JP2021172161A - 車体構造 - Google Patents
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Abstract
Description
この構成によれば、アルミ合金製のアウターパネルとガータ部との接合部において、同種金属同士が接合される。アウターパネルのガータ部周りの端部に小さな湾曲半径のトリムラインを有していると、シーリング剤のビード化が困難である。製造ラインで防錆用のシーリング剤を塗布し、このシーリング剤を刷毛仕上げすると、金属板の端末が露出しやすい。シーリング剤の刷毛仕上げによって金属板の端末が露出しても、前記接合部が同種金属同士の接合部であれば、電食の発生を抑えることができる。すなわち、アウターパネルをアルミ化した車体構造において、ガータ部周りの電食の発生を抑えることができる。
この構成によれば、アルミ合金製のアウターパネルの後部と第一ガータ部との接合部において、同種金属同士が接合される。凹形状部とアウターパネルとの接合部においても、同種金属同士が接合される。これら複数の接合部において、シーリング剤の刷毛仕上げによって金属板の端末が露出しても、電食の発生を抑えることができる。すなわち、第一ガータ部周りに加え、凹形状部周り(第二ガータ部周り)においても、電食の発生を抑えることができる。
この構成によれば、リヤパーセルが、鋼板製のリヤパーセル本体とアルミ合金製のリヤパーセルクロスメンバとに分けて構成される。リヤパーセルクロスメンバの左右端部は、左右リヤガータ部にそれぞれ接合されて連なる。リヤパーセルクロスメンバとリヤガータ部との接合部において、同種金属同士が接合されるため、電食の発生を抑えることができる。リヤパーセル本体をアルミ化せず、リヤパーセルクロスメンバのみアルミ化するので、部品コストの増大を抑えた上で、リヤパーセルとリヤガータ部との接合部の電食の発生を抑えることができる。
この構成によれば、リヤパーセルの後部に閉断面構造部を構成するので、リヤパーセル後方のトランク開口周りの車体剛性を向上させることができる。
この構成によれば、リヤパネルが、鋼板製のリヤパネル本体とアルミ合金製のリヤパネルクロスメンバとに分けて構成される。リヤパネルクロスメンバの左右端部は、左右リヤガータ部にそれぞれ接合されて連なる。リヤパネルクロスメンバとリヤガータ部との接合部において、同種金属同士が接合されるため、電食の発生を抑えることができる。リヤパネル本体をアルミ化せず、リヤパネルクロスメンバのみアルミ化するので、部品コストの増大を抑えた上で、リヤパネルとリヤガータ部との接合部の電食の発生を抑えることができる。
この構成によれば、複雑な凹凸形状を有するリヤパネル本体とリヤフロアパネルとの接合部において、同種金属同士が接合される。リヤパネル本体とリヤフロアパネルとの接合部には、複雑な合わせ形状が設定される。製造ラインで防錆用のシーリング剤を塗布し、このシーリング剤を刷毛仕上げすると、金属板の端末が露出しやすい。シーリング剤の刷毛仕上げによって金属板の端部が露出しても、前記接合部が同種金属同士の接合部であれば、電食の発生を抑えることができる。
この構成によれば、リヤパネルの上部にリヤ閉断面構造部を構成するので、リヤパネル前方のトランク開口周りの車体剛性を向上させることができる。
この構成によれば、左右アウターパネルの後部間を連結する環状のフレーム体を、アルミ合金製の車体部品で構成する。アルミ化される車体部品を少なくした上で、車体後部の剛性を高めるとともに、アルミ化された車体部品の接合部の電食の発生を抑えることができる。
後部周縁部7の下辺部7aは、リヤパネルコンプ41における車幅方向に延びる下辺平坦部42aを備えている。後部周縁部7の左右側辺部7bは、左右リヤガータコンプ21における第一ガータ部22aの後端部の下方に連なって上下方向に延びる第二ガータ部24aを備えている。
図9(a)は、シーリング剤Sをビード形状Bとした場合の断面を示している。図中OUTは車外側、INは車内側を示している。シーリング剤Sをビード形状Bとすることが困難な場合、シーリング剤Sを塗布後に、このシーリング剤Sを刷毛仕上げすることとなる。この場合、図9(b)に示すように、金属板の端末Tが車外側に露出しやすくなる。このため、前記接合部が異種金属同士の接合部であると、特にアルミ板の端末Tが車外側に露出した場合、このアルミ板の電食の発生が懸念される。これに対し、前記接合部が同種金属同士の接合部であれば、電食の発生を抑えることができる。
この構成によれば、リヤパーセルコンプ31の後部に閉断面構造部34を構成するので、リヤパーセルコンプ31後方のトランク開口5周りの車体剛性を向上させることができる。
この構成によれば、複雑な凹凸形状を有するリヤパネル本体42とリヤフロアパネル16との接合部において、同種金属同士が接合される。リヤパネル本体42とリヤフロアパネル16との接合部には、複雑な合わせ形状が設定される。製造ラインで防錆用のシーリング剤を塗布し、このシーリング剤を刷毛仕上げすると、金属板の端末が露出しやすい。シーリング剤の刷毛仕上げによって金属板の端部が露出しても、前記接合部が同種金属同士の接合部であれば、電食の発生を抑えることができる。
この構成によれば、リヤパネルの上部にリヤ閉断面構造部44を構成するので、リヤパネル前方のトランク開口5周りの車体剛性を向上させることができる。
この構成によれば、左右ボディサイドアウターパネル11の後部間を連結する環状のフレーム体49をアルミ合金製の車体部品で構成する。アルミ化される車体部品を少なくした上で、車体後部の剛性を高めるとともに、アルミ化された車体部品の接合部の電食の発生を抑えることができる。
そして、上記実施形態における構成は本発明の一例であり、ボディサイドアウターパネル11以外の左右アウターパネルを含む構成であったり、トランク開口5以外の部位の左右ガータ部を含む構成であってもよい。また実施形態の各構成要素を周知の構成要素に置き換える等、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
3 トランクルーム
11 ボディサイドアウターパネル(アウターパネル)
16 リヤフロアパネル
21 リヤガータコンプ(ガータ部、リヤガータ部)
22a 第一ガータ部(樋)
24a 第二ガータ部(樋)
25 凹形状部
31 リヤパーセルコンプ(リヤパーセル)
32 リヤパーセル本体
32a 後縁部(後部)
33 リヤパーセルクロスメンバ
33a 上トルーフ部
33d 左右端部
34 閉断面構造部
41 リヤパネルコンプ(リヤパネル)
42 リヤパネル本体
43 リヤパネルクロスメンバ
47 上縁膨出部(上部)
43d 左右端部
44 リヤ閉断面構造部
49 フレーム体
Claims (8)
- 車体の左右に設けられるアルミ合金製のアウターパネルと、
前記アウターパネルに接合されて樋を形成するアルミ合金製のガータ部と、を備えている、車体構造。 - 前記ガータ部は、前記アウターパネルの後部に接合されるリヤガータ部であり、
前記リヤガータ部は、
前記アウターパネルに沿って延びる第一ガータ部と、
前記第一ガータ部に接合されて連なり、前記アウターパネルから離間して延びる第二ガータ部と、
前記第二ガータ部および前記アウターパネルの間に配置され、リヤコンビライトを配置する凹部を形成し、前記アウターパネルの後部に接合される凹形状部と、
を備えている、請求項1に記載の車体構造。 - 車体後部のトランクルームの上方側を画定するリヤパーセルを備え、
前記リヤパーセルは、
鋼板製のリヤパーセル本体と、
前記リヤパーセル本体の後部に車室外側から接合されるアルミ合金製のリヤパーセルクロスメンバと、
を備え、
前記ガータ部は、前記アウターパネルの後部に接合されるリヤガータ部であり、車幅方向両側に左右一対に設けられ、
左右一対の前記リヤガータ部は、前記リヤパーセルクロスメンバの左右端部にそれぞれ接合されている、請求項1又は2に記載の車体構造。 - 前記リヤパーセル本体の後部と前記リヤパーセルクロスメンバとは、閉断面を形成して車幅方向に延びる閉断面構造部を構成している、請求項3に記載の車体構造。
- 車体後端部に配置されるリヤパネルを備え、
前記リヤパネルは、
鋼板製のリヤパネル本体と、
前記リヤパネル本体の上部に車室外側から接合されるアルミ合金製のリヤパネルクロスメンバと、
を備え、
前記ガータ部は、前記アウターパネルの後部に接合されるリヤガータ部であり、車幅方向両側に左右一対に設けられ、
左右一対の前記リヤガータ部は、前記リヤパネルクロスメンバの左右端部にそれぞれ接合されている、請求項1から4の何れか一項に記載の車体構造。 - 前記リヤパネル本体の下部は、鋼板製のリヤフロアパネルに接合されている、請求項5に記載の車体構造。
- 前記リヤパネル本体の上部と前記リヤパネルクロスメンバとは、閉断面を形成して車幅方向に延びるリヤ閉断面構造部を構成している、請求項6に記載の車体構造。
- 車体後部のトランクルームの上方側を画定するリヤパーセルと、車体後端部に配置されるリヤパネルと、を備え、
前記リヤパーセルは、鋼板製のリヤパーセル本体と、前記リヤパーセル本体の後部に車室外側から接合されるアルミ合金製のリヤパーセルクロスメンバと、を備え、
前記リヤパネルは、鋼板製のリヤパネル本体と、前記リヤパネル本体の上部に車室外側から接合されるアルミ合金製のリヤパネルクロスメンバと、を備え、
前記ガータ部は、前記アウターパネルの後部に接合されるリヤガータ部であり、車幅方向両側に左右一対に設けられ、
左右一対の前記リヤガータ部は、前記リヤパーセルクロスメンバの左右端部および前記リヤパネルクロスメンバの左右端部にそれぞれ接合され、車体左右の前記アウターパネルの後部間を連結する環状のフレーム体を構成している、請求項1から7の何れか一項に記載の車体構造。
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