JP2008018735A - 車体後部構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】リヤピラーインナの板厚増大を伴うことなく、ルーフサイドレールとバックピラーおよびリヤルーフレールの集合部分の剛性を高められる車体後部構造の提供を図る。
【解決手段】リヤピラーインナ1の窓枠部3の上側部に隣接した三股状の骨格部材接続部5では、バックピラーレインフオース22に延設したジョイント部22Aにより三股状の閉断面部22A′が窓枠部3の上辺部に沿って形成され、かつ、該閉断面部22A′を介してルーフサイドレール閉断面300′に連続するルーフサイドレール接続部6とリヤピラーレインフオース延設部2Aとで形成した閉断面6′と、バックピラーインナ21とバックピラーレインフオース22とで形成した閉断面21′と、リヤルーフレール閉断面400′とが連続して結合剛性が高められる。
【選択図】図1
【解決手段】リヤピラーインナ1の窓枠部3の上側部に隣接した三股状の骨格部材接続部5では、バックピラーレインフオース22に延設したジョイント部22Aにより三股状の閉断面部22A′が窓枠部3の上辺部に沿って形成され、かつ、該閉断面部22A′を介してルーフサイドレール閉断面300′に連続するルーフサイドレール接続部6とリヤピラーレインフオース延設部2Aとで形成した閉断面6′と、バックピラーインナ21とバックピラーレインフオース22とで形成した閉断面21′と、リヤルーフレール閉断面400′とが連続して結合剛性が高められる。
【選択図】図1
Description
本発明は自動車の車体後部構造、とりわけ、リヤピラーとバックピラーとの間にリヤクオータ窓部を形成した自動車の車体後部構造に関する。
リヤピラーとバックピラーとの間にリヤクオータ窓部を形成した自動車の中には、リヤピラーインナに形成したリヤクオータ窓枠部の下側に沿って、リヤピラーとバックピラーとに跨って前後方向に閉断面を形成するレインフオースを接合配置して、該リヤクオータ窓枠部周りの剛性を高めるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−291947号公報(第2頁、[図1]、[図2])。
リヤピラーインナには、上端部にルーフサイドレール部を設けたリヤピラーレインフオース、およびバックピラーレインフオースを接合して、リヤピラーインナの前側部に上下方向に延在する閉断面の骨格を形成するとともに、リヤピラーレインフオースのルーフサイドレール部とリヤピラーインナのルーフサイドレール接続部、およびバックピラーインナとバックピラーレインフオースのそれぞれで閉断面の骨格を形成するのであるが、バックピラーレインフオースの上端部がリヤピラーインナのリヤルーフレール接続部の近傍で途切れているため、前記ルーフサイドレール部とルーフサイドレール接続部とで形成した閉断面と、バックピラーインナとバックピラーレインフオースとで形成した閉断面と、リヤルーフレールの閉断面とが、レインフオースの壁面同志の繋がりがある連続した閉断面とはならない。
このため、前述のようにリヤクオータ窓枠部の下側に沿ってリヤピラーとバックピラーとに跨って前後方向に閉断面を形成するレインフオースを接合して補強しても、前記窓枠部の上側部分ではルーフサイドレール、バックピラー、およびリヤルーフレールの各閉断面のレインフオースが不連続となっているため、これらルーフサイドレール、バックピラー、およびリヤルーフレールの集合部分の剛性を十分に確保することが難しい。
これは、特に、大型のサンルーフ搭載のためにルーフ開口部をリヤルーフレール直前部まで拡大した車種では、前記集合部分の剛性が不足していることから、これを補剛するためにはリヤピラーインナの板厚増大が必要となって、コスト的におよび重量的に不利となってしまう。
そこで、本発明はリヤピラーインナの板厚増大を伴うことなく、ルーフサイドレールとバックピラーおよびリヤルーフレールの集合部分の剛性を高めることができる車体後部構造を提供するものである。
本発明の車体後部構造にあっては、リヤピラーインナの上側部に、車幅方向外側に向けて立上がって先端にリヤクオータガラス取付面となるフランジ縁を曲折成形した窓枠部を形成し、
この窓枠部の上側部に隣接して、車体前方に向けて延設されたルーフサイドレール接続部と、車幅方向内側に向けて延設されたリヤルーフレール接続部と、車体後方斜め下がりに延設されたバックピラー接続部と、を有する三股状の骨格部材接続部を形成し、
ルーフサイドレール接続部とルーフサイドレールインナ、リヤルーフレール接続部とリヤルーフレールインナ、バックピラー接続部とバックピラーインナ、をそれぞれ嵌合して接続するとともに、
ルーフサイドレール接続部、リヤルーフレールインナ、バックピラーインナの各外側に、リヤピラーレインフオース、リヤルーフレールアウタ、バックピラーレインフオースを接続してそれぞれ閉断面を構成し、
前記バックピラーレインフオースの上端部には、バックピラー接続部からリヤルーフレールアウタを接続したリヤルーフレール接続部、およびリヤピラーレインフオースを接続したルーフサイドレール接続部の各外側を覆って接続されて、窓枠部の上辺部に隣接して三股状の閉断面部を構成するジョイント部を延設する一方、
前記バックピラー接続部の車幅方向外側の側縁部に、窓枠部を境にしてルーフサイドレール接続部の側壁に対して車幅方向外側にオフセットして分離し、上端末が漸次窓枠部のフランジ縁と略同一面に繋がり、かつ、下端部が漸次リヤピラーインナの一般面と略同一面に繋がる面変化部を形成し、
前記バックピラーレインフオースのジョイント部の車幅方向外側の側壁を、この面変化部およびリヤピラーレインフオースの車幅方向外側の側壁に重合して接続して、リヤピラーレインフオースとバックピラーレインフオースの各車幅方向外側の側壁を略面一に連続して形成したことを最も主要な特徴とする。
この窓枠部の上側部に隣接して、車体前方に向けて延設されたルーフサイドレール接続部と、車幅方向内側に向けて延設されたリヤルーフレール接続部と、車体後方斜め下がりに延設されたバックピラー接続部と、を有する三股状の骨格部材接続部を形成し、
ルーフサイドレール接続部とルーフサイドレールインナ、リヤルーフレール接続部とリヤルーフレールインナ、バックピラー接続部とバックピラーインナ、をそれぞれ嵌合して接続するとともに、
ルーフサイドレール接続部、リヤルーフレールインナ、バックピラーインナの各外側に、リヤピラーレインフオース、リヤルーフレールアウタ、バックピラーレインフオースを接続してそれぞれ閉断面を構成し、
前記バックピラーレインフオースの上端部には、バックピラー接続部からリヤルーフレールアウタを接続したリヤルーフレール接続部、およびリヤピラーレインフオースを接続したルーフサイドレール接続部の各外側を覆って接続されて、窓枠部の上辺部に隣接して三股状の閉断面部を構成するジョイント部を延設する一方、
前記バックピラー接続部の車幅方向外側の側縁部に、窓枠部を境にしてルーフサイドレール接続部の側壁に対して車幅方向外側にオフセットして分離し、上端末が漸次窓枠部のフランジ縁と略同一面に繋がり、かつ、下端部が漸次リヤピラーインナの一般面と略同一面に繋がる面変化部を形成し、
前記バックピラーレインフオースのジョイント部の車幅方向外側の側壁を、この面変化部およびリヤピラーレインフオースの車幅方向外側の側壁に重合して接続して、リヤピラーレインフオースとバックピラーレインフオースの各車幅方向外側の側壁を略面一に連続して形成したことを最も主要な特徴とする。
本発明によれば、リヤピラーインナの窓枠部の上側部に隣接した三股状の骨格部材接続部では、バックピラーレインフオースの上端部に延設したジョイント部の接続によって三股状の閉断面部が窓枠部の上辺部に沿って形成されることと併せて、該三股状の閉断面部を介して、ルーフサイドレール閉断面に連続するルーフサイドレール接続部とリヤピラーレインフオースとで形成した閉断面と、バックピラーインナとバックピラーレインフオースとで形成した閉断面と、リヤルーフレールインナとリヤルーフレールアウタとで形成した閉断面とを連続させることができるため、ルーフサイドレールとバックピラーおよびリヤルーフレールの集合部分の捩れ剛性、剪断剛性、曲げ剛性をリヤピラーインナの板厚増大を伴うことなく高めることができる。
また、特に、リヤピラーレインフオースとバックピラーレインフオースは、それらの上壁どうしを面一に連続させることができることは勿論、これらリヤピラーレインフオースとバックピラーレインフオースの各車幅方向外側の側壁どうしを、窓枠部の上側部分で面変化部を介して面一に連続させて形成することができるので、前記集合部分の剛性をより一層高めることができる。
以下、本発明の実施形態を図面と共に詳述する。
図1〜図10は本発明にかかる車体後部構造の一実施形態を示し、図1はリヤピラーインナのリヤクオータ窓部周りの構造を示す斜視図、図2は図1の分解斜視図、図3はリヤピラーインナとルーフサイドレールインナ、リヤルーフレールインナ、バックピラーインナとの接続状態を示す斜視図、図4はバックピラーレインフオースを分解して示す図1と同様の斜視図、図5は図1に対応した平面図、図6は図3に対応した平面図、図7は図4に対応した平面図、図8は図5のA−A線に沿う断面図、図9は図1のB−B線に沿う断面図、図10は図5のC−C線に沿う断面図である。
本実施形態の車体後部構造は、図1〜図7に示すように、車体サイドドア開口部S・Oの後部の上下方向骨格部材を構成するリヤピラー100と、車体後部ドア開口部B・Oの車幅方向両側の上下方向骨格部材を構成するバックピラー200と、ルーフサイドの前後方向骨格部材を構成するルーフサイドレール300と、ルーフ後部の車幅方向骨格部材を構成するルーフサイドレール400と、を備えている。
リヤピラー100は、リヤピラーインナ1と、その外側面に接合配置したリヤピラーレインフオース2と、を備えている。
リヤピラーインナ1は、その上側部にリヤクオータガラスG(図9参照)の窓枠部3を形成してある。
この窓枠部3は、上辺部を後ろ斜め下がりの斜辺とした側面略直角三角形状に形成してあり、周縁部を車体外方に向けて立上がり形成して、立上がり壁4の先端にはリヤクオータガラス取付面となる平坦なフランジ縁4aを曲折成形してある。
また、このリヤピラーインナ1の上側部には、前記窓枠部3の上側に隣接して、車体前方に向けて延設されたルーフサイドレール接続部6と、車幅方向内側に向けて延設されたリヤルーフレール接続部7と、車体後方斜め下がりに延設されたバックピラー接続部8と、を有する三股状の骨格部材接続部5を形成してある。
ルーフサイドレール300は、略ハット形断面を縦向きにしたルーフサイドレールインナ31とルーフサイドレールアウタ32とを車幅方向に向かい合わせに突合わせて接合して閉断面300′を形成している。
ルーフサイドレール接続部6は、このルーフサイドレールインナ31と同様に略ハット形断面を縦向きにした形状に形成してあって、その前端部を該ルーフサイドレールインナ31の後端部に嵌合して接合し、側壁6aをルーフサイドレールインナ31の側壁31aに面一に整合して繋げてある。
リヤピラーレインフオース2は、リヤピラーインナ1の前端部に上下方向に接合して閉断面を形成しており、その略上半部は窓枠部3の前側辺のフランジ縁4a面に跨って接合して、該窓枠部3の前側辺に隣接して閉断面1′を形成している。
このリヤピラーレインフオース2の上端部には、前端部がルーフサイドレールアウタ32と同様に略ハット形断面を縦向きにした形状に形成され、かつ、後端部が上壁2aと車幅方向外側の側壁2bとで逆L字形断面に形成された延設部2Aを形成してある。
そして、この延設部2Aの前端部分をルーフサイドレールアウタ32の後端部に嵌合して接合し、上,下壁2a,2cと側壁2bをルーフサイドレールアウタ32の上,下壁32aと32cと側壁32bに面一に整合して繋げてあるとともに、後端部分をルーフサイドレールインナ31とルーフサイドレール接続部6の外側を覆って接合して、前記ルーフサイドレール300の閉断面300′およびリヤピラーインナ1とリヤピラーレインフオース2とで上下方向に形成した閉断面1′に連なる閉断面6′(図8参照)を形成している。
この延設部2Aの後端部では、その側壁2bの下縁部を窓枠部3のフランジ縁4a面に重合して接合ある。
リヤルーフレール400は、略ハット形断面のリヤルーフレールインナ41とリヤルーフレールアウタ42とを上下方向に向かい合わせに接合して閉断面400′を形成している。
リヤルーフレール接続部7は、このリヤルーフレールインナ41と同様の逆ハット形の断面形状に形成してあって、その車幅方向端部を該リヤルーフレールインナ41の車幅方向端部に嵌合して接合し、底壁7aをリヤルーフレールインナ41の底壁41aに面一に整合して繋げてあり、リヤルーフレールアウタ42の車幅方向端部はリヤルーフレール接続部7に跨って接合して閉断面7′(図10参照)を形成してある。
バックピラー200は、バックピラーインナ21と、その外側を覆って接合したバックピラーレインフオース22と、を備えている。
バックピラーインナ21は、底壁21aと車幅方向内側の側壁21bとでL字状断面に形成して、底壁21aの車幅方向外側の縁部をリヤピラーインナ1の前傾した後縁部に重合して接合してある一方、バックピラーレインフオース22は、上壁22aと車幅方向外側の側壁22bとで逆L字形状に形成してあって、これらバックピラーインナ21とバックピラーレインフオース22とを上下方向に突合わせて接合して、斜め後ろ下がりに傾斜して上下方向に延在する閉断面21′を形成している。
バックピラー接続部8は、前記バックピラーインナ21と同様のL字状の断面形状に形成してあって、その後端部(下端部)をバックピラーインナ21の上端部に嵌合して接合し、底壁8aと側壁8bとを、バックピラーインナ21の底壁21aと側壁21bとに、それぞれ面一に整合して繋げてある。
ここで、前記バックピラーレインフオース22の上端部には、バックピラー接続部8からリヤルーフレールアウタ42を接合したりリヤルーフレール接続部7、およびリヤピラーレインフオース2の延設部2Aを接続したルーフサイドレール接続部6の各外側を覆って接続されて、窓枠部3の上辺部に隣接して三股状の閉断面部22A′(図9参照)を構成するジョイント部22Aを延設してある。
このジョイント22Aは、バックピラーレインフオース22の上壁22aと車幅方向外側の側壁22bとを上方に向けて膨出した形状に形成して、前端部をルーフサイドレール接続部6とリヤピラーレインフオース2の延設部2Aの後端部との接合部分に嵌合して接合し、上壁22aと側壁22bとを該延設部2Aの上壁2aと側壁2bとに、それぞれ面一に整合して繋げてある。
また、ジョイント部22Aの車幅方向内側の端部は、リヤルーフレール接続部7とリヤルーフレールアウタ42の車幅方向端部との接続部分の断面形状に合わせて形成して、該接続部分に嵌合して接合してある。
一方、前記バックピラー接続部8の車幅方向外側の側縁部には、窓枠部3を境にしてルーフサイドレール接続部6の側壁6aに対して車幅方向外側にオフセットして分離し、上端末が漸次窓枠部3のフランジ縁4aと同一面に繋がり、かつ、下端部が漸次リヤピラーインナ1の一般面1aと同一面に繋がる面変化部9を形成してある。
そして、前記バックピラーレインフオース22のジョイント部22Aの車幅方向外側の側壁22bを、この面変化部9および前記リヤピラーレインフオース2の延設部2Aの車幅方向外側の側壁2bに重合して接合して、これらリヤピラーレインフオース2の延設部2Aと、バックピラーレインフオース22の各車幅方向外側の側壁2bと22bとを面一に連続して形成してある。
前記ジョイント部22Aにおける側壁22bには、面変化部9の上端部と窓枠部3のフランジ縁4aとが繋がる部分の断面形状に合わせた段差部22cを形成してある。
また、本実施形態では、前記バックピラー接続部8とリヤルーフレール接続部7の各底壁8aと7aとを同一面に連続して形成するとともに、面変化部9の上側部に、バックピラー接続部8の底壁8aと窓枠部3の立上がり壁4とが面一に連続してルーフサイドレール接続部6に延びる壁面連続部10を形成してある。
更に、本実施形態では、リヤピラーインナ1の三股状の骨格部材接続部5を、窓枠部3の上側前部と後側下部の部分とで分断して、窓枠部3の上辺部と、ルーフサイドレール接続部7の略後半部と、リヤルーフレール接続部7と、バックピラー接続部8の略上半部と、を含む部分を別ピース5Aとして分割して形成してある。
図8,9中、500はボディサイドパネル、図10中、600はルーフパネルを示す。
以上の構成により本実施形態の車体前部構造によれば、リヤピラーインナ1の窓枠部3の上側部に隣接した三股状の骨格部材接続部5では、バックピラーレインフオース22の上端部に延設したジョイント部22Aの接続により構成された三股状の閉断面部22A′が窓枠部3の上辺部に沿って形成されることと併せて、この三股状の閉断面部22A′を介して、ルーフサイドレール閉断面300′に連続するルーフサイドレール接続部6とリヤピラーレインフオース2の延設部2Aとで形成した閉断面6′と、バックピラーインナ21とバックピラーレインフオース22とで形成した閉断面21′と、リヤルーフレールインナ41とリヤルーフレールアウタ42とで形成した閉断面400′に連続するリヤルーフレール接続部7とリヤルーフレールアウタ42とで形成した閉断面7′とを連続させることができるため、ルーフサイドレール300とバックピラー200およびリヤルーフレール400の集合部分の捩れ剛性、剪断剛性、曲げ剛性をリヤピラーインナ1の板厚増大を伴うことなく高めることができる。
また、特に、リヤピラーインナフオース2の延設部2Aとバックピラーレインフオース22は、それらの上壁2aと22aどうしを面一に連続させることができることは勿論、これら延設部22Aとバックピラーレインフオース22の各車幅方向外側の側壁2bと22bどうしを、窓枠部3の上側部分で面変化部9を介して面一に連続されて形成することができるので、前記集合部分の剛性をより一層高めることができる。
この結果、図1に示すように、大型のサンルーフ搭載のためルーフ開口部R・Oをリヤルーフレール400の直前部まで拡大した車体であっても、ルーフサイドレール300とリヤルーフレール400とバックピラー200とが三股状に集合し、かつ、リヤクオータ窓が近接した部分の捩れ変形の抑制効果を高めることができる。
また、前記三股状の骨格部材接続部5では、バックピラー接続部8とリヤルーフレール接続部7の各底壁8aと7aとを同一面に連続して形成してあるとともに、前記面変化部9の上側部に、バックピラー接続部8の底壁8aと窓枠部3の立上がり壁4とが面一に連続してルーフサイド接続部6に延びる壁面連続部10を形成してあるため、前記三股状の集合部分の捩れ剛性をより一層高めることができる。
更に、前記三股状骨格部材接続部5の大半の部分を別ピース5Aとして分割して形成してあるため、この別ピース5Aのみを板厚増大することによって、重量増大を可及的に少なく抑えて大幅な補強効果の向上を図ることができる。
ところで、本発明は前記実施形態に例をとって説明したが、この実施形態に限ることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で他の実施形態を各種採用することができる。
1 リヤピラーインナ
1a 一般面
1′,6′,21′,300′,400′ 閉断面
2 リヤピラーレインフオース
2a,22a 上壁
2b,6a,8b,22b,31a 側壁
2A 延設部(リヤピラーレインフオース)
3 窓枠部
4 立上がり壁
4a フランジ縁
5 骨格部材接続部
5A 別ピース
6 ルーフサイドレール接続部
7 リヤルーフレール接続部
7a,8a,21a,41a 底壁
8 バックピラー接続部
9 面変化部
10 壁面連続部
21 バックピラーインナ
22 バックピラーレインフオース
22A ジョイント部
22A′ 三股状の閉断面部
31 ルーフサイドレールインナ
32 ルーフサイドレールアウタ
41 リヤルーフレールインナ
42 リヤルーフレールアウタ
100 リヤピラー
200 バックピラー
300 ルーフサイドレール
400 リヤルーフレール
1a 一般面
1′,6′,21′,300′,400′ 閉断面
2 リヤピラーレインフオース
2a,22a 上壁
2b,6a,8b,22b,31a 側壁
2A 延設部(リヤピラーレインフオース)
3 窓枠部
4 立上がり壁
4a フランジ縁
5 骨格部材接続部
5A 別ピース
6 ルーフサイドレール接続部
7 リヤルーフレール接続部
7a,8a,21a,41a 底壁
8 バックピラー接続部
9 面変化部
10 壁面連続部
21 バックピラーインナ
22 バックピラーレインフオース
22A ジョイント部
22A′ 三股状の閉断面部
31 ルーフサイドレールインナ
32 ルーフサイドレールアウタ
41 リヤルーフレールインナ
42 リヤルーフレールアウタ
100 リヤピラー
200 バックピラー
300 ルーフサイドレール
400 リヤルーフレール
Claims (3)
- リヤピラーインナの上側部に、車幅方向外側に向けて立上がって先端にリヤクオータガラス取付面となるフランジ縁を曲折成形した窓枠部を形成し、
この窓枠部の上側部に隣接して、車体前方に向けて延設されたルーフサイドレール接続部と、車幅方向内側に向けて延設されたリヤルーフレール接続部と、車体後方斜め下がりに延設されたバックピラー接続部と、を有する三股状の骨格部材接続部を形成し、
ルーフサイドレール接続部とルーフサイドレールインナ、リヤルーフレール接続部とリヤルーフレールインナ、バックピラー接続部とバックピラーインナ、をそれぞれ嵌合して接続するとともに、
ルーフサイドレール接続部、リヤルーフレールインナ、バックピラーインナの各外側に、リヤピラーレインフオース、リヤルーフレールアウタ、バックピラーレインフオースを接続してそれぞれ閉断面を構成し、
前記バックピラーレインフオースの上端部には、バックピラー接続部からリヤルーフレールアウタを接続したリヤルーフレール接続部、およびリヤピラーレインフオースを接続したルーフサイドレール接続部の各外側を覆って接続されて、窓枠部の上辺部に隣接して三股状の閉断面部を構成するジョイント部を延設する一方、
前記バックピラー接続部の車幅方向外側の側縁部に、窓枠部を境にしてルーフサイドレール接続部の側壁に対して車幅方向外側にオフセットして分離し、上端末が漸次窓枠部のフランジ縁と略同一面に繋がり、かつ、下端部が漸次リヤピラーインナの一般面と略同一面に繋がる面変化部を形成し、
前記バックピラーレインフオースのジョイント部の車幅方向外側の側壁を、この面変化部およびリヤピラーレインフオースの車幅方向外側の側壁に重合して接続して、リヤピラーレインフオースとバックピラーレインフオースの各車幅方向外側の側壁を略面一に連続して形成したことを特徴とする車体後部構造。 - バックピラー接続部とリヤルーフレール接続部の各底壁を同一面に連続して形成すると共に、
面変化部の上側部に、バックピラー接続部の底壁と窓枠部の立上がり壁とが面一に連続してルーフサイドレール接続部に延びる壁面連続部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の車体後部構造。 - リヤピラーインナの三股状の骨格部材接続部を窓枠部の上側前部と後側下部の部分とで分断して、窓枠部の上辺部と、ルーフサイドレール接続部の略後半部と、リヤルーフレール接続部と、バックピラー接続部の略上半部と、を含む部分を別ピースとして分割して形成したことを特徴とする請求項1または2に記載の車体後部構造。
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