JP2006213186A - 車両用骨格メンバ部材のプレス成形方法及び車両用骨格メンバ部材 - Google Patents

車両用骨格メンバ部材のプレス成形方法及び車両用骨格メンバ部材 Download PDF

Info

Publication number
JP2006213186A
JP2006213186A JP2005028026A JP2005028026A JP2006213186A JP 2006213186 A JP2006213186 A JP 2006213186A JP 2005028026 A JP2005028026 A JP 2005028026A JP 2005028026 A JP2005028026 A JP 2005028026A JP 2006213186 A JP2006213186 A JP 2006213186A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
cross
skeleton member
sides
depth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005028026A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4299254B2 (ja
Inventor
Hiromoto Yamada
博大 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2005028026A priority Critical patent/JP4299254B2/ja
Publication of JP2006213186A publication Critical patent/JP2006213186A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4299254B2 publication Critical patent/JP4299254B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】 部分的に応力が集中する点を解決することで、応力の分散を図り剛性を向上することを可能にするとともに、例えば、車両用骨格メンバ部材に直交する配管などを配置するときに高さ方向の寸法が嵩む点を解決することで、全体として高さ方向の寸法の増加を最小限に止めることを可能にする。
【解決手段】 基部となる底部81と、この底部81から両側を立ち上げた側壁部82,82と、を備えた断面視コ字状の車両用骨格メンバ部材45において、底部81が、中心部81aのコ字断面の深さを両端部81b,81bのコ字断面の深さよりも浅く形成したアーチ状を呈し、底部81に、側壁部82,82に沿わせた補強ビード85・・・を形成した。
【選択図】 図5

Description

本発明は、車体フレームを構成する車両用骨格メンバ部材と、車両用骨格メンバ部材のプレス成形方法に関するものである。
車両用骨格メンバ部材として、断面がコ字状を呈する部材や断面がコ字状を呈する部材同士を互いに合わせた形状のものが実用に供されている。
実用の車両用骨格メンバ部材は、所定の剛性を保ちつつ所定の機能をもたすようにすれば実用上十分であった。
このような車両用骨格メンバ部材として、断面をコ字状に形成するとともに所定の部材を通過させる切り欠きを形成したものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
実開平5−14770号公報(第2頁、図1)
図15は従来の基本構成を説明する図であり、車両用骨格メンバ部材240は、具体的にはサイドフレーム241に直交させたクロスメンバであって、断面がコ字状を呈し、コ字状の底部242に配管(若しくは配材)245を貫通させる切り欠き243若しくは貫通孔244を設けたものである。
しかし、車両用骨格メンバ部材240では、底部242に配管を貫通させる切り欠き243若しくは貫通孔244を設けたものなので、切り欠き243や貫通孔244に応力が集中し、骨格メンバ部材の剛性が落ちるという問題があった。
また、車両用骨格メンバ部材240では、中央部が両端部に同一の断面形状と考えられ、例えば中央部の下面に配管245などを通そうとする場合には高さ方向の寸法が嵩むという欠点がある。
すなわち、応力の分散を図り剛性を向上できるとともに、例えば、車両用骨格メンバ部材を横切る配管などを配置するときに全体として高さ方向の寸法の増加を最小限に止めることができる車両用骨格メンバ部材が望まれる。
本発明は、部分的に応力が集中する点を解決し、応力の分散を図り剛性を向上できる車両用骨格メンバ部材及び車両用骨格メンバ部材のプレス成形方法を提供するとともに、例えば、車両用骨格メンバ部材に直交する配管などを配置するときに高さ方向の寸法が嵩む点を解決し、全体として高さ方向の寸法の増加を最小限に止めることができる車両用骨格メンバ部材及び車両用骨格メンバ部材のプレス成形方法を提供することを課題とする。
請求項1に係る車両用骨格メンバ部材のプレス成形方法の発明は、矩形板材の相対する両辺を互いに対称な凹状にカットする工程と、アーチ状の底部に両辺に沿わせた補強ビードを形成する工程と、押込みプレス成形で両辺を直線状に形成するとともに両辺を繋ぐ底部をアーチ状に成形する工程と、からなることを特徴とする。
例えば、車両用骨格メンバ部材の応力の分散を図ることができるとすれば、車両用骨格メンバ部材の剛性を向上できるので好ましいことである。また、車両用骨格メンバ部材に直交する配管などを配置するときに高さ方向の寸法の増加を最小限に止めることができるとすれば、例えば、車両の低床化などを図ることができるので好都合である。
そこで、押込みプレス成形で両辺を直線状に形成するとともに両辺を繋ぐ底部をアーチ状に成形する工程を設けることで、部分的に応力が集中することを回避することができる。
また、押込みプレス成形で両辺を直線状に形成するとともに両辺を繋ぐ底部をアーチ状に成形する工程を設けることで、例えば、車両用骨格メンバ部材に直交する配管などを配置するときに、アーチ状の底部を利用することができる。
さらに、アーチ状の底部に両辺に沿わせた補強ビードを形成する工程を設けることで、材料の有効利用をすることができる。
アーチ状の底部に両辺に沿わせた補強ビードを形成する工程を設けることで、成形しわを抑えることができる。
請求項2に係る発明は、基部となる底部と、この底部から両側を立ち上げた側壁部と、を備えた断面視コ字状の車両用骨格メンバ部材において、底部が、中心部のコ字断面の深さを両端部のコ字断面の深さよりも浅く形成したアーチ状を呈し、底部に、側壁部に沿わせた補強ビードを形成したことを特徴とする。
底部を、中心部のコ字断面の深さを両端部のコ字断面の深さよりも浅く形成したアーチ状に形成することで、部分的に応力が集中することを回避することができる。
また、中心部のコ字断面の深さを両端部のコ字断面の深さよりも浅く形成したアーチ状に形成することで、例えば、車両用骨格メンバ部材に直交する配管などを配置するときに、アーチ状の底部を利用することができる。
さらに、底部に、側壁部に沿わせた補強ビードを形成することで、車両用骨格メンバ部材の剛性の向上を図ることができる。
請求項1に係る発明では、押込みプレス成形で両辺を直線状に形成するとともに両辺を繋ぐ底部をアーチ状に成形する工程を設たので、部分的に応力が集中することを回避することができる。この結果、車両用骨格メンバ部材の剛性の向上を図ることができるという利点がある。
また、押込みプレス成形で両辺を直線状に形成するとともに両辺を繋ぐ底部をアーチ状に成形する工程を設けたので、例えば、車両用骨格メンバ部材に直交する配管などを配置するときに、アーチ状の底部を利用することができる。この結果、車両の高さ方向の寸法の増加を最小限に止めることができる。
さらに、アーチ状の底部に両辺に沿わせた補強ビードを形成する工程を設けたので、材料の有効利用をすることができる。
アーチ状の底部に両辺に沿わせた補強ビードを形成する工程を設けたので、成形しわを抑えることができる。この結果、車両用骨格メンバ部材の品質の向上を図ることができるという利点がある。
請求項2に係る発明では、底部を、中心部のコ字断面の深さを両端部のコ字断面の深さよりも浅く形成したアーチ状に形成したので、部分的に応力が集中することを回避することができる。この結果、車両用骨格メンバ部材の剛性の向上を図ることができるという利点がある。
また、底部を、中心部のコ字断面の深さを両端部のコ字断面の深さよりも浅く形成したアーチ状に形成したので、例えば、車両用骨格メンバ部材に直交する配管などを配置するときに、アーチ状の底部を利用することができる。この結果、車両の高さ方向の寸法の増加を最小限に止めることができる。
さらに、底部に、側壁部に沿わせた補強ビードを形成したので、車両用骨格メンバ部材の剛性の向上を図ることができる。この結果、例えば、剛性の高い車体フレームなどの実現を図ることができるという利点がある。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る車両用骨格メンバ部材を採用した車両の斜視図であり、10は車両、12は車体フレーム、13は車室、14はフロントバンパ、15はフロントフェンダ、16は前輪、17は後輪、18は前ドア、19は後ドア、21はテールゲート、22はリヤバンパ、23はボンネット、24はルーフである。
本発明に係る車両用骨格メンバ部材は、後述するように、底部をアーチ状に形成し、底部81に側面に沿わせた補強ビードを形成した部材である。
図2は本発明に係る車両用骨格メンバ部材を採用した車両のフロア構造の斜視図であり、車両のフロア構造30は、車体フレーム12と、この車体フレーム12に取付けたフロアパネル31と、このフロアパネル31の前部に設けたダッシュボード32と、から構成する。
フロアパネル31は、車体フレーム12の上に略平坦に取付けた部材である。
ダッシュボード(ダッシュパネル)32は、エンジンルーム33と車室13(図1参照)を仕切る隔壁とともに、フロアパネル31に連続的に形成した部材である。図中、34はパワープラント(不図示)を支持するフロントサブフレーム、38はフットレスト近傍を示す。
図3は本発明に係る車両用骨格メンバ部材を採用した車体フレームの平面図であり、車体フレーム12は、左右のフロントサイドフレーム41,41と、これらのフロントサイドフレーム41,41にそれぞれ車体後方へ延ばした左右のサイドフレーム(フロアフレーム)42L,42Rと、これらのサイドフレーム42L,42Rから車体後方へ延ばした左右のリヤフレーム(不図示)と、左右のサイドフレーム42L,42Rの前部を繋ぐ第1クロスメンバ44と、左右のサイドフレーム42L,42Rの中間を繋ぐ車両用骨格メンバ部材としての第2クロスメンバ45と、左右のサイドフレーム42L,42Rの後部を繋ぐ第3クロスメンバ46と、左右のサイドフレーム42L,42Rの第1クロスメンバ44の接続位置から外方にそれぞれ延ばした左右の第1アウトリガ(張出し部材)47,47と、左右のサイドフレーム42L,42Rの第2クロスメンバ45の接続位置から外方にそれぞれ延ばした左右の第2アウトリガ(張出し部材)48,48と、左右のサイドフレーム42L,42Rの第3クロスメンバ46接続位置から外方にそれぞれ延ばした左右の第3アウトリガ(張出し部材)49,49と、左の第1〜第3アウトリガ47〜49の先端に接続した左のサイドシル51Lと、右の第1〜第3アウトリガ47〜49の先端に接続した右のサイドシル51Lと、第3クロスメンバ46の後方にて左右のサイドフレーム42L,42Rを繋ぐ横連結部材(サイドフレーム連結部材)53と、からなる。
サイドフレーム42L,42Rは、互いに車体後方に向けて平面視にて幅広がりの略ハ字状に形成し、この略ハ字状に形成した拡幅部62を備える。なお、39L,39Rはサイドフレーム42L,42Rのそれぞれの底面を示す。
図4は本発明に係る車両用骨格メンバ部材を採用した車体フレームの斜視図であり、第1クロスメンバ44は、上方を開口させた略コ字断面状のメンバであって、底部71と、この底部71から両側を立ち上げた側壁部72a,72bと、からなるメンバであって、底部71は、中心部71aのコ字断面の深さを両端部71b,71bのコ字断面の深さよりも浅く形成したアーチ状を呈する。なお、第2クロスメンバ45は、図5にて詳細に説明する。
第3クロスメンバ46は、上方を開口させた略コ字断面状のメンバであって、底部73と、この底部73から両側を立ち上げた側壁部74,74と、からなるメンバであって、底部73は、中心部73aのコ字断面の深さを両端部73b,73bのコ字断面の深さよりも浅く形成したアーチ状を呈し、底部73に、側壁部74,74に沿わせた図3に示した補強ビード75・・・(・・・は複数個を示す。以下同じ)を形成したものである。
横連結部材53は、上方を開口させた略コ字断面状のメンバであって、底部77(図3参照)と、この底部77から両側を立ち上げた側壁部78,78と、からなるメンバである。図中、35は燃料タンクを示す。
図5は本発明に係る車両用骨格メンバ部材の斜視図であり、第2クロスメンバ45を示す。
第2クロスメンバ(車両用骨格メンバ部材)45は、上方を開口させた略コ字断面状のメンバであって、底部81と、この底部81から両側を立ち上げた側壁部82,82と、これらの側壁部82,82から外方に形成した前後のフランジ83,83と、側壁部82,82の左右端を曲げたサイドフランジ84・・・と、側壁部82,82に沿わせて底部81に形成した複数の補強ビード85・・・と、底部81の左右から延ばすことでそれぞれサイドフレーム42L,42R(図3参照)に取付ける左右の取付部86,86と、からなる。
底部81は、中心部81aのコ字断面の深さを両端部81b,81bのコ字断面の深さよりも浅く形成したアーチ状を呈する。
図6は本発明に係る車両用骨格メンバ部材の正面図であり、第2クロスメンバ45を示す。すなわち、第2クロスメンバ(車両用骨格メンバ部材)は、基部となる底部81と、この底部81から両側を立ち上げた側壁部82,82(一方の82は不図示)と、を備えた断面視コ字状の車両用骨格メンバ部材において、底部81が、中心部81aのコ字断面の深さを両端部81b,81bのコ字断面の深さよりも浅く形成したアーチ状を呈し、底部81に、側壁部82,82に沿わせた補強ビード85・・・を形成したものと言える。
図7は本発明に係る車両用骨格メンバ部材の平面図であり、第2クロスメンバ45を示す。
第2クロスメンバ(車両用骨格メンバ部材)45は、底部81を、中心部81aのコ字断面の深さを両端部81b,81bのコ字断面の深さよりも浅く形成したアーチ状に形成することで、部分的に応力が集中することを回避することができる。この結果、第2クロスメンバ45の剛性の向上を図ることができる。
また、底部81を、中心部81aのコ字断面の深さを両端部81b,81bのコ字断面の深さよりも浅く形成したアーチ状に形成することで、例えば、第2クロスメンバ45に直交する配管などを配置するときに、アーチ状の底部81を利用することができる。この結果、車両10(図1参照)の高さ方向の寸法の増加を最小限に止めることができる。
さらに、底部81に、側壁部82,82に沿わせた補強ビード85・・・を形成することで、第2クロスメンバ45の剛性の向上を図ることができる。この結果、剛性の高い車体フレーム12(図2参照)などの実現を図ることができる。
図8は図2の8−8線断面図であり、車体右側部の縦断面を示す。図9は図2の9−9線断面図であり、車体中心の縦断面を示す。
図8において、第1〜第3のクロスメンバ44〜46の略コ字断面状の車体右側部での深さは、ほぼサイドフレーム42Rの深さと同一に形成したことを示す。また、図9において、第1〜第3のクロスメンバ44〜46の略コ字断面状の車体中心部での深さは、ほぼサイドフレーム42Rの深さよりも浅く形成したことを示す
図8において、横連結部材53の略コ字断面状の車体右側部での深さは、ほぼサイドフレーム42Rの深さより浅く形成したことを示す。また、図9において、横連結部材53の略コ字断面状の車体中心部での深さは、図8に示す車体右側部での深さにほぼ同一であることを示す。
図10は図2の10−10断面図であり、車両のフロア構造30は、車体前後方向に左右一対のサイドフレーム42L,42Rを延ばし、これらのサイドフレーム42L,42Rを車体幅方向に設ける第2クロスメンバ(クロスメンバ)45で連結し、これらのクロスメンバ45及びサイドフレーム42L,42Rにフロアパネル31を被せる車両のフロア構造において、クロスメンバ45を、断面視で上方開口させたコ字状断面に形成するとともに、クロスメンバ45の底部81を、中心部81aのコ字断面の深さを両端部81b,81bのコ字断面の深さよりも浅いアーチ状に形成し、コ字状断面の底部81から車幅方向に左右の取付部86,86を延出し、これらの取付部86,86をそれぞれ左右のサイドフレーム42L,42Rの底面39L,39Rに連結したものと言える。
例えば、車室空間を十分に確保することができるとすれば、車室内の利便性の向上を図ることができるので好ましいことであり、クロスメンバの剛性を十分に高めるとすれば、フロアパネルの低床化の促進を図ることができるので好都合せある。
そこで、クロスメンバ45を、断面視で上方開口させたコ字状断面に形成するとともに、クロスメンバ45の底部81を、中心部81aのコ字断面の深さを両端部81b,81bのコ字断面の深さよりも浅いアーチ状に形成し、コ字状断面の底部81から車幅方向に左右の取付部86,86を延出し、これらの取付部86,86をそれぞれ左右のサイドフレーム42L,42Rの底面39L,39Rに連結することで、クロスメンバ45の剛性を十分に高めることができる。この結果、クロスメンバ45を軽量にすることができ、車体重量を軽くすることができる。
図11は本発明に係る車両用骨格メンバ部材のプレス成形方法のフロー図である。なお、ST××はステップ番号を示す。
ST01:カット工程
矩形板材の相対する両辺を互いに対称な凹状にカットする。
ST02:補強ビード形成工程
アーチ状の底部に両辺に沿わせた補強ビードを形成する。
ST03:押込みプレス成形工程
押込みプレス成形で両辺を直線状に形成するとともに両辺を繋ぐ底部をアーチ状に成形する。
車両用骨格メンバ部材のプレス成形方法では、押込みプレス成形で両辺を直線状に形成するとともに両辺を繋ぐ底部をアーチ状に成形する工程を設たので、部分的に応力が集中することを回避することができる。この結果、車両用骨格メンバ部材の剛性の向上を図ることができる。
また、車両用骨格メンバ部材のプレス成形方法では、押込みプレス成形で両辺を直線状に形成するとともに両辺を繋ぐ底部をアーチ状に成形する工程を設けたので、例えば、車両用骨格メンバ部材に直交する配管などを配置するときに、アーチ状の底部を利用することができる。この結果、車両の高さ方向の寸法の増加を最小限に止めることができる。
さらに、車両用骨格メンバ部材のプレス成形方法では、アーチ状の底部に両辺に沿わせた補強ビードを形成する工程を設けたので、材料の有効利用をすることができる。
車両用骨格メンバ部材のプレス成形方法では、アーチ状の底部に両辺に沿わせた補強ビードを形成する工程を設けたので、成形しわを抑えることができる。この結果、車両用骨格メンバ部材の品質の向上を図ることができる。
図12は本発明に係る車両用骨格メンバ部材の比較説明図であり、(a)は比較例の車両用骨格メンバ部材(クロスメンバ)150を示し、(b)は実施例の車両用骨格メンバ部材(第2クロスメンバ)45を示す。
(a)において、車両用骨格メンバ部材150は、底部151と、この底部151から両側を立ち上げた側壁部152,152と、これらの側壁部152,152から外方に形成した前後のフランジ153,153と、を備えたメンバである。
(b)において、車両用骨格メンバ部材45は、底部81と、この底部81から両側を立ち上げた側壁部82,82と、これらの側壁部82,82から外方に形成した前後のフランジ83,83と、側壁部82,82に沿わせ底部81形成した補強ビード85・・・と、を備えたメンバである。
図13(a)〜(d)は本発明に係る車両用骨格メンバ部材の断面形状を示す比較説明図であり、(a),(b)は比較例の車両用骨格メンバ部材(クロスメンバ)150を示し、(b)は実施例の車両用骨格メンバ部材(第2クロスメンバ)45を示す。
(a)は図12(a)のa−a断面図であり、車両用骨格メンバ部材(クロスメンバ)150は、底部151の中心部151aは深さを浅く形成しするとともに、底部151をフラット面に形成したものである。また、(b)は図12(b)のb−b断面図であり、車両用骨格メンバ部材150は、底部151の両端部151bは深さを深く形成したものである。
(c)は図12(c)のc−c断面図であり、車両用骨格メンバ部材(第2クロスメンバ)45は、底部81の中心部81aは深さを浅く形成しするとともに補強ビード85・・・を形成したものである。また、(d)は図12(d)のd−d断面図であり、車両用骨格メンバ部材45は、底部81の両端部81bは深さを深く形成した(車両用骨格メンバ部材150同様に形成した)ものである。
(a)〜(d)において、車両用骨格メンバ部材45は、底部81に補強ビード85・・・を形成したので車両用骨格メンバ部材150よりも剛性を向上させることができたメンバであると言える。
図14(a),(b)は本発明に係る車両用骨格メンバ部材の展開形状を示す比較説明図であり、(a)は比較例の車両用骨格メンバ部材150(図12参照)の展開図を示し、(b)は実施例の車両用骨格メンバ部材45(図12参照)の展開図を示す。
(a)に示す車両用骨格メンバ部材150のブランク158の最小縦幅H1は、(b)に示す車両用骨格メンバ部材45のブランク88の最小縦幅H2よりも小さい。これは、車両用骨格メンバ部材45に補強ビード85・・・(図12参照)を備えるので最小縦幅H2が最小縦幅H1よりも広く必要であることに基づく。
また、(a)の斜線で示す材料の捨て部分159及び(b)に示す材料の捨て部分89を比較すると捨て部分159に比較して捨て部分89のほうが少ない。
すなわち、車両用骨格メンバ部材45は、底部81に補強ビード85・・・(図12参照)を形成したので、材料の有効利用を図ることができるとともに、剛性の向上を図ることができる。
尚、本発明に係る車両用骨格メンバ部材は、図7に示すように、底部81に3本の補強ビード85・・・を図示したが、これに限るものではなく、側壁部82,82に沿わせて底部81に複数の補強ビードを形成したものであればよい。
本発明に係る車両用骨格メンバ部材は、ミニバンやワゴンなどの車体フレームに採用するのに好適である。
本発明に係る車両用骨格メンバ部材を採用した車両の斜視図である。 本発明に係る車両用骨格メンバ部材を採用した車両のフロア構造である。 本発明に係る車両用骨格メンバ部材を採用した車体フレームの平面図である。 本発明に係る車両用骨格メンバ部材を採用した車体フレームの斜視図である。 本発明に係る車両用骨格メンバ部材の斜視図である。 本発明に係る車両用骨格メンバ部材の正面図である。 本発明に係る車両用骨格メンバ部材の平面図である。 図2の8−8線断面図である。 図2の9−9線断面図である。 図2の10−10断面図である。 本発明に係る車両用骨格メンバ部材のプレス成形方法のフロー図である。 本発明に係る車両用骨格メンバ部材の比較説明図である。 本発明に係る車両用骨格メンバ部材の断面形状を示す比較説明図である。 本発明に係る車両用骨格メンバ部材の展開形状を示す比較説明図である。 従来の基本構成を説明する図である。
符号の説明
10…車両、12…車体フレーム、45…車両用骨格メンバ部材(第2クロスメンバ)、81…底部、81a…中心部、81b…両端部、82…側壁部、85…補強ビード。

Claims (2)

  1. 矩形板材の相対する両辺を互いに対称な凹状にカットする工程と、前記アーチ状の底部に前記両辺に沿わせた補強ビードを形成する工程と、押込みプレス成形で前記両辺を直線状に形成するとともに前記両辺を繋ぐ底部をアーチ状に成形する工程と、からなる車両用骨格メンバ部材のプレス成形方法。
  2. 基部となる底部と、この底部から両側を立ち上げた側壁部と、を備えた断面視コ字状の車両用骨格メンバ部材において、
    前記底部は、中心部のコ字断面の深さを両端部のコ字断面の深さよりも浅く形成したアーチ状を呈したものであり、前記底部に、前記側壁部に沿わせた補強ビードを形成したことを特徴とする車両用骨格メンバ部材。
JP2005028026A 2005-02-03 2005-02-03 車両用骨格メンバ部材のプレス成形方法 Expired - Fee Related JP4299254B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005028026A JP4299254B2 (ja) 2005-02-03 2005-02-03 車両用骨格メンバ部材のプレス成形方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005028026A JP4299254B2 (ja) 2005-02-03 2005-02-03 車両用骨格メンバ部材のプレス成形方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006213186A true JP2006213186A (ja) 2006-08-17
JP4299254B2 JP4299254B2 (ja) 2009-07-22

Family

ID=36976759

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005028026A Expired - Fee Related JP4299254B2 (ja) 2005-02-03 2005-02-03 車両用骨格メンバ部材のプレス成形方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4299254B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013202665A (ja) * 2012-03-29 2013-10-07 Topre Corp プレス成形品
CN105188980A (zh) * 2013-03-21 2015-12-23 新日铁住金株式会社 冲压成形部件的制造方法以及冲压成形装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013202665A (ja) * 2012-03-29 2013-10-07 Topre Corp プレス成形品
CN105188980A (zh) * 2013-03-21 2015-12-23 新日铁住金株式会社 冲压成形部件的制造方法以及冲压成形装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4299254B2 (ja) 2009-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3976198B2 (ja) 車体前部構造
US6540286B2 (en) Body structure
JP4077433B2 (ja) 車体前部構造
JP4010169B2 (ja) 車体構造
JP4677025B2 (ja) 車体前部構造
JP4853080B2 (ja) 自動車の車体構造
JP6397534B1 (ja) 車体フロア構造
JP7013995B2 (ja) 車両の前部車体構造
JP4938716B2 (ja) 自動車の前部車体構造
CN107097858A (zh) 车身结构
JP5324419B2 (ja) 車体側部構造
JP6870588B2 (ja) 車両後部構造
JP4799466B2 (ja) 車体後部構造
JP4277215B2 (ja) 車両のリヤボディ構造
JP4299254B2 (ja) 車両用骨格メンバ部材のプレス成形方法
JP2013139169A (ja) 車両後部構造
JP4277187B2 (ja) 車両のリヤボディ構造
JP4251568B2 (ja) 車両の車体下部構造
JP2014210454A (ja) 車体構造
JP4251567B2 (ja) 車両のフロア構造
JP5150452B2 (ja) 車体前部構造
JP2008068736A (ja) 車両の下部車体構造
JP3889741B2 (ja) 車体構造
JP2013100108A (ja) 車体下部構造
JP4286797B2 (ja) 車体のフロアパネル

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080422

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080424

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080514

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080826

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081016

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090114

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090212

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20090324

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090414

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090416

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4299254

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120424

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130424

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130424

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140424

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees