JP2009096287A - 車両の上部車体構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】フロントピラーとルーフレールとフロントヘッダとの結合部のクラッシュ強度の向上を図り、フロントピラーやルーフレールが車室内に侵入するのを抑制できる車両の上部車体構造を提供する。
【解決手段】フロントピラーインナ1とルーフレールインナ4とで前後方向に連続するインナパネル7を形成し、少なくとも結合部Aのインナパネル7にレインフォースメント28を接合して、前後方向に延びる閉断面29が形成され、インナパネル7またはレインフォースメント28に取付けられ、閉断面29内を車幅方向に横切る複数の節を前後方向に連続して形成する補強プレート31を設けたことを特徴とする。
【選択図】図3

Description

この発明は、フロントピラーとルーフレールとフロントヘッダとの結合部における車両の上部車体構造に関する。
従来の車両の上部車体構造としては、特許文献1に開示された構造がある。
すなわち、図12に示すように、ルーフパネル91の下方に、車幅方向に連続するフロントルーフレール92およびルーフレールブレース93を設け、このルーフレールブレース93をフロントピラーインナ94に接合すると共に、該フロントピラーインナ94の車外側にはボディサイドアウタ95(ルーフサイドレールアウタと同意)を接合し、さらに、上述のルーフレールブレース93とフロントピラーインナ94との連結部には、ルーフレールブレース93の前後幅よりも小幅の補強パネル96を設けて、該連結部を補強する構造が開示されている。
特許文献1に開示されたこの従来構造においては、上記補強パネル96を設けることにより、板厚を厚くすることなく、効果的に剛性を向上させることができる。
しかしながら、フロントピラーとルーフレールとフロントヘッダとの結合部においては、近年さらに高いクラッシュ強度の向上が要求されており、特許文献1に開示された程度の構造では、斯る要求を満たすことができない問題点があった。
特開平9−76936号公報
そこで、この発明は、フロントピラーインナとルーフレールインナとで車体前後方向に連続するインナパネルを形成し、フロントピラーとルーフレールとフロントヘッダとの結合部においてインナパネルにレインフォースメントを接合して、車体前後方向に延びる閉断面を形成し、上記インナパネルまたはレインフォースメントに取付けられ、上記閉断面内を車幅方向に横切る複数の節を車体前後方向に連続して形成した補強プレートを設けることで、フロントピラーとルーフレールとフロントヘッダとの結合部のクラッシュ強度の向上を図ることができて、フロントピラーやルーフレールが車室内に侵入することを抑制できる車両の上部車体構造の提供を目的とする。
この発明による車両の上部車体構造は、フロントピラーとルーフレールとフロントヘッダとの結合部における車両の上部車体構造であって、フロントピラーインナとルーフレールインナとで車体前後方向に連続するインナパネルを形成し、少なくとも上記結合部のインナパネルにレインフォースメントを接合して、車体前後方向に延びる閉断面が形成され、上記インナパネルまたはレインフォースメントに取付けられ、上記閉断面内を車幅方向に横切る複数の節を車体前後方向に連続して形成する補強プレートを設けたものである。
上記構成によれば、上述の閉断面内を車幅方向に横切る複数の節をもった補強プレートを設けたので、フロントピラーとルーフレールとフロントヘッダとの結合部のクラッシュ強度の向上を図ることができ、車両衝突時にフロントピラーやルーフレールが車室内に侵入するのを抑制することができる。
この発明の一実施態様においては、上記補強プレートに、上記インナパネルの接合フランジ部と、上記レインフォースメントの接合フランジ部と、の間に狭持固定されるフランジ部を設けたものである。
上記構成によれば、補強プレートにフランジ部を設け、このフランジ部をインナパネルおよびレインフォースメントの接合フランジ部間に狭持固定するので、耐荷重をさらに向上させることができる。
この発明の一実施態様においては、上記補強プレートには、上記インナパネルの上下の接合フランジ部と、上記レインフォースメントの上下の接合フランジ部との間にそれぞれ狭持固定される上下一対のフランジ部が設けられたものである。
上記構成によれば、補強プレートに上下一対のフランジ部を設け、これら上下の各フランジ部をインナパネルおよびレインフォースメントの上下の接合フランジ部間に狭持固定するので、耐荷重をより一層向上させることができる。
この発明の一実施態様においては、上記補強プレートが上記フロントピラーインナとルーフレールインナとに跨って取付けられ、上記補強プレートの下端部には上記インナパネルの下面部上面に接合されるロアフランジ部を設けたものである。
上記構成によれば、インナパネルの下面部上面に接合されるロアフランジ部により、耐荷重をさらに向上させることができる。
この発明の一実施態様においては、上記補強プレートが上記レインフォースメントに取付けられ、上記補強プレートの上端部には該レインフォースメントの上面部下面に接合されるアッパフランジ部を設けたものである。
上記構成によれば、レインフォースメントの上面部下面に接合されるアッパフランジ部により、耐荷重をさらに向上させることができる。
この発明の一実施態様においては、上記閉断面内を車幅方向に横切る複数の節は平面視で台形状に形成されたものである。
上記構成によれば、複数の節を平面視で台形状と成したので、衝突荷重の入力方向にかかわらず耐荷重を向上することができる。
この発明の一実施態様においては、上記補強プレートの前後方向の長さは上記フロントヘッダの前後幅の3倍以上の範囲にわたるよう設定されたものである。
上記構成によれば、補強プレートの前後方向の長さにより、耐荷重をさらに向上させることができる。
この発明によれば、フロントピラーインナとルーフレールインナとで車体前後方向に連続するインナパネルを形成し、フロントピラーとルーフレールとフロントヘッダとの結合部においてインナパネルにレインフォースメントを接合して、車体前後方向に延びる閉断面を形成し、上記インナパネルまたはレインフォースメントに取付けられ、上記閉断面内を車幅方向に横切る複数の節を車体前後方向に連続して形成した補強プレートを設けたので、フロントピラーとルーフレールとフロントヘッダとの結合部のクラッシュ強度の向上を図ることができて、フロントピラーやルーフレールが車室内に侵入することを抑制できる効果がある。
フロントピラーとルーフレールとフロントヘッダとの結合部のクラッシュ強度の向上を図り、フロントピラーやルーフレールが車室内に侵入するのを抑制するという目的を、フロントピラーとルーフレールとフロントヘッダとの結合部における車両の上部車体構造において、フロントピラーインナとルーフレールインナとで車体前後方向に連続するインナパネルを形成し、少なくとも上記結合部のインナパネルにレインフォースメントを接合して、車体前後方向に延びる閉断面が形成され、上記インナパネルまたはレインフォースメントに取付けられ、上記閉断面内を車幅方向に横切る複数の節を車体前後方向に連続して形成する補強プレートを設けるという構成にて実現した。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は車両の上部車体構造を示し、図1、図2、図3(但し、図3はフロントピラーとルーフレールとフロントヘッダとの結合部の断面図)において、車体側部にて前側下部から後側上部に向けて延びるフロントピラーインナ1とフロントピラーアウタ2とでフロントピラー3を形成している。
上述のフロントピラーインナ1と車体前後方向に連続するルーフレールインナ4(詳しくは、ルーフサイドレールインナ)と、フロントピラーアウタ2と車体前後方向に連続するルーフレールアウタ5(詳しくはルーフサイドレールアウタ)とでルーフレール6(詳しくは、ルーフサイドレール)を形成している。
また、上述のフロントピラーインナ1とルーフレールインナ4との両者で、図2に示すように車体前後方向に連続するインナパネル7を形成している。
ここで、上述のフロントピラー3およびルーフレール6は車体の左右両サイド部に設けられており、左右のフロントピラー3,3の上端部相互間には、車幅方向に延びるフロントヘッダ8を張架する一方、左右のルーフレール6,6の後端部相互間には、車幅方向に延びるリヤヘッダ9を張架している。
また、上述のフロントヘッダ8とリヤヘッダ9との間において、左右のルーフレール6,6間には、車体前後方向に離間して、車幅方向に延びる複数のルーフレインフォースメント10,11,12を設けている。
図1に示すように、上述のフロントヘッダ8と、左右のフロントピラー3,3と、ダッシュアッパパネル13とで囲繞されたフロントウインド開口14を形成し、ヒンジピラー15と、フロントピラー3と、ルーフレール6の前部と、センタピラー16と、図示しないサイドシルとで囲繞されたフロントドア開口17を形成し、センタピラー16と、ルーフレール6の後部と、リヤフェンダを含む後部ボディサイド部18と、図示しないサイドシルとで囲繞されたリヤドア開口19を形成している。
さらに、左右のルーフレール6,6間には、その前部がフロントヘッダ8の上部に、また、その後部がリヤヘッダ9の上部にそれぞれ位置するルーフパネル20を取付けている。
図3に示すように、上述のルーフパネル20はその上面20aから下方に延びる縦壁部20bを一体形成し、この縦壁部20bの下端から車幅方向外方に延びる接合部20cを一体形成したもので、該接合部20cをルーフレール6の上側の接合フランジ部上面に溶接固定している。
また、上述のフロントヘッダ8、リヤヘッダ9、複数のルーフレインフォースメント10,11,12は、接着剤(図示せず)を用いて、ルーフパネル20の下面に接合固定されている。
ここで、上述のフロントヘッダ8の車幅方向端部には、図1、図3に示すように、接合フランジ8aが一体または一体的に形成されており、この接合フランジ8aが図1、図3に示すように、フロントピラーインナ1とルーフレールインナ4との両者に跨って接合固定されている。
なお、図1、図2において、21はヒンジピラーレインフォースメント、22はセンタピラーインナ、23はセンタピラーレインフォースメント、24はセンタピラーアウタ、25はリヤピラー、26はホイールハウスインナ、27はスペアタイヤパンである。
ところで、図3に示すように、上述のフロントピラー3とルーフレール6とフロントヘッダ8との結合部Aにおいて、インナパネル7にはレインフォースメント28を接合して、車体前後方向に延びる閉断面29を形成している。
この実施例では、フロントピラー3の長手方向全長およびルーフレール6の長手方向全長にわたって上述のレインフォースメント28をフロントピラー3およびルーフレール6に取付けている。
詳しくは、上述のレインフォースメント28はその上下に接合フランジ部28a,28bを有し、これら上下の接合フランジ部28a,28bは、図3に示すように、インナパネル7の上下の接合フランジ部7a,7bと、フロントピラーアウタ2の接合フランジ部2a,2b(または、ルーフレールアウタ5の接合フランジ部5a,5b)と、で挟持固定されている。
しかも、上述の閉断面29内を車幅方向に横切る複数の節30…を車体前後方向に連続して形成する補強プレート31を設け、図3に示すように、この補強プレート31をインナパネル7またはレインフォースメント28(図3の実施例ではインナパネル7)に取付けている。
図4に補強プレート31の斜視図を概略化して示すように、この補強プレート31は内片32(車幅方向内方側の縦片)、節30、外片33(車幅方向外方側の縦片)、節30、内片32を、この順に繰返して一体形成したものであって、上述の閉断面29を車幅方向に横切る複数の節30(詳しくは、節30および内外片32,33の連続形状)は、平面視で台形状に形成されている。
また、上述の補強プレート31の前後方向の長さは、図1に示すように、フロントヘッダ8の前後幅の3倍以上の範囲にわたるように設定されている。
さらに、上述の補強プレート31には、該プレート31をインナパネル7(またはレインフォースメント28)の形状に沿わせるための切欠き部34が設けられているが、この補強プレート31を予めインナパネル7(またはレインフォースメント28)の形状に沿うなだらかな形状に構成する場合には、上記切欠き部34を省略することができる。
なお、図中、矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両後方を示し、矢印INは車両内方を示し、矢印OUTは車両外方を示し、矢印UPは車両上方を示す。
このように、図1〜図4で示した実施例の車両の上部車体構造(請求項1、6、7に相当)は、フロントピラー3とルーフレール6とフロントヘッダ8との結合部Aにおける車両の上部車体構造であって、フロントピラーインナ1とルーフレールインナ4とで車体前後方向に連続するインナパネル7を形成し、少なくとも上記結合部Aのインナパネル7にレインフォースメント28を接合(この実施例では、結合部Aを含むインナパネル7の長手方向全長にわたってレインフォースメント28を接合)して、車体前後方向に延びる閉断面29が形成され、上記インナパネル7またはレインフォースメント28(この実施例では、インナパネル7)に取付けられ、上記閉断面29内を車幅方向に横切る複数の節30を車体前後方向に連続して形成する補強プレート31を設けたものである(図3、図4参照)。
この構成によれば、上述の閉断面29内を車幅方向に横切る複数の節30をもった補強プレート31を設けたので、フロントピラー3とルーフレール6とフロントヘッダ8との結合部Aのクラッシュ強度の向上を図ることができ、車両衝突時にフロントピラー3やルーフレール6が車室内に侵入するのを抑制することができる。
また、上記閉断面29内を車幅方向に横切る複数の節30は平面視で台形状に形成されたものである(図4参照)。
この構成によれば、複数の節30を平面視で台形状と成したので、衝突荷重の入力方向にかかわらず耐荷重を向上することができる。
さらに、上記補強プレート31の前後方向の長さは上記フロントヘッダ8の前後幅の3倍以上の範囲にわたるよう設定されたものである(図1参照)。
この構成によれば、補強プレート31の前後方向の長さにより、耐荷重をさらに向上させることができる。
図5は補強プレート31の他の実施例を概略化して示す斜視図であって、節30および内外の各片32,33の連続形状を、平面から見て矩形状に構成したものである。
このように構成しても、複数の節30が閉断面29内を車幅方向に横切るので、該補強プレート31により、フロントピラー3と、フロントヘッダ8との結合部Aのクラッシュ強度の向上を図ることができる。また、補強プレート31の前後方向長さを同一として、節30の数量増加を図りたい場合には、図5に示す実施例が有効である。
なお、図5で示したこの実施例においても、その他の構成、作用、効果については、先の実施例と同様であるから、図5において、前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
図6、図7は車両の上部車体構造の他の実施例を示し、図3、図4で示した先の実施例においては、補強プレート31をインナパネル7に取付けたが、図6、図7に示すこの実施例では、補強プレート31をレインフォースメント28に取付けて、該補強プレート31の複数の節30…が上記閉断面29内を車幅方向に横切るように構成している。
つまり、図6、図7に示すこの実施例では、補強プレート31の外片33を、レインフォースメント28に取付けるので、上述の切欠き部34は該外片33側に設けているが、補強プレート31を予めレインフォースメント28の形状に沿うなだらかな形状に構成する場合には、上記切欠き部34を省略することができる。
図6、図7で示したように構成(請求項1、6、7に相当)しても、図3、図4で示した先の実施例とほぼ同様の作用、効果を奏するので、図6、図7において前図と同一の部分には、同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
図8、図9は車両の上部車体構造のさらに他の実施例を示し、図8、図9に示すこの実施例では、補強プレート31に、上述のインナパネル7の上下の接合フランジ部7a,7bと、上述のレインフォースメント28の上下の接合フランジ部28a,28bとの間にそれぞれ挟持固定される上下一対のフランジ部B,Cを一体に折曲げ形成したものである。
また、上述の補強プレート31は、結合部Aを介して、フロントピラーインナ1とルーフレールインナ4とに跨って取付けられており、この補強プレート31の下端部には、上述のインナパネル7の下面部上面7cに接合される複数のロアフランジ部Xを一体に折曲げ形成している。
ここで、図9に示すように、上下のフランジ部B,Cは、内片32の上端と、外片33の下端と、に一体に連設形成したものであり、また、ロアフランジ部Xは、内片32の下端と、節30の下端と、に一体に連設形成したものであって、部品点数の増加を招くことなく各フランジ部B,C,Xを設けている。
このように、図8、図9で示した実施例(請求項1〜4、6、7に相当)においては、上記補強プレート31に、上記インナパネル7の接合フランジ部7a,7bと、上記レインフォースメント28の接合フランジ部28a,28bと、の間に狭持固定されるフランジ部(Bまたは/およびC)を設けたものである(図8参照)。
この構成によれば、補強プレート31にフランジ部B,Cを設け、このフランジ部B,Cをインナパネル7およびレインフォースメント28の接合フランジ部7a,28a間、7b,28b間に狭持固定するので、耐荷重をさらに向上させることができる。
また、上記補強プレート31には、上記インナパネル7の上下の接合フランジ部7a,7bと、上記レインフォースメント28の上下の接合フランジ部28a,28bとの間にそれぞれ狭持固定される上下一対のフランジ部B,Cが設けられたものである(図8参照)。
この構成によれば、補強プレート31に上下一対のフランジ部B,Cを設け、これら上下の各フランジ部B,Cをインナパネル7およびレインフォースメント28の上下の接合フランジ部7a,28a間、7b,28b間に狭持固定するので、耐荷重をより一層向上させることができる。
さらに、上記補強プレート31が上記フロントピラーインナ1とルーフレールインナ4とに跨って取付けられ、上記補強プレート31の下端部には上記インナパネル7の下面部上面7cに接合されるロアフランジ部Xを設けたものである(図8参照)。
この構成によれば、インナパネル7の下面部上面7cに接合されるロアフランジ部Xにより、耐荷重をさらに向上させることができる。
図8、図9で示したこの実施例においても、その他の構成、作用、効果については、先の実施例とほぼ同様であるから、図8、図9において前図と同一の部分には、同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
図10、図11は車両の上部車体構造のさらに他の実施例を示し、図10、図11に示すこの実施例では、補強プレート31に、上述のインナパネル7の上下の接合フランジ部7a,7bと、上述のレインフォースメント28の上下の接合フランジ部28a,28bとの間にそれぞれ挟持固定される上下一対のフランジ部D,Eを一体に折曲げ形成したものである。
また、上述の補強プレート31は上述のレインフォースメント28に取付けられており、この補強プレート31の上端部には、該レインフォースメント28の上面部下面28cに接合される複数のアッパフランジ部Yを一体に折曲げ形成している。
ここで、図11に示すように、上下のフランジ部D,Eは、内片32の上端と、外片33の下端と、に一体に連設形成したものであり、また、アッパフランジ部Yは、外片33の上端と、節30の上端と、に一体に連設形成したものであって、部品点数の増加を招くことなく各フランジ部D,E,Yを設けている。
このように、図10、図11で示した実施例(請求項1〜3、5〜7に相当)においては、上記補強プレート31には、上記インナパネル7の上下の接合フランジ部7a,7bと、上記レインフォースメント28の上下の接合フランジ部28a,28bとの間にそれぞれ狭持固定される上下一対のフランジ部D,Eが設けられたものである(図10参照)。
この構成によれば、補強プレート31に上下一対のフランジ部D,Eを設け、これら上下の各フランジ部D,Eをインナパネル7およびレインフォースメント28の上下の接合フランジ部7a,28a間、7b,28b間に狭持固定するので、耐荷重をより一層向上させることができる。
また、上記補強プレート31が上記レインフォースメント28に取付けられ、上記補強プレート31の上端部には、該レインフォースメント28の上面部下面28cに接合されるアッパフランジ部Yを設けたものである(図10参照)。
この構成によれば、レインフォースメント28の上面部下面28cに接合されるアッパフランジ部Yにより、耐荷重をさらに向上させることができる。
図10、図11で示したこの実施例においても、その他の構成、作用、効果について、先の実施例とほぼ同様であるから、図10、図11において前図と同一の部分には、同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
なお、上記各実施例においては車両左側の結合部Aの構造について説明したが、車両右側の結合部は左右対称に構成される。
本発明の車両の上部車体構造を示す斜視図 図1の構成からルーフパネルおよびアウタパネルを取外した状態で示す斜視図 結合部の縦断面図 補強プレートの斜視図 補強プレートの他の実施例を示す斜視図 車両の上部車体構造の他の実施例を示す断面図 補強プレートの斜視図 車両の上部車体構造のさらに他の実施例を示す断面図 補強プレートの斜視図 車両の上部車体構造のさらに他の実施例を示す断面図 補強プレートの斜視図 従来の車両の上部車体構造を示す正面図
符号の説明
1…フロントピラーインナ
3…フロントピラー
4…ルーフレールインナ
6…ルーフレール
7…インナパネル
7a,7b…接合フランジ部
8…フロントヘッダ
28…レインフォースメント
28a,28b…接合フランジ部
29…閉断面
30…節
31…補強プレート
A…結合部
B,C,D,E…フランジ部
X…ロアフランジ部
Y…アッパフランジ部

Claims (7)

  1. フロントピラーとルーフレールとフロントヘッダとの結合部における車両の上部車体構造であって、フロントピラーインナとルーフレールインナとで車体前後方向に連続するインナパネルを形成し、
    少なくとも上記結合部のインナパネルにレインフォースメントを接合して、車体前後方向に延びる閉断面が形成され、
    上記インナパネルまたはレインフォースメントに取付けられ、上記閉断面内を車幅方向に横切る複数の節を車体前後方向に連続して形成する補強プレートを設けた
    車両の上部車体構造。
  2. 上記補強プレートに、上記インナパネルの接合フランジ部と、上記レインフォースメントの接合フランジ部と、の間に狭持固定されるフランジ部を設けた
    請求項1記載の車両の上部車体構造。
  3. 上記補強プレートには、上記インナパネルの上下の接合フランジ部と、上記レインフォースメントの上下の接合フランジ部との間にそれぞれ狭持固定される上下一対のフランジ部が設けられた
    請求項2記載の車両の上部車体構造。
  4. 上記補強プレートが上記フロントピラーインナとルーフレールインナとに跨って取付けられ、
    上記補強プレートの下端部には上記インナパネルの下面部上面に接合されるロアフランジ部を設けた
    請求項1または2記載の車両の上部車体構造。
  5. 上記補強プレートが上記レインフォースメントに取付けられ、
    上記補強プレートの上端部には該レインフォースメントの上面部下面に接合されるアッパフランジ部を設けた
    請求項1または2記載の車両の上部車体構造。
  6. 上記閉断面内を車幅方向に横切る複数の節は平面視で台形状に形成された
    請求項1〜5の何れか1に記載の車両の上部車体構造。
  7. 上記補強プレートの前後方向の長さは上記フロントヘッダの前後幅の3倍以上の範囲にわたるよう設定された
    請求項1〜6の何れか1に記載の車両の上部車体構造。
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