JP4478904B2 - 自動車用空調装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は自動車用空調装置に関し、特にブロアとエバポレータとヒータコアとが単一のユニットケースに収容されている自動車用空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図18(a)は従来の自動車用空調装置の斜視図、図18(b)はその正面図、図18(c)は側面図である。
【0003】
この自動車用空調装置は、ブロア210と、このブロア210からの空気を冷却するエバポレータ220と、このエバポレータ220からの空気を加熱するヒータコア230と、これらを収容するユニットケース240とを備える。
【0004】
ユニットケース240には、ユニットケース240内の空気を車室側へ吹き出すためのデフ吹出用開口245、ベント吹出用開口246及びフット吹出用開口247が設けられている。デフ吹出用開口245は開閉ドア244によって、フット吹出用開口247は開閉ドア243によってそれぞれ開閉される。
【0005】
ブロア210はエバポレータ220の車両上下方向上側に位置する。ブロア210は、モータ211と、ユニットケース240の一部を構成するブロアケーシング部213と、スクロールファン212とで構成される。
【0006】
スクロールケーシング部213には内外気切換ドア251を備える内外気切換ボックス250が取り付けられる。
【0007】
エバポレータ220はヒータコア230の車両前後方向前側に位置し、ブロア210からの空気を冷却する。このエバポレータ210はほぼ垂直に配置されている。
【0008】
ヒータコア230はエバポレータ220の下流に斜めに配置されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、スクロールケーシング部213の車両左右方向の寸法はユニット本体242の車両左右方向の寸法に比べて小さいのが一般的である。
【0010】
その結果、スクロールケーシング部213の両側には空間Sが生じていた(図18参照)。
【0011】
ところが、この空間Sはデッドスペースでしかなく、この空間の有効利用が望まれていた。
【0012】
この発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、その課題はスクロールケーシング部の両側に生じる空間を有効に利用した自動車用空調装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前述の課題を解決するため請求項1記載の発明は、ブロアと、このブロアからの空気を冷却する冷却用熱交換器と、この冷却用熱交換器からの空気を加熱する加熱用熱交換器と、これらを収容するユニットケースとを備え、前記ブロアが前記冷却用熱交換器の車両上下方向上側に位置し、前記冷却用熱交換器が前記加熱用熱交換器の車両前後方向前側に位置する自動車用空調装置において、前記ブロアがモータと車両左右方向に平行な前記モータの回転軸の一端部に装着されたスクロールファンとを備え、前記ユニットケースの一部を構成するスクロールケーシング部の前記スクロールファンの軸方向両側又は片側に位置する空間に機能部が設けられ、前記機能部がデフ通路であることを特徴とする。
【0014】
スクロールファンの軸方向両側に位置する空間にデフ通路を設け、従来デッドスペースとなっていたスクロールファンの軸方向両側をデフ通路として有効に活用できる。
【0015】
請求項2記載の発明は、ブロアと、このブロアからの空気を冷却する冷却用熱交換器と、この冷却用熱交換器からの空気を加熱する加熱用熱交換器と、これらを収容するユニットケースとを備え、前記ブロアが前記冷却用熱交換器の車両上下方向上側に位置し、前記冷却用熱交換器が前記加熱用熱交換器の車両前後方向前側に位置する自動車用空調装置において、前記ブロアが1つのモータと車両左右方向に平行な前記モータの回転軸の両端部に装着された一対のスクロールファンとを備え、前記モータの外周面を包囲する空間に機能部が設けられ、前記機能部がデフ通路であることを特徴とする。
【0016】
モータの外周面を包囲する空間にデフ通路を設け、従来デッドスペースとなっていたモータの外周面を包囲する空間を有効に活用できる。
【0017】
請求項3記載の発明は、ブロアと、このブロアからの空気を冷却する冷却用熱交換器と、この冷却用熱交換器からの空気を加熱する加熱用熱交換器と、これらを収容するユニットケースとを備え、前記ブロアが前記冷却用熱交換器の車両上下方向上側に位置し、前記冷却用熱交換器が前記加熱用熱交換器の車両前後方向前側に位置する自動車用空調装置において、前記ブロアがモータと車両左右方向に平行な前記モータの回転軸の一端部に装着されたスクロールファンとを備え、前記ユニットケースの一部を構成するスクロールケーシング部の前記スクロールファンの軸方向両側又は片側に位置する空間に機能部が設けられ、前記機能部がフット通路であることを特徴とする。
【0018】
スクロールファンの軸方向両側に位置する空間にフット通路を設け、従来デッドスペースとなっていたスクロールファンの軸方向両側を有効に活用できる。
【0019】
請求項4記載の発明は、ブロアと、このブロアからの空気を冷却する冷却用熱交換器と、この冷却用熱交換器からの空気を加熱する加熱用熱交換器と、これらを収容するユニットケースとを備え、前記ブロアが前記冷却用熱交換器の車両上下方向上側に位置し、前記冷却用熱交換器が前記加熱用熱交換器の車両前後方向前側に位置する自動車用空調装置において、前記ブロアがモータと車両左右方向に平行な前記モータの回転軸の一端部に装着されたスクロールファンとを備え、前記ユニットケースの一部を構成するスクロールケーシング部の前記スクロールファンの軸方向両側又は片側に位置する空間に機能部が設けられ、前記機能部がベント通路であることを特徴とする。
【0020】
スクロールファンの軸方向両側に位置する空間にベント通路を設け、従来デッドスペースとなっていたスクロールファンの軸方向両側を有効に活用できる。
【0021】
請求項5記載の発明は、ブロアと、このブロアからの空気を冷却する冷却用熱交換器と、この冷却用熱交換器からの空気を加熱する加熱用熱交換器と、これらを収容するユニットケースとを備え、前記ブロアが前記冷却用熱交換器の車両上下方向上側に位置し、前記冷却用熱交換器が前記加熱用熱交換器の車両前後方向前側に位置する自動車用空調装置において、前記ブロアがモータと車両左右方向に平行な前記モータの回転軸の一端部に装着されたスクロールファンとを備え、前記ユニットケースの一部を構成するスクロールケーシング部の前記スクロールファンの軸方向両側又は片側に位置する空間に機能部が設けられ、前記機能部が配管であることを特徴とする。
【0022】
スクロールファンの軸方向片側に位置する空間に加熱用熱交換器と接続する温水配管を設け、従来デッドスペースとなっていたスクロールファンの軸方向片側を有効に活用できる。
【0023】
請求項6記載の発明は、ブロアと、このブロアからの空気を冷却する冷却用熱交換器と、この冷却用熱交換器からの空気を加熱する加熱用熱交換器と、これらを収容するユニットケースとを備え、前記ブロアが前記冷却用熱交換器の車両上下方向上側に位置し、前記冷却用熱交換器が前記加熱用熱交換器の車両前後方向前側に位置する自動車用空調装置において、前記ブロアが1つのモータと車両左右方向に平行な前記モータの回転軸の両端部に装着された一対のスクロールファンとを備え、前記モータの外周面を包囲する空間に機能部が設けられ、前記機能部が配管であることを特徴とする。
【0024】
モータの外周面を包囲する空間に冷媒配管を設け、従来デッドスペースとなっていたモータの外周面を包囲する空間を有効に活用できる。
【0025】
請求項7記載の発明は、ブロアと、このブロアからの空気を冷却する冷却用熱交換器と、この冷却用熱交換器からの空気を加熱する加熱用熱交換器と、これらを収容するユニットケースとを備え、前記ブロアが前記冷却用熱交換器の車両上下方向上側に位置し、前記冷却用熱交換器が前記加熱用熱交換器の車両前後方向前側に位置する自動車用空調装置において、前記ブロアがモータと車両左右方向に平行な前記モータの回転軸の一端部に装着されたスクロールファンとを備え、前記ユニットケースの一部を構成するスクロールケーシング部の前記スクロールファンの軸方向両側又は片側に位置する空間に機能部が設けられ、前記機能部がアスピレータであることを特徴とする。
【0026】
スクロールファンの軸方向片側に位置する空間を利用してアスピレータを設け、従来デッドスペースとなっていたスクロールファンの軸方向片側を有効に活用できる。
【0027】
請求項8記載の発明は、ブロアと、このブロアからの空気を冷却する冷却用熱交換器と、この冷却用熱交換器からの空気を加熱する加熱用熱交換器と、これらを収容するユニットケースとを備え、前記ブロアが前記冷却用熱交換器の車両上下方向上側に位置し、前記冷却用熱交換器が前記加熱用熱交換器の車両前後方向前側に位置する自動車用空調装置において、前記ブロアがモータと車両左右方向に平行な前記モータの回転軸の一端部に装着されたスクロールファンとを備え、前記ユニットケースの一部を構成するスクロールケーシング部の前記スクロールファンの軸方向両側又は片側に位置する空間に機能部が設けられ、前記機能部が風量制御装置であることを特徴とする。
【0028】
スクロールファンの軸方向片側に位置する空間を利用して風量制御装置を設け、従来デッドスペースとなっていたスクロールファンの軸方向片側を有効に活用できる。
【0029】
請求項9記載の発明は、ブロアと、このブロアからの空気を冷却する冷却用熱交換器と、この冷却用熱交換器からの空気を加熱する加熱用熱交換器と、これらを収容するユニットケースとを備え、前記ブロアが前記冷却用熱交換器の車両上下方向上側に位置し、前記冷却用熱交換器が前記加熱用熱交換器の車両前後方向前側に位置する自動車用空調装置において、前記ブロアがモータと車両左右方向に平行な前記モータの回転軸の一端部に装着されたスクロールファンとを備え、前記ユニットケースの一部を構成するスクロールケーシング部の前記スクロールファンの軸方向両側又は片側に位置する空間に機能部が設けられ、前記機能部が膨張弁であることを特徴とする。
【0030】
スクロールファンの軸方向片側に位置する空間を利用して膨張弁を設け、従来デッドスペースとなっていたスクロールファンの軸方向片側を有効に活用できる。
【0031】
請求項10記載の発明は、ブロアと、このブロアからの空気を冷却する冷却用熱交換器と、この冷却用熱交換器からの空気を加熱する加熱用熱交換器と、これらを収容するユニットケースとを備え、前記ブロアが前記冷却用熱交換器の車両上下方向上側に位置し、前記冷却用熱交換器が前記加熱用熱交換器の車両前後方向前側に位置する自動車用空調装置において、前記ブロアがモータと車両左右方向に平行な前記モータの回転軸の一端部に装着されたスクロールファンとを備え、前記ユニットケースの一部を構成するスクロールケーシング部の前記スクロールファンの軸方向両側又は片側に位置する空間に機能部が設けられ、前記機能部が前記ユニットケースを車両に取り付けるための取付足であることを特徴とする。
【0032】
スクロールファンの軸方向片側に位置する空間を利用して取付足を設け、従来デッドスペースとなっていたスクロールファンの軸方向片側を有効に活用できる。
【0041】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0042】
図1(a)はこの発明の第1実施形態に係る自動車用空調装置の斜視図、図1(b)はその正面図、図1(c)はその側面図である。
【0043】
この自動車用空調装置は、ブロア10と、このブロア10からの空気を冷却するエバポレータ(冷却用熱交換器)20と、このエバポレータ20からの空気を加熱するヒータコア(加熱用熱交換器)30と、これらを収容する単一のユニットケース40とを備えている。
【0044】
ブロア10はエバポレータ20の車両上下方向Vの上側に位置する。ブロア10は、モータ11と、車両左右方向RLに平行なモータ11の回転軸の一端部に装着されたスクロールファン12と、このスクロールファン12を収容するスクロールケーシング部13とで構成される。スクロールケーシング部13はユニットケース40の一部を構成する。
【0045】
スクロールケーシング部13の接続部13aには内外気切換ボックス50が取り付けられる。内外気切換ボックス50は内外気切換ドア51を備え、内外気切換ドア51は内気モード時には外気側開口52を塞ぎ、外気モード時には内気側開口53を塞ぐ。
【0046】
ユニットケース40の一部を構成するスクロールケーシング部13のスクロールファン12の軸方向両側に位置する空間(モータ11の上方及び接続部13aの上方)にはデフ通路41(機能部)が設けられている。なお、ユニットケース40はスクロールケーシング部13とユニット本体42とで構成される。
【0047】
エバポレータ20はヒータコア30の車両前後方向Hの前側に位置する。なお、図示はしないが、ヒータコア30の車両上下方向Vの上側にはヒータコア30を通過する空気と通過しない空気との割合を調整するためのエアミックスドアが配置されている。
【0048】
ユニットケース40は車両左右方向RLに分割可能であり、エバポレータ20等を収容した後、ねじやクリップ(図示せず)等の結合手段によって一体に結合される。
【0049】
ユニットケース40(ユニット本体42)には、デフ吹出用開口45、ベント吹出用開口46及びフット吹出用開口47が設けられている。デフ吹出用開口45、ベント吹出用開口46及びフット吹出用開口47にはダクト(図示せず)が接続される。
【0050】
また、ユニットケース40内のエアミックス空間の下流にはモード切換ドア43,44が回転可能に設けられている。
【0051】
デフモード時、モード切換ドア43,44は図1(c)の点線で示す位置に維持される。
【0052】
ブロア10によって内外気切換ボックス50からケーシング13内に吸入された空気は空気導入路14を通ってエバポレータ20へ進む。空気はエバポレータ20を通過するとき、冷却される。
【0053】
エバポレータ20を通過した冷風がエアミックスドアによってヒータコア30に導かれる。
【0054】
ヒータコア30に導かれた空気は加熱される。ヒータコア30で加熱された空気はモード切換ドア43に沿って上昇し、デフ通路41を通ってデフ吹出用開口45へ進む。
【0055】
その結果、デフ吹出用開口45から暖かい空気が吹き出される。
【0056】
この実施形態によれば、以下の効果を奏する。
【0057】
デフ通路41の断面積が従来例に比べて大きくなるので、通路抵抗を小さくすることができるとともに、デフ吹出用開口45から吹出される空気が車両の左右に分かれるため、デフダクト内で空気が左右へ分配され易くなる。しかもユニットケース側での風速のチューニングが必要となった場合でも、デフ通路41以外のユニットケース部分を変更することなくチューニングを行うことができる。
【0058】
図2(a)はこの発明の第2実施形態に係る自動車用空調装置の斜視図、図2(b)はその正面図、図2(c)はその側面図であり、第1実施形態と同一部分には同一符合を付してその説明を省略する。
【0059】
ユニットケース60には、デフ吹出用開口61、ベント吹出用開口62及びフット吹出用開口63が設けられている。
【0060】
また、ユニットケース60内のエアミックス空間の下流にはモード切換ドア43,44が回転可能に設けられている。
【0061】
ユニットケース60の一部を構成するスクロールケーシング部13のスクロールファン12の軸方向両側に位置する空間には側面視でL形状のデフ通路(機能部)64が設けられている。なお、ユニットケース60はスクロールケーシング部13とユニット本体65とで構成される。
【0062】
フットモード時、モード切換ドア43,44は図2(c)の点線の位置に維持され、空気はベント通路66を通過した後、フット通路64を進み、フット吹出用開口63から吹出される。
【0063】
この実施形態によれば、自動車用空調装置の車両前後方向の寸法を小さくして小型化を図ることができるとともに、ユニット本体65の下部の車室内に張り出すフットダクト部分をユニット本体65の車両前後方向Hの前側へ配置したため、乗員の足元スペースを拡大することができる。
【0064】
図3(a)はこの発明の第3実施形態に係る自動車用空調装置の斜視図、図3(b)はその正面図、図3(c)はその側面図であり、第1実施形態と同一部分には同一符合を付してその説明を省略する。
【0065】
この実施形態は、ユニットケース40の一部を構成するスクロールケーシング部13のスクロールファン12の軸方向両側に位置する空間に、機能部としてデフ通路41を設けるのではなく、ユニットケース70の一部を構成するスクロールケーシング部13のスクロールファン12の軸方向両側に位置する空間に、ヒータコア30に接続する温水配管(機能部、配管)71を設けた点で第1実施形態と異なる。
【0066】
この実施形態によれば、自動車用空調装置の小型化を図ることができるとともに、温水配管71が乗員の足元付近を通らないため、従来必要であった温水配管用カバーを省略できる。
【0067】
図4(a)はこの発明の第4実施形態に係る自動車用空調装置の斜視図、図4(b)はその正面図、図4(c)はその側面図であり、第1実施形態と同一部分には同一符合を付してその説明を省略する。
【0068】
ユニットケース75には、デフ吹出用開口76、ベント吹出用開口77及びフット吹出用開口(図示せず)が設けられている。
【0069】
また、ユニットケース75内のエアミックス空間の下流にはモード切換ドア78,79が回転可能に設けられている。
【0070】
ユニットケース75の一部を構成するスクロールケーシング部13のスクロールファン12の軸方向両側に位置する空間には外気導入通路(機能部)を構成するダクト80が設けられている。なお、ユニットケース75はスクロールケーシング部13とユニット本体74とで構成される。
【0071】
ダクト80の上部(車両上下方向Vの上方)には外気導入口81が形成され、車両左右方向Hの右側には内気導入口82が形成されている。内気導入口82には開閉ドア83が設けられる。開閉ドア83が閉じているとき、外気は矢印に示すように流れ、スクロールファン12によってスクロールケーシング部13内へ吸入される(図4(b)参照)。
【0072】
この実施形態によれば、自動車用空調装置の小型化を図ることができるとともに、外気導入口81を車両左右方向Hの中央に設けることができるため、いわゆる右ハンドル車と左ハンドル車とに対する共用化が容易となる。
【0073】
図5(a)はこの発明の第5実施形態に係る自動車用空調装置の斜視図、図5(b)はその正面図、図5(c)はその側面図であり、第4実施形態と同一部分には同一符合を付してその説明を省略する。
【0074】
この実施形態は、ユニットケース75の一部を構成するスクロールケーシング部13のスクロールファン12の軸方向両側に位置する空間に、内気導入通路(機能部)を構成するダクト85を設けた点で第4実施形態と異なる。
【0075】
ダクト85の車両前後方向Hの前側には外気導入口86が形成され、車両左右方向RLの左側には内気導入口87が形成されている。外気導入口87には開閉ドア88が設けられる。開閉ドア88が閉じているとき、内気は矢印に示すように流れ、スクロールファン12によってスクロールケーシング部13内へ吸入される(図5(b)参照)。
【0076】
この実施形態によれば、自動車用空調装置の小型化を図ることができるとともに、内気導入口87をブロア吸込口から遠ざけることができ、車室内の静粛化を図り易くなる。
【0077】
図6(a)はこの発明の第6実施形態に係る自動車用空調装置の正面図、図6(b)はその側面図であり、第1実施形態と同一部分には同一符合を付してその説明を省略する。
【0078】
ユニットケース90には、デフ吹出用開口91、ベント吹出用開口92及びフット吹出用開口(図示せず)が設けられている。
【0079】
また、ユニットケース90内のエアミックス空間の下流にはモード切換ドア93,94が回転可能に設けられている。
【0080】
スクロールケーシング部13の接続部13aに取り付けられた内外気切換ボックス50内にはフィルタ(空気清浄装置、機能部)89が設けられている。フィルタ89は接続部13aの前方を塞ぐように内外気切換ボックス50の開口部54に支持されている。
【0081】
例えば、外気導入モード時には内外気切換ドア51によって内気導入口53が塞がれ、外気導入口52を介して外気が矢印に示すように流入する(図6(a)参照)。
【0082】
この実施形態によれば、自動車用空調装置の車両前後方向Hの寸法を小さくでき、小型化を図ることができる。
【0083】
なお、空気清浄装置はフィルタ50とブロア10とで構成される空気清浄器(エアピュリファイア)も含む概念である。
【0084】
図7(a)はこの発明の第7実施形態に係る自動車用空調装置の正面図、図7(b)はその側面図であり、第1実施形態と同一部分には同一符合を付してその説明を省略する。
【0085】
ユニットケース95の一部を構成するスクロールケーシング部13のスクロールファン12の軸方向両側に位置する空間にはアクチュエータ(機能部)96a,96bが設けられている。
【0086】
アクチュエータ96aはユニットケース95の側面に回転可能に支持されたカムレバー97にロッド98を介して連結されている。カムレバー97はユニットケース95内のエアミックス空間の下流に設けられているモード切換ドア(図示せず)を開閉させる。
【0087】
また、アクチュエータ96bはユニットケース95の側面に設けられた、エアミックスドア(図示せず)の軸端のドアレバー99にロッド100を介して連結されている。
【0088】
この実施形態によれば、自動車用空調装置の車両左右方向Hの寸法を小さくして小型化を図ることができるとともに、複数のアクチュエータ96a,96bを搭載する場合の各種のドアを作動させるロッド98,100の配置が容易になる。
【0089】
図8(a)はこの発明の第8実施形態に係る自動車用空調装置の正面図、図8(b)はその側面図であり、第1実施形態と同一部分には同一符合を付してその説明を省略する。
【0090】
ユニットケース105には、デフ吹出用開口106、ベント吹出用開口107及びフット吹出用開口(図示せず)が設けられている。
【0091】
また、ユニットケース105内のエアミックス空間の下流にはモード切換ドア108,109,110が回転可能に設けられている。
【0092】
ユニットケース105の一部を構成するスクロールケーシング部13のスクロールファン12の軸方向片側に位置する空間にはアスピレータ(機能部)101が設けられている。
【0093】
この実施形態によれば、自動車用空調装置の車両前後方向Hの寸法を小さくして小型化を図ることができるとともに、乗員から遠い位置でアスピレータ101から空気が吹き出されるので、暖房中に冷たい空気によって乗員に不快感を与えるおそれがない。
【0094】
図9(a)はこの発明の第9実施形態に係る自動車用空調装置の正面図、図9(b)はその側面図であり、第8実施形態と同一部分には同一符合を付してその説明を省略する。
【0095】
この実施形態は、ユニットケース105の一部を構成するスクロールケーシング部13のスクロールファン12の軸方向片側に位置する空間に風量制御に用いられるレジスタ(風量制御装置、機能部)102を設けた点で、第8実施形態と異なる。
【0096】
この実施形態によれば、自動車用空調装置の車両前後方向の寸法を小さくして小型化できるとともに、レジスタ102をモータ11のロック状態を検知するために適した位置に配置することができる。
【0097】
なお、風量制御装置にはパワートランジスタもあるが、このパワートランジスタもレジスタと同様の空間に配置することができる。
【0098】
図10(a)はこの発明の第10実施形態に係る自動車用空調装置の正面図、図10(b)はその側面図であり、第8実施形態と同一部分には同一符合を付してその説明を省略する。
【0099】
この実施形態は、ユニットケース105の一部を構成するスクロールケーシング部13のスクロールファン12の軸方向片側に位置する空間に冷媒流量を制御する膨張弁(機能部)103を設けた点で、第8実施形態と異なる。
【0100】
この実施形態によれば、自動車用空調装置の車両前後方向Hの寸法を小さくして小型化することができるとともに、膨張弁103をユニットケース105内の空気の流れの邪魔にならず、しかもエンジンルームへ冷媒配管を直接出すことができる。
【0101】
図11(a)はこの発明の第11実施形態に係る自動車用空調装置の正面図、図11(b)はその側面図であり、第8実施形態と同一部分には同一符合を付してその説明を省略する。
【0102】
この実施形態は、ユニットケース105の一部を構成するスクロールケーシング部13のスクロールファン12の軸方向両側に位置する空間にユニットケース105をエンジンルーム側の車両パネル(図示せず)に取り付けるための取付足(機能部)104を設けた点で、第8実施形態と異なる。
【0103】
この実施形態によれば、取付足104の補強リブを設けるスペースを大きくとることができ、ユニットケース105を車両パネルに確実に固定することができる。
【0104】
図12(a)はこの発明の第12実施形態に係る自動車用空調装置の正面図、図12(b)はその側面図であり、第1実施形態と同一部分には同一符合を付してその説明を省略する。
【0105】
ユニットケース115には、デフ吹出用開口116、ベント吹出用開口117及びフット吹出用開口118が設けられている。デフ吹出用開口116には2点鎖線で示すようなダクト112が接続される。
【0106】
また、ユニットケース115内のエアミックス空間の下流にはモード切換ドア113,114が回転可能に設けられている。
【0107】
ユニットケース115の一部を構成するスクロールケーシング部13のスクロールファン12の軸方向両側に位置する空間にはベント通路(機能部)119が設けられている。
【0108】
この実施形態によれば、ブロア10の車両前後方向Hの後方のダクトスペースが少ない場合であっても十分な断面積を有するベント通路119を設けることができる。
【0109】
図13(a)はこの発明の第13実施形態に係る自動車用空調装置の断面図、図13(b)はその斜視図である。
【0110】
この自動車用空調装置は、ブロア120と、ブロア120に吸入された空気中の塵埃を除去するフィルタ125と、フィルタ125を通過した空気を冷却するエバポレータ(冷却用熱交換器)130と、このエバポレータ130からの空気を加熱するヒータコア(加熱用熱交換器)140と、これらを収容する単一のユニットケース150とを備えている。
【0111】
ブロア120はエバポレータ130の車両上下方向Vの上側に位置する。ブロア120は、モータ121と、車両左右方向に平行なモータ121の回転軸の両端部に装着された一対のスクロールファン122a,122bと、このスクロールファン122a,122bをそれぞれ収容するスクロールケーシング部123a,123bとで構成される。スクロールケーシング部123a,123bはユニットケース150の一部を構成する。
【0112】
スクロールケーシング部123a,123b間のモータ121の外周面を包囲する空間にはデフ通路(機能部)151が設けられている。
【0113】
エバポレータ130はヒータコア140の車両前後方向Hの前側に位置する。
【0114】
ヒータコア140の車両上下方向Vにはヒータコア140を通過する空気と通過しない空気との割合を調整するためのエアミックスドア155が配置されている。エアミックスドア155は回転軸155aを中心として回転可能である。
【0115】
ユニットケース150内には、エバポレータ130を通過した空気が流れる冷風バイパス通路131と、ヒータコア140を通過した空気が流れる温風通路141と、冷風バイパス通路131の下流の空気と温風通路141下流の空気とが混ざり合うエアミックス空間156とが形成される。
【0116】
エアミックス空間156はエアミックスドア155の下流に位置する。エアミックス空間156の下流には、デフ吹出用開口152、ベント吹出用開口153及びフット吹出用開口154が設けられている。デフ吹出用開口152、ベント吹出用開口153及びフット吹出用開口154にはダクト(図示せず)が接続される。
【0117】
また、エアミックス空間156の下流にはモード切換ドア157,158,159,160が回転可能に設けられている。
【0118】
デフ吹出モード時、エアミックスドア155は図13(a)んお2点鎖線で示す位置に、モード切換ドア157,158,159,160は実線で示す位置にそれぞれ維持される。
【0119】
ブロア120によって矢印に示すようにスクロールケーシング部123a,123b内に吸入された空気は空気導入路124を通ってフィルタ125、エバポレータ130へ進む。空気はフィルタ125を通過するとき、塵埃が除去され、エバポレータ130を通過するとき、冷却される。
【0120】
エバポレータ130を通過した大部分の空気がヒータコア140に導かれる。
【0121】
ヒータコア140に導かれた空気は加熱される。ヒータコア140で加熱された空気は温風通路141からモード切換ドア157に沿って上昇し、デフ通路151を通ってデフ吹出用開口152へ進む。
【0122】
その結果、デフ吹出用開口152から暖かい空気が吹き出される。
【0123】
この実施形態によれば、以下の効果を奏する。
【0124】
デフ通路151の断面積が従来例に比べて大きくなるので、通路抵抗を小さくすることができるとともに、ユニットケース150側での風速のチューニングが必要となった場合でも、デフ通路151以外のユニットケース部分を変更することなくチューニングを行うことができる。
【0125】
図14この発明の第14実施形態に係る自動車用空調装置の断面図であり、第13実施形態と同一部分には同一符合を付してその説明を省略する。
【0126】
ユニットケース165には、デフ吹出用開口166、ベント吹出用開口167及びフット吹出用開口168が設けられている。
【0127】
また、ユニットケース165内のエアミックス空間の下流にはモード切換ドア162,163,164が回転可能に設けられている。
【0128】
ユニットケース165の一部を構成するスクロールケーシング部123a,123b間のモータ121の外周面を包囲する空間(図13参照)にはデフ通路(機能部)169とベント通路(機能部)170とがモータ121を挟んで設けられている。
【0129】
デフ通路169とベント通路170とはモード切換ドア162によって切り換えられる。
【0130】
この実施形態によれば、従来デッドスペースとなっていたスクロールケーシング部123a,123b間のモータ121の外周面を包囲する空間をデフ通路169及びベント通路170として有効に活用できる。
【0131】
図15この発明の第15実施形態に係る自動車用空調装置の断面図であり、第13実施形態と同一部分には同一符合を付してその説明を省略する。
【0132】
この実施形態はユニットケース150の一部を構成するスクロールケーシング部123a,123b間のモータ121の外周面を包囲する空間に冷媒配管(機能部、配管)171を設けた点で、第13実施形態と異なる。
【0133】
この実施形態によれば、従来デッドスペースとなっていたスクロールケーシング部123a,123b間のモータ121の外周面を包囲する空間をより有効に活用できる。
【0134】
図16この発明の第16実施形態に係る自動車用空調装置の斜視図であり、第13実施形態と同一部分には同一符合を付してその説明を省略する。
【0135】
この実施形態はユニットケース150の一部を構成するスクロールケーシング部123a,123bに、それぞれ外気導入用のダクト172を一体に設けた点で、第13実施形態と異なる。
【0136】
この実施形態によれば、従来デッドスペースとなっていたスクロールケーシング部123a,123b間のモータ121の外周面を包囲する空間を有効に活用できるとともに、外気導入量を左右独立に制御することができる。
【0137】
図17(a)この発明の第17実施形態に係る自動車用空調装置の斜視図、図17(b)は図17(a)のA方向からみたダクトの概略断面図、図17(c)は図17(a)のB方向からみたダクトの概略断面図であり、第13実施形態と同一部分には同一符合を付してその説明を省略する。
【0138】
この実施形態はユニットケース150の一部を構成するケーシング部123a,123bに、内外気導入用のダクト173を設けた点で、第13実施形態と異なる。
【0139】
このダクト173の車両前後方向Hの前側には外気導入口174が設けられ、車両上下方向Vの下側には内気導入口175が設けられている。外気導入口174と内気導入口175とは内外気切換ドア176によって選択的に切り換えられる。
【0140】
この実施形態によれば、従来デッドスペースとなっていたスクロールケーシング部123a,123b間のモータ121の外周面を包囲する空間を有効に活用できる。
【0141】
【発明の効果】
以上に説明したように請求項1から請求項10に記載の発明の自動車用空調装置によれば、従来デッドスペースとなっていたスクロールファンの軸方向両側又は片側を有効に活用することができる。
【0142】
請求項2又は請求項6に記載の発明の自動車用空調装置によれば、従来デッドスペースとなっていたモータの外周面を包囲する空間を有効に活用することができる。
【0143】
特に請求項1又は請求項2に記載の発明の自動車用空調装置によれば、通路抵抗を小さくすることができるとともに、デフ吹出用開口から吹出される空気が車両の左右に分かれるため、デフダクト内で空気が左右へ分配され易くなる。しかもユニットケース側での風速のチューニングが必要となった場合でも、デフ通路以外のユニットケース部分を変更することなくチューニングを行うことができる。
【0144】
特に請求項3に記載の発明の自動車用空調装置によれば、自動車用空調装置の車両前後方向の寸法を小さくして小型化を図ることができるとともに、ユニット本体の下部の車室内に張り出すフットダクト部分をユニット本体の車両前後方向の前側へ配置したため、乗員の足元スペースを拡大することができる。
【0145】
特に請求項4に記載の発明の自動車用空調装置によれば、ブロアの車両前後方向の後方のダクトスペースが少ない場合であっても十分な断面積を有するベント通路を設けることができる。
【0146】
特に請求項5又は請求項6に記載の発明の自動車用空調装置によれば、自動車用空調装置の小型化を図ることができるとともに、温水配管が乗員の足元付近を通らないため、従来必要であった温水配管用カバーを省略できる。
【0147】
特に請求項7に記載の発明の自動車用空調装置によれば、自動車用空調装置の車両前後方向の寸法を小さくして小型化を図ることができるとともに、乗員から遠い位置でアスピレータから空気が吹き出されるので、暖房中に冷たい空気によって乗員に不快感を与えるおそれがない。
【0148】
特に請求項8に記載の発明の自動車用空調装置によれば、自動車用空調装置の車両前後方向の寸法を小さくして小型化できるとともに、風量制御装置をモータのロック状態を検知するために適した位置に配置することができる。
【0149】
特に請求項9に記載の発明の自動車用空調装置によれば、自動車用空調装置の車両前後方向の寸法を小さくして小型化することができるとともに、膨張弁をユニットケース内の空気の流れの邪魔にならず、しかもエンジンルームへ冷媒配管を直接出すことができる。
【0150】
特に請求項10に記載の発明の自動車用空調装置によれば、取付足の補強リブを設けるスペースを大きくとることができ、ユニットケースを車両パネルに確実に固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)はこの発明の第1実施形態に係る自動車用空調装置の斜視図、図1(b)はその正面図、図1(c)はその側面図である。
【図2】図2(a)はこの発明の第2実施形態に係る自動車用空調装置の斜視図、図2(b)はその正面図、図2(c)はその側面図である。
【図3】図3(a)はこの発明の第3実施形態に係る自動車用空調装置の斜視図、図3(b)はその正面図、図3(c)はその側面図である。
【図4】図4(a)はこの発明の第4実施形態に係る自動車用空調装置の斜視図、図4(b)はその正面図、図4(c)はその側面図である。
【図5】図5(a)はこの発明の第5実施形態に係る自動車用空調装置の斜視図、図5(b)はその正面図、図5(c)はその側面図である。
【図6】図6(a)はこの発明の第6実施形態に係る自動車用空調装置の正面図、図6(b)はその側面図である。
【図7】図7(a)はこの発明の第7実施形態に係る自動車用空調装置の正面図、図7(b)はその側面図である。
【図8】図8(a)はこの発明の第8実施形態に係る自動車用空調装置の正面図、図8(b)はその側面図である。
【図9】図9(a)はこの発明の第9実施形態に係る自動車用空調装置の正面図、図9(b)はその側面図である。
【図10】図10(a)はこの発明の第10実施形態に係る自動車用空調装置の正面図、図10(b)はその側面図である。
【図11】図11(a)はこの発明の第11実施形態に係る自動車用空調装置の正面図、図11(b)はその側面図である。
【図12】図12(a)はこの発明の第12実施形態に係る自動車用空調装置の正面図、図12(b)はその側面図である。
【図13】図13(a)はこの発明の第13実施形態に係る自動車用空調装置の断面図、図13(b)はその斜視図である。
【図14】図14この発明の第14実施形態に係る自動車用空調装置の断面図である。
【図15】図15この発明の第15実施形態に係る自動車用空調装置の断面図である。
【図16】図16この発明の第16実施形態に係る自動車用空調装置の斜視図である。
【図17】図17(a)この発明の第17実施形態に係る自動車用空調装置の斜視図、図17(b)は図17(a)のA方向からみたダクトの概略断面図、図17(c)は図17(a)のB方向からみたダクトの概略断面図である。
【図18】図18(a)は従来の自動車用空調装置の斜視図、図18(b)はその正面図、図18(c)は側面図である。
【符号の説明】
10 ブロア
11,121 モータ
12,122a,122b スクロールファン
13,123a,123b スクロールケーシング部
20 エバポレータ(冷却用熱交換器)
30 ヒータコア(加熱用熱交換器)
40,60,70,75,90,95,105,115,150,165 ユニットケース
41 デフ通路(機能部)
64 フット通路(機能部)
71 温水配管(機能部)
171 冷媒配管(機能部)
80 ダクト(機能部、外気導入通路)
85 ダクト(機能部、内気導入通路)
89 フィルタ(空気清浄装置、機能部)
96 アクチュエータ(機能部)
101 アスピレータ(機能部)
102 レジスタ(風量制御装置、機能部)
103 膨張弁(機能部)
104 取付足(機能部)
119 ベント通路(機能部)
Claims (10)
- ブロアと、このブロアからの空気を冷却する冷却用熱交換器と、この冷却用熱交換器からの空気を加熱する加熱用熱交換器と、これらを収容するユニットケースとを備え、前記ブロアが前記冷却用熱交換器の車両上下方向上側に位置し、前記冷却用熱交換器が前記加熱用熱交換器の車両前後方向前側に位置する自動車用空調装置において、
前記ブロアがモータと車両左右方向に平行な前記モータの回転軸の一端部に装着されたスクロールファンとを備え、前記ユニットケースの一部を構成するスクロールケーシング部の前記スクロールファンの軸方向両側又は片側に位置する空間に機能部が設けられ、前記機能部がデフ通路であることを特徴とする自動車用空調装置。 - ブロアと、このブロアからの空気を冷却する冷却用熱交換器と、この冷却用熱交換器からの空気を加熱する加熱用熱交換器と、これらを収容するユニットケースとを備え、前記ブロアが前記冷却用熱交換器の車両上下方向上側に位置し、前記冷却用熱交換器が前記加熱用熱交換器の車両前後方向前側に位置する自動車用空調装置において、
前記ブロアが1つのモータと車両左右方向に平行な前記モータの回転軸の両端部に装着された一対のスクロールファンとを備え、前記モータの外周面を包囲する空間に機能部が設けられ、前記機能部がデフ通路であることを特徴とする自動車用空調装置。 - ブロアと、このブロアからの空気を冷却する冷却用熱交換器と、この冷却用熱交換器からの空気を加熱する加熱用熱交換器と、これらを収容するユニットケースとを備え、前記ブロアが前記冷却用熱交換器の車両上下方向上側に位置し、前記冷却用熱交換器が前記加熱用熱交換器の車両前後方向前側に位置する自動車用空調装置において、
前記ブロアがモータと車両左右方向に平行な前記モータの回転軸の一端部に装着されたスクロールファンとを備え、前記ユニットケースの一部を構成するスクロールケーシング部の前記スクロールファンの軸方向両側又は片側に位置する空間に機能部が設けられ、前記機能部がフット通路であることを特徴とする自動車用空調装置。 - ブロアと、このブロアからの空気を冷却する冷却用熱交換器と、この冷却用熱交換器からの空気を加熱する加熱用熱交換器と、これらを収容するユニットケースとを備え、前記ブロアが前記冷却用熱交換器の車両上下方向上側に位置し、前記冷却用熱交換器が前記加熱用熱交換器の車両前後方向前側に位置する自動車用空調装置において、
前記ブロアがモータと車両左右方向に平行な前記モータの回転軸の一端部に装着されたスクロールファンとを備え、前記ユニットケースの一部を構成するスクロールケーシング部の前記スクロールファンの軸方向両側又は片側に位置する空間に機能部が設けられ、前記機能部がベント通路であることを特徴とする自動車用空調装置。 - ブロアと、このブロアからの空気を冷却する冷却用熱交換器と、この冷却用熱交換器からの空気を加熱する加熱用熱交換器と、これらを収容するユニットケースとを備え、前記ブロアが前記冷却用熱交換器の車両上下方向上側に位置し、前記冷却用熱交換器が前記加熱用熱交換器の車両前後方向前側に位置する自動車用空調装置において、
前記ブロアがモータと車両左右方向に平行な前記モータの回転軸の一端部に装着されたスクロールファンとを備え、前記ユニットケースの一部を構成するスクロールケーシング部の前記スクロールファンの軸方向両側又は片側に位置する空間に機能部が設けられ、前記機能部が配管であることを特徴とする自動車用空調装置。 - ブロアと、このブロアからの空気を冷却する冷却用熱交換器と、この冷却用熱交換器からの空気を加熱する加熱用熱交換器と、これらを収容するユニットケースとを備え、前記ブロアが前記冷却用熱交換器の車両上下方向上側に位置し、前記冷却用熱交換器が前記加熱用熱交換器の車両前後方向前側に位置する自動車用空調装置において、
前記ブロアが1つのモータと車両左右方向に平行な前記モータの回転軸の両端部に装着された一対のスクロールファンとを備え、前記モータの外周面を包囲する空間に機能部が設けられ、前記機能部が配管であることを特徴とする自動車用空調装置。 - ブロアと、このブロアからの空気を冷却する冷却用熱交換器と、この冷却用熱交換器からの空気を加熱する加熱用熱交換器と、これらを収容するユニットケースとを備え、前記ブロアが前記冷却用熱交換器の車両上下方向上側に位置し、前記冷却用熱交換器が前記加熱用熱交換器の車両前後方向前側に位置する自動車用空調装置において、
前記ブロアがモータと車両左右方向に平行な前記モータの回転軸の一端部に装着されたスクロールファンとを備え、前記ユニットケースの一部を構成するスクロールケーシング部の前記スクロールファンの軸方向両側又は片側に位置する空間に機能部が設けられ、前記機能部がアスピレータであることを特徴とする自動車用空調装置。 - ブロアと、このブロアからの空気を冷却する冷却用熱交換器と、この冷却用熱交換器からの空気を加熱する加熱用熱交換器と、これらを収容するユニットケースとを備え、前記ブロアが前記冷却用熱交換器の車両上下方向上側に位置し、前記冷却用熱交換器が前記加熱用熱交換器の車両前後方向前側に位置する自動車用空調装置において、
前記ブロアがモータと車両左右方向に平行な前記モータの回転軸の一端部に装着されたスクロールファンとを備え、前記ユニットケースの一部を構成するスクロールケーシング部の前記スクロールファンの軸方向両側又は片側に位置する空間に機能部が設けられ、前記機能部が風量制御装置であることを特徴とする自動車用空調装置。 - ブロアと、このブロアからの空気を冷却する冷却用熱交換器と、この冷却用熱交換器からの空気を加熱する加熱用熱交換器と、これらを収容するユニットケースとを備え、前記ブロアが前記冷却用熱交換器の車両上下方向上側に位置し、前記冷却用熱交換器が前記加熱用熱交換器の車両前後方向前側に位置する自動車用空調装置において、
前記ブロアがモータと車両左右方向に平行な前記モータの回転軸の一端部に装着されたスクロールファンとを備え、前記ユニットケースの一部を構成するスクロールケーシング部の前記スクロールファンの軸方向両側又は片側に位置する空間に機能部が設けられ、前記機能部が膨張弁であることを特徴とする自動車用空調装置。 - ブロアと、このブロアからの空気を冷却する冷却用熱交換器と、この冷却用熱交換器からの空気を加熱する加熱用熱交換器と、これらを収容するユニットケースとを備え、前記ブロアが前記冷却用熱交換器の車両上下方向上側に位置し、前記冷却用熱交換器が前記加熱用熱交換器の車両前後方向前側に位置する自動車用空調装置において、
前記ブロアがモータと車両左右方向に平行な前記モータの回転軸の一端部に装着されたスクロールファンとを備え、前記ユニットケースの一部を構成するスクロールケーシング部の前記スクロールファンの軸方向両側又は片側に位置する空間に機能部が設けられ、前記機能部が前記ユニットケースを車両に取り付けるための取付足であることを特徴とする自動車用空調装置。
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