JP2002302068A - 自動車のカウル部構造 - Google Patents

自動車のカウル部構造

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JP2002302068A
JP2002302068A JP2001108359A JP2001108359A JP2002302068A JP 2002302068 A JP2002302068 A JP 2002302068A JP 2001108359 A JP2001108359 A JP 2001108359A JP 2001108359 A JP2001108359 A JP 2001108359A JP 2002302068 A JP2002302068 A JP 2002302068A
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cowl
reinforcement
windshield glass
section
cowl reinforcement
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JP2001108359A
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Yoshihide Endo
欣秀 遠藤
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウインドシールドガラスの振動抑制性能を向
上する。 【解決手段】 ダッシュパネル14の上端部14Bには
カウルリインフォースメント32が取付けられており、
カウルリインフォースメント32の車幅方向両端部32
Aはそれぞれ左右のフロントピラー12に結合されてい
る。カウルリインフォースメント32は、閉断面構造と
されており、前端上部に形成されたウインドシールドガ
ラス支持部32Bに、ウインドシールドガラス34の下
端縁部34Aが支持されている。カウルリインフォース
メント32のウインドシールドガラス支持部32Bには
リブ40が立設されており、このリブ40は、カウルリ
インフォースメント32の後壁部32Cに達している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車のカウル部構
造に係り、特に、ウインドシールドガラスを支持するカ
ウルリインフォースメントを有する自動車のカウル部構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ウインドシールドガラスを支持す
るカウルリインフォースメントを有する自動車のカウル
部構造は、その一例が特開平3−248978号公報に
示されている。
【0003】図8に示される如く、この自動車のカウル
部構造では、カウル100のアッパパネル102に形成
されたウインドシールドガラス102の下部102Aを
支持するガラス支持部100A上にユニット側カウル1
04のフランジ部104Aが接合されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この自
動車のカウル部構造においては、カウル部106がアッ
パパネル102とロアパネル108とが接合された断面
略矩形状の閉断面構造110となっており、この閉断面
構造110の上部前方側の角部にウインドシールドガラ
ス102の下部102Aが支持されている。この結果、
車外の騒音及び振動がウインドシールドガラス102に
作用した場合には、ウインドシールドガラス102の面
直方向(図8に矢印Vで示す方向)の振動により、閉断
面構造110が、ガラス支持部100Aから伸びる対角
線方向(図8に矢印Wで示す方向)に断面変形し易い。
また、車体の振動がウインドシールドガラス102に伝
達され易い。即ち、この自動車のカウル部構造では、ウ
インドシールドガラス102を支持する部位の剛性が低
いため、ウインドシールドガラス102の振動が十分に
抑制されず、ウインドシールドガラス102の振動に起
因する車室内騒音及び振動が大きくなる。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、ウインドシー
ルドガラスの振動抑制性能を向上することができる自動
車のカウル部構造を得ることが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、車体両側部の骨格部材間に位置し車室前側を形成す
るダッシュパネルと、ダッシュパネルの上部に車幅方向
に沿って延設されるカウルと、ダッシュパネルの上端部
に取付けられウインドシールドガラスを支持する閉断面
構造のカウルリインフォースメントと、を備えた自動車
のカウル部構造であって、前記カウルリインフォースメ
ントの閉断面を車幅方向に沿って少なくとも2分割する
リブを形成したことを特徴とする。
【0007】従って、カウルリインフォースメントの閉
断面を車幅方向に沿って少なくとも2分割するリブを形
成したことで、カウルリインフォースメントの剛性が向
上する。この結果、車外の騒音及び振動がウインドシー
ルドガラスに作用した場合に、カウルリインフォースメ
ントが断面変形し難いと共に、車体の振動がウインドシ
ールドガラスに伝達され難い。このため、ウインドシー
ルドガラスの振動抑制性能を向上できる。
【0008】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
自動車のカウル部構造において、前記リブは、前記カウ
ルリインフォースメントにおける前記ウインドシールド
ガラス支持部に立設されていることを特徴とする。
【0009】従って、請求項1記載の内容に加えて、リ
ブが、カウルリインフォースメントにおけるウインドシ
ールドガラスからの荷重入力部となる、ウインドシール
ドガラス支持部に立設されているため、ウインドシール
ドガラスから入力される荷重に対して、カウルリインフ
ォースメント断面変形を効果的に抑制できる。
【0010】請求項3記載の本発明は、請求項1記載の
自動車のカウル部構造において、前記カウルリインフォ
ースメントは、左右の骨格部材を結合していることを特
徴とする。
【0011】従って、請求項1記載の内容に加えて、左
右の骨格部材を含むウインドシールドガラスを支持する
車体部位の剛性が向上する。
【0012】請求項4記載の本発明は、請求項1記載の
自動車のカウル部構造において、前記カウルリインフォ
ースメントは、前記カウルと前記ダッシュパネルまたは
前記カウルのみにて区画される領域と、前記カウルリイ
ンフォースメントの閉断面内とを連通させる少なくとも
1つの連通孔を有することを特徴とする。
【0013】従って、請求項1記載の内容に加えて、カ
ウルリインフォースメントに、カウルとダッシュパネル
またはカウルのみにて区画される領域と、カウルリイン
フォースメントの閉断面内とを連通させる少なくとも1
つの連通孔を形成したため、カウルに形成した水抜き孔
が水没した場合においても、連通孔によって、カウルと
ダッシュパネルまたはカウルのみにて区画される領域の
負圧が軽減されるため、この領域に溜まった雨水をカウ
ルに形成した水抜き孔から効果的に排水できる。
【0014】請求項5記載の本発明は、請求項4記載の
自動車のカウル部構造において、前記連通孔は、前記ダ
ッシュパネルに設けられたエアコンダクト用開口部の上
方に形成されていることを特徴とする。
【0015】従って、請求項4記載の内容に加えて、連
通孔をダッシュパネルに設けられたエアコンダクト用開
口部の上方に形成することで、エアコンダクト用開口部
近傍においての負圧が軽減されるので、雨水がエアコン
ダクト用開口部に入るのを効果的に防止できる。この結
果、他の部位に連通孔を形成する場合に比べ、連通孔の
開口面積を小さくできる。
【0016】請求項6記載の本発明は、請求項4記載の
自動車のカウル部構造において、前記連通孔は、インス
トルメントパネルを支持する前記カウルリインフォース
メントの閉断面以外の閉断面内に連通していることを特
徴とする。
【0017】従って、請求項4記載の内容に加えて、イ
ンストルメントパネルを支持するカウルリインフォース
メントの閉断面内と連通するインストルメントパネル取
付孔を形成しても、車室内と車室外とが連通孔及びイン
ストルメントパネル取付孔を通じて連通することが無
く、車室内の騒音を低減できる。
【0018】請求項7記載の本発明は、請求項1〜6の
何れかに記載の自動車のカウル部構造において、前記骨
格部材はフロントピラーであることを特徴とする。
【0019】従って、請求項1〜6の何れかに記載の内
容に加えて、左右のフロントピラーを含むウインドシー
ルドガラスを支持する車体部位の剛性が向上する。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の自動車のカウル部構造の
一実施形態を図1〜図3に従って説明する。
【0021】なお、図中矢印FRは車両前方方向を、矢
印INは車幅内側方向を、矢印UPは車両上方方向を示
す。
【0022】図1に示される如く、本実施形態の自動車
車体10では、車体両側部の骨格部材としての左右のフ
ロントピラー12間に位置し車室前側を形成するダッシ
ュパネル14が配設されており、ダッシュパネル14の
上部には、カウル16が車幅方向に沿って延設されてい
る。カウル16の車幅方向両端部16Aは、カウルサイ
ド18の縦壁部18Aとフロントサイドメンバ20の縦
壁部20Aとに接合されており、フロントサイドメンバ
20における縦壁部20Aの車幅方向内側部には、フロ
ントスプリングサポート21が形成されている。また、
カウルサイド18の縦壁部18Aには、カウル16内に
溜まった雨水を排水するための水抜き孔22が形成され
ており、この水抜き孔22の下部近傍において、カウル
16の車幅方向両端部16Aがカウルサイド18の縦壁
部18Aに接合されている。なお、図1に二点鎖線で示
す部材は、サイドメンバアウタパネル23である。
【0023】図2に示される如く、カウル16の車幅方
向から見た断面形状は、L字状とされており、カウル1
6における底部16Bの車両後側縁部16Cから略車両
上側後方へ延設された接合フランジ16Dがダッシュパ
ネル14の前側面14Aに接合されている。また、ダッ
シュパネル14の前側面14Aには、車幅方向に沿って
所定の間隔で断面逆L字状のブラケット24が配設され
ており、これらのブラケット24上に、カウル16にお
ける底部16Bの車両後側縁部16Cがボルト26とナ
ット28によって固定されている。
【0024】カウル16における底部16Bは、車幅方
向中央部から車幅方向外側部へ向かって、下方へ湾曲し
ており、底部16Bの前後方向中央部には、断面円弧状
の凹部30が形成されている。
【0025】図1に示される如く、ダッシュパネル14
の上端部14Bには、車幅方向に沿ってアルミ押し出し
材で構成されたカウルリインフォースメント32が取付
けられており、カウルリインフォースメント32の車幅
方向両端部32Aは、それぞれ左右のフロントピラー1
2に結合されている。
【0026】図2に示される如く、カウルリインフォー
スメント32は、閉断面構造とされており、前端上部に
形成されたウインドシールドガラス支持部32Bに、ウ
インドシールドガラス34の下端縁部34Aが支持され
ている。なお、ウインドシールドガラス34の下端縁部
34Aと、カウル16における前壁部16Eの上端縁部
に車両前方に向かって形成されたフランジ16Fとの間
には、樹脂材で構成されたカウルルーバ36が車幅方向
に沿って配設されており、カウルルーバ36には、複数
の孔38が形成されている。従って、カウルルーバ36
に形成された複数の孔38からカウル16に入った雨水
Wは、カウル16における底部16Bに形成された凹部
30に沿って流れ、水抜き孔22に流れ込むようになっ
ている。
【0027】カウルリインフォースメント32のウイン
ドシールドガラス支持部32Bにはリブ40が立設され
ており、このリブ40は、カウルリインフォースメント
32の後壁部32Cに達している。従って、リブ40
は、カウルリインフォースメント32の閉断面を車幅方
向に沿って上側となる第1閉断面42と下側となる第2
閉断面44とに車幅方向に沿って上下2分割している。
【0028】カウルリインフォースメント32の後壁部
32Cの上部には、インストルメントパネル取付孔43
が形成されている。このインストルメントパネル取付孔
43には、インストルメントパネル46に形成した係合
爪46Aが挿入されており、カウルリインフォースメン
ト32は、ウインドシールドガラス34とともにインス
トルメントパネル46も支持している。なお、インスト
ルメントパネル取付孔43は、カウルリインフォースメ
ント32の第1閉断面42のみに連通している。
【0029】カウルリインフォースメント32の下壁部
32Dには、カウル16とダッシュパネル14とで区画
される領域50と、カウルリインフォースメント32の
第2閉断面44内のみとを連通させる少なくとも1つの
連通孔52が形成されている。即ち、連通孔52は、イ
ンストルメントパネル46を支持するカウルリインフォ
ースメント32の第1閉断面42内以外の第2閉断面4
4内にのみに連通している。また、連通孔52は、ダッ
シュパネル14に設けられたエアコンダクト用開口部5
4の上方に形成されており、エアコンダクト用開口部5
4には、エアコンダクト56が連結されている。
【0030】図3に示される如く、カウルリインフォー
スメント32の車幅方向両端部32Aは、左右のフロン
トピラー12に車両前方側から形成された凹部60内に
挿入されており、凹部60の下壁部60Aには、カウル
リインフォースメント32の下壁部32Dが接合されて
いる。また、凹部60の縦壁部60Bには、カウルリイ
ンフォースメント32の後壁部32Cが接合されてお
り、ウインドシールドガラス34の下端縁部34Aから
の荷重が、リブ40を介して、フロントピラー12の凹
部60に効果的に伝達されるようになっている。
【0031】次に本実施形態の作用を説明する。
【0032】本実施形態では、カウルリインフォースメ
ント32に、カウルリインフォースメント32の閉断面
を車幅方向に沿って、第1閉断面42と第2閉断面44
とに2分割するリブ40を形成したことで、カウルリイ
ンフォースメント32の剛性が向上する。この結果、車
外の騒音及び振動がウインドシールドガラス34に作用
した場合に、カウルリインフォースメント32が断面変
形し難いと共に、車体の振動がウインドシールドガラス
34に伝達され難いため、ウインドシールドガラス34
の振動抑制性能を向上することができる。
【0033】また、本実施形態では、リブ40が、カウ
ルリインフォースメント32におけるウインドシールド
ガラス34からの荷重入力部となる、ウインドシールド
ガラス支持部32Bに立設されているため、カウルリイ
ンフォースメント32の断面変形を効果的に抑制でき
る。
【0034】また、本実施形態では、カウルリインフォ
ースメント32が左右のフロントピラー12を結合して
おり、ウインドシールドガラス34の下端縁部34Aか
らの荷重が、カウルリインフォースメント32のリブ4
0を介して、フロントピラー12の凹部60に伝達され
るため、左右のフロントピラー12を含むウインドシー
ルドガラス34を支持する車体部位の剛性が向上する。
【0035】よって、本実施形態では、ウインドシール
ドガラス34の振動に起因する車室内騒音及び振動を低
減できる。
【0036】また、本実施形態では、カウルリインフォ
ースメント32に、カウル16とダッシュパネル14と
で区画される領域50と、カウルリインフォースメント
32の第2閉断面44内のみとを連通させる少なくとも
1つの連通孔52を形成したため、水抜き孔22が雨水
Wによって水没した場合においても、連通孔52によっ
て、カウル16とダッシュパネル14とで区画される領
域50の負圧が軽減されるため、領域50に溜まった雨
水Wを水抜き孔22から効果的に排水できる。
【0037】また、本実施形態では、連通孔52がダッ
シュパネル14に設けられたエアコンダクト用開口部5
4の上方に形成されているため、エアコンダクト用開口
部54近傍において領域50の負圧が軽減されるので、
領域50に溜まった雨水がエアコンダクト用開口部54
に入るのを効果的に防止できると共に、他の部位に連通
孔52を形成する場合に比べ、連通孔52の開口面積を
小さくできる。
【0038】また、本実施形態では、リブ40は、カウ
ルリインフォースメント32の閉断面を車幅方向に沿っ
て第1閉断面42と第2閉断面44とに車幅方向に沿っ
て上下2分割しており、カウルリインフォースメント3
2に形成したインストルメントパネル取付孔43は、カ
ウルリインフォースメント32の第1閉断面42内のみ
に連通しており、連通孔52は、インストルメントパネ
ル46を支持するカウルリインフォースメント32の第
2閉断面44内にのみに連通している。この結果、車室
内と車室外とが連通孔52及びインストルメントパネル
取付孔43を通じて連通することが無く、この点におい
ても車室内の騒音を低減できる。
【0039】以上に於いては、本発明を特定の実施形態
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。例えば、本実施形態では、カウルリインフォース
メント32のウインドシールドガラス支持部32Bに、
カウルリインフォースメント32の後壁部32Cに達す
るリブ40を立設したが、これに代えて、図4に示され
る如く、カウルリインフォースメント32のウインドシ
ールドガラス支持部32Bに、カウルリインフォースメ
ント32の後壁部32Cに達するリブ40と、カウルリ
インフォースメント32の下壁部32Dに達するリブ6
2とを立設し、閉断面を3分割した構成としても良い。
【0040】また、図5に示される如く、一方の枝部6
4Aがカウルリインフォースメント32の後壁部32C
に達し、他方の枝部64Bがカウルリインフォースメン
ト32の下壁部32Dに達する逆Y字状のリブ64を、
カウルリインフォースメント32のウインドシールドガ
ラス支持部32Bに立設し、閉断面を3分割した構成と
しても良い。
【0041】また、図6に示される如く、カウルリイン
フォースメント32のウインドシールドガラス支持部3
2Bに、2本の枝部66A、66Bが連結され、1本の
枝部66Cがカウルリインフォースメント32の後壁部
32Cに達するY字状のリブ66を形成し、閉断面を3
分割した構成としても良い。
【0042】また、図7に示される如く、一方の枝部6
8Aがカウルリインフォースメント32の後壁部32C
の上部に達し、他の2本の枝部68B、68Cがカウル
リインフォースメント32の下壁部32Dの後部と前部
に達する分岐されたリブ68をカウルリインフォースメ
ント32のウインドシールドガラス支持部32Bに立設
し、閉断面を4分割した構成としても良い。
【0043】また、上記実施形態では、カウルリインフ
ォースメント32をアルミ押し出し材で構成したが、カ
ウルリインフォースメント32はアルミに限定されず、
マグネシュウム等の他の金属でも良い。
【0044】
【発明の効果】請求項1記載の本発明は、車体両側部の
骨格部材間に位置し車室前側を形成するダッシュパネル
と、ダッシュパネルの上部に車幅方向に沿って延設され
るカウルと、ダッシュパネルの上端部に取付けられウイ
ンドシールドガラスを支持する閉断面構造のカウルリイ
ンフォースメントと、を備えた自動車のカウル部構造で
あって、カウルリインフォースメントの閉断面を車幅方
向に沿って少なくとも2分割するリブを形成したので、
ウインドシールドガラスの振動抑制性能を向上できると
いう優れた効果を有する。
【0045】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
自動車のカウル部構造において、リブは、カウルリイン
フォースメントにおけるウインドシールドガラス支持部
に立設されているので、請求項1記載の効果に加えて、
ウインドシールドガラス支持部から閉断面に入力される
荷重に対して、効果的に断面変形を抑制できるという優
れた効果を有する。
【0046】請求項3記載の本発明は、請求項1記載の
自動車のカウル部構造において、カウルリインフォース
メントは、左右の骨格部材を結合しているので、請求項
1記載の効果に加えて、左右の骨格部材を含むウインド
シールドガラスを支持する車体部位の剛性が向上すると
いう優れた効果を有する。
【0047】請求項4記載の本発明は、請求項1記載の
自動車のカウル部構造において、カウルリインフォース
メントは、カウルとダッシュパネルまたはカウルのみに
て区画される領域と、カウルリインフォースメントの閉
断面内とを連通させる少なくとも1つの連通孔を有する
ので、請求項1記載の効果に加えて、カウル部に溜まっ
た雨水を効果的に排水できるという優れた効果を有す
る。
【0048】請求項5記載の本発明は、請求項4記載の
自動車のカウル部構造において、連通孔は、ダッシュパ
ネルに設けられたエアコンダクト用開口部の上方に形成
されているので、請求項4記載の効果に加えて、カウル
部に溜まった雨水がエアコンダクト用開口部に入るのを
効果的に防止できるという優れた効果を有する。また、
他の部位に連通孔を形成する場合に比べ、連通孔の開口
面積を小さくできるという優れた効果を有する。
【0049】請求項6記載の本発明は、請求項4記載の
自動車のカウル部構造において、連通孔は、インストル
メントパネルを支持するカウルリインフォースメントの
閉断面以外の閉断面内に連通しているため、請求項4記
載の効果に加えて、車室内の騒音を低減できるという優
れた効果を有する。
【0050】請求項7記載の本発明は、請求項1〜6の
何れかに記載の自動車のカウル部構造において、骨格部
材はフロントピラーであるため、請求項1〜6の何れか
に記載の効果に加えて、左右のフロントピラーを含むウ
インドシールドガラスを支持する車体部位の剛性が向上
するという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る自動車のカウル部構
造を示す車両斜め前方内側から見た一部を断面とした斜
視図である。
【図2】図1の2−2線に沿った拡大断面図である。
【図3】図1の3−3線に沿った拡大断面図である。
【図4】本発明の一実施形態の変形例に係る自動車のカ
ウル部構造を示す図3に対応する断面図である。
【図5】本発明の一実施形態の変形例に係る自動車のカ
ウル部構造を示す図3に対応する断面図である。
【図6】本発明の一実施形態の変形例に係る自動車のカ
ウル部構造を示す図3に対応する断面図である。
【図7】本発明の一実施形態の変形例に係る自動車のカ
ウル部構造を示す図3に対応する断面図である。
【図8】従来の実施形態に係る自動車のカウル部構造を
示す側断面図である。
【符号の説明】
12 フロントピラー(車体両側部の骨格部材) 14 ダッシュパネル 16 カウル 18 カウルサイド 32 カウルリインフォースメント 32B カウルリインフォースメントのウインドシー
ルドガラス支持部 34 ウインドシールドガラス 40 リブ 42 カウルリインフォースメントの第1閉断面 43 インストルメントパネル取付孔 44 カウルリインフォースメントの第2閉断面 46 インストルメントパネル 50 カウルとダッシュパネルとで区画される領域 52 連通孔 54 エアコンダクト用開口部 62 リブ 64 リブ 66 リブ 68 リブ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体両側部の骨格部材間に位置し車室前
    側を形成するダッシュパネルと、ダッシュパネルの上部
    に車幅方向に沿って延設されるカウルと、ダッシュパネ
    ルの上端部に取付けられウインドシールドガラスを支持
    する閉断面構造のカウルリインフォースメントと、を備
    えた自動車のカウル部構造であって、前記カウルリイン
    フォースメントの閉断面を車幅方向に沿って少なくとも
    2分割するリブを形成したことを特徴とする自動車のカ
    ウル部構造。
  2. 【請求項2】 前記リブは、前記カウルリインフォース
    メントにおける前記ウインドシールドガラス支持部から
    立設されていることを特徴とする請求項1記載の自動車
    のカウル部構造。
  3. 【請求項3】 前記カウルリインフォースメントは、左
    右の骨格部材を結合していることを特徴とする請求項1
    記載の自動車のカウル部構造。
  4. 【請求項4】 前記カウルリインフォースメントは、前
    記カウルと前記ダッシュパネルまたは前記カウルのみに
    て区画される領域と、前記カウルリインフォースメント
    の閉断面内とを連通させる少なくとも1つの連通孔を有
    することを特徴とする請求項1記載の自動車のカウル部
    構造。
  5. 【請求項5】 前記連通孔は、前記ダッシュパネルに設
    けられたエアコンダクト用開口部の上方に形成されてい
    ることを特徴とする請求項4記載の自動車のカウル部構
    造。
  6. 【請求項6】 前記連通孔は、インストルメントパネル
    を支持する前記カウルリインフォースメントの閉断面以
    外の閉断面内に連通していることを特徴とする請求項4
    記載の自動車のカウル部構造。
  7. 【請求項7】 前記骨格部材はフロントピラーであるこ
    とを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の自動車の
    カウル部構造。
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