JP6845878B2 - 車両ルーフ構造 - Google Patents
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Description
ルーフパネルは、車幅方向の外側辺に屈曲部が形成され、車体前後方向の端辺に折曲部がプレス成形により形成されている。ここで、屈曲部および折曲部をプレス成形ために、屈曲部と折曲部とが交差する領域に切欠が形成されている(例えば、特許文献1参照)。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、ルーフパネルにルーフサイドレールを接合した状態において、ルーフパネルの外側部に外装部品を取り付けることができる車両ルーフ構造を提供することを目的とする。
なお、水平接合部に外装部品(例えば、外装部品の取付部)を取り付けることにより、外装部品の取付部を水平接合部および車体側の部材に加えることにより、板厚を増すことができる。これにより、外装部品の支持強度を高めることができ、さらに、ルーフパネルと車体との結合強度を高めることができる。
また、水平接合部および鉛直接合部で断面L字状のルーフ接合部を一体に形成し、鉛直接合部を鉛直部に接合することにより、ルーフパネルのうちルーフ接合部の板厚寸法のみを十分に大きく確保できる。これにより、ルーフパネル(すなわち、車体)の軽量化に影響を与えることなく、水平接合部に外装部品を取り付けた状態において、外装部品の取付強度を高めることができる。
そこで、ルーフ接合部をルーフパネルと別部材とすることにより、ルーフ接合部に車外側に膨出する接合角部を形成できる。これにより、ルーフパネルの切欠を接合角部で塞ぐことができる。
さらに、ルーフ接合部をルーフパネルと別部材とすることにより、ルーフ接合部の水平接合部に取付孔を形成でき、取付孔に外装部品を取り付けることができる。
ここで、傾斜接合部と鉛直部との間の隙間領域は、ルーフパネルのプレス方向が変化する部分をカットしてプレス成形可能とするためであり、傾斜接合部と水平接合部との間の隙間領域は、水平接合部をゲートピラーに上方から搭載する際の干渉を回避するためである。よって、ルーフサイドレールの後端部近傍に隙間領域が形成される。
そこで、請求項1において、ゲートピラーの前部に遮蔽板を接合するようにした。ゲートピラーは、前部側に水平接合部を取り付ける部位を有し、ルーフサイドレールの後端部から車体後方へ延びている。これにより、ルーフサイドレールの後端部に遮蔽板を配置可能となり、隙間領域を遮蔽板により塞ぐことができる。
そこで、請求項2において、遮蔽前壁と遮蔽側壁とにより略断面L字状を形成し、遮蔽前壁および遮蔽側壁をゲートピラーの前部の前縁および側縁に接合させた。よって、遮蔽前壁、遮蔽側壁、およびゲートピラーの前部がL字状の3面合わせ構造を形成して強度剛性が高まる。この3面合わせ構造は、遮蔽前壁がルーフサイドレールの後端部に接合される。これにより、3面合わせ構造が、シーリング材の塗布領域を補強し、シーリング材が塗布領域から剥がれることを抑制できる。
さらに、ゲートピラーアウタとゲートピラーインナとの間にガセットを設けることにより、ゲートピラーの潰れやねじれをガセットで抑制できる。これにより、ゲートピラーの強度、剛性を高めることができる。
このように、ルーフサイドレールの後端部がヒンジ軸の回転中心よりも車体前方や車体後方に位置する領域において、外装部品の前端部をルーフサイドレールの後端部に近づけることができる。これにより、ルーフサイドレールの後端部と外装部品の前端部との隙間を小さく抑えることができるので外観商品性を向上させることができる。
ルーフサイドレール21は、第1折曲部27と、第2折曲部28と、第3折曲部29と、を有する。第1折曲部27は、ルーフサイドレール21の上辺21dから車幅方向内側へ向けて下り勾配に折り曲げられている。第2折曲部28は、第1折曲部27の下辺27aから下方へ向けて鉛直に折り曲げられている。第3折曲部29は、第2折曲部28の下辺28aから車幅方向内側へ向けて水平に折り曲げられている。
ルーフサイドレール21およびゲートピラーカバー65の車幅方向内側にルーフパネル22が配置されている。
傾斜接合部33は、ルーフパネル本体32の車幅方向の左外側部32aのうち第1折曲部27に対応する部位32bにおいて、車幅方向の内側に車幅方向内側へ向けて下り勾配に向けて屈曲されている。傾斜接合部33は、第1折曲部27に接触した状態に配置され、第1折曲部27とブレージング(ろう付、レーザー溶接、片側連続溶接なども含む)により接合される。
これにより、ルーフパネル本体32の車幅方向の左外側部32aに沿ってルーフサイドレール21が車体前後方向へ向けて接合され、ルーフパネル22がルーフサイドレール21に上方から搭載した状態に接合される。以下、傾斜接合部33と第1折曲部27とが接触された状態を「合わせ部38」という。
屈曲部35は、ルーフパネル本体32の後端部32dから下方へ向けて屈曲されている。屈曲部35の下辺25aから水平部36が車体後方へ向けて折り曲げられている。
ところで、ルーフパネル22は、車幅方向の外側部に傾斜接合部33および鉛直部34が形成され、車体前後方向の後端部に屈曲部35がプレス成形により形成される。ここで、鉛直部34および屈曲部35をプレス成形ために、鉛直部34と屈曲部35とが交差する角部に切欠(開口部)41が形成される。
鉛直接合部43は、鉛直部34の内面に沿って下方へ張り出すように接合されている。屈曲接合部44は、屈曲部35の内面に沿って下方へ張り出すように接合されている。水平接合部46の第2水平部位46bは、水平部36の内面に沿って車体後方へ張り出すように接合されている。これにより、ルーフパネル22の鉛直部34、屈曲部35、および水平部36にルーフ接合部37が接合される。
また、第2水平部位46bは、屈曲接合部44、および接合角部45の各下端部から車体後方へ向けて張り出され、水平部36の内面に沿って接合されている。
さらに、ルーフ接合部37をルーフパネル22と別部材とすることにより、ルーフ接合部37の水平接合部46に車体前後方向へ間隔をおいて一対の取付孔48を形成できる。
ここで、ルーフパネル22に傾斜接合部33が形成され、傾斜接合部33にルーフサイドレール21の第1折曲部27がブレージングにより接合され、ルーフパネル22にルーフサイドレール21が固定されている。これにより、ルーフパネル22にルーフサイドレール21をブレージングにより接合した状態において、ルーフパネル22のテールゲートヒンジ25を取り付けることができる。
さらに、水平接合部46にテールゲートヒンジ25を取り付けることにより、テールゲートヒンジ25を水平接合部46やカバー取付部71などの部材に加えることにより、板厚を増すことできる。これにより、テールゲートヒンジ25の支持強度を高めることができ、さらに、ルーフパネル22と車体との結合強度を高めることができる。
遮蔽板23は、ベース部(遮蔽側壁)51と、水平壁52と、シール棚部53と、接合延長部(遮蔽前壁)54と、を有する。ベース部51は、ゲートピラーカバー65の側縁65fに車幅方向外側から接合されることにより、側縁65fから立ち上げられた状態で鉛直部34の車幅方向内側に配置されている。ベース部51の上端に水平壁52が設けられている。
ベース部51の前辺に接合延長部54が設けられている。接合延長部54は、ベース部51の前辺に設けられ、ゲートピラーカバー65の前上端部65cの前縁65e(すなわち、ゲートピラー24の前部)から立ち上げられた状態で車内側に配置されている。
ゲートピラーカバー65の前上端部65cの前縁65eから接合延長部54を立ち上げた理由はつぎの通りである。
さらに、ルーフサイドレール21は、ルーフパネル22の傾斜接合部33に接合する第1折曲部27などが形成されている。このため、ルーフサイドレール21をプレス成形する際や、組み付ける際の観点から、ルーフサイドレール21の後上端部21eの後壁61を、ゲートピラーカバー65の前上端部65cの前縁65eまで延ばすことが難しい。
すなわち、ルーフサイドレール21の後上端部21eの後壁61は、ゲートピラーカバー65の前上端部65cの前縁65eに対して間隔をおいて車体前方に配置される。このため、カバー取付部71とルーフパネル22との間や、カバー取付部71とルーフサイドレール21との間に隙間領域が形成される。
すなわち、接合延長部54は、ルーフサイドレール21の後上端部21eの後壁61と、ゲートピラーカバー65の前上端部65cの前縁65eとの間の隙間領域に配置され、後壁61および前縁65eに接合される。これにより、ルーフサイドレール21の後上端部21eの後壁61と、ゲートピラーカバー65の前上端部65cの前縁65eとの間の隙間領域を遮蔽板23の接合延長部54で塞ぐことができる。
よって、ベース部51、接合延長部54、およびゲートピラーカバー65の前壁65d(すなわち、前上端部65c)がL字状の3面合わせ構造を形成して強度剛性が高められている。この3面合わせ構造は、接合延長部54がルーフサイドレール21の後上端部21eの後壁61に接合される。これにより、3面合わせ構造が、シーリング材63の塗布領域を補強し、応力が集中することを抑えて、シーリング材63が塗布領域から剥がれることを抑制できる。
さらに、ルーフサイドレール21の後壁61とゲートピラーカバー65の前縁65eとに接合延長部54が接合されることにより、後壁61と前縁65eとの連結部(すなわち、車体)の強度、剛性が高められる。
ここで、接合先端部54cが配置される領域は、ルーフパネル22の傾斜接合部33に接合する第1折曲部27から車幅方向外側に比較的大きく離れている。よって、ルーフサイドレール21をプレス成形する際や、組み付ける際の観点において、ルーフサイドレール21の後上端部21eの後壁61を、ゲートピラーカバー65の前上端部65cの前縁65eまで車体前方へ向けて下り勾配で延ばすことが可能になる。
これにより、ルーフサイドレール21の後上端部21eとゲートピラーカバー65の前縁65eとの連結部(すなわち、車体)の強度、剛性が一層高められる。
図6、図9に戻って、合わせ部38の後端部38aは、ルーフパネル22の傾斜接合部33が鉛直部34に変化する部位であるので隙間Sが発生する。その隙間Sからシール材が滴下することを抑制するためにシール棚部53が必要となる。シール棚部53は、遮蔽板23の水平壁52から車体前方に向けて延ばされている。すなわち、シール棚部53は、ベース部51の車体前方に設けられている(図7も参照)。
これにより、テールゲートヒンジ25を、ルーフパネル22の頂部22aの上方(すなわち、車体の外側面)に突出させることなく、ルーフパネル22の頂部22aの下方(すなわち、車体の内側)に取り付けることができる。
また、ゲートピラーインナ67は、第2作業孔86を有する。第2作業孔86は、一対の第1作業孔85(すなわち、一対の締結ボルト77、一対の締結ナット78)に対応する位置に開口されている。
さらに、ゲートピラーアウタ66とゲートピラーインナ67との間にガセット68が設けられることにより、ゲートピラー24の潰れやねじれをガセット68で抑制できる。これにより、ゲートピラー24の強度、剛性を高めることができる。
ゲートピラーインナ67(すなわち、ゲートピラー24)の前部24aからルーフクロスメンバ91が車幅方向内側に向けて延びている。
これにより、テールゲートヒンジ25に入力する上下方向(縦軸方向)の荷重F1を、連結ブラケット16を経てリアダンパハウジング14に伝えることができ、荷重F1をリアダンパハウジング14の全体で支えることができる。
また、テールゲート(外装部品)26は、ルーフサイドレール21の後端部21aに沿って左前端部26aが形成されている。テールゲート26は、テールゲートヒンジ25のヒンジ軸81を軸に車体に対して開閉自在に支持されている。
さらに、ルーフサイドレール21の後端部21aは、ヒンジ軸81の回転中心81aよりも車体前方に位置する領域E1において、ゲートピラーカバー65の前縁65eに対して車体後方へオーバーハングされた位置に配置される。
すなわち、テールゲート26の左前端部26aがルーフサイドレール21の後端部21aに干渉することを防止できる。これにより、テールゲート26を閉じた状態において、テールゲート26の左前端部26aをルーフサイドレール21の後端部21aに近づけることが可能になる。
これにより、ルーフサイドレール21の後端部21aとテールゲート26の左前端部26aとの隙間を小さく抑えることができるので外観商品性を向上させることができる。
テールゲート26が閉じられた状態において、レール接合部94の後端部94aに第1隙間95の上端部95aと、第2隙間96の前端部96aとが連通されている。第1隙間95は、ルーフサイドレール21の後端部21aとテールゲート26の左前端部26aとの間に上内端21bから下外端21cまで下方へ向けて隙間が連続形成されている。
第2隙間96は、ルーフパネル22の左外側部(外側部)22bとテールゲート26の内端部26bとの間に前端部96aから後端部96bまで車体後方へ向けて隙間が形成されている。
これにより、ルーフパネル22の頂部(表面)22aの水がテールゲート26のリア窓ガラス31(図1参照)に流れることを抑制して車両の外観や品質を良好に確保できる。
例えば、前記実施形態では、車両上部構造10の左側構成について説明したが、車両上部構造10の右側構成も左側構成と同様に形成されている。
その他の例として、例えば、スタッドボルトを車内側からピラー支持部73に固定し、締結ナットを車外側(テールゲートヒンジ25)からねじ部に締結することによりテールゲートヒンジ25を取り付けることも可能である。あるいは、ピラー支持部73に締結ナット78を車内側から溶着し、車外側(テールゲートヒンジ25)側から締結ボルトを締結することによりテールゲートヒンジ25を取り付けることも可能である。
12 車両ルーフ構造
14 リアダンパハウジング
14a リアダンパハウジングの頂部
16 連結ブラケット
21 ルーフサイドレール
21a ルーフサイドレールの後端部
21b ルーフサイドレールの後端部の上内端(上端)
21c ルーフサイドレールの後端部の下外端(下端)
22 ルーフパネル
22a ルーフパネルの頂部(表面)
22b ルーフパネルの左外側部(外側部)
23 遮蔽板
24 ゲートピラー
25 テールゲートヒンジ(外装部品)
26 テールゲート(外装部品)
26a テールゲートの左前端部(前端部)
31 リア窓ガラス
33 傾斜接合部
34 鉛直部
37 ルーフ接合部
43 鉛直接合部
46 水平接合部
46a 第1水平部位
51 ベース部(遮蔽側壁)
52 水平壁
53 シール棚部
54 接合延長部(遮蔽前壁)
54a 接合延長部の下端
54c 接合先端部
56 基準孔
61 後壁
61a 後壁の前端部
65 ゲートピラーカバー
65a ゲートピラーカバーの前端部
65c ゲートピラーカバーの前上端部(ゲートピラーの前部)
65d 前壁
65e 前縁
65f 側縁
66 ゲートピラーアウタ
67 ゲートピラーインナ
68 ガセット
68a ガセットの上面
68b ガセットの下面
77 締結ボルト(締結部材)
78 締結ナット(締結部材)
81 ヒンジ軸
81a ヒンジ軸の回転中心
85 第1作業孔(作業孔)
94 レール接合部
95 第1隙間
96 第2隙間
E1 ヒンジ軸の回転中心よりも車体前方に位置する領域
E2 ヒンジ軸の回転中心よりも車体後方に位置する領域
Claims (10)
- ルーフパネルにルーフサイドレールが接合される車両ルーフ構造において、
前記ルーフパネルは、
外側部が車幅方向の内側に屈曲され、前記ルーフサイドレールが接合される傾斜接合部と、
前記傾斜接合部の車体前後方向の少なくとも一方に設けられ、外側部が鉛直に屈曲された鉛直部と、
前記鉛直部から車幅方向の外側に張り出された水平接合部と、を備え、
さらに、前記水平接合部に取り付けられる外装部品を備え、
前記ルーフサイドレールから車体後方へ延び、前記水平接合部が設けられるゲートピラーと、
前記ゲートピラーの前部に接合される遮蔽板と、を備え、
前記遮蔽板は、略断面L字状に形成された遮蔽前壁と遮蔽側壁とを有し、
前記遮蔽前壁および前記遮蔽側壁は、前記ゲートピラーの前部の前縁および側縁に接合される、
ことを特徴とする車両ルーフ構造。 - 前記前縁は、前記ルーフサイドレールの後端部に接合される、
ことを特徴とする請求項1に記載の車両ルーフ構造。 - 前記ルーフサイドレールの後端部の後壁が、前記ゲートピラーの前部の前記前縁に対し
て車体後方にオーバーハングされた状態において間隔を開けて配置され、
前記遮蔽前壁は、
車体前後方向に間隔を開けて配置された前記後壁と前記前縁との間の領域に配置され、
前記後壁および前記前縁に接合される、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両ルーフ構造。 - 前記遮蔽板は、
前記ゲートピラーの前記前部から立ち上げられた状態で前記遮蔽側壁が車内側に配置され、
前記遮蔽側壁の車体前方に設けられたシール棚部と、を有する、
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両ルーフ構造。 - 前記ゲートピラーは、
前記水平接合部の裏面に当接するゲートピラーアウタと、
前記ゲートピラーアウタの車内側に設けられるゲートピラーインナと、
前記ゲートピラーアウタおよび前記ゲートピラーインナの間に設けられるガセットと、
を備え、
前記ガセットの上面が前記ゲートピラーアウタに接合され、前記ガセットの下面が前記ゲートピラーインナに接合される、
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両ルーフ構造。 - 前記ガセットは、
前記水平接合部に前記外装部品を取り付ける締結部材に対応する部位に作業孔を有する、
ことを特徴とする請求項5に記載の車両ルーフ構造。 - 前記ルーフサイドレールの後端部は、上端から下端まで車体後方へ向けて下り勾配の傾斜状に形成され、
前記外装部品は、前記ルーフサイドレールの後端部に沿って前端部が形成され、前記水平接合部に取り付けられたヒンジ軸を軸に車体に対して開閉自在に支持され、
前記ルーフサイドレールの後端部は、
前記ヒンジ軸の回転中心よりも車体前方に位置する領域において、前記ゲートピラーの前端部に対して車体後方へオーバーハングされ、
前記ヒンジ軸の回転中心よりも車体後方に位置する領域において、前記ゲートピラーの前端部より車体前方に配置される、
ことを特徴とする請求項3に記載の車両ルーフ構造。 - 前記水平接合部の下方に設けられたリアダンパハウジングと、前記ゲートピラーインナとを上下方向において連結する連結ブラケットを備える、
ことを特徴とする請求項5に記載の車両ルーフ構造。 - 前記ルーフパネルと前記ルーフサイドレールとが接合され、凹状に形成されたレール接合部と、
前記レール接合部に連通され、前記ルーフサイドレールの後端部と前記外装部品との間
に形成された第1隙間と、
前記レール接合部に連通され、前記ルーフパネルの外側部と前記外装部品との間に形成
された第2隙間と、を備え、
前記ルーフパネルの表面の水を前記レール接合部、前記第1隙間、前記第2隙間から前
記ゲートピラーの前記前部を経て車体後方へ排水する、
ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の車両ルーフ構造。 - ルーフパネルにルーフサイドレールが接合される車両ルーフ構造において、
前記ルーフパネルは、
外側部が車幅方向の内側に屈曲され、前記ルーフサイドレールが接合される傾斜接合部と、
前記傾斜接合部の車体前後方向の少なくとも一方に設けられ、外側部が鉛直に屈曲された鉛直部と、
前記鉛直部から車幅方向の外側に張り出された水平接合部と、
前記ルーフパネルの後端部から下方へ向けて屈曲された屈曲部と、
を備え、
さらに、前記水平接合部に取り付けられる外装部品を備え、
前記水平接合部は、
前記鉛直部に沿って下方へ張り出すように接合された鉛直接合部と、前記屈曲部に沿って下方へ張り出すように接合された屈曲接合部と、に一体に形成され、
前記水平接合部および前記鉛直接合部により断面L字状のルーフ接合部が形成され、且つ、前記屈曲接合部の下端部から車体後方へ向けて張り出される、
ことを特徴とする請求項1に記載の車両ルーフ構造。
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