JPS635994Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS635994Y2 JPS635994Y2 JP11898483U JP11898483U JPS635994Y2 JP S635994 Y2 JPS635994 Y2 JP S635994Y2 JP 11898483 U JP11898483 U JP 11898483U JP 11898483 U JP11898483 U JP 11898483U JP S635994 Y2 JPS635994 Y2 JP S635994Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rocker
- reinforcement
- reinforcing flange
- panel
- floor pan
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 claims description 36
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims description 18
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 claims description 8
- 238000005452 bending Methods 0.000 claims description 3
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 238000007665 sagging Methods 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、自動車の車体におけるロツカ部の構
造に関する。
造に関する。
第1図および第2図に示す如く、自動車の車体
のロツカ部から立設されたセンタピラーの上端部
が、ドアのベルトライン部よりも下方部に設けら
れ、自動車の側方からの車体外観を、センタピラ
ーの見えない、すつきりとした外観にされた、所
謂、センタピラーレス自動車が知られている。
のロツカ部から立設されたセンタピラーの上端部
が、ドアのベルトライン部よりも下方部に設けら
れ、自動車の側方からの車体外観を、センタピラ
ーの見えない、すつきりとした外観にされた、所
謂、センタピラーレス自動車が知られている。
このような車体構造の自動車では、ロツカ部の
捩り剛性が低い場合には、ロツカ部の断面変形を
生じやすく、その断面変形によりセンタピラーの
根元部も変位するので、ロツカ部に立設されてい
るセンタピラーは、その変位に連動する。
捩り剛性が低い場合には、ロツカ部の断面変形を
生じやすく、その断面変形によりセンタピラーの
根元部も変位するので、ロツカ部に立設されてい
るセンタピラーは、その変位に連動する。
その結果、センタピラーに蝶着されているリヤ
ドアは、ドア閉り不良、ドア下がり、ドア閉時に
おいて異音発生といつた不都合を生ずることとな
つていた。
ドアは、ドア閉り不良、ドア下がり、ドア閉時に
おいて異音発生といつた不都合を生ずることとな
つていた。
この不都合を解消すために、自動車の車体床部
の左、右両側に、車前後方向に延設され、ロツカ
アウタパネルとロツカインナパネルとで、閉断面
構造に形成されたロツカ部には、その閉断面構造
内に、ロツカインフオースメントが、いろいろと
工夫されて内設されている。
の左、右両側に、車前後方向に延設され、ロツカ
アウタパネルとロツカインナパネルとで、閉断面
構造に形成されたロツカ部には、その閉断面構造
内に、ロツカインフオースメントが、いろいろと
工夫されて内設されている。
例えば、第3図A,Bに示される如く、ロツカ
アウタパネル1の内面に沿つてロツカリインフオ
ースメントRを固設したロツカ部の補強構造が、
すでに知られている。
アウタパネル1の内面に沿つてロツカリインフオ
ースメントRを固設したロツカ部の補強構造が、
すでに知られている。
また、第4図A,Bに示される如く、ロツカア
ウタパネル1とロツカインナパネル2の間にロツ
カリインフオースメントRを介在させ、そのロツ
カリインフオースメントRの上縁および下縁を、
前記両パネル1,2の上側および下側に形成され
た溶接フランジ3,4の間に挟み込んで固着し、
ロツカ部を補強したものも知られている。
ウタパネル1とロツカインナパネル2の間にロツ
カリインフオースメントRを介在させ、そのロツ
カリインフオースメントRの上縁および下縁を、
前記両パネル1,2の上側および下側に形成され
た溶接フランジ3,4の間に挟み込んで固着し、
ロツカ部を補強したものも知られている。
ところが、これらの従来のロツカ部の構造にお
いては、いずれも、ロツカ部の断面変形を、完全
には防ぐことができず、ロツカリインフオースメ
ントR、ロツカアウタおよびインナパネル1,2
の板厚を厚くすることによつて、ロツカ部の捩り
剛性を大きくし、ロツカ断面の変形を防止せざる
を得なかつた。
いては、いずれも、ロツカ部の断面変形を、完全
には防ぐことができず、ロツカリインフオースメ
ントR、ロツカアウタおよびインナパネル1,2
の板厚を厚くすることによつて、ロツカ部の捩り
剛性を大きくし、ロツカ断面の変形を防止せざる
を得なかつた。
本考案は、上記従来の欠点に鑑みてなされたも
のであつて、軽量で高い捩り剛性の自動車車体の
ロツカ部の構造を提供することを目的としてい
る。
のであつて、軽量で高い捩り剛性の自動車車体の
ロツカ部の構造を提供することを目的としてい
る。
このような目的は、本考案によれば、前述の如
き自動車のロツカ部の構造において、 ロツカアウタパネルには、その内面に沿わせて
アウタリインフオースメントを内設させ、このア
ウタリインフオースメントの後端部を、リヤフロ
アパンの立ち上り部のほぼ延長線上部位において
折り曲げて補強フランジを形成し、さらに、ロツ
カインナパネルには、アウタリインフオースメン
トの前記補強フランジより後方のロツカ部に向け
てインナリインフオースメントを内設するととも
に、このインナリインフオースメントの前端部
は、前記リヤフロアパンの立ち上り部のほぼ延長
線上部位において折り曲げて、前記アウタリイン
フオースメントの補強フランジと同列に延びる補
強フランジを形成することにより達成される。
き自動車のロツカ部の構造において、 ロツカアウタパネルには、その内面に沿わせて
アウタリインフオースメントを内設させ、このア
ウタリインフオースメントの後端部を、リヤフロ
アパンの立ち上り部のほぼ延長線上部位において
折り曲げて補強フランジを形成し、さらに、ロツ
カインナパネルには、アウタリインフオースメン
トの前記補強フランジより後方のロツカ部に向け
てインナリインフオースメントを内設するととも
に、このインナリインフオースメントの前端部
は、前記リヤフロアパンの立ち上り部のほぼ延長
線上部位において折り曲げて、前記アウタリイン
フオースメントの補強フランジと同列に延びる補
強フランジを形成することにより達成される。
このような構成によれば、ロツカ部の断面が変
形するのを防止し、効率よく自動車車体のロツカ
部の捩り剛性を向上でき、その結果、自動車の車
体重量の増加を来すこともないという効果を奏す
る。
形するのを防止し、効率よく自動車車体のロツカ
部の捩り剛性を向上でき、その結果、自動車の車
体重量の増加を来すこともないという効果を奏す
る。
そして、ロツカ部の捩り剛性の向上に伴い、リ
ヤドアにおけるドア閉り不良、ドア下がり、ドア
閉時の異音発生などもなくなる。
ヤドアにおけるドア閉り不良、ドア下がり、ドア
閉時の異音発生などもなくなる。
以下、本考案の実施例を図面を参照して説明す
る。
る。
第5図は、本考案に係る自動車車体のロツカ部
の構造の実施例を示す、第2図のB−B線相当部
分の断面図、第6図は、第5図の−線相当部
分の断面図、第7図は、同実施例におけるアウタ
リインフオースメントおよびインナリインフオー
スメントを示す斜視図である。
の構造の実施例を示す、第2図のB−B線相当部
分の断面図、第6図は、第5図の−線相当部
分の断面図、第7図は、同実施例におけるアウタ
リインフオースメントおよびインナリインフオー
スメントを示す斜視図である。
図において、ロツカ部は、ロツカアウタパネル
1とロツカインナパネル2を、その上側および下
側に形成された接合フランジ3,4において最中
状に接合することにより、閉断面構造に構成され
ている。
1とロツカインナパネル2を、その上側および下
側に形成された接合フランジ3,4において最中
状に接合することにより、閉断面構造に構成され
ている。
このロツカ部の閉断面構造内には、アウタリイ
ンフオースメント5とインナリインフオースメン
ト6が内設されている。
ンフオースメント5とインナリインフオースメン
ト6が内設されている。
アウタリインフオースメント5は、ロツカアウ
タパネル1の内面に沿う形状に形成されていて、
ロツカアウタパネル1の内面にスポツト溶接さ
れ、かつ、その上縁および下縁は、ロツカアウタ
パネル1とロツカインナパネル2における上側お
よび下側の接合フランジ3,4の間に挟み込まれ
て固着されている。
タパネル1の内面に沿う形状に形成されていて、
ロツカアウタパネル1の内面にスポツト溶接さ
れ、かつ、その上縁および下縁は、ロツカアウタ
パネル1とロツカインナパネル2における上側お
よび下側の接合フランジ3,4の間に挟み込まれ
て固着されている。
このアウタリインフオースメント5は、その後
端部が、リヤフロアパン7の立ち上り部8のほぼ
延長線上部位において折り曲げられ、補強フラン
ジ5aが形成されている。
端部が、リヤフロアパン7の立ち上り部8のほぼ
延長線上部位において折り曲げられ、補強フラン
ジ5aが形成されている。
インナリインフオースメント6は、この補強フ
ランジ5aより後方のロツカ部の閉断面構造内
に、ロツカインナパネル2の内面より離隔させて
配設されていて、その上縁と下縁は、ロツカアウ
タパネル1とロツカインナパネル2における上側
および下側の接合フランジ3,4の間に挟み込ま
れて固着されている。
ランジ5aより後方のロツカ部の閉断面構造内
に、ロツカインナパネル2の内面より離隔させて
配設されていて、その上縁と下縁は、ロツカアウ
タパネル1とロツカインナパネル2における上側
および下側の接合フランジ3,4の間に挟み込ま
れて固着されている。
このインナリインフオースメント6は、その前
端部が、リヤフロアパン7の立ち上り部8のほぼ
延長線上部位において折り曲げられ、前記アウタ
リインフオースメント5の補強フランジ5aと同
列に延びる補強フランジ6aに形成されている。
端部が、リヤフロアパン7の立ち上り部8のほぼ
延長線上部位において折り曲げられ、前記アウタ
リインフオースメント5の補強フランジ5aと同
列に延びる補強フランジ6aに形成されている。
この補強フランジ6aの側縁は、ロツカインナ
パネル2の内面にスポツト溶接されている。
パネル2の内面にスポツト溶接されている。
インナリインフオースメント6の後端部は、ロ
ツカインナパネル2とホイールハウスアウタパネ
ル9の間に挟み込まれて固着されている。
ツカインナパネル2とホイールハウスアウタパネ
ル9の間に挟み込まれて固着されている。
なお、前記アウタリインフオースメント5の補
強フランジ5aは、その側縁を、さらに車後方側
に折り曲げて、補強フランジ5aの剛性を高くす
るようにされている。
強フランジ5aは、その側縁を、さらに車後方側
に折り曲げて、補強フランジ5aの剛性を高くす
るようにされている。
この実施例によれば、アウタリインフオースメ
ント5の後端部およびインナリインフオースメン
ト6の前端部を、リヤフロアパン7の立ち上り部
8のほぼ延長線上部位において折り曲げて、リヤ
フロアパン7の立ち上り部8と同列に補強フラン
ジ5a,6aを、夫夫、形成したので、ロツカ部
の断面の変形が起りにくくなり、ロツカ部の捩り
剛性を、格段に向上させることができるという利
点がある。
ント5の後端部およびインナリインフオースメン
ト6の前端部を、リヤフロアパン7の立ち上り部
8のほぼ延長線上部位において折り曲げて、リヤ
フロアパン7の立ち上り部8と同列に補強フラン
ジ5a,6aを、夫夫、形成したので、ロツカ部
の断面の変形が起りにくくなり、ロツカ部の捩り
剛性を、格段に向上させることができるという利
点がある。
第1図は、自動車車体の床部を示す斜視図、第
2図は、自動車車体の側面図、第3図Aおよび第
3図Bは、従来の自動車車体のロツカ部の構造を
示す、第2図のA−A線およびB−B線相当部分
の断面図、第4図Aおよび第4図Bは、他の従来
のロツカ部の構造を示す、第2図のAーA線およ
びB−B線相当部分の断面図、第5図は、本考案
に係る自動車車体のロツカ部の構造の実施例を示
す、第2図のBーB線相当部分の断面図、第6図
は、第5図の−線相当部分の断面図、第7図
は、同実施例におけるアウタリインフオースメン
トおよびインナリインフオースメントを示す斜視
図である。 1……ロツカアウタパネル、2……ロツカイン
ナパネル、5……アウタリインフオースメント、
7……リヤフロアパン、8……立ち上り部、5a
……補強フランジ、6……インナリインフオース
メント、6a……補強フランジ。
2図は、自動車車体の側面図、第3図Aおよび第
3図Bは、従来の自動車車体のロツカ部の構造を
示す、第2図のA−A線およびB−B線相当部分
の断面図、第4図Aおよび第4図Bは、他の従来
のロツカ部の構造を示す、第2図のAーA線およ
びB−B線相当部分の断面図、第5図は、本考案
に係る自動車車体のロツカ部の構造の実施例を示
す、第2図のBーB線相当部分の断面図、第6図
は、第5図の−線相当部分の断面図、第7図
は、同実施例におけるアウタリインフオースメン
トおよびインナリインフオースメントを示す斜視
図である。 1……ロツカアウタパネル、2……ロツカイン
ナパネル、5……アウタリインフオースメント、
7……リヤフロアパン、8……立ち上り部、5a
……補強フランジ、6……インナリインフオース
メント、6a……補強フランジ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 車体床部の左,右両側に、車前後方向に延設さ
れ、ロツカアウタパネルとロツカインナパネルと
で、閉断面構造を形成した自動車のロツカ部の構
造であつて、 ロツカアウタパネルには、その内面に沿わせて
アウタリインフオースメントを内設させ、このア
ウタリインフオースメントの後端部を、リヤフロ
アパンの立ち上り部のほぼ延長線上部位において
折り曲げて補強フランジを形成し、さらに、ロツ
カインナパネルには、アウタリインフオースメン
トの前記補強フランジより後方のロツカ部に向け
てインナリインフオースメントを内設するととも
に、このインナリインフオースメントの前端部
は、前記リヤフロアパンの立ち上り部のほぼ延長
線上部位において折り曲げて、前記アウタリイン
フオースメントの補強フランジと同列に延びる補
強フランジを形成したことを特徴とする自動車車
体のロツカ部の構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11898483U JPS6025579U (ja) | 1983-07-29 | 1983-07-29 | 自動車車体のロッカ部の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11898483U JPS6025579U (ja) | 1983-07-29 | 1983-07-29 | 自動車車体のロッカ部の構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6025579U JPS6025579U (ja) | 1985-02-21 |
JPS635994Y2 true JPS635994Y2 (ja) | 1988-02-19 |
Family
ID=30273259
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11898483U Granted JPS6025579U (ja) | 1983-07-29 | 1983-07-29 | 自動車車体のロッカ部の構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6025579U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4706930B2 (ja) * | 2006-06-12 | 2011-06-22 | マツダ株式会社 | 車両の側部車体構造 |
JP5504014B2 (ja) * | 2010-03-05 | 2014-05-28 | 本田技研工業株式会社 | 車両の車体側部構造 |
-
1983
- 1983-07-29 JP JP11898483U patent/JPS6025579U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6025579U (ja) | 1985-02-21 |
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