JP2904902B2 - 車両用空気調和装置 - Google Patents

車両用空気調和装置

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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、車両用空気調和装置に係り、特に、後部座
席に向って延びる空気通路を備え、該空気通路によって
後部座席に空調空気を吹出すようにしたものに関する。
(従来の技術) 従来より、車両用空気調和装置として、実開昭57−14
3910号公報に示されているように、後部座席に向って空
調空気を吹出すようにしたものがある。つまり、前部座
席に向う空気吹出口を有するフロントダクトと、後部座
席に向って延び、一端に後部座席に向う空気吹出口が形
成されたリヤダクトとを備えており、乗員の要求に応じ
て各ダクト内を流通する空調空気の流量を調整するよう
にしたものが知られている。
また、このような後部座席への空調空気の吹出しを可
能とした空気調和装置の一例として、特開昭60−139518
に示されるように、リヤダクト内にリヤブロアが配設さ
れたものがある。このものでは、後部座席への送風が要
求された場合に、このリヤブロアを駆動し、リヤダクト
を経て後部座席への空調空気の送風を行うようにしてい
る。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、これまでのリヤブロアを備えた空気調
和装置にあっては、後部座席へ空調空気の送風が要求さ
れた場合は、常にリヤブロアを駆動させる必要があっ
た。また、このリヤブロアは車両のフロアパネル下側な
どに配設されているために、その駆動時における駆動音
が車室内に侵入することがあった。従って、後部座席に
向って空調空気を吹出す際に、乗員の快適性を阻害する
といった問題があった。
本発明は、これらの点に鑑みてなされたものであっ
て、リヤブロアによる騒音を防止することができる空気
調和装置を得ることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、本発明では、前側送風
機からの送風量で後部座席への吹出量が十分に確保でき
る場合には、後側送風機を駆動させないようにした。
具体的に、この発明は、第1図に示すように、車両の
前部座席に向って空調空気を送給する前部空気通路と、
該前部空気通路から分岐されて車両の後部座席に向って
空調空気を送給する後部空気通路と、前記前部空気通路
及び後部空気通路に送風を供給する前側送風機と、前記
後部空気通路に配設された後側送風機14とを備えてい
る。そして、前記後部空気通路を流通する空調空気を後
側送風機をバイパスさせるバイパス通路と、前記後部空
気通路及びバイパス通路の開度を調整可能な通路開閉手
段11b,15と、前記前側送風機の送風量を検出する風量検
知手段25とを備え、更には、前記風量検知手段25の出力
を受け、少なくとも、前側送風機からの送風量が所定量
以上のとき、後側送風機14の駆動を停止すると共に通路
開閉手段11b,15の開度を調整する制御手段20とを備える
ような構成としている。
(作用) 上記の構成により本発明では、前側送風機からの送風
量が所定量以上のときには、制御手段が後側送風機の駆
動を停止すると共に通路調整手段の開度を調整する。こ
れによって、後部座席への送風を前側送風機のみによっ
て行うことで、後側送風機を駆動させないために、車室
内への騒音が低減される。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第2図において、1は本発明の実施例に係る自動車用
空気調和装置で、空気通路1aの最上流側にインテークド
ア切換装置2を有する。このインテークドア切換装置2
は、内気入口3と外気入口4とを備え、この各入口3,4
の境界部分に内外気切換ドア5が配置されており、この
内外気切換ドア5を切換えることにより、空気通路1a内
に導入する空気を内気と外気とに選択できるようになっ
ている。
前記空気通路1aの上流端部にはフロントブロア(前側
送風機)6が配設されている。このフロントブロア6
は、前記インテークドア切換装置2の各入口3,4から空
気を吸込んで空気通路1aの下流側に送風するもので、印
加電圧に応じて吹出風流が調整されるようになってい
る。そして、このフロントブロア6より下流側の空気通
路1aにはエバポレータ7が、また該エバポレータ7の更
に下流側にはヒータコア8が夫々配設されている。
エバポレータ7は、図示しないコンプレッサなどに配
管接続されて冷凍サイクルを構成し、空気通路1aの空気
を冷却する。また、ヒータコア8は図示しないエンジン
との間で冷却水を循環させて空気を加温する。このヒー
タコア8の直上流にはエアミックスドア9が配設されて
おり、このエアミックスドア9の開度を調整すること
で、ヒータコア8を通過する空気とヒータコア8をバイ
パスする空気との量が調整され、その結果、吹出空気の
温度が制御されるようになっている。
そして、前記空気通路1aの下流側には、図示しないイ
ンストルメントパネル内に配設された前部空気通路とし
てのフロントダクト10と、車両後方に延びる後部空気通
路としてのリヤダクト11とが接続されている。
前記フロントダクト10は、その下流端が分岐されてベ
ント吹出口10a、図示しないデフロスト吹出口及びヒー
ト吹出口を備えており、各吹出口から前部座席に向って
空調空気を吹出すようになっている。
一方、リヤダクト11は、車体のフロアパネル下側を後
方へ向かって伸び、前部座席の後側で車室内に開口され
た後部吹出口11aを備えており、この後部吹出口11aから
後部座席に向って空調空気を吹出すようになっている。
また、このリヤダクト11の上流端にはフロントダンパ11
bが配設されている。
更に、このリヤダクト11の中間部分には、リヤブロア
配設空間12が形成されていると共に、このリヤブロア配
設空間12をバイパスして前記後部吹出口11aと連通する
バイパス通路13が設けられている。そして、前記リヤブ
ロア配設空間12にはリヤブロア(後側送風機)14が配設
されている。このリヤブロア14は、前記後部吹出口11a
に向って空調空気を送給するようになっている。そし
て、このリヤブロア14の吸込口14a近傍にはリヤダンパ1
5が配設されている。このリヤダンパ15は、その開状態
(第2図に仮想線で示す状態)にあってはリヤブロア14
の吸込口14aを開放するようになっており、一方、閉状
態(第2図に実線で示す状態)にあっては、この吸込口
14aを閉鎖すると同時にリヤダクト11を流通する空気を
リヤブロア14を経ることなしに後部吹出口11a側へ導く
ようになっている。従って、前記フロントダンパ11b及
びリヤダンパ15によって本発明でいう通路開閉手段が構
成されている。
次に、リヤブロア14及びリヤダンパ15などを制御する
ための電気回路について説明する。
第3図に示すように、本発明でいう制御手段としての
リヤベントアンプ20には、リヤベントコントローラ21、
リヤブロアモータ回路22、リヤダンパ回路23、フロント
ダンパ回路24が接続されている。
リヤベントコントローラ21は、Hi、Mi、Lo及びOFFの
各スイッチ21a〜21dを備えており、図示しないインスト
メルトパネル上、若しくは後部座席周辺に配置された後
部座席空調スイッチの操作によってその要求吹出量に応
じて、各スイッチの開閉が行われるようになっており、
その出力がリヤベンドアンプ20に送られる。
リヤブロアモータ回路22は、電源ラインLにオフリレ
ーR1を介して接続されたリヤブロアモータ22aとNPN形ト
ランジスタ22bを備えて成っており、このトランジスタ2
2bのコレクタ側がリヤブロアモータ22aに、ベース側が
リヤベントアンプ20に夫々接続されていると共に、エミ
ッタ側が車体側にボディーアースされている。これによ
って、リヤブロアモータ22aは、オフリレーR1のリレー
コイルが励磁されると、リレー接点が切換えられて駆動
するようになっている。
リヤダンパ回路23は、前記リヤダンパ15の開閉を制御
するものであって、リヤダンパ駆動モータ23aを備えて
いる。このリヤダンパ駆動モータ23aはロータリ開閉ス
イッチ23bに接続されており、このロータリ開閉スイッ
チ23bの動作に応じてリヤダンパ15の開閉調整を行うよ
うになっている。また。ロータリ開閉スイッチ23bは、
開接点がリヤベントアンプ20に接続されており、一方、
閉接点がオフリレーR2を介して電源ラインLに接続され
てる。
フロントダンパ回路24は、前記フロントダンパ回路11
bの開度を制御するものであって、フロントダンパ駆動
モータ24a及び開度設定ロータリスイッチ24bを備えてい
る。そして、前記開度設定ロータリスイッチ24bは、全
閉、1/3開,2/3開,全開の各開度接点を備えており、そ
の動作に応じてフロントダンパ11bの開度を全閉、1/3
開,2/3開,全開の4通りに設定するようになっている。
また、各開度接点のうち1/3開,2/3開,全開の各開度接
点はリヤベントアンプ20に接続されており、一方、全閉
接点はオフリレーR1を介して電源ラインLに接続されて
いる。
また、前記リヤベントアンプ20には、フロントブロア
6の駆動電圧を検出してフロントブロア6からの送風量
を検知する風量検知手段としての風量センサ25が接続さ
れており、この風量センサ25からの出力信号が送信され
るようになっている。
次に、上記の構成による空調運転動作について説明す
る。
フロントブロア6が駆動されている状態において後部
座席空調スイッチが操作されると、そのスイッチ信号が
リヤベントコントローラ21からリヤベントアンプ20に出
力されると共に、フロントブロア6からの送風量信号が
風量センサ25によってリヤベントアンプ20に送信され
る。これによって、リヤベントコントアンプ20は、第4
図に示すように、前側の空調スイッチと後部座席空調ス
イッチの操作状態に応じて、フロントダンパ11b及びリ
ヤダンパ15の開度とリヤブロア14の駆動、停止の制御を
行う。そして、本例の特徴とする動作としては、フロン
トブロア6がHiの状態の時にはその風量が大きいことを
利用して、リヤブロアモータ22aを停止すると共にリヤ
ダンパ15を閉じて、フロントダンパ11bの開度調整のみ
でもって、バイパス回路13を経て後部座席側への送風量
を調整するようにしていることにある。このように、後
部座席への空調風の要求がある場合でも、リヤブロアモ
ータ22aを駆動させないようにしたことによって、リヤ
ブロアモータ22aの駆動に伴って車室内へ侵入する騒音
が防止でき、車室内の快適性の向上が図れる。
また、本例では、フロントブロア6がMiの状態におい
て、後部座席空調スイッチMi若しくはLoの状態、フロン
トブロア6がLoの状態において、後部座席空調スイッチ
がLoの状態においてもリヤブロアモータ22aを駆動させ
ることなく、車室内の快適性を向上させるようにしてい
る。また、その他のスイッチ状態では、フロントダンパ
11b及びリヤダンパ15を全開としてリヤブロア14を無段
階で調節する。
尚、本発明では、第4図に示したような制御に限るこ
となく、各ダンパ11b,15の開度調整及びリヤブロア14の
駆動調整は適宜設定可能である。
(発明の効果) 上述したように、本発明によれば、前側送風機からの
送風量が所定量以上のときには、後側送風機の駆動を停
止すると共に通路開閉手段の開度を調整して、後部座席
への送風を前側送風機のみによって行うようにしたこと
で、後側送風機を駆動させる必要がなくなるために、車
室内への騒音の低減され、車室内の快適性の向上を図り
ながらも、後部座席への空調風が確保できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示すブロック図である。第2図
〜第4図は本発明の一実施例を示し、第2図は空気調和
装置の全体構成図、第3図はリヤベントアンプ周辺の電
気回路図、第4図はダンパ開度及びリヤブロア駆動状態
の設定を示す図である。 1……空気調和装置 6……フロントブロア(前側送風機) 10……フロントダクト(前部空気通路) 11……リヤダクト(後部空気通路) 11b……フロントダンパ(通路開閉手段) 13……バイパス通路 14……リヤブロア(後側送風機) 15……リヤダンパ(通路開閉手段) 20……リヤベントアンプ(制御手段)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の前部座席に向って空調空気を送給す
    る前部空気通路と、 該前部空気通路から分岐されて車両の後部座席に向って
    空調空気を送給する後部空気通路と、 前記前部空気通路及び後部空気通路に送風を供給する前
    側送風機と、 前記後部空気通路に配設された後側送風機と、 前記後部空気通路を流通する空調空気を後側送風機をバ
    イパスさせるバイパス通路と、 前記後部空気通路及びバイパス通路の開度を調整可能な
    通路開閉手段と、 前記前側送風機の送風量を検出する風量検知手段と、 前記風量検知手段の出力を受け、少なくとも、前側送風
    機からの送風量が所定量以上のとき、後側送風機の駆動
    を停止すると共に通路開閉手段の開度を調整する制御手
    段とを備えていることを特徴とする車両用空気調和装
    置。
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JP4337200B2 (ja) * 1999-12-20 2009-09-30 株式会社デンソー 車両用シート空調システム
JP5631809B2 (ja) * 2011-05-20 2014-11-26 カルソニックカンセイ株式会社 車両用空調装置

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