JP7011681B2 - 車体側部構造 - Google Patents

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本発明は、車体側部構造に関するものである。
従来、車体のボディを構成する部材の材料として、鉄を主成分とする金属材料から軽金属を主成分とする金属材料に置換することにより、車体の軽量化を図る技術が種々提案されている。
例えば特許文献1には、鉄を主成分とする金属によって形成されるリヤフロアサイドパネルと、アルミニウムを主成分とする金属によって形成される第一部材及び鉄を主成分とする金属によって形成される第二部材を有するサイドメンバアウタパネルと、を備える構成が開示されている。リヤフロアサイドパネルは、サイドメンバアウタパネルの第二部材と接合されている。特許文献1に記載の技術によれば、サイドメンバアウタパネルの一部がアルミニウムを主成分とする金属で形成されることにより軽量化を図るとともに、リヤフロアサイドパネルとの接合部において鉄を主成分とする金属の同材同士の接合とすることで、電食の発生を抑制できるとされている。
特開2019-64448号公報
ところで、車体側部の下部は、路面に近いために被水環境下にあり、部材が接合されて形成された断面部内に侵入した水が断面部の下端の合わせ面に溜まり続けることで、より電食が発生し易くなっている。このため、特に被水環境にある車体側部の下部において、電食の発生を抑制しつつ、さらなる軽量化を実現することが求められている。
そこで、本発明は、従来技術と比較してさらなる軽量化をするとともに電食の発生を抑制した車体側部構造を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1に記載の発明に係る車体側部構造(例えば、実施形態における車体側部構造1)は、アルミニウム合金製のサイドパネルアウタ(例えば、実施形態におけるサイドパネルアウタ4)と、前記サイドパネルアウタより車幅方向の内側に設けられ、ホイール(例えば、実施形態におけるリアホイール20)の外周部に沿うホイールアーチ(例えば、実施形態におけるホイールアーチ31)を有するアルミニウム合金製のホイールハウスアウタ(例えば、実施形態におけるホイールハウスアウタ6)と、前記ホイールハウスアウタより前記車幅方向の内側に設けられる鋼製のホイールハウスインナ(例えば、実施形態におけるホイールハウスインナ7)と、前記サイドパネルアウタと前記ホイールハウスアウタとを前記ホイールアーチに沿って接合する第一接合部(例えば、実施形態における第一接合部11)と、前記ホイールハウスインナのうち上下方向に沿って延びるインナ縦壁(例えば、実施形態におけるインナ縦壁43)と前記ホイールハウスアウタとを接合する第二接合部(例えば、実施形態における第二接合部12)と、前記ホイールハウスアウタの後端部に接合されて連結接合部(例えば、実施形態における連結接合部14)を形成する鋼製の連結部材(例えば、実施形態における連結部材9)と、前記サイドパネルアウタの後端部に接合されて延長接合部(例えば、実施形態における延長接合部15)を形成するとともに車体のフロアパネル(例えば、実施形態におけるフロアパネル10)と接続される鋼製の延長部材(例えば、実施形態における延長部材5)と、を備え、前記ホイールハウスアウタは、リアホイール(例えば、実施形態におけるリアホイール20)を囲うように設けられており、前記連結部材と前記延長部材とは、互いに接合されて同材接合部(例えば、実施形態における同材接合部16)を形成することを特徴としている。
また、請求項2に記載の発明に係る車体側部構造は、前記ホイールハウスアウタの上部に取り付けられるアルミニウム合金製の補強部材(例えば、実施形態における補強部材8)と、前記サイドパネルアウタに形成された燃料供給開口(例えば、実施形態における燃料供給開口21)の周縁部と前記補強部材とを接着により接合する第三接合部(例えば、実施形態における第三接合部13)と、を備えることを特徴としている。
また、請求項3に記載の発明に係る車体側部構造は、前記補強部材は、ダンパベースを含む前記ホイールハウスインナと上下方向に沿う縦面接合部(例えば、実施形態における縦面接合部45)において接合され、前記縦面接合部の車室外側にはシーラ(例えば、実施形態におけるシーラ47)が設けられていることを特徴としている。
また、請求項に記載の発明に係る車体側部構造は、前記連結部材は、前記連結接合部において車室外側から前記ホイールハウスアウタに接合され、前記延長部材は、前記延長接合部において前記車室外側から前記サイドパネルアウタに接合されることを特徴としている。
また、請求項に記載の発明に係る車体側部構造は、前記ホイールハウスアウタは、前記第二接合部において前記ホイールハウスインナの前記インナ縦壁と接合されるアウタ縦壁(例えば、実施形態におけるアウタ縦壁32)と、前記アウタ縦壁の前記ホイール側の端部から前記インナ縦壁と反対側に向かって屈曲されるアウタ屈曲部(例えば、実施形態におけるアウタ屈曲部33)と、を有し、前記アウタ屈曲部は、前記インナ縦壁の前記ホイール側の端部よりも前記ホイールから離間した位置に設けられ、前記アウタ屈曲部の外周部と前記インナ縦壁との間にシーラ(例えば、実施形態におけるシーラ34)が設けられることを特徴としている。
本発明の請求項1に記載の車体側部構造によれば、サイドパネルアウタに加え、ホイールハウスアウタをアルミニウム合金製の材料で形成することにより、車体側部構造をより一層軽量化できる。サイドパネルアウタ及びホイールハウスアウタは、第一接合部において、ホイールアーチに沿って互いに接合されている。これにより、第一接合部は、アルミニウム合金同士、すなわち同材同士が接合された接合部となるので、第一接合部における電食の発生を抑制できる。また、外観上見えやすいホイールアーチに設けられた第一接合部における電食錆の発生を抑制できるので、車体側部構造の外観を良好に維持できる。 ホイールハウスインナのインナ縦壁及びホイールハウスアウタは、第二接合部において互いに接合されている。第二接合部では、鋼とアルミニウムとの異種金属同士が接合されている。車室内側に位置するインナ縦壁に沿って第二接合部を設けることにより、第二接合部の合わせ面に水が溜まり難い構造とすることができる。これにより、異種金属同士の接合であっても、例えば車室外側からシーラ等を塗布することで、合わせ面への水の侵入を効果的に抑制し、電食の発生を抑制することができる。
したがって、従来技術と比較してさらなる軽量化をするとともに電食の発生を抑制した車体側部構造を提供できる。
連結部材と延長部材とが同材接合部で接合されることにより、ホイールハウスアウタとサイドパネルアウタとが連結される。また、延長部材は、車体のフロアパネルと接続されている。これにより、ホイールハウスアウタ、サイドパネルアウタ及びフロアパネル間を強固に結合できる。同材接合部は、リアホイールを囲うホイールハウスアウタの後端部に設けられるため、被水し易い環境に晒されている。このように被水し易い同材接合部を鋼同士、すなわち同材同士の接合とすることにより、同材接合部における電食の発生を抑制できる。よって、軽量化のためにホイールハウスアウタやサイドパネルアウタ等をアルミニウム合金製にした場合であっても、鋼製の車体部材との間における電食の発生を抑制できる。
本発明の請求項2に記載の車体側部構造によれば、ホイールハウスアウタに取り付けられる補強部材をアルミニウム合金製とすることにより、車体側部構造の剛性を高めつつ軽量化を促進できる。補強部材は、サイドパネルアウタの燃料供給開口の周縁部と第三接合部により接合される。これにより、第三接合部は、同材同士の接合部となるため、補強部材とサイドパネルアウタとの間における電食の発生を抑制できる。また、外観上見えやすい燃料供給開口の周縁部に設けられた第三接合部における電食錆の発生を抑制できるので、車体側部構造の外観を良好に維持できる。
本発明の請求項3に記載の車体側部構造によれば、補強部材は、ダンパベースを含むホイールハウスインナと縦面接合部において接合され、縦面接合部の車室外側にはシーラが設けられている。補強部材はアルミニウム合金で形成されているので、補強部材とホイールハウスインナとが接合されることにより、軽量化しつつダンパベースの剛性を高めることができる。縦面接合部の車室外側にシーラが設けられるので、縦面接合部の合わせ面に水が入ることを抑制し、電食の発生を抑制できる。また、車室外側からシーラを塗布できるので、設備を大幅に変更することなく、既存の設備を用いて容易にシーラを設けることができる。
本発明の請求項に記載の車体側部構造によれば、連結部材は、連結接合部において車室外側からホイールハウスアウタに接合されている。これにより、ホイールハウスアウタの車室内側の壁面を伝って上方から降りてくる水がホイールハウスアウタの端部に溜まることを抑制できる。よって、シーラの塗布が難しい車室内側の壁面において、電食の発生し易い環境が形成されることを抑制し、電食を効果的に抑制できる。一方、車室外側に露出した連結部材の端部にはシーラ等を容易に配置できるので、車室外側からの水の侵入を抑制し、電食の発生を抑制できる。
同様に、延長部材は、延長接合部において車室外側からサイドパネルアウタに接合されている。これにより、サイドパネルアウタの車室内側の壁面を伝って上方から降りてくる水がサイドパネルアウタの端部に溜まることを抑制できる。よって、シーラの塗布が難しい車室内側の壁面において、電食の発生し易い環境が形成されることを抑制し、電食を効果的に抑制できる。一方、車室外側に露出した延長部材の端部にはシーラ等を容易に配置できるので、車室外側からの水の侵入を抑制し、電食の発生を抑制できる。
本発明の請求項に記載の車体側部構造によれば、アウタ屈曲部は、インナ縦壁のホイール側の端部よりホイールから離間した位置に設けられている。これにより、アウタ屈曲部は、路面やホイール等から離間した被水し難い箇所に設けられているので、異種金属同士の接合部である第二接合部における電食の発生を抑制できる。アウタ屈曲部の外周部とインナ縦壁との間にシーラが設けられているので、万が一被水した場合であっても、第二接合部の合わせ面に水が侵入することを抑制できる。また、アウタ屈曲部の外周部と対応する位置にシーラを塗布するので、シーラの塗布量等を適切に管理できる。よって、第二接合部における電食の発生を効果的に抑制した車体側部構造とすることができる。
実施形態に係る車体側部構造の外観斜視図。 実施形態に係るアウタパネルユニットの後端部を示す拡大斜視図。 実施形態に係るアウタパネルユニットの分解図。 図2のIV-IV線に沿う断面図。 実施形態に係るホイールハウスユニットの斜視図。 実施形態に係るホイールハウスユニットの分解図。 図6のVII-VII線に沿う断面図。 図5のVIII-VIII線に沿う断面図。 図5のIX-IX線に沿う断面図。 実施形態に係るホイールハウスユニットの内側を下方から見た斜視図。 図5のXI-XI線に沿う断面図。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。以下の説明において、図中の矢印FRは車体前方を指し、矢印UPは車体上方を指し、矢印LHは車体左方を指している。
(車体側部構造)
図1は、実施形態に係る車体側部構造1の外観斜視図である。
車体側部構造1は、車体の両側部に左右一対設けられている。左右一対の車体側部構造1は対称な構成となっている。このため、以下の説明では車体左方に設けられる車体側部構造1について説明し、車体右方に設けられる車体側部構造1についての説明を省略する。
車体側部構造1は、サイドパネルユニット50と、アウタパネルユニット2と、ホイールハウスユニット3と、を備える。
(サイドパネルユニット)
サイドパネルユニット50は、複数のドア開口17を有する枠状に形成されている。サイドパネルユニット50は、フロントピラー51と、センターピラー52と、リアピラー53と、ルーフサイドレール54と、ロッカ55と、を有する。
フロントピラー51、センターピラー52、及びリアピラー53は、車体の前方から後方に向かって順に配設されている。フロントピラー51、センターピラー52、及びリアピラー53は、それぞれ上下方向に沿って延びている。フロントピラー51とセンターピラー52との間に前側ドアのドア開口17が設けられている。センターピラー52とリアピラー53との間に後側ドアのドア開口17が設けられている。
ルーフサイドレール54は、サイドパネルユニット50の上部を形成している。ルーフサイドレール54には、フロントピラー51、センターピラー52、及びリアピラー53の上端部が接続されている。ルーフサイドレール54は、前後方向に沿って延びている。ルーフサイドレール54は、車体の上方を覆うルーフパネルと接続されている。
ロッカ55は、サイドパネルユニット50の下部を形成している。ロッカ55には、フロントピラー51、センターピラー52、及びリアピラー53の下端部が接続されている。ロッカ55は、前後方向に沿って延びている。
このように形成されたサイドパネルユニット50は、車幅方向の内側に位置する不図示のインナパネルと、インナパネルを車幅方向の外側から覆うスチフナ18と、が重ねられた2層構造となっている。インナパネル及びスチフナ18の間には、サイドパネルユニット50の長手方向に直交する断面視において、不図示の閉断面が形成されている。これにより、サイドパネルユニット50の剛性が高められている。
(アウタパネルユニット)
アウタパネルユニット2は、サイドパネルユニット50の上部から後部に亘って設けられている。アウタパネルユニット2は、サイドパネルユニット50の上部及び後部を車幅方向の外側から覆っている。
アウタパネルユニット2は、サイドパネルアウタ4と、延長部材5と、を備える。
サイドパネルアウタ4は、アルミニウム合金により形成されている。サイドパネルアウタ4の前部は、サイドパネルユニット50のうちルーフサイドレール54と、リアピラー53と、ロッカ55の後端部と、を含む領域を車幅方向の外側から覆っている。サイドパネルアウタ4の前部は、サイドパネルユニット50と接続されている。つまり、サイドパネルアウタ4は、サイドパネルユニット50の上部及び後部を含む一部分を構成している。ルーフサイドレール54と対応する位置に設けられたサイドパネルアウタ4は、ルーフパネル19と接続されている。
サイドパネルアウタ4の後部は、サイドパネルユニット50のリアピラー53よりも車体の後方に設けられている。詳細には、サイドパネルアウタ4の後部は、リアホイール20(請求項のホイール)の上部に配置されるとともに、リアホイール20よりも後方まで延びている。サイドパネルアウタ4の後部には、燃料供給開口21が形成されている。
図2は、実施形態に係るアウタパネルユニット2の後端部を示す拡大斜視図である。図3は、実施形態に係るアウタパネルユニット2の分解図である。図4は、図2のIV-IV線に沿う断面図である。
図2及び図3に示すように、延長部材5は、サイドパネルアウタ4の後端部に接続されている。延長部材5は、鋼製の材料により形成されている。延長部材5は、サイドパネルアウタ4よりも下方に設けられている。延長部材5は、サイドパネルアウタ4の後端部の下端辺4aに接合されて延長接合部15を形成している。延長接合部15において、サイドパネルアウタ4及び延長部材5は、不図示の接着剤が介在された状態で、クリンチングにより機械的に結合されている。サイドパネルアウタ4の下端辺4aは、前方から後方へ向かうにつれて上方へ位置するように傾斜している。延長部材5は、車幅方向から見て、サイドパネルアウタ4の下端辺4aに沿う延長接合部15を斜辺とする三角形状に形成されている。
具体的に、延長部材5は、内フランジ23と、延出部24と、側壁部25と、を有して形成されている。内フランジ23は、車幅方向から見て、三角形状のうち斜辺以外の2辺と対応する位置に設けられている。内フランジ23は、車幅方向から見て、上下方向及び前後方向に延びるL字状に形成されている。延出部24は、内フランジ23の内端縁から屈曲されて車幅方向の外側に向かって延びている。側壁部25は、延出部24の車幅方向外側の端部に接続されている。側壁部25は、車幅方向を厚み方向とする平板状に形成されている。側壁部25のうち三角形状の斜辺と対応する部分には、延長接合部15が設けられている。
図4に示すように、延長接合部15において、延長部材5は、車幅方向の外側(車室外側)からサイドパネルアウタ4に接合されている。車室外側に露出した延長部材5の上端部には、シーラ26が設けられている。シーラ26は、延長接合部15におけるサイドパネルアウタ4と延長部材5との合わせ面への水の侵入を抑制している。サイドパネルアウタ4の下端部には、上方から下方へ向かって延びる側壁22が設けられている。サイドパネルアウタ4の側壁22は、上下方向及び前後方向を面方向とする側壁部25に対して上方から接合される。これにより、延長接合部15の車室内側の面を伝って降りてくる水が延長接合部15に溜まることを抑制している。
延長部材5の内フランジ23のうち車幅方向の内側を向く面には、フロアパネル10が接続されている。つまり、サイドパネルアウタ4は、延長部材5を介して車体のフロアパネル10と連結されている。
(ホイールハウスユニット)
図5は、実施形態に係るホイールハウスユニット3の斜視図である。図6は、実施形態に係るホイールハウスユニット3の分解図である。図5及び図6では、サイドパネルアウタ4の図示を省略している。
ホイールハウスユニット3は、サイドパネルアウタ4より車幅方向の内側に設けられている。ホイールハウスユニット3は、リアホイール20の上部に設けられている。ホイールハウスユニット3は、ホイールハウスアウタ6と、ホイールハウスインナ7と、補強部材8と、連結部材9と、を備える。
図5及び図6に示すように、ホイールハウスアウタ6は、リアホイール20の上部を囲うように設けられている。ホイールハウスアウタ6は、アルミニウム合金製の材料により形成されている。ホイールハウスアウタ6は、ホイールアーチ31と、アウタ縦壁32と、を有する。ホイールアーチ31は、板金をリアホイール20の外周部に沿って湾曲させることにより形成されている。ホイールアーチ31は、リアホイール20の外周部を覆っている。アウタ縦壁32は、ホイールアーチ31の車幅方向内側の端部から屈曲されて、ホイールアーチ31の径方向の外側、すなわちリアホイール20から離間する方向に向かって延びている。ホイールアーチ31とアウタ縦壁32との境界部分は、アウタ屈曲部33とされている。アウタ縦壁32は、車幅方向を厚み方向とする平板状に形成されている。アウタ縦壁32は、車幅方向から見て、ホイールアーチ31の縁部の曲率に沿う円弧状に形成されている。このように形成されたホイールハウスアウタ6のうち、最上部、すなわち前後方向における中央部には、孔部35が形成されている。孔部35は、ホイールアーチ31からアウタ縦壁32に亘って設けられている。孔部35は、ホイールアーチ31及びアウタ縦壁32を板厚方向に貫通している。
図7は、図6のVII-VII線に沿う断面図である。図7では、図6で図示を省略したサイドパネルアウタ4が図示されている。
ホイールアーチ31の車幅方向外側の端部は、サイドパネルアウタ4と接合されている。ホイールアーチ31とサイドパネルアウタ4とが接合された部分は、第一接合部11とされている。第一接合部11は、アルミニウム合金同士、すなわち同材同士の接合部となっている。第一接合部11において、サイドパネルアウタ4は、ホイールハウスアウタ6のホイールアーチ31に沿って接合されている。第一接合部11において、サイドパネルアウタ4及びホイールハウスアウタ6は、接着剤28による接着結合と、ヘミング加工による機械的結合と、を併用して互いに結合されている。具体的に、サイドパネルアウタ4は、ホイールアーチ31に対して車幅方向の外側から接着剤28により結合されている。この状態で、更にサイドパネルアウタ4の端部が内側に折り曲げられてホイールアーチ31の端部を挟持することにより、サイドパネルアウタ4とホイールアーチ31とが機械的に結合されている。
図5及び図6に示すように、ホイールハウスインナ7は、ホイールハウスアウタ6より車幅方向の内側に設けられている。ホイールハウスインナ7は、前後方向においてホイールハウスアウタ6と同等の位置に設けられている。ホイールハウスインナ7は、鋼製の材料により形成されている。ホイールハウスインナ7は、ダンパベース41と、傾斜壁部42と、インナ縦壁43と、を有する。
図6に示すように、ダンパベース41は、上下方向を厚み方向とする板状に形成されている。ダンパベース41は、上下方向から見て、車幅方向の内側から外側へ向かうにつれて前後方向に沿う幅が増加している。
傾斜壁部42は、ダンパベース41の外周部に接続されている。傾斜壁部42は、ダンパベース41の外周部から下方に向けて延びている。傾斜壁部42は、上下方向から見て、車幅方向の内側に凸となる半円形状に形成されている。傾斜壁部42は、ダンパベース41に接続された上端部から下方へ向かうにつれて、上下方向に直交する断面視における半円形状の直径が漸次大きくなるように傾斜している。ダンパベース41及び傾斜壁部42により、車幅方向の外側に開口する開空間が形成される。開空間の内部には、ダンパやリアホイール20の一部が配置される。
インナ縦壁43は、傾斜壁部42のうちホイールハウスアウタ6側の端部に設けられている。インナ縦壁43は、傾斜壁部42の端部から屈曲されて、開空間の内部から外部へ向かう方向、すなわちリアホイール20から離間する方向に沿って延びている。インナ縦壁43と傾斜壁部42との境界部分は、インナ屈曲部44とされている。インナ縦壁43は、車幅方向を厚み方向とする平板状に形成されている。インナ縦壁43は、上下方向に沿って延びている。
図8は、図5のVIII-VIII線に沿う断面図である。
インナ縦壁43の端部は、ホイールハウスアウタ6のアウタ縦壁32と接合されている。インナ縦壁43とアウタ縦壁32とが接合された部分は、第二接合部12とされている。第二接合部12は、鋼とアルミニウム合金との異種金属同士の接合部となっている。第二接合部12において、ホイールハウスインナ7及びホイールハウスアウタ6は、接着剤により互いに接着されている。ホイールハウスアウタ6のアウタ屈曲部33は、ホイールハウスインナ7のインナ屈曲部44よりもリアホイール20から離間した位置に設けられている。アウタ屈曲部33の外周部とインナ縦壁43との間には、シーラ34が設けられている。シーラ34は、第二接合部12におけるホイールハウスインナ7とホイールハウスアウタ6との合わせ面への水の侵入を抑制している。
インナ縦壁43のうちインナ屈曲部44とは反対側の端部と、アウタ縦壁32のうちアウタ屈曲部33に接続される基端部と、は第二接合部12において接合される。これにより、ホイールハウスインナ7とホイールハウスアウタ6との間には、空間が形成される。この空間は、リアホイール20やダンパ等が収容されるホイール収容部40(図5参照)となっている。
図5及び図6に示すように、補強部材8は、ホイールハウスアウタ6の上部に取り付けられている。補強部材8は、アルミニウム合金製の材料により形成されている。補強部材8は、側板部61と、前板部62と、後板部63と、第一フランジ64と、第二フランジ65と、第三フランジ66と、を有する。
側板部61は、車幅方向から見て、下方から上方へ向かうにつれて前後方向に沿う幅が狭くなる三角形状に形成されている。側板部61は、下方から上方へ向かうにつれて車幅方向の外側から内側に位置するように傾斜している。側板部61の中央部には、側板部61を厚み方向に貫通する燃料供給連通孔67が設けられている。補強部材8が車幅方向の外側からサイドパネルアウタ4に覆われた状態で、燃料供給連通孔67は、サイドパネルアウタ4の燃料供給開口21と対応する位置に形成されている。
図9は、図5のIX-IX線に沿う断面図である。図9では、図5で図示を省略したサイドパネルアウタ4が図示されている。
図9に示すように、補強部材8の側板部61は、サイドパネルアウタ4に形成された燃料供給開口21の周縁部と接合されている。補強部材8の側板部61とサイドパネルアウタ4の燃料供給開口21の周縁部とが接合された部分は、第三接合部13とされている。第三接合部13は、アルミニウム合金同士、すなわち同材同士の接合部となっている。第三接合部13において、補強部材8及びサイドパネルアウタ4は、接着剤29により互いに接着結合されている。
図5に示すように、前板部62は、側板部61の前端部に接続されている。前板部62は、前後方向を厚み方向とする三角形板状に形成されている。
後板部63は、側板部61の後端部に接続されている。後板部63は、前後方向を厚み方向とする三角形板状に形成されている。
第一フランジ64は、側板部61の下端部、前板部62の下端部、及び後板部63の下端部に接続されている。第一フランジ64は、ホイールハウスアウタ6のホイールアーチ31とほぼ平行に設けられている。第一フランジ64は、ホイールアーチ31と結合されている。これにより、ホイールハウスアウタ6の上部に補強部材8が取り付けられる。ホイールハウスアウタ6に補強部材8が取り付けられた状態で、補強部材8は、ホイールハウスアウタ6に形成された孔部35を車幅方向の外側から覆っている。
第二フランジ65は、側板部61の上端部に接続されている。より詳細に、第二フランジ65は、側板部61のうち、前板部62の上端部及び後板部63の上端部よりも上方に設けられている。第二フランジ65は、ホイールハウスアウタ6のアウタ縦壁32とほぼ平行に設けられている。第二フランジ65は、スチフナ18等の車体フレームを構成するパネル部材57と接合されている。
第三フランジ66は、前板部62における車幅方向内側の端部及び後板部63における車幅方向内側の端部に接続されている。第三フランジ66は、ホイールハウスインナ7のインナ縦壁43とほぼ平行に設けられている。
図10は、実施形態に係るホイールハウスユニット3の内側を下方から見た斜視図である。
図10に示すように、第三フランジ66は、インナ縦壁43と接合されて縦面接合部45を形成している。縦面接合部45は、上下方向に沿って補強部材8の第三フランジ66とホイールハウスインナ7のインナ縦壁43とを接合している。縦面接合部45は、鋼とアルミニウム合金との異種金属同士の接合部となっている。縦面接合部45において、第三フランジ66とインナ縦壁43との間にはシーラ47が設けられている。シーラ47は、縦面接合部45の車室外側に設けられている。具体的に、縦面接合部45のシーラ47は、ホイール収容部40内に露出するように設けられている。これにより、リアホイール20や路面等から飛散した水の縦面接合部45における合わせ面への侵入が抑制されている。
縦面接合部45に設けられるシーラ47は、第二接合部12においてインナ縦壁43とアウタ屈曲部33との間に設けられたシーラ34(図8も参照)と連続して設けられている。
インナ縦壁43のうち、第二接合部12においてアウタ縦壁32と接合される部分、及び縦面接合部45において第三フランジ66と接合される部分には、段差部46が設けられている。具体的に、第二接合部12において、ホイールアーチ31の内周面は、傾斜壁部42の内周面よりもリアホイール20から離間した位置に設けられる。これにより、ホイールアーチ31の内周面と傾斜壁部42の内周面との間には、段差部46が設けられている。また、縦面接合部45において、補強部材8の前板部62及び後板部63の内周面は、傾斜壁部42の内周面よりもリアホイール20から離間した位置に設けられる。これにより、補強部材8の前板部62及び後板部63の内周面と傾斜壁部42の内周面との間には、段差部46が設けられている。段差部46は、第二接合部12及び縦面接合部45に沿って連続して設けられている。段差部46におけるホイールハウスアウタ6とホイールハウスインナ7との間には、シーラ34,47が塗布される。これにより、段差部46は、シーラ34,47の塗布作業を容易にするとともに、シーラ34,47の塗布量を管理し易くする機能を有している。
このように形成された補強部材8は、サイドパネルアウタ4、ホイールハウスアウタ6、ホイールハウスインナ7、及び車体側のパネル部材57とそれぞれ接合されることにより、ホイールハウスアウタ6の車体への取り付け剛性を高めている。また、サイドパネルアウタ4、ホイールハウスアウタ6、ホイールハウスインナ7、及び車体側のパネル部材57が補強部材8を介してそれぞれ互いに連結されることにより、補強部材8は、車体側部構造1の剛性を高めている。
図5及び図6に示すように、連結部材9は、ホイールハウスアウタ6におけるホイールアーチ31の後端部に接合されている。連結部材9は、鋼製の材料により形成されている。連結部材9は、ホイールハウスアウタ6よりも下方に設けられている。連結部材9は、ホイールアーチ31に沿うとともにホイールアーチ31の後端部と連続する板状に形成されている。連結部材9は、ホイールアーチ31の後端部に接合されて連結接合部14を形成している。連結接合部14は、鋼とアルミニウム合金との異種金属同士の接合部となっている。連結接合部14において、ホイールハウスアウタ6及び連結接合部14は、間に不図示の接着剤が介在された状態で、クリンチングにより機械的に結合されている。
図11は、図5のXI-XI線に沿う断面図である。
連結接合部14において、連結部材9は、ホイール収容部40内側(車室外側)からホイールハウスアウタ6に接合されている。車室外側に露出した連結部材9の上端部には、シーラ69が設けられている。シーラ69は、連結接合部14におけるホイールハウスアウタ6と連結部材9との合わせ面への水の侵入を抑制している。また、上下方向及び車幅方向を面方向とする連結部材9に対して上方からホイールアーチ31の下端壁が接合される。これにより、連結部材9及びホイールアーチ31は、連結接合部14の車室内側の面を伝って降りてくる水が連結接合部14に溜まることを抑制している。
連結部材9のうち連結接合部14よりも下方には、延長部材5が接合される同材接合部16が形成されている。同材接合部16は、鋼同士、すなわち同材同士の接合部となっている。同材接合部16において、延長部材5は、連結部材9の後方を向く面(車室内側)から連結部材9に接合されている。同材接合部16において、延長部材5及び連結部材9は、スポット溶接により接合されている。連結部材9と延長部材5が接合されることにより、ホイールハウスアウタ6は、連結部材9及び延長部材5を介してサイドパネルアウタ4と連結されている。さらに、延長部材5がフロアパネル10と接合されることにより、延長部材5及び連結部材9を介して、ホイールハウスアウタ6とフロアパネル10とが連結されている。
(作用、効果)
次に、上述の車体側部構造1の作用、効果について説明する。
本実施形態の車体側部構造1によれば、サイドパネルアウタ4に加え、ホイールハウスアウタ6をアルミニウム合金製の材料で形成することにより、車体側部構造1をより一層軽量化できる。サイドパネルアウタ4及びホイールハウスアウタ6は、第一接合部11において、ホイールアーチ31に沿って互いに接合されている。これにより、第一接合部11は、アルミニウム合金同士、すなわち同材同士が接合された接合部となるので、第一接合部11における電食の発生を抑制できる。また、外観上見えやすいホイールアーチ31に設けられた第一接合部11における電食錆の発生を抑制できるので、車体側部構造1の外観を良好に維持できる。
ホイールハウスインナ7のインナ縦壁43及びホイールハウスアウタ6は、第二接合部12において互いに接合されている。第二接合部12では、鋼とアルミニウムとの異種金属同士が接合されている。車室内側に位置するインナ縦壁43に沿って第二接合部12を設けることにより、第二接合部12の合わせ面に水が溜まり難い構造とすることができる。これにより、異種金属同士の接合であっても、例えば車室外側からシーラ34等を塗布することで、合わせ面への水の侵入を効果的に抑制し、電食の発生を抑制することができる。
したがって、従来技術と比較してさらなる軽量化をするとともに電食の発生を抑制した車体側部構造1を提供できる。
ホイールハウスアウタ6に取り付けられる補強部材8をアルミニウム合金製とすることにより、車体側部構造1の剛性を高めつつ軽量化を促進できる。補強部材8は、サイドパネルアウタ4の燃料供給開口21の周縁部と第三接合部13により接合される。これにより、第三接合部13は、同材同士の接合部となるため、補強部材8とサイドパネルアウタ4との間における電食の発生を抑制できる。また、外観上見えやすい燃料供給開口21の周縁部に設けられた第三接合部13における電食錆の発生を抑制できるので、車体側部構造1の外観を良好に維持できる。
補強部材8は、ダンパベース41を含むホイールハウスインナ7と縦面接合部45において接合され、縦面接合部45の車室外側にはシーラ47が設けられている。補強部材8はアルミニウム合金で形成されているので、補強部材8とホイールハウスインナ7とが接合されることにより、軽量化しつつダンパベース41の剛性を高めることができる。縦面接合部45の車室外側にシーラ47が設けられるので、縦面接合部45の合わせ面に水が入ることを抑制し、電食の発生を抑制できる。また、車室外側からシーラ47を塗布できるので、設備を大幅に変更することなく、既存の設備を用いて容易にシーラ47を設けることができる。
連結部材9と延長部材5とが同材接合部16で接合されることにより、ホイールハウスアウタ6とサイドパネルアウタ4とが連結される。また、延長部材5は、車体のフロアパネル10と接続されている。これにより、ホイールハウスアウタ6、サイドパネルアウタ4及びフロアパネル10間を強固に結合できる。同材接合部16は、リアホイール20を囲うホイールハウスアウタ6の後端部に設けられるため、被水し易い環境に晒されている。このように被水し易い同材接合部16を鋼同士、すなわち同材同士の接合とすることにより、同材接合部16における電食の発生を抑制できる。よって、軽量化のためにホイールハウスアウタ6やサイドパネルアウタ4等をアルミニウム合金製にした場合であっても、鋼製の車体部材との間における電食の発生を抑制できる。
連結部材9は、連結接合部14において車室外側からホイールハウスアウタ6に接合されている。これにより、ホイールハウスアウタ6の車室内側の壁面を伝って上方から降りてくる水がホイールハウスアウタ6の端部に溜まることを抑制できる。よって、シーラの塗布が難しい車室内側の壁面において、電食の発生し易い環境が形成されることを抑制し、電食を効果的に抑制できる。一方、車室外側に露出した連結部材9の端部にはシーラ69等を容易に配置できるので、車室外側からの水の侵入を抑制し、電食の発生を抑制できる。
同様に、延長部材5は、延長接合部15において車室外側からサイドパネルアウタ4に接合されている。これにより、サイドパネルアウタ4の車室内側の壁面を伝って上方から降りてくる水がサイドパネルアウタ4の端部に溜まることを抑制できる。よって、シーラの塗布が難しい車室内側の壁面において、電食の発生し易い環境が形成されることを抑制し、電食を効果的に抑制できる。一方、車室外側に露出した延長部材5の端部にはシーラ26等を容易に配置できるので、車室外側からの水の侵入を抑制し、電食の発生を抑制できる。
アウタ屈曲部33は、インナ縦壁43のリアホイール20側の端部よりリアホイール20から離間した位置に設けられている。これにより、アウタ屈曲部33は、路面やリアホイール20等から離間した被水し難い箇所に設けられているので、異種金属同士の接合部である第二接合部12における電食の発生を抑制できる。アウタ屈曲部33の外周部とインナ縦壁43との間にシーラ34が設けられているので、万が一被水した場合であっても、第二接合部12の合わせ面に水が侵入することを抑制できる。また、アウタ屈曲部33の外周部と対応する位置にシーラ34を塗布するので、シーラ34の塗布量等を適切に管理できる。よって、第二接合部12における電食の発生を効果的に抑制した車体側部構造1とすることができる。
なお、本発明の技術範囲は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
上述の実施形態では、延長接合部15及び連結接合部14における機械的結合としてクリンチング加工が施された構成について説明したが、これに限られない。クリンチングの代わりにリベット加工を施すことにより機械的に結合してもよい。
上述の実施形態では、第一接合部11において、接着結合とヘミング加工による機械的結合と、を併用する構成について説明したが、これに限られない。機械的結合として、ヘミング加工の代わりにクリンチングやリベット加工等を施してもよい。
フロントホイールの外周部に上述の構成を適用してもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上述した実施形態を適宜組み合わせてもよい。
1 車体側部構造
4 サイドパネルアウタ
5 延長部材
6 ホイールハウスアウタ
7 ホイールハウスインナ
8 補強部材
9 連結部材
10 フロアパネル
11 第一接合部
12 第二接合部
13 第三接合部
14 連結接合部
15 延長接合部
16 同材接合部
20 リアホイール(ホイール)
21 燃料供給開口
26,34,47,69 シーラ
31 ホイールアーチ
32 アウタ縦壁
33 アウタ屈曲部
43 インナ縦壁
45 縦面接合部

Claims (5)

  1. アルミニウム合金製のサイドパネルアウタと、
    前記サイドパネルアウタより車幅方向の内側に設けられ、ホイールの外周部に沿うホイールアーチを有するアルミニウム合金製のホイールハウスアウタと、
    前記ホイールハウスアウタより前記車幅方向の内側に設けられる鋼製のホイールハウスインナと、
    前記サイドパネルアウタと前記ホイールハウスアウタとを前記ホイールアーチに沿って接合する第一接合部と、
    前記ホイールハウスインナのうち上下方向に沿って延びるインナ縦壁と前記ホイールハウスアウタとを接合する第二接合部と、
    前記ホイールハウスアウタの後端部に接合されて連結接合部を形成する鋼製の連結部材と、
    前記サイドパネルアウタの後端部に接合されて延長接合部を形成するとともに車体のフロアパネルと接続される鋼製の延長部材と、
    を備え
    前記ホイールハウスアウタは、リアホイールを囲うように設けられており、
    前記連結部材と前記延長部材とは、互いに接合されて同材接合部を形成することを特徴とする車体側部構造。
  2. 前記ホイールハウスアウタの上部に取り付けられるアルミニウム合金製の補強部材と、
    前記サイドパネルアウタに形成された燃料供給開口の周縁部と前記補強部材とを接着により接合する第三接合部と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の車体側部構造。
  3. 前記補強部材は、ダンパベースを含む前記ホイールハウスインナと上下方向に沿う縦面接合部において接合され、
    前記縦面接合部の車室外側にはシーラが設けられていることを特徴とする請求項2に記載の車体側部構造。
  4. 前記連結部材は、前記連結接合部において車室外側から前記ホイールハウスアウタに接合され、
    前記延長部材は、前記延長接合部において前記車室外側から前記サイドパネルアウタに接合されることを特徴とする請求項に記載の車体側部構造。
  5. 前記ホイールハウスアウタは、
    前記第二接合部において前記ホイールハウスインナの前記インナ縦壁と接合されるアウタ縦壁と、
    前記アウタ縦壁の前記ホイール側の端部から前記インナ縦壁と反対側に向かって屈曲されるアウタ屈曲部と、
    を有し、
    前記アウタ屈曲部は、前記インナ縦壁の前記ホイール側の端部よりも前記ホイールから離間した位置に設けられ、
    前記アウタ屈曲部の外周部と前記インナ縦壁との間にシーラが設けられることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の車体側部構造。
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