JP3830401B2 - 車体のドア開口部回りの構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、車体のドア開口部回りの、アウター部と骨格部とからなる構造に関する発明である。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
従来、車体のドア開口部回りの構造10は、図7の断面形状に示されるように、アウター11と、インナー12と、それらアウター11とインナー12とで囲まれる閉空間内に配備されるスチフナー13とで構成されていた。これらアウター11、インナー12およびスチフナー13は、鋼板材からなり、所定の断面形状が、プレス加工により形成された。そして、これら、アウター11、インナー12およびスチフナー13は、互いにスポット溶接により接合された。ここで、アウター11は、一般に板厚が0.8mm程度であり、主に車体の外観デザインとして機能し、また、インナー12およびスチフナー13は、板厚が2mm程度あり、ドア開口部回りの骨格、すなわち車体の強度を受け持つ構造体として機能していた。
【0003】
しかし、前記従来の、車体のドア開口部回りの構造10においては、インナー12と、スチフナー13とが、プレス部品であり、それぞれに、4型から5型程度の金型を必要とし、また、プレス部品であるために、スクラップが出て材料にムダが多かった。さらには、インナー12とスチフナー13とは、スポット溶接により接合されたが、その接合部が、間隔を置いて並ぶため、強度および剛性的に不利な構造であった。
【0004】
これに対して、例えば、特開2000−219154号公報に記載された車両の車体構造においては、図8に示されるように、車両の側部構造20は、アウターパネル21と、チューブハイドロフォーミングにより形成されたインナー閉断面構造体22とから構成されていた。そして、アウターパネル21とインナー閉断面構造体22とは、部分的に、インナーバンド23を介して接合されていた。このように、この側部構造20においては、アウターパネル21とインナー閉断面構造体22とが、部分的なインナーバンド23を介して接合されていたため、強度および剛性的に不利となっており、しかも、インナーバンド23部分が、重量増加となり、また、部品点数の増加ともなっていた。さらに、インナー閉断面構造体22とインナーバンド23が接合され、そして、インナーバンド23とアウターパネル21が接合されるというように、二段階に接合が行われるため、その接合の工数増加となっていた。なお、この側部構造20に類似する構造が、特開2000−219153号公報、特開2000−219152号公報、特開2000−219150号公報にも記載されている。
【0005】
また、特開2000−95146号公報に記載された車体の骨格部材の構造においては、図9に示されるように、車体のセンターピラー30は、アウターパネル31と、アウターリンフォース32と、管状リンフォース33とから構成されていた。そして、アウターパネル31と管状リンフォース33とは、アウターリンフォース32を介して接合された。すなわち、溶接の便宜のために、アウターリンフォース32と管状リンフォース33が溶接され、その後に、アウターリンフォース32がアウターパネル31に溶接された。したがって、このセンターピラー30においても、介在するアウターリンフォース32のために、重量増加、部品点数の増加、そして、接合の工数増加となっていた。しかも、アウターリンフォース32は、管状リンフォース33の全長に渡って設けられるため、このアウターリンフォース32部分が、前記側部構造20以上に、重量増加となっていた。
【0006】
この発明は、上記した従来の欠点を解決するためになされた発明であり、その目的とするところは、強度および剛性に優れ、しかも生産性を高めることができる、車体のドア開口部回りの構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る、車体のドア開口部回りの構造は、前記目的を達成するために、次の構成からなる。すなわち、
請求項1に記載の発明に係る、車体のドア開口部回りの構造は、車体のドア開口部回りのアウター部と、そのアウター部の内側に配備されて前記ドア開口部回りの骨格を形成するとともにチューブハイドロフォーミングにより形成された管状構造を有する骨格部とからなる。ここで、前記アウター部と前記骨格部の前記管状構造とが、前記ドア開口部側とその反対側の両側で、それぞれ溶接により直接接合される。そして、前記管状構造の、前記車体の内側に位置する一方側が、前記ドア開口部回りのインナー部を構成し、前記アウター部側に位置する他方側が、前記アウター部と前記インナー部とで囲まれる閉空間内に配備されるスチフナー部を構成する。
また、請求項2に記載の発明に係る、車体のドア開口部回りの構造は、車体のドア開口部回りのアウター部と、そのアウター部の内側に配備されて前記ドア開口部回りの骨格を形成するとともにチューブハイドロフォーミングにより形成された管状構造を有する骨格部とからなる。ここで、前記アウター部と前記骨格部の前記管状構造とが、前記ドア開口部側とその反対側の両側で、それぞれ溶接により直接接合される。そして、前記管状構造の、前記車体の内側に位置する一方側が、前記ドア開口部回りのインナー部を構成し、前記アウター部側に位置する他方側が、前記アウター部と前記インナー部との間に配備されるスチフナー部を構成する。
【0008】
これら、請求項1および2に記載の発明によると、骨格部の、チューブハイドロフォーミングにより形成された管状構造によって、車体のドア開口部回りのインナー部とスチフナー部とが一体に形成される。そして、この骨格部は、アウター部と、ドア開口部側とその反対側の両側で、それぞれ溶接により直接接合される。このように、インナー部とスチフナー部とがチューブハイドロフォーミングによって一体に形成された骨格部が、アウター部と溶接により直接接合されるので、強度および剛性に優れるとともに、生産性が高められる。しかも、この骨格部は、アウター部によって、車体外側からは、人の目に触れにくくなるので、骨格部が、ドア開口部回りに、部分的に配備されたり、また、骨格部が、複数の管状構造が直列的あるいは並列的に接合されてなる場合でも、車体の外観を損ねることがない。
また、請求項3に記載の発明に係る、車体のドア開口部回りの構造のように、請求項1または2に記載の構造において、前記アウター部は、そのアウター部と前記スチフナー部との間に空間を形成するようにして、前記骨格部の前記管状構造に、溶接により直接接合されていることが望ましい。
【0009】
また、請求項4に記載の発明に係る、車体のドア開口部回りの構造のように、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の構造において、前記骨格部は、前記ドア開口部回りにおける、ルーフサイドレール部分およびフロントピラーアッパ部分の骨格を形成する、骨格部品からなってもよい。これにより、この骨格部の管状構造により、ルーフサイドレール部分およびフロントピラーアッパ部分において、インナー部とスチフナー部とが一体に形成される。
【0010】
また、請求項5に記載の発明に係る、車体のドア開口部回りの構造のように、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の構造において、前記骨格部は、前記ドア開口部回りにおける、フロントピラーロア部分およびサイドシル部分の骨格を形成する、骨格部品からなってもよい。これにより、この骨格部の管状構造により、フロントピラーロア部分およびサイドシル部分において、インナー部とスチフナー部とが一体に形成される。
【0011】
また、請求項6に記載の発明に係る、車体のドア開口部回りの構造のように、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の構造において、前記骨格部は、前記ドア開口部回りにおける、ルーフサイドレール部分およびフロントピラーアッパ部分の骨格を形成する、第1の骨格部品と、フロントピラーロア部分およびサイドシル部分の骨格を形成する、第2の骨格部品とからなり、かつ、前記第1の骨格部品における前記フロントピラーアッパ部分の下端部と、前記第2の骨格部品における前記フロントピラーロア部分の上端部とが、接合されてもよい。こうして、この骨格部は、ルーフサイドレール部分およびフロントピラーアッパ部分と、フロントピラーロア部分およびサイドシル部分とで、別々の部品で構成されており、ルーフサイドレール部分およびフロントピラーアッパ部分と、フロントピラーロア部分およびサイドシル部分とで、この骨格部の断面サイズが大きく異なる場合であっても、容易に対応することができる。
また、請求項7に記載の発明に係る、車体のドア開口部回りの構造のように、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の構造において、前記骨格部が、前記ドア開口部回りにおける、ルーフサイドレール部分の骨格を形成してもよい。
また、請求項8に記載の発明に係る、車体のドア開口部回りの構造のように、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の構造において、前記骨格部が、前記ドア開口部回りにおける、フロントピラーアッパ部分、フロントピラーロア部分、サイドシル部分あるいはリアピラー部分のいずれかの骨格を形成してもよい。
【0012】
また、請求項9に記載の発明に係る、車体のドア開口部回りの構造のように、請求項3ないし8のいずれか1項に記載の構造において、前記アウター部と前記骨格部の前記管状構造とは、前記ドア開口部側とその反対側の少なくとも一方側で、重なり合うようにして溶接されてもよい。こうして、車体のドア開口部側とその反対側の少なくとも一方側で、アウター部と骨格部の管状構造とが、重なり合うようにして溶接されるので、アウター部の端部が骨格部の管状構造に突き当てられて溶接される場合に比して、この溶接が容易に行われる。
【0013】
また、請求項10に記載の発明に係る、車体のドア開口部回りの構造のように、請求項3ないし8のいずれか1項に記載の構造において、前記アウター部と前記骨格部の前記管状構造とは、前記ドア開口部側とその反対側の両側で、それぞれ重なり合うようにして溶接されてもよい。こうして、車体のドア開口部側とその反対側の両側で、アウター部と骨格部の管状構造とが、重なり合うようにして溶接されるので、アウター部の端部が骨格部の管状構造に突き当てられて溶接される場合に比して、この溶接が一層容易に行われる。
【0014】
また、請求項11に記載の発明に係る、車体のドア開口部回りの構造のように、請求項3ないし8のいずれか1項に記載の構造において、前記アウター部と前記骨格部の前記管状構造とは、前記ドア開口部側とその反対側の少なくとも一方側で、重なり合うことなく、前記アウター部の端部が、前記骨格部の前記管状構造に突き当てられて溶接されてもよい。これにより、車体のドア開口部側とその反対側の少なくとも一方側において、アウター部に溶接のためのフランジを設ける必要がなく、また、それと対応して、骨格部の断面形状を小さくできるので、余ったエリアを他に有効に利用することができる。また反対に、余ったエリアまで、アウター部や骨格部の有効断面積を広げれば、その強度および剛性を増加させることができる。
【0015】
また、請求項12に記載の発明に係る、車体のドア開口部回りの構造のように、請求項3ないし8のいずれか1項に記載の構造において、前記アウター部と前記骨格部の前記管状構造とは、前記ドア開口部側とその反対側の両側で、それぞれ重なり合うことなく、前記アウター部の端部が、前記骨格部の前記管状構造に突き当てられて溶接されてもよい。これにより、車体のドア開口部側とその反対側の両側において、アウター部に溶接のためのフランジを設ける必要がなく、また、それと対応して、骨格部の断面形状を小さくできるので、余ったエリアを他に一層有効に利用することができる。また反対に、余ったエリアまで、アウター部や骨格部の有効断面積を広げれば、その強度および剛性を一層増加させることができる。
また、請求項13に記載の発明に係る、車体のドア開口部回りの構造のように、請求項10に記載の構造において、前記骨格部の前記管状構造には、前記ドア開口部側とその反対側の両側において、溶接部としての溶接代を構成する、前記管状構造の一部からなる延出部が設けられているのが好ましい。
【0016】
請求項14に記載の発明に係る、車体のドア開口部回りの構造は、車体のドア開口部回りのアウター部と、そのアウター部の内側に配備されて前記ドア開口部回りにおけるセンターピラー部分の骨格を形成するとともにチューブハイドロフォーミングにより形成された管状構造を有する骨格部とからなる。ここで、前記アウター部と前記骨格部の前記管状構造とが、前記ドア開口部側となる両側で、それぞれ溶接により直接接合される。そして、前記管状構造の、前記車体の内側に位置する一方側が、前記ドア開口部回りのインナー部を構成し、前記アウター部側に位置する他方側が、前記アウター部と前記インナー部とで囲まれる閉空間内に配備されるスチフナー部を構成する。
また、請求項15に記載の発明に係る、車体のドア開口部回りの構造は、車体のドア開口部回りのアウター部と、そのアウター部の内側に配備されて前記ドア開口部回りにおけるセンターピラー部分の骨格を形成するとともにチューブハイドロフォーミングにより形成された管状構造を有する骨格部とからなる。ここで、前記アウター部と前記骨格部の前記管状構造とが、前記ドア開口部側となる両側で、それぞれ溶接により直接接合される。そして、前記管状構造の、前記車体の内側に位置する一方側が、前記ドア開口部回りのインナー部を構成し、前記アウター部側に位置する他方側が、前記アウター部と前記インナー部との間に配備されるスチフナー部を構成する。
これら、請求項14および15に記載の発明によると、骨格部の、チューブハイドロフォーミングにより形成された管状構造によって、車体のドア開口部回りにおけるセンターピラー部分のインナー部とスチフナー部とが一体に形成される。そして、この骨格部は、アウター部と、ドア開口部側となる両側で、それぞれ溶接により直接接合される。このように、インナー部とスチフナー部とがチューブハイドロフォーミングによって一体に形成された骨格部が、アウター部と溶接により直接接合されるので、強度および剛性に優れるとともに、生産性が高められる。しかも、この骨格部は、アウター部によって、車体外側からは、人の目に触れにくくなるので、骨格部が、ドア開口部回りに、部分的に配備されたり、また、骨格部が、複数の管状構造が直列的あるいは並列的に接合されてなる場合でも、車体の外観を損ねることがない。
また、請求項16に記載の発明に係る、車体のドア開口部回りの構造のように、請求項14または15に記載の構造において、前記アウター部は、そのアウター部と前記スチフナー部との間に空間を形成するようにして、前記骨格部の前記管状構造に、溶接により直接接合されていることが望ましい。
【0017】
また、請求項17に記載の発明に係る、車体のドア開口部回りの構造のように、請求項16に記載の構造において、前記アウター部と前記骨格部の前記管状構造とは、少なくとも一方の前記ドア開口部側で、重なり合うようにして溶接されてもよい。こうして、少なくとも一方のドア開口部側で、アウター部と骨格部の管状構造とが、重なり合うようにして溶接されるので、アウター部の端部が骨格部の管状構造に突き当てられて溶接される場合に比して、この溶接が容易に行われる。
また、請求項18に記載の発明に係る、車体のドア開口部回りの構造のように、請求項16に記載の構造において、前記アウター部と前記骨格部の前記管状構造とは、前記ドア開口部側となる両側で、それぞれ重なり合うようにして溶接されてもよい。こうして、ドア開口部側となる両側で、アウター部と骨格部の管状構造とが、重なり合うようにして溶接されるので、アウター部の端部が骨格部の管状構造に突き当てられて溶接される場合に比して、この溶接が一層容易に行われる。
また、請求項19に記載の発明に係る、車体のドア開口部回りの構造のように、請求項 16に記載の構造において、前記アウター部と前記骨格部の前記管状構造とは、少なくとも一方の前記ドア開口部側で、重なり合うことなく、前記アウター部の端部が、前記骨格部の前記管状構造に突き当てられて溶接されてもよい。これにより、少なくとも一方のドア開口部側において、アウター部に溶接のためのフランジを設ける必要がなく、また、それと対応して、骨格部の断面形状を小さくできるので、余ったエリアを他に有効に利用することができる。また反対に、余ったエリアまで、アウター部や骨格部の有効断面積を広げれば、その強度および剛性を増加させることができる。
また、請求項20に記載の発明に係る、車体のドア開口部回りの構造のように、請求項16に記載の構造において、前記アウター部と前記骨格部の前記管状構造とは、前記ドア開口部側となる両側で、それぞれ重なり合うことなく、前記アウター部の端部が、前記骨格部の前記管状構造に突き当てられて溶接されてもよい。これにより、ドア開口部側となる両側において、アウター部に溶接のためのフランジを設ける必要がなく、また、それと対応して、骨格部の断面形状を小さくできるので、余ったエリアを他に一層有効に利用することができる。また反対に、余ったエリアまで、アウター部や骨格部の有効断面積を広げれば、その強度および剛性を一層増加させることができる。
また、請求項21に記載の発明に係る、車体のドア開口部回りの構造のように、請求項18に記載の構造において、前記骨格部の前記管状構造には、前記ドア開口部側となる両側において、溶接部としての溶接代を構成する、前記管状構造の一部からなる延出部が設けられているのが好ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係る、車体のドア開口部回りの構造の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0019】
図1ないし図5は、本発明に係る、車体のドア開口部回りの構造の一実施の形態を示す。図中符号1は、車体のドア開口部を示す。2は、前記ドア開口部1、1回りのアウター部101の全体を形成するアウターパネルを示す。このアウターパネル2は、例えば、一枚の鋼板をプレス成形して得られる。3および4は、車体のドア開口部1、1回りの骨格を形成する骨格部としての第1および第2の骨格部品を示す。これら第1および第2の骨格部品3、4は、例えば高張力鋼材からなり、それぞれが、チューブハイドロフォーミングにより形成された管状構造を有している。そして、第1および第2の骨格部品3、4は、アウター部101(アウターパネル2)の内側に配備されて、そのアウター部101(アウターパネル2)と溶接により直接接合される。こうして、骨格部品3、4は、その管状構造の、車体の内側に位置する一方側、つまり前記アウター部101とは反対側となる一面側が、車体のドア開口部1、1回りのインナー部102を構成し、前記アウター部101側に位置する他方側、つまり前記アウター部101側となる他面側が、前記アウター部101と前記インナー部102とで囲まれる閉空間内に配備される(すなわち、前記アウター部101と前記インナー部102との間に配備される)、スチフナー部103を構成している。5は、車体のドア開口部1、1回りの骨格部としての骨格部品結合体を示す。この骨格部品結合体5は、前記第1の骨格部品3と前記第2の骨格部品4とが接合されてなる。6は、車体のドア開口部1、1回りの構造を示す。この構造6は、前記骨格部品結合体5すなわち前記第1および第2の骨格部品3、4と、前記アウター部101すなわちアウターパネル2とからなる。なお、前記アウター部101と前記インナー部102とで囲まれる閉空間とは、アウター部101とインナー部102とによって形成されるところのループで囲まれた空間を意味し、溶接の有無とは関係がない。
【0020】
ここで、第1の骨格部品3は、車体のドア開口部1、1回りにおける、ルーフサイドレール部分201およびフロントピラーアッパ部分202の骨格を形成している。こうして、この第1の骨格部品3の管状構造により、ルーフサイドレール部分201およびフロントピラーアッパ部分202において、インナー部102とスチフナー部103とが一体に形成される。そして、この第1の骨格部品3には、ドア開口部1、1側に、溶接部としての溶接代を構成する第1延出部3aが設けられており、また、ドア開口部1、1とは反対側に、同じく溶接部としての溶接代を構成する第2延出部3bが設けられている。
【0021】
また、第2の骨格部品4は、車体のドア開口部1、1回りにおける、フロントピラーロア部分203およびサイドシル部分204の骨格を形成している。こうして、この第2の骨格部品4の管状構造により、フロントピラーロア部分203およびサイドシル部分204において、インナー部102とスチフナー部103とが一体に形成される。そして、この第2の骨格部品4には、ドア開口部1、1側に、溶接部としての溶接代を構成する第3延出部4aが設けられており、また、ドア開口部1、1とは反対側に、同じく溶接部としての溶接代を構成する第4延出部4bが設けられている。
【0022】
骨格部品結合体5は、第1の骨格部品3におけるフロントピラーアッパ部分202の下端部と、第2の骨格部品4におけるフロントピラーロア部分203の上端部とが、溶接等により接合されてなる。こうして、この骨格部品結合体5によって、ルーフサイドレール部分201、フロントピラーアッパ部分202、フロントピラーロア部分203、およびサイドシル部分204の骨格が形成される。
【0023】
ドア開口部回りの構造6は、アウター部101すなわちアウターパネル2と、骨格部品結合体5(第1および第2の骨格部品3、4)とが、溶接、例えばレーザー溶接により、直接接合されて形成されている。具体的には、アウターパネル2と骨格部品結合体5とは、ドア開口部1、1側と、その反対側の両側で、それぞれ重なり合うようにして直接溶接されている。すなわち、第1の骨格部品3にあっては、ドア開口部1、1側において、アウターパネル2の第1フランジ2aと第1の骨格部品3の第1延出部3aとが溶接され、ドア開口部1、1とは反対側において、アウターパネル2の第2フランジ2bと第1の骨格部品3の第2延出部3bとが溶接されている(図2、図3参照)。また、第2の骨格部品4にあっては、ドア開口部1、1側において、アウターパネル2の第1フランジ2aと第2の骨格部品4の第3延出部4aとが溶接され、ドア開口部1、1とは反対側において、アウターパネル2の第2フランジ2bと第2の骨格部品4の第4延出部4bとが溶接されている(図4、図5参照)。
【0024】
次に、以上の構成からなる、車体のドア開口部1、1回りの構造6の作用効果について説明する。第1および第2の骨格部品3、4は、その骨格部品3、4の、チューブハイドロフォーミングにより形成された管状構造によって、車体のドア開口部1、1回りのインナー部102とスチフナー部103とが一体に形成される。そして、この骨格部品3、4は、アウター部101(アウターパネル2)と溶接により直接接合される。このように、インナー部102とスチフナー部103とがチューブハイドロフォーミングによって一体に形成された骨格部品3、4が、アウター部101と溶接により直接接合されるので、強度および剛性に優れるとともに、生産性が高められる。
【0025】
すなわち、骨格部品3、4は、チューブハイドロフォーミングによる一体化により、その強度および剛性を高めることができる。しかも、管状構造を有する骨格部品3、4は、その全体が強度部材として機能するので、アウター部101(アウターパネル2)との溶接部(延出部3a、3b、4a、4b)もまた、強度部材としての機能を備えることとなる。したがって、アウター部101との溶接部が骨格部品3、4に設けられるにも拘わらず、この骨格部品3、4、さらには構造6は、ドア開口部1、1回りの限られたエリア内で、容易に必要な強度が確保される。そして、骨格部品3、4は、インナー部102とスチフナー部103とがチューブハイドロフォーミングによって一体に形成されて、部品点数が削減され、しかも、チューブハイドロフォーミングにより成形工程が減り、その上、材料歩留まり向上や金型設備投資の削減等によるコスト低減が期待できる。さらに、この骨格部品3、4が、アウター部101(アウターパネル2)と溶接により直接接合されるので、接合のための中間の部品を必要とせず、このことによっても、部品点数の削減および組付工程(工数)の削減を達成することができる。
【0026】
また、前述のように、この骨格部品3、4によると、構造6において、部品点数が削減されることから、軽量化を図ることができ、その上、骨格部品3、4は、強度および剛性の増加が期待できることから、所要の強度および剛性が得られる範囲で、材料や板厚を変更することでも、軽量化を図ることができる。
【0027】
しかも、これら骨格部品3、4は、アウター部101すなわちアウターパネル2によって、車体外側からは、人の目に触れにくくなるので、骨格部品3、4が、ドア開口部1、1回りに、必要な領域に部分的に配備されたり、複数の骨格部品が接合されて配備されたりしても、車体の外観を損ねることがない。また、このように、骨格部品3、4は、アウターパネル2とは異なり、外観部品ではないので、仕上げ工程を省く、あるいは簡略化することができ、このことによっても、生産性を高めることができる。一方、アウターパネル2は、外観部品ではあるが、その全体が一体に形成されることで継ぎ目をなくせば、その外観を損ねることがない。
【0028】
また、骨格部品結合体5は、第1の骨格部品3と第2の骨格部品4とで構成されるというように、ルーフサイドレール部分201およびフロントピラーアッパ部分202と、フロントピラーロア部分203およびサイドシル部分204とで、別々の骨格部品3、4で構成されており、ルーフサイドレール部分201およびフロントピラーアッパ部分202と、フロントピラーロア部分203およびサイドシル部分204とで、骨格部品3、4の断面サイズが大きく異なる場合であっても、容易に対応することができる。
【0029】
また、アウターパネル2と骨格部品結合体5との溶接にあたって、車体のドア開口部1、1側とその反対側の両側で、アウターパネル2と骨格部品結合体5とが重なり合うようにして溶接されるので、すなわち、フランジ2a(2b)と延出部3a、4a(3b、4b)とが重なり合うようにして溶接されるので、アウターパネル2(アウター部101)の端部が骨格部品結合体5(骨格部)に突き当てられて溶接される場合に比して、この溶接を容易に行うことができる。また、アウターパネル2と骨格部品結合体5とは、レーザー溶接により接合されるので、スポット溶接とは異なり、溶接部を加圧する必要がなく、骨格部品結合体5の管状構造が潰れることがない。こうして、管状構造の潰れに対して配慮する必要がないことから、この構造6の生産性を一層高めることができる。さらに、骨格部品結合体5(骨格部品3、4)の管状構造が、強度の高い高張力鋼材からなることから、この構造6の強度を高めることができる。
【0030】
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるわけではなく、その他種々の変更が可能である。例えば、第1の骨格部品3は、ルーフサイドレール部分201およびフロントピラーアッパ部分202の骨格を形成しているが、ルーフサイドレール部分201のみ、あるいはフロントピラーアッパ部分202のみの骨格を形成する部品であってもよい。また、反対に、第1の骨格部品3は、それらルーフサイドレール部分201およびフロントピラーアッパ部分202に加えて、リアピラー部分205やフロントピラーロア部分203さらにはサイドシル部分204等の骨格を形成する部品であってもよい。同様に、第2の骨格部品4は、フロントピラーロア部分203およびサイドシル部分204の骨格を形成しているが、フロントピラーロア部分203のみ、あるいはサイドシル部分204のみの骨格を形成する部品であってもよい。また、反対に、第2の骨格部品4は、それらフロントピラーロア部分203およびサイドシル部分204に加えて、フロントピラーアッパ部分202さらにはルーフサイドレール部分201等の骨格を形成する部品であってもよい。すなわち、骨格部品3、4は、その管状構造の、車体の内側に位置する一方側がインナー部102を構成し、アウター部101側に位置する他方側がスチフナー部103を構成する部品であれば、ドア開口部1、1回りのいずれの位置(ルーフサイドレール部分201、サイドシル部分204、フロントピラー部分202、203、センターピラー部分206、リアピラー部分205等)の骨格を形成する部品であってもよい。
【0031】
また、アウターパネル2と骨格部品結合体5(骨格部品3、4)とは、ドア開口部1、1側とその反対側の両側で、重なり合うようにして溶接されているが、代表する図6(第1の骨格部品3側の断面図)に示すように、それら両側で、それぞれ重なり合うことなく、アウターパネル2の各端部7が、骨格部品結合体5(骨格部品3、4)の、溶接部としての例えばコーナー8に突き当てられて、レーザー溶接等により溶接されてもよい。こうすることで、車体のドア開口部1、1側とその反対側の両側において、アウターパネル2に溶接のためのフランジ2a、2bを設ける必要がなく、また、それと対応して、骨格部品結合体5(骨格部品3、4)の断面形状を小さくできるので、余ったエリアを他に有効に利用することができるとともに、軽量化を図ることができる。また反対に、余ったエリアまで、アウターパネル2や骨格部品結合体5(骨格部品3、4)の有効断面積を広げれば、その強度および剛性を増加させることができる。なお、第2の骨格部品4側に関しては、図示を省略するが、前記第1の骨格部品3側と同様である。
【0032】
さらに、アウターパネル2と骨格部品結合体5(骨格部品3、4)とは、ドア開口部1、1側とその反対側のいずれか一方側で、重なり合うようにして溶接されるとともに、いずれか他方側で、重なり合うことなく、アウターパネル2の端部7が、骨格部品結合体5(骨格部品3、4)の、例えばコーナー8に突き当てられて、レーザー溶接等により溶接されてもよい。
【0033】
また、車体のドア開口部1、1回りの構造6は、アウター部101(アウターパネル2)と、第1および第2の骨格部品3、4とからならなくとも、第1の骨格部品3とアウター部101とからなってもよく、また、第2の骨格部品4とアウター部101とからなってもよい。
【0034】
また、骨格部品3、4は、高張力鋼材からならなくとも、一般の鋼材あるいはアルミニウム合金、その他の金属材料からなっていてもよい。
【0035】
また、アウターパネル2と骨格部品結合体5(骨格部品3、4)とを接合するための溶接は、レーザー溶接に限定されるものではなく、アーク溶接等、その他の溶接であってもよい。
【0036】
さらに、アウターパネル2と骨格部品結合体5(骨格部品3、4)とは、その長手方向の全長に渡って連続して溶接されなくとも、断続して溶接される等、その一部が溶接されてもよい。
【0037】
【発明の効果】
以上、詳述したところから明らかなように、この発明に係る、車体のドア開口部回りの構造によれば、次の効果がある。
【0038】
請求項1ないし5、並びに、7および8、並びに、14ないし16に記載された、車体のドア開口部回りの構造によれば、インナー部とスチフナー部とがチューブハイドロフォーミングによって一体に形成された骨格部が、アウター部と溶接により直接接合されるので、強度および剛性に優れ、しかも生産性を高めることができる。さらに、骨格部は、アウター部によって、車体外側からは、人の目に触れにくくなるので、車体の外観を損ねることがない。
【0039】
また、請求項6に記載された、車体のドア開口部回りの構造によれば、請求項1ないし3のいずれか1項の効果に加えて、骨格部は、ルーフサイドレール部分およびフロントピラーアッパ部分と、サイドシル部分およびフロントピラーロア部分とで、別々の部品で構成されているので、両者の断面サイズが大きく異なる場合であっても、容易に対応することができる。
【0040】
また、請求項9に記載された、車体のドア開口部回りの構造によれば、請求項3ないし8のいずれか1項の効果に加えて、車体のドア開口部側とその反対側の少なくとも一方側で、アウター部と骨格部の管状構造とが、重なり合うようにして溶接されるので、アウター部の端部が骨格部の管状構造に突き当てられて溶接される場合に比して、この溶接を容易に行うことができる。
【0041】
また、請求項10および13に記載された、車体のドア開口部回りの構造によれば、請求項3ないし8のいずれか1項の効果に加えて、車体のドア開口部側とその反対側の両側で、アウター部と骨格部の管状構造とが、重なり合うようにして溶接されるので、アウター部の端部が骨格部の管状構造に突き当てられて溶接される場合に比して、この溶接を一層容易に行うことができる。
【0042】
また、請求項11に記載された、車体のドア開口部回りの構造によれば、請求項3ないし8のいずれか1項の効果に加えて、車体のドア開口部側とその反対側の少なくとも一方側において、アウター部に溶接のためのフランジを設ける必要がなく、また、それと対応して、骨格部の断面形状を小さくできるので、余ったエリアを他に有効に利用することができる。また反対に、余ったエリアまで、アウター部や骨格部の有効断面積を広げれば、その強度および剛性を増加させることができる。
【0043】
また、請求項12に記載された、車体のドア開口部回りの構造によれば、請求項3ないし8のいずれか1項の効果に加えて、車体のドア開口部側とその反対側の両側において、アウター部に溶接のためのフランジを設ける必要がなく、また、それと対応して、骨格部の断面形状を小さくできるので、余ったエリアを他に一層有効に利用することができる。また反対に、余ったエリアまで、アウター部や骨格部の有効断面積を広げれば、その強度および剛性を一層増加させることができる。
【0044】
また、請求項17に記載された、車体のドア開口部回りの構造によれば、請求項16の効果に加えて、少なくとも一方のドア開口部側で、アウター部と骨格部の管状構造とが、重なり合うようにして溶接されるので、アウター部の端部が骨格部の管状構造に突き当てられて溶接される場合に比して、この溶接を容易に行うことができる。
【0045】
また、請求項18および21に記載された、車体のドア開口部回りの構造によれば、請求項16の効果に加えて、ドア開口部側となる両側で、アウター部と骨格部の管状構造とが、重なり合うようにして溶接されるので、アウター部の端部が骨格部の管状構造に突き当てられて溶接される場合に比して、この溶接を一層容易に行うことができる。
【0046】
また、請求項19に記載された、車体のドア開口部回りの構造によれば、請求項16の効果に加えて、少なくとも一方のドア開口部側において、アウター部に溶接のためのフランジを設ける必要がなく、また、それと対応して、骨格部の断面形状を小さくできるので、余ったエリアを他に有効に利用することができる。また反対に、余ったエリアまで、アウター部や骨格部の有効断面積を広げれば、その強度および剛性を増加させることができる。
【0047】
また、請求項20に記載された、車体のドア開口部回りの構造によれば、請求項16の効果に加えて、ドア開口部側となる両側において、アウター部に溶接のためのフランジを設ける必要がなく、また、それと対応して、骨格部の断面形状を小さくできるので、余ったエリアを他に一層有効に利用することができる。また反対に、余ったエリアまで、アウター部や骨格部の有効断面積を広げれば、その強度および剛性を一層増加させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る、車体のドア開口部回りの構造の一実施の形態の、斜視図である。
【図2】 同じく、図1におけるA−A線による断面図である。
【図3】 同じく、図1におけるB−B線による断面図である。
【図4】 同じく、図1におけるC−C線による断面図である。
【図5】 同じく、図1におけるD−D線による断面図である。
【図6】 この発明に係る、車体のドア開口部回りの構造の他の実施の形態の、図3相当図である。
【図7】 従来の車体のドア開口部回りの構造を示す、断面図である。
【図8】 従来の車両の側部構造を示す、断面図である。
【図9】 従来の車体のセンターピラーを示す、断面図である。
【符号の説明】
1 ドア開口部 3 第1の骨格部品(骨格部)
4 第2の骨格部品(骨格部) 5 骨格部品結合体(骨格部)
6 車体のドア開口部回りの構造 7 端部
101 アウター部 102 インナー部
103 スチフナー部 201 ルーフサイドレール部分
202 フロントピラーアッパ部分 203 フロントピラーロア部分
204 サイドシル部分 205 リアピラー部分
206 センターピラー部分
Claims (21)
- 車体のドア開口部回りのアウター部と、そのアウター部の内側に配備されて前記ドア開口部回りの骨格を形成するとともにチューブハイドロフォーミングにより形成された管状構造を有する骨格部とからなり、
前記アウター部と前記骨格部の前記管状構造とが、前記ドア開口部側とその反対側の両側で、それぞれ溶接により直接接合され、
前記管状構造の、前記車体の内側に位置する一方側が、前記ドア開口部回りのインナー部を構成し、前記アウター部側に位置する他方側が、前記アウター部と前記インナー部とで囲まれる閉空間内に配備されるスチフナー部を構成することを特徴とする、車体のドア開口部回りの構造。 - 車体のドア開口部回りのアウター部と、そのアウター部の内側に配備されて前記ドア開口部回りの骨格を形成するとともにチューブハイドロフォーミングにより形成された管状構造を有する骨格部とからなり、
前記アウター部と前記骨格部の前記管状構造とが、前記ドア開口部側とその反対側の両側で、それぞれ溶接により直接接合され、
前記管状構造の、前記車体の内側に位置する一方側が、前記ドア開口部回りのインナー部を構成し、前記アウター部側に位置する他方側が、前記アウター部と前記インナー部との間に配備されるスチフナー部を構成することを特徴とする、車体のドア開口部回りの構造。 - 前記アウター部は、そのアウター部と前記スチフナー部との間に空間を形成するようにして、前記骨格部の前記管状構造に、溶接により直接接合されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の、車体のドア開口部回りの構造。
- 前記骨格部は、前記ドア開口部回りにおける、ルーフサイドレール部分およびフロントピラーアッパ部分の骨格を形成する、骨格部品からなることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の、車体のドア開口部回りの構造。
- 前記骨格部は、前記ドア開口部回りにおける、フロントピラーロア部分およびサイドシル部分の骨格を形成する、骨格部品からなることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の、車体のドア開口部回りの構造。
- 前記骨格部は、前記ドア開口部回りにおける、ルーフサイドレール部分およびフロントピラーアッパ部分の骨格を形成する、第1の骨格部品と、フロントピラーロア部分およびサイドシル部分の骨格を形成する、第2の骨格部品とからなり、かつ、
前記第1の骨格部品における前記フロントピラーアッパ部分の下端部と、前記第2の骨格部品における前記フロントピラーロア部分の上端部とが、接合されてなることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の、車体のドア開口部回りの構造。 - 前記骨格部が、前記ドア開口部回りにおける、ルーフサイドレール部分の骨格を形成することを特徴とする、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の、車体のドア開口部回りの構造。
- 前記骨格部が、前記ドア開口部回りにおける、フロントピラーアッパ部分、フロントピラーロア部分、サイドシル部分あるいはリアピラー部分のいずれかの骨格を形成することを特徴とする、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の、車体のドア開口部回りの構造。
- 前記アウター部と前記骨格部の前記管状構造とは、前記ドア開口部側とその反対側の少なくとも一方側で、重なり合うようにして溶接されていることを特徴とする、請求項3ないし8のいずれか1項に記載の、車体のドア開口部回りの構造。
- 前記アウター部と前記骨格部の前記管状構造とは、前記ドア開口部側とその反対側の両側で、それぞれ重なり合うようにして溶接されていることを特徴とする、請求項3ないし8のいずれか1項に記載の、車体のドア開口部回りの構造。
- 前記アウター部と前記骨格部の前記管状構造とは、前記ドア開口部側とその反対側の少なくとも一方側で、重なり合うことなく、前記アウター部の端部が、前記骨格部の前記管状構造に突き当てられて溶接されていることを特徴とする、請求項3ないし8のいずれか1項に記載の、車体のドア開口部回りの構造。
- 前記アウター部と前記骨格部の前記管状構造とは、前記ドア開口部側とその反対側の両側で、それぞれ重なり合うことなく、前記アウター部の端部が、前記骨格部の前記管状構造に突き当てられて溶接されていることを特徴とする、請求項3ないし8のいずれか1項に記載の、車体のドア開口部回りの構造。
- 前記骨格部の前記管状構造には、前記ドア開口部側とその反対側の両側において、溶接部としての溶接代を構成する、前記管状構造の一部からなる延出部が設けられていることを特徴とする、請求項10に記載の、車体のドア開口部回りの構造。
- 車体のドア開口部回りのアウター部と、そのアウター部の内側に配備されて前記ドア開口部回りにおけるセンターピラー部分の骨格を形成するとともにチューブハイドロフォーミングにより形成された管状構造を有する骨格部とからなり、
前記アウター部と前記骨格部の前記管状構造とが、前記ドア開口部側となる両側で、それぞれ溶接により直接接合され、
前記管状構造の、前記車体の内側に位置する一方側が、前記ドア開口部回りのインナー部を構成し、前記アウター部側に位置する他方側が、前記アウター部と前記インナー部とで囲まれる閉空間内に配備されるスチフナー部を構成することを特徴とする、車体のドア開口部回りの構造。 - 車体のドア開口部回りのアウター部と、そのアウター部の内側に配備されて前記ドア開口部回りにおけるセンターピラー部分の骨格を形成するとともにチューブハイドロフォーミングにより形成された管状構造を有する骨格部とからなり、
前記アウター部と前記骨格部の前記管状構造とが、前記ドア開口部側となる両側で、それぞれ溶接により直接接合され、
前記管状構造の、前記車体の内側に位置する一方側が、前記ドア開口部回りのインナー部を構成し、前記アウター部側に位置する他方側が、前記アウター部と前記インナー部との間に配備されるスチフナー部を構成することを特徴とする、車体のドア開口部回りの構造。 - 前記アウター部は、そのアウター部と前記スチフナー部との間に空間を形成するようにして、前記骨格部の前記管状構造に、溶接により直接接合されていることを特徴とする、請求項14または15に記載の、車体のドア開口部回りの構造。
- 前記アウター部と前記骨格部の前記管状構造とは、少なくとも一方の前記ドア開口部側で、重なり合うようにして溶接されていることを特徴とする、請求項16に記載の、車体のドア開口部回りの構造。
- 前記アウター部と前記骨格部の前記管状構造とは、前記ドア開口部側となる両側で、それぞれ重なり合うようにして溶接されていることを特徴とする、請求項16に記載の、車体のドア開口部回りの構造。
- 前記アウター部と前記骨格部の前記管状構造とは、少なくとも一方の前記ドア開口部側で、重なり合うことなく、前記アウター部の端部が、前記骨格部の前記管状構造に突き当てられて溶接されていることを特徴とする、請求項16に記載の、車体のドア開口部回りの構造。
- 前記アウター部と前記骨格部の前記管状構造とは、前記ドア開口部側となる両側で、それぞれ重なり合うことなく、前記アウター部の端部が、前記骨格部の前記管状構造に突き当てられて溶接されていることを特徴とする、請求項16に記載の、車体のドア開口部回りの構造。
- 前記骨格部の前記管状構造には、前記ドア開口部側となる両側において、溶接部としての溶接代を構成する、前記管状構造の一部からなる延出部が設けられていることを特徴とする、請求項18に記載の、車体のドア開口部回りの構造。
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