JP6807969B2 - 車両後部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両後部構造に関する。
従来、車体後部の剛性を向上させるためのものとしては、例えば、特許文献1に記載された車両の後部車体構造が知られている。
特許文献1に記載された車両の後部車体構造は、車体側壁部(3)から上下方向に延設された断面ハット状の外面側補強部材(23)をルーフサイドレール(4)に接続させることで、車体後部の剛性を向上させている。
特開2012−6507号公報
しかし、特許文献1に記載の後部車体構造は、外面側補強部材(23)を設けたことで、ダンパからの荷重に対する剛性はあるものの、車体前後方向の荷重に対する剛性の寄与が低いという問題点があった。
そこで、本発明は、前記問題点を解消すべく発明されたものであり、車体前後方向にかかる荷重に対する車体の強度及び剛性を向上させることができる車体後部構造を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明は、車体のアウタパネルよりも車幅方向内側に位置して、後輪を収容するリヤホイールハウスの一部を形成するインナパネルと、車体上部で車体前後方向に延びるルーフサイドレールと、を備えた車体後部構造において、前記インナパネルには、車幅方向に突出して上下方向に延びるインナパネルビード部と、前記インナパネルビード部の車体前後方向に形成されて前記ルーフサイドレールに接続される接続部と、前記接続部よりも車体前後方向の少なくとも一方に延びて前記ルーフサイドレールに接続される延設部と、が形成され、前記ルーフサイドレールは、前記インナパネルビード部と車幅方向に重なる位置に、上下方向に延びるサイドレールビード部を有していること、を特徴とする。
また、本発明は、車体のアウタパネルよりも車幅方向内側に位置して、後輪を収容するリヤホイールハウスの一部を形成するインナパネルと、車体上部で車体前後方向に延びるルーフサイドレールと、を備えた車体後部構造において、前記インナパネルには、車幅方向に突出して上下方向に延びるインナパネルビード部と、前記インナパネルビード部の車体前後方向に形成されて前記ルーフサイドレールに接続される接続部と、前記接続部よりも車体前後方向の少なくとも一方に延びて前記ルーフサイドレールに接続される延設部と、が形成され、前記インナパネルは、車両の左右に設けられて、給油口または充電口を設けるための開口部が形成された側の前記インナパネルビード部は、当該インナパネルビード部の車幅方向の反対側に形成されたインナパネルビード部に比べて前後方向に長いこと、を特徴とする。
本発明は、車体前後方向にかかる荷重に対する車体の強度及び剛性を向上させることができる車体後部構造を提供することができる。
本発明の実施形態に係る車体後部構造の一例を示す要部側面図である。 アウタパネルを外した車体後部を示す左側面図である。 インナパネルとルーフサイドレールとの接続状態を示す要部拡大説明図である。 ルーフサイドレールのサイドレールビード部を示す要部拡大説明図である。 右側の車体側部に配置されたインナパネルビード部を示す要部拡大説明図である。 クロスメンバの設置状態を示す要部斜視図である。 図2のVIIA−VIIA及びVIIB−VIIB拡大断面図である。 図2のVIII−VIII拡大断面図である。
添付図面を参照して本発明の実施形態に係る車両後部構造を説明する。
なお、実施形態では、「前」は車両Vのフロント側、「後」は車両Vのリア側、「上」は鉛直上方側、「下」は鉛直下方側、「左右」は車幅方向側とする。
<車両>
まず、本発明の実施形態に係る車体後部構造を説明する前に、車体後部構造を備える車両Vについて説明する。
図1に示すように、車両Vは、車体後部1aに、アウタパネル2と、インナパネル3(図2参照)と、ルーフサイドレール4(図2参照)と、を有する自動車である。車両Vの種類や形状等は、特に限定されない。
以下、本実施形態では、サイドドア(図示省略)を有し、左側の車体後部1aの車体側部1cに、給油口または充電口3mを設けるための開口部2bを設けた乗用車を例に挙げて説明する。また、車体後部構造は、略左右対称に形成されているので、助手席側(左側)を主に説明し、運転席側(右側)については適宜説明を省略する。
<車体>
車体1は、ルーフサイドレール4(図2参照)等の種々の金属製フレーム部材(骨格部材)と、アウタパネル2、インナパネル3(図2参照)等の金属製パネル部材と、を備えて、車体全体を形成している。
<車体後部構造>
本発明に係る車体後部構造は、アウタパネル2と、図2に示すインナパネル3と、ルーフサイドレール4と、クロスメンバ5,6(図7参照)と、を主に備えて、車体後部1aを形成している。
車体後部1aの車体上部1bには、屋根の板部位を構成するルーフパネル7と、屋根の骨格部位を構成するルーフアーチ(図示省略)と、ルーフアーチの左右端部から後方向に延びるルーフサイドレール4と、が設けられている。図1に示すように、車体後部1aの左右の車体側部1cの外面は、略全体がアウタパネル2によって形成されている。その車体側部1cには、例えば、ドア開口部1dと、リヤホイールハウス1eと、給油口または充電口3mを設けるための開口部2bと、が設けられている。
ドア開口部1dは、後部ドア(図示省略)が開閉可能に配置される開口である。ドア開口部1dは、アウタパネル2のアウタパネルドア開口フランジ部2aと、インナパネル3のインナパネル前フランジ部3cと、を接合して形成されている。
リヤホイールハウス1eは、車体後部1aの左右の車体側部1cに設けられている。リヤホイールハウス1eは、リヤホイールハウスインナ部3aと、リヤホイールハウスアウタ部2fと、を接合することで形成されている。
<アウタパネル>
図1に示すように、アウタパネル2は、車両Vの左右外側に設けられて車体1の左右の外面を形成するパネル部材である。車体側部1cの外面において、アウタパネル2は、アウタパネルドア開口フランジ部2aと、開口部2bと、サイドレールアウタ部2cと、リヤピラー部2dと、リヤフェンダ部2eと、リヤホイールハウスアウタ部2fと、サイドシルアウタカバー部2iと、を有している。
開口部2bは、この開口部2bの縁部に軸支されたフィエールリッド、充電ポートリッド等の蓋体によって閉塞及び開放される開口である。開口部2bは、例えば、左側のリヤフェンダ部2eの略中央部に形成されている。開口部2b内には、給油口または充電口3mが配置されている。給油口または充電口3mは、燃料を給油するための給油ガンが挿入される給油口でも、または、バッテリを充電するための充電コネクタを接続するための充電口であってもよい。なお、給油口は、フィエールキャップによって開閉自在に閉塞されている。
サイドレールアウタ部2cは、ルーフサイドレール4を車外から覆うように配置されたアウタカバー部である。サイドレールアウタ部2cは、ルーフサイドレール4に沿って車体前後方向に延設されている。サイドレールアウタ部2cには、アウタパネル上フランジ部2hとサイドレール上フランジ部4dとを接合すると共に、アウタパネルドア開口フランジ部2aとサイドレール前側下フランジ部4eとを接合することで、ルーフサイドレール4が接合される。この接合により、サイドレールアウタ部2cとルーフサイドレール4とは、閉断面を形成している。
リヤピラー部2dは、リヤウインドウ(図示省略)の左側及び右側に配置されて、屋根を構成するルーフパネル7等の部材を支える支柱部である。リヤピラー部2dの車内側には、ルーフサイドレール4(図2参照)が閉断面を形成するように接合されている。
リヤフェンダ部2eは、インナパネル3を車外から覆うように配置されて、リヤフェンダを構成している。つまり、リヤフェンダ部2eは、リヤホイールハウス1eの車外側上面を形成すると共に、荷室R2の車体側部1cの左右外面を形成している。リヤフェンダ部2eの上部内側には、インナパネル3を介在して、インナパネル3とルーフサイドレール4とで閉断面31,32を形成するように、ルーフサイドレール4が接合されている(図7及び図8参照)。リヤフェンダ部2eの下部には、リヤホイールハウスアウタ部2fが形成されている。
サイドシルアウタカバー部2iは、サイドシル9(図2参照)を車外から覆うアウタカバー部である。サイドシルアウタカバー部2iは、サイドシル9(図2参照)に沿って車体前後方向に延設されている。
アウタパネルドア開口上フランジ部2gは、前記したアウタパネルドア開口フランジ部2aの上部側をいう。このアウタパネルドア開口上フランジ部2gは、ルーフサイドレール4のサイドレール前側下フランジ部4e(図2参照)に接合されている。
アウタパネル上フランジ部2hは、アウタパネル2の上端部を車内側に略水平に折り曲げて形成したフラップ形状の部位である。アウタパネル上フランジ部2hは、インナパネル3のインナパネル上フランジ部3bの上に重ねた状態で配置して接合されている。
<インナパネル>
車体後部1aの車体側部1cにおいて、インナパネル3は、図2に示すように、アウタパネル2(図7参照)の車幅方向内側に配置されるパネル部材である。インナパネル3は、上端部がサイドレール上フランジ部4d上に配置され、下端部がリヤホイールハウス1eの前部及び後部まで延設され、前端部がドア開口部1dに配置され、後端部が荷室R2の前側上端部から車体後端部に亘って形成されている。
車体1の左側に配置されたインナパネル3は、このインナパネル3に給油口または充電口3mがあるのに対して、車体1の右側のインナパネル3A(図5参照)に給油口または充電口3mがない点で相違している。さらに、車体1の左側のインナパネル3は、前後方向の長さがL1のインナパネルビード部3eが形成されているのに対して、図5に示す車体1の右側のインナパネル3Aに、長さL1に比べて前後方向の長さが短い長さL2のインナパネルビード部3Aeが形成されている点で相違している。
図2に示すように、インナパネル3には、リヤホイールハウスインナ部3aと、インナパネル上フランジ部3bと、インナパネル前フランジ部3cと、インナパネル後フランジ部3dと、インナパネルビード部3eと、接続部3f,3gと、延設部3h,3iと、前方側接続部3jと、後方側接続部3kと、給油口または充電口3mと、が形成されている。
図2に示すインナパネル3のリヤホイールハウスインナ部3aは、後輪を収容するリヤホイールハウス1eの一部を形成する部位である。リヤホイールハウスインナ部3aは、後輪の上側を空間を介して覆うように、縦断面視してアーチ状態に形成されている。リヤホイールハウスインナ部3aの外側下端部は、アウタパネル2に接合されている。
インナパネル上フランジ部3bは、インナパネル3の上端部に形成されて、車内側に折曲形成されたフラップ状の接合部である。インナパネル上フランジ部3bは、図7及び図8に示すように、サイドレール上フランジ部4dの上に載置して接合されている。
図2に示すインナパネル前フランジ部3cは、図1に示すアウタパネル2のアウタパネルドア開口フランジ部2aに接合されている。そのインナパネル前フランジ部3cの上部(前方側接続部3j(図3参照))は、図8に示すように、ルーフサイドレール4のサイドレール前側下フランジ部4eに接合されている。
インナパネル3において、インナパネル前フランジ部3cとインナパネル後フランジ部3dとは、その間の距離が側面視して、下方向に除々に幅広に形成されている。
図3に示す車体左側(開口部2bが設けられた側)のインナパネル3に形成されたインナパネルビード部3eと、図5に示す車体右側のインナパネル3Aに形成されたインナパネルビード部3Aeは、車幅方向に突出して上下方向に延びる補強用の凸部である。図6に示すように、左右のインナパネルビード部3e,3Aeの車幅内側のルーフサイドレール4間には、車幅方向に延びるクロスメンバ5が架設されている。
図3に示すように、インナパネルビード部3eの車体前後方向の端部には、ルーフサイドレール4に接合される接続部3f,3gが形成されている。接続部3f,3gは、ビード形成されたインナパネルビード部3eの形状を保持するための固定部である。接続部3f,3gは、インナパネルビード部3eに沿って上下方向に延設されて、適宜な間隔で複数箇所をルーフサイドレール4のリヤピラインナ部4b及びリヤフェンダインナ部4cにスポット溶接される。
延設部3h,3iは、その接続部3f,3gの下側から車体前後方向に延設されて、接続部3f,3g間よりも、前後方向の幅が幅広に形成されている。延設部3h,3iの上端部には、ルーフサイドレール4のインナパネル接続部4j、サイドレール前側下フランジ部4e及びサイドレール後側下フランジ部4fに接合される前方側接続部3j及び後方側接続部3kが形成されている。
前方側接続部3jは、インナパネル3と、ルーフサイドレール4と、をスポット溶接で接合する箇所である。前方側接続部3jは、インナパネルビード部3eよりも前方にあるドア開口部1dまで延びて、ルーフサイドレール4のサイドレール前側下フランジ部4e及びインナパネル接続部4jにスポット溶接によって接合されている。前方側接続部3jは、前側の延設部3hの上側寄りの位置の複数個所である。
後方側接続部3kは、インナパネルビード部3eから後方に延びて形成された延設部3iの上部と、ルーフサイドレール4のサイドレール後側下フランジ部4f及びインナパネル接続部4jと、をスポット溶接で接合する接合箇所である。前方側接続部3jは、後側の延設部3hの上端部である。
<ルーフパネル>
図2に示すルーフパネル7は、平面視して略矩形に形成された圧延鋼板等の金属板から成る。ルーフパネル7の左右両端部は、ルーフサイドレール4と、ルーフアーチと、アウタパネル2のサイドレールアウタ部2cと、を重ねてスポット溶接で連結固定されている。
<ルーフサイドレール>
図2に示すように、ルーフサイドレール4は、車体上部1bで、ルーフパネル7の左右両端部から車体上部後端に亘って前後方向に延設されて、ルーフパネル7及びルーフレール(図示省略)を保持するレールインナ部材である。ルーフサイドレール4は、アウタパネル2の車体上部1bの車内側に設けられている。なお、荷室R2の上部前端部では、ルーフサイドレール4に対して車外側に直交するように配置したインナパネル3の上端部を介在してアウタパネル2が設けられている。ルーフサイドレール4は、ドア開口部1d及び荷室R2の上縁を形成している。ルーフサイドレール4は、側面視して、客室R1と荷室R2との間のリヤピラインナ部4bにおいて、車外側にインナパネル3を連結して、閉断面を形成している。
車体1の左右のルーフサイドレール4,4A(図6参照)には、サイドレールインナ部4aと、リヤピラインナ部4bと、リヤフェンダインナ部4cと、サイドレール上フランジ部4dと、サイドレール前側下フランジ部4eと、サイドレール後側下フランジ部4fと、サイドレールビード部4g,4h,4iと、が形成されている。
図2に示すように、ルーフサイドレール4,4A(図6参照)は、サイドレールインナ部4aからリヤピラインナ部4bを介して、車体上部後端のリヤフェンダインナ部4cまで延びている。サイドレールインナ部4aは、上端部のサイドレール上フランジ部4d、及び、下端部のサイドレール前側下フランジ部4eを車外側のサイドレールアウタ部2cに接合し、縦断面視してサイドレールアウタ部2cとで閉断面(図示省略)を形成している。サイドレールインナ部4aは、アウタパネル2のサイドレールアウタ部2cの車内側に設置されて前記閉断面(図示省略)の内側壁部を形成し、サイドレールアウタ部2cとで筒状の骨格部材の半体を形成している。
サイドレール上フランジ部4dは、サイドレールインナ部4aの上部から車体内側に向けて略水平に折り曲げられて、フラップ状に形成されている。
サイドレール前側下フランジ部4eは、サイドレールインナ部4aの下部から下方に向けて傾斜状に折り曲げられて、フラップ状に形成されている。
リヤピラインナ部4bは、リヤウインドウガラス(図示省略)が配置される窓枠の側部を形成している。リヤピラインナ部4bは、車外側のリヤピラー部2dに接合して、縦断面視してサイドレールアウタ部2cとで閉断面(図示省略)を形成している。
リヤフェンダインナ部4cは、アウタパネル2のリヤフェンダ部2eの上部に接合されて、荷室R2の上部側端部に配置されるフレーム部材の半体を構成している。リヤフェンダインナ部4cには、横断面視して車内側に膨らんで形成されたサイドレールビード部4g,4h,4iが複数形成されている。
リヤフェンダインナ部4cの下部に形成されたサイドレール後側下フランジ部4fは、アウタパネル2のリアランプユニット設置部2jに接合されている。
図4に示すように、サイドレールビード部4g,4h,4iは、上下方向に延設された縦断面視して略凹形状の補強部である。サイドレールビード部4g,4hは、インナパネルビード部3e(図3参照)とルーフサイドレール4とが車幅方向に重なる位置に形成されている。サイドレールビード部4iは、図3に示すように、インナパネルビード部3e,3Ae(図5参照)の後側で、後方側接続部3kの上部の位置に形成されている。
<クロスメンバ>
図6に示すように、クロスメンバ5及びリヤクロスメンバ6は、左右のルーフサイドレール4,4Aの後部車内側に架設された縦断面視して略ハット形状(略U字形状)の金属製骨格部材から成る。クロスメンバ5及びリヤクロスメンバ6は、荷室R2の上部に車幅方向に配置されている。
クロスメンバ5の左右端部は、左右に縦断面視して略ハット形状(略U字形状)に形成されたELR(Emergency Locking Retractor)固定用ブラケット53を介して、インナパネルビード部3e,3Aeが配置されているルーフサイドレール4,4Aの内壁面に固定されている。クロスメンバ5は、凹溝内に適宜な間隔で節状部材51を接合して補強されると共に、凹溝の縁に適宜な間隔で架設部材52を接合して補強されている。
<ELR固定用ブラケット>
ELR固定用ブラケット53,54は、ELRユニット8の前後に設けられたELR取付ブラケット81,82がボルトB1,B2によって取り付けられるブラケットである。ELR固定用ブラケット53は、クロスメンバ5の車幅方向の外側に連続して配置されて接合されている。ELR固定用ブラケット54は、側面視して略L字状のブラケットから成り、ELR固定用ブラケット53の前側外面に接合されている。
ELRユニット8は、シートベルト(図示省略)をロックするELR機構を内設した箱状の筐体に収容されている。ELRユニット8の前部及び後部には、ELR取付ブラケット81,82が接合されている。後側のELR取付ブラケット81は、ボルトB1によってELR固定用ブラケット53と一緒に車体1に共締めされている。前側のELR取付ブラケット82は、ボルトB2によってELR固定用ブラケット53に取り付けられている。
≪車両後部構造の作用≫
次に、各図を参照して本発明の実施形態に係る車両後部構造の作用を説明する。
図4に示すように、左右のルーフサイドレール4,4A(図5参照)は、リヤフェンダインナ部4cに上下方向にサイドレールビード部4g,4h,4iが形成されて補強されている。ルーフサイドレール4,4A(図5参照)は、車体外側に図1に示すアウタパネル2のサイドレールアウタ部2c、リヤピラー部2d及びリヤフェンダ部2eが設けられて補強されている。そのルーフサイドレール4,4A(図5参照)は、ルーフパネル7の左右から車体後部1aに亘って車体上部1bに配置されて、車体上部1bを補強している。
図2に示すように、インナパネル3は、上端のインナパネル上フランジ部3bをサイドレール上フランジ部4d上に接合して、ルーフサイドレール4に直交するように配置されている。インナパネル3は、図3または図4に示すように、ルーフサイドレール4と重なる位置に、サイドレールビード部4g,4hを覆うようにインナパネルビード部3e,3Aeが設けられて、補強されている。インナパネル3は、そのインナパネルビード部3e,3Aeの前側及び後側の接続部3f,3gをルーフサイドレール4に接合している。このため、図8に示すように、インナパネル3とルーフサイドレール4との接続部3f,3g間には、インナパネルビード部3eとサイドレールビード部4g,4hとによって閉断面32が形成されて補強される。
インナパネル3の前側及び後側の接続部3f,3gの下端部よりも下方は、接続部3f,3g間の幅よりも幅広で、インナパネルビード部3e,3Aeよりも前後方向にインナパネル3を延ばして形成された延設部3h,3iを有している。その幅広に形成された延設部3h,3iの上部には、ルーフサイドレール4に接合する前方側接続部3j及び後方側接続部3kが形成されている。このため、図7に示すように、インナパネル3とルーフサイドレール4との間には、インナパネル上フランジ部3bと前方側接続部3jとの間に閉断面31が形成されて補強される。
このように、本発明は、図1、図2、図3、あるいは、図5に示すように、車体1のアウタパネル2よりも車幅方向内側に位置して、後輪を収容するリヤホイールハウス1eの一部を形成するインナパネル3と、車体上部1bで車体前後方向に延びるルーフサイドレール4と、を備えた車体後部構造において、前記インナパネル3には、車幅方向に突出して上下方向に延びるインナパネルビード部3e,3Aeと、前記インナパネルビード部3e,3Aeの車体前後方向に形成されて前記ルーフサイドレール4に接続される接続部3f,3gと、前記接続部3f,3gよりも車体前後方向の少なくとも一方に延びて前記ルーフサイドレール4に接続される延設部3h,3iと、が形成されている。
これにより、図3または図5に示すように、インナパネル3,3Aは、車幅方向に突出して上下方向に延びるインナパネルビード部3e,3Aeを有していることによって、補強することができる。このため、インナパネル3,3Aは、インナパネル3,3Aとは異なるスチフナ等の補強部材を設ける必要がないので、部品点数を削減することができる。
また、インナパネル3,3Aは、インナパネルビード部3e,3Aeの車体前後方向に形成されてルーフサイドレール4に接続される接続部3f,3gを有している。このため、車体上下方向にかかる荷重に対する強度及び剛性を向上させることができると共に、車両前後方向にかかる荷重に対しても車体の剛性及び強度を向上させることができる。
また、図2及び図3に示すように、インナパネル3は、インナパネルビード部3e,3Aeよりも前方にあるドア開口部1dまで延びてルーフサイドレール4に接続される前方側接続部3jを有している。
これにより、インナパネル3は、インナパネルビード部3e,3Aeの前方のドア開口部1dまで延びてルーフサイドレール4に接続される前方側接続部3jを有することで、車両Vの前後方向にかかる荷重に対する強度及び剛性を向上させることができる。
また、図3または図4に示すように、ルーフサイドレール4は、インナパネルビード部3eと車幅方向に重なる位置に、上下方向に延びるサイドレールビード部4g,4hを有している。
これにより、ルーフサイドレール4は、インナパネルビード部3eと車幅方向に重なる位置に、上下方向に延びるサイドレールビード部4g,4hを有している。このため、ダンパなどから生じる車体上下方向の荷重に対する強度及び剛性をさらに向上させることできる。
また、図3または図5に示すように、インナパネル3は、車両Vの左右に設けられて、給油口または充電口3mを設けるための開口部2bが形成された側のインナパネルビード部3eは、当該インナパネルビード部3eの車幅方向の反対側に形成されたインナパネルビード部3Aeに比べて前後方向に長い。
これにより、給油口または充電口3mを設けるための開口部2b側のインナパネルビード部3eは、インナパネルビード部3eの車幅方向の反対側のインナパネルビード部3Aeに比べて前後方向に長い。このため、給油口または充電口3mを設けることによる強度及び剛性の低下を抑制することができる。
また、図4または図5に示すように、インナパネルビード部3e,3Aeの車幅内側に、車幅方向に延びるクロスメンバ5を設けている。
これにより、インナパネルビード部3e,3Aeの車幅内側に、車幅方向に延びるクロスメンバ5を設けたことで、インナパネル3にかかる車両Vの上下及び前後方向の荷重をクロスメンバ5に伝達させることができる。このため、車両Vの強度及び剛性を向上させることができる。
[変形例]
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内で種々の改造及び変更が可能であり、本発明はこれら改造及び変更された発明にも及ぶことは勿論である。
例えば、車両Vは、車体上部1bにサイドレールインナ部4aから車体上部後端部まで延びているルーフサイドレール4,4Aと、左右のルーフサイドレール4,4A間にクロスメンバ5を有しているものであれば、車両Vの車種や形状は特に限定されない。
1 車体
1a 車体後部
1b 車体上部
1c 車体側部
1d ドア開口部
1e リヤホイールハウス
2 アウタパネル
2b 開口部
3,3A インナパネル
3e,3Ae インナパネルビード部
3f,3g 接続部
3h,3i 延設部
3j 前方側接続部
3k 後方側接続部
3m 給油口または充電口
4,4A ルーフサイドレール
4g,4h サイドレールビード部
5 クロスメンバ

Claims (4)

  1. 車体のアウタパネルよりも車幅方向内側に位置して、後輪を収容するリヤホイールハウスの一部を形成するインナパネルと、
    車体上部で車体前後方向に延びるルーフサイドレールと、を備えた車体後部構造において、
    前記インナパネルには、車幅方向に突出して上下方向に延びるインナパネルビード部と、
    前記インナパネルビード部の車体前後方向に形成されて前記ルーフサイドレールに接続される接続部と、
    前記接続部よりも車体前後方向の少なくとも一方に延びて前記ルーフサイドレールに接続される延設部と、
    が形成され
    前記ルーフサイドレールは、前記インナパネルビード部と車幅方向に重なる位置に、上下方向に延びるサイドレールビード部を有していること、
    を特徴とする車体後部構造。
  2. 車体のアウタパネルよりも車幅方向内側に位置して、後輪を収容するリヤホイールハウスの一部を形成するインナパネルと、
    車体上部で車体前後方向に延びるルーフサイドレールと、を備えた車体後部構造において、
    前記インナパネルには、車幅方向に突出して上下方向に延びるインナパネルビード部と、
    前記インナパネルビード部の車体前後方向に形成されて前記ルーフサイドレールに接続される接続部と、
    前記接続部よりも車体前後方向の少なくとも一方に延びて前記ルーフサイドレールに接続される延設部と、
    が形成され
    前記インナパネルは、車両の左右に設けられて、
    給油口または充電口を設けるための開口部が形成された側の前記インナパネルビード部は、当該インナパネルビード部の車幅方向の反対側に形成されたインナパネルビード部に比べて前後方向に長いこと、
    を特徴とする車体後部構造。
  3. 前記インナパネルは、前記インナパネルビード部よりも前方にあるドア開口部まで延びて前記ルーフサイドレールに接続される前方側接続部を有していること、
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の車体後部構造。
  4. 前記インナパネルビード部の車幅内側に、車幅方向に延びるクロスメンバを設けたこと、
    を特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の車体後部構造。
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