JP2510073Y2 - 自動車のル―フ構造 - Google Patents

自動車のル―フ構造

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JP2510073Y2
JP2510073Y2 JP1989069015U JP6901589U JP2510073Y2 JP 2510073 Y2 JP2510073 Y2 JP 2510073Y2 JP 1989069015 U JP1989069015 U JP 1989069015U JP 6901589 U JP6901589 U JP 6901589U JP 2510073 Y2 JP2510073 Y2 JP 2510073Y2
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roof
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panel
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剛 土屋
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) この考案はルーフパネルにルーフラックが取付けられ
る自動車のルーフ構造に関する。
(従来の技術) 自動車のトランクに入れることができないような大き
な荷物を運ぶ場合には、ルーフパネルにルーフキャリア
を取付け、このルーフキャリアに荷物を積載するように
している。
上記ルーフキャリアは第3図に示すようにルーフパネ
ル1の両側に設けられたキャリアバー2に取付けられ
る。上記キャリアバー2はルーフパネル1に取付け固定
された複数のルーフラック3に保持するようにしてい
る。
ところで、従来、上記ルーフラック3は第4図に示す
ようにルーフパネル1に取付け固定されていた。すなわ
ち、ルーフラック3には、その下端面からねじ部を突出
させた取付けねじ4が埋設されている。この取付けねじ
4はルーフパネル1に穿設された通孔5に挿通され、ル
ーフパネル1の内面側に突出した上記ねじ4のねじ部に
はナット6が螺合される。また、上記ルーフパネル1の
内面とナット6との間には、ルーフパネル1を補強する
ためにプレート状の補強部材7が介装されている。さら
に、ルーフラック3の下端面とルーフパネル1の上面と
の間にはルーフパネル1の上面を保護するプロテクタ8
が介装されている。
上記ルーフパネル1の車幅方向端部は、ルーフサイド
レール9のアウタアッパ9aに形成されたドリップレール
11にスポット溶接で固定されている。なお、図中9bはル
ーフサイドレール9のアウタロア、9cは同じくインナ
で、このインナ9cと上記アウタアッパ9aとには上記ルー
フラック3の取付けねじ4にナット6を締付けるための
作業孔12がそれぞれ穿設されている。
しかしながら、このような構成によると、ルーフパネ
ル1のルーフラック3が取付けられた部分は補強部材7
によって補強されているものの、この補強部材7は単に
ルーフパネル1の内面に接合されているだけである。し
たがって、ルーフラック3に第4図に矢印Fで示すキャ
リアバー2の軸方向と交差する力が加わると、その力に
よってルーフパネル1のルーフラック3に接合した部分
およびその近傍の部分が変形して歪みが発生しやすく、
それによってルーフパネル1の外観が損われるというこ
とがある。
(考案が解決しようとする課題) このように、従来のルーフラックの取付け構造は、そ
の取付け部分が補強部材によって補強されているもの
の、上記補強部材はルーフパネルの内面に単に接合され
ているだけであったので、ルーフラックに加わる荷重に
対してルーフパネルの変形を確実に防止することができ
なかった。
この考案は上記事情にもとずきなされたもので、その
目的とするところは、ルーフラックに加わる荷重に対し
てルーフパネルが変形しずらいようにした自動車のルー
フ構造を提供することにある。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段及び作用) 上記課題を解決するためにこの考案は、取付けねじが
ねじ部を突出させて埋設されたルーフラックがそのねじ
部を介してルーフパネルの上面にねじ止め固定され、か
つルーフパネルの内面側にはルーフボーが幅方向端部を
ルーフパネルの幅方向端部とともにルーフサイドレール
に形成されたドリップレールに固着して設けられる自動
車のルーフ構造において、上記ルーフパネルの上記ルー
フサイドレールよりも車幅方向内方にずれた部分の内面
に、凸部およびこの凸部の周辺にフランジが形成された
山形状の補強部材を介装し、この補強部材の凸部をルー
フパネルの内面に接合固定し、この凸部に形成された通
孔に上記ルーフラックに埋設された取付けねじのねじ部
を挿通し、このねじ部に上記ルーフボーに形成された作
業孔からナットを螺合させて上記ルーフラックをねじ止
め固定するとともに、上記フランジを上記ルーフボーの
上面に接合固定し、このルーフボーの下面と上記ルーフ
サイドレールの上面との間の隙間に緩衝材を充填してな
ることを特徴とする自動車のルーフ構造にある。
このような構造とすることによって、ルーフラックに
加わる荷重を補強部材を介してルーフボーに伝達し、こ
のルーフボーから緩衝材を介してルーフサイドレールで
受けるようにした。
(実施例) 以下、この考案の一実施例を第1図と第2図を参照し
て説明する。なお、第4図に示す従来構造と同一部分に
は同一記号を付して説明を省略する。
すなわち、この考案の実施例においては、補強部材21
が凸部22と、この凸部22の周辺部に設けられたフランジ
23とによってほぼ山形状に形成されている。この補強部
材21は、その凸部22の上面をルーフパネル1の内面に接
合させてスポット溶接され、フランジ23をルーフパネル
1の下面側に設けられたルーフボー24の上面にスポット
溶接して設けられる。上記ルーフパネル1とルーフボー
24とは車体に組込まれる前に車幅方向末端部が接合固定
された状態で仮組みされ、末端部以外の箇所は所定間隔
で離間対向している。そして、ルーフパネル1とルーフ
ボー24との上記補強部材21よりも車幅方向中央寄りの箇
所には、これらの間隔を一定に維持するとともにルーフ
パネル1を変形しないように保持するシール材25が介装
されている。
上記補強部材21にはルーフラック3を固定するための
取付けねじ4を通す通孔26が穿設されている。この通孔
26と上記ルーフパネル1に穿設された通孔5とを通され
た取付けねじ4とねじ部にはナット6が螺合され、それ
によって上記ルーフラック3はルーフパネル1を介して
上記補強部材2に固定されている。
このようにして仮組みされたルーフパネル1とルーフ
ボー24とは、その車幅方向末端部をルーフサイドレール
9に形成されたドリップレール11にスポット溶接され、
それによって車体に組付けられる。そして、ルーフパネ
ル1とルーフボー24とを組付ける際には、ルーフサイド
レール9のアウタアッパ9aの上面とルーフボー24の下面
との間に生じる隙間に緩衝材27が充填され、この緩衝材
27によってルーフボー24の端部がルーフサイドレール9
に支持されている。
なお、ルーフボー24にはルーフラック3の取付けねじ
4にナット6を締付けるための作業孔28が穿設されてい
る。
このようなルーフラック3の取付構造において、この
ルーフラック3に第1図にFで示すキャリアバー2の軸
線と直交する方向の力が加わると、その荷重はルーフパ
ネル1からこのルーフパネル1の内面に接合された補強
部材21の凸部22に伝達される。この補強部材21は、その
フランジ23がルーフボー24の上面に接合固定されている
から、ルーフラック3に加わった荷重は補強部材21とル
ーフボー24を介して剛性の高いルーフサイドレール9で
受けられることになる。したがって、ルーフラック3に
図中Fで示す方向の荷重が加わっても、その荷重によっ
てルーフパネル1が変形することがほとんどない。
上記ルーフラック3は、その外観の向上を計るために
取付けねじ4が予め埋め込まれている。そのため、上記
ルーフラック3を、ルーフパネル1とルーフボー24との
間の部分に設けられた補強部材21に対してねじ止め固定
しにくいが、上記ルーフボー24に作業孔28を形成したこ
とで、取付けねじ4のねじ部にナット6を容易に螺合さ
せることができる。つまり、ルーフラック3の取付け作
業を容易に行うことができる。
また、ルーフサイドレール9とルーフボー24との間に
緩衝材27を充填したため、ルーフボー24のスパンを第1
図にL1で示す緩衝材27が充填されていないときの長さか
らL2に示すように短くすることができる。それによって
ルーフボー24の剛性が高くなり、ルーフボー24がルーフ
ラック3からの荷重によってたわみずらくなるから、そ
のことによってもルーフパネル1が変形しずらくなる。
さらに、ルーフパネル1とルーフボー24との間に補強
部材21を設けたことにより、仮組みされたルーフパネル
1とルーフボー24とを搬送する際などの振動で上記ルー
フパネル1が変形しずらくなる。それによって、ルーフ
パネル1とルーフボー24との隙間が大きく変化するのを
防止できる。したがって、ルーフパネル1とルーフボー
24との間に設けられたシール材25がルーフパネル1の変
形で押し潰され、そののちルーフパネル1の変形が戻っ
たときに、上記シール材25がルーフパネル1から離れて
しまうということが防止されるから、上記シール材25に
よるルーフパネル1とルーフボー24との結合状態が良好
に維持される。
〔考案の効果〕
以上述べたようにこの考案は、ルーフパネルとルーフ
ボーとの間に補強部材を設けるとともに、ルーフボーと
ルーフサイドレールの上面との間に緩衝材を充填するよ
うにした。したがって、ルーフラックに加わる荷重は上
記補強部材、ルーフボーおよび緩衝材を介して十分な剛
性を有するルーフサイドレールによって受けられるた
め、上記ルーフパネルがルーフラックからの荷重で変形
するのを防止することができる。また、ルーフボーとル
ーフサイドレールとの間に緩衝材を充填したことによ
り、その緩衝材によってルーフボーのスパンを短くして
ルーフボーの剛性を高めることができるから、それによ
ってもルーフパネルが変形しずらくなる。
さらに、ルーフパネルの下面側に所定間隔を介して設
けられるルーフボーに作業孔を形成し、この作業孔から
ルーフラックの取付けねじにナットを螺合させるように
した。つまり、ルーフラックの外観の向上を計るため
に、取付けねじを埋め込むようにした場合でも、ルーフ
ボーに形成された作業孔を利用することで、上記取付け
ねじのねじ部にルーフパネルの下面側から上記ナットを
螺合させることができるから、ルーフラックの取付け作
業を容易かつ確実に行える。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示すルーフパネルのルー
フラックが取付けられた箇所の断面図、第2図はルーフ
ボーの端部と補強部材との分解斜視図、第3図はルーフ
ラックが設けられた自動車の斜視図、第4図は従来のル
ーフラックの取付け構造の断面図である。 1…ルーフパネル、3…ルーフラック、9…ルーフサイ
ドレール、21…補強部材、22…凸部、23…フランジ、24
…ルーフボー、27…緩衝材。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】取付けねじがねじ部を突出させて埋設され
    たルーフラックがそのねじ部を介してルーフパネルの上
    面にねじ止め固定され、かつルーフパネルの内面側には
    ルーフボーが幅方向端部をルーフパネルの幅方向端部と
    ともにルーフサイドレールに形成されたドリップレール
    に固着して設けられる自動車のルーフ構造において、 上記ルーフパネルの上記ルーフサイドレールよりも車幅
    方向内方にずれた部分の内面に、凸部およびこの凸部の
    周辺にフランジが形成された山形状の補強部材を介装
    し、この補強部材の凸部をルーフパネルの内面に接合固
    定し、この凸部に形成された通孔に上記ルーフラックに
    埋設された取付けねじのねじ部を挿通し、このねじ部に
    上記ルーフボーに形成された作業孔からナットを螺合さ
    せて上記ルーフラックをねじ止め固定するとともに、上
    記フランジを上記ルーフボーの上面に接合固定し、この
    ルーフボーの下面と上記ルーフサイドレールの上面との
    間の隙間に緩衝材を充填してなることを特徴とする自動
    車のルーフ構造。
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