面視矩形状に形成されている。ルーフパネル本体32の車幅方向の左外側部32aに傾斜接合部33、鉛直部34、およびルーフ接合部37が設けられている。
傾斜接合部33は、ルーフパネル本体32の車幅方向の左外側部32aのうち第1折曲部27に対応する部位32bにおいて、車幅方向の内側に車幅方向内側へ向けて下り勾配に向けて屈曲されている。傾斜接合部33は、第1折曲部27に接触した状態に配置され、第1折曲部27とブレージング(ろう付、レーザー溶接、片側連続溶接なども含む)により接合される。
これにより、ルーフパネル本体32の車幅方向の左外側部32aに沿ってルーフサイドレール21が車体前後方向へ向けて接合され、ルーフパネル22がルーフサイドレール21に上方から搭載した状態に接合される。以下、傾斜接合部33と第1折曲部27とが接触された状態を「合わせ部38」という。
図3、図5に示すように、ルーフパネル22は、傾斜接合部33の車体後方に鉛直部34および屈曲部35が設けられている。鉛直部34は、ルーフパネル本体32の車幅方向の左外側部32aのうち、傾斜接合部33の車体後方の部位32cにおいて、下方へ向けて鉛直に屈曲されている。
屈曲部35は、ルーフパネル本体32の後端部32dから下方へ向けて屈曲されている。屈曲部35の下辺25aから水平部36が車体後方へ向けて折り曲げられている。
ところで、ルーフパネル22は、車幅方向の外側部に傾斜接合部33および鉛直部34が形成され、車体前後方向の後端部に屈曲部35がプレス成形により形成される。ここで、鉛直部34および屈曲部35をプレス成形ために、鉛直部34と屈曲部35とが交差する角部に切欠(開口部)41が形成される。
ルーフパネル22の鉛直部34、屈曲部35、および水平部36にルーフ接合部37が接合される。ルーフ接合部37は、鉛直接合部43と、屈曲接合部44と、接合角部45と、水平接合部46と、を有する。
鉛直接合部43は、鉛直部34の内面に沿って下方へ張り出すように接合されている。屈曲接合部44は、屈曲部35の内面に沿って下方へ張り出すように接合されている。水平接合部46の第2水平部位46bは、水平部36の内面に沿って車体後方へ張り出すように接合されている。これにより、ルーフパネル22の鉛直部34、屈曲部35、および水平部36にルーフ接合部37が接合される。
鉛直接合部43および屈曲接合部44間に接合角部45が一体に形成されている。接合角部45は、ルーフパネル22の鉛直部34、屈曲部35、および水平部36にルーフ接合部37が接合されることにより、ルーフパネル22の開口部41に配置される。この状態において、接合角部45は、ルーフパネル22の外側(すなわち、車外側)に膨出されることにより、ルーフパネル22の左後角部を形成する。
鉛直接合部43、屈曲接合部44、および接合角部45の下端に水平接合部46が一体に形成されている。水平接合部46は、第1水平部位46aと、第2水平部位46bと、を有する。第1水平部位46aは、鉛直接合部43および接合角部45の各下端部から車幅方向の左外側(外側)へ向けて張り出されている。すなわち、第1水平部位46aは、鉛直接合部43を介して鉛直部34から車幅方向の左外側に張り出されている。水平接合部46の第1水平部位46aおよび鉛直接合部43によりルーフ接合部37が断面L字状に形成されている(図12も参照)。
また、第2水平部位46bは、屈曲接合部44、および接合角部45の各下端部から車体後方へ向けて張り出され、水平部36の内面に沿って接合されている。
このように、ルーフ接合部37をルーフパネル22と別部材とすることにより、ルーフ接合部37に車外側に膨出する接合角部45を形成できる。これにより、ルーフパネル22の開口部41を接合角部45で塞ぐことができる。
さらに、ルーフ接合部37をルーフパネル22と別部材とすることにより、ルーフ接合部37の水平接合部46に車体前後方向へ間隔をおいて一対の取付孔48を形成できる。
また、ルーフパネル22の鉛直部34、屈曲部35、および水平部36にルーフ接合部37が接合されることにより、鉛直部34から水平接合部46の第1水平部位46aが車幅方向の外側に張り出されている。第1水平部位46aが車幅方向の外側に張り出されることにより、水平接合部46をゲートピラー24のカバー取付部71(すなわち、車体)に上方から搭載してスポット溶接で接合することが可能になる。よって、水平接合部46をゲートピラー24で補強することにより、水平接合部46の強度、剛性を確保できる。すなわち、カバー取付部71は、水平接合部46を取り付ける部位である。
ここで、ルーフパネル22のプレス方向が変化する部分をカットしてプレス成形可能とするため、傾斜接合部33と鉛直部34との間に隙間領域が形成される。また、水平接合部46をゲートピラーカバー65のカバー取付部71に上方から搭載する際の干渉を回避するために、傾斜接合部33と水平接合部46との間に隙間領域が形成される。よって、ルーフサイドレール21の後端部21a近傍に隙間領域が形成されている。
水平接合部46がカバー取付部71にスポット溶接で接合された状態において、一対の取付孔48は、カバー取付部71の一対の貫通孔72に対応する位置に形成されている。一対の取付孔48および一対の貫通孔72を利用して水平接合部46にテールゲートヒンジ25が取り付けられる。
ここで、ルーフパネル22に傾斜接合部33が形成され、傾斜接合部33にルーフサイドレール21の第1折曲部27がブレージングにより接合され、ルーフパネル22にルーフサイドレール21が固定されている。これにより、ルーフパネル22にルーフサイドレール21をブレージングにより接合した状態において、ルーフパネル22のテールゲートヒンジ25を取り付けることができる。
また、ルーフパネル22の傾斜接合部33にルーフサイドレール21の第1折曲部27をブレージングにより接合する際に、水平接合部46はカバー取付部71に対して車幅方向へ移動自在に配置されている。これにより、水平接合部46が、第1折曲部27の傾斜接合部33へのブレージングによる接合を妨げるおそれはない。
さらに、水平接合部46にテールゲートヒンジ25を取り付けることにより、テールゲートヒンジ25を水平接合部46やカバー取付部71などの部材に加えることにより、板厚を増すことできる。これにより、テールゲートヒンジ25の支持強度を高めることができ、さらに、ルーフパネル22と車体との結合強度を高めることができる。
図5〜図7に示すように、ゲートピラーカバー65のうち前上端部(ゲートピラーの前部)65cの前壁65dに遮蔽板23が接合されている。ゲートピラーカバー65の前壁65dは、前上端部65cから立ち上げられて、前縁65eと、側縁65fとを有する。前壁65dは、前縁65eおよび側縁65fが前上端部65cに沿って平面視湾曲状(平面L字状)に形成されている。
遮蔽板23は、ベース部(遮蔽側壁)51と、水平壁52と、シール棚部53と、接合延長部(遮蔽前壁)54と、を有する。ベース部51は、ゲートピラーカバー65の側縁65fに車幅方向外側から接合されることにより、側縁65fから立ち上げられた状態で鉛直部34の車幅方向内側に配置されている。ベース部51の上端に水平壁52が設けられている。
水平壁52は、接合延長部54の上方に配置され、ベース部51の上端から車幅方向内側へ向けて水平に折り曲げられている。水平壁52は、例えば、一対の基準孔56が形成されている。水平壁52に一対の基準孔56を形成することにより、ゲートピラーカバー65の前壁65dに遮蔽板23を接合する際に、ゲートピラーカバー65の前壁65dに対して遮蔽板23を基準孔56により位置決めできる。
水平壁52の前辺にシール棚部53が設けられている。シール棚部53は、水平壁52の前辺から車体前方へ向けて延ばされ、ルーフサイドレール21の後端部21aにおいて車幅方向内側に配置される。水平壁52の前辺にシール棚部53を設けた理由については後で詳しく説明する。
ベース部51の前辺に接合延長部54が設けられている。接合延長部54は、ベース部51の前辺に設けられ、ゲートピラーカバー65の前上端部65cの前縁65e(すなわち、ゲートピラー24の前部)から立ち上げられた状態で車内側に配置されている。
ゲートピラーカバー65の前上端部65cの前縁65eから接合延長部54を立ち上げた理由はつぎの通りである。
図5、図8、図9に示すように、水平接合部46がルーフパネル22に対して下方に配置されている。このため、車幅方向の内側にいくほど水平接合部46とルーフサイドレール21との上下方向の間隔が大きく確保されている。また、ルーフサイドレール21は、後端部21aのうち後上端部21eの後壁61がゲートピラーカバー65の前上端部65cの前縁65eに対して車体後方に間隔を開けてオーバーハングされている。
さらに、ルーフサイドレール21は、ルーフパネル22の傾斜接合部33に接合する第1折曲部27などが形成されている。このため、ルーフサイドレール21をプレス成形する際や、組み付ける際の観点から、ルーフサイドレール21の後上端部21eの後壁61を、ゲートピラーカバー65の前上端部65cの前縁65eまで延ばすことが難しい。
すなわち、ルーフサイドレール21の後上端部21eの後壁61は、ゲートピラーカバー65の前上端部65cの前縁65eに対して間隔をおいて車体前方に配置される。このため、カバー取付部71とルーフパネル22との間や、カバー取付部71とルーフサイドレール21との間に隙間領域が形成される。
そこで、ゲートピラーカバー65の前上端部65cの前縁65eに接合延長部54の下端54aが接合され、前縁65eから接合延長部54がルーフサイドレール21の後上端部21eの後壁61に向けて車体後方へ向けて上り勾配に延びている。接合延長部54の後辺54bが後上端部21eの後壁61に接合されている。
すなわち、接合延長部54は、ルーフサイドレール21の後上端部21eの後壁61と、ゲートピラーカバー65の前上端部65cの前縁65eとの間の隙間領域に配置され、後壁61および前縁65eに接合される。これにより、ルーフサイドレール21の後上端部21eの後壁61と、ゲートピラーカバー65の前上端部65cの前縁65eとの間の隙間領域を遮蔽板23の接合延長部54で塞ぐことができる。
ところで、水平接合部46とルーフサイドレール21との上下方向の間隔は、車幅方向の内側にいくほど大きく確保されている。よって、ルーフサイドレール21の後上端部21eの後壁61と、ゲートピラーカバー65の前上端部65cの前縁65eとの間の隙間領域を遮蔽板23の接合延長部54で塞ぐことにより遮蔽板23の形状が大きくなる。このため、防錆用のシーリング材63を塗付する塗布領域が広くなることが考えられる。
そこで、図7、図8に示すように、遮蔽板23にベース部51および接合延長部54を設けて、ベース部51および接合延長部54で遮蔽板23を、ゲートピラーカバー65の前壁65d(すなわち、前縁65eおよび側縁65f)に倣って略断面L字状に形成した。さらに、ベース部51および接合延長部54をゲートピラーカバー65の前壁65dの前縁65eおよび側縁65fに接合させた。
よって、ベース部51、接合延長部54、およびゲートピラーカバー65の前壁65d(すなわち、前上端部65c)がL字状の3面合わせ構造を形成して強度剛性が高められている。この3面合わせ構造は、接合延長部54がルーフサイドレール21の後上端部21eの後壁61に接合される。これにより、3面合わせ構造が、シーリング材63の塗布領域を補強し、応力が集中することを抑えて、シーリング材63が塗布領域から剥がれることを抑制できる。
さらに、ルーフサイドレール21の後壁61とゲートピラーカバー65の前縁65eとに接合延長部54が接合されることにより、後壁61と前縁65eとの連結部(すなわち、車体)の強度、剛性が高められる。
図9、図10に示すように、接合延長部54は、接合先端部54cを有する。接合先端部54cは、接合延長部54の先端部で形成され、ゲートピラーカバー65の前上端部65cの前縁65eに沿って車幅方向外側に向けて延びている。
ここで、接合先端部54cが配置される領域は、ルーフパネル22の傾斜接合部33に接合する第1折曲部27から車幅方向外側に比較的大きく離れている。よって、ルーフサイドレール21をプレス成形する際や、組み付ける際の観点において、ルーフサイドレール21の後上端部21eの後壁61を、ゲートピラーカバー65の前上端部65cの前縁65eまで車体前方へ向けて下り勾配で延ばすことが可能になる。
ルーフサイドレール21の後上端部21eの後壁61の前端部61aは、下方に折り曲げられて、ゲートピラーカバー65の前上端部65cの前縁65eに対向するように配置される。ルーフサイドレール21の後上端部21eの後壁61の前端部61aと、ゲートピラーカバー65の前上端部65cの前縁65eとの間に接合延長部54の接合先端部54cが介在された状態において、前端部61aおよび前縁65eに接合されている。
これにより、ルーフサイドレール21の後上端部21eとゲートピラーカバー65の前縁65eとの連結部(すなわち、車体)の強度、剛性が一層高められる。
つぎに、遮蔽板23の水平壁52の前辺にシール棚部53を設けた理由を図6、図9に基づいて説明する。
図6、図9に戻って、合わせ部38の後端部38aは、ルーフパネル22の傾斜接合部33が鉛直部34に変化する部位であるので隙間Sが発生する。その隙間Sからシール材が滴下することを抑制するためにシール棚部53が必要となる。シール棚部53は、遮蔽板23の水平壁52から車体前方に向けて延ばされている。すなわち、シール棚部53は、ベース部51の車体前方に設けられている(図7も参照)。
よって、合わせ部38に生じるルーフパネル22の傾斜接合部33とルーフサイドレール21の第1折曲部27との隙間の下方にシール棚部53が配置される。これにより、ルーフパネル22の傾斜接合部33とルーフサイドレール21の第1折曲部27との隙間(すなわち、合わせ部38の隙間)にシール材を塗布する際に、隙間から車内側(すなわち、後側)にシール材が滴下することを抑制できる。これにより、合わせ部38の隙間を確実にシール材で埋めることができる。シール棚部53の車外側に、車体幅方向外側へ向けて上り勾配の折返部53aを追加することにより、折返部53aによりシール材の一層の滴下を抑制できる。
図11、図12に示すように、ゲートピラーカバー65の車内側にゲートピラー24の他の構成部材(すなわち、ゲートピラーアウタ66と、ゲートピラーインナ67と、ガセット68と、)が配置されている。ゲートピラー24は、ルーフサイドレール21の後端部21aからゲートピラー24が車体後方へ向けて延びている(図2も参照)。ゲートピラー24は、ゲートピラーカバー65と、ゲートピラーアウタ66と、ゲートピラーインナ67と、ガセット68と、を備えている。
ゲートピラーアウタ66は、ゲートピラーカバー65の車内側に設けられ、ルーフサイドレール21の後端部21aから車体後部13まで車体後方へ向けて下り勾配に延びている。ゲートピラーアウタ66は、カバー取付部71の裏面に当接されている。換言すれば、ゲートピラーアウタ66は、カバー取付部71を介して水平接合部46の裏面にピラー支持部73(すなわち、ゲートピラーアウタ66の前部)が当接されている。ピラー支持部73は、車体前後方向へ間隔をおいて一対の貫通孔72に対応する位置に一対の差込孔74(一方のみを図示する)が形成されている。
ゲートピラーアウタ66の車内側(車室側)にゲートピラーインナ67が設けられている。ゲートピラーアウタ66およびゲートピラーインナ67は、車幅方向内側の各内側フランジ66a,67aが接合され、車幅方向外側の各外側フランジ66b,67bが接合されることにより閉断面に形成されている。ゲートピラーアウタ66およびゲートピラーインナ67の間にガセット68が設けられている。ガセット68は、上面68aがゲートピラーアウタ66に接合され、ガセット68の下面68bがゲートピラーインナ67に接合されている。
ゲートピラーアウタ66およびゲートピラーインナ67が閉断面に形成され、ゲートピラーアウタ66およびゲートピラーインナ67の間にガセット68が接合されことにより、ゲートピラー24の剛性が確保されている。これにより、水平接合部46がゲートピラー24(具体手には、カバー取付部71、およびピラー支持部73)に強固に取り付けられる。
図3、図12に示すように、水平接合部46がカバー取付部71およびピラー支持部73に強固に取り付けられた状態において、水平接合部46にテールゲートヒンジ25が取り付けられている。テールゲートヒンジ25は、支持ブラケット75と、連結レバー76と、を備えている。支持ブラケット75は、水平ブラケット部75aと、鉛直ブラケット部75bと、を有する。水平ブラケット部75aに一対の締結ボルト(締結部材)77が車体前後方向に間隔をおいて上方から差し込まれた状態において頭部77aが水平接合部46に溶着により固定される。
一対の締結ボルト77が、水平接合部46の一対の取付孔48、カバー取付部71の一対の貫通孔72、およびピラー支持部73の一対の差込孔74に上方(車外側)から挿通され、水平ブラケット部75aが水平接合部46に上方から載置される。この状態において、一対の差込孔74から突出した一対の締結ボルト77のねじ部77bに締結ナット(締結部材)78が下方(車内側)から締結される。これにより、支持ブラケット75が水平接合部46、カバー取付部71、およびピラー支持部73に取り付けられる。すなわち、支持ブラケット75が水平接合部46を介してゲートピラー24に取り付けられる。
ここで、ルーフパネル22と別部材の鉛直接合部43がルーフパネル22の鉛直部34に沿って下方へ張り出すように接合されている。また、鉛直接合部43に水平接合部46が一体に形成されている。よって、水平接合部46がルーフパネル22の頂部22aに対して通常プレス成形できないような下方位置に配置されている。この水平接合部46にテールゲートヒンジ25が取り付けられる。
これにより、テールゲートヒンジ25を、ルーフパネル22の頂部22aの上方(すなわち、車体の外側面)に突出させることなく、ルーフパネル22の頂部22aの下方(すなわち、車体の内側)に取り付けることができる。
また、水平接合部46および鉛直接合部43で断面L字状のルーフ接合部37が一体に形成され、鉛直接合部43がルーフパネルの鉛直部34に接合されている。よって、ルーフパネル22の全体の板厚寸法を大きくすることなく、ルーフ接合部37の板厚寸法のみを十分に大きく確保できる。これにより、ルーフパネル22(すなわち、車体)の軽量化に影響を与えることなく、水平接合部46にテールゲートヒンジ25を取り付けた状態において、テールゲートヒンジ25の取付強度が高められている。
支持ブラケット75の鉛直ブラケット部75bにヒンジ軸81を介して連結レバー76の前端部76aが回転自在に連結されている。連結レバー76に取付ボルト82、取付ナット83によりテールゲート26(図1参照)の左前端部(前端部)26a(図1参照)が取り付けられる。これにより、テールゲート26がテールゲートヒンジ25を介して水平接合部46およびゲートピラー24に開閉自在に取り付けられる。
図12、図13に示すように、テールゲートヒンジ25をゲートピラー24に取り付ける一対の締結ボルト77、一対の締結ナット78の下方に、ゲートピラー24のガセット68が配置されている。ガセット68は、一対の第1作業孔(作業孔)85を有する。一対の第1作業孔85は、車体前後方向に間隔をおいて一対の締結ボルト77および一対の締結ナット78に対応する位置に開口されている。
また、ゲートピラーインナ67は、第2作業孔86を有する。第2作業孔86は、一対の第1作業孔85(すなわち、一対の締結ボルト77、一対の締結ナット78)に対応する位置に開口されている。
よって、ガセット68の下方(すなわち、車内側(車室側))から第2作業孔86および第1作業孔85を経て工具を一対の締結ボルト77まで差し込み、一対の締結ボルト77に締結ナット78を工具で締結できる。これにより、水平接合部46およびゲートピラー24にテールゲートヒンジ25を取り付ける工程を決める際の自由度を高めることができる。したがって、水平接合部46およびゲートピラー24にテールゲートヒンジ25を好適な工程で取り付けることが可能になり、組立作業性を向上させることができる。
さらに、水平接合部46およびゲートピラー24にテールゲートヒンジ25を締結ボルト77および締結ナット78で取り付ける際に、テールゲートヒンジ25とともにガセット68を締結ボルト77および締結ナット78で共締めする必要がない。よって、締結ボルト77および締結ナット78で締結する部材を減らすことができる。これにより、水平接合部46およびゲートピラー24にテールゲートヒンジ25を取り付ける際に、締結ボルト77および締結ナット78の締付トルクの管理精度を高めることができる。したがって、例えば、テールゲートヒンジ25が水平接合部46およびゲートピラー24に対して、トルクダウンなどによるガタや緩みが発生することを抑制できる。
また、ゲートピラーアウタ66のピラー支持部73がカバー取付部71を介して水平接合部46の裏面に当接されている。また、ゲートピラーアウタ66にガセット68の上面68aが接合され、ゲートピラーインナ67にガセット68の下面68bが接合されている。よって、ピラー支持部73にカバー取付部71および水平接合部46を介してテールゲートヒンジ25が取り付けられている。これにより、テールゲートヒンジ25に入力する荷重F1を、ゲートピラーアウタ66からガセット68を経てゲートピラーインナ67に伝達できる。これにより、ゲートピラー24全体で荷重を支えることができる。
さらに、ゲートピラーアウタ66とゲートピラーインナ67との間にガセット68が設けられることにより、ゲートピラー24の潰れやねじれをガセット68で抑制できる。これにより、ゲートピラー24の強度、剛性を高めることができる。
図11に示すように、ゲートピラー24のゲートピラーインナ67の下方にリアダンパハウジング14が設けられている。具体的には、リアダンパハウジング14は、水平接合部46、カバー取付部71およびピラー支持部73(すなわち、テールゲートヒンジ25)の下方に設けられている。リアダンパハウジング14は、後輪の上方に設けられ、頂部(上端部)14aにリアダンパの上端部が支持されている。リアダンパハウジング14は、リアダンパから入力する荷重を支持する。
リアダンパハウジング14の頂部14aに連結ブラケット16の下端部16aが接合されている。連結ブラケット16は、リアダンパハウジング14の頂部14aから上方へ向けて立ち上げられ、上端部16bがゲートピラーインナ67に接合されている。すなわち、連結ブラケット16は、リアダンパハウジング14の頂部14aと、ゲートピラーインナ67とを上下方向において連結している。
ゲートピラーインナ67(すなわち、ゲートピラー24)の前部24aからルーフクロスメンバ91が車幅方向内側に向けて延びている。
このように、リアダンパハウジング14の頂部14aとゲートピラーインナ67とが連結ブラケット16で上下方向において連結されている。ゲートピラーインナ67には、ゲートピラーアウタ66がガセット68を介して接合されている。ゲートピラーアウタ66のピラー支持部73にカバー取付部71および水平接合部46を介してテールゲートヒンジ25が取り付けられている。すなわち、ゲートピラーインナ67には、ガセット68、ゲートピラーアウタ66、および水平接合部46を介してテールゲートヒンジ25が取り付けられている。
これにより、テールゲートヒンジ25に入力する上下方向(縦軸方向)の荷重F1を、連結ブラケット16を経てリアダンパハウジング14に伝えることができ、荷重F1をリアダンパハウジング14の全体で支えることができる。
図2、図14に示すように、ルーフサイドレール21の後端部21aは、上内端21bから下外端21cまで車体後方へ向けて下り勾配の傾斜状に形成されている。
また、テールゲート(外装部品)26は、ルーフサイドレール21の後端部21aに沿って左前端部26aが形成されている。テールゲート26は、テールゲートヒンジ25のヒンジ軸81を軸に車体に対して開閉自在に支持されている。
さらに、ルーフサイドレール21の後端部21aは、ヒンジ軸81の回転中心81aよりも車体前方に位置する領域E1において、ゲートピラーカバー65の前縁65eに対して車体後方へオーバーハングされた位置に配置される。
よって、テールゲート26を開閉する際に、テールゲート26の左前端部26aをオーバーハングの領域E1に矢印Aの如く移動させることができる。すなわち、テールゲート26の左前端部26aがルーフサイドレール21の後端部21aに干渉することを防止できる。これにより、テールゲート26を閉じた状態において、テールゲート26の左前端部26aをルーフサイドレール21の後端部21aに近づけることが可能になる。
図2、図15に示すように、ルーフサイドレール21の後端部21aは、ヒンジ軸81の回転中心81aよりも車体後方に位置する領域E2において、ゲートピラーカバー65の前縁65eより車体前方に配置される。よって、テールゲート26を開閉する際に、テールゲート26の左前端部26aをルーフサイドレール21の後端部21aの上方に矢印Bの如く移動させることができる。
すなわち、テールゲート26の左前端部26aがルーフサイドレール21の後端部21aに干渉することを防止できる。これにより、テールゲート26を閉じた状態において、テールゲート26の左前端部26aをルーフサイドレール21の後端部21aに近づけることが可能になる。
図14、図15に示すように、ルーフサイドレール21の後端部21aがヒンジ軸81の回転中心81aよりも車体前方に位置する領域E1において、テールゲート26の左前端部26aをルーフサイドレール21の後端部21aに近づけることができる。また、ルーフサイドレール21の後端部21aがヒンジ軸81の回転中心81aよりも車体後方に位置する領域E2において、テールゲート26の左前端部26aをルーフサイドレール21の後端部21aに近づけることができる。
これにより、ルーフサイドレール21の後端部21aとテールゲート26の左前端部26aとの隙間を小さく抑えることができるので外観商品性を向上させることができる。
図1、図4に示すように、車両ルーフ構造12は、レール接合部94と、第1隙間95と、第2隙間96と、を備えている。レール接合部94は、ルーフパネル22の傾斜接合部33とルーフサイドレール21の第1折曲部27とがブレージングにより接合されることにより凹状に形成されている。
テールゲート26が閉じられた状態において、レール接合部94の後端部94aに第1隙間95の上端部95aと、第2隙間96の前端部96aとが連通されている。第1隙間95は、ルーフサイドレール21の後端部21aとテールゲート26の左前端部26aとの間に上内端21bから下外端21cまで下方へ向けて隙間が連続形成されている。
第2隙間96は、ルーフパネル22の左外側部(外側部)22bとテールゲート26の内端部26bとの間に前端部96aから後端部96bまで車体後方へ向けて隙間が形成されている。
よって、図16に示すように、ルーフパネル22の頂部(表面)22aの水(降雨時や洗車時)は、レール接合部94に沿って車体後方へ矢印Cの如く後端部94aまで流れる。後端部94aまで流れた水は、第1隙間95および第2隙間96(図1参照)から矢印Dの如くゲートピラーカバー65の前上端部65cに流れる。前上端部65cに流れた水は、ゲートピラーカバー65の下辺65gに沿って矢印Eの如く車体後方へ排水される。
これにより、ルーフパネル22の頂部(表面)22aの水がテールゲート26のリア窓ガラス31(図1参照)に流れることを抑制して車両の外観や品質を良好に確保できる。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上述した変形例を適宜組み合わせてもよい。
例えば、前記実施形態では、車両上部構造10の左側構成について説明したが、車両上部構造10の右側構成も左側構成と同様に形成されている。
また、前記実施形態では、鉛直部34およびルーフ接合部37を傾斜接合部33の車体後方向に設けた例について説明したが、これに限らない。その他の例として、鉛直部34およびルーフ接合部37を傾斜接合部33の車体前方に設けることや、車体前後方向の2箇所に設けることも可能である。
さらに、前記実施形態では、外装部品としてテールゲートヒンジ25やテールゲート26を例示するが、外装部品を他の部品に適用することも可能である。
また、前記実施形態では、締結部材として、締結ボルト77を車外側から水平接合部46に溶着し、締結ナット78を車内側からねじ部77bに締結ことによりテールゲートヒンジ25を取り付ける例について説明したが、これに限らない。
その他の例として、例えば、スタッドボルトを車内側からピラー支持部73に固定し、締結ナットを車外側(テールゲートヒンジ25)からねじ部に締結することによりテールゲートヒンジ25を取り付けることも可能である。あるいは、ピラー支持部73に締結ナット78を車内側から溶着し、車外側(テールゲートヒンジ25)側から締結ボルトを締結することによりテールゲートヒンジ25を取り付けることも可能である。
10 車両上部構造
12 車両ルーフ構造
14 リアダンパハウジング
14a リアダンパハウジングの頂部
16 連結ブラケット
21 ルーフサイドレール
21a ルーフサイドレールの後端部
21b ルーフサイドレールの後端部の上内端(上端)
21c ルーフサイドレールの後端部の下外端(下端)
22 ルーフパネル
22a ルーフパネルの頂部(表面)
22b ルーフパネルの左外側部(外側部)
23 遮蔽板
24 ゲートピラー
25 テールゲートヒンジ(外装部品)
26 テールゲート(外装部品)
26a テールゲートの左前端部(前端部)
31 リア窓ガラス
33 傾斜接合部
34 鉛直部
37 ルーフ接合部
43 鉛直接合部
46 水平接合部
46a 第1水平部位
51 ベース部(遮蔽側壁)
52 水平壁
53 シール棚部
54 接合延長部(遮蔽前壁)
54a 接合延長部の下端
54c 接合先端部
56 基準孔
61 後壁
61a 後壁の前端部
65 ゲートピラーカバー
65a ゲートピラーカバーの前端部
65c ゲートピラーカバーの前上端部(ゲートピラーの前部)
65d 前壁
65e 前縁
65f 側縁
66 ゲートピラーアウタ
67 ゲートピラーインナ
68 ガセット
68a ガセットの上面
68b ガセットの下面
77 締結ボルト(締結部材)
78 締結ナット(締結部材)
81 ヒンジ軸
81a ヒンジ軸の回転中心
85 第1作業孔(作業孔)
94 レール接合部
95 第1隙間
96 第2隙間
E1 ヒンジ軸の回転中心よりも車体前方に位置する領域
E2 ヒンジ軸の回転中心よりも車体後方に位置する領域

Claims (10)

  1. ルーフパネルにルーフサイドレールが接合される車両ルーフ構造において、
    前記ルーフパネルは、
    外側部が車幅方向の内側に屈曲され、前記ルーフサイドレールが接合される傾斜接合部と、
    前記傾斜接合部の車体前後方向の少なくとも一方に設けられ、外側部が鉛直に屈曲された鉛直部と、
    前記鉛直部から車幅方向の外側に張り出された水平接合部と、を備え、
    さらに、前記水平接合部に取り付けられる外装部品を備え、
    前記ルーフサイドレールから車体後方へ延び、前記水平接合部が設けられるゲートピラーと、
    前記ゲートピラーの前部に接合される遮蔽板と、を備え、
    前記遮蔽板は、略断面L字状に形成された遮蔽前壁と遮蔽側壁とを有し、
    前記遮蔽前壁および前記遮蔽側壁は、前記ゲートピラーの前部の前縁および側縁に接合される、
    ことを特徴とする車両ルーフ構造。
  2. 記前縁は、前記ルーフサイドレールの後端部に接合される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両ルーフ構造。
  3. 前記ルーフサイドレールの後端部の後壁が、前記ゲートピラーの前部の前記前縁に対し
    て車体後方にオーバーハングされた状態において間隔を開けて配置され、
    前記遮蔽前壁は、
    車体前後方向に間隔を開けて配置された前記後壁と前記前縁との間の領域に配置され、
    前記後壁および前記前縁に接合される、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両ルーフ構造。
  4. 前記遮蔽板は、
    前記ゲートピラーの前記前部から立ち上げられた状態で前記遮蔽側壁が車内側に配置され、
    前記遮蔽側壁の車体前方に設けられたシール棚部と、を有する、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両ルーフ構造。
  5. 前記ゲートピラーは、
    前記水平接合部の裏面に当接するゲートピラーアウタと、
    前記ゲートピラーアウタの車内側に設けられるゲートピラーインナと、
    前記ゲートピラーアウタおよび前記ゲートピラーインナの間に設けられるガセットと、
    を備え、
    前記ガセットの上面が前記ゲートピラーアウタに接合され、前記ガセットの下面が前記ゲートピラーインナに接合される、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両ルーフ構造。
  6. 前記ガセットは、
    前記水平接合部に前記外装部品を取り付ける締結部材に対応する部位に作業孔を有する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の車両ルーフ構造。
  7. 前記ルーフサイドレールの後端部は、上端から下端まで車体後方へ向けて下り勾配の傾斜状に形成され、
    前記外装部品は、前記ルーフサイドレールの後端部に沿って前端部が形成され、前記水平接合部に取り付けられたヒンジ軸を軸に車体に対して開閉自在に支持され、
    前記ルーフサイドレールの後端部は、
    前記ヒンジ軸の回転中心よりも車体前方に位置する領域において、前記ゲートピラーの前端部に対して車体後方へオーバーハングされ、
    前記ヒンジ軸の回転中心よりも車体後方に位置する領域において、前記ゲートピラーの前端部より車体前方に配置される、
    ことを特徴とする請求項3に記載の車両ルーフ構造。
  8. 前記水平接合部の下方に設けられたリアダンパハウジングと、前記ゲートピラーインナとを上下方向において連結する連結ブラケットを備える、
    ことを特徴とする請求項5に記載の車両ルーフ構造。
  9. 前記ルーフパネルと前記ルーフサイドレールとが接合され、凹状に形成されたレール接合部と、
    前記レール接合部に連通され、前記ルーフサイドレールの後端部と前記外装部品との間
    に形成された第1隙間と、
    前記レール接合部に連通され、前記ルーフパネルの外側部と前記外装部品との間に形成
    された第2隙間と、を備え、
    前記ルーフパネルの表面の水を前記レール接合部、前記第1隙間、前記第2隙間から前
    記ゲートピラーの前記前部を経て車体後方へ排水する、
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の車両ルーフ構造。
  10. ルーフパネルにルーフサイドレールが接合される車両ルーフ構造において、
    前記ルーフパネルは、
    外側部が車幅方向の内側に屈曲され、前記ルーフサイドレールが接合される傾斜接合部と、
    前記傾斜接合部の車体前後方向の少なくとも一方に設けられ、外側部が鉛直に屈曲された鉛直部と、
    前記鉛直部から車幅方向の外側に張り出された水平接合部と、
    前記ルーフパネルの後端部から下方へ向けて屈曲された屈曲部と、
    を備え、
    さらに、前記水平接合部に取り付けられる外装部品を備え、
    前記水平接合部は、
    前記鉛直部に沿って下方へ張り出すように接合された鉛直接合部と、前記屈曲部に沿って下方へ張り出すように接合された屈曲接合部と、に一体に形成され、
    前記水平接合部および前記鉛直接合部により断面L字状のルーフ接合部が形成され、且つ、前記屈曲接合部の下端部から車体後方へ向けて張り出される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両ルーフ構造。
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