JP7213224B2 - 車体構造 - Google Patents

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Description

本発明は、外部から入力される過大な荷重から車室内の乗員を守るための車体構造に関する。
衝突などによる過大な入力荷重から車室内の乗員を守るために、過大な入力荷重を吸収するための衝撃吸収構造、および衝撃に対して、変形せずに車室の内部空間を維持するための骨格構造などを車体各部に設定することが従来から行われている。
たとえば、特許文献1では、車室の前側下部面に沿って配置される後フレーム(支持フレーム)が、片持ち梁のように、車室から延在する前フレーム(被支持フレーム)の後端部を支持する構成が開示されている。
そして、外部から過大な荷重が前フレームに対して入力された際には、前フレームが潰れることで荷重エネルギーを吸収して、車室の変形を抑制し、車室内の乗員を保護するように構成されている。
特開2017-121883号公報
ところで、特許文献1の構造では、衝突などによって、前フレーム(被支持フレーム)に荷重が入力された際、前フレームが潰れる前に、前フレームと前フレームを支持する後フレーム(支持フレーム)との間が折れ曲がってしまうおそれがある。そして、このような場合には、前フレームがエネルギー吸収性能を十分に発揮できないことが考えられる。
本発明は、前述の点に鑑みてなされたものであり、外部から過大な荷重が入力された際に、被支持フレームと被支持フレームを支持する支持フレームとの間が不用意に折れ曲がることのない車体構造を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明に係る車体構造は、車室の前方、または後方に車両前後方向に沿って配置される被支持フレームと、車両前後方向に沿いつつ、該車室の外周面に配置され、該被支持フレームの車室側端部を支持する支持フレームと、車両前後方向に沿って該支持フレーム内に配置され、該支持フレームとともに閉断面を形成するスチフナと、該支持フレーム内に、該スチフナの被支持フレーム側の部位に隣接しつつ、車両前後方向に面して配置されたバルクヘッドと、を備え、該スチフナは、該被支持フレーム側の端部に、上方に向かって立設された取付部を備え、該バルクヘッドの上方縁部が、該スチフナの該取付部と一体に構成されたことを特徴とする。
本発明によれば、外部から過大な荷重が入力された際に、被支持フレームと被支持フレームを支持する支持フレームとの間が不用意に折れ曲がることのない車体構造を提供することができる。
第1実施形態の車体構造示す斜視図である。 第1実施形態の車体構造示す要部拡大平面図である。 図2のIII-III線に沿った断面図である。 図2のIV-IV線に沿った断面図である。 図2のV-V線に沿った断面図である。 第2実施形態における図2のIII-III線に対応する部位を示す断面図である。
<第1実施形態>
本発明の一実施形態の車体構造S1について、図1~図5を参照して詳細に説明する。
なお、説明において、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
また、以下の説明においては、「前」「後」、「上」「下」、「内」「外」については、特別に断らない限り、車両前後方向における「前」「後」、車両上下方向における「上」「下」、車幅方向における「内」「外」を指すものとする。
本実施形態の車体構造S1は、車室CAの前方に設定されるエンジンルームERと車室CAとの連結部分に設定されている(図1参照)。
本実施形態の車体構造S1は、主に車体前方、および斜め前方向から車体に衝突された場合に、車室内の乗員を保護するための構造である。
本実施形態の車体構造S1は、車体の骨格を構成する部材として、フロントサイドフレーム11(被支持フレーム)、フロントサイドリヤエンド12(支持フレーム)、アウトリガ13、フロアサイドフレーム14を備えている。
フロントサイドフレーム11(被支持フレーム)は、エンジンルームER内を前後方向に沿って左右に一対配置されている(図1参照)。
また、各フロントサイドフレーム11は、断面U字形状を有し、U字形状の開口部が車幅方向外側に向かって開口するように配置されている。
つまり、各フロントサイドフレーム11は、U字形状の底部が互いに対向するように配置されている。
なお、本実施形態の車体構造S1では、各フロントサイドフレーム11は、断面U字形状を有し、フレームの内部が外部に開放されているが、このような形態に限定するものではない。たとえば、各フロントサイドフレーム11のU字形状の開口部にバックプレート(図示せず)を被せ、バックプレートとともに閉断面を形成する構成とすることも可能である。
そして、各フロントサイドフレーム11は、その後端部に、フロントサイドリヤエンド12が形成され、フロントサイドリヤエンド12を介して、車室CAの前側に配置されている。
フロントサイドリヤエンド12(支持フレーム)は、車室CAの外殻を構成するダッシュボードロワ(図示せず)の下面に沿うように車体後方側に延在している(図1参照)。
そして、フロントサイドリヤエンド12は、フロントサイドフレーム11の後端部を支持しつつ、フロアサイドフレーム14の前端部に連結している。
つまり、フロントサイドリヤエンド12は、前側から後側に行くにしたがって下降しつつ、フロントサイドフレーム11とフロアサイドフレーム14とを連結している。
また、フロントサイドリヤエンド12は、リヤエンド内壁12a、リヤエンド外壁12b、リヤエンド底面12cで構成された断面U字形状を有しており、上方に開口した状態で配置されている。
なお、本実施形態の車体構造S1では、フロントサイドリヤエンド12は、断面U字形状を有し、上方に開口するように配置されているが、このような形態に限定するものではない。たとえば、フロントサイドリヤエンド12のU字形状の開口部にアッパプレート(図示せず)を被せ、アッパプレートとともに閉断面を形成する構成とすることも可能である。
リヤエンド内壁12aは、フロントサイドリヤエンド12の断面U字形状における車幅方向内側の壁を構成している(図1、図2参照)。
リヤエンド内壁12aは、前後方向に沿いつつ、上下方向に立設され、車幅方向に面した状態で配置されている。
リヤエンド外壁12bは、フロントサイドリヤエンド12の断面U字形状における車幅方向外側の壁を構成している。
リヤエンド外壁12bは、リヤエンド内壁12aと平行に、且つ前後方向に沿いつつ、上下方向に立設され、車幅方向に面した状態で配置されている。
リヤエンド底面12cは、リヤエンド内壁12aの下端部と、リヤエンド外壁12bの下端部とを連結しつつ、前後方向に沿って延在し、上下に面して配置されている。
また、リヤエンド底面12cには、車輪(図示せず)を支持するサスペンションロワアーム(図示せず)を支持するための締結点12dが設けられている(図3参照)。
そして、フロントサイドリヤエンド12は、断面U字形状の開口側縁部が、ダッシュボードロワの下面に接合されている。
これによって、フロントサイドリヤエンド12は、ダッシュボードロワとともに車体前後方向に沿う閉断面を形成している。
さらに、フロントサイドリヤエンド12は、断面U字形状の内部に、後述する補強手段20が配置されている。
加えて、フロントサイドリヤエンド12には、アウトリガ13が連結されている。
アウトリガ13は、車室CAの前側下面に、車幅方向に沿って配置されている(図1参照)。
そして、アウトリガ13は、内側端部がフロントサイドリヤエンド12に連結され、外側端部が車室CAの側部を構成する骨格部材であるサイドシル(図示せず)に連結されている。
また、アウトリガ13は、断面U字形状を有し、上方に開口した状態で配置され、開口縁部が、ダッシュボードロワの下面に接合されている。
これにより、アウトリガ13は、ダッシュボードロワとともに車幅方向に沿う閉断面を構成している。
フロアサイドフレーム14は、フロアトンネル部(図示せず)とサイドシル(図示せず)との間に、前後方向に沿って左右に一対配置されている(図1参照)。
なお、フロアトンネル部(図示せず)は、車室床部の車幅方向中央部を前後に延在する構成であり、サイドシル(図示せず)は、車室床部の側縁に前後方向に沿って延在する骨格部材である。
フロアサイドフレーム14は、断面U字形状を有しており、フロアサイドフレーム14は、上方に開口した状態で配置されている。
これにより、フロアサイドフレーム14は、ダッシュボードロワとともに車幅方向に沿う閉断面を構成している。
補強手段20は、フロントサイドリヤエンド12の剛性を高めるために、フロントサイドリヤエンド12のU字形状内部に配置されている(図1、図2参照)。
補強手段20は、スチフナ21、バルクヘッド22を備えている。
スチフナ21は、スチフナ本体21a、スチフナ内接片21b、スチフナ外接片21c、スチフナ前接片21dを備えている(図2~図5参照)。
スチフナ本体21aは、略長方形形状の板状部材で構成され、その長辺21eが前後方向に沿いつつ、その短辺21fが車幅方向に沿うように、且つリヤエンド底面12cから上方に離間した状態で配置されている。
さらに、スチフナ本体21aは、その前端部がフロントサイドフレーム11とフロントサイドリヤエンド12との接合部近傍に位置しつつ、その中央部分が締結点12dの上方に位置するように配置されている(図3参照)。
また、スチフナ本体21aは、その前端側が、フロントサイドリヤエンド12のU字形状の開口部側に近接しつつ、その後端側が、フロントサイドリヤエンド12のU字形状のリヤエンド底面12c側に近接するように配置されている。
つまり、スチフナ本体21aは、前側から後側に行くにしたがって下降するように配置されている。
スチフナ内接片21bは、スチフナ本体21aの内側側縁部から上方に向かって延設された長方形形状の切片で構成され、フロントサイドリヤエンド12のリヤエンド内壁12aに接合されている。
スチフナ外接片21cは、スチフナ本体21aの外側側縁部から上方に向かって延設された長方形形状の切片で構成され、フロントサイドリヤエンド12のリヤエンド外壁12bに接合されている。
スチフナ前接片21d(取付部)は、スチフナ本体21aの前側端縁部からバルクヘッド22の板面に沿うように、上方に向かって延設された長方形形状の切片で構成されている。そして、スチフナ前接片21dは、後述するバルクヘッド接合部22eに接合されている。
このような構成によって、スチフナ21は、フロントサイドリヤエンド12(支持フレーム)の断面U字形状の開口部側を閉じつつ、車両前後方向に沿って配置され、フロントサイドリヤエンド12内に閉断面を形成している。また、フロントサイドリヤエンド12とダッシュボードロワとで形成される閉断面を、スチフナ21が上下2つの閉断面に分割している。
バルクヘッド22は、スチフナ21とは別部材で構成され、スチフナ21の前方(フロントサイドフレーム11側)に隣接して、車両前後方向に面して配置されている(図2~図5参照)。
また、バルクヘッド22は、バルクヘッド本体22a、バルクヘッド内接片22b、バルクヘッド外接片22c、バルクヘッド底接片22dを備えている。
バルクヘッド本体22aは、フロントサイドリヤエンド12のU字形状と同一形状を有した板状部材で構成され、フロントサイドリヤエンド12を横切るように、その板面が前後方向に面して配置されている。
また、バルクヘッド本体22aは、その上方側縁部が、バルクヘッド接合部22eに設定されている。
バルクヘッド内接片22bは、バルクヘッド本体22aの内側側縁部から前方に向かって延設された長方形形状の切片で構成され、フロントサイドリヤエンド12のリヤエンド内壁12aに接合される。
バルクヘッド外接片22cは、バルクヘッド本体22aの外側側縁部から前方に向かって延設された長方形形状の切片で構成され、フロントサイドリヤエンド12のリヤエンド外壁12bに接合される。
バルクヘッド底接片22dは、バルクヘッド本体22aの下側縁部から前方に向かって延設された長方形形状の切片で構成され、フロントサイドリヤエンド12のリヤエンド底面12cに接合される。
バルクヘッド接合部22eは、スチフナ前接片21dと一体に接合される部位として、バルクヘッド本体22aの上方縁部に車幅方向に沿って設定されている。
なお、バルクヘッド接合部22eは、フロントサイドリヤエンド12(支持フレーム)のU字形状内部に配置された状態でスチフナ前接片21dに接合されている。
そして、バルクヘッド接合部22eとスチフナ前接片21dとを接合することで、スチフナ21とバルクヘッド22は、断面略L字形状を形成している。
このような構成によって、バルクヘッド22は、フロントサイドリヤエンド12(支持フレーム)の断面U字形状内部に、スチフナ21のフロントサイドフレーム11(被支持フレーム)側の部位に隣接しつつ、車両前後方向に面して配置されている。
そして、バルクヘッド接合部22e(バルクヘッド22の上方縁部)は、スチフナ21のフロントサイドフレーム11(被支持フレーム)側端部に設定されたスチフナ前接片21d(取付部)と一体に接合されている。
本実施形態の車体構造S1では、スチフナ21が、フロントサイドリヤエンド12(支持フレーム)内に、車両前後方向に沿って配置され、フロントサイドリヤエンド12内に閉断面を形成している。
また、バルクヘッド22が、フロントサイドリヤエンド12の内部に、スチフナ21の前端部に隣接しつつ、車両前後方向に面して配置されている。
さらに、バルクヘッド22のバルクヘッド接合部22eと、スチフナ21のスチフナ前接片21dとが一体に構成されている。
このような車体構造S1に対して、前方車両への追突などによって、車両前方、および斜め前側から衝撃荷重が入力された際には、衝撃荷重が、フロントサイドフレーム11からフロントサイドリヤエンド12に伝わる。
そして、バルクヘッド22に加わる荷重を、スチフナ21がバルクヘッド22の上部で受け止める。このため、フレームが折れる方向への荷重を効率良く受けることができ、フロントサイドフレーム11とフロントサイドリヤエンド12との間で、不用意に折れ曲がることを抑制することができる。
さらに、フロントサイドリヤエンド12のリヤエンド底面12cとの間に閉断面が形成されているため、不用意な折れ曲がりをより一層抑制することができる。
なお、本実施形態のように、フロントサイドリヤエンド12が、上方に向かって開口する断面U字形状を有する構成では、衝撃荷重は、フロントサイドリヤエンド12に対して、断面U字形状の開口部側が内側に倒れて潰れたり、外側に広げたりするように作用するとともに、フロントサイドフレーム11側が上方に折れ曲がるように作用する。
しかしながら、本実施形態の車体構造S1では、スチフナ21を備えることで、フロントサイドリヤエンド12には、断面U字形状の内部に閉空間が形成されている。
これによって、フロントサイドリヤエンド12の剛性が高められ、断面U字形状の開口部側の変形、およびフロントサイドフレーム11側の上方への折れ曲がりが抑制される。
また、車体側面への衝突などによって、車輪(図示せず)に対して、車両側方から衝撃荷重が入力された際には、衝撃荷重が、車輪からサスペンションロワアーム(図示せず)を介して、フロントサイドリヤエンド12の締結点12dに伝わる。
そして、衝撃荷重は、フロントサイドリヤエンド12に対して、締結点12dが車幅方向内側へスライドするように作用するとともに、フロントサイドリヤエンド12の断面U字形状が車幅方向内側へ倒れつつ、潰れるように作用する。
しかしながら、本実施形態の車体構造S1では、バルクヘッド22を備えることで、締結点12dの車幅方向内側へのスライドが抑制される。
また、スチフナ21とバルクヘッド22とが一体に構成されていることで、フロントサイドリヤエンド12の剛性がさらに高められ、折れ曲がり、および潰れがより抑制される。
また、本実施形態の車体構造S1では、スチフナ21とバルクヘッド22とが、別部材からなり、接合によって一体に構成されている。
これによって、スチフナ21とバルクヘッド22とを一体にした補強手段20の形成を容易にすることができる。
これに対して、スチフナ21とバルクヘッド22とが、1枚の板状部材で構成される場合には、スチフナ21とバルクヘッド22との継ぎ目部分に曲げ加工を施して、略L字形状にする工程が加わる。
ところが、この曲げの工程では、継ぎ目部分のなす角度によって、L字形状の角部分が割けてしまう可能性がある。
しかしながら、本実施形態では、スチフナ21、およびバルクヘッド22が別部材からなり、取り付け時に互いに接合される構成のため、スチフナ21とバルクヘッド22の継ぎ目に割けを生じることなく一体に形成することができる。
また、スチフナ21とバルクヘッド22とが、別部材からなることで、スチフナ21とバルクヘッド22とを別々にフロントサイドリヤエンド12内に配置してから接合することが可能である。
これによって、フロントサイドリヤエンド12の断面形状が複雑で、スチフナ21とバルクヘッド22が一体になった状態では、設置が困難な場合であっても、補強手段20を設置することができる。
また、本実施形態の車体構造S1では、スチフナ21は、フロントサイドフレーム11(被支持フレーム)側の端部に、バルクヘッド22の板面に沿いつつ、上方に向かって形成されたスチフナ前接片21d(取付部)を備えている。
このため、スチフナ21とバルクヘッド22を別々にフロントサイドリヤエンド12内に配置した後に、スチフナ前接片21dとバルクヘッド接合部22eを接合する作業をフロントサイドリヤエンド12のU字形状開口部側から行うことができる。
これによって、フロントサイドリヤエンド12に影響されることなく、スチフナ21とバルクヘッド22を接合することができる。
なお、本実施形態では、バルクヘッド接合部22eとスチフナ前接片21dとを接合手段として、スポット溶接が採用されているが、スポット溶接に限定するものではない。たとえば、他の溶接方法、ボルト、リベット等のように、想定される入力荷重の大きさに応じて、様々な接合手段を適宜採用することが可能である。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について、図6を参照して説明する。
なお、説明において、第1実施形態と同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
本実施形態の車体構造S2では、補強手段20を構成するスチフナ21とバルクヘッド22が1つの部材からなる点が、前述の第1実施形態の車体構造S1と大きく異なる点である。
スチフナ21とバルクヘッド22は、連結部23を介して、連続している。
連結部23は、その一端がスチフナ本体21aの前側端縁部に連続し、その他端がバルクヘッド本体22aの上方縁部に連続している。
また、連結部23は、連続する複数の円弧によって湾曲する曲面を形成している。
そして、このような構成とした場合であっても前述の第1実施形態と同様の作用効果が得られる。
また、本実施形態の構成とすることで、フロントサイドリヤエンド12に補強手段20を配置する際に、スチフナ21とバルクヘッド22との位置決め作業を簡便化することができる。
S1、S2 車体構造
11 フロントサイドフレーム(被支持フレーム)
12 フロントサイドリヤエンド(支持フレーム)
12a リヤエンド内壁
12b リヤエンド外壁
12c リヤエンド底面
12d 締結点
13 アウトリガ
14 フロアサイドフレーム
20 補強手段
21 スチフナ
21a スチフナ本体
21b スチフナ内接片
21c スチフナ外接片
21d スチフナ前接片(取付部)
21e 長辺
21f 短辺
22 バルクヘッド
22a バルクヘッド本体
22b バルクヘッド内接片
22c バルクヘッド外接片
22d バルクヘッド底接片
22e バルクヘッド接合部
23 連結部
CA 車室
ER エンジンルーム

Claims (2)

  1. 車室の前方、または後方に車両前後方向に沿って配置される被支持フレームと、
    車両前後方向に沿いつつ、該車室の外周面に配置され、該被支持フレームの車室側端部を支持する支持フレームと、
    車両前後方向に沿って該支持フレーム内に配置され、該支持フレームとともに閉断面を形成するスチフナと、
    該支持フレーム内に、該スチフナの被支持フレーム側の部位に隣接しつつ、車両前後方向に面して配置されたバルクヘッドと、
    を備え、
    該スチフナは、
    該被支持フレーム側の端部に、上方に向かって立設された取付部を備え、
    該バルクヘッドの上方縁部が、
    該スチフナの該取付部と一体に構成された
    ことを特徴とする車体構造。
  2. 前記バルクヘッドは、
    前記スチフナと別部材からなり、
    接合によって該スチフナと一体に構成された
    ことを特徴とする請求項1に記載の車体構造。
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