JP7063933B2 - 車体構造 - Google Patents

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本発明は、車体構造に関する。
近年、車体のボディサイドアウターパネルを、軽量化を目的として鋼板製からアルミ合金製にした車体構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2019-69687号公報
上記車体構造において、例えば荷室開口のガータ部に従前と同様の鋼板製のステフナ部品等を配置した場合、以下の課題がある。すなわち、アウターパネルにおけるガータ部を接合する端部では、商品性等の観点から、アウターパネルのトリムラインの湾曲半径が小さい。このため、防錆用のシーリング剤(ダストシーラー)を、防錆性能を有する断面形状に形成する(ビード化する)ことが困難である。また、ガータ部には、ウェザーストリップを取り付けるシールフランジが設けられる。このシールフランジ周辺でも、シーリング剤をビード化することが困難である。このため、ガータ部のシーリング剤は、刷毛伸ばし等による仕上げが必要となる。しかし、このシーリング部位が異種金属同士の接合部であると、刷毛伸ばし後に金属板の端末が露出しやすく、電食を発生させる原因となることが想定される。
そこで本発明は、車体のアウターパネルをアルミ化した上で、車体のガータ部周りの電食の発生を抑えることを第一の目的とし、さらに車体剛性の向上を図ることを第二の目的とした車体構造を提供する。
上記課題の解決手段として、請求項1に記載した発明は、車体(例えば実施形態車体1)の左右に設けられるアルミ合金製のアウターパネル(例えば実施形態のボディサイドアウターパネル11)と、前記アウターパネルに接合されて樋(例えば実施形態の第一および第二ガータ部22a,24a)を形成するアルミ合金製のガータ部(例えば実施形態のリヤガータコンプ21)と、を備え、前記ガータ部は、前記アウターパネルの後部に接合されるリヤガータ部(例えば実施形態のリヤガータコンプ21)であり、前記リヤガータ部は、前記アウターパネルに沿って延びる第一ガータ部(例えば実施形態の第一ガータ部22a)と、前記第一ガータ部に接合されて連なり、前記アウターパネルから離間して延びる第二ガータ部(例えば実施形態の第二ガータ部24a)と、前記第二ガータ部および前記アウターパネルの間に配置され、リヤコンビライトを配置する凹部を形成し、前記アウターパネルの後部に接合される凹形状部(例えば実施形態の凹形状部25)と、を備えている、車体構造を提供する。
この構成によれば、アルミ合金製のアウターパネルとガータ部との接合部において、同種金属同士が接合される。アウターパネルのガータ部周りの端部に小さな湾曲半径のトリムラインを有していると、シーリング剤のビード化が困難である。製造ラインで防錆用のシーリング剤を塗布し、このシーリング剤を刷毛仕上げすると、金属板の端末が露出しやすい。シーリング剤の刷毛仕上げによって金属板の端末が露出しても、前記接合部が同種金属同士の接合部であれば、電食の発生を抑えることができる。すなわち、アウターパネルをアルミ化した車体構造において、ガータ部周りの電食の発生を抑えることができる。
また、上記構成によれば、アルミ合金製のアウターパネルの後部と第一ガータ部との接合部において、同種金属同士が接合される。凹形状部とアウターパネルとの接合部においても、同種金属同士が接合される。これら複数の接合部において、シーリング剤の刷毛仕上げによって金属板の端末が露出しても、電食の発生を抑えることができる。すなわち、第一ガータ部周りに加え、凹形状部周り(第二ガータ部周り)においても、電食の発生を抑えることができる。
請求項2に記載した発明は、車体(例えば実施形態車体1)の左右に設けられるアルミ合金製のアウターパネル(例えば実施形態のボディサイドアウターパネル11)と、前記アウターパネルに接合されて樋(例えば実施形態の第一および第二ガータ部22a,24a)を形成するアルミ合金製のガータ部(例えば実施形態のリヤガータコンプ21)と、車体後部のトランクルーム(例えば実施形態のトランクルーム3)の上方側を画定するリヤパーセル(例えば実施形態のリヤパーセルコンプ31)と、を備え、前記リヤパーセルは、鋼板製のリヤパーセル本体(例えば実施形態のリヤパーセル本体32)と、前記リヤパーセル本体の後部(例えば実施形態の後縁部32a)に車室外側から接合されるアルミ合金製のリヤパーセルクロスメンバ(例えば実施形態のリヤパーセルクロスメンバ33)と、を備え、前記ガータ部は、前記アウターパネルの後部に接合されるリヤガータ部(例えば実施形態のリヤガータコンプ21)であり、車幅方向両側に左右一対に設けられ、左右一対の前記リヤガータ部は、前記リヤパーセルクロスメンバの左右端部(例えば実施形態の左右端部33d)にそれぞれ接合されている。
この構成によれば、リヤパーセルが、鋼板製のリヤパーセル本体とアルミ合金製のリヤパーセルクロスメンバとに分けて構成される。リヤパーセルクロスメンバの左右端部は、左右リヤガータ部にそれぞれ接合されて連なる。リヤパーセルクロスメンバとリヤガータ部との接合部において、同種金属同士が接合されるため、電食の発生を抑えることができる。リヤパーセル本体をアルミ化せず、リヤパーセルクロスメンバのみアルミ化するので、部品コストの増大を抑えた上で、リヤパーセルとリヤガータ部との接合部の電食の発生を抑えることができる。
請求項3に記載した発明は、請求項2に記載の車体構造において、前記リヤパーセル本体の後部と前記リヤパーセルクロスメンバとは、閉断面を形成して車幅方向に延びる閉断面構造部(例えば実施形態の閉断面構造部34)を構成している。
この構成によれば、リヤパーセルの後部に閉断面構造部を構成するので、リヤパーセル後方のトランク開口周りの車体剛性を向上させることができる。
請求項4に記載した発明は、車体(例えば実施形態車体1)の左右に設けられるアルミ合金製のアウターパネル(例えば実施形態のボディサイドアウターパネル11)と、前記アウターパネルに接合されて樋(例えば実施形態の第一および第二ガータ部22a,24a)を形成するアルミ合金製のガータ部(例えば実施形態のリヤガータコンプ21)と、車体後端部に配置されるリヤパネル(例えば実施形態のリヤパネルコンプ41)と、を備え、前記リヤパネルは、鋼板製のリヤパネル本体(例えば実施形態のリヤパネル本体42)と、前記リヤパネル本体の上部(例えば実施形態の上縁膨出部47)に車室外側から接合されるアルミ合金製のリヤパネルクロスメンバ(例えば実施形態のリヤパネルクロスメンバ43)と、を備え、前記ガータ部は、前記アウターパネルの後部に接合されるリヤガータ部(例えば実施形態のリヤガータコンプ21)であり、車幅方向両側に左右一対に設けられ、左右一対の前記リヤガータ部は、前記リヤパネルクロスメンバの左右端部(例えば実施形態の左右端部43d)にそれぞれ接合されている。
この構成によれば、リヤパネルが、鋼板製のリヤパネル本体とアルミ合金製のリヤパネルクロスメンバとに分けて構成される。リヤパネルクロスメンバの左右端部は、左右リヤガータ部にそれぞれ接合されて連なる。リヤパネルクロスメンバとリヤガータ部との接合部において、同種金属同士が接合されるため、電食の発生を抑えることができる。リヤパネル本体をアルミ化せず、リヤパネルクロスメンバのみアルミ化するので、部品コストの増大を抑えた上で、リヤパネルとリヤガータ部との接合部の電食の発生を抑えることができる。
請求項5に記載した発明は、請求項4に記載の車体構造において、前記リヤパネル本体の下部は、鋼板製のリヤフロアパネル(例えば実施形態のリヤフロアパネル16)に接合されている。
この構成によれば、複雑な凹凸形状を有するリヤパネル本体とリヤフロアパネルとの接合部において、同種金属同士が接合される。リヤパネル本体とリヤフロアパネルとの接合部には、複雑な合わせ形状が設定される。製造ラインで防錆用のシーリング剤を塗布し、このシーリング剤を刷毛仕上げすると、金属板の端末が露出しやすい。シーリング剤の刷毛仕上げによって金属板の端部が露出しても、前記接合部が同種金属同士の接合部であれば、電食の発生を抑えることができる。
請求項6に記載した発明は、請求項5に記載の車体構造において、前記リヤパネル本体の上部と前記リヤパネルクロスメンバとは、閉断面を形成して車幅方向に延びるリヤ閉断面構造部(例えば実施形態のリヤ閉断面構造部44)を構成している。
この構成によれば、リヤパネルの上部にリヤ閉断面構造部を構成するので、リヤパネル前方のトランク開口周りの車体剛性を向上させることができる。
請求項7に記載した発明は、車体(例えば実施形態車体1)の左右に設けられるアルミ合金製のアウターパネル(例えば実施形態のボディサイドアウターパネル11)と、前記アウターパネルに接合されて樋(例えば実施形態の第一および第二ガータ部22a,24a)を形成するアルミ合金製のガータ部(例えば実施形態のリヤガータコンプ21)と、車体後部のトランクルーム(例えば実施形態のトランクルーム3)の上方側を画定するリヤパーセル(例えば実施形態のリヤパーセルコンプ31)と、車体後端部に配置されるリヤパネル(例えば実施形態のリヤパネルコンプ41)と、を備え、前記リヤパーセルは、鋼板製のリヤパーセル本体(例えば実施形態のリヤパーセル本体32)と、前記リヤパーセル本体の後部(例えば実施形態の後縁部32a)に車室外側から接合されるアルミ合金製のリヤパーセルクロスメンバ(例えば実施形態のリヤパーセルクロスメンバ33)と、を備え、前記リヤパネルは、鋼板製のリヤパネル本体(例えば実施形態のリヤパネル本体42)と、前記リヤパネル本体の上部(例えば実施形態の上縁膨出部47)に車室外側から接合されるアルミ合金製のリヤパネルクロスメンバ(例えば実施形態のリヤパネルクロスメンバ43)と、を備え、前記ガータ部は、前記アウターパネルの後部に接合されるリヤガータ部(例えば実施形態のリヤガータコンプ21)であり、車幅方向両側に左右一対に設けられ、左右一対の前記リヤガータ部は、前記リヤパーセルクロスメンバの左右端部および前記リヤパネルクロスメンバの左右端部(例えば実施形態の左右端部33d,43d)にそれぞれ接合され、車体左右の前記アウターパネルの後部間を連結する環状のフレーム体(例えば実施形態のフレーム体49)を構成している。
この構成によれば、左右アウターパネルの後部間を連結する環状のフレーム体を、アルミ合金製の車体部品で構成する。アルミ化される車体部品を少なくした上で、車体後部の剛性を高めるとともに、アルミ化された車体部品の接合部の電食の発生を抑えることができる。

本発明によれば、車体のアウターパネルをアルミ化した上で、車体のガータ部周りの電食の発生を抑え、さらに車体剛性の向上を図ることができる車体構造を提供することができる。
本発明の実施形態における車体後部を左後上方から見た斜視図である。 上記車体後部の左側のリヤガータコンプの周辺を左後上方から見た斜視図である。 上記リヤガータコンプの分解斜視図である。 上記車体後部のリヤパーセルコンプの右端部の周辺を左後上方から見た斜視図である。 上記リヤパーセルコンプの分解斜視図である。 図1のVI-VI断面図であり、上記リヤパーセルコンプの閉断面構造部の断面を示す。 上記車体のリヤパネルコンプの分解斜視図である。 図1のVIII-VIII断面図であり、上記リヤパネルコンプのリヤ閉断面構造部の断面を示す。 上記車体の部品間の接合部の一例を示す断面図であり、(a)はシーリング剤をビード形状とした場合、(b)はシーリング剤を刷毛仕上げした場合をそれぞれ示す。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ以下に説明する車両における向きと同一とする。また以下の説明に用いる図中適所には、車両前方を示す矢印FR、車両左方を示す矢印LH、車両上方を示す矢印UP、が示されている。以下の説明における各構成は、特に記載が無ければ車体左右中心線を対称軸として左右対称に設けられている。
図1は、セダン型(3ボックス型)の乗用車(車両)の車体1の後部を示している。車体1は、パネル部品と車体骨格部品とを一体に接合してなるモノコック構造である。車体1の内側(車内側)において、キャビン(乗員室)2の後方に設けられるトランクルーム(荷室)3は、トランクリッド4により開閉可能である。トランクリッド4は、後端側を回動先端側として回動し、トランクルーム3の開口部(トランク開口)5を開閉可能である。車体1の左右方向(車幅方向)の両側には、左右一対のボディサイドアウターパネル11が設けられている。図中符号は車体1におけるリヤウインドウ開口15を示している。
トランクリッド4は、トランクルーム3を上方から覆う上面部4aと、トランクルーム3を後方から覆う後面部4bと、を一体に有し、車幅方向(左右方向)と直交する断面形状が略L字状となるように構成されている。トランク開口5は、トランクリッド4の上面部4aに沿うように形成される上部周縁部6と、トランクリッド4の後面部4bに沿うように形成される後部周縁部7と、を備えている。上部周縁部6は、上面視で後方に開放する略U字状をなしている。後部周縁部7は、前後方向視で上方に開放する略U字状をなしている。トランク開口5の後下部は、車体後端部のリヤパネルコンプ41の上部を前後方向視で逆台形状に切り欠き、トランク開口5を後下方に広げている。
上部周縁部6の前辺部6aは、リヤパーセルコンプ31における車幅方向に延びる上トルーフ部(上ガータ部)33aを備えている。上部周縁部6の左右側辺部6bは、左右リヤガータコンプ21における前後方向に延びる第一ガータ部22aを備えている。
後部周縁部7の下辺部7aは、リヤパネルコンプ41における車幅方向に延びる下辺平坦部42aを備えている。後部周縁部7の左右側辺部7bは、左右リヤガータコンプ21における第一ガータ部22aの後端部の下方に連なって上下方向に延びる第二ガータ部24aを備えている。
リヤパーセルコンプ31は、リヤウインドウ開口15の下端近傍の高さで略水平に配置され、トランクルーム3の前部上端高さを画定する。リヤパーセルコンプ31の前縁部からは、トランクルームフロントパネル(不図示)が下方に延び、トランクルーム3の前端位置(奥行)を画定する。トランクルーム3の底部は、リヤフロアパネル16で形成されている。
トランク開口5の周縁部には、ウェザーストリップ(不図示)が全周に渡って取り付けられる。ウェザーストリップは、トランクリッド4の閉時において、トランク開口5とトランクリッド4との間(車室内外)を水密にシールする。トランク開口5の周縁部には、ウェザーストリップを取り付けるためのシールフランジ8が全周に渡って設けられている。
トランク開口5の周縁部の内、上部周縁部6の前辺部6aおよび左右側辺部6bと、後部周縁部7の左右側辺部7bと、に渡る範囲に、ドリップ部9が設けられている。ドリップ部9は、シールフランジ8およびウェザーストリップよりもトランク開口5の外周側(車外側)に位置している。ドリップ部9は、トランクリッド4の外周の隙間からアウターパネルよりも車内側に入り込んだ雨水等を、予め定めた排水経路に案内する。ドリップ部9は、左右第一ガータ部22a、左右第二ガータ部24aおよび上トルーフ部33aを備えている。
図2、図3を併せて参照し、ボディサイドアウターパネル11の後部には、側面視で後方に開放するV字状の切り欠き部12が形成されている。切り欠き部12には、不図示のリヤコンビランプが配置される。切り欠き部12の内側には、リヤガータコンプ21の凹形状部25が整合するように配置されている。凹形状部25は、切り欠き部12の前部内側で車幅方向内側を向く底面を形成するサイド底部23と、切り欠き部12の後部内側で後方を向く底面を形成するリヤ底部24と、に分割されている。リヤ底部24の車幅方向内側の内側縁部には、第二ガータ部24aが一体形成されている。リヤ底部24の上方には、第一ガータ部22aを形成するサイドガータ部22が配置されている。これらサイド底部23、リヤ底部24およびサイドガータ部22が一体に接合されて、リヤガータコンプ21が構成されている。
ボディサイドアウターパネル11の後下縁部13は、後上がりに傾斜している。この後下縁部13の下方には、リヤフロアパネル16の側縁部から上方に立ち上がるリヤフロアエクステンション17が接合されている。リヤフロアパネル16の後縁部16aは、リヤパネルコンプ41の下縁部42cに接合されている。ボディサイドアウターパネル11とリヤガータコンプ21の各部品とは、それぞれアルミ合金板にプレス成形を施して形成されている。各図において、アルミ合金製部品(アルミ部品)を網掛けで示している。実施形態において、例えばアルミ部品同士は接着+ヘム加工で接合され、鉄鋼部品同士はスポット溶接で接合されてもよい。また、異種金属同士は、接着剤を介在させた上で、2枚であればクリンチ結合、3枚以上はセルフピアスリベット結合で接合されてもよい。
ボディサイドアウターパネル11にリヤガータコンプ21を接合した状態で、トランク開口5の左右側辺部6b,7bは、第一および第二ガータ部22a,24aにより形成されている。ボディサイドアウターパネル11の切り欠き部12や車幅方向内側の内側縁部11aの周辺は、商品性等の都合上、ボディサイドアウターパネル11の外面から車内側へのアルミ板の屈曲半径、およびアルミ板のトリムラインの湾曲半径が小さく設定されている。また、第一および第二ガータ部22a,24aには、ウェザーストリップのリップが近接配置される。
上記の理由から、切り欠き部12と凹形状部25との間、および内側縁部11aとサイドガータ部22との間に防錆用のシール剤を塗布する場合、シーリング剤(シール材)をビード形状(断面半円形状、防錆形状)とすることが困難である。
図9(a)は、シーリング剤Sをビード形状Bとした場合の断面を示している。図中OUTは車外側、INは車内側を示している。シーリング剤Sをビード形状Bとすることが困難な場合、シーリング剤Sを塗布後に、このシーリング剤Sを刷毛仕上げすることとなる。この場合、図9(b)に示すように、金属板の端末Tが車外側に露出しやすくなる。このため、前記接合部が異種金属同士の接合部であると、特にアルミ板の端末Tが車外側に露出した場合、このアルミ板の電食の発生が懸念される。これに対し、前記接合部が同種金属同士の接合部であれば、電食の発生を抑えることができる。
図1、図2、図4~図6に示すように、リヤパーセルコンプ31は、鋼板製のリヤパーセル本体32と、リヤパーセル本体32の後縁部32aに沿って車幅方向に延びるアルミ合金製のリヤパーセルクロスメンバ33と、を備えている。リヤパーセル本体32の後縁部32aは、車幅方向と直交する断面視(図6参照)で上方に開放する略ハット形の断面形状を有して車幅方向に延びている。リヤパーセルクロスメンバ33は、車幅方向と直交する断面視で下方に開放する略ハット形の断面形状を有して車幅方向に延びている。
図6を参照し、リヤパーセル本体32の後縁部32aは、その前後に略水平な前後接合フランジ32b,32cを備えている。リヤパーセルクロスメンバ33とは、その前後に略水平な前後接合フランジ33b,33cを備えている。前接合フランジ32b,33b同士および後接合フランジ32c,33c同士は、それぞれ上下方向で互いに対向して当接する。これら前後の接合フランジ同士がスポット溶接等により接合されている。リヤパーセル本体32の後縁部32aとリヤパーセルクロスメンバ33とが一体に接合されることで、リヤパーセルコンプ31の後縁部には、車幅方向に延びる閉断面構造部34が形成されている。
リヤパーセルクロスメンバ33の後接合フランジ33cの後端縁からは、上方に向けてシールフランジ35が屈曲して立ち上がる。シールフランジ35には、ウェザーストリップにおけるトランク開口5の前辺部6aに沿う部位が取り付けられる。後接合フランジ33cの前端縁からは、リヤパーセルクロスメンバ33の上方膨出形状の後壁部36が上方に向けて屈曲して立ち上がる。これら後壁部36、後接合フランジ33cおよびシールフランジ35により、上方に開放する断面略U字状の樋としての上トルーフ部33aが形成される。
図1、図2、図4、図5を参照し、リヤパーセルクロスメンバ33の左右両端部33dは、それぞれ前後方向幅を平面視ラッパ状に広げるように形成されている。左右サイドガータ部22の前端部の車幅方向内側には、車幅方向内側に張り出す後側接続部22bが形成されている。後側接続部22bの直前位置には、ボディサイドアウターパネル11の内側縁部11a(又は内側縁部11aに固定された別部品)から車幅方向内側に張り出す前側接続部22cが形成されている。前後の接続部22b,22cは、互いに前後方向に連なり、リヤパーセルクロスメンバ33の左右両端部33dの末広がり形状と連続するように、車幅方向外側ほど前後方向幅が広がる態様をなしている。この前後の接続部22b,22cに対し、リヤパーセルクロスメンバ33の左右両端部33dがスポット溶接等により接合されている。これにより、リヤパーセルクロスメンバ33と車体側部との接合部が全体的に末広がり形状をなし、この接合部における応力集中が緩和される。
図1、図2、図4を参照し、リヤパーセルクロスメンバ33とボディサイドアウターパネル11等の車体側部とを接合する上記接合部は、リヤウィンドウガラスのシール部(接着部)とトランク開口5のウェザーストリップとの間において車外側に露出する。この露出部において、リヤパーセルクロスメンバ33、第一ガータ部22aおよびボディサイドアウターパネル11の各接合部は、同種金属同士の接合部とされるため、当該接合部における電食の発生が抑えられる。
左右サイドガータ部22の車幅方向内側縁からは、上方に向けてシールフランジ26が屈曲して立ち上がる。シールフランジ26には、ウェザーストリップにおけるトランク開口5の上部周縁部6の左右側辺部6bに沿う部位が取り付けられる。サイドガータ部22のシールフランジ26とリヤパーセルクロスメンバ33のシールフランジ35とは、互いに円弧状に連なり、平面視におけるトランク開口5の前上隅部6cの湾曲形状を形成している。
図1、図2、図7、図8を参照し、リヤパネルコンプ41は、鋼板製のリヤパネル本体42と、アルミ合金製のリヤパネルクロスメンバ43と、を備えている。リヤパネル本体42の上部における車幅方向でトランクリッド4の後下部と整合する範囲には、トランクリッド4の後下部を避けるように上部切り欠き部46が形成されている。上部切り欠き部46は、上方側がトランク開口5に開放している。上部切り欠き部46は、前後方向視で上方に開放する浅いU字状の周縁部を形成している。
リヤパネル本体42の左右側縁部は、上下方向に沿うように延びている。リヤパネル本体42の左右側縁部は、それぞれ左右リヤフロアエクステンション17の後縁部に車幅方向内側から当接する。リヤフロアエクステンション17の後縁部は、リヤパネル本体42の側縁部と同様に上下方向に延びている。左右リヤフロアエクステンション17の後縁部とリヤパネル本体42の左右側縁部とは、それぞれスポット溶接等により互いに接合されている。リヤフロアエクステンション17は、リヤパネル本体42と同様の鋼板製である。リヤフロアエクステンション17とリヤパネル本体42との接合部は、同種金属同士の接合部である。
図7、図8を参照し、リヤパネル本体42における前後方向視で上部切り欠き部46の周縁部よりも外周側の規定幅の範囲には、残余の部分よりも前後方向幅を増した上縁膨出部47が形成されている。上縁膨出部47は、トランク開口5の下辺部7aの略水平な下辺平坦部42aを含む後方延出部47aを形成している。後方延出部47aは、略一定の前後幅を有して車幅方向に延びている。上縁膨出部47の車幅方向中央部には、トランクリッド4に設けられた不図示のトランクロック機構を避けるための中央切り欠き部47bが形成されている。上縁膨出部47の車幅方向両側には、下辺平坦部42aの車幅方向外側に連なって上方へ湾曲する前後方向視円弧状の上方湾曲部47cが形成されている。上方湾曲部47cは、前後方向視におけるトランク開口5の後下隅部7c(図1、図2参照)の湾曲形状を形成している。
上縁膨出部47は、車幅方向と直交する断面視(図8参照)で後下方に開放する略U字状の断面形状を有して車幅方向に延びている。上縁膨出部47には、後下方からリヤパネルクロスメンバ43が取り付けられている。リヤパネルクロスメンバ43は、車幅方向と直交する断面視で前上方に開放する略U字状の断面形状を有して車幅方向に延びている。リヤパネルクロスメンバ43の左右端部43dは、上方湾曲部47cに沿うように上方に向けて湾曲し、第二ガータ部24aひいてはリヤ底部24の下端部に至る。リヤパネルクロスメンバ43の左右端部43dは、第二ガータ部24aひいてはリヤ底部24に対しスポット溶接等により接合されている。
後方延出部47aの先端部には、後上方に屈曲して起立する第一接合フランジ47dが設けられている。リヤパネルクロスメンバ43の上縁部には、上縁膨出部47の第一接合フランジ47dに後下方から対向して当接する第二接合フランジ43bが設けられている。これら第一および第二接合フランジ47d,43b同士がスポット溶接等により接合されている。第一および第二接合フランジ47d,43bの少なくとも一方は、リヤパネルコンプ41におけるウェザーストリップを取り付けるためのシールフランジ45を構成している。
リヤパネルクロスメンバ43の下縁部には、リヤパネル本体42における上縁膨出部47よりも下方の略垂直な垂下部42bに後方から対向して当接する第三接合フランジ43cが設けられている。これら垂下部42bと第三接合フランジ43cとがスポット溶接等により互いに接合されている。上縁膨出部47とリヤパネルクロスメンバ43とが一体に接合されることで、リヤパネルコンプ41の上縁部には、車幅方向に延びるリヤ閉断面構造部44が形成されている。
図7を参照し、上縁膨出部47の車幅方向両側の上方には、上縁膨出部47の左右端部を上方へ延長させるリヤパネルエクステンション48が設けられている。リヤパネルエクステンション48は、例えばリヤパネル本体42と同様の鋼板製とされ、上縁膨出部47の左右端部にスポット溶接等により接合されている。リヤパネルエクステンション48は、リヤガータコンプ21の第二ガータ部24aの前方側に配置され、第二ガータ部24aひいてはリヤ底部24に適宜接合される。
図1を参照し、トランク開口5の周縁部には、アルミ製の骨格部材としてリヤパーセルクロスメンバ33、左右第一ガータ部22a、左右第二ガータ部24a、リヤパネルクロスメンバ43が無端状に連なり、左右ボディサイドアウターパネル11の間を連結する環状のフレーム体49を構成している。フレーム体49は、トランク開口5の周縁部に沿って形成されて、トランク開口5を補強している。フレーム体49は、トランク開口5周りに入力された荷重を左右ボディサイドアウターパネル11に分散しやすくする。
フレーム体49の各接合部において、ウェザーストリップよりも車外側に位置する部位(車外側に露出する部位)は、同種金属同士(アルミ同士)の接合部とされる。トランク開口5の周縁部(ドリップ部9)に位置する接合部は、同種金属同士の接合部とされる。これらの接合部において、シール剤に刷毛延ばし等の仕上げを行った際に金属板(アルミ板)の端縁が露出したとしても、金属板の電食が抑えられる。
なお、リヤパネルクロスメンバ43の下縁部とリヤパネル本体42との接合部は、車外側に露出した異種金属同士の接合部であるが、この接合部ではパネル部品のトリムラインの形状やシールフランジの近接による制限が無く、シーリング剤のビード化が可能である(図8参照)。また、リヤパネル本体42とリヤフロアパネル16およびリヤフロアエクステンション17との各接合部は、鋼板部品同士の接合部であるが、この接合部においても、シーリング剤のビード化による防錆性の確保が可能である。
一方、リヤパネル本体42とリヤフロアパネル16との接合部は、同種金属同士の接合であるが、何れの部品も複雑な凹凸形状を有している。このため、製造ラインでシーリング剤を刷毛仕上げすると、鋼板の端末が露出しやすいが、この接合部においても、同種金属同士の接合部であるため、電食の発生が抑えられる。
以上説明したように、上記実施形態における車体構造は、車体1の左右に設けられるアルミ合金製のボディサイドアウターパネル11と、前記ボディサイドアウターパネル11に接合されて樋(第一および第二ガータ部22a,24a)を形成するアルミ合金製のリヤガータコンプ21と、を備えている。
この構成によれば、アルミ合金製のボディサイドアウターパネル11とリヤガータコンプ21との接合部において、同種金属同士が接合される。このため、シーリング剤の刷毛仕上げによってアルミ板の端末が露出しても、前記接合部が同種金属同士の接合部であるため、電食の発生を抑えることができる。すなわち、ボディサイドアウターパネル11をアルミ化した車体構造において、リヤガータコンプ21周りの電食の発生を抑えることができる。
上記実施形態における車体構造において、前記リヤガータコンプ21は、前記ボディサイドアウターパネル11の車幅方向内側の内側縁に沿って延びる第一ガータ部22aと、前記第一ガータ部22aに接合されて連なり、前記ボディサイドアウターパネル11から離間して延びる第二ガータ部24aと、前記第二ガータ部24aおよび前記ボディサイドアウターパネル11の間に配置され、リヤコンビライトを配置する凹部を形成し、前記ボディサイドアウターパネル11の後部に接合される凹形状部25と、を備えている。
この構成によれば、アルミ合金製のボディサイドアウターパネル11の後部と第一ガータ部22aとの接合部において、同種金属同士が接合される。凹形状部25とボディサイドアウターパネル11との接合部においても、同種金属同士が接合される。これら複数の接合部において、シーリング剤の刷毛仕上げによってアルミ板の端末が露出しても、電食の発生を抑えることができる。すなわち、第一ガータ部22a周りに加え、凹形状部25周り(第二ガータ部24a周り)においても、電食の発生を抑えることができる。
上記実施形態における車体構造において、車体後部のトランクルーム3の上方側を画定するリヤパーセルコンプ31を備え、前記リヤパーセルコンプ31は、鋼板製のリヤパーセル本体32と、前記リヤパーセル本体32の後部(後縁部32a)に車外側から接合されるアルミ合金製の上トルーフ部33aと、を備え、前記リヤガータコンプ21は、車幅方向両側に左右一対に設けられ、左右一対の前記リヤガータコンプ21は、前記上トルーフ部33aの左右端部33dにそれぞれ接合されている。
この構成によれば、リヤパーセルコンプ31が、鋼板製のリヤパーセル本体32とアルミ合金製の上トルーフ部33aとに分けて構成される。上トルーフ部33aの左右端部33dは、左右リヤガータコンプ21にそれぞれ接合されて連なる。上トルーフ部33aとリヤガータコンプ21との接合部において、同種金属同士が接合されるため、電食の発生を抑えることができる。リヤパーセル本体32をアルミ化せず、上トルーフ部33aのみアルミ化するので、部品コストの増大を抑えた上で、リヤパーセルコンプ31とリヤガータコンプ21との接合部の電食の発生を抑えることができる。
上記実施形態における車体構造において、前記リヤパーセル本体32の後部と前記上トルーフ部33aとは、閉断面を形成して車幅方向に延びる閉断面構造部34を構成している。
この構成によれば、リヤパーセルコンプ31の後部に閉断面構造部34を構成するので、リヤパーセルコンプ31後方のトランク開口5周りの車体剛性を向上させることができる。
上記実施形態における車体構造において、車体後端部に配置されるリヤパネルコンプ41を備え、前記リヤパネルコンプ41は、鋼板製のリヤパネル本体42と、前記リヤパネル本体42の上部(上縁膨出部47)に車外側から接合されるアルミ合金製のリヤパネルクロスメンバ43と、を備え、左右一対の前記リヤガータコンプ21は、前記リヤパネルクロスメンバ43の左右端部43dにそれぞれ接合されている。
この構成によれば、リヤパネルコンプ41が、鋼板製のリヤパネル本体42とアルミ合金製のリヤパネルクロスメンバ43とに分けて構成される。リヤパネルクロスメンバ43の左右端部43dは、左右リヤガータコンプ21にそれぞれ接合されて連なる。リヤパネルクロスメンバ43とリヤガータコンプ21との接合部において、同種金属同士が接合されるため、電食の発生を抑えることができる。リヤパネル本体42をアルミ化せず、リヤパネルクロスメンバ43のみアルミ化するので、部品コストの増大を抑えた上で、リヤパネルコンプ41とリヤガータコンプ21との接合部の電食の発生を抑えることができる。
上記実施形態における車体構造において、前記リヤパネル本体42の下部は、鋼板製のリヤフロアパネル16に接合されている。
この構成によれば、複雑な凹凸形状を有するリヤパネル本体42とリヤフロアパネル16との接合部において、同種金属同士が接合される。リヤパネル本体42とリヤフロアパネル16との接合部には、複雑な合わせ形状が設定される。製造ラインで防錆用のシーリング剤を塗布し、このシーリング剤を刷毛仕上げすると、金属板の端末が露出しやすい。シーリング剤の刷毛仕上げによって金属板の端部が露出しても、前記接合部が同種金属同士の接合部であれば、電食の発生を抑えることができる。
上記実施形態における車体構造において、前記リヤパネル本体42の上部と前記リヤパネルクロスメンバ43とは、閉断面を形成して車幅方向に延びるリヤ閉断面構造部44を構成している。
この構成によれば、リヤパネルの上部にリヤ閉断面構造部44を構成するので、リヤパネル前方のトランク開口5周りの車体剛性を向上させることができる。
上記実施形態における車体構造において、左右一対の前記リヤガータコンプ21は、前記上トルーフ部33aの左右端部33dおよび前記リヤパネルクロスメンバ43の左右端部43dにそれぞれ接合され、車体左右の前記ボディサイドアウターパネル11の後部間を連結する環状のフレーム体49を構成している。
この構成によれば、左右ボディサイドアウターパネル11の後部間を連結する環状のフレーム体49をアルミ合金製の車体部品で構成する。アルミ化される車体部品を少なくした上で、車体後部の剛性を高めるとともに、アルミ化された車体部品の接合部の電食の発生を抑えることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、例えば、リヤパネルエクステンション48と第二ガータ部24aとを一体に接合することで、第二ガータ部24aに沿って上下方向に延びる閉断面構造部を形成してもよい。また、第一ガータ部22aにおいても、ボディサイドアウターパネル11や別途の部材を利用して閉断面構造部を形成してもよい。この場合、リヤパーセルクロスメンバ33、左右第一ガータ部22a、左右第二ガータ部24a、リヤパネルクロスメンバ43の各々に沿う閉断面構造が相互に連結されて連続する構造としてもよい。各接合部は、車外側に露出する部位が同種金属同士(アルミ同士)の接合部とすることで、シーラ仕上げ等により金属板(アルミ板)の端縁が露出したとしても、金属板の電食が抑えられる。
そして、上記実施形態における構成は本発明の一例であり、ボディサイドアウターパネル11以外の左右アウターパネルを含む構成であったり、トランク開口5以外の部位の左右ガータ部を含む構成であってもよい。また実施形態の各構成要素を周知の構成要素に置き換える等、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
1 車体
3 トランクルーム
11 ボディサイドアウターパネル(アウターパネル)
16 リヤフロアパネル
21 リヤガータコンプ(ガータ部、リヤガータ部)
22a 第一ガータ部(樋)
24a 第二ガータ部(樋)
25 凹形状部
31 リヤパーセルコンプ(リヤパーセル)
32 リヤパーセル本体
32a 後縁部(後部)
33 リヤパーセルクロスメンバ
33a 上トルーフ部
33d 左右端部
34 閉断面構造部
41 リヤパネルコンプ(リヤパネル)
42 リヤパネル本体
43 リヤパネルクロスメンバ
47 上縁膨出部(上部)
43d 左右端部
44 リヤ閉断面構造部
49 フレーム体

Claims (7)

  1. 車体の左右に設けられるアルミ合金製のアウターパネルと、
    前記アウターパネルに接合されて樋を形成するアルミ合金製のガータ部と、を備え、
    前記ガータ部は、前記アウターパネルの後部に接合されるリヤガータ部であり、
    前記リヤガータ部は、
    前記アウターパネルに沿って延びる第一ガータ部と、
    前記第一ガータ部に接合されて連なり、前記アウターパネルから離間して延びる第二ガータ部と、
    前記第二ガータ部および前記アウターパネルの間に配置され、リヤコンビライトを配置する凹部を形成し、前記アウターパネルの後部に接合される凹形状部と、を備えている、車体構造。
  2. 車体の左右に設けられるアルミ合金製のアウターパネルと、
    前記アウターパネルに接合されて樋を形成するアルミ合金製のガータ部と、
    車体後部のトランクルームの上方側を画定するリヤパーセルと、を備え、
    前記リヤパーセルは、
    鋼板製のリヤパーセル本体と、
    前記リヤパーセル本体の後部に車室外側から接合されるアルミ合金製のリヤパーセルクロスメンバと、を備え、
    前記ガータ部は、前記アウターパネルの後部に接合されるリヤガータ部であり、車幅方向両側に左右一対に設けられ、
    左右一対の前記リヤガータ部は、前記リヤパーセルクロスメンバの左右端部にそれぞれ接合されている、車体構造。
  3. 前記リヤパーセル本体の後部と前記リヤパーセルクロスメンバとは、閉断面を形成して車幅方向に延びる閉断面構造部を構成している、請求項2に記載の車体構造。
  4. 車体の左右に設けられるアルミ合金製のアウターパネルと、
    前記アウターパネルに接合されて樋を形成するアルミ合金製のガータ部と、
    車体後端部に配置されるリヤパネルと、を備え、
    前記リヤパネルは、
    鋼板製のリヤパネル本体と、
    前記リヤパネル本体の上部に車室外側から接合されるアルミ合金製のリヤパネルクロスメンバと、を備え、
    前記ガータ部は、前記アウターパネルの後部に接合されるリヤガータ部であり、車幅方向両側に左右一対に設けられ、
    左右一対の前記リヤガータ部は、前記リヤパネルクロスメンバの左右端部にそれぞれ接合されている、車体構造。
  5. 前記リヤパネル本体の下部は、鋼板製のリヤフロアパネルに接合されている、請求項4に記載の車体構造。
  6. 前記リヤパネル本体の上部と前記リヤパネルクロスメンバとは、閉断面を形成して車幅方向に延びるリヤ閉断面構造部を構成している、請求項5に記載の車体構造。
  7. 車体の左右に設けられるアルミ合金製のアウターパネルと、
    前記アウターパネルに接合されて樋を形成するアルミ合金製のガータ部と、
    車体後部のトランクルームの上方側を画定するリヤパーセルと、車体後端部に配置されるリヤパネルと、を備え、
    前記リヤパーセルは、鋼板製のリヤパーセル本体と、前記リヤパーセル本体の後部に車室外側から接合されるアルミ合金製のリヤパーセルクロスメンバと、を備え、
    前記リヤパネルは、鋼板製のリヤパネル本体と、前記リヤパネル本体の上部に車室外側から接合されるアルミ合金製のリヤパネルクロスメンバと、を備え、
    前記ガータ部は、前記アウターパネルの後部に接合されるリヤガータ部であり、車幅方向両側に左右一対に設けられ、
    左右一対の前記リヤガータ部は、前記リヤパーセルクロスメンバの左右端部および前記リヤパネルクロスメンバの左右端部にそれぞれ接合され、車体左右の前記アウターパネルの後部間を連結する環状のフレーム体を構成している、車体構造。
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