JP5711313B2 - 車体後部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、ルーフサイドレールが車体前後方向に延び、ルーフサイドレールの後端からリヤピラーが車体後方に向けて下方に延びる車体後部構造に関する。
車体後部構造のなかには、ルーフサイドレールの後端からリヤピラーが車体後方に向けて下り勾配に延出され、リヤピラーの剛性を確保するためにインナパネルおよびアウタパネル間に補強用のスティフナが設けられたものがある。
リヤピラーは、インナパネル、アウタパネルおよびスティフナの各フランジが接合されることにより、両パネル間にスティフナが挟持された状態でスティフナおよびインナパネルで閉断面が形成される(例えば、特許文献1参照。)。
実開平1−69080号公報
ここで、リヤピラーは、車体の形状やデザイン上の観点や、リヤピラーに隣接する他部材(例えば、リヤコンビネーションランプなど)とのレイアウト上の観点により断面形状が決定される。これらの観点の影響を受けることにより、リヤピラーの断面形状をリヤピラーの長手方向において均一に形成することが難しい。すなわち、リヤピラーの断面形状がリヤピラーの長手方向において不均一となることが考えられる。
さらに、リヤピラーは、リヤピラーの断面形状に合わせてスティフナの断面形状が決定される。このスティフナは、断面凸状や凹状に折り曲げられて稜線が形成される。
スティフナの稜線は、リヤピラーの断面形状が不均一となることで、リヤピラーの長手方向において凹凸状に形成されることが考えられる。スティフナの稜線が凹凸状に形成された場合、スティフナの稜線で荷重を良好に伝達することが難しい。
特に、車両のなかには、リヤクォータガラスを取り付けるリヤクォータウインド(窓枠)に沿ってリヤピラーが延出され、延出されたリヤピラーでリヤクォータウインドを補強するものがある。リヤクォータウインドは、リヤクォータガラスをサイドドアのウインドガラスと面一に配置するために、窓枠が車幅方向外側に膨出されている。
このため、リヤクォータガラスを備えた車両の場合、スティフナの稜線がリヤピラーの長手方向において凹凸状に形成されることが顕著になり、稜線で荷重を良好に伝達することがさらに難くなる。
本発明は、リヤクォータガラスを備えた車両において荷重の伝達効率を良好に確保できる車体後部構造を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、車体上部の左右側において車体前後方向に延びる左右のルーフサイドレールと、前記ルーフサイドレールの後端から車体後方に向けて下方に延びる左右のリヤピラーと、前記ルーフサイドレールで上辺が形成され、前記リヤピラーで後辺が形成されるリヤクォータウインドと、を備えた車体後部構造であって、前記ルーフサイドレールは、車体前後方向に延びるレールインナと、該レールインナに車外側から接合されて前記レールインナとともに閉断面を形成するレールスティフナと、を備え、前記レールインナは、車幅方向に対向する壁部を形成するレールインナ縦壁と、該レールインナ縦壁の下端から車幅方向外側に延びるレールインナ横壁と、前記レールインナ縦壁の上端から車幅方向内側に延びる第1レールインナフランジと、前記レールインナ横壁の車幅方向外側端から下方に延び、前記リヤクォータウインドの前記上辺を形成する第2レールインナフランジと、を有し、前記レールスティフナは、前記レールインナ縦壁に対向し、車幅方向外側に所定間隔をおいて設けられたレールスティフナ縦壁と、該レールスティフナ縦壁の上端から車幅方向内側に延びて前記レールインナ横壁に所定間隔をおいて対向するレールスティフナ横壁と、該レールスティフナ横壁の車幅方向内側端から延びて前記第1レールインナフランジに接合される第1レールスティフナフランジと、前記レールスティフナ縦壁の下端から車幅方向外側に延びて前記レールインナ横壁に接合される第2レールスティフナフランジと、該第2レールスティフナフランジおよび前記レールスティフナ縦壁が交差する部位に形成されるレールスティフナ第1稜線と、を有し、前記リヤピラーは、前記レールインナの後端から車体後方に向けて下方に延びるピラーインナと、該ピラーインナに車外側から接合されて前記ピラーインナとともに閉断面を形成するピラースティフナと、を備え、前記ピラーインナは、車幅方向に対向する壁部を形成するピラーインナ縦壁と、該ピラーインナ縦壁の前端から車幅方向外側に延びるピラーインナ横壁と、前記ピラーインナ縦壁の後端から車体後方に延びる第1ピラーインナフランジと、前記ピラーインナ横壁の車幅方向外側端から車体前方に延びて前記リヤクォータウインドの前記後辺を形成する第2ピラーインナフランジと、を有し、前記ピラースティフナは、前記ピラーインナ縦壁に対向し、車幅方向外側に所定間隔をおいて設けられたピラースティフナ縦壁と、該ピラースティフナ縦壁の後端から車幅方向内側に延びて前記ピラーインナ横壁に所定間隔をおいて対向するピラースティフナ横壁と、該ピラースティフナ横壁の車幅方向内側端から延びて前記第1ピラーインナフランジに接合される第1ピラースティフナフランジと、前記ピラースティフナ縦壁の前端から車幅方向外側に延びて前記ピラーインナ横壁に接合される第2ピラースティフナフランジと、該第2ピラースティフナフランジおよび前記ピラースティフナ縦壁が交差する部位に形成されるピラースティフナ第1稜線と、を有し、該ピラースティフナ第1稜線が前記レールスティフナ第1稜線に連続することを特徴とする。
請求項2は、前記左右のリヤピラーの後端同士を接続するために車幅方向に延びるリヤパネルを備え、前記リヤパネルは、前後方向に対向するリヤパネル一般面部と、該リヤパネル一般面部から車体後方に立ち上がるリヤパネル縦壁と、該リヤパネル縦壁の後端から車幅中央側に延びるリヤパネル横壁と、前記リヤパネル縦壁および前記リヤパネル一般面部が交差する部位に形成されるリヤパネル第1稜線と、を有し、該リヤパネル第1稜線が前記ピラースティフナ第1稜線に連続することを特徴とする。
請求項3は、前記レールインナは、前記レールインナ横壁および前記第2レールインナフランジが交差する部位に形成されるレールインナ第1稜線を有し、前記ピラーインナは、前記ピラーインナ横壁および前記第2ピラーインナフランジが交差する部位に形成されるピラーインナ第1稜線を有し、該ピラーインナ第1稜線が前記レールインナ第1稜線に連続することを特徴とする。
請求項4は、前記リヤピラーより車体前方で、かつ、前記ルーフサイドレールの長手方向途中から下方に延びるクォータピラーを備え、前記クォータピラーは、上端に設けられ、車幅方向内側に突出して前記レールスティフナ縦壁に接合される突出部を有することを特徴とする。
請求項5は、車体上部の左右側から車体後方に向けて下方に延びる左右のリヤピラーと、前記リヤピラーで後辺が形成されるリヤクォータウインドと、前記左右のリヤピラーの後端同士を接続するために車幅方向に延びるリヤパネルと、を備えた車体後部構造であって、前記リヤピラーは、前記レールインナの後端から車体後方に向けて下方に延びるピラーインナと、該ピラーインナに車外側から接合されて前記ピラーインナとともに閉断面を形成するピラースティフナと、を備え、前記ピラーインナは、車幅方向に対向する壁部を形成するピラーインナ縦壁と、該ピラーインナ縦壁の前端から車幅方向外側に延びるピラーインナ横壁と、前記ピラーインナ縦壁の後端から車体後方に延びる第1ピラーインナフランジと、前記ピラーインナ横壁の車幅方向外側端から車体前方に延びて前記リヤクォータウインドの前記後辺を形成する第2ピラーインナフランジと、を有し、前記ピラースティフナは、前記ピラーインナ縦壁に対向し、車幅方向外側に所定間隔をおいて設けられたピラースティフナ縦壁と、該ピラースティフナ縦壁の後端から車幅方向内側に延びて前記ピラーインナ横壁に所定間隔をおいて対向するピラースティフナ横壁と、該ピラースティフナ横壁の車幅方向内側端から延びて前記第1ピラーインナフランジに接合される第1ピラースティフナフランジと、前記ピラースティフナ縦壁の前端から車幅方向外側に延びて前記ピラーインナ横壁に接合される第2ピラースティフナフランジと、該第2ピラースティフナフランジおよび前記ピラースティフナ縦壁が交差する部位に形成されるピラースティフナ第1稜線と、を有し、前記リヤパネルは、前後方向に対向するリヤパネル一般面部と、該リヤパネル一般面部から車体後方に立ち上がるリヤパネル縦壁と、該リヤパネル縦壁の後端から車幅中央側に延びるリヤパネル横壁と、前記リヤパネル縦壁および前記リヤパネル一般面部が交差する部位に形成されるリヤパネル第1稜線と、を有し、該リヤパネル第1稜線が前記ピラースティフナ第1稜線に連続することを特徴とする。
請求項6は、前記リヤパネルは、前記リヤパネル一般面部の車幅方向外側端から車体後方に延びるリヤパネルフランジを有し、前記レールスティフナ縦壁および前記第2レールインナフランジ間の距離より、前記リヤパネル縦壁および前記リヤパネルフランジ間の距離が大きいことを特徴とする。
請求項7は、前記レールスティフナ縦壁および前記第2レールインナフランジ間の距離、前記ピラースティフナ縦壁および前記第2ピラーインナフランジ間の距離、前記リヤパネル縦壁および前記リヤパネルフランジ間の距離が、前記ルーフサイドレールから前記リヤパネルに向かうにつれて徐々に大きくなるようにしたことを特徴とする。
請求項1に係る発明では、車体後部構造にリヤクォータウインドを備えた。また、リヤクォータウインドの上辺(上取付フランジ)を第2レールインナフランジで形成し、リヤクォータウインドの後辺(後取付フランジ)を第2ピラーインナフランジで形成するようにした。
さらに、第2レールスティフナフランジおよびレールスティフナ縦壁が交差する部位にレールスティフナ第1稜線を形成し、第2ピラースティフナフランジおよびピラースティフナ縦壁が交差する部位にピラースティフナ第1稜線を形成した。
これにより、レールスティフナ第1稜線およびピラースティフナ第1稜線で車体後部構造の剛性・強度を確保することができる。
さらには、ピラースティフナ第1稜線をレールスティフナ第1稜線に連結させた。ピラースティフナ第1稜線およびレールスティフナ第1稜線を凹凸状がない状態に連続させることができる。よって、ルーフサイドレールおよびリヤピラーに荷重が入力された際に、入力された荷重で応力集中が発生する部位、すなわち、入力された荷重で変位の起点となる部位を少なくできる。
これにより、リヤクォータガラスを備えた車両において、ルーフサイドレールおよびリヤピラーに入力した荷重の伝達効率を良好に保つことができ、車体後部構造の剛性・強度を確保することができる。
特に、ルーフサイドレールおよびリヤピラーの接合部は、車体後部のテールゲート開口部の上側の凹角部近傍に位置し、かつ、ルーフパネルの後側の凸角部近傍に位置している。テールゲート開口部は、テールゲートで開閉させる開口部である。
よって、ルーフサイドレールおよびリヤピラーの接合部に応力が集中し易くなることが考えられる。そこで、ルーフサイドレールおよびリヤピラーの接合部の剛性・強度を、レールスティフナ第1稜線およびピラースティフナ第1稜線で確保するようにした。
ルーフサイドレールおよびリヤピラーの接合部の剛性・強度を高めることにより、車体性能(乗り心地、操縦性など)を高めることができる。
また、レールインナ横壁に第2レールスティフナフランジを接合することにより、レールスティフナ縦壁を第2レールインナフランジより車幅方向内側に配置できる。よって、レールスティフナ縦壁および第2レールインナフランジ間に空間(スペース)を確保できる。これにより、レールスティフナ縦壁およびレールインナ縦壁を締結部材で締結した状態において、レールスティフナ縦壁から突出する締結部材を空間に収納することができる。
請求項2に係る発明では、リヤパネル縦壁およびリヤパネル一般面部が交差する部位にリヤパネル第1稜線を形成した。これにより、リヤパネル第1稜線で車体後部構造の剛性・強度を確保することができる。
さらには、リヤパネル第1稜線をピラースティフナ第1稜線に連続させた。リヤパネル第1稜線、ピラースティフナ第1稜線およびレールスティフナ第1稜線を凹凸状がない状態に連続させることができる。よって、リヤパネル、リヤピラーおよびルーフサイドレールに荷重が入力された際に、入力された荷重で応力集中が発生する部位、すなわち、入力された荷重で変位の起点となる部位を少なくできる。
これにより、リヤクォータガラスを備えた車両において、リヤパネル、リヤピラーおよびルーフサイドレールに入力した荷重の伝達効率を良好に保つことができ、車体後部構造の剛性・強度を確保することができる。
特に、リヤピラーおよびリヤパネルの接合部は、車体後部のテールゲート開口部の下側の凹角部近傍に位置している。よって、リヤピラーおよびリヤパネルとの接合部に応力が集中し易くなることが考えられる。そこで、リヤピラーおよびリヤパネルの接合部の剛性・強度を、ピラースティフナ第1稜線およびリヤパネル第1稜線で確保するようにした。
リヤピラーおよびリヤパネルの接合部の剛性・強度を高めることにより、車体性能(乗り心地、操縦性など)を高めることができる。
請求項3に係る発明では、リヤクォータウインドの上辺(上取付フランジ)を形成する第2レールインナフランジをレールインナ第1稜線で補強できる。また、リヤクォータウインドの後辺(後取付フランジ)を形成する第2ピラーインナフランジをピラーインナ第1稜線で補強できる。
これにより、リヤクォータウインドの上辺および後辺の剛性・強度を確保することができる。
さらに、ピラーインナ第1稜線をレールインナ第1稜線に連続させた。ピラーインナ第1稜線およびレールインナ第1稜線を凹凸状がない状態に連続させることができる。よって、ルーフサイドレールおよびリヤピラーに荷重が入力された際に、入力された荷重で応力集中が発生する部位、すなわち、入力された荷重で変位の起点となる部位を少なくできる。
これにより、リヤクォータガラスを備えた車両において、ルーフサイドレールおよびリヤピラーに入力した荷重の伝達効率を良好に保つことができ、車体後部構造の剛性・強度を確保することができる。
請求項4に係る発明では、クォータピラーの上端に突出部を設け、突出部を車幅方向内側に突出させてレールスティフナ縦壁に接合させた。これにより、クォータピラーの上端をルーフサイドレールに強固に接合でき、車体後部構造の剛性・強度を確保することができる。
請求項5に係る発明では、車体後部構造にリヤクォータウインドを備えた。また、リヤクォータウインドの後辺(後取付フランジ)をリヤピラーで形成するようにした。さらに、第2ピラースティフナフランジおよびピラースティフナ縦壁が交差する部位にピラースティフナ第1稜線を形成し、リヤパネル縦壁およびリヤパネル一般面部が交差する部位にリヤパネル第1稜線を形成した。
これにより、ピラースティフナ第1稜線およびリヤパネル第1稜線で車体後部構造の剛性・強度を確保することができる。
さらには、リヤパネル第1稜線をピラースティフナ第1稜線に連続させた。リヤパネル第1稜線およびピラースティフナ第1稜線を凹凸状がない状態に連続させることができる。よって、リヤパネルおよびリヤピラーに荷重が入力された際に、入力された荷重で応力集中が発生する部位、すなわち、入力された荷重で変位の起点となる部位を少なくできる。
これにより、リヤクォータガラスを備えた車両において、リヤパネルおよびリヤピラーに入力した荷重の伝達効率を良好に保つことができ、車体後部構造の剛性・強度を確保することができる。
特に、リヤピラーおよびリヤパネルの接合部は、車体後部のテールゲート開口部の下側の凹角部近傍に位置している。よって、リヤピラーおよびリヤパネルとの接合部に応力が集中し易くなることが考えられる。そこで、リヤピラーおよびリヤパネルの接合部の剛性・強度を、ピラースティフナ第1稜線およびリヤパネル第1稜線で確保するようにした。
リヤピラーおよびリヤパネルの接合部の剛性・強度を高めることにより、車体性能(乗り心地、操縦性など)を高めることができる。
請求項6に係る発明では、リヤパネル縦壁およびリヤパネルフランジ間の距離を大きくした。よって、リヤパネルフランジに外板パネル(アウタパネル)をスポット溶接で接合する際に、スポット溶接用の電極(いわゆる、スポットガン)をリヤパネル縦壁およびリヤパネルフランジ間の空間に配置できる。
これにより、リヤパネルフランジに外板パネル(アウタパネル)をスポット溶接で容易に接合することができる。
請求項7に係る発明では、レールスティフナ縦壁および第2レールインナフランジ間の距離、ピラースティフナ縦壁および第2ピラーインナフランジ間の距離、リヤパネル縦壁およびリヤパネルフランジ間の距離を、ルーフサイドレールからリヤパネルに向かうにつれて徐々に大きくなるようにした。
ここで、レールスティフナ縦壁、ピラースティフナ縦壁およびリヤパネル縦壁に沿って、レールスティフナ第1稜線、ピラースティフナ第1稜線およびリヤパネル第1稜線がそれぞれ設けられている。レールスティフナ第1稜線、ピラースティフナ第1稜線およびリヤパネル第1稜線で、車幅方向内側に配置される内側の第1稜線が形成される。
また、第2レールインナフランジ、第2ピラーインナフランジおよびリヤパネルフランジに沿って、レールインナ第1稜線、ピラーインナ第1稜線およびリヤパネルフランジ第1稜線がそれぞれ設けられている。レールインナ第1稜線、ピラーインナ第1稜線およびリヤパネルフランジ第1稜線で、車幅方向外側に配置される外側の第1稜線が形成される。
内側の第1稜線および外側の第1稜線間の距離は、ルーフサイドレールからリヤパネルに向かうにつれて徐々に大きくなる。すなわち、内側の第1稜線および外側の第1稜線が末広がり状に形成される。
よって、内側の第1稜線および外側の第1稜線を、ルーフサイドレール、リヤピラーおよびリヤパネルに亘って凹凸状がない状態に連続させることができる。
内側の第1稜線および外側の第1稜線を凹凸状がない状態に連続させることにより、内側の第1稜線および外側の第1稜線において、入力した荷重で応力集中が発生する部位、すなわち、入力された荷重で変位の起点となる部位を少なくできる。
これにより、リヤクォータガラスを備えた車両において、ルーフサイドレールおよびリヤピラーに入力した荷重の伝達効率を良好に保つことができ、車体後部構造の剛性・強度を確保することができる。
本発明に係る車体後部構造を示す斜視図である。 図1の車体後部構造を示す分解斜視図である。 図2の3部拡大図である。 図3の4部拡大図である。 図4の5−5線断面図である。 図3の6部拡大図である。 図6の車体後部構造を示す分解斜視図である。 図1の8−8線断面図である。 図6の9−9線断面図である。 図1の10−10線断面図である。 図1の11−11線断面図である。 図3の12−12線断面図である。 図3の13−13線断面図である。 本発明に係る車体後部構造の第1稜線を説明する図である。 図6の15−15線断面図である。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、「前(Fr)」、「後(Rr)」、「左(L)」、「右(R)」は運転者から見た方向にしたがう。
実施例に係る車体後部構造10について説明する。
図1、図2に示すように、車体後部構造10は、車体上部11の左右側において車体前後方向に延びる左右のルーフサイドレール12と、左右のルーフサイドレール12の長手方向途中から下方に延びる左右のクォータピラー13と、左右のルーフサイドレール12の後端12a同士を接続するリヤルーフメンバ14と、リヤルーフメンバ14および左右のルーフサイドレール12を上方から覆うルーフパネル15とを備えている。
また、車体後部構造10は、左右のルーフサイドレール12の後端12aから車体後方に向けて下方に延びる左右のリヤピラー16と、左右のリヤピラー16の後端(下端)16a同士を接続するリヤパネル17と、左右のクォータピラー13の車体後方に設けられた左右のリヤクォータウインド18とを備えている。
さらに、車体後部構造10は、左ルーフサイドレール12、左クォータピラー13および左リヤピラー16を車外側から覆う左アウタパネル21と、右ルーフサイドレール12、右クォータピラー13および右リヤピラー16を車外側から覆う右アウタパネル(図示せず)とを備えている。
この車体後部構造10は、リヤルーフメンバ14、左右のリヤピラー16およびリヤパネル17でテールゲート開口部23が略矩形状に形成されている。テールゲート開口部23にテールゲート24が開閉自在に支持されている。
また、車体後部構造10の左右のリヤサイド開口部25(右リヤサイド開口部は図示せず)に左右のリヤサイドドア26(右リヤサイドドアは図示せず)が開閉自在に支持されている。左リヤサイドドア26はサイドウインドガラス27を備えている。
さらに、左右のリヤクォータウインド18は窓枠19を有する。窓枠19にリヤクォータガラス28が備えられている。
なお、車体後部構造10は略左右対称の部材であり、以下、左側部材について説明して右側部材の説明を省略する。
図3に示すように、左ルーフサイドレール12は、左クォータピラー13の上端13aより車体前方に設けられた前ルーフサイドレール32と、前ルーフサイドレール32の後端32aから車体後方に延びる中央ルーフサイドレール33と、中央ルーフサイドレール33の後端33aから車体後方に延びる後ルーフサイドレール(ルーフサイドレール)34とを備えている。
図4に示すように、前ルーフサイドレール32は、左クォータピラー13の上端13aより車体前方に設けられ、車体前後方向に延出されている。前ルーフサイドレール32の後端32aに中央ルーフサイドレール33の前端33bが連結されている。
中央ルーフサイドレール33は、中央部33cが左クォータピラー13の上端13aに連結された状態で車体前後方向に延出されている。中央ルーフサイドレール33の後端33aに後ルーフサイドレール34の前端34aが連結されている。
後ルーフサイドレール34は、中央ルーフサイドレール33の後端33aから車体後方に向けて延出されている。
中央ルーフサイドレール33のうち左クォータピラー13より車体後方側の部位33dや、後ルーフサイドレール34で左リヤクォータウインド18の上辺(上取付フランジ)19aが形成される。
前ルーフサイドレール32、中央ルーフサイドレール33および後ルーフサイドレール34の構成については後で詳しく説明する。
中央ルーフサイドレール33の中央部33cから左クォータピラー13が左リヤホイールハウス36まで下方に向けて延出されている。左クォータピラー13は、左リヤピラー16より車体前方に設けられ、上半部で左リヤクォータウインド18の前辺(前取付フランジ)19bが形成される。
左クォータピラー13の構成については後で詳しく説明する。
後ルーフサイドレール34の後端34bから左リヤピラー16が車体後方に向けて下方に延出されている。
左リヤピラー16は、前端(上端)16bが後ルーフサイドレール34の後端34bに連結され、後端(下端)16aがリヤパネル17(左部17a)の上端17bに連結されている。左リヤピラー16の上半部で左リヤクォータウインド18の後辺(後取付フランジ)19cが形成される。
さらに、左リヤピラー16でテールゲート開口部23の左側部23aが形成される。
左リヤピラー16の構成については後で詳しく説明する。
左リヤピラー16の後端(下端)16aおよび右リヤピラー16の後端(下端)16a(図2参照)がリヤパネル17で接続されている。
図2に示すように、リヤパネル17は、左リヤピラー16の後端16aおよび右リヤピラー16の後端16aに亘って設けられることにより車幅方向に延出されている。リヤパネル17でテールゲート開口部23の下部23bが形成される。
リヤパネル17の構成については後で詳しく説明する。
図4に戻って、左クォータピラー13の車体後方に左リヤクォータウインド18が設けられている。左リヤクォータウインド18は、上辺(上取付フランジ)19a、前辺(前取付フランジ)19b、後辺(後取付フランジ)19cおよび下辺(下取付フランジ)19dで窓枠19が形成される。
窓枠19は、構成の理解を容易にするために、左アウタパネル21を除去した状態で説明する。
上辺19aが中央ルーフサイドレール33の部位33dや後ルーフサイドレール34で形成され、前辺19bが左クォータピラー13の上半部で形成される。後辺19cが左リヤピラー16の上半部で形成され、下辺19dが左リヤサイドパネル(外板パネル)37で形成される。左リヤサイドパネル37は左リヤホイールハウス36に設けられている。
図5に示すように、リヤクォータガラス28は、左リヤサイドドア26に対して同一面(すなわち、面一)に配置される。このため、左リヤクォータウインド18の窓枠19は、左リヤサイド開口部25の枠部29よりW1寸法だけ車幅方向外側に設けられている(図4も参照)。
つぎに、前ルーフサイドレール32、中央ルーフサイドレール33および後ルーフサイドレール34の構成を図6〜図11に基づいて詳しく説明する。
図6、図7に示すように、前ルーフサイドレール32の後端32aに中央ルーフサイドレール33の前端33bが連結されている。さらに、中央ルーフサイドレール33の後端33aに後ルーフサイドレール34の前端34aが連結されている。
前ルーフサイドレール32、中央ルーフサイドレール33および後ルーフサイドレール34は、それぞれのレールに共通するレールアウタ43(図2参照)を有する。
図8、図9に示すように、前ルーフサイドレール32は、車体前後方向に延びる前レールインナ41(中央レールインナ45の前端45aを含む)と、前レールインナ41(中央レールインナ45の前端45aを含む)に車外側から接合される前レールスティフナ42と、前レールスティフナ42に車外側から接合されるレールアウタ43(図2も参照)とを有する。
前ルーフサイドレール32の後端32aにおいて、前レールインナ41の後端41aに中央レールインナ45の前端45aが車幅方向内側から重ね合わされて接合されている。中央レールインナ45は、左クォータピラー13(クォータピラーインナ51)の上端51aで形成されている。
また、前レールスティフナ42の後端42aに車幅方向内側から中央ルーフサイドレール33の中央レールスティフナ46(具体的には、中央レールスティフナ46の前端46a)が重ね合わされる。
中央レールスティフナ46の前端46aおよび中央レールインナ45の前端45a間に筒状の第1カラー54が介在される。第1カラー54内に第1ボルト55が中央レールインナ45の前端45a側から挿通され、前レールスティフナ42の後端42aから突出した第1ねじ部55aに第1ナット56がねじ結合される。
これにより、前レールスティフナ42の後端42aおよび中央レールスティフナ46の前端46aが、第1ボルト55、第1ナット56および第1カラー54で連結される。
さらに、前ルーフサイドレール32の後端32aおよび中央ルーフサイドレール33の前端33bが第1ボルト55、第1ナット56および第1カラー54で補強される。
前レールスティフナ42に車幅方向外側からレールアウタ43が接合されている。
レールアウタ43は、前レールスティフナ42を車外側から覆うレールカバー部73と、レールカバー部73の車幅方向内側端73aから延びる第1カバーフランジ74と、レールカバー部73の下端73bから延びる第2カバーフランジ75とを有する。
図10に示すように、中央ルーフサイドレール33は、中央レールインナ45(後レールインナ81の前端81aを含む)と、中央レールインナ45(後レールインナ81の前端81aを含む)に車外側から接合される中央レールスティフナ46と、中央レールスティフナ46に車外側から接合されるレールアウタ43(図2も参照)とを有する。
図6、図7に戻って、中央レールスティフナ46は、左クォータピラー13の車体前方の前スティフナ部47と、左クォータピラー13(クォータピラースティフナ52)の上端52aに対峙する中央スティフナ部48と、左クォータピラー13の車体後方の後スティフナ部49とを有する。
前スティフナ部47は、断面形状が前レールスティフナ42の断面形状(図8参照)と略同様に形成され、車幅方向外側に前スティフナ縦壁47aを有する。
中央スティフナ部48は、車幅方向外側に中央スティフナ縦壁48aを有し、中央スティフナ縦壁48aに車外側に膨出する中央スティフナ膨出部58(図9も参照)が形成されている。
図10に示すように、後スティフナ部49は、中央レールインナ45(後レールインナ81の前端81aを含む)に車体外側から接合されている。
中央レールインナ45は、車幅方向に対向する壁部を形成する中央レールインナ縦壁61と、中央レールインナ縦壁61の下端61aから車幅方向外側に延びる中央レールインナ横壁62と、中央レールインナ縦壁61の上端61bから車幅方向内側に延びる第1中央レールインナフランジ63(図7参照)と、中央レールインナ横壁62の車幅方向外側端62aから下方に延びる第2中央レールインナフランジ64(図7参照)とを有する。
図7、図10に示すように、後スティフナ部49は、後スティフナ縦壁66と、第1後スティフナ横壁67と、第1後スティフナフランジ69と、第2後スティフナ横壁68と、第2後スティフナフランジ71と、後スティフナ外側稜線78と、後スティフナ内側稜線79と、後スティフナ稜線80とを有する。
後スティフナ縦壁66は、中央レールインナ縦壁61に所定間隔をおいて対向するように設けられている。第1後スティフナ横壁67は、後スティフナ縦壁66の上端66aから車幅方向内側に延出されている。
第1後スティフナフランジ69は、第1後スティフナ横壁67の車幅方向内側端67aから車幅方向内側に延出されている。第2後スティフナ横壁68は、後スティフナ縦壁66の下端66bから車幅方向外側に延出されている。
第2後スティフナフランジ71は、第2後スティフナ横壁68の車幅方向外側端68aから下方に延出されている。
後スティフナ外側稜線78は、第2後スティフナ横壁68および第2後スティフナフランジ71が交差する部位に形成されている。後スティフナ内側稜線79は、後スティフナ縦壁66および第2後スティフナ横壁68が交差する部位に形成されている。
後スティフナ部49に後スティフナ外側稜線78および後スティフナ内側稜線79を有することにより、各稜線78,79で後スティフナ部49の剛性・強度を確保することができる。
さらに、第2後スティフナフランジ71は後スティフナ外側稜線78で補強されている。
また、後スティフナ稜線80は、後スティフナ縦壁66および第1後スティフナ横壁67が交差する部位で形成されている。
後スティフナ縦壁66は、第2後スティフナフランジ71より車幅方向内側に設けられている。すなわち、後スティフナ縦壁66および第2後スティフナフランジ71間の間隔は距離L1に設定されている。
後スティフナ部49に車幅方向外側からレールアウタ43が接合されている。
具体的には、第1中央レールインナフランジ63に第1後スティフナフランジ69、第1カバーフランジ74が上方から順に重ねられた状態で各フランジ63,69,74がスポット溶接で接合される。
また、第2中央レールインナフランジ64に第2後スティフナフランジ71、第2カバーフランジ75が車幅方向外側から順に重ねられた状態で各フランジ64,71,75がスポット溶接で接合される。
この状態において、後スティフナ縦壁66およびレールアウタ43間に空間(スペース)77が形成される。
図6に示すように、中央ルーフサイドレール33の後端33aに後ルーフサイドレール34の前端34aが連結されている。
後ルーフサイドレール34は、車体前後方向に延びる後レールインナ(レールインナ)81と、後レールインナ81に車外側から接合される後レールスティフナ(レールスティフナ)82と、後レールスティフナ82に車外側から接合されるレールアウタ43(図2参照)とを備える。
図9、図10に示すように、中央ルーフサイドレール33の後端33aにおいて、中央レールインナ45の後端45bに後レールインナ81の前端81aが車幅方向外側から重ね合わされて接合されている。
また、中央レールスティフナ46の後端46bに車幅方向内側から後レールスティフナ82の前端82aが重ね合わせられる。
後レールスティフナ82の前端82aおよび後レールインナ81の前端81a間に筒状の第2カラー84が介在される。第2カラー84内に第2ボルト85が後レールインナ81の前端81a側から挿通され、中央レールスティフナ46の後端46bから突出した第2ねじ部85aに第2ナット86がねじ結合される。
これにより、中央レールスティフナ46の後端46bおよび後レールスティフナ82の前端82aが、第2ボルト85、第2ナット86および第2カラー84で連結される。
さらに、中央ルーフサイドレール33の後端33aおよび後ルーフサイドレール34の前端34aが第2ボルト85、第2ナット86および第2カラー84で補強される。
図11に示すように、後レールインナ81は、後レールインナ縦壁(レールインナ縦壁)91と、後レールインナ横壁(レールインナ横壁)92と、第1後レールインナフランジ(第1レールインナフランジ)93と、第2後レールインナフランジ(第2レールインナフランジ)94と、後レールインナ第1稜線(レールインナ第1稜線)95(図6も参照)とを有する。
後レールインナ縦壁91は、車幅方向に対向する壁部を形成する部位である。後レールインナ横壁92は、後レールインナ縦壁91の下端91aから車幅方向外側に延出されている。
第1後レールインナフランジ93は、後レールインナ縦壁91の上端91bから車幅方向内側に延出されている。第2後レールインナフランジ94は後レールインナ横壁92の車幅方向外側端92aから下方に延出されている。
後レールインナ第1稜線95は、後レールインナ横壁92および第2後レールインナフランジ94が交差する部位に形成されている。この後レールインナ第1稜線95は、後スティフナ外側稜線78(図7参照)に連続するように形成されている。
第2後レールインナフランジ94は、後レールインナ第1稜線95で補強されている。
後レールスティフナ82は、後レールスティフナ縦壁(レールスティフナ縦壁)97と、後レールスティフナ横壁(レールスティフナ横壁)98と、第1後レールスティフナフランジ(第1レールスティフナフランジ)99と、第2後レールスティフナフランジ(第2レールスティフナフランジ)101と、後レールスティフナ第1稜線(レールスティフナ第1稜線)102と、後レールスティフナ稜線103とを有する。
後レールスティフナ縦壁97は、後レールインナ縦壁91に対向するように車幅方向外側に所定間隔をおいて設けられている。後レールスティフナ横壁98は、後レールスティフナ縦壁97の上端97aから車幅方向内側に延びて後レールインナ横壁92に所定間隔をおいて対向するように設けられている。
第1後レールスティフナフランジ99は、後レールスティフナ横壁98の車幅方向内側端98aから車幅方向内側に延出されている。第2後レールスティフナフランジ101は、後レールスティフナ縦壁97の下端97bから車幅方向外側に延出されている。
後レールスティフナ第1稜線102は、第2後レールスティフナフランジ101および後レールスティフナ縦壁97が交差する部位に形成される。この後レールスティフナ第1稜線102は、後スティフナ内側稜線79(図7参照)に連続するように形成されている。
第1後レールインナフランジ93に第1後レールスティフナフランジ99、レールアウタ43の第1カバーフランジ74が上方から順に重ねられた状態で各フランジ93,99,74がスポット溶接で接合される。
また、後レールインナ横壁92のうち、車幅方向外側端92aから車幅方向内側に所定距離だけ離れた接合部92bに第2後レールスティフナフランジ101がスポット溶接で接合される。よって、後レールインナ81および後レールスティフナ82で閉断面が形成される。
接合部92bに第2後レールスティフナフランジ101が接合されることにより、後レールスティフナ縦壁97および第2後レールインナフランジ94間の距離がL2(図7参照)に設定されている。
さらに、第2後レールインナフランジ94にレールアウタ43の第2カバーフランジ75が車幅方向外方から重ねられた状態で各フランジ94,75がスポット溶接で接合される。これにより、後レールインナ81、後レールスティフナ82およびレールアウタ43が一体に接合され、後ルーフサイドレール34が形成される。
ここで、後レールインナ81および後レールスティフナ82で閉断面が形成されることにより、後ルーフサイドレール34の剛性・強度が確保される。
さらに、後ルーフサイドレール34に後レールインナ第1稜線95および後レールスティフナ第1稜線102を有することにより、各第1稜線95,102で後ルーフサイドレール34の剛性・強度を確保することができる。
加えて、後レールスティフナ稜線103は、後レールスティフナ縦壁97および後レールスティフナ横壁98が交差する部位で形成されている(図7も参照)。
また、図10に示すように、第2後レールインナフランジ94および第2後スティフナフランジ71が接合されることによりレール接合フランジ105が形成される。
図10、図11に示すように、第2後レールインナフランジ94およびレール接合フランジ105でリヤクォータウインド18(図4参照)の上辺19aが形成される。
第2後レールスティフナフランジ101が後レールインナ横壁92の接合部92bに接合され、後レールスティフナ縦壁97が後スティフナ縦壁66に沿って配置される。
後レールスティフナ縦壁97および第2後レールインナフランジ94間の距離L2は、後スティフナ縦壁66および第2後スティフナフランジ71間の距離L1と略同じ距離に設定されている。
後レールスティフナ縦壁97を第2後レールインナフランジ94より車幅方向内側に配置することにより、後レールスティフナ縦壁97および第2後レールインナフランジ94間に空間(スペース)77を確保できる。
これにより、後レールスティフナ縦壁97および後レールインナ縦壁91を第2ボルト85、第2ナット86および第2カラー84(すなわち、締結部材)で締結した状態において、後スティフナ縦壁66から突出する第2ねじ部85aおよび第2ナット86(締結部材)を空間77に収納できる。
つぎに、左リヤピラー16の構成を図4、図12に基づいて詳しく説明する。
図4に示すように、後ルーフサイドレール34の後端34bに左リヤピラー16の前端(上端)16bが連結されている。左リヤピラー16は、前端(上端)16bが後ルーフサイドレール34の後端34bに連結され、後端(下端)16aがリヤパネル17(左部17a)の上端17bに連結されている。
この左リヤピラー16は、後レールインナ81の後端81bから車体後方に向けて下方に延びるピラーインナ111と、ピラーインナ111に車外側から接合されてピラーインナ111とともに閉断面を形成するピラースティフナ112と、ピラースティフナ112に車外側から接合されるピラーアウタ113(図2参照)とを備える。
図12に示すように、ピラーインナ111は、ピラーインナ縦壁116と、ピラーインナ横壁117と、第1ピラーインナフランジ118と、第2ピラーインナフランジ119と、ピラーインナ第1稜線121を有する。
ピラーインナ縦壁116は、車幅方向に対向する壁部が形成されている。ピラーインナ横壁117は、ピラーインナ縦壁116の前端116aから車幅方向外側に延出されている。
第1ピラーインナフランジ118は、ピラーインナ縦壁116の後端116bから車体後方に延出されている。第2ピラーインナフランジ119は、ピラーインナ横壁117の車幅方向外側端117aから車体前方に延出されている。
ピラーインナ第1稜線121は、ピラーインナ横壁117および第2ピラーインナフランジ119が交差する部位に形成されている。このピラーインナ第1稜線121は、後レールインナ第1稜線95(図4参照)に連続するように形成されている。
ピラースティフナ112は、ピラースティフナ縦壁124と、ピラースティフナ横壁125と、第1ピラースティフナフランジ126と、第2ピラースティフナフランジ127と、ピラースティフナ第1稜線128と、ピラースティフナ稜線129とを有する。
ピラースティフナ縦壁124は、ピラーインナ縦壁116に対向し、車幅方向外側に所定間隔をおいて設けられている。ピラースティフナ横壁125は、ピラースティフナ縦壁124の後端124aから車幅方向内側に延びてピラーインナ横壁117に所定間隔をおいて対向するように設けられている。
第1ピラースティフナフランジ126は、ピラースティフナ横壁125の車幅方向内側端125aから車体後方に延出されている。第2ピラースティフナフランジ127は、ピラースティフナ縦壁124の前端124bから車幅方向外側に延出されている。
ピラースティフナ第1稜線128は、第2ピラースティフナフランジ127およびピラースティフナ縦壁124が交差する部位に形成される。このピラースティフナ第1稜線128は、後レールスティフナ第1稜線102(図4参照)に連続するように形成されている。
ピラーアウタ113は、ピラースティフナ112およびピラーインナ111を車外側から覆うピラーカバー部131と、ピラーカバー部131の車幅方向内側端131aから延びる第1カバーフランジ132と、ピラーカバー部131の車幅方向外側端131bから延びる第2カバーフランジ133とを有する。
第1ピラーインナフランジ118に第1ピラースティフナフランジ126、第1カバーフランジ132が車幅方向外方から順に重ねられた状態で各フランジ118,126,132がスポット溶接で接合される。
また、ピラーインナ横壁117のうち、車幅方向外側端117aから車幅方向内側に所定距離だけ離れた接合部117bに第2ピラースティフナフランジ127がスポット溶接で接合される。
よって、左リヤピラー16は、ピラーインナ111およびピラースティフナ112で閉断面が形成される。ピラーインナ111およびピラースティフナ112で閉断面が形成されることにより、左リヤピラー16の剛性・強度が確保される。
さらに、左リヤピラー16にピラーインナ第1稜線121およびピラースティフナ第1稜線128を有することにより、各第1稜線121,128で左リヤピラー16の剛性・強度を確保することができる。
また、ピラースティフナ稜線129は、ピラースティフナ縦壁124およびピラースティフナ横壁125が交差する部位で形成されている(図4も参照)。このピラースティフナ稜線129は、後レールスティフナ稜線103(図4参照)に連続するように形成されている。
接合部117bに第2ピラースティフナフランジ127が接合されることにより、ピラースティフナ縦壁124が第2ピラーインナフランジ119より車幅方向内側に設けられる。すなわち、ピラースティフナ縦壁124および第2ピラーインナフランジ119間の間隔が距離L3に設定されている。
さらに、第2ピラーインナフランジ119に第2カバーフランジ133が車幅方向外方から重ねられた状態で各フランジ119,133がスポット溶接で接合される。
これにより、ピラーインナ111およびピラーアウタ113が一体に接合され、左リヤピラー16が形成される。
第2ピラーインナフランジ119の上半部でリヤクォータウインド18の後辺(後取付フランジ)19c(図4も参照)が形成される。
第2ピラーインナフランジ119はピラーインナ第1稜線121で補強されている。
つぎに、リヤパネル17の構成を図4、図13に基づいて詳しく説明する。
図4、図13に示すように、左リヤピラー16の後端(下端)16aにリヤパネル17(左部17a)の上端17bが連結されている。
リヤパネル17の左部17aは、リヤパネル一般面部141と、リヤパネル縦壁142と、リヤパネル横壁143と、第1リヤパネルフランジ144と、第2リヤパネルフランジ(リヤパネルフランジ)145と、リヤパネル外側第1稜線146と、リヤパネル内側第1稜線(リヤパネル第1稜線)147と、パネル稜線148とを有する。
リヤパネル一般面部141は、前後方向に対向する壁部で形成されている。リヤパネル縦壁142は、リヤパネル一般面部141の車幅方向内側端141aから車体後方に立ち上げられている。
リヤパネル横壁143は、リヤパネル縦壁142の後端142aから車幅中央側に延出されている。第1リヤパネルフランジ144は、リヤパネル横壁143の車幅方向内側端143aから車体後方に延出されている。
第2リヤパネルフランジ145は、リヤパネル一般面部141の車幅方向外側端141bから車体後方に延出されている。第2リヤパネルフランジ145に左リヤサイドパネル(外板パネル)37の後端37aがスポット溶接で接合されている。
リヤパネル外側第1稜線146は、リヤパネル一般面部141および第2リヤパネルフランジ145が交差する部位に形成されている。このリヤパネル外側第1稜線146は、ピラーインナ第1稜線121に連続するように形成されている。
リヤパネル内側第1稜線147は、リヤパネル縦壁142およびリヤパネル一般面部141が交差する部位に形成されている。このリヤパネル内側第1稜線147は、ピラースティフナ第1稜線128に連続するように形成されている。
リヤパネル17の左部17aにリヤパネル外側第1稜線146およびリヤパネル内側第1稜線147を有することにより、各第1稜線146,147でリヤパネル17の剛性・強度を確保することができる。
また、パネル稜線148は、リヤパネル縦壁142およびリヤパネル横壁143が交差する部位で形成されている。このパネル稜線148は、ピラースティフナ稜線129に連続するように形成されている。
リヤパネル縦壁142および第2リヤパネルフランジ145間の間隔が距離L4に設定されている。リヤパネル縦壁142および第2リヤパネルフランジ145間の間隔が距離L4は、図10に示す後スティフナ縦壁66および第2後スティフナフランジ71間の間隔は距離L1より大きく設定されている。
よって、第2リヤパネルフランジ145に左リヤサイドパネル37の後端37aをスポット溶接で接合する際に、スポット溶接用の電極161(いわゆる、スポットガン)をリヤパネル縦壁142および第2リヤパネルフランジ145間の空間162に配置できる。
これにより、第2リヤパネルフランジ145に左リヤサイドパネル37の後端37aをスポット溶接で容易に接合することができる。
図14に示すように、後スティフナ縦壁66および第2後スティフナフランジ71間の間隔が距離L1に設定されている。後レールスティフナ縦壁97および第2後レールインナフランジ94間の距離がL2に設定されている。
また、ピラースティフナ縦壁124および第2ピラーインナフランジ119間の間隔が距離L3に設定されている。リヤパネル縦壁142および第2リヤパネルフランジ145間の間隔が距離L4に設定されている。
距離L1、距離L2、距離L3、距離L4は、ルーフサイドレール12からリヤパネル17に向かうにつれて徐々に大きくなるように設定されている。
さらに、後スティフナ外側稜線78、後レールインナ第1稜線95、ピラーインナ第1稜線121およびリヤパネル外側第1稜線146の各稜線78,95,121,146がそれぞれ連続するように形成されている。
また、後スティフナ内側稜線79、後レールスティフナ第1稜線102、ピラースティフナ第1稜線128およびリヤパネル第1稜線147の各稜線79,102,128,147がそれぞれ連続するように形成されている。
このように、距離L1〜L4を徐々に大きくなるように設定することにより、左リヤクォータウインド18の窓枠19を車幅方向外側に設けた状態において(図5も参照)、各稜線78,95,121,146や各稜線79,102,128,147を凹凸状がない状態に連続させることができる。
車体後部構造10に各稜線78,95,121,146や各稜線79,102,128,147を備えることにより、各稜線78,95,121,146や各稜線79,102,128,147で車体後部構造10の剛性・強度を確保することができる。
加えて、各稜線79,102,128,147の車体上方や車体後方に稜線150が形成される。各稜線79,102,128,147の車体上方や車体後方に稜線150を備えることにより車体後部構造10の剛性・強度を一層高めることができる。
稜線150は、後スティフナ稜線80、後レールスティフナ稜線103、ピラースティフナ稜線129およびパネル稜線148で形成されている。
さらに、距離L1〜L4を徐々に大きくなるように設定することにより、各稜線78,95,121,146と各稜線79,102,128,147とが末広がり状に形成される。よって、各稜線78,95,121,146が凹凸状のない状態に連続され、各稜線79,102,128,147が凹凸状のない状態に連続される。
さらに、稜線150も、各稜線79,102,128,147と同様に、凹凸状のない状態に連続される。
これにより、左ルーフサイドレール12、左リヤピラー16やリヤパネル17の左部17aに荷重F1が入力された際に、入力された荷重F1で応力集中が発生する部位、すなわち、入力された荷重で変位の起点となる部位を少なくできる。
入力された荷重F1による応力集中を抑えることにより、リヤクォータガラス28を備えた車体後部構造10において、左ルーフサイドレール12、左リヤピラー16やリヤパネル17の左部17aに入力した荷重F1の伝達効率を良好に保つことができる。
荷重F1を良好に伝達させることにより、車体後部構造10の剛性・強度を確保することができる。
特に、左ルーフサイドレール12および左リヤピラー16の接合部155は、テールゲート開口部23の上側の凹角部23c近傍に位置し、かつ、ルーフパネル15(図2参照)の左後側の凸角部15a近傍に位置している。上側の凹角部23cは、リヤルーフメンバ14および左リヤピラー16の交差部で形成されている。
よって、左ルーフサイドレール12および左リヤピラー16との接合部155に応力が集中し易くなることが考えられる。そこで、接合部155の剛性・強度を、後レールスティフナ第1稜線102およびピラースティフナ第1稜線128や、後レールインナ第1稜線95およびピラーインナ第1稜線121で確保するようにした。
さらに、稜線150(具体的には、後レールスティフナ稜線103およびピラースティフナ稜線129)を備えることにより接合部155の剛性・強度を一層高めることができる。
また、左リヤピラー16およびリヤパネル17(左部17a)の接合部156は、テールゲート開口部23の下側の凹角部23d近傍に位置している。よって、左リヤピラー16およびリヤパネル17(左部17a)の接合部156に応力が集中し易くなることが考えられる。そこで、接合部156の剛性・強度を、ピラースティフナ第1稜線128およびリヤパネル内側第1稜線147や、ピラーインナ第1稜線121およびリヤパネル外側第1稜線146で確保するようにした。
さらに、稜線150(具体的には、ピラースティフナ稜線129およびパネル稜線148)を備えることにより接合部156の剛性・強度を一層高めることができる。
このように、接合部155の剛性・強度を高め、接合部156の剛性・強度を高めることにより、車体性能(乗り心地、操縦性など)を高めることができる。
ここで、第2後スティフナフランジ71が後スティフナ外側稜線78で補強されている(図10も参照)。また、第2後レールインナフランジ94が後レールインナ第1稜線95で補強されている(図10も参照)。第2後スティフナフランジ71および第2後レールインナフランジ94は左リヤクォータウインド18の上辺19aを形成する部位である。
これにより、左リヤクォータウインド18の上辺19aの剛性・強度を確保できる。
また、第2ピラーインナフランジ119はピラーインナ第1稜線121で補強されている(図12も参照)。第2ピラーインナフランジ119は左リヤクォータウインド18の後辺19cを形成する部位である。
これにより、左リヤクォータウインド18の後辺19cの剛性・強度を確保できる。
図6、図7に戻って、左クォータピラー13は、中央ルーフサイドレール33から下方に延びるクォータピラーインナ51と、クォータピラーインナ51に車外側から接合されてクォータピラーインナ51とともに閉断面を形成するクォータピラースティフナ52と、クォータピラースティフナ52に車外側から接合されるクォータピラーアウタ53(図2参照)とを備える。
クォータピラースティフナ52は、上端52aの中央に設けられた中央突出部151と、中央突出部151の車体後方に設けられた後突出部(突出部)152とを有する。中央突出部151は、中央スティフナ部48の中央スティフナ膨出部58に接合可能に車幅方向内側に突出されている。
後突出部152は、後スティフナ部49の後スティフナ縦壁66に接合可能に車幅方向内側に突出されている。
図6、図9に示すように、クォータピラースティフナ52の上端52aは、前端52bが前スティフナ部47の前スティフナ縦壁47aに車外側から接合され、中央突出部151が中央スティフナ膨出部58に車外側から接合されている。さらに、クォータピラースティフナ52の上端52aは、後突出部152が後スティフナ縦壁66に車外側から接合されている。
また、クォータピラースティフナ52は、図6、図15に示すように、前端52bの下方部位52cが前スティフナ部47の前スティフナフランジ47bに車外側から接合されている。さらに、後突出部152の下方部位52dが第2後スティフナフランジ71に車外側から接合されている。
ここで、後スティフナ縦壁66が第2後スティフナフランジ71より車幅方向内側に設けられている。そこで、クォータピラースティフナ52の上端52aに後突出部152を形成して、後突出部152を後スティフナ縦壁66に接合可能とした。
クォータピラースティフナ52の上端52aにおいて、前端52b、中央突出部151および後突出部152の3部位を中央レールスティフナ46に接合することができる。
これにより、クォータピラースティフナ52の上端52a(すなわち、クォータピラー13の上端13a)を中央レールスティフナ46に強固に接合でき、車体後部構造10の剛性・強度を確保することができる。
さらに、図9に示すように、クォータピラーインナ51の上端51aで中央レールインナ45が形成されている。図7に示すように、クォータピラーインナ51は、ピラーインナ本体51bの前上部から上端51aに向けて湾曲状に形成された前湾曲部51cと、ピラーインナ本体51bの後上部から上端51aに向けて湾曲状に形成された後湾曲部51dとを有する。
よって、ピラーインナ本体51bおよび上端51aの連結部から凹角部を除去でき、連結部に応力が集中することを抑えることができる。これにより、車体後部構造10の剛性・強度を一層良好に確保することができる。
なお、本発明に係る車体後部構造は、前述した実施例に限定されるものではなく適宜変更、改良などが可能である。
例えば、前記実施例で示した車体後部構造、左右のルーフサイドレール、クォータピラー、左右のリヤピラー、リヤパネル、リヤクォータウインド、後レールインナ、後レールスティフナ、後レールインナ縦壁、後レールインナ横壁、第1後レールインナフランジ、第2後レールインナフランジ、後レールインナ第1稜線、後レールスティフナ縦壁、後レールスティフナ横壁、第2後レールスティフナフランジ、後レールスティフナ第1稜線、ピラーインナ、ピラースティフナ、ピラーインナ縦壁、ピラーインナ横壁、第1ピラーインナフランジ、第2ピラーインナフランジ、ピラーインナ第1稜線、ピラースティフナ縦壁、ピラースティフナ横壁、第1ピラースティフナフランジ、第2ピラースティフナフランジ、ピラースティフナ第1稜線、リヤパネル一般面部、リヤパネル縦壁、リヤパネル横壁、第2リヤパネルフランジ、リヤパネル内側第1稜線および後突出部などの形状や形成は例示したものに限定するものではなく適宜変更が可能である。
本発明は、ルーフサイドレールが前後方向に延び、ルーフサイドレールの後端からリヤピラーが後方に下向きに延びる車体後部構造を備えた自動車への適用に好適である。
10…車体後部構造、11…車体上部、12…左右のルーフサイドレール、12a…左右のルーフサイドレールの後端、13…クォータピラー、13a…ピラースティフナの上端(クォータピラーの上端)、16…左右のリヤピラー、16a…左右のリヤピラーの後端、17…リヤパネル、18…リヤクォータウインド、19a…リヤクォータウインドの上辺、19c…リヤクォータウインドの後辺、81…後レールインナ(レールインナ)、81b…後レールインナの後端、82…後レールスティフナ(レールスティフナ)、91…後レールインナ縦壁(レールインナ縦壁)、91a…後レールインナ縦壁の下端、91b…後レールインナ縦壁の上端、92…後レールインナ横壁(レールインナ横壁)、92a…後レールインナ横壁の車幅方向外側端、93…第1後レールインナフランジ(第1レールインナフランジ)、94…第2後レールインナフランジ(第2レールインナフランジ)、95…後レールインナ第1稜線(レールインナ第1稜線)、97…後レールスティフナ縦壁(レールスティフナ縦壁)、97a…後レールスティフナ縦壁の上端、97b…後レールスティフナ縦壁の下端、98…後レールスティフナ横壁(レールスティフナ横壁)、98a…後レールスティフナ横壁の車幅方向内側端、99…第1後レールスティフナフランジ(第1レールスティフナフランジ)、101…第2後レールスティフナフランジ(第2レールスティフナフランジ)、102…後レールスティフナ第1稜線(レールスティフナ第1稜線)、111…ピラーインナ、112…ピラースティフナ、116…ピラーインナ縦壁、116a…ピラーインナ縦壁の前端、116b…ピラーインナ縦壁の後端、117…ピラーインナ横壁、117a…ピラーインナ横壁の車幅方向外側端、118…第1ピラーインナフランジ、119…第2ピラーインナフランジ、121…ピラーインナ第1稜線、124…ピラースティフナ縦壁、124a…ピラースティフナ縦壁の後端、124b…ピラースティフナ縦壁の前端、125…ピラースティフナ横壁、125a…ピラースティフナ横壁の車幅方向内側端、126…第1ピラースティフナフランジ、127…第2ピラースティフナフランジ、128…ピラースティフナ第1稜線、141…リヤパネル一般面部、142…リヤパネル縦壁、142a…リヤパネル縦壁の後端、143…リヤパネル横壁、145…第2リヤパネルフランジ(リヤパネルフランジ)、147…リヤパネル内側第1稜線(リヤパネル第1稜線)、152…後突出部(突出部)、L2…後レールスティフナ縦壁および第2後レールインナフランジ間の距離、L3…ピラースティフナ縦壁および第2ピラーインナフランジ間の距離、L4…リヤパネル縦壁および第2リヤパネルフランジ間の距離。

Claims (7)

  1. 車体上部の左右側において車体前後方向に延びる左右のルーフサイドレールと、
    前記ルーフサイドレールの後端から車体後方に向けて下方に延びる左右のリヤピラーと、
    前記ルーフサイドレールで上辺が形成され、前記リヤピラーで後辺が形成されるリヤクォータウインドと、を備えた車体後部構造であって、
    前記ルーフサイドレールは、
    車体前後方向に延びるレールインナと、該レールインナに車外側から接合されて前記レールインナとともに閉断面を形成するレールスティフナと、を備え、
    前記レールインナは、
    車幅方向に対向する壁部を形成するレールインナ縦壁と、
    該レールインナ縦壁の下端から車幅方向外側に延びるレールインナ横壁と、
    前記レールインナ縦壁の上端から車幅方向内側に延びる第1レールインナフランジと、
    前記レールインナ横壁の車幅方向外側端から下方に延び、前記リヤクォータウインドの前記上辺を形成する第2レールインナフランジと、を有し、
    前記レールスティフナは、
    前記レールインナ縦壁に対向し、車幅方向外側に所定間隔をおいて設けられたレールスティフナ縦壁と、
    該レールスティフナ縦壁の上端から車幅方向内側に延びて前記レールインナ横壁に所定間隔をおいて対向するレールスティフナ横壁と、
    該レールスティフナ横壁の車幅方向内側端から延びて前記第1レールインナフランジに接合される第1レールスティフナフランジと、
    前記レールスティフナ縦壁の下端から車幅方向外側に延びて前記レールインナ横壁に接合される第2レールスティフナフランジと、
    該第2レールスティフナフランジおよび前記レールスティフナ縦壁が交差する部位に形成されるレールスティフナ第1稜線と、を有し、
    前記リヤピラーは、
    前記レールインナの後端から車体後方に向けて下方に延びるピラーインナと、
    該ピラーインナに車外側から接合されて前記ピラーインナとともに閉断面を形成するピラースティフナと、を備え、
    前記ピラーインナは、
    車幅方向に対向する壁部を形成するピラーインナ縦壁と、
    該ピラーインナ縦壁の前端から車幅方向外側に延びるピラーインナ横壁と、
    前記ピラーインナ縦壁の後端から車体後方に延びる第1ピラーインナフランジと、
    前記ピラーインナ横壁の車幅方向外側端から車体前方に延びて前記リヤクォータウインドの前記後辺を形成する第2ピラーインナフランジと、を有し、
    前記ピラースティフナは、
    前記ピラーインナ縦壁に対向し、車幅方向外側に所定間隔をおいて設けられたピラースティフナ縦壁と、
    該ピラースティフナ縦壁の後端から車幅方向内側に延びて前記ピラーインナ横壁に所定間隔をおいて対向するピラースティフナ横壁と、
    該ピラースティフナ横壁の車幅方向内側端から延びて前記第1ピラーインナフランジに接合される第1ピラースティフナフランジと、
    前記ピラースティフナ縦壁の前端から車幅方向外側に延びて前記ピラーインナ横壁に接合される第2ピラースティフナフランジと、
    該第2ピラースティフナフランジおよび前記ピラースティフナ縦壁が交差する部位に形成されるピラースティフナ第1稜線と、を有し、
    該ピラースティフナ第1稜線が前記レールスティフナ第1稜線に連続することを特徴とする車体後部構造。
  2. 前記左右のリヤピラーの後端同士を接続するために車幅方向に延びるリヤパネルを備え、
    前記リヤパネルは、
    前後方向に対向するリヤパネル一般面部と、
    該リヤパネル一般面部から車体後方に立ち上がるリヤパネル縦壁と、
    該リヤパネル縦壁の後端から車幅中央側に延びるリヤパネル横壁と、
    前記リヤパネル縦壁および前記リヤパネル一般面部が交差する部位に形成されるリヤパネル第1稜線と、を有し、
    該リヤパネル第1稜線が前記ピラースティフナ第1稜線に連続することを特徴とする請求項1記載の車体後部構造。
  3. 前記レールインナは、
    前記レールインナ横壁および前記第2レールインナフランジが交差する部位に形成されるレールインナ第1稜線を有し、
    前記ピラーインナは、
    前記ピラーインナ横壁および前記第2ピラーインナフランジが交差する部位に形成されるピラーインナ第1稜線を有し、
    該ピラーインナ第1稜線が前記レールインナ第1稜線に連続することを特徴とする請求項1または請求項2記載の車体後部構造。
  4. 前記リヤピラーより車体前方で、かつ、前記ルーフサイドレールの長手方向途中から下方に延びるクォータピラーを備え、
    前記クォータピラーは、
    上端に設けられ、車幅方向内側に突出して前記レールスティフナ縦壁に接合される突出部を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の車体後部構造。
  5. 車体上部の左右側から車体後方に向けて下方に延びる左右のリヤピラーと、
    前記リヤピラーで後辺が形成されるリヤクォータウインドと、
    前記左右のリヤピラーの後端同士を接続するために車幅方向に延びるリヤパネルと、を備えた車体後部構造であって、
    前記リヤピラーは、
    前記レールインナの後端から車体後方に向けて下方に延びるピラーインナと、
    該ピラーインナに車外側から接合されて前記ピラーインナとともに閉断面を形成するピラースティフナと、を備え、
    前記ピラーインナは、
    車幅方向に対向する壁部を形成するピラーインナ縦壁と、
    該ピラーインナ縦壁の前端から車幅方向外側に延びるピラーインナ横壁と、
    前記ピラーインナ縦壁の後端から車体後方に延びる第1ピラーインナフランジと、
    前記ピラーインナ横壁の車幅方向外側端から車体前方に延びて前記リヤクォータウインドの前記後辺を形成する第2ピラーインナフランジと、を有し、
    前記ピラースティフナは、
    前記ピラーインナ縦壁に対向し、車幅方向外側に所定間隔をおいて設けられたピラースティフナ縦壁と、
    該ピラースティフナ縦壁の後端から車幅方向内側に延びて前記ピラーインナ横壁に所定間隔をおいて対向するピラースティフナ横壁と、
    該ピラースティフナ横壁の車幅方向内側端から延びて前記第1ピラーインナフランジに接合される第1ピラースティフナフランジと、
    前記ピラースティフナ縦壁の前端から車幅方向外側に延びて前記ピラーインナ横壁に接合される第2ピラースティフナフランジと、
    該第2ピラースティフナフランジおよび前記ピラースティフナ縦壁が交差する部位に形成されるピラースティフナ第1稜線と、を有し、
    前記リヤパネルは、
    前後方向に対向するリヤパネル一般面部と、
    該リヤパネル一般面部から車体後方に立ち上がるリヤパネル縦壁と、
    該リヤパネル縦壁の後端から車幅中央側に延びるリヤパネル横壁と、
    前記リヤパネル縦壁および前記リヤパネル一般面部が交差する部位に形成されるリヤパネル第1稜線と、を有し、
    該リヤパネル第1稜線が前記ピラースティフナ第1稜線に連続することを特徴とする車体後部構造。
  6. 前記リヤパネルは、
    前記リヤパネル一般面部の車幅方向外側端から車体後方に延びるリヤパネルフランジを有し、
    前記レールスティフナ縦壁および前記第2レールインナフランジ間の距離より、前記リヤパネル縦壁および前記リヤパネルフランジ間の距離が大きいことを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項記載の車体後部構造。
  7. 前記レールスティフナ縦壁および前記第2レールインナフランジ間の距離、前記ピラースティフナ縦壁および前記第2ピラーインナフランジ間の距離、前記リヤパネル縦壁および前記リヤパネルフランジ間の距離が、前記ルーフサイドレールから前記リヤパネルに向かうにつれて徐々に大きくなるようにしたことを特徴とする請求項6記載の車体後部構造。
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