JP7106975B2 - 車両の車体構造 - Google Patents

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Description

この発明は、例えばリヤサスダンパの上端を支持するリヤダンパ支持部の近傍に、正面視略環状となる環状車体骨格が構成されたような車両の車体構造に関する。
自動車などの車両には、例えば、路面の凹凸に応じて伸縮することで、車体の上下動を抑制して、乗員に対する乗り心地を確保するリヤサスダンパが設けられている。このリヤサスダンパの上端を支持する車両のリヤダンパ支持部には、車両上下方向、及び車幅方向に比較的大きな荷重が作用し易いため、その剛性が低いと操安性が低下するおそれがあることが知られている。
そこで、リヤサスダンパの支持剛性を向上することで、操安性を向上する様々な技術が知られている。
例えば、特許文献1は、リヤサスダンパを支持するリヤダンパ支持部よりも前方において、サイドドア開口の後端縁をなす左右一対のサイドピラーの上部である上側ピラー部と、リヤダンパ支持部が設けられたリヤホイールハウスに沿って車両上下方向に延びる左右一対の下側ピラー部と、下側ピラー部の下端を連結するフロアクロスメンバと、上側ピラー部の上端を連結するルーフレインフォースメントとで、正面視略環状となる環状車体骨格を構成している。
このような正面視略環状となる環状車体骨格により、特許文献1は、正面視において、車体が略平行四辺形状に変形することに対する剛性と、車幅方向への撓み変形に対する剛性とを向上できるため、リヤホイールハウス及びその周辺の内倒れを抑制できるとされている。
ところで、リヤサスダンパの支持剛性を効率よく向上するためには、正面視略環状となる環状車体骨格を、リヤダンパ支持部近傍をとおるように構成することが好ましい。この際、例えば、特許文献1の車体構造のように、上端に対して下端が車両後方下方に位置する上側ピラー部の場合、特許文献1のような正面視略環状となる車体骨格を、リヤダンパ支持部の近傍に容易に構成することができる。
しかしながら、例えば、上端に対して下端が車両前方下方に位置する上側ピラー部の場合、リヤダンパ支持部と上側ピラーの下端とが車両前後方向に離間するため、特許文献1のような正面視略環状となる環状車体骨格を、リヤダンパ支持部の近傍に構成することが難しく、リヤサスダンパの支持剛性を効率よく向上できないおそれがあった。
特開2016-107789号公報
本発明は、上述の問題に鑑み、サイドドア開口の後端縁をなすサイドピラーの形状に影響されることなく、リヤサスダンパの支持剛性を向上できる車両の車体構造を提供することを目的とする。
この発明は、車両の後輪を覆うリヤホイールハウスに設けられるとともに、リヤサスダンパの上端を支持する左右一対のリヤダンパ支持部と、前記リヤホイールハウスと一体的に車両の側壁をなす左右一対のリヤサイドパネルと、前記リヤダンパ支持部よりも車両前方下方で、左右の前記リヤホイールハウスを車幅方向に連結するフロアクロスメンバと、車両のバックドア開口の上端縁をなすリヤヘッダとを備えた車両の車体構造であって、車両のサイドドア開口の後端縁よりも車両後方において、前記フロアクロスメンバに下端が連結されるとともに、上端が前記リヤダンパ支持部近傍に連結された左右一対の下側レインフォースメントと、下側レインフォースメントの上端に下端が連結されるとともに、上端が前記リヤヘッダに連結された左右一対の上側レインフォースメントとを備え、前記フロアクロスメンバと、前記リヤヘッダと、前記左右一対の下側レインフォースメントと、前記左右一対の上側レインフォースメントとで正面視略環状となる環状車体骨格が構成され、前記リヤホイールハウスの下端に沿って車両前後方向に延びる左右一対のリヤサイドフレームと、該リヤサイドフレームの前端に連結されるとともに、前記サイドドア開口の下端縁をなす左右一対のサイドシルと、前記リヤヘッダに後端が連結された車両前後方向に延びる左右一対のルーフサイドレールと、該ルーフサイドレールの前端から車両前方下方へ延びる左右一対のフロントピラーと、前記サイドシルの後端、及び前記ルーフサイドレールを車両上下方向に連結するとともに、前記サイドドア開口の後端縁をなす左右一対のサイドピラーと、前記サイドシルの前端、及び前記フロントピラーの前端を車両上下方向に連結するとともに、前記サイドドア開口の前端縁をなす左右一対のヒンジピラーとを備え、前記正面視略環状となる環状車体骨格を、第1の環状車体骨格として、前記ヒンジピラーの上部を連結するカウルボックス、及び車両のフロントサスダンパを支持する左右一対のフロントダンパ支持部の近傍をとおって正面視略環状となる環状車体骨格である第2の環状車体骨格と、前記サイドシル、前記ルーフサイドレール、前記フロントピラー、前記サイドピラー、及び前記ヒンジピラーで、前記サイドドア開口に沿うように構成された側面視略環状となる環状車体骨格である第3の環状車体骨格と、前記リヤサイドフレーム、前記ルーフサイドレール、前記第3の環状車体骨格の前記サイドピラー、前記第1の環状車体骨格の下側レインフォースメント、及び前記第1の環状車体骨格の前記上側レインフォースメントとで構成された側面視略環状となる環状車体骨格である第4の環状車体骨格とを備えたことを特徴とする。
この発明により、サイドドア開口の後端縁をなすサイドピラーの形状に影響されることなく、リヤサスダンパの支持剛性を向上することができる。
具体的には、下側レインフォースメント、及び上側レインフォースメントによって、車両の車体構造は、サイドドア開口の後端縁をなすサイドピラーを介することなく、フロアクロスメンバとリヤヘッダとを連結することができる。
これにより、車両の車体構造は、サイドドア開口の後端縁をなすサイドピラーの形状に影響されることなく、リヤダンパ支持部近傍をとおって正面視略環状となる環状車体骨格を容易に構成することができる。
この際、上側レインフォースメントの上端がリヤヘッダに連結されているため、車両の車体構造は、リヤダンパ支持部近傍の剛性と、バックドア開口の開口縁をなす部分の剛性とを、正面視略環状となる環状車体骨格によって向上することができる。
従って、車両の車体構造は、サイドドア開口の後端縁をなすサイドピラーの形状に影響されることなく、リヤサスダンパの支持剛性を向上することができる。
しかも、前記リヤホイールハウスの下端に沿って車両前後方向に延びる左右一対のリヤサイドフレームと、該リヤサイドフレームの前端に連結されるとともに、前記サイドドア開口の下端縁をなす左右一対のサイドシルと、前記リヤヘッダに後端が連結された車両前後方向に延びる左右一対のルーフサイドレールと、該ルーフサイドレールの前端から車両前方下方へ延びる左右一対のフロントピラーと、前記サイドシルの後端、及び前記ルーフサイドレールを車両上下方向に連結するとともに、前記サイドドア開口の後端縁をなす左右一対のサイドピラーと、前記サイドシルの前端、及び前記フロントピラーの前端を車両上下方向に連結するとともに、前記サイドドア開口の前端縁をなす左右一対のヒンジピラーとを備え、前記正面視略環状となる環状車体骨格を、第1の環状車体骨格として、前記ヒンジピラーの上部を連結するカウルボックス、及び車両のフロントサスダンパを支持する左右一対のフロントダンパ支持部の近傍をとおって正面視略環状となる環状車体骨格である第2の環状車体骨格と、前記サイドシル、前記ルーフサイドレール、前記フロントピラー、前記サイドピラー、及び前記ヒンジピラーで、前記サイドドア開口に沿うように構成された側面視略環状となる環状車体骨格である第3の環状車体骨格と、前記リヤサイドフレーム、前記ルーフサイドレール、前記第3の環状車体骨格の前記サイドピラー、前記第1の環状車体骨格の下側レインフォースメント、及び前記第1の環状車体骨格の前記上側レインフォースメントとで構成された側面視略環状となる環状車体骨格である第4の環状車体骨格とを備えているので、次の効果がある。
すなわち、車両の車体構造は、フロントサスダンパの支持剛性、及びリヤサスダンパの支持剛性を、車両全体でより確実に向上することができる。
具体的には、第3の環状車体骨格と第4の環状車体骨格とにサイドピラーを共用でき、かつ第1の環状車体骨格と第4の環状車体骨格とに下側レインフォースメント、及び上側レインフォースメントを共用できるため、車両の車体構造は、部品点数の増加を抑えて、リヤダンパ支持部近傍をとおる第1の環状車体骨格と、フロントダンパ支持部近傍をとおる第2の環状車体骨格とを車両前後方向に連結することができる。
これにより、車両の車体構造は、フロントダンパ支持部とリヤダンパ支持部とを連結できるため、フロントサスダンパ支持部近傍の剛性、及びリヤダンパ支持部近傍の剛性を、車体全体で向上することができる。
さらに、車両の車体構造は、フロントダンパ支持部、及びリヤダンパ支持部に作用する荷重を、車体全体を介して車体のより遠方へ効率よく分散伝達することができるため、乗員に対する乗り心地をより向上することができる。
従って、車両の車体構造は、側面視略環状となる第3の環状車体骨格、及び第4の環状車体骨格とを備えたことにより、フロントサスダンパの支持剛性、及びリヤサスダンパの支持剛性を車体全体でより確実に向上することができる。
この発明の態様として、前記リヤダンパ支持部近傍と前記バックドア開口の開口縁をなすリヤピラーとを、車両前後方向に連結する連結部材を備えてもよい。
この発明により、車両の車体構造は、リヤピラーと、連結部材と、下側レインフォースメント、及び上側レインフォースメントとで、リヤピラーと連結部材との連結箇所を頂部とするような側面視略三角形を形成することができる。
このため、車両の車体構造は、リヤピラーと、連結部材と、下側レインフォースメント、及び上側レインフォースメントとで側面視略環状となるトラス構造を構成できるとともに、側面視略環状となるトラス構造でリヤダンパ支持部近傍を支持することができる。
これにより、車両の車体構造は、正面視略環状となる環状車体骨格と、側面視略環状のトラス構造との協働によって、リヤダンパ支持部近傍の剛性をより向上できるため、リヤサスダンパの支持剛性を向上することができる。
またこの発明の態様として、前記サイドドア開口の後部を覆う後部サイドドアを備え、前記サイドピラーが、前記後部サイドドアの後端を開閉自在に支持するドアヒンジを備えてもよい。
この発明により、車両の車体構造は、側面視略環状となる第3の環状車体骨格、及び第4の環状車体骨格で、後部サイドドアの後端を開閉自在に支持できるため、後部サイドドアの支持剛性を向上することができる。
さらに、車両の車体構造は、車両の側部に被衝突物が衝突した際、後部サイドドアを介した車幅方向内側への衝突荷重を、側面視略環状となる第3の環状車体骨格、及び第4の環状車体骨格から、正面視略環状となる第1の環状車体骨格、及び第2の環状車体骨格へ分散伝達することができる。
このため、車両の車体構造は、側突時における後部サイドドアの車室内への侵入をより抑制することができる。
従って、車両の車体構造は、ドアヒンジを介して後部サイドドアをサイドピラーに連結したことにより、フロントサスダンパの支持剛性、及びリヤサスダンパの支持剛性だけでなく、後部サイドドアの支持剛性、並びに側突性能の向上を図ることができる。
またこの発明の態様として、前記第4の環状車体骨格における前記サイドピラーと前記上側レインフォースメントとの間に、ウインドウガラスが装着される開口部が開口形成されてもよい。
この発明により、車両の車体構造は、フロントサスダンパの支持剛性、及びリヤサスダンパの支持剛性を確保しながら、車両後方側方の視認性を向上することができる。
本発明により、サイドドア開口の後端縁をなすサイドピラーの形状に影響されることなく、リヤサスダンパの支持剛性を向上できる車両の車体構造を提供することができる。
車両前方上方視における車両の外観を示す外観斜視図。 図1中のA-A矢視断面図。 後部車体における右側面視の側面を示す側面図。 図2中のB-B矢視断面図。 図3中のC-C矢視断面図。 車両前方上方視における前部車体の外観を示す外観斜視図。 環状車体骨格を説明する説明図。
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
本実施形態の車両1は、乗員が乗降する車室の車両後方に荷室が設けられるとともに、荷室の車両後方がバックドア(リフトゲートともいう)により開閉可能に覆われた、所謂ハッチバック型の車両である。このような車両1の車体構造について、図1から図7を用いて説明する。
なお、図1は車両前方上方視における車両1の外観斜視図を示し、図2は図1中のA-A矢視断面図を示し、図3は後部車体における右側面視の側面図を示し、図4は図2中のB-B矢視断面図を示し、図5は図3中のC-C矢視断面図を示し、図6は車両前方上方視における前部車体の外観斜視図を示し、図7は環状車体骨格を説明する説明図を示している。
また、本実施形態の車両1は、左右対称形状のため、図1中において、車両左側面を構成する構成要素の図示を省略し、図7中において、車両左側の第3の環状車体骨格W3、及び第4の環状車体骨格W4の図示を省略している。さらに、図1中において、図示を明確にするため、ルーフレインフォースメント22を二点鎖線で示している。
また、図中において、矢印Fr及びRrは前後方向を示しており、矢印Frは前方を示し、矢印Rrは後方を示している。
さらに、矢印Rh及びLhは幅方向を示しており、矢印Rhは右方向を示し、矢印Lhは左方向を示している。加えて、矢印INは車幅方向内側を示し、矢印OUTは車幅方向外側を示している。
本実施形態の車両1は、図1に示すように、車幅方向に所定間隔を隔てた位置で車両前後方向に延びる左右一対のサイドシル11と、サイドシル11の後端に連結された車両後方に延びる左右一対のリヤサイドフレーム12と、左右のサイドシル11、及び左右のリヤサイドフレーム12の間で車両1の床面を構成するフロアパネル13と、左右のサイドシル11を車幅方向に連結する第1フロアクロスメンバ14、及び第2フロアクロスメンバ15と、左右のリヤサイドフレーム12を車幅方向に連結する第3フロアクロスメンバ16とを備えている。
さらに、車両1は、図1に示すように、左右のサイドシル11よりも車両上方において、車幅方向に所定間隔を隔てた位置で車両前後方向に延びる左右一対のルーフサイドレール21と、左右のルーフサイドレール21を車幅方向に連結するルーフパネル(図示省略)、ルーフレインフォースメント22、及びリヤヘッダ23と、ルーフサイドレール21の後端から車両後方下方へ延びる左右一対のリヤピラー24とを備えている。
加えて、車両1は、図1に示すように、左右のリヤピラー24を車幅方向に連結するとともに、荷室の後壁をなすリヤエンド31と、リヤエンド31よりも車両前方で、車両1の後輪(図示省略)を覆う左右一対のホイールハウスインナ32と、ホイールハウスインナ32とともに、車両1の側壁をなす左右一対のリヤサイドパネル33と、サイドシル11の後部、及びルーフサイドレール21を連結する左右一対のサイドピラー34(図3参照)とを備えている。
そして、車両1は、上述した左右のサイドシル11、及び左右のリヤサイドフレーム12と、左右のルーフサイドレール21、及び左右のリヤピラー24と、リヤエンド31、左右のホイールハウスインナ32、及び左右のリヤサイドパネル33とで囲われた空間のうち、第3フロアクロスメンバ16よりも車両前方の空間を車室として構成し、第3フロアクロスメンバ16よりも車両後方の空間を荷室として構成している。
さらに、車両1は、リヤヘッダ23、左右のリヤピラー24、及びリヤエンド31で囲われた開口を、バックドアが開閉自在に覆うバックドア開口S1として構成し、サイドシル11、ルーフサイドレール21、サイドピラー34、及び後述するヒンジピラー43(図7参照)で囲われた開口を、乗員が乗降するとともに、サイドドアが開閉自在に覆うサイドドア開口S2として構成している。
引き続き、上述した車両1の各構成要素について、さらに詳述する。
左右一対のサイドシル11は、図1に示すように、車両下部の車体骨格をなす部材であって、後端が第3フロアクロスメンバ16よりも車両前方に位置し、前端が車室の前端に位置する車両前後方向の長さを有する形状に形成されている。
より詳しくは、サイドシル11は、車幅方向に沿った縦断面における断面形状が、車幅方向内側へ突出した断面略ハット状のサイドシルインナ17と、車幅方向外側へ突出した断面略ハット状のサイドシルアウタ(図示省略)とで構成されている。
そして、サイドシル11は、車幅方向内側に位置するサイドシルインナ17に対して、車幅方向外側に位置するサイドシルアウタ(図示省略)を、車幅方向に接合することで、車両前後方向に延びる閉断面を形成している。
また、左右一対のリヤサイドフレーム12は、図1に示すように、車両下部の車体骨格をなす部材であって、前端がサイドシル11の後端に接合され、後端がリヤエンド31に接合されている。
より詳しくは、リヤサイドフレーム12は、車幅方向に沿った縦断面における断面形状が、車両下方へ突出した断面略ハット状のサイドフレームロア(図示省略)と、断面略板状のサイドフレームアッパ(図示省略)とで構成されている。
このリヤサイドフレーム12は、車両下方に位置するサイドフレームロアに対して、車両上方に位置するサイドフレームアッパを、車両上下方向に接合することで、車両前後方向に延びる閉断面を形成している。
また、フロアパネル13は、図1及び図2に示すように、左右のサイドシル11、及び左右のリヤサイドフレーム12の間において、車両1の床面をなすパネル部材であって、第2フロアクロスメンバ15よりも車両後方の部分が、第2フロアクロスメンバ15よりも車両前方の部分に対して車両上方に位置する段付き形状に形成されている。
より詳しくは、フロアパネル13は、図1及び図2に示すように、第2フロアクロスメンバ15よりも車両前方で、車室の床面をなす第1床面部13aと、第1床面部13aの後端から車両上方へ起立した起立部13bと、起立部13bの上端から車両後方へ延びるとともに、第1床面部13aよりも車両上方で車室の床面をなす第2床面部13cと、第2床面部13cの後端から車両後方へ延設されるとともに、荷室の床面をなす第3床面部13dとで構成されている。
さらに、起立部13bの上部には、図3に示すように、車両前後方向に沿った縦断面において、車両後方へ屈曲させたのち、車両上方へ屈曲させて車両後方下方へ凹設された凹部分13eが形成されている。なお、起立部13bの凹部分13eは、車幅方向両端に向うほど、その断面積が小さくなるように形成されている。
また、第1フロアクロスメンバ14は、図1及び図2に示すように、車室内の車両前後方向略中央において、左右のサイドシル11を車幅方向に連結するとともに、フロアパネル13とで車幅方向に延びる車体骨格を構成している。
より詳しくは、第1フロアクロスメンバ14は、図2に示すように、車両上方に突出した断面略ハット形状を車幅方向へ延設した形状に形成されている。この第1フロアクロスメンバ14は、車幅方向の両端がサイドシル11に接合されるとともに、下面がフロアパネル13の第1床面部13aに接合されることで、車幅方向に延びる閉断面を形成している。
そして、第1フロアクロスメンバ14は、図2に示すように、フロアパネル13の第1床面部13aとで車幅方向に延びる断面略矩形の閉断面を構成することで、車幅方向に延びる車体骨格を構成している。
また、第2フロアクロスメンバ15は、図1及び図2に示すように、第1フロアクロスメンバ14に対して車両後方に所定間隔を隔てた位置で、左右のサイドシル11を車幅方向に連結するとともに、フロアパネル13とで車幅方向に延びる車体骨格を構成している。
より詳しくは、第2フロアクロスメンバ15は、図2に示すように、車両前後方向に沿った縦断面において、前面と上面とを有する断面略逆L字状に形成されている。この第2フロアクロスメンバ15は、車幅方向の両端がサイドシル11に接合されるとともに、前面及び上面がそれぞれフロアパネル13の起立部13b、及び第2床面部13cに接合されている。
そして、第2フロアクロスメンバ15は、図2に示すように、フロアパネル13の凹部分13eとで車幅方向に延びる閉断面を構成することで、車幅方向に延びる車体骨格を構成している。
なお、図2中において、第2フロアクロスメンバ15は、フロアパネル13の凹部分13eとで閉断面を形成しているが、車幅方向の両端では、前面及び上面がそれぞれフロアパネル13の第1床面部13a、及び第2床面部13cに接合され、第1床面部13a、起立部13b、及び第2床面部13cとで閉断面をなすように形成されている。
また、第3フロアクロスメンバ16は、図1及び図2に示すように、左右のリヤサイドフレーム12の前端近傍、及び後述する左右のホイールハウスインナ32の下部を車幅方向に連結するとともに、フロアパネル13とで車幅方向に延びる車体骨格を構成している。
より詳しくは、第3フロアクロスメンバ16は、図1に示すように、フロアパネル13に接合されるメンバ中央部16aと、メンバ中央部16aにおける車幅方向の両端から車両上方後方へ延びる左右一対のメンバ端部16bとで構成されている。
メンバ中央部16aは、図2に示すように、車両前後方向に沿った縦断面において、車両上方に突出した断面略ハット形状に形成されている。
メンバ端部16bは、図1に示すように、メンバ中央部16aから連続する断面略ハット状であって、ホイールハウスインナ32に沿うように、メンバ中央部16aから車両上方後方へ延びる形状に形成されている。
この第3フロアクロスメンバ16は、メンバ中央部16aにおける車幅方向の両端が、左右のリヤサイドフレーム12に接合されるとともに、メンバ中央部16aの下面がフロアパネル13に接合されることで、車幅方向に延びる閉断面を構成し、メンバ端部16bがホイールハウスインナ32に接合されることで、車両上下方向に延びる閉断面を構成している。
そして、第3フロアクロスメンバ16は、左右のホイールハウスインナ32、リヤサイドフレーム12、及びフロアパネル13とで、車両上下方向、及び車幅方向に延びる閉断面を形成することで、車両上下方向、及び車幅方向に延びる車体骨格を構成している。
なお、第3フロアクロスメンバ16の車両下方には、図2に示すように、左右のリヤサイドフレーム12を連結する第4フロアクロスメンバ18が配設されている。
この第4フロアクロスメンバ18は、図2に示すように、車両前後方向に沿った縦断面における断面形状が、車両下方へ突出した断面略ハット状に形成されている。そして、第4フロアクロスメンバ18は、フロアパネル13を挟んで第3フロアクロスメンバ16に接合されることで、車幅方向に延びる閉断面を形成している。
また、左右一対のルーフサイドレール21は、詳細な図示を省略するが、車幅方向に沿った縦断面において、車幅方向外側に突出した断面形状のルーフサイドレールアウタと、ルーフサイドレールアウタに対して車幅方向内側に位置するとともに、車幅方向内側に突出した断面形状のルーフサイドレールインナとを接合することで、車両前後方向に延びる閉断面を形成している。
そして、ルーフサイドレール21は、ルーフサイドレールアウタとルーフサイドレールインナとで車両前後方向に延びる閉断面を形成することで、車両前後方向に延びる車体骨格を構成している。
また、ルーフレインフォースメント22は、詳細な図示を省略するが、ルーフサイドレール21の後端を車幅方向に連結するリヤヘッダ23と、ルーフサイドレール21の前端を車幅方向に連結するフロントヘッダ25(図6参照)との間において、車両前後方向に所定間隔を隔てた位置で複数配設されている。
このルーフレインフォースメント22は、詳細な図示を省略するが、車両前後方向に沿った縦断面における縦断面形状が、車両下方に突出した断面略ハットであって、図示を省略したルーフパネルとで車幅方向に延びる閉断面を形成している。
なお、複数のルーフレインフォースメント22のうち、最も車両後方に位置するルーフレインフォースメント22は、図1中の二点鎖線で示すように、後述するサイドピラー34の上端と略同じ車両前後方向の位置において、左右のルーフサイドレール21を車幅方向に連結している。
また、リヤヘッダ23は、図1に示すように、ルーフサイドレール21とリヤピラー24と接合箇所近傍を車幅方向に連結している。
このリヤヘッダ23は、詳細な図示を省略するが、車両前後方向に沿った縦断面において、車両上方に突出した縦断面形状のリヤヘッダアッパと、リヤヘッダアッパに対して車両下方に位置するとともに、車両下方に突出した縦断面形状のリヤヘッダロアとを接合することで、車幅方向に延びる閉断面を形成している。
そして、リヤヘッダ23は、リヤヘッダアッパとリヤヘッダロアとで車両前後方向に延びる閉断面を形成することで、車両前後方向に延びる車体骨格を構成している。
また、左右一対のリヤピラー24は、詳細な図示を省略するが、車幅方向に沿った縦断面において、車両上方に突出した断面形状のリヤピラーアッパと、リヤピラーアッパに対して車両下方に位置するとともに、車両下方に突出した断面形状のリヤピラーロアとで構成されている。
このリヤピラー24は、リヤピラーアッパとリヤピラーロアとを接合することで、ルーフサイドレール21の閉断面に連続するように、ルーフサイドレール21の後端から車両後方下方へ延びる閉断面を形成している。
そして、リヤピラー24は、リヤピラーアッパとリヤピラーロアとで略車両前後方向に延びる閉断面を形成することで、略車両前後方向に延びる車体骨格を構成している。
また、リヤエンド31は、図1及び図2に示すように、荷室の後壁となるパネル部材であるリヤエンドパネル35と、リヤエンドパネル35の前面に接合されたリヤエンドクロスメンバ36とで構成されている。
リヤエンドパネル35は、図2に示すように、車両前後方向に厚みを有するパネル部材であって、フロアパネル13の後端に対して立設するように配設されている。
リヤエンドクロスメンバ36は、図2に示すように、車両前後方向に沿った縦断面における縦断面形状が、車両前方に突出した断面略ハット状であって、車幅方向の両端が左右のリヤピラー24に接合され、後面がリヤエンドパネル35に接合されることで、リヤピラー24の閉断面と連続するように車幅方向に延びる閉断面を形成している。
そして、リヤエンドクロスメンバ36は、リヤエンドパネル35とで、左右のリヤピラー24における閉断面と連続して車幅方向に延びる閉断面を形成することで、車幅方向に延びる車体骨格を構成している。
また、左右一対のホイールハウスインナ32は、図2及び図4に示すように、サイドドア開口S2の後端縁よりも車両後方に配設されるとともに、リヤサイドパネル33に対して車幅方向内側へ膨出した略ドーム状に形成されている。
このホイールハウスインナ32の上部には、図1及び図2に示すように、図示を省略したリヤサスペンションを構成するリヤサスダンパの上端を支持するリヤダンパ支持部32aが形成されている。つまり、ホイールハウスインナ32は、リヤサスダンパを支持するリヤサスタワーとして機能している。
より詳しくは、リヤダンパ支持部32aは、図1及び図2に示すように、第3フロアクロスメンバ16よりも車両後方におけるホイールハウスインナ32の上部に凹設されるとともに、リヤサスダンパの上端が挿通される挿通孔が開口形成されている。そして、リヤダンパ支持部32aは、挿通孔に挿通されたリヤサスダンパの上端が締結固定されることで、リヤサスダンパの上端を支持している。
また、左右一対のリヤサイドパネル33は、図2から図4に示すように、サイドシル11、リヤサイドフレーム12、ルーフサイドレール21、リヤピラー24、リヤエンド31、ホイールハウスインナ32、及びサイドピラー34で囲われた部分を覆うパネル部材である。
なお、サイドドア開口S2の後端縁であるリヤサイドパネル33の前端縁は、側面視において下端に対して上端が略同じ車両前後方向位置に位置する形状に形成されている。
このリヤサイドパネル33は、図2から図4に示すように、ホイールハウスインナ32が接合されるサイドパネル下部37と、サイドパネル下部37の上端に接合されたサイドパネル上部38とで構成されている。
サイドパネル下部37は、荷室の側壁をなすとともに、ホイールハウスインナ32とで後輪を覆うリヤホイールハウス39を形成している。
具体的には、サイドパネル下部37は、図3及び図4に示すように、車幅方向に厚みを有するパネル部材であって、ホイールハウスインナ32と車幅方向外側で対向する部分が、ホイールハウスインナ32とでリヤホイールハウス39を形成するように、車幅方向外側へ向けて膨出させた形状に形成されている。
このサイドパネル下部37における車幅方向外側へ膨出した部分を、ホイールハウスアウタ部分37aとして、サイドパネル下部37は、ホイールハウスインナ32とホイールハウスアウタ部分37aとで、リヤホイールハウス39を構成している。
サイドパネル上部38には、図1から図3に示すように、サイドピラー34と、上側レインフォースメント62との間において、側面視略三角形状に開口した開口部S3が開口形成されている。この開口部S3は、ウインドウガラス(図示省略)が装着される開口として開口形成されている。
また、左右一対のサイドピラー34は、図1及び図3に示すように、サイドドア開口S2の後端縁であるリヤサイドパネル33の前端縁に沿って、サイドシル11の後部と、ルーフサイドレール21とを車両上下方向に連結している。
より詳しくは、サイドピラー34は、図3及び図5に示すように、車幅方向に沿った水平断面における水平断面形状が、車幅方向外側に突出した断面略ハット状であって、下端がサイドシル11に接合され、上端がルーフサイドレール21に接合されるとともに、車幅方向内側の面がリヤサイドパネル33における車幅方向外側の面に接合されることで、車両上下方向に延びる閉断面を形成している。
そして、サイドピラー34は、リヤサイドパネル33とで車両上下方向に延びる閉断面を形成することで、車両上下方向に延びる車体骨格を構成している。
さらに、サイドピラー34には、図3に示すように、サイドドア開口S2の後部を覆う後部サイドドア40(図1参照)を開閉自在に軸支するドアヒンジ41が、車両上下方向略中央と、車両上下方向略中央よりも車両下方に所定間隔を隔てた位置とに配設されている。
ここで、本実施形態の車両1における前部車体について、図6を用いて、簡単に説明する。
車両1の前部車体は、図6に示すように、車両1の車体骨格をなす部材として、ルーフサイドレール21の前端から車両前方下方へ延びる左右一対のフロントピラー42と、フロントピラー42の前端、及びサイドシル11の前端を車両上下方向に連結する左右一対のヒンジピラー43と、ヒンジピラー43の上端を車幅方向に連結するカウルボックス44とを備えている。
さらに、車両1の前部車体は、図6に示すように、車両1の車体骨格をなす部材として、車幅方向に所定間隔を隔てた位置で車両前後方向に延びるエプロンレインフォースメント51と、エプロンレインフォースメント51よりも車両下方で車両前後方向に延びるフロントサイドフレーム52と、フロントサスペンション(図示省略)を構成するフロントサスダンパ(図示省略)の上端を支持するサスタワー53と、フロントサイドフレーム52の車両下方に配設されたフロントサブフレーム54とを備えている。
フロントピラー42は、詳細な図示を省略するが、ルーフサイドレール21の閉断面と連続する閉断面を、ルーフサイドレール21の前端から車両前方下方へ向けて延設した形状に形成されている。
ヒンジピラー43は、詳細な図示を省略するが、略矩形の閉断面を車両上下方向に延設した形状に形成されている。
カウルボックス44は、詳細な図示を省略するが、略矩形の閉断面を車幅方向に延設した形状に形成されている。
エプロンレインフォースメント51は、詳細な図示を省略するが、略矩形の閉断面を車両前後方向に延設した形状に形成されている。このエプロンレインフォースメント51は、図6に示すように、ヒンジピラー43の上端に後端が連結されている。
フロントサイドフレーム52は、詳細な図示を省略するが、略矩形の閉断面を車両前後方向に延設した形状に形成されている。このフロントサイドフレーム52は、エプロンレインフォースメント51よりも車幅方向内側、かつ車両下方に配設されるとともに、フロアパネル13の下面を車両前後方向に延びるフロアサイドフレーム(図示省略)の前端に後端が接合されている
サスタワー53は、図6に示すように、エプロンレインフォースメント51の後部と、フロントサイドフレーム52の後部とを車両上下方向に連結する略円筒形状に形成されている。このサスタワー53は、その上面を、フロントサスダンパを支持するフロントダンパ支持部53aとして形成している。
さらに、サスタワー53における車幅方向内側の面には、サスタワー53とで車両上下方向に延びる閉断面を形成するサスタワー補強部材55が接合されている。
フロントサブフレーム54は、フロントサイドフレーム52の車両下方で車両前後方向に延びる左右一対のサイドメンバ56と、サイドメンバ56の前端を車幅方向に連結する前側クロスメンバ57と、サイドメンバ56の後端近傍を車幅方向に連結する後側クロスメンバ58とで平面視略井桁状に形成されている。
なお、左右一対のサイドメンバ56、前側クロスメンバ57、及び後側クロスメンバ58は、いずれも断面略矩形の閉断面形状に形成されている。
そして、フロントサブフレーム54は、略矩形の閉断面を車両上下方向に延設して形成した連結部材を介して、フロントサイドフレーム52の前部、及び後部に連結されている。
上述したような構成の車両1には、図1から図3に示すように、第3フロアクロスメンバ16とリヤヘッダ23とを連結するように配設された下側レインフォースメント61、及び上側レインフォースメント62と、ホイールハウスインナ32とリヤヘッダ23とを連結する連結部材63とを備えている。
下側レインフォースメント61は、図2及び図3に示すように、リヤサイドパネル33よりも車幅方向内側において、第3フロアクロスメンバ16と、ホイールハウスインナ32よりも車両上方に位置するリヤサイドパネル33とを連結している。
より詳しくは、下側レインフォースメント61は、図2及び図5に示すように、車幅方向に沿った水平断面における水平断面形状が、車幅方向内側に突出した断面略ハット状であって、側面視において、ホイールハウスインナ32の車両前側、かつリヤダンパ支持部32aの近傍をとおるように、ホイールハウスインナ32に沿って略車両上下方向に延びる形状に形成されている。
そして、下側レインフォースメント61は、図2及び図3に示すように、側面視において、第3フロアクロスメンバ16のメンバ端部16bに下端が接合され、リヤダンパ支持部32aに対して車両上方、かつ僅かに車両前方に位置するサイドパネル上部38の下端近傍に上端が接合されるとともに、車幅方向外側の面がホイールハウスインナ32、及びサイドパネル下部37に接合されている。
すなわち、下側レインフォースメント61は、ホイールハウスインナ32、及びリヤサイドパネル33とで、第3フロアクロスメンバ16がなす閉断面に連続するとともに、第3フロアクロスメンバ16からホイールハウスインナ32に沿って車両後方上方へ延びる閉断面を形成している。
また、上側レインフォースメント62は、図3から図5に示すように、リヤサイドパネル33よりも車幅方向外側において、サイドパネル下部37におけるホイールハウスアウタ部分37aの上端近傍と、リヤヘッダ23とを連結している。
より詳しくは、上側レインフォースメント62は、図3から図5に示すように、車幅方向に沿った水平断面における水平断面形状が、車幅方向内側に突出した断面略ハット状であって、リヤサイドパネル33における車幅方向外側の面に沿って略車両上下方向に延びる形状に形成されている。
そして、上側レインフォースメント62は、図3から図5に示すように、側面視において、リヤサイドパネル33を挟んで下側レインフォースメント61の上端近傍に下端近傍が接合され、ルーフサイドレール21とリヤピラー24と接合箇所近傍に上端が接合されるとともに、車幅方向内側の面がリヤサイドパネル33に接合されることで、車両上下方向に延びる閉断面を形成している。
つまり、車両1は、図2から図5に示すように、下側レインフォースメント61によって車幅方向内側に形成された閉断面と、上側レインフォースメント62によって車幅方向外側に形成された閉断面とが、リヤサイドパネル33を挟んで連続するように、下側レインフォースメント61と上側レインフォースメント62とを配設している。
このように、車両1は、下側レインフォースメント61と上側レインフォースメント62とによって、第3フロアクロスメンバ16とリヤヘッダ23とを連結する閉断面を形成することで、車両上下方向に延びる車体骨格を構成している。
また、連結部材63は、図1及び図2に示すように、ホイールハウスインナ32におけるリヤダンパ支持部32aの車両後方と、リヤピラー24の下端とを車両前後方向に連結している。
この連結部材63は、車幅方向に沿った縦断面における断面形状が、略逆L字状であって、車両後方側のリヤダンパ支持部32aの近傍に対して車幅方向内側、かつ車両上方から被さるように前端が接合され、リヤピラー24の後端近傍に対して車幅方向内側、かつ車両前方から被さるように接合されている。
そして、本実施形態における車両1は、上述した閉断面をなす部材同士が連結されることによって、正面視において略環状となる第1の環状車体骨格W1、及び第2の環状車体骨格W2と、側面視において略環状となる左右一対の第3の環状車体骨格W3、及び左右一対の第4の環状車体骨格W4とが形成されている。
さらに、車両1は、上述した閉断面をなす部材同士が連結されることによって、第1の環状車体骨格W1の車両後方で、正面視において略環状となる第5の環状車体骨格W5、及び第6の環状車体骨格W6と、第1の環状車体骨格W1の車両前方で、正面視において略環状となる第7の環状車体骨格W7とが形成されている。
具体的には、第1の環状車体骨格W1は、図7に示すように、車両1の荷室に構成されるとともに、正面視において車幅方向に略環状となる環状車体骨格である。この第1の環状車体骨格W1は、ホイールハウスインナ32とで閉断面をなす左右の下側レインフォースメント61、リヤサイドパネル33とで閉断面をなす左右の上側レインフォースメント62、ホイールハウスインナ32とで閉断面をなす第3フロアクロスメンバ16のメンバ端部16b、フロアパネル13とで閉断面をなす第3フロアクロスメンバ16のメンバ中央部16a、及び閉断面部材であるリヤヘッダ23で構成されている。
また、第2の環状車体骨格W2は、図6に示すように、フロントダンパ支持部53a近傍に構成されるとともに、正面視において車幅方向に略環状となる環状車体骨格である。この第2の環状車体骨格W2は、閉断面部材であるカウルボックス44、閉断面部材である左右のエプロンレインフォースメント51、左右のサスタワー53とで閉断面をなす左右のサスタワー補強部材55、閉断面部材である左右のフロントサイドフレーム52、及び閉断面部材であるフロントサブフレーム54で構成されている。
また、左右一対の第3の環状車体骨格W3は、図6及び図7に示すように、サイドドア開口S2に沿って構成されるとともに、側面視において車両前後方向に略環状となる環状車体骨格である。この第3の環状車体骨格W3は、リヤサイドパネル33とで閉断面をなすサイドピラー34、閉断面部材であるサイドシル11、閉断面部材であるルーフサイドレール21、及び閉断面部材であるヒンジピラー43で構成されている。
また、左右一対の第4の環状車体骨格W4は、図7に示すように、正面視略環状の第1の環状車体骨格W1と側面視略環状の第3の環状車体骨格W3とを連結するように構成されるとともに、側面視において車両前後方向に略環状となる環状車体骨格である。
この第4の環状車体骨格W4は、リヤサイドパネル33とで閉断面をなすサイドピラー34、ホイールハウスインナ32とで閉断面をなす左右の下側レインフォースメント61、リヤサイドパネル33とで閉断面をなす左右の上側レインフォースメント62、ホイールハウスインナ32とで閉断面をなす第3フロアクロスメンバ16のメンバ端部16b、閉断面部材であるリヤサイドフレーム12、及び閉断面部材であるルーフサイドレール21とで構成されている。
また、第5の環状車体骨格W5は、図7に示すように、リヤダンパ支持部32a近傍に構成されるとともに、正面視において車幅方向に略環状となる環状車体骨格である。この第5の環状車体骨格W5は、側面視略環状の第3の環状車体骨格W3、及び側面視略環状の第4の環状車体骨格W4を介して、第2の環状車体骨格W2に連結されている。
具体的には、第5の環状車体骨格W5は、ホイールハウスインナ32とで閉断面をなす左右の下側レインフォースメント61の下部、連結部材63、リヤエンドパネル35とで閉断面をなすリヤエンドクロスメンバ36、ホイールハウスインナ32とで閉断面をなす第3フロアクロスメンバ16のメンバ端部16b、及びフロアパネル13とで閉断面をなす第3フロアクロスメンバ16のメンバ中央部16aで構成されている。
また、第6の環状車体骨格W6は、図7に示すように、バックドア開口S1に沿って構成されるとともに、正面視において車幅方向に略環状となる環状車体骨格である。この第6の環状車体骨格W6は、閉断面部材であるリヤヘッダ23、閉断面部材である左右のリヤピラー24、及びリヤエンドパネル35とで閉断面をなすリヤエンドクロスメンバ36で構成されている。
なお、第6の環状車体骨格W6は、正面視略環状の第1の環状車体骨格W1、側面視略環状の第3の環状車体骨格W3、及び側面視略環状の第4の環状車体骨格W4を介して、第2の環状車体骨格W2に連結されている。
また、第7の環状車体骨格W7は、図7に示すように、車両1の車室に構成されるとともに、正面視において車幅方向に略環状となる環状車体骨格である。この第7の環状車体骨格W7は、リヤサイドパネル33とで閉断面をなす左右のサイドピラー34、閉断面部材である左右のサイドシル11、フロアパネル13とで閉断面をなす第2フロアクロスメンバ15、閉断面部材である左右のルーフサイドレール21、及びルーフパネルとで閉断面をなすルーフレインフォースメント22で構成されている。
以上のように、車両1の後輪を覆うリヤホイールハウス39に設けられるとともに、リヤサスダンパの上端を支持する左右一対のリヤダンパ支持部32aと、リヤホイールハウス39と一体的に車両1の側壁をなす左右一対のリヤサイドパネル33と、リヤダンパ支持部32aよりも車両前方下方で、左右のリヤホイールハウス39を車幅方向に連結する第3フロアクロスメンバ16と、車両1のバックドア開口S1の上端縁をなすリヤヘッダ23とを備えた車両1の車体構造は、サイドドア開口S2の後端縁よりも車両後方において、第3フロアクロスメンバ16に下端が連結されるとともに、上端がリヤダンパ支持部32a近傍に連結された左右一対の下側レインフォースメント61と、下側レインフォースメント61の上端に下端が連結されるとともに、上端がリヤヘッダ23に連結された左右一対の上側レインフォースメント62とを備え、第3フロアクロスメンバ16と、リヤヘッダ23と、左右一対の下側レインフォースメント61と、左右一対の上側レインフォースメント62とで正面視略環状となる第1の環状車体骨格W1が構成されたことにより、サイドドア開口S2の後端縁をなすサイドピラー34の形状に影響されることなく、リヤサスダンパの支持剛性を向上することができる。
具体的には、下側レインフォースメント61、及び上側レインフォースメント62によって、車両1の車体構造は、サイドドア開口S2の後端縁をなすサイドピラー34を介することなく、第3フロアクロスメンバ16とリヤヘッダ23とを連結することができる。
これにより、車両1の車体構造は、サイドドア開口S2の後端縁をなすサイドピラー34の形状に影響されることなく、リヤダンパ支持部32a近傍をとおって正面視略環状となる第1の環状車体骨格W1を容易に構成することができる。
この際、上側レインフォースメント62の上端がリヤヘッダ23に連結されているため、車両1の車体構造は、リヤダンパ支持部32a近傍の剛性と、バックドア開口S1の開口縁をなす部分の剛性とを、正面視略環状となる第1の環状車体骨格W1によって向上することができる。
従って、車両1の車体構造は、サイドドア開口S2の後端縁をなすサイドピラー34の形状に影響されることなく、リヤサスダンパの支持剛性を向上することができる。
また、リヤダンパ支持部32a近傍とバックドア開口S1の開口縁をなすリヤピラー24とを、車両前後方向に連結する連結部材63を備えたことにより、車両1の車体構造は、リヤピラー24と、連結部材63と、下側レインフォースメント61、及び上側レインフォースメント62とで、リヤピラー24と連結部材63との連結箇所を頂部とするような側面視略三角形を形成することができる。
このため、車両1の車体構造は、リヤピラー24と、連結部材63と、下側レインフォースメント61、及び上側レインフォースメント62とで側面視略環状となるトラス構造を構成できるとともに、側面視略環状となるトラス構造でリヤダンパ支持部32a近傍を支持することができる。
これにより、車両1の車体構造は、正面視略環状となる第1の環状車体骨格W1と、側面視略環状のトラス構造との協働によって、リヤダンパ支持部32a近傍の剛性をより向上できるため、リヤサスダンパの支持剛性を向上することができる。
また、リヤホイールハウス39の下端に沿って車両前後方向に延びる左右一対のリヤサイドフレーム12と、リヤサイドフレーム12の前端に連結されるとともに、車両1のサイドドア開口S2の下端縁をなす左右一対のサイドシル11と、リヤヘッダ23に後端が連結された車両前後方向に延びる左右一対のルーフサイドレール21と、ルーフサイドレール21の前端から車両前方下方へ延びる左右一対のフロントピラー42と、サイドシル11の後端、及びルーフサイドレール21を車両上下方向に連結するとともに、サイドドア開口S2の後端縁をなす左右一対のサイドピラー34と、サイドシル11の前端、及びフロントピラー42の前端を車両上下方向に連結するとともに、サイドドア開口S2の前端縁をなす左右一対のヒンジピラー43とを備え、ヒンジピラー43の上部を連結するカウルボックス44、及び車両1のフロントサスダンパを支持する左右一対のフロントダンパ支持部53aの近傍をとおって正面視略環状となる環状車体骨格である第2の環状車体骨格W2と、サイドシル11、ルーフサイドレール21、フロントピラー42、サイドピラー34、及びヒンジピラー43で、サイドドア開口S2に沿うように構成された側面視略環状となる環状車体骨格である第3の環状車体骨格W3と、リヤサイドフレーム12、ルーフサイドレール21、第3の環状車体骨格W3のサイドピラー34、第1の環状車体骨格W1の下側レインフォースメント61、及び第1の環状車体骨格W1の上側レインフォースメント62とで構成された側面視略環状となる環状車体骨格である第4の環状車体骨格W4とを備えたことにより、車両1の車体構造は、フロントサスダンパの支持剛性、及びリヤサスダンパの支持剛性を、車両全体でより確実に向上することができる。
具体的には、第3の環状車体骨格W3と第4の環状車体骨格W4とにサイドピラー34を共用でき、かつ第1の環状車体骨格W1と第4の環状車体骨格W4とに下側レインフォースメント61、及び上側レインフォースメント62を共用できるため、車両1の車体構造は、部品点数の増加を抑えて、リヤダンパ支持部32a近傍をとおる第1の環状車体骨格W1と、フロントダンパ支持部53a近傍をとおる第2の環状車体骨格W2とを車両前後方向に連結することができる。
これにより、車両1の車体構造は、フロントダンパ支持部53aとリヤダンパ支持部32aとを連結できるため、フロントサスダンパ支持部近傍の剛性、及びリヤダンパ支持部32a近傍の剛性を、車体全体で向上することができる。
さらに、車両1の車体構造は、フロントダンパ支持部53a、及びリヤダンパ支持部32aに作用する荷重を、車体全体を介して車体のより遠方へ効率よく分散伝達することができるため、乗員に対する乗り心地をより向上することができる。
従って、車両1の車体構造は、側面視略環状となる第3の環状車体骨格W3、及び第4の環状車体骨格W4とを備えたことにより、フロントサスダンパの支持剛性、及びリヤサスダンパの支持剛性を車体全体でより確実に向上することができる。
また、サイドドア開口S2の後部を覆う後部サイドドア40を備え、サイドピラー34が、後部サイドドア40の後端を開閉自在に支持するドアヒンジ41を備えたことにより、車両1の車体構造は、側面視略環状となる第3の環状車体骨格W3、及び第4の環状車体骨格W4で、後部サイドドア40の後端を開閉自在に支持できるため、後部サイドドア40の支持剛性を向上することができる。
さらに、車両1の車体構造は、車両1の側部に被衝突物が衝突した際、後部サイドドア40を介した車幅方向内側への衝突荷重を、側面視略環状となる第3の環状車体骨格W3、及び第4の環状車体骨格W4から、正面視略環状となる第1の環状車体骨格W1、及び第2の環状車体骨格W2へ分散伝達することができる。
このため、車両1の車体構造は、側突時における後部サイドドア40の車室内への侵入をより抑制することができる。
従って、車両1の車体構造は、ドアヒンジ41を介して後部サイドドア40をサイドピラー34に連結したことにより、フロントサスダンパの支持剛性、及びリヤサスダンパの支持剛性だけでなく、後部サイドドア40の支持剛性、並びに側突性能の向上を図ることができる。
また、第4の環状車体骨格W4におけるサイドピラー34と上側レインフォースメント62との間に、ウインドウガラスが装着される開口部S3が開口形成されたことにより、車両1の車体構造は、フロントサスダンパの支持剛性、及びリヤサスダンパの支持剛性を確保しながら、車両後方側方の視認性を向上することができる。
また、リヤダンパ支持部32a近傍をとおる第1の環状車体骨格W1に加えて、リヤダンパ支持部32a近傍をとおる第5の環状車体骨格W5を備えたことにより、車両1の車体構造は、リヤサスダンパの支持剛性をさらに向上することができる。
また、閉断面部材である第1の環状車体骨格W1のリヤヘッダ23と、リヤエンドパネル35とで閉断面をなす第5の環状車体骨格W5のリヤエンドクロスメンバ36とで、正面視略環状の第6の環状車体骨格W6を構成したことにより、車両1の車体構造は、第1の環状車体骨格W1と、第5の環状車体骨格W5と、第6の環状車体骨格W6との協働によって、リヤダンパ支持部32a近傍の剛性をさらに向上できるため、リヤサスダンパの支持剛性をさらに確実に向上することができる。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明のフロアクロスメンバは、実施形態の第3フロアクロスメンバ16に対応し、
以下同様に、
正面視略環状となる環状車体骨格は、第1の環状車体骨格W1に対応するが、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
例えば、上述した実施形態において、リヤサイドパネル33の車幅方向内側に下側レインフォースメント61を備え、リヤサイドパネル33の車幅方向外側に上側レインフォースメント62を備えた車体構造としたが、これに限定せず、リヤサイドパネル33の車幅方向外側に下側レインフォースメント61を備え、リヤサイドパネル33の車幅方向内側に上側レインフォースメント62を備えた車体構造であってもよい。
あるいは、リヤサイドパネル33の車幅方向内側に下側レインフォースメント61、及び上側レインフォースメント62を備えた車体構造、もしくは、リヤサイドパネル33の車幅方向外側に下側レインフォースメント61、及び上側レインフォースメント62を備えた車体構造としてもよい。この場合、下側レインフォースメント61と上側レインフォースメント62とを一体形成してもよい。
1…車両
11…サイドシル
12…リヤサイドフレーム
16…第3フロアクロスメンバ
21…ルーフサイドレール
23…リヤヘッダ
24…リヤピラー
32a…リヤダンパ支持部
33…リヤサイドパネル
34…サイドピラー
39…リヤホイールハウス
40…後部サイドドア
41…ドアヒンジ
42…フロントピラー
43…ヒンジピラー
44…カウルボックス
53a…フロントダンパ支持部
61…下側レインフォースメント
62…上側レインフォースメント
63…連結部材
S1…バックドア開口
S2…サイドドア開口
S3…開口部
W1…第1の環状車体骨格
W2…第2の環状車体骨格
W3…第3の環状車体骨格
W4…第4の環状車体骨格

Claims (4)

  1. 車両の後輪を覆うリヤホイールハウスに設けられるとともに、リヤサスダンパの上端を支持する左右一対のリヤダンパ支持部と、
    前記リヤホイールハウスと一体的に車両の側壁をなす左右一対のリヤサイドパネルと、
    前記リヤダンパ支持部よりも車両前方下方で、左右の前記リヤホイールハウスを車幅方向に連結するフロアクロスメンバと、
    車両のバックドア開口の上端縁をなすリヤヘッダとを備えた車両の車体構造であって、
    車両のサイドドア開口の後端縁よりも車両後方において、前記フロアクロスメンバに下端が連結されるとともに、上端が前記リヤダンパ支持部近傍に連結された左右一対の下側レインフォースメントと、
    下側レインフォースメントの上端に下端が連結されるとともに、上端が前記リヤヘッダに連結された左右一対の上側レインフォースメントとを備え、
    前記フロアクロスメンバと、前記リヤヘッダと、前記左右一対の下側レインフォースメントと、前記左右一対の上側レインフォースメントとで正面視略環状となる環状車体骨格が構成され
    前記リヤホイールハウスの下端に沿って車両前後方向に延びる左右一対のリヤサイドフレームと、
    該リヤサイドフレームの前端に連結されるとともに、前記サイドドア開口の下端縁をなす左右一対のサイドシルと、
    前記リヤヘッダに後端が連結された車両前後方向に延びる左右一対のルーフサイドレールと、
    該ルーフサイドレールの前端から車両前方下方へ延びる左右一対のフロントピラーと、
    前記サイドシルの後端、及び前記ルーフサイドレールを車両上下方向に連結するとともに、前記サイドドア開口の後端縁をなす左右一対のサイドピラーと、
    前記サイドシルの前端、及び前記フロントピラーの前端を車両上下方向に連結するとともに、前記サイドドア開口の前端縁をなす左右一対のヒンジピラーとを備え、
    前記正面視略環状となる環状車体骨格を、第1の環状車体骨格として、
    前記ヒンジピラーの上部を連結するカウルボックス、及び車両のフロントサスダンパを支持する左右一対のフロントダンパ支持部の近傍をとおって正面視略環状となる環状車体骨格である第2の環状車体骨格と、
    前記サイドシル、前記ルーフサイドレール、前記フロントピラー、前記サイドピラー、及び前記ヒンジピラーで、前記サイドドア開口に沿うように構成された側面視略環状となる環状車体骨格である第3の環状車体骨格と、
    前記リヤサイドフレーム、前記ルーフサイドレール、前記第3の環状車体骨格の前記サイドピラー、前記第1の環状車体骨格の下側レインフォースメント、及び前記第1の環状車体骨格の前記上側レインフォースメントとで構成された側面視略環状となる環状車体骨格である第4の環状車体骨格とを備えた
    車両の車体構造。
  2. 前記リヤダンパ支持部近傍と前記バックドア開口の開口縁をなすリヤピラーとを、車両前後方向に連結する連結部材を備えた
    請求項1に記載の車両の車体構造。
  3. 前記サイドドア開口の後部を覆う後部サイドドアを備え、
    前記サイドピラーが、
    前記後部サイドドアの後端を開閉自在に支持するドアヒンジを備えた
    請求項1または2に記載の車両の車体構造。
  4. 前記第4の環状車体骨格における前記サイドピラーと前記上側レインフォースメントとの間に、ウインドウガラスが装着される開口部が開口形成された
    請求項またはに記載の車両の車体構造。
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