JPS5919606Y2 - 車室内気密の緩和装置 - Google Patents

車室内気密の緩和装置

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Publication number
JPS5919606Y2
JPS5919606Y2 JP18185080U JP18185080U JPS5919606Y2 JP S5919606 Y2 JPS5919606 Y2 JP S5919606Y2 JP 18185080 U JP18185080 U JP 18185080U JP 18185080 U JP18185080 U JP 18185080U JP S5919606 Y2 JPS5919606 Y2 JP S5919606Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
door
air intake
intake port
airtightness
damper
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Expired
Application number
JP18185080U
Other languages
English (en)
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JPS57108409U (ja
Inventor
保 松田
康彦 吉田
Original Assignee
本田技研工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 本田技研工業株式会社 filed Critical 本田技研工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はドアの閉鎖時における車室内の空気抵抗を柔
らげるための車室内気密の緩和装置に関する。
最近の自動車では、居住性向上の観点がら車体各部の建
付けが改善され、室内の気密性が高まり、窓ガラスを閉
じたままの状態でドアを閉じようとすると室内空気を圧
縮することになり、その空気抵抗でドアの閉まり具合が
悪く半ドアの状態になることがある。
車体にはそれなりの対策も講じられてはいるが、充分な
ものではない。
この考案は上記の不具合は解消すべく工夫されたもので
、新たな設備を付設することなく、既存の設備すなわち
空気調和装置の制御機構とドアの開閉を検出する回路と
してループランプの点滅装置を利用して、ドアの開き動
作に関連して車室内を大気に連通ずるようになし、ドア
の閉鎖時における空気抵抗を柔らげて閉め易くした車室
内気密の緩和装置を提供するものである。
図面参照の上その実施例について説明すれば、第1図は
車両用の空気調和装置を示すものであり、空気取入れ用
のプロアユニット1と、ヒータコア、熱交換器、分岐吹
出し口などを備えたヒータユニット2と両者を連結する
ダクト3とがらなっており、これらは第2図のように運
転室の前側に配設され、そして、プロアユニット1は第
3図のように底部に遠心ブロア4とモータ5とを備え、
上端には外気取入口1a、一側には内気外人口1b、他
側には接続口1Cがそれぞれ設けられ、外気取入口1a
はフロントガラス前の吸入口6に連通し、内気取入口1
bは車内に開口し、接続口1Cはダクト3に連結されて
いる。
また、外気取入口1aの下側には内気取入口1bの上部
において軸7aにより回動自在に枢支されたダンパー7
が配設され、その枢軸7aの一端はリンク片8を介して
作動ロッド9の一端に連結され、作動ロッド9の他端は
アクチュエータ10内のダイヤフラム10 aに定着さ
れており、アクチュエータ10は第1通気路11 aに
より電磁弁12の一側に連結され、電磁弁12の他側一
端部は第2通気路11 bを介してバキュームタンク1
3に連結されているが他端部は開口12 Cにより大気
に連通しており、バキュームタンク13はチェックバル
ブ13 aを介してエンジンの吸気管に接続されている
一方、電磁弁12のスプール12 a切替え用のソレノ
イド12bは制御回路14により運転席に設けられた制
御機器に接続され、その制御回路14は途中において分
岐線15を介してドア16(第2図)の開閉により開開
するドアスイッチ17とルームランプ18を備えた点滅
回路1つに接続されている。
図中、20は点滅回路19の電源である。
そして、第3図は車両のドア16が閉じられる(したが
ってルームランプ18は消灯)と共にバキュームタンク
13に通じる第2通気路11 bがスプール12 aに
より閉じられ、アクチュエータ10が電磁弁12の開口
12 Cを介して大気に通じ、この圧力により作動ロッ
ド9が右方に押されてブロアユニット1中のダンパ7が
外気取入口1aを閉じ、室内空気がブロア4により吸入
されてヒータユニット2に送られるいわゆる室内空気循
環の調和状態にある。
この状態で、ドア16を開ければ、ドアスイッチ17が
閉じられルームランプ18が点灯すると同時にその電源
20から電磁弁12のソレノイド12 bが励磁され、
第4図のようにスプール12 aが右方に吸引されて大
気に通じる開口12 Cを閉じると共にバキュームタン
ク13に通じる第2通気路11bを開くので、アクチュ
エータ10内が第1、第2通気路11 a、 11 b
を介してバキュームタンク13に連通ずることになり、
バキュームタンク13内の負圧がダイヤフラム10 a
に作用し、作動ロッド9が左方に引張られダンパ7を下
方に回動させて内気取入口1bを閉じ、外気取入口1a
を開き、外気取入れの調和状態に切替えられる。
したがって、ドア16を開けた際には車室内は比較的大
きな開口面積を持つブロアユニット1の外気取入口1a
を介して外気に連通ずる状態におかれることになり、こ
の状態でドア16を閉じていけば、車室内の空気は圧縮
されることなく、ヒータユニット2の吹出し口およびダ
クト3を通じてプロアユニット1の外気取入口1aがら
大気中に流出するため、車室内の気密性が緩和され、ド
ア16は大きな抵抗を受けることなく容易に閉じられる
なお、ダンパ7が上記のように下方に回動して内気取入
口1bを閉じ、外気取入口1aを開いて外気取入れの調
和状態に切替えられた際には、ブロア4が車室内を加圧
する傾向になるために、これを防ぐべく、第5図のよう
に制御回路14の分岐線15にリレー21を設けてこれ
をファン4のモータ5の駆動回路22に接続し、ドア1
6を開いてドアスイッチ17を閉じることにより電磁弁
12に通電すると同時にリレー21に通電し、モータ5
の駆動回路22を遮断してモータ5を一時的に停止する
ようにすれば、ドア16を一層楽に閉じることができる
そして、走行中におけるプロアユニット1のダンパ7の
切替えは運転席に配設された押釦を操作することにより
、ドア16の開閉とは無関係に随時行うことができる。
また、上述の例ではダンパ7によりプロアユニット1の
外気取入口1aを閉じる動作に正圧を利用し、開く際に
負圧を利用するようにしたが、これとは逆に負圧によっ
て閉じ正圧によって開くようにしても差支えない。
以上のようにこの考案では、空気調和装置のプロアユニ
ットの外気取入口と内気取入口とを交互に開閉するダン
パの作動制御回路をドアの開閉を検出する回路に接続し
たので、特別に複雑な手段を用いることなく、ドアを開
けるだけでプロアユニットの外気取入口を介して車室内
を大気に連通状態におくことができ、ドアを閉める際の
車室内の気密性が緩和され、ドアを容易確実に閉めるこ
とができ半ドアのような不具合を生じることがない。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示し、第1図は空気調和装置
の概略的な斜視図。 第2図はその配設状態およびドアを開けた状態の車両の
概略的平面図。 第3図はプロアユニットの外気取入口を閉じたときの回
路図。 第4図はプロアユニットの内気取入口を閉じたときの回
路図。 第5図はプロアユニットを制御するための他の例の回路
図。 図中、1・・・・・・プロアユニット、1a・・・・・
・外気取入口、1b・・・・・・内気外入口、2・・・
・・・ヒータユニット、3・・・・・・ダクト、4・・
・・・・ブロア、7・・・・・・ダンパ、8・・・・・
・リンク片、9・・・・・・作動ロッド、10・・・・
・・アクチュエータ、10 a・・・・・・ダイヤフラ
ム、11 a、 11 b・・・・・・通気路、12・
・・・・・電磁弁、12 a・・・・・・スプール、1
3・・・・・・バキュームタンク、14・・・・・・制
御回路、15・・・・・・分岐線、16・・・・・・ド
ア、17・・・・・・ドアスイッチ、18・・・・・・
ルームランプ、19・・・・・・点滅回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 空気調和装置のプロワユニット1内にダンパ7を枢支し
    て外気取入口1aと内気取入口1bとを交互に開閉する
    ようになし、上記ダンパ7をアクチュエータ10に連結
    し、該アクチュエータ10をバキュームタンク13に連
    通ずると共に大気に連通し制御回路14によって切替え
    られる電磁弁12に接続し、該電磁弁12の制御回路1
    4の途中をドア16の開閉を検出する回路19に接続し
    たことを特徴とする車室内気密の緩和装置。
JP18185080U 1980-12-19 1980-12-19 車室内気密の緩和装置 Expired JPS5919606Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP18185080U JPS5919606Y2 (ja) 1980-12-19 1980-12-19 車室内気密の緩和装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18185080U JPS5919606Y2 (ja) 1980-12-19 1980-12-19 車室内気密の緩和装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57108409U JPS57108409U (ja) 1982-07-05
JPS5919606Y2 true JPS5919606Y2 (ja) 1984-06-07

Family

ID=29979700

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JP18185080U Expired JPS5919606Y2 (ja) 1980-12-19 1980-12-19 車室内気密の緩和装置

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JPS57108409U (ja) 1982-07-05

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