JP4728824B2 - 車載工具の収納構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用ジャッキを含む車載工具の収納構造にかかるものである。詳細には、当該工具類を収納するための車両後方隅部の構造に関するものである。
車両には、車輪の交換等の目的で車体をリフトアップするためのジャッキが装備されており、当該ジャッキは、通常、車両に常に携行されている。このような、車両用ジャッキとしてはパンタグラフ形のものが一般的に用いられている。
この種の車両用ジャッキは、従来、スペアタイヤが収納される車両後部の荷物積載部下部のフロア凹部に、専用の車両用ジャッキ取り付けブラケットが固定され、当該ブラケットにより固定されていた。しかし、この場合ジャッキを取り出すには、まず車両後部の荷物積載部から荷物を取り出さなければならず、緊急でタイヤ交換を行わなければならない等の場合、手間がかかるという問題があった。
そこで、車両後方隅部にジャッキを収納する構造が用いられている。車両後方隅部に車両用ジャッキを収納した場合、取り出しが比較的容易である上、従来、当該部分は利用されていなかったデッドスペースであるが、それを活用し車両内部のスペースを有効に活用できるという利点がある。このような車両用ジャッキの収納構造は、車両後方のホイールハウス後方のリアインサイドパネルに開口部を形成し、当該開口部内に車両用ジャッキを固定するものである。この場合、車両用ジャッキは、車体後方隅部を構成するパネルに接合された車両用ジャッキ取り付けブラケットに固定される。
特許文献1では、車両用ジャッキ取り付けブラケットを、リアホイールハウスとリアピラーのフランジ部に接合する構造が開示されている。特許文献2及び特許文献3では、車両用ジャッキ取り付けブラケットをリアインサイドパネルに溶接する構造が開示されている。
特開平08−225067号公報 特開平10−181464号公報 特許第3424727号公報
しかしながら、前記した、車両用ジャッキを車両後方隅部のリアインサイドパネル開口部に収納する構造には、次のような問題がある。
図10は、車両用ジャッキを車両後方隅部のリアインサイドパネル開口部に収納する場合の従来の荷重支持構造の一例の概略正面図である。
図10の従来の収納構造では、車両用ジャッキ10の取り付けブラケット(以下ジャッキホルダブラケットという)21が、ともに薄板パネルであるホイールハウス3a及びエクステンションホイールハウス3bの合わせ部の溶接フランジに接合されている。図10のように、従来の収納構造の場合、ジャッキホルダブラケット21と薄板パネルの接合部22と車両用ジャッキ10の重心がずれているため、車両の走行中、当該接合部22は、ジャッキホルダブラケット21に固定された車両用ジャッキ10により、車両の左右方向の一方に偏った曲げ荷重の振動を常時受けている。
特に、従来の収納構造の場合、図10のように、ジャッキホルダブラケット21が、スポット溶接、あるいは、ねじ止めで薄板パネルであるホイールハウス3a及びエクステンションホイールハウス3bの合わせ部の溶接フランジに接合されているが、荷重を直接受けている接合部22の面積が小さい。そのため、長期の車両使用により、例えば、図10の場合、接合部22のような個所の耐久性に留意する必要がある。そこで、車両後方隅部に車両用ジャッキを収納する場合に、耐久性の点から、従来の構造より信頼性のある、車両用ジャッキの収納構造が求められている。
前記の耐久性の問題に鑑み、本発明の課題は、長期間の車両走行においても、従来よりも耐久性に関してより信頼性のある、車両用ジャッキを含む車載工具を収納するための車両後方隅部の構造を提供することである。
前記課題を解決するため、請求項1にかかる発明では、開口部分が設けられたリアインサイドパネルと、ホイールハウス及びエクステンションホイールハウスの合わせ部、フロア並びにリアピラーに渡り、かつ前記リアインサイドパネルにより設けられた開口部の周囲に形成された略コ字形フランジと、車両用ジャッキを含む車載工具が収納され、かつ側面の左右方向の中心あるいは中心近傍に前記略コ字形フランジが嵌合される切欠き溝を有し、かつ前記略コ字形フランジが嵌合された状態で前記側面が、ホイールハウス、エクステンションホイールハウス、フロア及びリアピラーのそれぞれに所定長にわたって接触し、かつ前記略コ字形フランジに嵌合されることにより前記開口部に固定される収納ボックスと、からなることを特徴とする。
本発明の車両用ジャッキを含む車載工具の収納構造は、比較的簡単な組み立て構造であるとともに、いざという時、比較的簡単にジャッキを取り出すことが可能であり、また車両後方の荷物収納に影響を与えるものではない。さらに、以下のような効果を有するものである。
請求項1にかかる発明において、車両の走行中に車両用ジャッキ等を収納した収納ボックスが車両に与える荷重は、前記収納ボックスの側面が接触する、ホイールハウス、エクステンションホイールハウス、フロア及びリアピラーの各パネル面並びにリアインサイドパネルによって設けられた開口部内の略コ字形フランジ全体で支持されている。そのため、本発明の車両用ジャッキを含む車載工具の収納構造は、長期の車両の使用においても、従来の収納構造よりも信頼性の高いものになっている。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図1乃至図9を参照して、詳細に説明する。
まず、本実施形態の車両用ジャッキの収納構造の概略について説明する。
図1は車両後方隅部に形成された本実施形態にかかる車両用ジャッキの収納構造を簡易的に示す斜視図である。本実施形態では、車両17後方のトランク18内部の右隅部に車両用ジャッキの収納構造1が形成され、車両用ジャッキ10が収納されている。トランク18内の隅部に車両用ジャッキ10を収納することよって、トランク18内の利用性は影響を受けず、また、車両用ジャッキ10を非常時等に取り出すのが容易である。
図2は、本実施形態の車両後方隅部の車両用ジャッキの収納構造を詳細に示した斜視図である。本発明の車両用ジャッキの収納構造1はアウタパネル6の内側の薄板パネル構造を利用して、実現されている。車両用ジャッキの収納構造1において、車両用ジャッキ10は、専用の収納ボックス8の側面に形成された、車両用ジャッキ収納部9内に収納される。また、当該収納ボックス8は開口部分のあるリアインサイドパネル5により、形成された開口部5a内に固定される。
次に、本実施形態を構成する車両後方隅部のパネル構造について説明する。
図3は、本実施形態の車両用ジャッキの収納構造を構成するパネル構造を示す斜視図である。図3からわかるように、開口部分が設けられたリアインサイドパネル5により、開口部5aが形成されている。当該開口部5aはリアインサイドパネル5以外にリアピラー2、フロア4、並びにホイールハウス3a及びエクステンションホイールハウス3bの合わせ部の各パネルによって囲まれている。当該開口部5aが、リアピラー2に接する部分にはリアピラー溶接フランジ7aが、フロア4に接する部分にはフロア溶接フランジ7bが、さらにホイールハウス3a及びエクステンションホイールハウス3bの合わせ部に接する部分にはホイールアーチ溶接フランジ7cが、形成されている。開口部5aには、これらの3個の溶接フランジ7a、7b及び7cにより構成され、ホイールハウス3a及びエクステンションホイールハウス3bの合わせ部、フロア4並びにリアピラー2に渡る略コ字形フランジ7が形成されている。
図4は、図2における本実施形態の車両用ジャッキの収納構造1のA−A断面図である。図4からわかるように、リアピラー溶接フランジ7aは、2枚のコ字形のパネルを溶接して形成されるリアピラー2の溶接部分である。また、ホイールアーチ溶接フランジ7cは、ホイールアーチ3を形成するホイールハウス3aとエクステンションホイールハウス3bの合わせ部において、両パネルを溶接するために形成されているものである。これらの溶接フランジ7a及び7cは本実施形態に限らず、通常の車両の後方隅部に形成されているものであり、ほぼ向かい合う位置に形成される。
図3の開口部5aは、当該形状部分をプレス成形時に抜くようにして製造されたリアインサイドパネル5を車両後方隅部のリアピラー溶接フランジ7a及びホイールアーチ溶接フランジ7c等に溶接することにより形成されるものである。フロア溶接フランジ7bは、当該形状の薄板部材の一端をリアピラー溶接フランジ7aに他端をホイールアーチ溶接フランジ7cに溶接することにより形成される。
次に、本実施形態の車両用ジャッキを含む工具の収納ボックスについて説明する。
当該収納ボックスの形状の概略について、最初に説明する。図5は、本実施形態の車両用ジャッキの収納ボックスの斜視図である。図5からわかるように、収納ボックス8は全体として、図3の開口部5aに合致する形状になっている。収納ボックス8の側面(図5の左手前側)には、車両用ジャッキ10の収納部9が形成されている。収納部9は、上下台座を近づけて、縮んだ状態の車両用ジャッキ10の形状に合致する穴形状になっており、当該縮んだ状態の車両用ジャッキ10を収納部9内にそのまま収納することができる。
また、収納ボックス8が、図2のように、リアインサイドパネル5の開口部5a内に配置された場合に、図3の略コ字形フランジ7に接する側面には、嵌合用切り欠き溝11a等が形成されている。
収納ボックス8の側面に形成されている、嵌合用切り欠き溝11a、11b及び11c(図5並びに図6(a)及び(b)参照)について次に説明する。
図6(a)及び(b)は、それぞれ本実施形態の車両用ジャッキの収納ボックス8の図5におけるB−B断面図及びC矢視図である。図5並びに図6(a)及び(b)からわかるように、リアインサイドパネル5の開口部5a内で、収納ボックス8のリアピラー2に接する側面8a、フロア4に接する側面8b、並びにホイールアーチ3を構成するホイールハウス3a及びエクステンションホイールハウス3bの両面に接する側面8cのそれぞれの側面の左右方向の中心近傍にそれぞれ嵌合用切り欠き溝11a、11b及び11cが形成されている。
図6(a)及び(b)並びに図3からわかるように、側面8cの嵌合用切り欠き溝11cは、図3におけるホイールアーチ溶接フランジ7cが嵌合されるような形状に作られている。側面8bの嵌合用切り欠き溝11bは、図3におけるフロア溶接フランジ7bが嵌合されるような形状に作られている。また、側面8aの嵌合用切り欠き溝11aは、図3におけるリアピラー溶接フランジ7aが嵌合されるような形状に作られている。したがって、収納ボックス8の側面の嵌合用切り欠き溝11a、11b及び11cは、図3のリアインサイドパネル5の開口部5aの周囲に形成されている略コ字形フランジ7が嵌合されるように形成されている。
その結果、図4において、収納ボックス8の側面8aの嵌合用切り欠き溝11a対しては、リアピラー溶接フランジ7aが、側面8cの嵌合用切り欠き溝11cに対しては、ホイールアーチ溶接フランジ7cが、嵌合されている。同様に、図示しないが、収納ボックス8の側面8bの嵌合用切り欠き溝11bに対しては、フロア溶接フランジ7bが嵌合されている。このように、図3の略コ字形状フランジ7を構成する溶接フランジ7a、7bおよび7cのそれぞれが、収納ボックス8の側面に形成されている切り欠き溝11a、11bおよび11cのそれぞれに嵌合されることにより、収納ボックス8は、開口部5a内に固定される。
ここで、収納ボックス8の側面8cの嵌合用切り欠き溝11cの深さ寸法は、図3におけるホイールアーチ溶接フランジ7cの高さ寸法より、少し大きくなっている。ホイールアーチ溶接フランジ7cが側面8cの嵌合用切り欠き溝11cに嵌合された場合に、収納ボックス8の側面8cが、ホイールハウス3aとエクステンションホイールハウス3bの各パネル面に接するようにするためである。同様な理由で、側面8bの嵌合用切り欠き溝11bの深さ寸法は、図4におけるフロア溶接フランジ7bの高さ寸法より、少し大きくなっている。また、側面8aの嵌合用切り欠き溝11aの深さ寸法は、図3におけるリアピラー溶接フランジ7aの高さ寸法より、少し大きくなっている。
収納ボックス8の側面8a、8b及び8c(図5及び図6(b)参照)の形状について次に説明する。
図4からわかるように、車両用ジャッキの収納構造1において、収納ボックス8の側面8aとリアピラー2のパネル面は、所定長にわたって面同士が隙間なく面接触している。また、同様に収納ボックス8の側面8cは、ホイールハウス3a及びエクステンションホイールハウス3bに接するが、当該両パネル面のそれぞれと所定長にわたって隙間なく面接触している。さらに、図示しないが、収納ボックス8の側面8bは、フロア4のパネル面と同様な面接触をしている。
このように、収納ボックス8の側面8a、8b及び8cのそれぞれは、図4の略コ字形フランジ7が、嵌合用切り欠き溝11a、11b及び11cに嵌合された状態で、それぞれ対応するパネル面に所定長にわたって面接触するように形成されている。
収納ボックス8を用いた、車両用ジャッキ10の収納方法について、次に説明する。
図5の収納ボックス8は次の手順により、図2のようにリアインサイドパネル5の開口部5a内に固定される。まず、図5の収納ボックス8を図3の開口部5aの車両前方側の上部に持っていく。その後、収納ボックス8の嵌合用切り欠き溝11a、11bおよび11c(図6(a)及び(b)参照)のそれぞれに略コ字形フランジ7を構成する溶接フランジ7a、7b及び7c(図4参照)のそれぞれが嵌合するように保持しながら、開口部の5aの車両後方側の下部方向に移動させる。その結果、略コ字形フランジ7は収納ボックス8の嵌合用切り欠き溝11a、11bおよび11cに図2のように嵌合され、収納ボックス8は開口部5a内に固定される。図3の開口部5aは、溶接フランジ7a、7b及び7cの幅、形状にしたがって、前記のように図5の収納ボックス8が嵌合し、固定できるような十分な大きさに作られている。
図2のように開口部5aに固定された収納ボックス8に、図1のように車両用ジャッキ10を固定するには次のようにする。前記したように、収納部9は、縮んだ状態の車両用ジャッキ10の形状に合致する穴形状になっており(図5参照)、当該状態の車両用ジャッキ10を収納部9内にそのまま収納することができる。車両用ジャッキ10は、収納部9内に入れられた後、当該ジャッキ10のねじを回して上下台座をわずかに拡げた状態にして、収納部9内の上下面に押し付けて、固定される。
収納ボックス8の製造方法について、次に説明する。
図7は、本実施形態の車両用ジャッキの収納ボックスの組み立て前の斜視図である。収納ボックス8は、中空部12を有する中空構造の樹脂製であり、2部材を組み合わせることにより製造される。すなわち、図7に示す樹脂製部材81、82を成形後、両者を接合することにより、収納ボックス8は、作製される。樹脂製にすること及び中空構造にすることにより、収納ボックス8の軽量化が図られ、車両用ジャッキ10が収納された収納ボックス8が、その接するパネル面及び溶接フランジ(図2参照)に与える、荷重負担を軽減できる。
以下、本実施形態の発明の効果について説明する。
前記したように、車両用ジャッキの収納構造1(図2参照)において、収納ボックス8は、当該収納ボックス8の側面の嵌合用切り欠き溝11a、11bおよび11c(図5並びに図6(a)及び(b)参照)に、略コ字形フランジ7(図4参照)が、嵌合されることにより固定される。同時に収納ボックス8の側面8a、8b及び8cは、フロア4等の接触している各パネル面と前記したように、面接触している。そのため、車両用ジャッキ10を収納した収納ボックス8の荷重は、前記接触しているパネル面すべてで支持されている。したがって、従来の収納構造のように(図10参照)、特定のパネル部位に荷重が集中してかかることがない。
また、走行中に生じる、当該収納ボックス8の車両左右方向の振動は、図3に示されるリアピラー溶接フランジ7a、フロア溶接フランジ7b及びホイールアーチ溶接フランジ7cよりなる略コ字形フランジ7全体で受け、特定の溶接フランジあるいは接合部で受けるものではない。
さらに、当該略コ字形フランジ7が嵌合される、収納ボックス8の側面8a、8b及び8cに形成された切り欠き溝11a、11b及び11c(図5並びに図6(a)及び(b)参照)は、当該各側面の左右方向のほぼ中心に形成されているので、車両の振動等により、車両の左右方向の一方に偏った曲げ荷重が、当該略コ字形フランジ7に加わることはない。
以上の効果から、本発明の車両用ジャッキの収納構造1(図2参照)は、長期間の車両の走行において、従来の収納構造以上に信頼して使用できるものである。従来の車両後方隅部での車両用ジャッキの収納構造では、車両用ジャッキ等のすべての荷重を、薄板接合部の小面積部分で支えているのと明らかに、荷重支持の点で相違するからである。
なお、本実施形態において、図5の収納ボックス8は中空構造としているが、それに限定されるものではなく、中実構造としてもよい。また、図5の収納ボックス8に図3の略コ字形フランジ7が嵌合される、嵌合用切り欠き溝11a、11b及び11cには、振動防止のため必要に応じてクッションを挿入してもよい。さらに収納ボックス8の車両用ジャッキ収納部9あるいは嵌合用切り欠き溝11a等を、たとえば、金属製の補強部材を用いて、適宜補強することが可能である。
<本発明の他の実施形態1>
図8は、本発明の車両用ジャッキの収納ボックスを発砲スチロール製とした実施形態における収納ボックスの斜視図である。本実施形態の図8の収納ボックス13は、図5の収納ボックス8と全体形状は同一であるが、中実構造かつ発砲スチロール製である。しかし、収納ボックス8と同様に、車両用ジャッキ収納部9aを有し、かつ側面には図3の略コ字形フランジ7が嵌合される嵌合用切り欠き溝19等を有する。嵌合用切り欠き溝19は、図5の収納ボックス8の嵌合用切り欠き溝11aに対応するものである。また、収納ボックス13の嵌合用切り欠き溝19等が形成されている側面は、図5の収納ボックス8同様、図3の略コ字形フランジ7が嵌合された状態で、ホイールハウス3a、エクステンションホイールハウス3b、フロア4及びリアピラー2のそれぞれと接触するように成形されている。そのため、本実施形態の収納ボックス13も、図3の開口部5a内の略コ字形フランジ7に嵌合、固定されるものである。
したがって、本実施形態は図5の樹脂製の収納ボックス8を用いた場合と同様な効果があり、従来の収納構造と比べて信頼性のある車両用ジャッキの収納構造を提供できる。図8の車両用ジャッキの収納ボックス13の場合、収納ボックスの軽量化に関して有利である。
本実施形態の場合は、収納ボックス13を発砲スチロール製としたため、車両用ジャッキ収納部9a内に、補強部材フレーム15aを嵌め込み、補強した。
同様に、図8の発砲スチロール製の収納ボックス13において、切り欠き溝19は断面が略U字形状の補強部材15b(図8参照)を嵌め込んで、形成されている。収納ボックス13の他の側面の切り欠き溝も同様に、補強部材を嵌め込んでいる。発砲スチロール製の切り欠き溝の強度を補強するためである。
<本発明の他の実施形態2>
図9は、本発明の車両用ジャッキの収納ボックスの他の実施形態の斜視図である。
図9の収納ボックス14の場合、車両用のジャッキ収納部9以外に穴形状の収納部16を設け、車載用のドライバ等の工具類を一緒に収納するようにできる。収納ボックス14は樹脂製であり、収納部16以外の形状は、図5の収納ボックス8と同様に作られている。したがって、耐久性に関しては、図5の収納ボックス8を用いた場合と同じ効果を有する。
車両後方隅部に形成された本実施形態にかかる車両用ジャッキの収納構造を簡易的に示す斜視図。 本実施形態の車両後方隅部の車両用ジャッキの収納構造を詳細に示した斜視図である。 本実施形態の車両用ジャッキの収納構造を構成するパネル構造を示す斜視図である。 図2における本実施形態の車両用ジャッキ収納構造1のA−A断面図である。 本実施形態の車両用ジャッキの収納ボックスの斜視図である。 (a)、(b)は、それぞれ本実施形態の車両用ジャッキの収納ボックス8の図5におけるB−B断面図及びC矢視図である。 本実施形態の車両用ジャッキの収納ボックスの組み立て前の斜視図である。 本実施形態の車両用ジャッキの収納ボックスを発砲スチロール製とした実施形態における収納ボックスの斜視図である。 本実施形態の車両用ジャッキの収納ボックスの他の実施形態の斜視図である。 車両用ジャッキを車両後方隅部のリアインサイドパネル開口部に収納する場合の従来の荷重支持構造の一例の概略正面図である。
符号の説明
1 車両用ジャッキの収納構造
2 リアピラー
3 ホイールアーチ
3a ホイールハウス
3b エクステンションホイールハウス
4 フロア
5 リアインサイドパネル
5a 開口部
6 アウタパネル
7 略コ字形フランジ
8、14 収納ボックス
8a リアピラーに接する側面(側面)
8b フロアに接する側面(側面)
8c ホイールアーチ部に接する側面(側面)
9 車両用ジャッキ収納部
10 車両用ジャッキ
11a、11b、11c、19 嵌合用切り欠き溝(切り欠き溝)
12 中空部
13 収納ボックス(発砲スチロール製)
15a 補強部材フレーム
15b 補強部材
16 ドライバ等工具類の収納部
17 車両
18 トランク
21 ジャッキホルダブラケット
81、82 樹脂製部材

Claims (1)

  1. 開口部分が設けられたリアインサイドパネルと、
    ホイールハウス及びエクステンションホイールハウスの合わせ部、フロア並びにリアピラーに渡り、かつ前記リアインサイドパネルにより設けられた開口部の周囲に形成された略コ字形フランジと、
    車両用ジャッキを含む車載工具が収納され、かつ側面の左右方向の中心あるいは中心近傍に前記略コ字形フランジが嵌合される切欠き溝を有し、かつ前記略コ字形フランジが嵌合された状態で前記側面が、ホイールハウス、エクステンションホイールハウス、フロア及びリアピラーのそれぞれに所定長にわたって接触し、かつ前記略コ字形フランジに嵌合されることにより前記開口部に固定される収納ボックスと、
    からなることを特徴とする車両用ジャッキを含む車載工具の収納構造。




















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