JP6634068B2 - 車体前部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の車体前部構造に関する。
特許文献1には、車両のフロントピラーとルーフサイドレールとのコーナー部に補強部材を設ける構造が記載されている。
特許第5400862号公報
ここで、車両前突時には、フロントピラーとルーフサイドレールとのコーナー部において、下側のフランジ部分に応力が集中し、かかるフランジ部分に圧縮するような変形が生じる。しかし、特許文献1に記載の補強部材は、コーナー部において、内壁部及び外延壁部(フロントピラーにおける後壁部、ルーフサイドレールにおける下壁部)を補強しているが、下側のフランジ部分は補強していなかった。
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであり、フロントピラーとルーフサイドレールとの間のコーナー部を効率的に補強することが可能な車体前部構造を提供することを課題とする。
前記の課題を解決するために、本発明の車体前部構造は、サイドパネルアウタと、前記サイドパネルアウタの車両内方に設けられるサイドパネルインナと、前記サイドパネルインナを補強する補強部材と、を備え、前記サイドパネルアウタ及び前記サイドパネルインナは、車体側面に形成される開口部における前側の縦枠部であるフロントピラーと、前記開口部における上枠部であるルーフサイドレールと、を構成し、前記サイドパネルアウタは、前記フロントピラーから前記ルーフサイドレールにわたって連続して前記開口部側に延設されるアウタフランジを備え、前記サイドパネルインナは、前記アウタフランジに接合されるインナフランジを備え、前記インナフランジには、前記フロントピラーから前記ルーフサイドレールにわたって連続する切欠部が形成されており、前記補強部材は、前記フロントピラーから前記ルーフサイドレールにわたって連続して延設されて前記切欠部を介して前記アウタフランジに接合される補強フランジと、前記補強フランジから車両内方へ延設される内延壁部と、前記内延壁部から前記補強フランジとは反対方向へ延設される内壁部と、を備え、前記サイドパネルインナは、前記切欠部の縁部において車両外方に凹む凹部を備え、前記内壁部は、前記凹部の車両内側面に接合されていることを特徴とする。
本発明によると、フロントピラーとルーフサイドレールとの間のコーナー部を効率的に補強することができる。
本発明の実施形態に係る車体前部構造を模式的に示す図であり、内装部材を取り外した状態を車室内から見た図である。 本発明の実施形態に係る車体前部構造を模式的に示す図であり、内装部材及び補強部材を取り外した状態を車室内から見た図である。 図1のIII−III線における模式断面図である。 図1のIV−IV線における模式断面図である。 図1のV−V線における模式断面図である。
次に、本発明の実施形態について、本発明の車体前部構造を車室の右前部に適用した場合を例にとり、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図1中に矢印で示される、「前後」は、車両の前後方向を示し、「左右」は、運転席から見た左右方向(車幅方向)をそれぞれ示している。
図1及び図2に示すように、本発明の実施形態に係る車体前部構造1は、フロントピラー2及びルーフサイドレール3に関する構造である。
<フロントピラー>
フロントピラー2は、車室の前端部の左右隅部の一方(本実施形態では、右)において、上方へいくにしたがって後方へいくように斜めに延設されており、水平面において閉断面形状を呈する車体骨格部である。フロントピラー2は、車室前面に形成されてウィンドシールドが設けられる開口部4における、左右一対の縦枠部の一方(本実施形態では、右の縦枠部)を構成する。また、フロントピラー2は、車室側面に形成されてフロントサイドドアが開閉可能に設けられる開口部5における、前後一対の縦枠部の一方(前の縦枠部)を構成する。
<ルーフサイドレール>
ルーフサイドレール3は、フロントピラー2の上端部から後方へ延設されており、前額面(左右方向及び上下方向を含み、前後方向に直交する平面)において閉断面形状を呈する車体骨格部である。ルーフサイドレール3は、車室側面に形成されてフロントサイドドアが開閉可能に設けられる開口部5における上枠部を構成する。
図3から図5に示すように、車体前部構造1は、サイドパネルアウタ10と、サイドパネルインナ20と、スティフナ30と、補強部材40と、内装部材50と、を備える。サイドパネルアウタ10、サイドパネルインナ20、スティフナ30及び補強部材40は、それぞれ、フロントピラー2とルーフサイドレール3との連結部位であるコーナー部Xを含み、フロントピラー2からルーフサイドレール3にわたって一体に連続する形状を呈する部材である。
<サイドパネルアウタ>
サイドパネルアウタ10は、フロントピラー2の上部及びルーフサイドレール3の前部の車幅方向外部を構成する金属製部材である。サイドパネルアウタ10は、外壁部11と、外壁部11の一縁部から車両内方へ延設される第一の内延壁部12と、第一の内延壁部12の先端部から延設される第一のアウタフランジ13と、外壁部11の他縁部から車両内方へ延設される第二の内延壁部14と、第二の内延壁部14の先端部から延設される第二のアウタフランジ15と、を一体に備える。
外壁部11は、フロントピラー2部位において、上方へいくにしたがって後方へいくように斜めに延設されており、フロントピラー2の外壁部を構成する。また、外壁部11は、ルーフサイドレール3部位において、フロントピラー2の上端部から後方へ延設されており、ルーフサイドレール3の外壁部を構成する。本実施形態において、外壁部11は、当該外壁部11の上部が当該外壁部11の下部よりも車両外方へ突出するように屈曲形成されている。
第一の内延壁部12は、フロントピラー2部位において、外壁部11の後縁部から車両内方へ延設されており、フロントピラー2の後壁部の車幅方向外部を構成する。また、第一の内延壁部12は、ルーフサイドレール3部位において、外壁部11の下縁部から車両内方へ延設されており、ルーフサイドレール3の下壁部の車幅方向外部を構成する。
第一のアウタフランジ13は、フロントピラー2部位において、第一の内延壁部12の先端部から後方へ延設されている。また、第一のアウタフランジ13は、ルーフサイドレール3部位において、第一の内延壁部12の先端部から下方へ延設されている。
第二の内延壁部14は、フロントピラー2部位において、外壁部11の前縁部から車両内方へ延設されており、フロントピラー2の前壁部の車幅方向外部を構成する。また、第二の内延壁部14は、ルーフサイドレール3部位において、外壁部11の上縁部から車両内方へ延設されており、ルーフサイドレール3の上壁部の車幅方向外部を構成する。
第二のアウタフランジ15は、フロントピラー2部位において、第二の内延壁部14の先端部から前方へ延設されている。また、第二のアウタフランジ15は、ルーフサイドレール3部位において、第二の内延壁部14の先端部から上方へ延設されている。
サイドパネルアウタ10には、切欠部10aが形成されている(図4及び図5参照)。切欠部10aは、外壁部11の上部、第二の内延壁部14及び第二のアウタフランジ15を切り欠いた部位であり、ルーフサイドレール3部位に形成されている。本実施形態において、切欠部10aは、サイドパネルアウタ10の外壁部11とルーフパネルアウタ(ルーフパネル)6aの外壁部とが車両側方視で重なっている部位に設けられている。ここで、ルーフパネルアウタ6aは、車両の天井面を構成する骨格部であるルーフパネル6の本体部としての上部(上壁部)及び車幅方向外部(外壁部)を構成する金属製部材である。
<サイドパネルインナ>
サイドパネルインナ20は、フロントピラー2の上部及びルーフサイドレール3の前部の車幅方向内部を構成する金属製部材である。サイドパネルインナ20は、内壁部21と、内壁部21の一縁部から車両外方へ延設される第一の外延壁部22と、第一の外延壁部22の先端部から延設される第一のインナフランジ23と、内壁部21の他縁部から車両外方へ延設される第二の外延壁部24と、第二の外延壁部24の先端部から延設される第二のインナフランジ25と、を一体に備える。
内壁部21は、フロントピラー2部位において、上方へいくにしたがって後方へいくように斜めに延設されており、フロントピラー2の内壁部を構成する。また、内壁部21は、ルーフサイドレール3部位において、フロントピラー2の上端部から後方へ延設されており、ルーフサイドレール3の内壁部を構成する。
第一の外延壁部22は、フロントピラー2部位において、内壁部21の後縁部から車両外方へ延設されており、フロントピラー2の後壁部の車幅方向内部を構成する。また、外第一の延壁部22は、ルーフサイドレール3部位において、内壁部21の下縁部から車両外方へ延設されており、ルーフサイドレール3の下壁部の車幅方向内部を構成する。
第一のインナフランジ23は、フロントピラー2部位において、第一の外延壁部22の先端部から後方へ延設されている。また、第一のインナフランジ23は、ルーフサイドレール3部位において、第一の外延壁部22の先端部から下方へ延設されている。
第二の外延壁部24は、フロントピラー2部位において、内壁部21の前縁部から車両外方へ延設されており、フロントピラー2の前壁部の車幅方向内部を構成する。また、第二の外延壁部24は、ルーフサイドレール3部位において、内壁部21の上縁部から車両外方へ延設されており、ルーフサイドレール3の上壁部の車幅方向内部を構成する。
第二のインナフランジ25は、フロントピラー2部位において、第二の外延壁部24の先端部からさらに車両内方へ延設されている。また、第二のインナフランジ25は、ルーフサイドレール3部位において、第二の外延壁部24の先端部から上方へ延設されている。
サイドパネルインナ20には、切欠部20aが形成されている(図2から図4参照)。切欠部20aは、内壁部21の下部、外延壁部22及びインナフランジ23を切り欠いた部位であり、フロントピラー2とルーフサイドレール3との連結部位であるコーナー部Xを跨ぐように形成されている。切欠部20aの後端部は、切欠部10aの後端部よりも前方に配置されている。
内壁部21において、切欠部20aの縁部には、車幅方向外方に凹む凹部21aが形成されている。凹部21aは、補強部材40の内壁部41の上部を収容可能な形状を呈する。
<スティフナ>
スティフナ30は、サイドパネルアウタ10とサイドパネルインナ20との間に設けられる金属製部材である。スティフナ30は、サイドパネルアウタ10とサイドパネルインナ20とによって構成された閉断面を車幅方向に並ぶ2つの閉断面に区分けすることによって、フロントピラー2及びルーフサイドレール3の強度を向上するための部材である。スティフナ30の下端部(前端部)は、切欠部20aの下端部(前端部)よりも下方(前方)に配置されており、スティフナ30の後端部は、切欠部20aの後端部よりも後方であって切欠部10aの後端部と略同位置に配置されている。スティフナ30は、中壁部31と、中壁部31の一縁部から車両内方へ延設される第一の内延壁部32と、第一の内延壁部32の先端部から延設される第一のスティフナフランジ33と、中壁部31の他縁部から車両内方へ延設される第二の内延壁部34と、第二の内延壁部34の先端部から延設される第二のスティフナフランジ35と、を一体に備える。
中壁部31は、フロントピラー2部位において、上方へいくにしたがって後方へいくように斜めに延設されている。また、中壁部31は、ルーフサイドレール3部位において、フロントピラー2の上端部から後方へ延設されている。本実施形態において、中壁部31は、当該中壁部31の上部が当該中壁部31の下部よりも車両外方へ突出するように屈曲形成されている。
第一の内延壁部32は、フロントピラー2部位において、中壁部31の後縁部から車両内方へ延設されている。また、第一の内延壁部32は、ルーフサイドレール3部位において、中壁部31の下縁部から車両内方へ延設されている。
第一のスティフナフランジ33は、フロントピラー2部位において、第一の内延壁部32の先端部から後方へ延設されている。また、第一のスティフナフランジ33は、ルーフサイドレール3部位において、第一の内延壁部32の先端部から下方へ延設されている。
第二の内延壁部34は、フロントピラー2部位において、中壁部31の前縁部から車両内方へ延設されている。また、第二の内延壁部34は、ルーフサイドレール3部位において、中壁部31の上縁部から車両内方へ延設されている。
第二のスティフナフランジ35は、フロントピラー2部位において、第二の内延壁部34の先端部からさらに車両内方へ延設されている。また、第二のスティフナフランジ35は、ルーフサイドレール3部位において、第二の内延壁部34の先端部から上方へ延設されている。
<補強部材>
補強部材40は、切欠部20aを塞ぐようにサイドパネルインナ20に設けられることによって、サイドパネルインナ20を補強する金属製部材である。車両の前突荷重に対して、補強部材40の剛性(すなわち、長手方向の圧縮に対する強度)は、サイドパネルインナ20の剛性よりも大きい。補強部材40は、内壁部41と、内壁部41の一縁部から車両外方へ延設される外延壁部42と、外延壁部42の先端部から延設される補強フランジ43と、を一体に備える。
内壁部41は、フロントピラー2部位において、上方へいくにしたがって後方へいくように斜めに延設されており、切欠部20aにおいてフロントピラー2の内壁部を構成する。また、内壁部41は、ルーフサイドレール3部位において、フロントピラー2の上端部から後方へ延設されており、切欠部20aにおいてルーフサイドレール3の内壁部を構成する。
外延壁部42は、フロントピラー2部位において、内壁部41の後縁部から車両外方へ延設されており、切欠部20aにおいてフロントピラー2の後壁部の車幅方向内部を構成する。また、外延壁部42は、ルーフサイドレール3部位において、内壁部41の下縁部から車両外方へ延設されており、切欠部20aにおいてルーフサイドレール3の下壁部の車幅方向内部を構成する。外延壁部42は、補強フランジ43を基準とした場合には、補強フランジ43の開口部5とは反対側の縁部から車両内方へ延設される内延壁部であるといえる。
補強フランジ43は、フロントピラー2部位において、外延壁部42の先端部から後方へ延設されている。また、補強フランジ43は、ルーフサイドレール3部位において、外延壁部42の先端部から下方へ延設されている。
内壁部41と外延壁部42との間に構成される稜線L1は、フロントピラー2からルーフサイドレール3にわたって、コーナー部Xを含んで連続的に形成されており、車室内方へ凸形状を呈する隅部である。外延壁部42と補強フランジ43との間に構成される稜線L2は、フロントピラー2からルーフサイドレール3にわたって、コーナー部Xを含んで連続的に形成されており、車室外方へ凸形状を呈する隅部である。
フロントピラー2側の稜線L1の下端部は、サイドパネルインナ20のフロントピラー2側において内壁部21と第一の外延壁部22との間に構成される稜線L3の上端部と略同一直線上に配置されている。ルーフサイドレール3側の稜線L1の後端部は、サイドパネルインナ20のルーフサイドレール3側において内壁部21と第一の外延壁部22との間に構成される稜線L4の前端部と略同一直線上に配置されている。
フロントピラー2側の稜線L2の下端部は、サイドパネルインナ20のフロントピラー2側において第一の外延壁部22と第一のインナフランジ23との間に構成される稜線L5の上端部と略同一直線上に配置されている。ルーフサイドレール3側の稜線L2の後端部は、サイドパネルインナ20のルーフサイドレール3側において第一の外延壁部22と第一のインナフランジ23との間に構成される稜線L6の前端部と略同一直線上に配置されている。
<内装部材>
図3に示すように、内装部材50は、フロントピラー2を車室内方から覆う樹脂製部材である。内装部材50は、車両外方に向けて開口する略U字形状を呈する本体部51と、本体部51の略U字形状内に設けられる台座部52と、を一体に備える。また、内装部材50は、台座部52に取り付けられるクリップ53を備える。
<接合構造>
続いて、サイドパネルアウタ10、スティフナ30、サイドパネルインナ20及び補強部材40の接合構造について、前側から順に説明する。
図示は省略するが、フロントピラー2の切欠部20aよりも下方において、第一のアウタフランジ13、第一のスティフナフランジ33及び第一のインナフランジ23は、車幅方向外側から順に重ねられて互いに溶接等によって接合されている。また、第二のアウタフランジ15、第二のスティフナフランジ35及び第二のインナフランジ25は、車幅方向外側から順に重ねられて互いに溶接等によって接合されている。
図3に示すように、フロントピラー2の切欠部20aが形成されている部位において、第一のアウタフランジ13、第一のスティフナフランジ33及び補強フランジ43は、車幅方向外側から順に重ねられて互いに溶接等によって接合されている。すなわち、補強フランジ43は、切欠部20aを介して第一のアウタフランジ13に接合されている。また、内壁部21の後部及び内壁部41の前部は、車幅方向外側から順に重ねられて互いに溶接等によって接合されている。また、第二のアウタフランジ15、第二のスティフナフランジ35及び第二のインナフランジ25は、車幅方向外側から順に重ねられて互いに溶接等によって接合されている。
図4に示すように、ルーフサイドレール3の切欠部20a及び切欠部10aが形成されている部位において、第一のアウタフランジ13、第一のスティフナフランジ33及び補強フランジ43は、車幅方向外側から順に重ねられて互いに溶接等によって接合されている。すなわち、補強フランジ43は、切欠部20aを介して第一のアウタフランジ13に接合されている。また、内壁部21の下部(凹部21a)及び内壁部41の上部は、車幅方向外側から順に重ねられて互いに溶接等によって接合されている。すなわち、内壁部41は、凹部21aの車両内側面に接合されている。また、ルーフパネルインナ6b、外壁部11の上部及び中壁部31の上部は、車幅方向外側から順に重ねられて互いに溶接等によって接合されている。ここで、ルーフパネルインナ6bは、車両の天井面を構成する骨格部であるルーフパネル6の車幅方向内部を構成する金属製部材である。ルーフパネルインナ6bは、ルーフパネルアウタ6aの下端部から車両外方へ延設されるフランジの下面と溶接等によって接合される下壁部と、下壁部の車幅方向内端部から上方へ延設される内壁部と、を一体に備える。ルーフパネルインナ6bの内壁部は、ルーフパネルアウタ6aの外壁部よりも車幅方向内方に配置されている。そして、ルーフパネルインナ6bの内壁部が、外壁部11及び中壁部31と接合されている。また、第二のスティフナフランジ35及び第二のインナフランジ25は、車幅方向外側から順に重ねられて互いに溶接等によって接合されている。
図5に示すように、ルーフサイドレール3の切欠部20aよりも後方であって切欠部10aが形成されている部位において、第一のアウタフランジ13、第一のスティフナフランジ33及び第一のインナフランジ23は、車幅方向外側から順に重ねられて互いに溶接等によって接合されている。また、ルーフパネルインナ6bの内壁部、外壁部11の上部及び中壁部31の上部は、車幅方向外側から順に重ねられて互いに溶接等によって接合されている。また、第二のスティフナフランジ35及び第二のインナフランジ25は、車幅方向外側から順に重ねられて互いに溶接等によって接合されている。
<内装部材の組付構造>
内壁部41のフロントピラー2部位には、内装部材50が取り付けられる取付部41aが形成されている。取付部41aは、車両内方に突出してサイドパネルインナ20の内壁部21(凹部21a)から離間する凸部である。すなわち、補強部材40における取付部41a形成部位は、取付部41aが凹部21aから離間して凹部21aに接合されていないため、補強フランジ43のみがアウタフランジ13に接合された片持ち構造を呈する。内装部材50のクリップ53は、取付部41aに形成された孔部に車室内方から挿入され、当該孔部の周縁部に嵌合されている。ここで、取付部41aは、深絞り等によって、内壁部21(凹部21a)から車両内方に突出している。これは、スティフナ30の中壁部31又は第一の内延壁部32(スティフナ30が無い場合は、サイドパネルアウタ10の外壁部11又は第一の内延壁部12)との間にクリップ53のためのクリアランスを確保するためである。また、補強部材40に形成された取付部41aは、サイドパネルインナ20の内壁部21に深絞り等によって車両内方に突出する取付部を形成する場合と比較して、成形性を向上する。
本発明の実施形態に係る車体前部構造1は、サイドパネルアウタ10と、サイドパネルアウタ10の車両内方に設けられるサイドパネルインナ20と、サイドパネルインナ20を補強する補強部材40と、を備え、サイドパネルアウタ10及びサイドパネルインナ20は、車体側面に形成される開口部5における前側の縦枠部であるフロントピラー2と、開口部5における上枠部であるルーフサイドレール3と、を構成し、サイドパネルアウタ10は、フロントピラー2からルーフサイドレール3にわたって連続して開口部5側に延設されるアウタフランジ(第一のアウタフランジ)13を備え、サイドパネルインナ20は、アウタフランジ13に接合されるインナフランジ(第一のインナフランジ)23を備え、インナフランジ23には、フロントピラー2からルーフサイドレール3にわたって連続する切欠部20aが形成されており、補強部材40は、フロントピラー2からルーフサイドレール3にわたって連続して延設されて切欠部20aを介してアウタフランジ13に接合される補強フランジ43を備えることを特徴とする。
したがって、車体前部構造1は、補強部材40によって、車両前突時に応力が集中するコーナー部Xの開口部5側のフランジを直接かつ効率的に補強することができる。また、車体前部構造1は、補強フランジ43が第一のインナフランジ23ではなく第一のアウタフランジ13に接合されるので、生産性を向上することができる。
また、車体前部構造1は、サイドパネルアウタ10とサイドパネルインナ20との間に設けられるスティフナ30を備え、スティフナ30は、フロントピラー2からルーフサイドレール3にわたって連続して開口部5側に延設されるスティフナフランジ(第一のスティフナフランジ)33を備え、切欠部20aが形成された部位では、アウタフランジ13、スティフナフランジ33及び補強フランジ43が互いに接合されており、切欠部20aが形成されていない部位では、アウタフランジ13、スティフナフランジ33及びインナフランジ23が互いに接合されていることを特徴とする.
したがって、車体前部構造1は、サイドパネルアウタ10及びサイドパネルインナ20によって構成される閉断面内にスティフナ30が設けられている場合において、4枚の部材が重なることを防止することができる。すなわち、車体前部構造1は、最大で3枚の部材が重なった部位で接合を行うこととなり、生産性を向上することができる。
また、車体前部構造1は、補強部材40が、補強フランジ43から車両内方へ延設される内延壁部42と、内延壁部42から補強フランジ43とは反対方向へ延設される内壁部41と、を備え、内延壁部42と内壁部41との間の稜線L1は、フロントピラー2からルーフサイドレール3にわたって連続することを特徴とする。
したがって、車体前部構造1は、補強部材40の稜線L1によってコーナー部Wの曲げ変形を好適に抑制することができる。
また、車体前部構造1は、サイドパネルインナ20が、切欠部20aの縁部において車両外方に凹む凹部21aを備え、内壁部41は、凹部21aの車両内側面に接合されていることを特徴とする。
したがって、車体前部構造1は、補強部材40に凹部を形成して当該補強部材40をサイドパネルインナ20の車両外方に接合する場合と比較して、補強部材40の幅方向寸法(フロントピラー2部位で前後方向、ルーフサイドレール3部位で上下方向)及びフロントピラー2及びルーフサイドレール3の車幅方向寸法を小さくすることができる。すなわち、車体前部構造1は、補強部材40を軽量化することができるとともに、車室空間を好適に確保することができる。
また、車体前部構造1は、内壁部41が、内装部材50が取り付けられる取付部41aを備えることを特徴とする。
したがって、車体前部構造1は、サイドパネルインナ20に取付部を形成する場合と比較して、成形性を向上することができるとともに、内装部材50の組付剛性を向上することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、車体前部構造1は、スティフナ30を省略する構成であってもよい。また、取付部41aは、前記した片持ち構造に限定されない。
1 車体前部構造
2 フロントピラー
3 ルーフサイドレール
5 開口部
10 サイドパネルアウタ
13 (第一の)アウタフランジ
20 サイドパネルインナ
20a 切欠部
21a 凹部
23 (第一の)インナフランジ
30 スティフナ
33 (第一の)スティフナフランジ
40 補強部材
41 内壁部
41a 取付部
42 内延壁部(補強フランジを基準とした場合、外延壁部)
43 補強フランジ
50 内装部材
L1 稜線
X コーナー部

Claims (4)

  1. サイドパネルアウタと、
    前記サイドパネルアウタの車両内方に設けられるサイドパネルインナと、
    前記サイドパネルインナを補強する補強部材と、
    を備え、
    前記サイドパネルアウタ及び前記サイドパネルインナは、車体側面に形成される開口部における前側の縦枠部であるフロントピラーと、前記開口部における上枠部であるルーフサイドレールと、を構成し、
    前記サイドパネルアウタは、前記フロントピラーから前記ルーフサイドレールにわたって連続して前記開口部側に延設されるアウタフランジを備え、
    前記サイドパネルインナは、前記アウタフランジに接合されるインナフランジを備え、
    前記インナフランジには、前記フロントピラーから前記ルーフサイドレールにわたって連続する切欠部が形成されており、
    前記補強部材は、
    前記フロントピラーから前記ルーフサイドレールにわたって連続して延設されて前記切欠部を介して前記アウタフランジに接合される補強フランジと、
    前記補強フランジから車両内方へ延設される内延壁部と、
    前記内延壁部から前記補強フランジとは反対方向へ延設される内壁部と、
    を備え、
    前記サイドパネルインナは、前記切欠部の縁部において車両外方に凹む凹部を備え、
    前記内壁部は、前記凹部の車両内側面に接合されている
    ことを特徴とする車体前部構造。
  2. 前記内延壁部と前記内壁部との間の稜線は、前記フロントピラーから前記ルーフサイドレールにわたって連続する
    ことを特徴とする請求項1に記載の車体前部構造。
  3. 前記サイドパネルアウタと前記サイドパネルインナとの間に設けられるスティフナを備え、
    前記スティフナは、前記フロントピラーから前記ルーフサイドレールにわたって連続して前記開口部側に延設されるスティフナフランジを備え、
    前記切欠部が形成された部位では、前記アウタフランジ、前記スティフナフランジ及び前記補強フランジが互いに接合されており、
    前記切欠部が形成されていない部位では、前記アウタフランジ、前記スティフナフランジ及び前記インナフランジが互いに接合されている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車体前部構造。
  4. 前記内壁部は、内装部材が取り付けられる取付部を備える
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の車体前部構造。
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