JP2006007982A - 車両の前部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 カウル部材に沿って設けたエアボックスから車室側への空気の流入抵抗を小さくして、フロントウインドウの配置を含むデザインの自由度を高め、エアボックス内の水飛沫等がエア導入口から車室側へ侵入することを極力防止し、その為の構成を簡単化し、カウル部材の強度・剛性を高めることができる車両の前部構造を提供する。
【解決手段】 カウルフロントパネル12とダッシュアッパパネル21とカウル部材11とで囲まれた車幅方向に延びるエアボックス50と、このエアボックス50の上側を覆うカウルグリル51を設け、ダッシュアッパパネル21にエアコン用のエア導入口21bを形成し、カウルフロントパネル12の後端部分に車幅方向に延び上方へ立ち上がる縦壁部12cを一体的に形成する。
【選択図】 図5

Description

本発明は車両の前部構造に関し、特に、カウル部材に沿って設けたエアボックス内の水飛沫等が、エア導入口から車室側へ侵入しないようにした構造に関するものである。
従来、一般的な車両(自動車)の前部構造において、エンジンルームと車室とを仕切る部位にダッシュパネルが車幅方向に延設され、このダッシュパネルの上側付近(フロントウインドウの前端部分の下側)にカウル部材が車幅方向に延設されている。ダッシュパネルとカウル部材は互いに連結され、そのカウル部材に沿って車幅方向に延びるエアボックスが形成され、このエアボックスの上側がカウルグリルにより覆われている。
カウルグリルには複数のスリットが形成されており、これらスリットからエアボックス内に外気が導入され、その空気がエア導入口から車室側に導入される。また、このエアボックスは、雨が降った場合等に水が流れる樋として機能し、エアボックスに流入した水は、その車幅方向両端側へ流れて外部へ排出される。それ故、エア導入口から水飛沫等が車室側へ侵入しないように構成することが必要とされる。ところで、カウル部材については、閉断面構造のものと開断面構造のものが知られている。
カウル部材を閉断面構造にした場合、次の構成が周知である。カウル部材にカウルフロントパネルの後端部が連結され、このカウル部材とカウルフロントパネルとで囲まれたエアボックスが形成され、カウル部材に外側エア導入口と内側エア導入口が形成され、エアボックス内の空気はカウル部材の内部を通って車室側へ導入される。水飛沫等が車室側へ侵入しないように、外側エア導入口がエアボックスの底部よりも上側に形成され、外側エア導入口と内側エア導入口は車幅方向にシフトした位置に形成されている。
カウル部材を開断面構造にした場合、次の構成が周知である。カウル部材が断面凹形に形成され、そのカウル部材でエアボックスが形成され、カウル部材にエア導入口が形成されている。水飛沫等が車室側へ侵入しないように、エア導入口がエアボックスの底部よりも上側に形成され、更に、飛散した水を遮蔽する遮蔽板を別途設けた構造も周知である(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1のカウル部の排水構造では、カウルボックスの車幅方向両端部がエプロンアッパメンバーに連結され、このエプロンアッパメンバーに排水口が形成され、この排水口近くのカウルボックス部分にエア導入口が形成されている。遮蔽板は、カウルボックスを流れる水の妨げにならない高さ位置で、排水口の付近又はエア導入口の前側を覆うように配設され、遮蔽板の両端部がカウル部材、エプロンアッパメンバーに連結されている。
特開平10−316031号公報
カウル部材を閉断面構造にした場合、カウルフロントパネルを設けてエアボックスを形成し、エアボックス内の空気がカウル部材の内部を通って車室側へ導入されるように構成した場合には、空気の流入抵抗が大きくなるため、空気を必要量スムースに車室側へ導入できないという虞があり、しかも、カウル部材には外側エア導入口と内側エア導入口を形成する必要もあるため、カウル部材の形状(断面形状)が制限され、その結果、フロントウインドウの配置を含むデザインの自由度が低くなるという問題がある。
また、外側エア導入口をエアボックスの底部よりも上側に形成したとはいっても、外側エア導入口のすぐ下側まで水が流れる場合があり、外側エア導入口が何ら遮蔽されないのでは、水飛沫等がカウル部材の内部に侵入し易く、外側エア導入口と内側エア導入口を車幅方向に車幅方向にシフトした位置に形成したとしても、外側エア導入口付近、カウル部材の内部がかなり負圧になると、水飛沫等が車室側へ侵入する虞がある。
一方、カウル部材を開断面構造にした場合、カウル部材(車体)の強度・剛性が低下するという問題がある他、前記同様の問題がある。そこで、特許文献1のカウル部の排水構造では、遮蔽板を設けて外気が車室側へ導入されにくいようにしてあるが、遮蔽板はカウル部材やエプロンアッパメンバーとは別部材であり、複雑な形状となるため制作コストが高価になり、また、カウル部材、エプロンアッパメンバーへは、遮蔽板を別途溶接等して連結する必要があるため組み付け負荷も大きくなる。尚、特許文献1のカウル部の排水構造でも、カウル部材が開断面構造であるためカウル部材の強度・剛性が低くなる。
本発明の目的は、車両の前部構造において、カウル部材に沿って設けたエアボックスから車室側への空気の流入抵抗を小さくして、フロントウインドウの配置を含むデザインの自由度を高め、しかも、エアボックス内の水飛沫等がエア導入口から車室側へ侵入することを極力防止すると共に、その為の構成を簡単化し、更に、カウル部材(車体)の強度・剛性を高めること、等である。
請求項1の車両の前部構造は、車両のエンジンルームと車室とを仕切る部位に車幅方向に延設されたダッシュパネルと、このダッシュパネルに連結され且つその上側近傍において車幅方向に延設されたカウル部材とを備えた車両の前部構造において、前記ダッシュパネルは、ダッシュロアパネルと、このダッシュロアパネルに接合されたダッシュアッパパネルとを有し、前記ダッシュパネルに後端部が連結されて前方へ張出し且つ車幅方向に延設されたカウルフロントパネルと、このカウルフロントパネルとダッシュアッパパネルとカウル部材とで囲まれた車幅方向に延びるエアボックスと、このエアボックスの上側を覆うカウルグリルとを設け、前記ダッシュアッパパネルにエアコン用のエア導入口が形成されると共に、カウルフロントパネルの後端部分に車幅方向に延び上方へ立ち上がる縦壁部が一体的に形成されたことを特徴とする。
車両のエンジンルームと車室とを仕切る部位にダッシュパネルが車幅方向に延設され、このダッシュパネルの上側近傍においてカウル部材が車幅方向に延設され、カウル部材がダッシュパネルに連結されている。ダッシュパネルは、ダッシュロアパネルと、このダッシュロアパネルに接合されたダッシュアッパパネルとを有する。カウルフロントパネルは、その後端部がダッシュパネルに連結され前方へ張出して車幅方向に延設され、このカウルフロントパネルとダッシュアッパパネルとカウル部材とで囲まれたエアボックスが車幅方向に延びるように設けられ、このエアボックスの上側がカウルグリルで覆われている。
ダッシュアッパパネルにエアコン用のエア導入口が形成され、カウルフロントパネルの後端部分に車幅方向に延び上方へ立ち上がる縦壁部が一体的に形成されている。カウルグリルには、例えば、複数のスリットが形成され、これらスリットからエアボックス内に外気が導入され、その空気がエア導入口から車室側(エアコン部)に導入される。エアボックスは、雨が降った場合等に水が流れる樋として機能し、エアボックスに流入した水は、その車幅方向両端側へ流れて外部へ排出される。
ところで、エアボックスに流入した水が飛散し、その水飛沫等がエア導入口から車室側へ侵入する虞があるが、本発明では、カウルフロントパネルの後端部分に車幅方向に延び上方へ立ち上がる縦壁部を一体的に形成したので、このカウルフロントパネルにおいて、縦壁部の前側部分に樋部を形成し、その樋部、即ち、水が流れる部分からエア導入口を遠ざけることができ、しかも、縦壁部により、主に前記樋部を流れる水が飛散することにより発生する水飛沫等を遮蔽することができるため、水飛沫等がエア導入口から車室側へ侵入することを極力防止することが可能になる。
請求項1の発明においては、次の構成を採用可能である。
前記カウル部材は、カウルロアパネルとこのカウルロアパネルに接合されたカウルアッパパネルとで閉断面構造に構成される(請求項2)。前記ダッシュパネルに前側へ張出す張出部を設け、この張出部にカウルフロントパネルが解除可能に連結される(請求項3)。前記縦壁部のうち少なくとも前記エア導入口の前側に位置する部分に、縦壁部よりも上方又は上方且つ前方へ延長した延長縦壁部を設ける(請求項4)。前記ダッシュアッパパネルの車幅方向両端部分に前方へ張出す1対の拡大部を一体的に夫々設け、これら拡大部の前端部が1対のサスペンションタワーに夫々連結され、これら拡大部にカウルフロントパネルの車幅方向両端部が連結される(請求項5)。
請求項1の車両の前部構造によれば、ダッシュパネルに後端部が連結されて前方へ張出し且つ車幅方向に延設されたカウルフロントパネルを設け、このカウルフロントパネルとダッシュパネルのダッシュアッパパネルとカウル部材とで囲まれた車幅方向に延びるエアボックスを設け、ダッシュアッパパネルにエアコン用のエア導入口を形成したので、先ず第1に、エアボックス内の空気を直接的にエア導入口から車室側へ導入できるようになるため、その空気の流入抵抗が小さくなり、空気を必要量スムースに車室側へ導入でき、また、カウル部材にエア導入口を形成する必要もなく、カウル部材の形状の制限を緩和することができるため、カウル部材(車体)の剛性・強度を高めつつも、フロントウインドウの配置を含むデザインの自由度を高めることができる。
そして、前記効果を維持した上で、カウルフロントパネルの後端部分に車幅方向に延び上方へ立ち上がる縦壁部を一体的に形成したので、このカウルフロントパネルにおいて、縦壁部の前側部分に樋部を形成し、その樋部、即ち、水が流れる部分からエア導入口を遠ざけることができ、しかも、縦壁部により、主に前記樋部を流れる水が飛散することにより発生する水飛沫等を遮蔽できるため、水飛沫等がエア導入口から車室側へ侵入することを極力防止することができる。しかも、縦壁部については、別途部材を設けることなく、カウルフロントパネルの後端部分を折り曲げることにより極めて簡単に構成できるため、制作コスト的に有利になり、組み付け負荷の増大も抑えることができ、更に、この縦壁部によりカウルフロントパネルの曲げ、捩じり剛性を高めることができる。
請求項2の車両の前部構造によれば、カウル部材を、カウルロアパネルとこのカウルロアパネルに接合されたカウルアッパパネルとで閉断面構造に構成したので、カウル部材(車体)の強度・剛性を高めることができる。つまり、エアボックスの上側が開口してエアボックス内の空気を直接的にエア導入口から車室側へ導入する、従来から強度・剛性面で劣る所謂オープンカウルであっても、その強度・剛性を高めることができる。
請求項3の車両の前部構造によれば、ダッシュパネルに前側へ張出す張出部を設け、この張出部にカウルフロントパネルを解除可能に連結したので、エアボックス及び前記樋部を適切な形状・サイズにて確実に形成することができ、しかも、ダッシュパネルに対して連結されたカウルフロントパネルを容易に取り外すことが可能になるため、このカウルフロントパネル、ダッシュパネル、カウル部材、その他近傍の部材・機器を整備する際の整備性が向上する。
請求項4の車両の前部構造によれば、縦壁部のうち少なくともエア導入口の前側に位置する部分に、縦壁部よりも上方又は上方且つ前方へ延長した延長縦壁部を設けたので、水飛沫等がエア導入口から車室側へ侵入することをより確実に防止することができる。
請求項5の車両の前部構造によれば、ダッシュアッパパネルの車幅方向両端部分に前方へ張出す1対の拡大部を一体的に夫々設け、これら拡大部の前端部を1対のサスペンションタワーに夫々連結し、これら拡大部にカウルフロントパネルの車幅方向両端部を連結したので、ダッシュアッパパネルに1対のサスペンションタワーを確実に連結し、カウルフロントパネルとダッシュパネルとの連結を強化し、また、前記のように、カウルフロントパネルは捩じり剛性も高いことから、ダッシュパネル、カウル部材、カウルフロントパネル等を含む、サスペンションタワー周辺の構造の剛性を格段に高めることができる。
本発明の車両の前部構造は、車両のエンジンルームと車室とを仕切る部位に車幅方向に延設されたダッシュパネルと、このダッシュパネルに連結され且つその上側近傍において車幅方向に延設されたカウル部材とを備え、ダッシュパネルは、ダッシュロアパネルと、このダッシュロアパネルに接合されたダッシュアッパパネルとを有し、ダッシュパネルに後端部が連結されて前方へ張出し且つ車幅方向に延設されたカウルフロントパネルと、このカウルフロントパネルとダッシュアッパパネルとカウル部材とで囲まれた車幅方向に延びるエアボックスと、このエアボックスの上側を覆うカウルグリルとを設け、ダッシュアッパパネルにエアコン用のエア導入口が形成されると共に、カウルフロントパネルの後端部分に車幅方向に延び上方へ立ち上がる縦壁部が一体的に形成されている。
以下、本発明の実施例について、図面を参照して説明する。
図1〜図12に示すように、車両1(自動車1)の前部構造は、エンジンルーム2と車室3とを仕切る部位に車幅方向に延設されたダッシュパネル10と、ダッシュパネル10に連結され且つその上側近傍において車幅方向に延設されたカウル部材11と、ダッシュパネル10に後端部が連結されて前方へ張出し且つ車幅方向に延設されたカウルフロントパネル12と、エンジンルーム2の左右両端部に配置され且つダッシュパネル10の車幅方向両端部が連結される1対のエプロン部13とを備えている。ダッシュパネル10、カウル部材11、カウルフロントパネル12、エプロン部13は金属製である。
先ず、ダッシュパネル10について説明する。
図1〜図5、図9、図12に示すように、ダッシュパネル10は、ダッシュロアパネル20と、ダッシュロアパネル20に接合(溶接)されたダッシュアッパパネル21とを有する。このダッシュロアパネル20とダッシュアッパパネル21は、例えば、共に下方程前方へ移行する傾斜姿勢でほぼ同一面内に位置する。ダッシュアッパパネル21には、その下端部分を前方へ折曲げることで前側へ張出すほぼ水平な張出部21aが一体的に設けられ、その張出部21aの下面にダッシュロアパネル20の上端が接合され、張出部21aにカウルフロントパネル12が複数本(例えば、3本)のボルト(図示略)により解除可能に連結されて、張出部21aの上面にカウルフロントパネル12が当接状になる。
ダッシュアッパパネル21には、その鉛直部の車幅方向一端側部分にほぼ矩形のエアコン用のエア導入口21bが形成され、このエア導入口21bに、車室3側に設けたエアコン部4が接続されている。ダッシュアッパパネル21の張出部21aのうち、車幅方向両端部分以外の部分は比較的狭い前後幅となっており、車幅方向両端部分に、他の部分よりも前方へ比較的大きく張出す(延出する)1対の拡大部21cが一体的に夫々設けられている。これら拡大部21cの前端部が1対のサスペンションタワー5のストラットハウス5aの上端部に夫々連結され、これら拡大部21cにカウルフロントパネル12の車幅方向両端部が連結されている。
次に、カウル部材11について説明する。
図2〜図5、図9、図12に示すように、カウル部材11は、カウルロアパネル30とこのカウルロアパネル30に接合されたカウルアッパパネル31とで閉断面構造に構成され、カウル部材30の車幅方向両端部が左右のフロントピラー6に夫々連結されている。このカウル部材30の閉断面形状について、後半部分は平たい形状に形成され、前半部分は後半部分よりも大きな断面形状に形成されている。そして、このカウル部材30の後端部にダッシュアッパパネル21の上端が接合されている。
次に、カウルフロントパネル12について説明する。
図1〜図5、図9、図12に示すように、カウルフロントパネル12は、後半部分に位置する水平パネル部12aと、前半部分に位置して水平パネル部12aの前端から前方斜め上側へ傾く傾斜パネル部12bを有し、カウルフロントパネル12の後端部分(即ち、水平パネル部12aの後側)に、車幅方向に延び上方へ立ち上がる縦壁部12cが一体的に形成されている。この縦壁部12cは、水平パネル部12aの車幅方向全幅に亙って形成されている。
縦壁部12cは、カウル部材11の下側に位置し、例えば、水平パネル部12aとダッシュアッパパネル21の張出部21aの全体の前後長さのうち後端から約1/4長さ部分に位置し、縦壁部12cの上下長さは、例えば、この縦壁部12cの位置において張出部21aとカウル部材11間の長さの約2/5になる。この縦壁部12cを設けたことにより、縦壁部12cと水平パネル部12aと傾斜パネル部12bの下端部分とで囲まれた部分に、雨が降った場合等に水が流れる樋部40が形成されている。
また、縦壁部12cのうちエア導入口21bの前側に位置する部分に、縦壁部12cよりも上方且つ前方へ延長した金属製の延長縦壁部41が設けられている。この延長縦壁部41は、縦壁部12c(カウルフロントパネル12)とは別部材で構成され、この延長縦壁部41の下端部分が縦壁部12cに溶接等で連結されている。
水平パネル部12aに複数(例えば、3つ)のボルト穴部42が形成され、これらボルト穴部42に対応させて、ダッシュアッパパネル21の張出部21aの前端部に複数のボルト穴部43が形成され、対応するボルト穴部42,43同士を接近対向させ複数のボルト(図示略)により締結することにより、張出部21aにカウルフロントパネル12が連結され、この状態で、水平パネル部12aが張出部21aの上面に当接する。尚、水平パネル部12aと張出部21aとの間はシール材(図示略)によりシールされている。
さて、カウルフロントパネル12とダッシュアッパパネル21とカウル部材11(カウルロアパネル30)、更には、1対のエプロン部13とで囲まれた車幅方向に延びるエアボックス50が設けられて、所謂オープンカウル構造が構成され、このエアボックス50の上側の開口を覆う合成樹脂製のカウルグリル51が設けられている。尚、7はフロントウインドウ、8はボンネットである。
カウルグリル51には、複数のスリット(図示略)が形成されており、これらスリットからエアボックス50内に外気が導入され、その空気がエア導入口21bから車室3側のエアコン部4に導入される。雨が降った場合等、エアボックス51に流入した水は樋部40に流れ落ち、その樋部40を車幅方向両端側へ流れて、エプロン部13に形成された排出口52(図11参照)から外部へ排出される。
次に、各エプロン部13と、このエプロン部13に関する連結構造について説明する。
図1、図6〜図11に示すように、各エプロン部13は、エプロンアッパパネル60と、エプロンアウタパネル61と、エプロンインナパネル62からなり、これらパネル60〜62の後端部分が、サイドドア(図示略)を支持するヒンジピラー9であってフロントピラー6が連結されたヒンジピラー9に接合されて前方へ延び、ダッシュアッパパネル21の各拡大部21cがエプロン部13に接合され、この拡大部21cとエプロン部13とで閉断面構造が構成されている。
具体的に説明すると、拡大部21cが接合される部分のエプロン部13において、エプロンアッパパネル60は断面L形に形成され、エプロンアウタパネル61はエプロンアッパパネル60よりも上下に長い断面L形に形成され、このエプロンアッパパネル60の上部外端とエプロンアウタパネル61の上端が接合され、拡大部21cがエプロンアッパパネル60の下端に接合されると共にエプロンアウタパネル61の内面に接合され、このエプロンアッパパネル60とエプロンアウタパネル61と拡大部21cとで閉断面構造65が形成されている。
また、エプロンインナパネル62はほぼ鉛直にフラットに形成され、このエプロンインナパネル62の外面にエプロンアウタパネル61の下部内端が接合され、拡大部21cがエプロンインナパネル62の上端に接合され、このエプロンアウタパネル61とエプロンインナパネル62と拡大部21cとで前記閉断面構造65とほぼ同じ大きさの閉断面構造66が形成されている。こうして、拡大部21cがエプロン部13に車幅方向内側から挿入された状態で接合され、この拡大部21cによりエプロン部13の閉断面を上下に分割して連続閉断面構造67が構成されている。尚、図11に示すように、拡大部21cが接合される部分のエプロンアウタパネル61には、拡大部21cをエプロンアウタパネル61の内面にスポット溶接する為のガンを挿入可能なガン挿入穴61aが形成されている。
各拡大部21cにおいて、エプロン部13に挿入される部分は、例えば、拡大部21cの車幅方向幅の約1/4〜1/3の外端部分であり、その他の部分の前端部が、サスペンションタワー5のストラットハウス5aに上側から当接した状態で連結されている。また、各拡大部21cの後端部はヒンジピラー9に接合されている。尚、カウル部材11のカウルアッパパネル31の車幅方向両端部のフランジが、左右のフロントピラー6に夫々接合されている。
さて、各エプロン部13は、その後端部がヒンジピラー9に接合されて、サスペンションタワー5よりも前側まで延びているが、エプロンアッパパネル60はサスペンションタワー5の近傍までの長さとなり、サスペンションタワー5の近傍において、エプロンインナパネル62が上方へ延長されてエプロンアッパパネル60の前端部に接合されている。つまり、サスペンションタワー5の近傍(エプロンアッパパネル60)の前側において、エプロンインナパネル62はエプロンアウタパネル61とほぼ同じ上下長の断面L形に形成され、このエプロンインナパネル62とエプロンアウタパネル61とが接合されて閉断面構造が構成されている。
ここで、ダッシュパネル10、カウル部材11、カウルフロントパネル12、1対のエプロン部13、の車両1への組み付けについて説明する。先ず、ダッシュアッパパネル21から分離した状態のダッシュロアパネル20を車両1に組み付けると共に、各エプロン部13において、エプロンアウタパネル61とエプロンインナパネル62とを接合し、これらパネル61,62をヒンジピラー9に接合して車両1に組み付けた状態にする。
その一方で、車両1への組み付け前に、カウルロアパネル30とカウルアッパパネル31とを接合してカウル部材11を構成し、そのカウル部材11とダッシュアッパパネル21とを接合すると共に、ダッシュアッパパネル21とカウルフロントパネル12とを接合し、更に、ダッシュアッパパネル21の1対の拡大部21cに1対のエプロンアッパパネル60を夫々接合してカウル構成部69(図12参照)を組み立ててから、そのカウル構成部69を一体的に車両1に組み付ける。
この場合、図12に示すように、カウル構成部69をエンジンルーム2の上側へ搬送し、エンジンルーム2内に下降させて車両1に組み付けることができる、ドッキング組み付け方式を採用することができる。即ち、カウル構成部69をエンジンルーム2内の所定位置に下降させることにより、図1に示すように、各エプロンアッパパネル60とエプロンアウタパネル61、各拡大部21cとエプロンアウタパネル61及びエプロンインナパネル62、ダッシュアッパパネル21とダッシュロアパネル20、各拡大部21cとストラットハウス5a、カウルアッパパネル21の車幅方向各端部とフロントピラー6、等が夫々当接状態となり、そこで、必要な箇所に、溶接、ボルト結合、その他何らかの連結を施して、カウル構成部69を車両1に組み付けることができる。
この車両1の前部構造の作用・効果について説明する。
ダッシュパネル10に後端部が連結されて前方へ張出し且つ車幅方向に延設されたカウルフロントパネル12を設け、このカウルフロントパネル12とダッシュパネル10のダッシュアッパパネル21とカウル部材11とで囲まれた車幅方向に延びるエアボックス50を設け、ダッシュアッパパネル21にエアコン用のエア導入口21bを形成したので、先ず第1に、エアボックス50内の空気を直接的にエア導入口21bから車室1側のエアコン部4へ導入できるようになるため、その空気の流入抵抗が小さくなり、空気を必要量スムースに車室1側のエアコン部4へ導入でき、また、カウル部材11にエア導入口を形成する必要もなく、カウル部材11の形状の制限を緩和することができるため、カウル部材11(車体)の剛性・強度を高めつつも、フロントウインドウ7の配置を含むデザインの自由度を高めることができる。
そして、前記効果を維持した上で、カウルフロントパネル12の後端部分に車幅方向に延び上方へ立ち上がる縦壁部12cを一体的に形成したので、このカウルフロントパネル12において、縦壁部12cの前側部分に樋部40を形成し、その樋部40、即ち、水が流れる部分からエア導入口21bを遠ざけることができ、しかも、縦壁部12cにより、主に樋部40を流れる水が飛散することにより発生する水飛沫等を遮蔽できるため、水飛沫等がエア導入口21bから車室1側のエアコン部4へ侵入することを極力防止することができる。しかも、縦壁部12cについては、別途部材を設けることなく、カウルフロントパネル12の後端部分を折り曲げることにより極めて簡単に構成できるため、制作コスト的に有利になり、組み付け負荷の増大も抑えることができ、更に、この縦壁部12cによりカウルフロントパネル12の曲げ、捩じり剛性を高めることができる。
カウル部材11を、カウルロアパネル30とこのカウルロアパネル30に接合されたカウルアッパパネル31とで閉断面構造に構成したので、カウル部材11(車体)の強度・剛性を高めることができる。つまり、エアボックス50の上側が開口してエアボックス50内の空気を直接的にエア導入口21bから車室1側へ導入する、従来から強度・剛性面で劣る所謂オープンカウルであっても、その強度・剛性を高めることができる。
ダッシュパネル10に前側へ張出す張出部21aを設け、この張出部21aにカウルフロントパネル12を解除可能に連結したので、エアボックス50及び樋部40を適切な形状・サイズにて確実に形成することができ、しかも、ダッシュパネル10に対して連結されたカウルフロントパネル12を容易に取り外すことが可能になるため、このカウルフロントパネル12、ダッシュパネル10、カウル部材11、その他近傍の部材・機器を整備する際の整備性が向上する。
縦壁部12cのうち少なくともエア導入口21bの前側に位置する部分に、縦壁部12cよりも上方且つ前方へ延長した延長縦壁部41を設けたので、水飛沫等がエア導入口21bから車室1側へ侵入することをより確実に防止することができる。
ダッシュパネル10のダッシュアッパパネル21の車幅方向両端部分に前方へ延出する1対の拡大部21cを一体的に夫々設け、各拡大部21cをエプロン部13に接合し、この拡大部21aとエプロン部13とで閉断面構造を構成したので、ダッシュパネル10とエプロン部13との結合を強化すると共にエプロン部13の剛性を高め、しかも、1対の拡大部21cの前端部を1対のサスペンションタワー5に夫々連結したので、ダッシュパネル10やエプロン部13等のサスペンションタワー5周辺の構造の剛性を十分に高めることができる。
つまり、車体剛性を高め、コーナリングの際等、サスペンションタワー5に大きな負荷が加わっても、車体側の変形を抑制でき、車両1のサスペンション性能を十分に発揮させて操縦安定性を高めることができる。また、こうした連結構造を、別部材を設けることなく、ダッシュアッパパネル21に1対の拡大部21cを一体的に設けることにより達成したので、連結構造の強度を高め製作コスト的に有利になる。
エプロン部13はエプロンアッパパネル60とこのエプロンアッパパネル60に接合されたエプロンアウタパネル61とを有し、拡大部21cをエプロンアッパパネル60の下端に接合すると共にエプロンアウタパネル61の内面に接合したので、このエプロンアッパパネル60とエプロンアウタパネル61と拡大部21cとで閉断面構造65を形成して、ダッシュパネル10とエプロン部13との結合を確実に強化しエプロン部13の剛性を確実に高めることができる。
各拡大部21cの後端部をサイドドアを支持するヒンジピラー9に接合したので、ダッシュパネル10とヒンジピラー9とを確実に結合して結合強度を高め、ダッシュパネル10やエプロン部13等のサスペンションタワー5周辺の構造の剛性を確実に高めることができる。
エプロン部13は、エプロンアウタパネル61に接合されたエプロンインナパネル62を有し、拡大部21cをエプロンインナパネル62の上端に接合し、この拡大部21cによりエプロン部13の閉断面を上下に分割して連続閉断面構造67を構成したので、ダッシュパネル10とエプロン部13との結合をより確実に強化しエプロン部13の剛性(捩じり剛性)をより確実に高めることができる。
サスペンションタワー5の近傍において、エプロンインナパネル62を上方へ延長してエプロンアッパパネル60の前端部に接合したので、エプロンアッパパネル60をサスペンションタワー5の近傍までの長さとして、エプロン部13をほぼ全体に閉断面構造とすることができる。そして、車両1への組み付けの際、カウル部材11とカウルフロントパネル12とダッシュアッパパネル21とエプロンアッパパネル60等を結合してカウル構成部69を組み立ててから、そのカウル構成部69を一体的にエンジンルーム2内に下降させ、予め車両1に組み付けたダッシュロアパネル20とエプロンアウタパネル61とエプロンインナパネル62等に対して組み付ける、ドッキング組み付け方式を採用することができる。
次に、前記実施例を次のように変更してもよい。
1]カウル部材11を1部材で構成し、開断面構造に構成する。
2]ダッシュロアパネル20に前側へ張出す張出部を一体的に設け、この張出部にカウルフロントパネル12を解除可能に連結する。
3]ダッシュロアパネル20に1対の拡大部を一体的に設ける。
4]延長縦壁部41を省略する。
5]ダッシュアッパパネル21とカウルフロントパネル12とを一体形成する。
6]縦壁部12cの車幅方向全幅に亙って延長縦壁部41を設ける。
7]延長縦壁部41を縦壁部12cよりも上方へのみ延長する。
8]延長縦壁部41を縦壁部12c(カウルフロントパネル12)に一体形成する。
9]その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成を付加可能である。
本発明の実施例に係る車両の前部構造の斜視図である。 車両の前部構造の要部の分解斜視図である。 ダッシュアッパパネルとカウル部材の斜視図である。 ダッシュアッパパネルとカウル部材の分解斜視図である。 車両の前部構造の要部の縦断面図である。 ダッシュアッパパネルとカウル部材の車両組み付け時の斜視図である。 車両の前部構造のサスペンションタワー近傍の斜視図である。 エプロン部と拡大部の部分的に切り欠いた状態の斜視図である。 車両の前部構造の要部の縦断面図である。 エプロン部と拡大部の縦断面図である。 エプロン部と拡大部の斜視図である。 車両の前部構造の組み付け際の斜視図である。
符号の説明
1 車両
2 エンジンルーム
3 車室
5 サスペンションタワー
9 ヒンジピラー
10 ダッシュパネル
11 カウル部材
12 カウルフロントパネル
12c 縦壁部
13 エプロン部
20 ダッシュロアパネル
21 ダッシュアッパパネル
21a 張出部
21b エア導入口
21c 拡大部
30 カウルロアパネル
31 カウルアッパパネル
40 樋部
41 延長縦壁部
50 エアボックス
51 カウルグリル
60 エプロアッパナパネル
61 エプロンアウタパネル
62 エプロンインナパネル

Claims (5)

  1. 車両のエンジンルームと車室とを仕切る部位に車幅方向に延設されたダッシュパネルと、このダッシュパネルに連結され且つその上側近傍において車幅方向に延設されたカウル部材とを備えた車両の前部構造において、
    前記ダッシュパネルは、ダッシュロアパネルと、このダッシュロアパネルに接合されたダッシュアッパパネルとを有し、
    前記ダッシュパネルに後端部が連結されて前方へ張出し且つ車幅方向に延設されたカウルフロントパネルと、このカウルフロントパネルとダッシュアッパパネルとカウル部材とで囲まれた車幅方向に延びるエアボックスと、このエアボックスの上側を覆うカウルグリルとを設け、
    前記ダッシュアッパパネルにエアコン用のエア導入口が形成されると共に、カウルフロントパネルの後端部分に車幅方向に延び上方へ立ち上がる縦壁部が一体的に形成されたことを特徴とする車両の前部構造。
  2. 前記カウル部材は、カウルロアパネルとこのカウルロアパネルに接合されたカウルアッパパネルとで閉断面構造に構成されたことを特徴とする請求項1に記載の車両の前部構造。
  3. 前記ダッシュパネルに前側へ張出す張出部を設け、この張出部にカウルフロントパネルが解除可能に連結されたことを特徴とする請求項1に記載の車両の前部構造。
  4. 前記縦壁部のうち少なくとも前記エア導入口の前側に位置する部分に、縦壁部よりも上方又は上方且つ前方へ延長した延長縦壁部を設けたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の車両の前部構造。
  5. 前記ダッシュアッパパネルの車幅方向両端部分に前方へ張出す1対の拡大部を一体的に夫々設け、これら拡大部の前端部が1対のサスペンションタワーに夫々連結され、これら拡大部にカウルフロントパネルの車幅方向両端部が連結されたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の車両の前部構造。
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