JPS641847Y2 - - Google Patents

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JPS641847Y2
JPS641847Y2 JP1984028650U JP2865084U JPS641847Y2 JP S641847 Y2 JPS641847 Y2 JP S641847Y2 JP 1984028650 U JP1984028650 U JP 1984028650U JP 2865084 U JP2865084 U JP 2865084U JP S641847 Y2 JPS641847 Y2 JP S641847Y2
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door
opening
recirculation
recirculation door
spring
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JP1984028650U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車両用空調装置において、ブロアユ
ニツトのインテークドアに設けられたリサーキユ
ドアの開閉装置に関する。
(従来の技術) 車両用空調装置のブロアユニツトには、外気吸
入口と内気吸入口との間にインテークドアが設け
られ、暖房使用時には車内窓の曇りを防止するた
めインテークドアで内気吸入口を閉鎖し、外気吸
入口から空気を取り入れるのが一般的である。
この場合、外気温が車内温度より低いときは
は、外気を吸入すると暖房効率が悪い。これに対
処するため、実公昭56−26983号公報に記載され
ている従来装置では、インテークドアにリサーキ
ユドアを設け、該リサーキユドアから内気を若干
取り入れて外気と、ミツクスし、これによつて車
内窓の曇りを防止しながら暖房効率を高めるよう
にしていた。
このリサーキユドアは、通常時はスプリングに
よつて閉鎖され、ブロア作動時の負圧によつて開
放する構造であり、したがつて、車室内圧力との
微妙な圧力差が開放動力源となり、スプリングの
押圧力および自重との間で高精度なセツテイング
が要求されるものであつた。
また、該圧力差は極めて小さなレベルであり、
したがつて、スプリングの押圧力は極めて弱く設
定する必要があり、このためリサーキユドアの閉
鎖保持力が弱く、これが気密性を低下して冷気の
漏れを原因となつていた。
また、車両走行時においては、ラム圧でリサー
キユドアが閉じるように工夫されているが、車体
形状の都合や雨滴の浸入防止等の理由でラム圧が
大きくとれない車両では、リサーキユドアが閉じ
ずに外気(冷気)が足元に回つてしまうことにな
り、対策に苦慮していた。
さらに、他の従来技術としては、実開昭57−
47509号公報に記載されている車両用空気調和装
置が知られている。この従来装置は、外気導入口
より導入される空気の経路に大面積の大形ドアと
小面積の小形ドアとを設け、外気導入量を小形ド
アにより微調整可能としたものであつた。
従つて、この従来装置は、車両用空気調和装置
の作動時における外気導入量を微調整することを
目的とし、この微調整により、外気導入量を必要
最小限として、コンプレツサにかかる負担を軽減
させることができる。
しかしながら、この従来装置の場合、小形ドア
の開閉もしくは開度調節は、例えば、乗員の数に
応じて任意に操作されるものであつて、走行時・
駐車時等の走行状態に応じ、自動的に開閉が切り
換えられるものではない。
つまり、停車時は、走行時に比べ暖房の際の熱
源となるエンジン冷却水の温度が低くなるため、
外気導入のままでは、熱交換器の容量が小さいと
熱量不足となるため、一部内気導入にすることが
好ましいが、この従来例では、駐車する度に小形
ドアを開放させる必要があり、操作が煩わしいと
いう問題があつた。
また、炎天下に駐車する際には、車室内が高温
となるため、内気と外気とを連通状態としていた
方が、両者間に空気の流通が生じ、車室温の上昇
が抑制されるものであり、この場合、大形ドア
(インテークドア)を外気導入状態とした上に、
小形ドアが開くと、内外気の流通経路が短くなり
両者の流通が良好となるが、このような際にも、
駐車の度に小形ドアを開放させる必要があり操作
が煩わしいという問題があつた。
(考案の目的) 本考案は、かかる従来の問題を解消せんと成さ
れたもので、その目的とするところは、駐車ブレ
ーキ機構がブレーキ作動される駐車時には、リサ
ーキユドアを確実に開放させ、暖房運転時にあつ
ては熱交換率を向上させ、かつ、炎天下駐車にあ
つては車室内温の上昇を抑制させ、一方、走行時
には、リサーキユドアの閉塞状態での気密を確保
することのできるリサーキユドアの開閉装置を提
供することにある。
(考案の構成) 即ち、この目的を達成するために、本考案の車
両用空調装置におけるリサーキユドアの開閉装置
は、ブロアユニツトに内外気切換用のインテーク
ドアが設けられ、該インテークドアには、補助開
口部が形成されると共に、該補助開口部を開閉す
るリサーキユドアが枢着され、さらに、該リサー
キユドアを閉鎖状態に付勢するスプリングが設け
られ、前記リサーキユドアをスプリングに抗して
開放状態に保持する開放手段が設けられ、該開放
手段が駐車ブレーキのブレーキ作動に連動して開
放作動すべく、駐車ブレーキ機構に接続されてい
る構成にしている。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に示して説明す
る。
図において、1はブロアユニツトで、ブロアケ
ーシング2の吸入側に空気取入ケース3が連設さ
れ、該ケース3には外気吸入口4及び内気吸入口
5が形成されると共に、外内両吸入口4,5間に
インテークドア6が設けられ、該インテークドア
6の揺動によつて、外気吸入口4を閉鎖した状態
では内気吸入口5が開放し、他方、内気吸入口5
を閉鎖した状態では外気吸入口4が開放するよう
にしている。尚、該ブロアユニツト1は、外気吸
入口4を下向きにしてこれを室外に連通すると共
に、内気吸入口5を室内に通した状態で車体7に
取り付けられ、かつ送気口8はヒータダクト9及
びヒータユニツト10を介して室内に連通されて
いる。尚、11はブロアモータ、12はブロアフ
アン、また13はヒータコアである。
次に、14はリサーキユドアで、前記インテー
クドア6に形成した補助開口部15を該インテー
クドア6の内面側から開閉するもので、ピン16
によつてインテークドア6の内面に枢着されると
共に、その閉鎖状態で補助開口部15との気密性
を確保するに十分な押圧力を持つスプリング17
によつて付勢されている。
また、18はリサーキユドア14の開放手段と
なるプツシユリンクで、前記リサーキユドア14
を外面側からスプリング17に抗して押圧するも
ので、一端を押圧部19としたL字状リンクに形
成され、その中程部が空気取入ケース3に固定し
たピン20に枢着され、かつスプリング21によ
つて押圧部19がリサーキユドア14の外面から
離反する方向に付勢されている。
22はプツシユリンク18と駐車ブレーキ機構
26のブレーキレバー24とを接続するコントロ
ールワイヤで、アウタワイヤ23の一端がブロア
ケーシング2に固定されると共に他端はブレーキ
レバー24の近傍に固定され、かつ駐車ブレーキ
機構26の作動時にプツシユリンク18を開放作
動させるよう、インナワイヤ25の一端が前記プ
ツシユリンク18の他端に取り付けられると共に
他端はブレーキレバー24に取り付けられてい
る。
従つて、ブレーキレバー24を引いて駐車ブレ
ーキ機構26を作動状態におけば、コントロール
ワイヤ22を介してプツシユリンク18がリサー
キユドア14を押圧することになり、該リサーキ
ユドア14はスプリング17に抗して補助開口部
15の開放状態を保持することになる。
よつて、例えば低温下においてエンジンをアイ
ドリングしながら長時間駐車する場合等の暖房に
際しては、上記のように補助開口部15が開放さ
れた状態では、外気吸入口4から冷気が吸入され
ると共に、インテークドア6の補助開口部15を
通して暖かい内気が吸入され、この内気の吸入に
伴ない吸入空気の温度が上昇し、ヒータによる熱
交換効率が向上して暖房性能を高めることができ
るものである。
また、例えば炎天下に長時間駐車する際にあつ
ては、上述のように駐車ブレーキ機構26を作動
状態として補助開口部15を開放させると、補助
開口部15を介して、内気側と外気側が連通され
て内外気の流通が生じ、車室内が高温となるのが
抑制される。
そして、車両走行時においては、ブレーキレバ
ー24は当然に下ろされて駐車ブレーキ機構26
が作動解除されており、この場合はプツシユリン
ク18がスプリング21によつてリサーキユドア
14から離反していることから、該リサーキユド
ア14はスプリング17により十分に押圧されて
閉鎖状態に保持され、従つて補助開口部15との
気密は確保されて吸入外気が流れ込むといつたこ
とはないのである。
以上、本考案の一実施例について図面により説
明したが、本考案の具体的な構成は前記した実施
例に限定されるものではない。
例えば、本実施例では、開放手段をブロアユニ
ツトに設けたが車体に設けてもよく、また、開放
手段としては、実施例で示したプツシユリンクに
限られるものではなく、リサーキユドアの枢着ピ
ンにアームを連設し、このアームを作動すること
でリサーキユドアを開放する開放手段としてもよ
く、またシリンダ等を開放手段として使用しても
よい。
また、実施例では、開放手段としてのプツシユ
リンクを駐車ブレーキ機構の中のコントロールワ
イヤに接続させたが、コントロールワイヤ以外の
リンク等の部位に接続させてもよい。また実施例
では、リサーキユドアをインテークドアの内面側
から開閉するようにし、リサーキユドアを開放手
段で押圧して開放状態を保持するようにしたが、
リサーキユドアを開放手段で引いて開放状態を保
持するようにしてもよい。
(考案の効果) 以上説明してきたように、本考案の車両用空調
装置のリサーキユドアの開閉装置にあつては、以
下の効果を同時に得ることができる。
リサーキユドアを駐車ブレーキ機構の作動に
連動して開放させるようにしたため、暖房時に
駐車したときの熱交換効率を向上させたり、炎
天下駐車の際の車室内温の上昇を抑制させたり
するために、駐車の度にリサーキユドアを開放
させる操作が不要で、操作が煩わしさがないと
いう効果が得られる。
リサーキユドアを開放手段により開放させる
ため、確実な開放動作が得られ信頼性を向上さ
せることができるという効果が得られる。
上記のように確実に開放状態が得られるた
めに、リサーキユドアを閉鎖状態に付勢するス
プリングの押圧力を高めても開放動作に支障は
なく、このスプリングの強い押圧力によつてリ
サーキユドアの閉鎖状態が確実になり、これが
閉鎖状態の気密性を向上させ、車両走行時の空
気の漏れを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例のリサーキユドアの開閉
装置を備えた空調装置の斜視図、第2図はリサー
キユドアの開閉装置を示す斜視図、第3図は該開
閉装置の断面図図である。 1……ブロアユニツト、4……外気吸入口、5
……内気吸入口、6……インテークドア、14…
…リサーキユドア、15……補助開口部、17…
…スプリング、18……プツシユリンク、26…
…駐車ブレーキ機構、A……開閉装置。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ブロアユニツトに内外気切換用のインテークド
    アが設けられ、 該インテークドアには、補助開口部が形成され
    ると共に、該補助開口部を開閉するリサーキユド
    アが枢着され、さらに、該リサーキユドアを閉鎖
    状態に付勢するスプリングが設けられ、 前記リサーキユドアをスプリングに抗して開放
    状態に保持する開放手段が設けられ、 該開放手段が駐車ブレーキのブレーキ作動に連
    動して開放作動すべく、駐車ブレーキ機構に接続
    されていることを特徴とする車両用空調装置にお
    けるリサーキユドアの開閉装置。
JP2865084U 1984-02-29 1984-02-29 車両用空調装置におけるリサ−キユドアの開閉装置 Granted JPS60139612U (ja)

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JP2865084U JPS60139612U (ja) 1984-02-29 1984-02-29 車両用空調装置におけるリサ−キユドアの開閉装置

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JP2865084U JPS60139612U (ja) 1984-02-29 1984-02-29 車両用空調装置におけるリサ−キユドアの開閉装置

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JPS60139612U JPS60139612U (ja) 1985-09-14
JPS641847Y2 true JPS641847Y2 (ja) 1989-01-17

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JP2865084U Granted JPS60139612U (ja) 1984-02-29 1984-02-29 車両用空調装置におけるリサ−キユドアの開閉装置

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0737933Y2 (ja) * 1985-10-02 1995-08-30 三菱自動車工業株式会社 エアダクト構造

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5747509B2 (ja) * 1973-02-06 1982-10-09

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5928895Y2 (ja) * 1980-09-02 1984-08-20 株式会社ボッシュオートモーティブ システム 車輛用空気調和装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5747509B2 (ja) * 1973-02-06 1982-10-09

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JPS60139612U (ja) 1985-09-14

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