JP2007238032A - 車両の後部構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 車両の後部構造において、ジャッキが接当するブラケットをリヤフロアの下部に連結する場合、重量の増加及び生産コストの上昇を抑えながら、ブラケットを充分な強度で支持することができるように構成する。
【解決手段】 車両のバックドア用の車体開口部において、車体開口部の下部に左右方向に沿って形成されるフレーム部2を備え、閉断面部8をフレーム部2に形成する。ジャッキが接当するブラケット11をリヤフロア4の下部に連結し、フレーム部2の閉断面部8とブラケット11の後部とを連結する。リヤフロア4の後部よりも前側でブラケット11の上方に位置するリヤフロア4の部分と、フレーム部2の閉断面部8とに亘って、補強部材12を連結する。
【選択図】 図2
【解決手段】 車両のバックドア用の車体開口部において、車体開口部の下部に左右方向に沿って形成されるフレーム部2を備え、閉断面部8をフレーム部2に形成する。ジャッキが接当するブラケット11をリヤフロア4の下部に連結し、フレーム部2の閉断面部8とブラケット11の後部とを連結する。リヤフロア4の後部よりも前側でブラケット11の上方に位置するリヤフロア4の部分と、フレーム部2の閉断面部8とに亘って、補強部材12を連結する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、乗用車や商用車等の車両において、車両の後部(1ボックス車及び2ボックス車(ハッチバック車)のリヤハッチ(バックドアに相当)の付近、3ボックス車のトラックリッド(バックドアに相当)の付近)の構造に関する。
車両においてはブラケットを車両の後部に備えて、ジャッキをブラケットに下側から接当させることにより、車両の後部を持ち上げることができるように構成したものがある。この場合、例えば特許文献1に開示されているように、トラックリッド(バックドアに相当)用の車体開口部(特許文献1の第2図及び第4図の2)において、車体開口部の下側に位置するリヤフロア(特許文献1の第2図及び第4図の3,4)の下面に、ジャッキ(特許文献1の第3図及び第4図のJ)が接当するブラケット(特許文献1の第2,3,4,5図の10)を連結したものがある。
ジャッキをブラケットに下側から接当させて車両の後部を持ち上げる場合、ブラケットに車両の後部の重量が集中するので、ブラケットが連結される車両の部分に負荷が集中する。これにより、特許文献1のように、リヤフロア(特許文献1の第2図及び第4図の4)の下面にブラケットを連結すると、負荷が集中するリヤフロアに充分な補強を施す必要があり(リヤフロアは比較的広い面積を備えた平面状であるので、負荷が集中することに対して比較的弱いと考えられる点による)、リヤフロアの充分な補強によって重量の増大及び生産コストの上昇を伴うものとなる。
本発明は車両の後部構造において、ジャッキが接当するブラケットをリヤフロアの下部に連結する場合、重量の増加及び生産コストの上昇を抑えながら、ブラケットを充分な強度で支持することができるように構成することを目的としている。
[I]
(構成)
本発明の第1特徴は、車両の後部構造において次のように構成することにある。
車両のバックドア用の車体開口部において、車体開口部の下部に左右方向に沿って形成されるフレーム部を備え、閉断面部をフレーム部に形成し、車体開口部の下側に位置するリヤフロアを備える。ジャッキが接当するブラケットをリヤフロアの下部に連結し、フレーム部の閉断面部とブラケットの後部とを連結する。リヤフロアの後部よりも前側でブラケットの上方に位置するリヤフロアの部分と、フレーム部の閉断面部とに亘って、補強部材を連結する。
(構成)
本発明の第1特徴は、車両の後部構造において次のように構成することにある。
車両のバックドア用の車体開口部において、車体開口部の下部に左右方向に沿って形成されるフレーム部を備え、閉断面部をフレーム部に形成し、車体開口部の下側に位置するリヤフロアを備える。ジャッキが接当するブラケットをリヤフロアの下部に連結し、フレーム部の閉断面部とブラケットの後部とを連結する。リヤフロアの後部よりも前側でブラケットの上方に位置するリヤフロアの部分と、フレーム部の閉断面部とに亘って、補強部材を連結する。
(作用)
車両の後部(1ボックス車及び2ボックス車(ハッチバック車)のリヤハッチ(バックドアに相当)の付近、3ボックス車のトラックリッド(バックドアに相当)の付近)において、バックドア用の車体開口部には、車体開口部の強度の確保と言う面から、フレーム部が車体開口部の下部に左右方向に沿って形成されることが多く、閉断面部がフレーム部に形成されている。これによって、フレーム部(フレーム部の閉断面部)は既存の構造と言ってよく、フレーム部(フレーム部の閉断面部)は充分な強度を備えたものとなっている。
車両の後部(1ボックス車及び2ボックス車(ハッチバック車)のリヤハッチ(バックドアに相当)の付近、3ボックス車のトラックリッド(バックドアに相当)の付近)において、バックドア用の車体開口部には、車体開口部の強度の確保と言う面から、フレーム部が車体開口部の下部に左右方向に沿って形成されることが多く、閉断面部がフレーム部に形成されている。これによって、フレーム部(フレーム部の閉断面部)は既存の構造と言ってよく、フレーム部(フレーム部の閉断面部)は充分な強度を備えたものとなっている。
前述のような状態において、車体開口部の下側に位置するリヤフロアの下部にブラケットを連結した場合、本発明の第1特徴によると、フレーム部の閉断面部とブラケットの後部とを連結しており、リヤフロアの後部よりも前側でブラケットの上方に位置するリヤフロアの部分とフレーム部の閉断面部とに亘って、補強部材を連結している。
これにより、本発明の第1特徴によると、ジャッキをブラケットに下側から接当させて車両の後部を持ち上げる場合、ブラケットに車両の後部の重量が集中すると、ブラケットに掛かる負荷の多くがフレーム部の閉断面部に掛かることになり、充分な強度を備えたフレーム部の閉断面部によってブラケットに掛かる負荷の多くが支持されるのであり、ブラケットが充分な強度で支持されることになる。
この場合、本発明の第1特徴によると、ブラケットの後部及び中程の部分(リヤフロアの後部よりも前側でブラケットの上方に位置するリヤフロアの部分)と言うように、ブラケットの比較的離れた部分がフレーム部の閉断面部に連結されているので、ブラケットに掛かる負荷の多くが偏りなくフレーム部の閉断面部に掛かるようになって、ブラケットを充分な強度で支持すると言う面で有利なものとなる。
この場合、本発明の第1特徴によると、ブラケットの後部及び中程の部分(リヤフロアの後部よりも前側でブラケットの上方に位置するリヤフロアの部分)と言うように、ブラケットの比較的離れた部分がフレーム部の閉断面部に連結されているので、ブラケットに掛かる負荷の多くが偏りなくフレーム部の閉断面部に掛かるようになって、ブラケットを充分な強度で支持すると言う面で有利なものとなる。
以上のように、車体開口部の下側に位置するリヤフロアの下部にブラケットを連結した場合、ブラケットに掛かる負荷の多くがフレーム部の閉断面部に支持され、ブラケットが充分な強度で支持されることによって、ブラケットが連結されるリヤフロアに不必要な補強を施す必要がない。
(発明の効果)
本発明の第1特徴によると、車両の後部構造において、ジャッキが接当するブラケットをリヤフロアの下部に連結する場合、既存の構造と言ってよく且つ充分な強度を備えたフレーム部(フレーム部の閉断面部)を有効に利用することにより、ブラケットを充分な強度で支持することができるようになって、車体の後部の強度の確保と言う面で有利なものとなった。
この場合、本発明の第1特徴によると、ブラケットを充分な強度で支持することができることにより、ブラケットが連結されるリヤフロアに不必要な補強を施す必要がなくなって、重量の増加及び生産コストの上昇を抑えると言う面で有利なものとなった。
本発明の第1特徴によると、車両の後部構造において、ジャッキが接当するブラケットをリヤフロアの下部に連結する場合、既存の構造と言ってよく且つ充分な強度を備えたフレーム部(フレーム部の閉断面部)を有効に利用することにより、ブラケットを充分な強度で支持することができるようになって、車体の後部の強度の確保と言う面で有利なものとなった。
この場合、本発明の第1特徴によると、ブラケットを充分な強度で支持することができることにより、ブラケットが連結されるリヤフロアに不必要な補強を施す必要がなくなって、重量の増加及び生産コストの上昇を抑えると言う面で有利なものとなった。
[II]
(構成)
本発明の第2特徴は、本発明の第1特徴の車両の後部構造において次のように構成することにある。
フレーム部の閉断面部とリヤフロアの下部とを連結するバックパネル又は補強部材又はフレーム部の閉断面部と、リヤフロアとに亘って、車載用のジャッキを取付可能に構成する。
(構成)
本発明の第2特徴は、本発明の第1特徴の車両の後部構造において次のように構成することにある。
フレーム部の閉断面部とリヤフロアの下部とを連結するバックパネル又は補強部材又はフレーム部の閉断面部と、リヤフロアとに亘って、車載用のジャッキを取付可能に構成する。
(作用)
本発明の第2特徴によると、本発明の第1特徴と同様に前項[I]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
車両においては、例えばパンタグラフ型式等の車載用のジャッキを搭載している。これにより、本発明の第2特徴のように、車載用のジャッキを取り付けると、前項[I]に記載のように、ジャッキをブラケットに下側から接当させて車両の後部を持ち上げる場合、ブラケットに掛かる負荷が車載用のジャッキを介してもフレーム部の閉断面部に掛かることになるので、ブラケットに掛かる負荷の多くがさらに分散して偏りなくフレーム部の閉断面部に掛かるようになって、ブラケットを充分な強度で支持すると言う面で有利なものとなる。
本発明の第2特徴によると、本発明の第1特徴と同様に前項[I]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
車両においては、例えばパンタグラフ型式等の車載用のジャッキを搭載している。これにより、本発明の第2特徴のように、車載用のジャッキを取り付けると、前項[I]に記載のように、ジャッキをブラケットに下側から接当させて車両の後部を持ち上げる場合、ブラケットに掛かる負荷が車載用のジャッキを介してもフレーム部の閉断面部に掛かることになるので、ブラケットに掛かる負荷の多くがさらに分散して偏りなくフレーム部の閉断面部に掛かるようになって、ブラケットを充分な強度で支持すると言う面で有利なものとなる。
(発明の効果)
本発明の第2特徴によると、本発明の第1特徴と同様に前項[I]に記載の「発明の効果」を備えており、これに加えて以下のような「発明の効果」を備えている。
本発明の第2特徴によると、既存の構造と言ってよい車載用のジャッキを有効に利用することにより、ブラケットを充分な強度で支持することができるようになって、車体の後部の強度の確保と言う面で有利なものとなった。
本発明の第2特徴によると、本発明の第1特徴と同様に前項[I]に記載の「発明の効果」を備えており、これに加えて以下のような「発明の効果」を備えている。
本発明の第2特徴によると、既存の構造と言ってよい車載用のジャッキを有効に利用することにより、ブラケットを充分な強度で支持することができるようになって、車体の後部の強度の確保と言う面で有利なものとなった。
図1は2ボックス型式(ハッチバック車)の乗用車の後部を示している。右及び左のリヤサイドメンバー1が車体前後方向に沿って車体の後部に配置され、右及び左のリヤサイドメンバー1の後部に亘ってフレーム部2が連結されており、リヤハッチ3(バックドアに相当)用の車体開口部の下部の左右方向に沿って、フレーム部2が形成されている。右及び左のリヤサイドメンバー1の間に亘って、スペアタイヤハウス4(リヤフロアに相当)が連結されており、フレーム部2及びスペアタイヤハウス4の後側にリヤバンパー5が配置されている。
図2及び図3に示すように、フレーム部2はインナーパネル6とアウターパネル7とにより構成されている。インナーパネル6の上部のフランジ部6aとアウターパネル7の上部のフランジ部7aとが、スポット溶接によって連結され、インナーパネル6の下部のフランジ部6bとアウターパネル7の中間部7bとが、スポット溶接によって連結されており、インナーパネル6とアウターパネル7の上部7cとによって、断面がパイプ状の閉断面部8がフレーム部2に形成されている。
図2及び図3に示すように、スペアタイヤハウス4の中央部の上部にブラケット9がスポット溶接によって連結されており、ブラケット9にスペアタイヤ10がボルトによって固定されている。ジャッキ(図示せず)が接当するブラケット11が、スペアタイヤハウス4の下部に備えられている。ブラケット11は板金をプレス加工して形成されており、前部に位置する横向きの前フランジ部11a、右及び左の横部に位置する横向きの横フランジ部11b、後部に位置する縦向きの後フランジ部11c、及びジャッキが接当する部分で後部に位置する接当部11d等を備えて構成されている。
図2及び図3に示すように、スペアタイヤハウス4の中央部の下部から後部の下部に亘って、ブラケット11の前及び横フランジ部11a,11bがスポット溶接によって連結されている。アウターパネル7の下部7dが下方に延出されており、スペアタイヤハウス4の後部のフランジ部4aとアウターパネル7の下部7dとの間に、ブラケット11の後フランジ部11cが挟み込まれた状態で、スペアタイヤハウス4のフランジ部4a、アウターパネル7の下部7d及びブラケット11の後フランジ部11cが、スポット溶接によって連結されている。これにより、フレーム部2の閉断面部8の後部とブラケット11の後部(後フランジ部11c)とが、アウターパネル7の下部7dを介して連結された状態となる(フレーム部2の閉断面部8の後部とブラケット11の後部(後フランジ部11c)とが、直接的に連結された状態)。
図2及び図3に示すように、補強部材12が備えられている。補強部材12は板金をプレス加工して形成されており、上部に位置する縦向きの上フランジ部12a、下部に位置する横向きの下フランジ部12b、中央部に位置して後方に折り曲げられた受け部12c及び受け部12cの端部に位置する下向きの中フランジ部12d等を備えて構成されている。
図2及び図3に示すように、ブラケット11の上方に位置するスペアタイヤハウス4の上部において、スペアタイヤハウス4のフランジ部4aよりも前側に位置するスペアタイヤハウス4の上部(ブラケット11の中央部付近の上方に位置する部分)と、補強部材12の下フランジ部12bとが、スポット溶接によって連結されている。補強部材11の上フランジ部12aとインナーパネル6の上下中間部とが、スポット溶接によって連結されている。補強部材11の中フランジ部12dとアウターパネル7の下部7dとが、スポット溶接によって連結されている。これによって、スペアタイヤハウス4の後部(フランジ部4a)よりも前側でブラケット11の上方に位置するスペアタイヤハウス4の上部の部分と、フレーム部2の閉断面部8の前部とに亘って、補強部材12が連結された状態となる。
図2及び図3に示すように、パンタグラフ型式の車載用のジャッキ13が備えられており、アウターパネル7の下部7dと補強部材12の間に、横側からジャッキ13を挿入する。ジャッキ13の台座部13aをスペアタイヤハウス4の後部に置き、ジャッキ13の受け部13bを補強部材12の受け部12cの下側に配置して、ジャッキ13を上方に伸長させる。ジャッキ13の受け部13bを補強部材12の受け部12cに下側から当て付け、ジャッキ13を上方にさらに伸長させて、ジャッキ13の受け部13bを補強部材12の受け部12cに押圧することにより、ジャッキ13を固定する。
以上の構造により、ジャッキをブラケット11の接当部11dに下側から接当させて車両の後部を持ち上げる場合、ブラケット11に車両の後部の重量が集中すると、ブラケット11に掛かる負荷の多くが、アウターパネル7の下部7d及び補強部材12を介してフレーム部2の閉断面部8の前部及び後部に掛かり、スペアタイヤハウス4の後部、ジャッキ13及び補強部材12を介してフレーム部2の閉断面部8の前部に掛かるのであり、残りの負荷がスペアタイヤハウス4に掛かる。
[発明の実施の第1別形態]
前述の[発明を実施するための最良の形態]の図2及び図3に示す構成に代えて、図4(イ)に示すように構成してもよい。
図4(イ)に示すように、アウターパネル7の中間部7b及び下部7d(図2及び図3参照)が廃止され、アウターパネル7の下部にフランジ部7eが形成されている。これにより、インナーパネル6の上部のフランジ部6aとアウターパネル7の上部のフランジ部7aとが、スポット溶接によって連結され、インナーパネル6の下部のフランジ部6bとアウターパネル7の下部のフランジ部7eとがスポット溶接によって連結されており、インナーパネル6とアウターパネル7とによって、断面がパイプ状の閉断面部8がフレーム部2に形成されている。
前述の[発明を実施するための最良の形態]の図2及び図3に示す構成に代えて、図4(イ)に示すように構成してもよい。
図4(イ)に示すように、アウターパネル7の中間部7b及び下部7d(図2及び図3参照)が廃止され、アウターパネル7の下部にフランジ部7eが形成されている。これにより、インナーパネル6の上部のフランジ部6aとアウターパネル7の上部のフランジ部7aとが、スポット溶接によって連結され、インナーパネル6の下部のフランジ部6bとアウターパネル7の下部のフランジ部7eとがスポット溶接によって連結されており、インナーパネル6とアウターパネル7とによって、断面がパイプ状の閉断面部8がフレーム部2に形成されている。
図4(イ)に示すように、少し短いブラケット11が備えられており、ブラケット11は前部に位置する横向きの前フランジ部11a、右及び左の横部に位置する横向きの横フランジ部(図示せず)、後部に位置する縦向きの後フランジ部11c、及びジャッキが接当する部分で後部に位置する接当部11d等を備えている。スペアタイヤハウス4の後部の下部に、ブラケット11の前フランジ部11a及び横フランジ部が、スポット溶接によって連結されている。
図4(イ)に示すように、アウターパネル7と略同じような横幅を備えたバックパネル15が備えられており、バックパネル15の上部とアウターパネル7の上下中間部とが、スポット溶接によって連結されている。スペアタイヤハウス4の後部のフランジ部4aとバックパネル15の下部との間に、ブラケット11の後フランジ部11cが挟み込まれた状態で、スペアタイヤハウス4のフランジ部4a、バックパネル15の下部及びブラケット11の後フランジ部11cが、スポット溶接によって連結されている。
図4(イ)に示すように、ブラケット11の上方に位置するスペアタイヤハウス4の上部において、スペアタイヤハウス4のフランジ部4aよりも前側に位置するスペアタイヤハウス4の上部(ブラケット11の前フランジ部11aの上方に位置する部分)と、補強部材12の下フランジ部12bとが、スポット溶接によって連結されている。補強部材12の上フランジ部12aとインナーパネル6の上下中間部とが、スポット溶接によって連結されている。補強部材12の中フランジ部12dとバックパネル15の上下中間部とがスポット溶接によって連結されている。
これにより、図4(イ)に示すように、フレーム部2の閉断面部8の後部とブラケット11の後部(後フランジ部11c)とが、バックパネル15を介して連結された状態となる(フレーム部2の閉断面部8の後部とブラケット11の後部(後フランジ部11c)とが、間接的に連結された状態)。スペアタイヤハウス4の後部(フランジ部4a)よりも前側でブラケット11の前フランジ部11aの上方に位置するスペアタイヤハウス4の上部の部分と、フレーム部2の閉断面部8の前部とに亘って、補強部材12が連結された状態となる。パンタグラフ型式の車載用のジャッキ13を、スペアタイヤハウス4の後部と補強部材12の受け部12cとに亘って固定する。
図4(イ)に示す構成において、ブラケット11を図4(ロ)に示すように構成してもよい。図4(ロ)に示すように、厚板で構成された基板部11eに、厚板で構成された接当部11dが溶接によって連結されて、ブラケット11が断面T字状に構成されており、基板部11eに前及び後フランジ部11a,11cが連結されている。これにより、ブラケット11の基板部11eがスペアタイヤハウス4の後部の下部に当て付けられ、ブラケット11の前及び後フランジ部11a,11cが図4(イ)に示す構成と同様に連結されている。これ以外の構成は、図4(イ)と同じである。
[発明の実施の第2別形態]
前述の[発明を実施するための最良の形態]の図2及び図3に示す構成に代えて、図5(イ)に示すように構成してもよい。
図5(イ)に示すように、補強部材12の受け部12c(図2及び図3参照)を廃止して、インナーパネル6の下部と、スペアタイヤハウス4のフランジ部4aよりも前側に位置するスペアタイヤハウス4の上部(ブラケット11の上方に位置する部分)とに亘って補強部材16を連結する。
前述の[発明を実施するための最良の形態]の図2及び図3に示す構成に代えて、図5(イ)に示すように構成してもよい。
図5(イ)に示すように、補強部材12の受け部12c(図2及び図3参照)を廃止して、インナーパネル6の下部と、スペアタイヤハウス4のフランジ部4aよりも前側に位置するスペアタイヤハウス4の上部(ブラケット11の上方に位置する部分)とに亘って補強部材16を連結する。
前述の[発明の実施の第1別形態]の図4(イ)に示す構成に代えて、図5(ロ)に示すように構成してもよい。
図5(ロ)に示すように、補強部材12の受け部12c(図4(イ)参照)を廃止し、インナーパネル6の下部と、スペアタイヤハウス4のフランジ部4aよりも前側に位置するスペアタイヤハウス4の上部(ブラケット11の上方に位置する部分)とに亘って、補強部材16を連結する。アウターパネル7の下部と、スペアタイヤハウス4のフランジ部4aよりも前側に位置するスペアタイヤハウス4の上部(ブラケット11の上方に位置する部分)とに亘って、補強部材17を連結する。
図5(ロ)に示す構成は、前述の[発明の実施の第1別形態]の図4(ロ)に示す構成にも適用できる。
図5(ロ)に示すように、補強部材12の受け部12c(図4(イ)参照)を廃止し、インナーパネル6の下部と、スペアタイヤハウス4のフランジ部4aよりも前側に位置するスペアタイヤハウス4の上部(ブラケット11の上方に位置する部分)とに亘って、補強部材16を連結する。アウターパネル7の下部と、スペアタイヤハウス4のフランジ部4aよりも前側に位置するスペアタイヤハウス4の上部(ブラケット11の上方に位置する部分)とに亘って、補強部材17を連結する。
図5(ロ)に示す構成は、前述の[発明の実施の第1別形態]の図4(ロ)に示す構成にも適用できる。
[発明の実施の第3別形態]
前述の[発明を実施するための最良の形態]の図2及び図3に示す構成に代えて、図6(イ)(ロ)(ハ)に示すように構成してもよい。
図6(イ)に示すように、補強部材12の受け部12c(図2及び図3参照)を廃止して、補強部材12とは別部材の受け部14を備えて、補強部材12に受け部14の前部を連結する。パンタグラフ型式の車載用のジャッキ13を、スペアタイヤハウス4の後部と受け部14とに亘って固定する。
前述の[発明を実施するための最良の形態]の図2及び図3に示す構成に代えて、図6(イ)(ロ)(ハ)に示すように構成してもよい。
図6(イ)に示すように、補強部材12の受け部12c(図2及び図3参照)を廃止して、補強部材12とは別部材の受け部14を備えて、補強部材12に受け部14の前部を連結する。パンタグラフ型式の車載用のジャッキ13を、スペアタイヤハウス4の後部と受け部14とに亘って固定する。
図6(ロ)に示すように、補強部材12の受け部12c(図2及び図3参照)を廃止して、補強部材12とは別部材の受け部14を備えて、アウターパネル7の中間部7bに受け部14の後部を連結する。パンタグラフ型式の車載用のジャッキ13を、スペアタイヤハウス4の後部と受け部14とに亘って固定する。
図6(ハ)に示すように、補強部材12の受け部12c(図2及び図3参照)を廃止して、補強部材12とは別部材の断面コ字状の受け部14を備えて、補強部材12と受け部14の前部とを連結して、アウターパネル7の中間部7bと受け部14の後部とを連結する。パンタグラフ型式の車載用のジャッキ13を、スペアタイヤハウス4の後部と受け部14とに亘って固定する。
図6(イ)(ロ)(ハ)に示す構成は、前述の[発明の実施の第1別形態]の図4(イ)(ロ)に示す構成にも適用できる。
図6(イ)(ロ)(ハ)に示す構成は、前述の[発明の実施の第1別形態]の図4(イ)(ロ)に示す構成にも適用できる。
[発明の実施の第4別形態]
前述の[発明を実施するための最良の形態]の図2及び図3に示す構成に代えて、図7(イ)(ロ)(ハ)(ニ)に示すように構成してもよい。
図7(イ)に示すように、補強部材12の受け部12c(図2及び図3参照)を廃止して、補強部材12とは別部材の受け部18を備えて、受け部18をインナーパネル6の下部に連結する。パンタグラフ型式の車載用のジャッキ13を、スペアタイヤハウス4の後部と受け部18とに亘って固定する。
前述の[発明を実施するための最良の形態]の図2及び図3に示す構成に代えて、図7(イ)(ロ)(ハ)(ニ)に示すように構成してもよい。
図7(イ)に示すように、補強部材12の受け部12c(図2及び図3参照)を廃止して、補強部材12とは別部材の受け部18を備えて、受け部18をインナーパネル6の下部に連結する。パンタグラフ型式の車載用のジャッキ13を、スペアタイヤハウス4の後部と受け部18とに亘って固定する。
図7(ロ)に示すように、補強部材12の受け部12c(図2及び図3参照)を廃止して、補強部材12とは別部材の受け部18を備えて、受け部18をインナーパネル6の下部と補強部材12とに亘って連結する。パンタグラフ型式の車載用のジャッキ13を、スペアタイヤハウス4の後部と受け部18とに亘って固定する。
図7(ハ)に示すように、補強部材12の受け部12c(図2及び図3参照)を廃止して、補強部材12とは別部材の受け部18を備えて、受け部18をインナーパネル6の下部とアウターパネル7の中間部7bとに亘って連結する。パンタグラフ型式の車載用のジャッキ13を、スペアタイヤハウス4の後部と受け部18とに亘って固定する。
図7(ニ)に示すように、補強部材12の受け部12c(図2及び図3参照)を廃止して、補強部材12とは別部材の受け部18を備えて、受け部18を補強部材12とアウターパネル7の中間部7bとに亘って連結し、インナーパネル6の下部と受け部18とに亘って補強部材19を連結する。パンタグラフ型式の車載用のジャッキ13を、スペアタイヤハウス4の後部と受け部18とに亘って固定する。
[発明の実施の第5別形態]
前述の[発明を実施するための最良の形態][発明の実施の第1別形態]〜[発明の実施の第4別形態]において、フレーム部2の閉断面部8をフレーム部2の全幅に亘って形成してもよく、フレーム部2の閉断面部8をフレーム部2の左右中央部(ブラケット11の上方に位置する部分)にのみ形成してもよい。
本発明は、2ボックス型式(ハッチバック車)の乗用車の後部ばかりではなく、1ボックス型式のリヤハッチ(バックドアに相当)の付近、3ボックス型式のトラックリッド(バックドアに相当)の付近に、ブラケット11を取り付ける場合にも適用できる。
本発明は、右及び左のリヤサイドメンバー1の間にスペアタイヤ10を配置しない型式の車両のリヤフロアに、ブラケット11を取り付ける場合にも適用できる(例えばスペアタイヤ10を車体の後部の右又は左の横側に縦向きに配置した車両や、スペアタイヤ10をバックドアの後部に縦向きに取り付けた車両等)。
前述の[発明を実施するための最良の形態][発明の実施の第1別形態]〜[発明の実施の第4別形態]において、フレーム部2の閉断面部8をフレーム部2の全幅に亘って形成してもよく、フレーム部2の閉断面部8をフレーム部2の左右中央部(ブラケット11の上方に位置する部分)にのみ形成してもよい。
本発明は、2ボックス型式(ハッチバック車)の乗用車の後部ばかりではなく、1ボックス型式のリヤハッチ(バックドアに相当)の付近、3ボックス型式のトラックリッド(バックドアに相当)の付近に、ブラケット11を取り付ける場合にも適用できる。
本発明は、右及び左のリヤサイドメンバー1の間にスペアタイヤ10を配置しない型式の車両のリヤフロアに、ブラケット11を取り付ける場合にも適用できる(例えばスペアタイヤ10を車体の後部の右又は左の横側に縦向きに配置した車両や、スペアタイヤ10をバックドアの後部に縦向きに取り付けた車両等)。
2 フレーム部
3 バックドア
4 リヤフロア
8 フレーム部の閉断面部
11 ブラケット
12 補強部材
13 車載用のジャッキ
15 バックパネル
3 バックドア
4 リヤフロア
8 フレーム部の閉断面部
11 ブラケット
12 補強部材
13 車載用のジャッキ
15 バックパネル
Claims (2)
- 車両のバックドア用の車体開口部において、前記車体開口部の下部に左右方向に沿って形成されるフレーム部を備え、閉断面部を前記フレーム部に形成し、前記車体開口部の下側に位置するリヤフロアを備えると共に、
ジャッキが接当するブラケットを前記リヤフロアの下部に連結し、前記フレーム部の閉断面部とブラケットの後部とを連結して、
前記リヤフロアの後部よりも前側でブラケットの上方に位置するリヤフロアの部分と、前記フレーム部の閉断面部とに亘って、補強部材を連結してある車両の後部構造。 - フレーム部の閉断面部とリヤフロアの下部とを連結するバックパネル又は補強部材又はフレーム部の閉断面部と、リヤフロアとに亘って、車載用のジャッキを取付可能に構成してある請求項1に記載の車両の後部構造。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006066414A JP2007238032A (ja) | 2006-03-10 | 2006-03-10 | 車両の後部構造 |
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006066414A JP2007238032A (ja) | 2006-03-10 | 2006-03-10 | 車両の後部構造 |
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WO (1) | WO2007105561A1 (ja) |
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JPS57105874U (ja) * | 1980-12-23 | 1982-06-30 | ||
JPS613174U (ja) * | 1984-06-13 | 1986-01-10 | ダイハツ工業株式会社 | 自動車における車体後部構造 |
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2006
- 2006-03-10 JP JP2006066414A patent/JP2007238032A/ja active Pending
-
2007
- 2007-03-07 WO PCT/JP2007/054437 patent/WO2007105561A1/ja active Application Filing
Cited By (5)
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CN109018022B (zh) * | 2017-06-08 | 2021-05-07 | 大众汽车有限公司 | 用于车辆的车身底部结构 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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WO2007105561A1 (ja) | 2007-09-20 |
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