JP2008143292A - 車体構造 - Google Patents

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典久 青木
Hideyuki Yoshioka
秀幸 吉岡
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真子 寺澤
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Abstract

【課題】 部材を追加したり部材の肉厚を増加させたりすることなく車体骨格の結合部近傍の強度を増大させることのできる車体構造の提供。
【解決手段】曲げ荷重を受けるサイドシル14とクロスメンバー18、19との結合部において、クロスメンバー18、19の曲げの圧縮面となる面の結合点中心から車内側に向かってビード18A、19Aが形成された車体構造である。前記車体構造においては、ビード18A、19Aの結合点中心から車内側端部までの長さaは、前記面の幅bとの間に以下の関係:
b≦a≦2b
が成り立つように設定されている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、車体構造にかかり、特に、曲げ荷重を受ける車体骨格を有する車体構造に関する。
車体の前後方向に延びる左右一対のサイドシルと、車幅方向に沿って設けられ、前記サイドシルを結合するクロスメンバーと、前記サイドシルとクロスメンバーとに結合されたフロアパネルとを備える車体構造の自動車においては、シートは通常クロスメンバーで支持される。
したがって前記自動車が走行中に前方に位置する物体に衝突する前面衝突を起すと、前記シートに着座していた着座者の慣性力による大きな外力がクロスメンバーに加わる。これにより、クロスメンバーとサイドシルとの結合部にクロスメンバーの端部を剥離させる方向に大きな応力が生じる。
そこで、サイドシルとクロスメンバーとの結合強度を向上させるべく、サイドシルとクロスメンバーとフロアパネル端縁とを互いに結合する補強板を設け、サイドシルとクロスメンバーの端部と補強版との各一部を互いに重ね合わせて結合することが提案された(特許文献1)。
特開2000−25655号公報
前記結合方法によってサイドシルとクロスメンバーとフロアパネルとの前記方向に沿った結合強度は大幅に改善された。
しかしながら、上述した前面衝突時の対策も重要ではあるが、サイドシルとクロスメンバーとの結合部においては、側面衝突時にサイドシルを屈曲させる方向への荷重が入力されることから、その方向への強度の向上も強く求められる。
また、特許文献1の結合方法においては、部材が増加するから、コストおよび質量の増加が避けられないという問題もある。
本発明は、上記問題を解決すべく成されたものであり、部材を追加したり部材の肉厚を増加させたりすることなく、車体骨格の結合部近傍の強度、特にクロスメンバーを屈曲させる方向の結合強度を増大させることのできる車体構造の提供を目的とする。
請求項1に記載の発明は、車両前後方向の部材とクロス部材との結合部であって曲げ荷重を受ける車体骨格の結合部において、前記クロス部材の曲げの圧縮面となる面の結合点中心から車内側に向かってビードを形成するとともに、前記ビードの結合点中心から車内側端部までの長さaと前記面の幅bとの間に以下の関係:
b≦a≦2b
が成り立つように前記長さaを設定したことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、曲げの圧縮面となる面の結合点中心から車内側に向かってビードを形成するとともに、そのビードの結合中心から車内側端部までの長さaを圧縮メンの幅b以上2b以下としたので、前記面の曲げ荷重に対する抵抗力を有効に高めることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車体構造において、前記車両前後方向の部材として車両の前後方向に沿って設けられたサイドシルを備え、前記クロス部材として前記車両の幅方向に沿って設けられて一端において前記サイドシルに結合されたクロスメンバーを備え、前記ビードが、前記クロスメンバーにおける曲げの圧縮面となる面に形成されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、前記車体構造において前記クロスメンバーにおける曲げの圧縮面となる面、即ち上面に前記長さaを有するビードを設けている故に、前記面の圧縮強度が大幅に向上する。
請求項1の発明によれば、前述のように、曲げの圧縮面となる面の曲げ荷重に対する抵抗力が高まるから、部材を追加したり部材の肉厚を増加させたりすることなく車体骨格の結合部近傍の強度を増大させることができる。
また請求項2の発明によれば、サイドシルとクロスメンバーとの結合部付近におけるクロスメンバー上面の曲げ強度が大幅に向上するから、側面衝突時における車体骨格の変形を抑えることができる。
1.実施形態1
[構成]
本発明の車体構造を有する自動車の一例について以下に説明する。
図1に示すように、この自動車1の車体2は、梯子状に組まれた車体フレーム3と車体フレーム3に支持される板金製の車体本体(図示せず。)を備えている。なお、図中矢印FRは車両の前後方向を、矢印INは車両幅方向内側を、矢印UPは車両の上方向を示している。
車体フレーム3は、車体前部に配置されて車体の前後方向に沿って延在する左右1対のフロントサイドフレーム13と、フロントサイドフレーム13の外側で前後方向に延在する左右1対のサイドシル14と、サイドシル14の後端部側から夫々後方に延在してその前端部がサイドシル14の後端部に結合された1対のリアサイドフレーム15とを有する。
また、車体フレーム3は、フロントサイドフレーム13の前端部を互いに結合するフロントバンパリンフォースメント16と、フロントサイドフレーム13の長手方向の中途部とこれに車幅方向で対応するサイドシル14の前端部とを互いに結合するクロスメンバー17と、各フロントサイドフレーム13の長手方向中途部と各サイドシル14の長手方向中途部とを互いに結合するサイドメンバー18、19と、サイドシル14の後端部およびリアサイドフレーム15の前端部を互いに結合するクロスメンバー20と、リアサイドフレーム15の長手方向中央部を互いに結合する2本のクロスメンバー21と、リアサイドフレーム15の後端部を互いに結合するリアバンパリンフォースメント22とを備える。
サイドシル14の間には、車体の床部を形成するフロアパネル23が設けられている。図2に示すように、フロアパネル23はサイドフレーム13の上側に設けられている。フロアパネル23の端縁は下方に折り曲げられてサイドシル14にスポット溶接されている。
図1および図2に示すように、フロアパネル23の中央部には、sh対の情報へ膨出され、且つ車体の前後方向に沿って延在するトンネル部31が設けられている。トンネル部31の内部には中央部メンバー41が結合されている。
サイドシル14は、図2および図3に示すように、車幅方向で対面するインナーパネル14Aとアウターパネル14Bとを備え、インナーパネル14Aとアウターパネル14Bとは上縁同士および下縁同士が夫々スポット溶接され、これによって閉断面構造とされている。
クロスメンバー18、19は全体としてハット型の断面を有し、上面18E、19Eにおけるサイドシル14に結合される側の末端部に上面フランジ18C、19Cが、側面におけるサイドシル14に結合される側の末端部に側面フランジ18B、19Bが、下面に下面フランジ18D、19Dが形成されている。
クロスメンバー18、19は、夫々上面フランジ18C、19Cにおいてサイドシル14のインナーパネル14Aにおける上側の面に図3において「×」印で示すように3箇所でスポット溶接され、側面フランジ18B、19Bにおいてインナーパネル14Aの側面にスポット溶接されている。クロスメンバー18、19とインナーパネル14Aとの結合は、スポット溶接以外にボルト締結やリベット結合によってもよい。また、クロスメンバー18、19の末端部にフランジを設けることなく、サイドシル14の側面に突合せ溶接してもよい。クロスメンバー18、19は、底部フランジ18D、19Dにおいてフロアパネル23の上面にスポット溶接されている。
ここで、クロスメンバー18、19において曲げの圧縮荷重が加わる面である上面18E、19Eには、図2および図3に示すように、サイドシル14と結合される上面フランジ18C、19Cから車体中央部に向かってビード18A、19Aが2本ずつ設けられている。また、前述した上面フランジ18C、19Cとサイドシル14のインナーパネル14Aとのスポット溶接は、ビード18A、19Aを避けた位置で行われている。なお、ビード18A、19Aの本数は2本には限定されず、1本でもよく、3本以上であってもよい。ビード18A、19Aの長さaは、クロスメンバー18、19の上面18E、19Eの幅をbとしたとき、
b≦a≦2a
の関係が成り立つように設定されている。ビード18A、19Aの長さaが前記範囲であれば、クロスメンバー18、19とサイドシル14との結合部において充分な曲げ圧縮強度が得られる。理由については後述する。
[作用]
以下、実施形態1の作用について説明する。
クロスメンバー18、19にビードを設けない場合においてクロスメンバー18、19の上面18E、19Eおよび上面フランジ18C、19Cが圧縮面になる方向に曲げ応力が作用すると、図8(C)に示すように、クロスメンバー18、19の上面18E、19Eおよび上面フランジ18C、19Cには、波長2bの座屈波形が生じる。その結果、図6に示すようにクロスメンバー18、19の上面および上面フランジ18C、19Cが波状に大きく変形する。なお、図8において横軸はクロスメンバー18、19とサイドシル14との結合部からの長さを、縦軸は変形量を示す。
これに対して、長さa=bのビード18A、19Aを設けたときは、図8(B)に示すように、座屈波形の最初の半波長において変形量が大幅に少なくなる。その結果、クロスメンバー18、19の上面および上面フランジ18C、19Cの変形は、図4に示すようにビード18A、19Aを設けないときに比較して大幅に抑えることができる。
更に、ビード18A、19Aの長さをa=2bに延長したときは、図8(A)に示すように、座屈波形の最初の半波長のみならず後半部の半波長においても変形量が大幅に少なくなる。その結果、ロスメンバー18、19の上面18E、19Eおよび上面フランジ18C、19Cの変形は、図5に示すようにビード18A、19Aの長さaをa=bと設定したときに比較して更に抑えることができる。
但し、ビード18A、19Aの長さaを2bよりも長くしても、上面18E、19Eおよび上面フランジ18C、19Cの変形は、ビード18A,19Aの長さaが2bのときに比較してさほど異ならない。
このように、クロスメンバー18、19の曲げの圧縮面となる上面18E、19Eおよびそれに引き続く上面フランジ18C、19Cに長さa=b〜2bのビード18A、19Aを設けることにより、結合部における上方への曲げ強度が大幅に向上することがわかる。
ここで、自動車1が側面衝突すると、サイドシル14に衝突時の衝撃が加わり、クロスメンバー18、19とサイドシル14との間に結合部を上方に曲げようとする力が加わるが、本実施形態によれば、ビード18A、19Aによって上方への曲げ強度が向上することにより、側面衝突時の車体フレーム3の変形を抑えることができる。
なお、本発明の車体構造は、曲げ応力を受ける部分の結合部のみならず、軸力と曲げ応力とを受ける結合部、および軸力のみを受ける結合部にも適用できる。
図1は、実施形態1の自動車の備える車体フレームの構造を示す平面図である。 図2は、図1に示す車体フレームにおいてサイドシルとクロスメンバーとの結合部近傍を車幅方向にそって切断した拡大断面図である。 図3は、前記サイドシルとクロスメンバーとの結合部近傍の構成を示す拡大斜視図である。 図4は、クロスメンバーに長さa=b(bはクロスメンバーの上面の幅である。)のビードを形成した場合の上方への曲げ変形の様子を示す斜視図である。 図5は、クロスメンバーに長さa=2b(bはクロスメンバーの上面の幅である。)のビードを形成した場合の上方への曲げ変形の様子を示す斜視図である。 図6は、クロスメンバーにビードを形成しない場合の上方への曲げ変形の様子を示す斜視図である。 図7は、クロスメンバーに形成したビードの長さと上方への曲げ強度との関係を示すグラフである。 図8は、クロスメンバーにビードを形成した場合およびビードを形成しない場合における上方への曲げ応力を加えたときの座屈波形を示す説明図である。
符号の説明
1 自動車
3 車体フレーム
13 フロントサイドフレーム
14 サイドシル
15 リアサイドフレーム
16 クロスメンバー
17 クロスメンバー
18 クロスメンバー
18A ビード
18B 側面フランジ
18C 上面フランジ
18D 底部フランジ
18E 上面
19 クロスメンバー
19A ビード
19B 側面フランジ
19C 上面フランジ
19D 底部フランジ
19E 上面

Claims (2)

  1. 車両前後方向の部材とクロス部材との結合部であって曲げ荷重を受ける車体骨格の結合部において、前記クロス部材の曲げの圧縮面となる面の結合点中心から車内側に向かってビードを形成するとともに、前記ビードの結合点中心から車内側端部までの長さaと前記面の幅bとの間に以下の関係:
    b≦a≦2b
    が成り立つように前記長さaを設定したことを特徴とする車体構造。
  2. 前記車体骨格は、前記車両前後方向の部材として車両の前後方向に沿って設けられたサイドシルを備え、前記クロス部材として前記車両の幅方向に沿って設けられて一端において前記サイドシルに結合されたクロスメンバーを備え、前記ビードは、前記クロスメンバーにおける曲げの圧縮面となる面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車体構造。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011218944A (ja) * 2010-04-08 2011-11-04 Honda Motor Co Ltd 自動車の車体構造
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