JP7083011B2 - 車体後部構造 - Google Patents
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Description
本発明は、車体後部構造に関するものである。
車両の車体後部構造として、車体左右の後部からルーフサイド部に向かって延びるリヤピラーと、車体左右のリヤダンパの上部領域を覆うダンパハウジングとの間がガセットによって連結されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の車体後部構造は、車外側のピラーアウタと車内側のピラーインナが相互に結合されて閉断面構造のリヤピラーが形成され、略コ字状の断面が上下方向に連続するガセットの上端部がリヤピラーの下部領域に接合されている。ガセットの下端部は、ダンパハウジングに結合されている。また、リヤピラーの閉断面内には、ガセットの前壁と後壁の位置に整合するように一対のバルクヘッド(補強壁)が取り付けられている。
この車体後部構造では、リヤダンパからダンパハウジングに入力された上下方向の荷重がガセットとバルクヘットを通してリヤピラーによって支持される。
この車体後部構造では、リヤダンパからダンパハウジングに入力された上下方向の荷重がガセットとバルクヘットを通してリヤピラーによって支持される。
特許文献1に記載の車体後部構造は、リヤピラーの閉断面内に、ガセットの前壁と後壁の位置に整合するように一対のバルクヘッドが取り付けられている。バルクヘッドはリヤピラーの内面に溶接等によって接合される。このため、バルクヘッドをリヤピラーの内面に取り付ける作業が難しい。
また、特許文献1に記載の車体後部構造では、バルクヘッドをリヤピラーの内面に溶接固定する場合や、リヤピラーのピラーアウタをダンパハウジングの車外側の上方延出壁等に溶接固定する場合に、リヤピラーに溶接作業用の複数の開口を設けることが必要となる。この場合、開口によるリヤピラーの剛性低下を避けるために補強部材を追加せざるを得なくなる。
また、特許文献1に記載の車体後部構造では、バルクヘッドをリヤピラーの内面に溶接固定する場合や、リヤピラーのピラーアウタをダンパハウジングの車外側の上方延出壁等に溶接固定する場合に、リヤピラーに溶接作業用の複数の開口を設けることが必要となる。この場合、開口によるリヤピラーの剛性低下を避けるために補強部材を追加せざるを得なくなる。
そこで本発明は、リヤピラーの充分な剛性を確保しつつ、製造の容易化を図ることができる車体後部構造を提供しようとするものである。
本発明に係る車体後部構造は、上記課題を解決するために、以下の構成を採用した。
即ち、本発明に係る車体後部構造は、車体左右の後部からルーフサイド部に向かって延び、車外側のピラーアウタ(例えば、実施形態のピラーアウタ10o)と車内側のピラーインナ(例えば、実施形態のピラーインナ10i)とが相互に接合されて閉断面を形成するリヤピラー(例えば、実施形態のリヤピラー10)と、リヤダンパの上部領域を覆うダンパハウジング(例えば、実施形態のダンパハウジング13)と、前記ダンパハウジングと前記リヤピラーを連結するガセット(例えば、実施形態のガセット14)と、を備え、前記ピラーインナは、前記ダンパハウジングの頂壁(例えば、実施形態の頂壁13b)の上方位置を境に、前側インナプレートと後側インナプレートとに分離して構成され、前記前側インナプレートと前記後側インナプレートの間には離間部(例えば、実施形態の離間部15)が配置され、前記前側インナプレートと前記後側インナプレートの前記離間部に臨む端縁には、断面略L字状に屈曲して、前記ピラーアウタとの間の閉断面を補強するバルクヘッド部(例えば、実施形態のバルクヘッド部16,17)が形成され、前記ガセットの上部は、前記離間部を閉塞するように前記前側インナプレートと前記後側インナプレートとに結合されていることを特徴とする。
即ち、本発明に係る車体後部構造は、車体左右の後部からルーフサイド部に向かって延び、車外側のピラーアウタ(例えば、実施形態のピラーアウタ10o)と車内側のピラーインナ(例えば、実施形態のピラーインナ10i)とが相互に接合されて閉断面を形成するリヤピラー(例えば、実施形態のリヤピラー10)と、リヤダンパの上部領域を覆うダンパハウジング(例えば、実施形態のダンパハウジング13)と、前記ダンパハウジングと前記リヤピラーを連結するガセット(例えば、実施形態のガセット14)と、を備え、前記ピラーインナは、前記ダンパハウジングの頂壁(例えば、実施形態の頂壁13b)の上方位置を境に、前側インナプレートと後側インナプレートとに分離して構成され、前記前側インナプレートと前記後側インナプレートの間には離間部(例えば、実施形態の離間部15)が配置され、前記前側インナプレートと前記後側インナプレートの前記離間部に臨む端縁には、断面略L字状に屈曲して、前記ピラーアウタとの間の閉断面を補強するバルクヘッド部(例えば、実施形態のバルクヘッド部16,17)が形成され、前記ガセットの上部は、前記離間部を閉塞するように前記前側インナプレートと前記後側インナプレートとに結合されていることを特徴とする。
上記の車体後部構造では、製造時に、ピラーインナの前側インナプレートと後側インナプレートに予めバルクヘッド部を形成しておき、その状態で前側インナプレートと後側インナプレートをピラーアウタに結合する。この後にガセットをダンパハウジングとリヤピラーに結合し、ガセットの上部で前側インナプレートと後側インナプレートの離間部を閉塞する。この車体後部構造を採用することにより、リヤピラーの充分な剛性を確保しつつ、製造の容易化を図ることが可能になる。
前記バルクヘッド部は、前記ピラーアウタに結合されるようにしても良い。
この場合、ピラーインナと一体に形成されたバルクヘッド部が、離間部に臨む位置において、ピラーアウタに結合されるため、強固なリヤピラーの断面を得ることができる。また、ピラーインナの離間部がガセットの上部によって閉塞されるため、リヤピラーの剛性をより高めることができる。
前記ガセットの上部は、前記ピラーインナの車幅方向と略直交する面に結合されるようにしても良い。
この場合、リヤダンパから入力される上下方向の入力荷重は、ガセットの上部を通してピラーインナにせん断荷重として受け止められる。このため、リヤダンパの支持剛性が高まり、車両の操縦安定性が高まる。
前記ピラーアウタは、前記ピラーインナの離間部に対応する位置の車幅方向内側の端部に、車幅方向と略直交して延在するフランジ部(例えば、実施形態のフランジ部10ob)を有し、前記ガセットは、前記ピラーアウタの前記フランジ部と、前記ダンパハウジングの車幅方向と略直交する面と、に結合されるようにしても良い。
この場合、リヤダンパから入力される上下方向の入力荷重は、ガセットを通してピラーインナとピラーアウタに伝達される。このとき、ダンパハウジングからガセットに入力される荷重は、せん断荷重としてガセットによって受け止められ、ガセットからピラーインナ及びピラーアウタに入力される荷重は、せん断荷重としてピラーインナとピラーアウタによって受け止められる。したがって、この構成を採用した場合には、リヤダンパの支持剛性を高め、車両の操縦安定性をより高めることができる。
前記ガセットは、前後に分割された複数のガセットプレート(例えば、実施形態の前ガセットプレート14F、後ガセットプレート14R)によって構成されるようにしても良い。
この場合、各ガセットプレートをリヤピラーやダンパハウジング等に個別に結合することができるため、ガセットの結合作業を容易にかつ正確に行うことができる。
一つの前記ガセットプレートには、前記前側インナプレートと前記後側インナプレートの側面の間の前記離間部による隙間を閉塞する閉塞部(例えば、実施形態のフランジ部14b)が形成されるようにしても良い。
この場合、前側インナプレートと後側インナプレートの側面の間の隙間が一のガセットプレートの閉塞部によって閉塞されるため、前側インナプレートと後側インナプレートの結合部の強度をより高めることができる。
前記ピラーアウタは、前記離間部を跨いで前記後側インナプレートと前記前側インナプレートに結合されるとともに、前部側が前方に延びる前方延出部(例えば、実施形態の前方延出部10of)と車幅方向内側に延びる内側延出部(例えば、実施形態の内側延出部10og)とに分岐し、前記前方延出部がルーフサイドレール(例えば、実施形態のルーフサイドレール11)に結合され、前記内側延出部がリヤルーフアーチ(例えば、実施形態のリヤルーフアーチ12)に結合されるようにしても良い。
この場合、リヤダンパからダンパハウジングに入力された荷重をガセットとリヤピラーを介してルーフ側の構造体に分散させることができる。したがって、本構成を採用した場合には、リヤダンパの支持剛性を高め、車両の操縦安定性をさらに高めることができる。
前記ガセットは、略コ字状の断面が上下方向に連続するコ字状断面部(例えば、実施形態のコ字状断面部14a)を有し、前記前側インナプレートと前記後側インナプレートの各前記バルクヘッド部は、前記コ字状断面部の前側の稜線(例えば、実施形態の稜線L1)と後側の稜線(例えば、実施形態の稜線L2)の各延出方向と整合するように配置されるようにしても良い。
この場合、リヤピラーの前後のバルクヘッド部とガセットの前後の稜線の延出方向を整合させることで、ガセットとリヤピラーの結合体の強度及び剛性が高まる。これにより、リヤダンパからダンパハウジングに入力された荷重を、強度及び剛性の高いガセットとリヤピラーの結合体によって安定し支持することが可能になる。
前記ダンパハウジングには、前記コ字状断面部の前側の稜線と後側の稜線の各延出方向と整合するように、前側補強部材(例えば、実施形態の前側補強部材30)と後側補強部材(例えば、実施形態の後側補強部材31)が取り付けられるようにしても良い。
この場合、リヤダンパからダンパハウジングに入力された荷重を、強度及び剛性の高いダンパハウジング、ガセット、及び、リヤピラーの結合体によってより安定して支持することができる。
前記ダンパハウジングは、前記頂壁の車幅方向外側の端部から上方に延出する接合フランジ(例えば、実施形態の接合フランジ13c)を有し、前記ピラーアウタは、前記接合フランジに車幅方向外側から当接して当該接合フランジに接合される接合壁(例えば、実施形態の接合壁10oe)を有し、前記ピラーインナは、下壁が前記接合フランジの上端部よりも低く設定されるとともに、前記接合フランジの車幅方向内側位置に前記接合フランジよりも前後幅の広い前記離間部が配置されるようにしても良い。
この場合、リヤピラーの断面を低く小型にすることができるとともに、リヤピラーをダンパハウジングに組み付けるときには、ピラーアウタの接合壁をダンパハウジングの接合フランジに車幅方向外側から略水平に移動させて突き当て、接合壁と接合フランジを容易に溶接固定することができる。このとき、ピラーインナは、下壁が接合フランジの上端部よりも低くなっているが、ピラーインナ上の接合フランジと対応する位置(接合フランジの車幅方向内側位置)には離間部が配置されているため、ピラーインナが接合フランジと干渉するのを避けることができる。
本発明は、前側インナプレートと後側インナプレートの離間部に臨む端縁にバルクヘッド部が屈曲して形成されているため、リヤピラーの閉断面を補強するバルクヘッド部をリヤピラーの内側に容易に形成することができる。
また、本発明では、ピラーインナに設けられた離間部が、リヤピラーに結合されるガセットの上部によって閉塞されるため、ガセットを組付ける前の状態では、離間部を通してピラーアウタと他の部材との溶接作業等を容易に行うことができる。
したがって、本発明を採用した場合には、リヤピラーの充分な剛性を確保しつつ、車体後部の製造の容易化を図ることができる。
また、本発明では、ピラーインナに設けられた離間部が、リヤピラーに結合されるガセットの上部によって閉塞されるため、ガセットを組付ける前の状態では、離間部を通してピラーアウタと他の部材との溶接作業等を容易に行うことができる。
したがって、本発明を採用した場合には、リヤピラーの充分な剛性を確保しつつ、車体後部の製造の容易化を図ることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、図面の適所には、車両の前方を指す矢印FRと、車両の上方を指す矢印UPと、車両の左側方を指す矢印LHが記しされている。
図1は、本実施形態の車両1の後部の骨格部を左斜め上方から見た斜視図であり、図2は、図1のII部を車内側の後斜め下方から見た斜視図である。
実施形態の車両1は、車体後部の左右両側に、後部側からルーフサイド部に向かって斜め上方に延びるリヤピラー10が配置されている。リヤピラー10の前端側は、図1に示すように、車体左右のルーフサイドレール11と、リヤルーフアーチ12に接合されている。
実施形態の車両1は、車体後部の左右両側に、後部側からルーフサイド部に向かって斜め上方に延びるリヤピラー10が配置されている。リヤピラー10の前端側は、図1に示すように、車体左右のルーフサイドレール11と、リヤルーフアーチ12に接合されている。
左右のリヤピラー10の上部寄り部分の下方側には、車両左右のリヤダンパ(図示せず)の上部領域を覆うダンパハウジング13が配置されている。ダンパハウジング13は、水平断面が略ハット状の胴部13aと、胴部13aの上端側を覆い図示しないリヤダンパの上端部を支持する頂壁13b(図3,図5参照)と、を備えている。
ダンパハウジング13の頂壁13bに連なる胴部13aの上端部分は、ガセット14によってリヤピラー10に連結されている。ガセット14は、略コ字状の断面が上下方向に連続するコ字状断面部14aを有する。コ字状断面部14aの下端部分は、ダンパハウジング13の胴部13aの上部領域に接合されている。コ字状断面部14aの上端部には、リヤピラー10に接合されるフランジ部14b,14c,14dが延設されている。ダンパハウジング13の胴部13aの上端部とリヤピラー10とは、ガセット14によって連結されている。
図3は、図2からガセット14を取り去った斜視図である。また、図4は、車両1の図2のIV矢視図であり、図5は、図4からガセット14を取り去った斜視図である。
ガセット14は、下端部がダンパハウジング13の胴部13aの後壁13arと側壁13asに接合される後ガセットプレート14Rと、下端部がダンパハウジング13の胴部13aの前壁13afと側壁13asの前部寄り部分に接合される前ガセットプレート14Fと、を備えている。すなわち、ガセット14は、複数のガセットプレートによって構成されている。後ガセットプレート14Rの上端部にはフランジ部14b,14cが形成され、前ガセットプレート14Fの上端部にはフランジ部14dが形成されている。
ガセット14は、下端部がダンパハウジング13の胴部13aの後壁13arと側壁13asに接合される後ガセットプレート14Rと、下端部がダンパハウジング13の胴部13aの前壁13afと側壁13asの前部寄り部分に接合される前ガセットプレート14Fと、を備えている。すなわち、ガセット14は、複数のガセットプレートによって構成されている。後ガセットプレート14Rの上端部にはフランジ部14b,14cが形成され、前ガセットプレート14Fの上端部にはフランジ部14dが形成されている。
リヤピラー10は、車外側に位置されるピラーアウタ10oと、車内側に位置されるピラーインナ10iと、を備えている。リヤピラー10は、ピラーアウタ10oとピラーインナ10iが相互に接合されて、車体前後方向に連続する閉断面を形成している。
ピラーインナ10iは、図3,図5に示すように、ダンパハウジング13の頂壁13bの上方位置を境に、前側インナプレート10ifと後側インナプレート10irとに分離して構成されている。前側インナプレート10ifと後側インナプレート10irの間には離間部15が配置されている。
前側インナプレート10ifの離間部15に臨む後側の端縁には、上方側に略L字状に屈曲してピラーアウタ10oとの間の閉断面を補強するバルクヘッド部16が形成されている。同様に、後側インナプレート10irの離間部15に臨む前側の端縁には、上方側に略L字状に屈曲してピラーアウタ10oとの間の閉断面を補強するバルクヘッド部17が形成されている。夫々のバルクヘッド部16,17の先端部には、離間部15の方向に屈曲する接合フランジ16f,17fが延設されている。各接合フランジ16f,17fは、ピラーアウタ10oの内側面に接合されている。
図6は、ダンパハウジング13、リヤピラー10及びガセット14の結合体を、図2のVI-VI線に沿って断面した部分断面斜視図であり、図7は、ダンパハウジング13、リヤピラー10及びガセット14の結合体の図2のVI-VI線に沿う断面図に、従来例の組付け形態を仮想線で重ねて記載した図である。
図7に示すように、ピラーインナ10i(後側インナプレート10ir、前側インナプレート10if)の離間部15を除く部位は、車幅方向内側の端部から鉛直上方に延びる内側壁10iaと、内側壁10iaの下端から略水平に車幅方向外側に延びる下壁10ibと、下壁10ibの車幅方向外側の端部から車幅方向外側に傾斜しつつ上方に延びる外側壁10icと、外側壁10icの上端部から車幅方向外側に延びる外フランジ10idと、を有する断面形状とされている。
図7に示すように、ピラーインナ10i(後側インナプレート10ir、前側インナプレート10if)の離間部15を除く部位は、車幅方向内側の端部から鉛直上方に延びる内側壁10iaと、内側壁10iaの下端から略水平に車幅方向外側に延びる下壁10ibと、下壁10ibの車幅方向外側の端部から車幅方向外側に傾斜しつつ上方に延びる外側壁10icと、外側壁10icの上端部から車幅方向外側に延びる外フランジ10idと、を有する断面形状とされている。
また、ピラーアウタ10oの離間部15の近傍部は、略水平に延びる上壁10oaと、上壁10oaの車幅方向内側の端部から鉛直上方に屈曲して延びるフランジ部10obと、上壁10oaの車幅方向外側の端部から鉛直下方に屈曲して延びる外側壁10ocと、外側壁10ocの下端から車幅方向外側に延びる延長壁10odと、延長壁10odの車幅方向外側の端部から下方に屈曲して延びる接合壁10oeと、を有する断面形状とされている。フランジ部10obは、ピラーアウタ10oの車幅方向内側の端部に車幅方向と略直交して延在している。
ピラーインナ10iとピラーアウタ10oは、ピラーインナ10iの内側壁10iaの上縁部とピラーアウタ10oのフランジ部10obが接合されるとともに、ピラーインナ10iの外フランジ10idとピラーアウタ10oの延長壁10odが接合されている。
ピラーインナ10iとピラーアウタ10oは、ピラーインナ10iの内側壁10iaの上縁部とピラーアウタ10oのフランジ部10obが接合されるとともに、ピラーインナ10iの外フランジ10idとピラーアウタ10oの延長壁10odが接合されている。
ピラーアウタ10oは、離間部15を跨いで後側インナプレート10irと前側インナプレート10ifに結合されている。また、ピラーアウタ10oは、図1に示すように、前部側が前方に延びる前方延出部10ofと車幅方向内側に延びる内側延出部10ogとに分岐している。前方延出部10ofは、ルーフサイドレール11に結合され、内側延出部10ogはリヤルーフアーチ12に結合されている。
ここで、ガセット14の上部の後側のフランジ部14cは、図2に示すように後方に屈曲して延び、ガセット14の上部の前側のフランジ部14dは、図4に示すように前方に屈曲して延びている。後側のフランジ部14cは、後側インナプレート10irの下壁のうちの離間部15の前側の縁部に接合され、前側のフランジ部14dは、前側インナプレート10ifの下壁のうちの離間部15の後側の縁部に接合されている。
また、ガセット14の上部の中央のフランジ部14bは、略直線状に上方に延びている。中央のフランジ部14bは、後側インナプレート10irと前側インナプレート10ifの内側壁のうちの、離間部15による隙間を前後に跨ぐようにして、後側インナプレート10irの前縁部と前側インナプレート10ifの後縁部とに接合されている。中央のフランジ部14bは、前述のように後ガセットプレート14Rの上部に一体に形成されている。
また、ガセット14の上部の中央のフランジ部14bは、略直線状に上方に延びている。中央のフランジ部14bは、後側インナプレート10irと前側インナプレート10ifの内側壁のうちの、離間部15による隙間を前後に跨ぐようにして、後側インナプレート10irの前縁部と前側インナプレート10ifの後縁部とに接合されている。中央のフランジ部14bは、前述のように後ガセットプレート14Rの上部に一体に形成されている。
本実施形態では、中央のフランジ部14bは、前側インナプレート10ifと後側インナプレート10irの側面の間の隙間を閉塞する閉塞部を構成している。また、後側インナプレート10irと前側インナプレート10ifの内側壁は鉛直上方に延びており、フランジ部14b(ガセット14の上部)が接合される面は、車幅方向と略直交する面とされている。
また、図3,図5に示すように、離間部15による前側インナプレート10ifと後側インナプレート10irの側面の間の隙間には、ピラーアウタ10oの車幅方向内側のフランジ部10obが露出している。ガセット14の中央のフランジ部14bの上縁部分は、ピラーアウタ10oのフランジ部10obにも接合されている。
一方、ガセット14の下縁部は、ダンパハウジング13の側壁13asの車幅方向と略直交する面に接合されている。
一方、ガセット14の下縁部は、ダンパハウジング13の側壁13asの車幅方向と略直交する面に接合されている。
ここで、ガセット14のコ字状断面部14aは、側壁と前壁の境界部に略上下方向に延びる前側の稜線L1が配置され、側壁と後壁の境界部に同様に略上下方向に延びる後側の稜線L2が配置されている。リヤピラー10の前後のバルクヘッド部16,17は、図3図5に示すように、ガセット14の前後の稜線L1,L2と整合するように形成されている。
また、ダンパハウジング13の胴部には、ガセット14の前後の稜線L1,L2の各延出方向と整合するように、前側補強部材30と後側補強部材31が取り付けられている。前側補強部材30はガセット14の前側の稜線L1の延び方向と整合する稜線を有し、後側補強部材31はガセット14の後側の稜線L2の延び方向と整合する稜線を有している。
また、図6,図7に示すように、ダンパハウジング13の頂壁13bは、車幅方向外側に向かって上方に傾斜している。頂壁13bの車幅方向外側の端部には、鉛直上方に向かって延びる接合フランジ13cが延設されている。接合フランジ13cには、車幅方向外側からピラーアウタ10oの車幅方向外側の接合壁10oeが当接し、その状態で接合壁10oeが溶接によって結合されている。
リヤピラー10をダンパハウジング13の上部に組み付ける場合には、ピラーインナ10iの下壁10ibの高さが接合フランジ13cの上端部よりも低くなるようにして、リヤピラー10をダンパハウジング13の車幅方向外側位置から、そのまま車幅方向内側に移動させる。このとき、ピラーインナ10iのうちの接合フランジ13cと対応する前後位置には、接合フランジ13cよりも前後幅の広い離間部15が配置されているため、リヤピラー10を車幅方向内側に水平に移動させてもピラーインナ10iの内側壁iaや下壁10ib等がダンパハウジング13の接合フランジ13cと干渉するのを回避することができる。こうして、リヤピラー10が車幅方向にある程度移動すると、ピラーアウタ10oの接合壁10oeがダンパハウジング13の接合フランジ13cの車外側面に当接し、それによって位置決めされる。ピラーアウタの接合壁10oeとダンパハウジング13の接合フランジ13cとは、この状態で溶接固定される。また、ガセット14の上部は、この後にリヤピラー10に対して溶接固定される。
なお、図7中には、ピラーインナに離間部が設けられていない従来例のリヤピラー10Cの場合の組付け形態が仮想線で示されている。
従来例のリヤピラー10Cの場合には、リヤピラー10Cをダンパハウジング13の上部に組み付けるときに、図7中の矢印で示すように、リヤピラー10Cをダンパハウジング13の車幅方向外側の上方位置から、車幅方向内側、かつ下方に移動させる。これにより、ピラーインナの内側壁や下壁がダンパハウジング13の接合フランジ13cと干渉するのを回避する。こうして、ピラーインナ10iの下壁10ibが接合フランジ13cの上端部よりも内側下方に移動したところで、リヤピラー10を車幅方向内に水平に移動させる。この後、ピラーアウタの接合壁がダンパハウジング13の接合フランジ13cの車外側面に当接したところで、ピラーアウタの接合壁とダンパハウジング13の接合フランジ13cを溶接固定する。
上述した本実施形態の構造では、リヤピラー10Cをダンパハウジング13の上部に組み付けるときに、リヤピラー10Cをダンパハウジング13の車幅方向外側の上方位置から、車幅方向内側、かつ下方に移動させる動きが不要となる。
従来例のリヤピラー10Cの場合には、リヤピラー10Cをダンパハウジング13の上部に組み付けるときに、図7中の矢印で示すように、リヤピラー10Cをダンパハウジング13の車幅方向外側の上方位置から、車幅方向内側、かつ下方に移動させる。これにより、ピラーインナの内側壁や下壁がダンパハウジング13の接合フランジ13cと干渉するのを回避する。こうして、ピラーインナ10iの下壁10ibが接合フランジ13cの上端部よりも内側下方に移動したところで、リヤピラー10を車幅方向内に水平に移動させる。この後、ピラーアウタの接合壁がダンパハウジング13の接合フランジ13cの車外側面に当接したところで、ピラーアウタの接合壁とダンパハウジング13の接合フランジ13cを溶接固定する。
上述した本実施形態の構造では、リヤピラー10Cをダンパハウジング13の上部に組み付けるときに、リヤピラー10Cをダンパハウジング13の車幅方向外側の上方位置から、車幅方向内側、かつ下方に移動させる動きが不要となる。
以上のように、本実施形態の車体後部構造は、ピラーインナ10iの前側インナプレート10ifと後側インナプレート10irの離間部15に臨む端縁にバルクヘッド部16,17が屈曲して形成されているため、リヤピラー10の閉断面を補強するバルクヘッド部16,17をリヤピラー10の内側に容易に形成することができる。すなわち、本実施形態の車体後部構造を採用した場合には、製造時に、ピラーインナ10iの前側インナプレート10ifと後側インナプレート10irに予めバルクヘッド部16,17を形成しておき、その状態で前側インナプレート10ifと後側インナプレート10irをピラーアウタ10oに結合することができる。
また、本実施形態の車体後部構造では、ピラーインナ10iに設けられた離間部15が、リヤピラー10に結合されるガセット14の上部によって閉塞されるため、ガセット14を組付ける前の状態では、離間部15を通してピラーアウタ10oと他の部材との溶接作業等を容易に行うことができる。したがって、本実施形態の車体後部構造を採用した場合には、リヤピラー10の充分な剛性を確保しつつ、車体後部の製造の容易化を図ることができる。
また、本実施形態の車体後部構造では、ピラーインナ10iと一体に形成されたバルクヘッド部16,17が、離間部15に臨む位置において、ピラーアウタ10oに結合されるため、強固なリヤピラー10の断面を得ることができる。また、ピラーインナ10iの離間部15がガセット14の上部によって閉塞されるため、リヤピラー10の剛性をより高めることができる。
また、本実施形態の車体後部構造は、ガセット14の上部が、ピラーインナ10iの車幅方向と略直交する面に結合されているため、リヤダンパから入力される上下方向の入力荷重を、ガセット14の上部を通してピラーインナ10iでせん断荷重として受け止めることができる。したがって、本構成を採用した場合には、リヤダンパの支持剛性を高め、車両の操縦安定性を高めることができる。
特に、本実施形態の車体後部構造では、ガセット14の上部が、ピラーアウタ10oの車幅方向と略直交して延在するフランジ部10obにも結合されているため、リヤダンパから入力される上下方向の入力荷重を、ピラーインナ10iだけでなくピラーアウタ10oでもせん断荷重として受け止めることができる。したがって、本構成を採用した場合には、リヤダンパの支持剛性を高め、車両の操縦安定性をより高めることができる。
また、本実施形態の車体後部構造では、ガセット14が、前後に分割された後ガセットプレート14Rと前ガセットプレート14Fによって構成されている。この場合、各ガセットプレートをリヤピラー10やダンパハウジング13等に個別に結合することができるため、ガセット14の結合作業を容易にかつ正確に行うことができる。
さらに、本実施形態の車体後部構造では、一方のガセットプレート(後ガセットプレート14R)に、前側インナプレート10ifと後側インナプレート10irの側面の間の離間部15による隙間を閉塞するフランジ部14b(閉塞部)が設けられている。このため、前側インナプレート10ifと後側インナプレート10irの結合部の強度をより高めることができる。
また、本実施形態の車体後部構造では、ピラーアウタ10oの前方延出部10ofがルーフサイドレール11に結合され、ピラーアウタ10oの内側延出部10ogがリヤルーフアーチ12に結合されている。このため、リヤダンパからダンパハウジング13に入力された荷重をガセット14とリヤピラー10を介してルーフ側の構造体に分散して支持させることができる。したがって、本構成を採用した場合には、リヤダンパの支持剛性をより高め、車両の操縦安定性をさらに高めることができる。
また、本実施形態の車体後部構造は、前側インナプレート10ifと後側インナプレート10irのバルクヘッド部16,17がガセット14の前後の稜線L1,L2の延出方向と整合するように配置されている。このため、ガセット14とリヤピラー10の結合体の強度及び剛性を高めることができる。したがって、本構成を採用した場合には、リヤダンパからダンパハウジング13に入力された荷重を、強度及び剛性の高いガセット14とリヤピラー10の結合体によって安定し支持することができる。
さらに、本実施形態の車体後部構造は、ガセット14の前後の稜線L1,L2の延出方向と整合するように、前側補強部材30と後側補強部材31がダンパハウジング13に取り付けられている。このため、リヤダンパからダンパハウジング13に入力された荷重を、強度及び剛性の高いダンパハウジング13、ガセット14、及び、リヤピラー10の結合体によってより安定して支持することができる。
また、本実施形態の車体後部構造は、ピラーアウタ10oが、ダンパハウジング13の接合フランジ13cに車幅方向外側から当接して接合される接合壁10oeを備え、ピラーインナ10iの下壁10ibが接合フランジ13cの上端部よりも低く設定されている。そして、ダンパハウジング13の接合フランジ13cの車幅方向内側位置には、接合フランジ13cよりも前後幅の広いピラーインナ10iの離間部15が配置されている。このため、リヤピラー10の断面を低く小型にすることができるとともに、リヤピラー10をダンパハウジング13に組み付けるときには、ピラーアウタ10oの接合壁10oeをダンパハウジング13の接合フランジ13cに車幅方向外側から略水平に移動させて突き当て、接合壁13oeと接合フランジ13cを容易に溶接固定することができる。
則ち、本実施形態の車体後部構造では、ピラーインナ10i上の接合フランジ13cと対応する位置(接合フランジ13cの車幅方向内側位置)に、接合フランジ13cよりも前後幅の広い離間部15が配置されているため、リヤピラー10の組付け時に、ピラーインナ10iと接合フランジ13cの干渉を招くことなく、接合壁13oeと接合フランジ13cを容易に溶接固定することができる。
則ち、本実施形態の車体後部構造では、ピラーインナ10i上の接合フランジ13cと対応する位置(接合フランジ13cの車幅方向内側位置)に、接合フランジ13cよりも前後幅の広い離間部15が配置されているため、リヤピラー10の組付け時に、ピラーインナ10iと接合フランジ13cの干渉を招くことなく、接合壁13oeと接合フランジ13cを容易に溶接固定することができる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。
10…リヤピラー
10o…ピラーアウタ
10ob…フランジ部
10oe…接合壁
10of…前方延出部
10og…内側延出部
10i…ピラーインナ
10if…前側インナプレート
10ir…後側インナプレート
13b…頂壁
11…ルーフサイドレール
12…リヤルーフアーチ
13…ダンパハウジング
13c…接合フランジ
14…ガセット
14a…コ字状断面部
14b…フランジ部(閉塞部)
15…離間部
16,17…バルクヘッド部
30…前側補強部材
31…後側補強部材
L1…前側の稜線
L2…後側の稜線
10o…ピラーアウタ
10ob…フランジ部
10oe…接合壁
10of…前方延出部
10og…内側延出部
10i…ピラーインナ
10if…前側インナプレート
10ir…後側インナプレート
13b…頂壁
11…ルーフサイドレール
12…リヤルーフアーチ
13…ダンパハウジング
13c…接合フランジ
14…ガセット
14a…コ字状断面部
14b…フランジ部(閉塞部)
15…離間部
16,17…バルクヘッド部
30…前側補強部材
31…後側補強部材
L1…前側の稜線
L2…後側の稜線
Claims (10)
- 車体左右の後部からルーフサイド部に向かって延び、車外側のピラーアウタと車内側のピラーインナとが相互に接合されて閉断面を形成するリヤピラーと、
リヤダンパの上部領域を覆うダンパハウジングと、
前記ダンパハウジングと前記リヤピラーを連結するガセットと、を備え、
前記ピラーインナは、前記ダンパハウジングの頂壁の上方位置を境に、前側インナプレートと後側インナプレートとに分離して構成され、
前記前側インナプレートと前記後側インナプレートの間には離間部が配置され、
前記前側インナプレートと前記後側インナプレートの前記離間部に臨む端縁には、断面略L字状に屈曲して、前記ピラーアウタとの間の閉断面を補強するバルクヘッド部が形成され、
前記ガセットの上部は、前記離間部を閉塞するように前記前側インナプレートと前記後側インナプレートとに結合されていることを特徴とする車体後部構造。 - 前記バルクヘッド部は、前記ピラーアウタに結合されていることを特徴とする請求項1に記載の車体後部構造。
- 前記ガセットの上部は、前記ピラーインナの車幅方向と略直交する面に結合されていることを特徴とする請求項1または2に記載の車体後部構造。
- 前記ピラーアウタは、前記ピラーインナの離間部に対応する位置の車幅方向内側の端部に、車幅方向と略直交して延在するフランジ部を有し、
前記ガセットは、前記ピラーアウタの前記フランジ部と、前記ダンパハウジングの車幅方向と略直交する面と、に結合されていることを特徴とする請求項3に記載の車体後部構造。 - 前記ガセットは、前後に分割された複数のガセットプレートによって構成されていることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の車体後部構造。
- 一つの前記ガセットプレートには、前記前側インナプレートと前記後側インナプレートの側面の間の前記離間部による隙間を閉塞する閉塞部が形成されていることを特徴とする請求項5に記載の車体後部構造。
- 前記ピラーアウタは、前記離間部を跨いで前記後側インナプレートと前記前側インナプレートに結合されるとともに、前部側が前方に延びる前方延出部と車幅方向内側に延びる内側延出部とに分岐し、
前記前方延出部がルーフサイドレールに結合され、
前記内側延出部がリヤルーフアーチに結合されていることを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載の車体後部構造。 - 前記ガセットは、略コ字状の断面が上下方向に連続するコ字状断面部を有し、
前記前側インナプレートと前記後側インナプレートの各前記バルクヘッド部は、前記コ字状断面部の前側の稜線と後側の稜線の各延出方向と整合するように形成されていることを特徴とする請求項1~7のいずれか1項に記載の車体後部構造。 - 前記ダンパハウジングには、前記コ字状断面部の前側の稜線と後側の稜線の各延出方向と整合するように、前側補強部材と後側補強部材が取り付けられていることを特徴する請求項8に記載の車体後部構造。
- 前記ダンパハウジングは、前記頂壁の車幅方向外側の端部から上方に延出する接合フランジを有し、
前記ピラーアウタは、前記接合フランジに車幅方向外側から当接して当該接合フランジに接合される接合壁を有し、
前記ピラーインナは、下壁が前記接合フランジの上端部よりも低く設定されるとともに、前記接合フランジの車幅方向内側位置に前記接合フランジよりも前後幅の広い前記離間部が配置されていることを特徴とする請求項1~9のいずれか1項に記載の車体後部構造。
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