JP3362989B2 - 車両の後部構造 - Google Patents

車両の後部構造

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JP3362989B2 JP01215595A JP1215595A JP3362989B2 JP 3362989 B2 JP3362989 B2 JP 3362989B2 JP 01215595 A JP01215595 A JP 01215595A JP 1215595 A JP1215595 A JP 1215595A JP 3362989 B2 JP3362989 B2 JP 3362989B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両後部の補強構造に関
し、詳しくはホイルハウス上部の補強構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に車両の後部には、図1に示すよう
に、荷物等を積載収納するための車室が設けられてい
る。従来の車室101は、図8,図9に示すように、リ
ヤのホイルハウス102を構成するホイルハウスインナ
パネル103とリヤフロア105により構成され、ホイ
ルハウス102の上部は開放され、ホイルハウスアウタ
パネル107とアウタパネル104により形成される空
間と車室101とは、一体の空間が形成されていた。こ
のため、車室101の側部は実質的にアウタパネル10
4により構成され、車両後部に十分な強度を確保するよ
うに、アウタパネル104の素材を剛性の高いものを使
用したり、板厚を厚いものを使用していた。なお、アウ
タパネル104には、フューエルボックス106が配設
され、フューエルボックス106の背面は、ホイルハウ
スアウタパネル107に接合されている。また、リヤフ
ロア105には、クランプ12を配設してジャッキハン
ドル11,ジャッキ(図示省略)を固定収納している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
車両の後部構造では、アウタパネル104により車両後
部の強度を確保するために、高価な素材を使用したり、
板厚の厚い素材を使用し、コストおよび軽量化の阻害要
因となっていた。また、リヤフロア105上にジャッキ
ハンドル11,ジャッキを固定収納しているために、荷
物等の積載性が損なわれていた。したがって、本発明の
目的は、車両後部の強度を向上すると同時に、コストお
よび重量を低減した車両の後部構造を提供することにあ
る。また、ジャッキハンドル,ジャッキ等の固定収納ス
ペースを確保し、車室の荷物等の積載性を向上した車両
の後部構造を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、ホイルハウスをホイルハウ
スインナパネルとホイルハウスアウタパネルより構成
し、該ホイルハウスの上部に上記ホイルハウスアウタパ
ネルと車室の側壁を構成するクオータインナパネルとア
ウタパネルとにより閉断面空間を形成し、上記ホイルハ
ウスインナパネルとクオータインナパネルを一体に成形
し、上記閉断面空間にフューエルボックスを配設し、該
フューエルボックスと上記ホイルハウスアウタパネルに
リンフォースメントを挟み込み重ね合わせた状態で接合
ると共に、該リンフォースメントを介して上記クオー
タインナパネルとホイルハウスアウタパネルとリヤコン
ビランプハウジングと上記フューエルボックスを連結し
たことを特徴とする。
【0005】請求項2記載の発明は、ホイルハウスをホ
イルハウスインナパネルとホイルハウスアウタパネルよ
り構成し、該ホイルハウスの上部に上記ホイルハウスア
ウタパネルと車室の側壁を構成するクオータインナパネ
ルとアウタパネルとにより閉断面空間を形成し、上記ホ
イルハウスインナパネルとクオータインナパネルを一体
に成形し、上記車室の一側の閉断面空間に前記アウタパ
ネルに開口してフューエルボックスを配設し、該フュー
エルボックスの背面はリンフォースメントを挟み込んだ
状態で前記ホイルハウスアウタパネルに接合されるとと
もに、該フューエルボックスを配設した閉断面空間と前
記車室を挟んで反対側の閉断面空間に前記クオータイン
ナパネルの一部を切り欠いて開口部とする箱状に形成さ
れた収納ボックスを配設し、該収納ボックスを前記クオ
ータインナパネルの背面に接合したことを特徴とする。
【0006】
【作用】請求項1記載の車両の後部構造においては、車
室の側壁を構成するクオータインナパネルをホイルハウ
スインナパネルと一体に成形し、ホイルハウスの上部に
ホイルハウスアウタパネルとクオータインナパネルとア
ウタパネルとにより閉断面空間を形成したので、車室側
部の強度が向上すると共に、クオータインナパネルとホ
イルハウスインナパネルとの接合作業を不要とし、接合
面が車室内に露出しないので荷物等の積載が円滑に行わ
れる。また、フューエルボックスに接合したリンフォー
スメントをクオータインナパネルとホイルハウスアウタ
パネルおよびリヤコンビランプハウジングに連結したこ
とにより、各構成パネルに作用する力が複数に分散され
るので、車両の後部の強度が向上できる。
【0007】請求項2記載の車両の後部構造において
は、車室の左右の閉断面空間にフューエルボックスと収
納ボックスを振り分けて配設したので、左右のホイルハ
ウス上部の閉断面空間を有効に利用して、ジャッキ等の
収納スペースを確保できる。また、フューエルボックス
と収納ボックスとが共に閉断面空間の補強部材として作
用し、車両の後部の強度が左右共に補強できる。
【0008】
【実施例】以下、図1〜図7の図面に基づいて、本発明
の実施例を説明する。車両の後部には、図1に示すよう
に、荷物等を積載収納するための車室1が設けられてい
る。車室1は、リヤのホイルハウス2を構成するホイル
ハウスインナパネル21とリヤフロア5により構成さ
れ、ホイルハウス2の上部には、ホイルハウスインナパ
ネル21と一体に成形されたクオータインナパネル22
が配設され、クオータインナパネル22の上部はアウタ
パネル4に接合されている。クオータインナパネル22
は車室1の側壁を形成し、ホイルハウスアウタパネル2
3とアウタパネル4とにより閉断面空間3を形成してい
る。ホイルハウス2は、ホイルハウスインナパネル21
とホイルハウスアウタパネル23とにより構成されてい
る。
【0009】図2〜図5は、車両の右側の後部構造を示
し、図2は車室1の後方斜視図,図3は車室1の前方斜
視図を示すもので、図2にはクオータインナパネル22
に配設されたクランプ12を介してジャッキハンドル1
1を固定した状態を示している。車室1の右側には、フ
ューエルボックス6がアウタパネル4に開口して配設さ
れ、開口部にはフューエルリッド6aが開閉自在に装着
されている。フューエルボックス6の背面は、リヤのホ
イルハウス2を構成するホイルハウスアウタパネル23
に接合されている。ホイルハウスアウタパネル23の上
部はホイルハウスインナパネル21の上部に一体に成形
されたクオータインナパネル22に接合されている。ア
ウタパネル4の後端には、リヤのコンビランプ9aを装
着するコンビランプハウジング9が接合され、車両の後
端部を構成している。また、フューエルボックス6とホ
イルハウスアウタ23と接合は、補強材としてのリンフ
ォースメント8を挟み込み重ね合わせた状態で溶接され
ている。リンフォースメント8は、板材を折り曲げて成
形され、上部はクオータインナパネル22とコンビラン
プハウジング9に溶接により接合されている。
【0010】図6,図7は、車両の左側の後部構造を示
し、ホイルハウス2の上部の閉断面空間3には、フュー
エルボックス6に替わってジャッキ10等を固定収納す
る収納ボックス7が配設されている。収納ボックス7
は、クオータインナパネル22の一部を切り欠いて開口
部とする箱状に形成され、クオータインナパネル22の
背面に接合されている。なお、収納ボックス7には、ジ
ャッキ10を収納した状態を図示したが、ジャッキハン
ドル11も併せて収納しても良い。
【0011】上記実施例の車両の後部構造では、車室1
の側壁を構成するクオータインナパネル22をホイルハ
ウスインナパネル21と一体に成形し、ホイルハウス2
の上部にホイルハウスアウタパネル23とクオータイン
ナパネル22とアウタパネル4とにより閉断面空間3を
形成したので、車室1の両側部における強度が向上す
る。この閉断面空間3を形成する際、クオータインナパ
ネル22とホイルハウスインナパネル21との接合作業
が不要であるので、接合面における段差が車室内に露出
しないので荷物等の積載が円滑に行われる。また、フュ
ーエルボックス6に接合したリンフォースメント8をク
オータインナ22とホイルハウスアウタパネル23およ
びリヤコンビランプハウジング9に連結したことによ
り、各構成パネルに作用する力が複数に分散されるの
で、車両の後部の強度がさらに向上できる。車両後部の
強度の向上に伴い、アウタパネル4に剛性が高く高価な
素材を使用する、あるいは、板厚を厚くして強度を増す
必要がなくなり、コストおよび重量が低減できる。さら
に、車室1の左右の閉断面空間3にフューエルボックス
6と収納ボックス7を振り分けて配設したので、左右の
ホイルハウス2上部の閉断面空間3を有効に利用して、
ジャッキ10等の収納スペースが確保できる。左右に振
り分けて配設したフューエルボックス6と収納ボックス
7とが共に閉断面空間3の補強部材として作用するの
で、車両の後部の強度が左右共に効果的に補強できる。
【0012】以上、図示実施例について説明したが、本
発明は上記形態にのみ限定されるものではなく、各構成
要素の形状等に種々の変更を加えることが可能である。
【0013】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の車両の後部構造は、車両後部の強度が向上すると同時
に、コストおよび重量が低減できるという効果を奏す
る。また、ホイルハウスの上部を有効利用してジャッキ
ハンドル,ジャッキ等の固定収納スペースを確保し、車
室の荷物等の積載性が向上するという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両の後部構造を示す斜視図である。
【図2】本発明の車室の右側を示す後方斜視図である。
【図3】本発明の車室の右側を示す前方斜視図である。
【図4】図3に示すA−A線断面図である。
【図5】図3に示すB−B線断面図である。
【図6】本発明の車室の左側を示す後方斜視図である。
【図7】図6に示すC−C線断面図である。
【図8】従来の車室の右側を示す後方斜視図である。
【図9】図8に示すD−D線断面図である。
【符号の説明】
1 車室 2 ホイルハウス 3 閉断面空間 4 アウタパネル 6 フューエルボックス 7 収納ボックス 8 リンフォースメント 9 リヤコンビランプハウジング 21 ホイルハウスインナパネル 22 クオータインナパネル 23 ホイルハウスアウタパネル
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−149822(JP,A) 実開 昭63−117673(JP,U) 実開 昭61−56171(JP,U) 実開 昭63−180327(JP,U) 実開 昭63−32969(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 25/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホイルハウスをホイルハウスインナパネ
    ルとホイルハウスアウタパネルより構成し、該ホイルハ
    ウスの上部に上記ホイルハウスアウタパネルと車室の側
    壁を構成するクオータインナパネルとアウタパネルとに
    より閉断面空間を形成し、上記ホイルハウスインナパネ
    ルとクオータインナパネルを一体に成形し、上記閉断面
    空間にフューエルボックスを配設し、該フューエルボッ
    クスと上記ホイルハウスアウタパネルにリンフォースメ
    ントを挟み込み重ね合わせた状態で接合すると共に、該
    リンフォースメントを介して上記クオータインナパネル
    とホイルハウスアウタパネルとリヤコンビランプハウジ
    ングと上記フューエルボックスを連結したことを特徴と
    する車両の後部構造。
  2. 【請求項2】 ホイルハウスをホイルハウスインナパネ
    ルとホイルハウスアウタパネルより構成し、該ホイルハ
    ウスの上部に上記ホイルハウスアウタパネルと車室の側
    壁を構成するクオータインナパネルとアウタパネルとに
    より閉断面空間を形成し、上記ホイルハウスインナパネ
    ルとクオータインナパネルを一体に成形し、上記車室の
    一側の閉断面空間に前記アウタパネルに開口してフュー
    エルボックスを配設し、該フューエルボックスの背面は
    リンフォースメントを挟み込んだ状態で前記ホイルハウ
    スアウタパネルに接合されるとともに、該フューエルボ
    ックスを配設した閉断面空間と前記車室を挟んで反対側
    の閉断面空間に前記クオータインナパネルの一部を切り
    欠いて開口部とする箱状に形成された収納ボックスを配
    設し、該収納ボックスを前記クオータインナパネルの背
    面に接合したことを特徴とする車両の後部構造。
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JP4728824B2 (ja) * 2006-02-06 2011-07-20 本田技研工業株式会社 車載工具の収納構造
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JP7011681B2 (ja) * 2020-04-20 2022-01-27 本田技研工業株式会社 車体側部構造

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