JP3265801B2 - 自動車用空調装置 - Google Patents
自動車用空調装置Info
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- JP3265801B2 JP3265801B2 JP04354694A JP4354694A JP3265801B2 JP 3265801 B2 JP3265801 B2 JP 3265801B2 JP 04354694 A JP04354694 A JP 04354694A JP 4354694 A JP4354694 A JP 4354694A JP 3265801 B2 JP3265801 B2 JP 3265801B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、頭寒足熱の快適な吹出
温度分布と、上方吹出モード時の風量確保とを良好に実
現し得る自動車用空調装置に関する。
温度分布と、上方吹出モード時の風量確保とを良好に実
現し得る自動車用空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車用空調装置においては、図
10に示すように、送風機51によって送風される空気
を蒸発器52によって冷却した後、エアミックスダンパ
53によって、ヒータコア54を通る空気AHと、バイ
パス路55を通る空気ACとに振り分け、これら2つの
流路を通る空気AH、ACの風量割合をダンパ53の開
度により調整して、車室内への吹出空気温度を調整して
いる。56は車室内への吹出口である。
10に示すように、送風機51によって送風される空気
を蒸発器52によって冷却した後、エアミックスダンパ
53によって、ヒータコア54を通る空気AHと、バイ
パス路55を通る空気ACとに振り分け、これら2つの
流路を通る空気AH、ACの風量割合をダンパ53の開
度により調整して、車室内への吹出空気温度を調整して
いる。56は車室内への吹出口である。
【0003】このような従来装置では、ヒータコア54
で加熱された温風AHと、バイパス路55を通る冷風A
Cがヒータケース57内で平行な流れとなってしまい、
充分に混合されないまま、吹出口56に至り、車室内へ
の左右の吹出温度にばらつきが生じる。上記不具合を解
消するため、図10の例では、バイパス路55の下流側
にガイド板58を設け、このガイド板58により冷風を
温風に対して交差状態に混合させて、左右の温度分布を
均一化するようにしている。
で加熱された温風AHと、バイパス路55を通る冷風A
Cがヒータケース57内で平行な流れとなってしまい、
充分に混合されないまま、吹出口56に至り、車室内へ
の左右の吹出温度にばらつきが生じる。上記不具合を解
消するため、図10の例では、バイパス路55の下流側
にガイド板58を設け、このガイド板58により冷風を
温風に対して交差状態に混合させて、左右の温度分布を
均一化するようにしている。
【0004】また、図11の例では、ヒータコア54の
空気下流側にエアミックスダンパ53と連動する補助エ
アミックスダンパ59を設け、このダンパ59とガイド
板58との組み合わせで、冷温風の混合性を向上させて
いる。
空気下流側にエアミックスダンパ53と連動する補助エ
アミックスダンパ59を設け、このダンパ59とガイド
板58との組み合わせで、冷温風の混合性を向上させて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来装
置では、ガイド板58の設置によってヒータケース57
内の通風抵抗が常時増大してしまい、これが原因となっ
て、騒音の増大や風量の低下を招くという問題が生じ
る。また、図11の装置では、補助エアミックスダンパ
59の追加によって構成が煩雑となり、コスト高になる
という問題がある。
置では、ガイド板58の設置によってヒータケース57
内の通風抵抗が常時増大してしまい、これが原因となっ
て、騒音の増大や風量の低下を招くという問題が生じ
る。また、図11の装置では、補助エアミックスダンパ
59の追加によって構成が煩雑となり、コスト高になる
という問題がある。
【0006】本発明は上記点に鑑みてなされたもので、
ガイド板による通風抵抗増大の解消と、冷温風の混合性
確保とを巧みに両立できる自動車用空調装置を提供する
ことを目的とする。
ガイド板による通風抵抗増大の解消と、冷温風の混合性
確保とを巧みに両立できる自動車用空調装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するための技術的手段を下記のごとき自動車用空調装
置特有の制御特性に注目して案出したものである。すな
わち、 A.自動車用空調装置では、車室内温度の急速な低下が
要求される最大冷房時(冷房起動時)に、冷房能力向上
のために最大限、風量を増加させることが必要となり、
また冷房時(上方吹出モード)ではエアミックスダンパ
3の開度を小さくしてヒータコア4への空気流入量(温
風量)が小さい領域、即ち低温領域での使用がほとんど
である。その結果、冷房時には、一般に低温領域での冷
温風混合性改善と風量増加の改善が望まれる。B.、こ
れに対し暖房時、デフロスタ時には一般的に言って、必
要能力の点から、最大冷房時ほどの風量が要求されず、
むしろ高温領域での冷温風混合性を改善して車室左右へ
の吹出空気温度のバラツキを小さくすることの方が望ま
れる。
成するための技術的手段を下記のごとき自動車用空調装
置特有の制御特性に注目して案出したものである。すな
わち、 A.自動車用空調装置では、車室内温度の急速な低下が
要求される最大冷房時(冷房起動時)に、冷房能力向上
のために最大限、風量を増加させることが必要となり、
また冷房時(上方吹出モード)ではエアミックスダンパ
3の開度を小さくしてヒータコア4への空気流入量(温
風量)が小さい領域、即ち低温領域での使用がほとんど
である。その結果、冷房時には、一般に低温領域での冷
温風混合性改善と風量増加の改善が望まれる。B.、こ
れに対し暖房時、デフロスタ時には一般的に言って、必
要能力の点から、最大冷房時ほどの風量が要求されず、
むしろ高温領域での冷温風混合性を改善して車室左右へ
の吹出空気温度のバラツキを小さくすることの方が望ま
れる。
【0008】自動車用空調装置では、上記A、Bのよう
に、冷房時と、暖房・デフロスタ時とでは要求される制
御特性が異なる点に注目して、本発明では冷房時に使用
される上方吹出モードの通風経路と、暖房時に使用され
る下方吹出モード及び窓ガラスの曇り除去に使用される
デフロスタ吹出モードの通風経路とをそれぞれ異なった
形態で構成するようにしたものであって、この考え方に
基づいて請求項1〜5に記載の技術的手段を採用したの
である。
に、冷房時と、暖房・デフロスタ時とでは要求される制
御特性が異なる点に注目して、本発明では冷房時に使用
される上方吹出モードの通風経路と、暖房時に使用され
る下方吹出モード及び窓ガラスの曇り除去に使用される
デフロスタ吹出モードの通風経路とをそれぞれ異なった
形態で構成するようにしたものであって、この考え方に
基づいて請求項1〜5に記載の技術的手段を採用したの
である。
【0009】
【発明の作用効果】請求項1、2記載の発明によれば、
上方吹出手段16を開口する上方吹出モードでは、空気
加熱手段12の空気下流側において上方吹出手段16に
向かう主流路内に突出量の小さい第1の案内手段26が
存在するだけであるので、上方吹出手段16に向かう空
気流の通風抵抗を充分低減でき、上方吹出モードにおけ
る風量増加を図り、冷房能力を向上できる。
上方吹出手段16を開口する上方吹出モードでは、空気
加熱手段12の空気下流側において上方吹出手段16に
向かう主流路内に突出量の小さい第1の案内手段26が
存在するだけであるので、上方吹出手段16に向かう空
気流の通風抵抗を充分低減でき、上方吹出モードにおけ
る風量増加を図り、冷房能力を向上できる。
【0010】一方、下方吹出モード、デフロスタモード
では、上記第1の案内手段26に比して、流路内への突
出量の大きい第2の案内手段27によって、冷風と温風
の混合性を向上でき、車室左右への吹出空気の温度バラ
ツキを僅少にすることができる。請求項2記載の発明で
は、上記効果に加えて、上下方向に分割面を持つように
2分割されたヒータケース21、22を有効に活用し
て、各吹出手段16、18、23及び第1、第2の案内
手段26、27を有するヒータユニット10を簡潔な構
成で、低コストに製造できる。
では、上記第1の案内手段26に比して、流路内への突
出量の大きい第2の案内手段27によって、冷風と温風
の混合性を向上でき、車室左右への吹出空気の温度バラ
ツキを僅少にすることができる。請求項2記載の発明で
は、上記効果に加えて、上下方向に分割面を持つように
2分割されたヒータケース21、22を有効に活用し
て、各吹出手段16、18、23及び第1、第2の案内
手段26、27を有するヒータユニット10を簡潔な構
成で、低コストに製造できる。
【0011】請求項3記載の発明では、ヒータケース1
1を樹脂の成形品から形成して、第1の案内部材26を
2分割されたヒータケースの一方22に一体成形し、第
2の案内部材27を他方のヒータケース21に一体成形
しているから、ヒータユニット10部分の構造がより一
層簡潔で、低コストで製作できる。請求項4記載の発明
では、バイパス路13下流側からデフロスタ吹出手段2
3に至る空気流路に、前記バイパス路13を通る冷風を
前記デフロスタ吹出手段23と反対の方向に案内するよ
うに流路内へ突出形成された第3の案内手段28を備え
ているから、下方吹出モード、デフロスタモードにおけ
る冷温風の混合性をより一層向上できる。
1を樹脂の成形品から形成して、第1の案内部材26を
2分割されたヒータケースの一方22に一体成形し、第
2の案内部材27を他方のヒータケース21に一体成形
しているから、ヒータユニット10部分の構造がより一
層簡潔で、低コストで製作できる。請求項4記載の発明
では、バイパス路13下流側からデフロスタ吹出手段2
3に至る空気流路に、前記バイパス路13を通る冷風を
前記デフロスタ吹出手段23と反対の方向に案内するよ
うに流路内へ突出形成された第3の案内手段28を備え
ているから、下方吹出モード、デフロスタモードにおけ
る冷温風の混合性をより一層向上できる。
【0012】請求項5記載の発明では、空気加熱手段1
2及び前記バイパス路13と並列的に配設され、前記空
気加熱手段上流側の冷風を前記空気加熱手段下流側で、
上方吹出手段16近傍に直接導く冷風バイパス路15を
備えるとともに、前記上方吹出手段16の開閉手段とし
て、回転可能な軸17aと、この軸の径方向両側に延び
る板状体(17b、17c)とからなるバタフライ式ダ
ンパ17を用い、前記冷風バイパス路15から直接前記
上方吹出手段16近傍に導かれる冷風を前記ダンパ17
の板状体により、前記空気加熱手段12で加熱された温
風側へ案内するように構成しているから、バイレベルモ
ード時に冷風バイパス路15からの冷風が直接上方吹出
手段16の流路に流入して、上方吹出手段16における
吹出空気の温度バラツキが大きくなるのをダンパ17の
案内作用により良好に防止でき、しかもバタフライ式ダ
ンパ17自身をそのまま利用しているので、簡単な構造
ですむ。
2及び前記バイパス路13と並列的に配設され、前記空
気加熱手段上流側の冷風を前記空気加熱手段下流側で、
上方吹出手段16近傍に直接導く冷風バイパス路15を
備えるとともに、前記上方吹出手段16の開閉手段とし
て、回転可能な軸17aと、この軸の径方向両側に延び
る板状体(17b、17c)とからなるバタフライ式ダ
ンパ17を用い、前記冷風バイパス路15から直接前記
上方吹出手段16近傍に導かれる冷風を前記ダンパ17
の板状体により、前記空気加熱手段12で加熱された温
風側へ案内するように構成しているから、バイレベルモ
ード時に冷風バイパス路15からの冷風が直接上方吹出
手段16の流路に流入して、上方吹出手段16における
吹出空気の温度バラツキが大きくなるのをダンパ17の
案内作用により良好に防止でき、しかもバタフライ式ダ
ンパ17自身をそのまま利用しているので、簡単な構造
ですむ。
【0013】
【実施例】以下本発明を図に示す実施例に基づいて説明
する。図1は自動車用空調装置の通風系の概要を示すも
ので、1は通風路全体を示し、その一端側(入口側)に
は空気吸入手段をなす内外気切替箱2が配置され、この
箱2には車室外空気を導入する外気導入口3と、車室内
空気を導入する内気導入口4と、これらの両導入口3、
4を開閉する内外気切替ダンパ5とが設けられている。
する。図1は自動車用空調装置の通風系の概要を示すも
ので、1は通風路全体を示し、その一端側(入口側)に
は空気吸入手段をなす内外気切替箱2が配置され、この
箱2には車室外空気を導入する外気導入口3と、車室内
空気を導入する内気導入口4と、これらの両導入口3、
4を開閉する内外気切替ダンパ5とが設けられている。
【0014】上記内外気切替箱2の下流側には送風手段
をなす電動送風機6が配置されている。この電動送風機
6の下流側には、クーラユニット7が配置され、このク
ーラユニット7は冷却手段をなす冷凍サイクルの冷媒蒸
発器8と、これを収容するクーラケース9とから構成さ
れている。蒸発器8を有する冷凍サイクルは自動車用エ
ンジンで駆動される圧縮機(図示せず)によって冷媒が
循環するようになっている。
をなす電動送風機6が配置されている。この電動送風機
6の下流側には、クーラユニット7が配置され、このク
ーラユニット7は冷却手段をなす冷凍サイクルの冷媒蒸
発器8と、これを収容するクーラケース9とから構成さ
れている。蒸発器8を有する冷凍サイクルは自動車用エ
ンジンで駆動される圧縮機(図示せず)によって冷媒が
循環するようになっている。
【0015】上記クーラユニット7の下流側には、車室
内への吹出空気の加熱、温度調整を行うヒータユニット
10が配置され、そのヒータケース11内には、クーラ
ユニット7からの流入空気を加熱する加熱手段をなすヒ
ータコア12が設置されており、このヒータコア12は
エンジン冷却水を熱源として空気を加熱するものであ
り、その側方にはヒータコア12をバイパスして空気を
流すバイパス路13が形成されている。
内への吹出空気の加熱、温度調整を行うヒータユニット
10が配置され、そのヒータケース11内には、クーラ
ユニット7からの流入空気を加熱する加熱手段をなすヒ
ータコア12が設置されており、このヒータコア12は
エンジン冷却水を熱源として空気を加熱するものであ
り、その側方にはヒータコア12をバイパスして空気を
流すバイパス路13が形成されている。
【0016】14は上記ヒータコア12とバイパス路1
3を流れる空気の風量割合を調整して車室内への吹出空
気温度を調整する温度調整手段をなすエアミックスダン
パ14であって、軸14aを中心として回動可能になっ
ている。15は冷風バイパス手段をなす冷風バイパス路
で、蒸発器8直後の冷風を直接上方吹出口16側に導く
ものである。この上方吹出口16は図示しないダクトを
介して車両計器盤部の上方吹出口より乗員頭部に向けて
空気を吹出すものであって、これらの部材により上方吹
出手段が構成される。
3を流れる空気の風量割合を調整して車室内への吹出空
気温度を調整する温度調整手段をなすエアミックスダン
パ14であって、軸14aを中心として回動可能になっ
ている。15は冷風バイパス手段をなす冷風バイパス路
で、蒸発器8直後の冷風を直接上方吹出口16側に導く
ものである。この上方吹出口16は図示しないダクトを
介して車両計器盤部の上方吹出口より乗員頭部に向けて
空気を吹出すものであって、これらの部材により上方吹
出手段が構成される。
【0017】上方吹出口16は上方吹出ダンパ17によ
って開閉されるようになっており、このダンパ17はバ
タフライ式のダンパであって、図5に明示するように回
転可能な軸17aを中心として、この軸17aの径方向
両側に延び、一体に回動可能な板状体からなる主ダンパ
部17b及び副ダンパ部17cを有している。この上方
吹出ダンパ17は、上方吹出口16の開放時に、 前記
冷風バイパス路15から直接前記上方吹出口16近傍に
導かれる冷風を前記主、副ダンパ部17b、17cの板
状体により、前記ヒータコア12で加熱された温風側
(下方側)へ案内する役割を果たす。
って開閉されるようになっており、このダンパ17はバ
タフライ式のダンパであって、図5に明示するように回
転可能な軸17aを中心として、この軸17aの径方向
両側に延び、一体に回動可能な板状体からなる主ダンパ
部17b及び副ダンパ部17cを有している。この上方
吹出ダンパ17は、上方吹出口16の開放時に、 前記
冷風バイパス路15から直接前記上方吹出口16近傍に
導かれる冷風を前記主、副ダンパ部17b、17cの板
状体により、前記ヒータコア12で加熱された温風側
(下方側)へ案内する役割を果たす。
【0018】18は下方吹出口で、図示しないダクトを
介して車両運転席側及び助手席側(さらには、必要に応
じ後席側)の乗員足元部に向けて空気を吹出すものであ
って、これらの部材により下方吹出手段が構成される。
この下方吹出口18は、軸19aを中心として回動可能
な下方吹出ダンパ19aによって開閉される。前記した
冷風バイパス路15は、軸20aを中心として回動可能
な冷風バイパスダンパ20によって開閉される。
介して車両運転席側及び助手席側(さらには、必要に応
じ後席側)の乗員足元部に向けて空気を吹出すものであ
って、これらの部材により下方吹出手段が構成される。
この下方吹出口18は、軸19aを中心として回動可能
な下方吹出ダンパ19aによって開閉される。前記した
冷風バイパス路15は、軸20aを中心として回動可能
な冷風バイパスダンパ20によって開閉される。
【0019】本発明の要部は上記ヒータユニット10部
分にあり、その詳細について以下図2〜図6に基づいて
説明する。前記ヒータケース11は図2、3に概略図示
するように上下方向に分割面を持つように2分割された
第1ケース21と、第2ケース22とから構成されてお
り、この両ケース21、22は樹脂の一体成形品よりな
る。
分にあり、その詳細について以下図2〜図6に基づいて
説明する。前記ヒータケース11は図2、3に概略図示
するように上下方向に分割面を持つように2分割された
第1ケース21と、第2ケース22とから構成されてお
り、この両ケース21、22は樹脂の一体成形品よりな
る。
【0020】図2、3は車両搭載状態に対応するように
描いてあるので、図2、3の上下、左右は車両の上下、
左右と同じであり、従って第1ケース21は車両前後方
向において前方側に位置し、第2ケース22は後方側に
位置している。なお図1の通風路1全体は、車両の車室
内計器盤部下方に設置されるので、第1ケース21は計
器盤下方でエンジンルーム側に位置し、第2ケース22
は車室側に位置することになる。
描いてあるので、図2、3の上下、左右は車両の上下、
左右と同じであり、従って第1ケース21は車両前後方
向において前方側に位置し、第2ケース22は後方側に
位置している。なお図1の通風路1全体は、車両の車室
内計器盤部下方に設置されるので、第1ケース21は計
器盤下方でエンジンルーム側に位置し、第2ケース22
は車室側に位置することになる。
【0021】図2〜6に図示するように、第1ケース2
1には、その通風路出口側の上方部にデフロスタ吹出口
23が開口しており、そして通風路出口側の下方部に前
記した下方吹出口18が開口している。また、第2ケー
ス22には、その通風路出口側の上方部に前記した上方
吹出口16が開口しており、そして通風路出口側の下方
部に前記した下方吹出口18が開口している。
1には、その通風路出口側の上方部にデフロスタ吹出口
23が開口しており、そして通風路出口側の下方部に前
記した下方吹出口18が開口している。また、第2ケー
ス22には、その通風路出口側の上方部に前記した上方
吹出口16が開口しており、そして通風路出口側の下方
部に前記した下方吹出口18が開口している。
【0022】また、第1、2ケース21、22の通風路
入口側の下方部には、前記ヒータコア12を空気の流れ
に対して所定角度α(図5参照、例えば30°程度)傾
けて保持、固定するための保持片24、25が一体成形
されている。そして、第2ケース22において、ヒータ
コア12の空気流路下流側から前記上方吹出口16に至
る空気流路に、ヒータコア12で加熱された温風をバイ
パス路13を通る冷風側に案内する第1の案内片(第1
の案内手段)26が流路内へ突出形成されている。
入口側の下方部には、前記ヒータコア12を空気の流れ
に対して所定角度α(図5参照、例えば30°程度)傾
けて保持、固定するための保持片24、25が一体成形
されている。そして、第2ケース22において、ヒータ
コア12の空気流路下流側から前記上方吹出口16に至
る空気流路に、ヒータコア12で加熱された温風をバイ
パス路13を通る冷風側に案内する第1の案内片(第1
の案内手段)26が流路内へ突出形成されている。
【0023】第1ケース21において、ヒータコア12
の空気流路下流側から前記デフロスタ吹出口16に至る
空気流路に、ヒータコア12で加熱された温風をバイパ
ス路13を通る冷風側に案内する第2の案内片(第2の
案内手段)27が流路内へ突出形成されている。ここ
で、第2の案内片27の突出量は、図5、6に明示する
ように第1の案内片26の突出量に比して充分大きくし
てある。
の空気流路下流側から前記デフロスタ吹出口16に至る
空気流路に、ヒータコア12で加熱された温風をバイパ
ス路13を通る冷風側に案内する第2の案内片(第2の
案内手段)27が流路内へ突出形成されている。ここ
で、第2の案内片27の突出量は、図5、6に明示する
ように第1の案内片26の突出量に比して充分大きくし
てある。
【0024】また、第1ケース21において、前記バイ
パス路13下流側から前記デフロスタ吹出口23に至る
空気流路に、前記バイパス路13を通る冷風を前記デフ
ロスタ吹出口23と反対の方向(下方吹出口18側)に
案内する第3の案内片28(第3の案内手段)が流路内
へ突出形成されている。デフロスタ吹出口23には、デ
フロスタダンパ29が設けられており、このダンパ29
は回転可能な軸29aを中心として回転可能なバタフラ
イ式のダンパで構成されている。
パス路13下流側から前記デフロスタ吹出口23に至る
空気流路に、前記バイパス路13を通る冷風を前記デフ
ロスタ吹出口23と反対の方向(下方吹出口18側)に
案内する第3の案内片28(第3の案内手段)が流路内
へ突出形成されている。デフロスタ吹出口23には、デ
フロスタダンパ29が設けられており、このダンパ29
は回転可能な軸29aを中心として回転可能なバタフラ
イ式のダンパで構成されている。
【0025】第1、2ケース21、22の下方部には、
別体で成形された樹脂製のヒータダクト30が取り付け
られ、このダクト30によって下方吹出口19に連通す
るヒータ吹出通路31が形成されており、この通路31
は車両左右方向に分岐され、その右側の開口端が運転席
側下方吹出口32を構成し、左側の開口端が助手席側下
方吹出口33を構成している。後席用の下方吹出口を設
ける場合は上記通路31に後席用ヒータダクトを接続す
ればよい。
別体で成形された樹脂製のヒータダクト30が取り付け
られ、このダクト30によって下方吹出口19に連通す
るヒータ吹出通路31が形成されており、この通路31
は車両左右方向に分岐され、その右側の開口端が運転席
側下方吹出口32を構成し、左側の開口端が助手席側下
方吹出口33を構成している。後席用の下方吹出口を設
ける場合は上記通路31に後席用ヒータダクトを接続す
ればよい。
【0026】次に、上記構成において本実施例の作動を
説明する。図7は作動説明のためのヒータコユニット1
0の第2ケース22側の概略断面図で、図7の実線はバ
イレベルモード時の状態を示すもので、各ダンパ14、
17、19、20は図示の実線位置に操作されており、
バイパス路13を通る冷風ACと、ヒータコア12で加
熱され、第1、第2の案内片26、27により案内され
る温風とが混合されて、所望温度の混合風AMとなる。
しかるのち、この混合風AMと冷風バイパス路15から
の冷風A2とが混合した後、上方吹出口16及び下方吹
出口18の両方から、車室内の乗員上半身及び乗員足元
部に吹出す。
説明する。図7は作動説明のためのヒータコユニット1
0の第2ケース22側の概略断面図で、図7の実線はバ
イレベルモード時の状態を示すもので、各ダンパ14、
17、19、20は図示の実線位置に操作されており、
バイパス路13を通る冷風ACと、ヒータコア12で加
熱され、第1、第2の案内片26、27により案内され
る温風とが混合されて、所望温度の混合風AMとなる。
しかるのち、この混合風AMと冷風バイパス路15から
の冷風A2とが混合した後、上方吹出口16及び下方吹
出口18の両方から、車室内の乗員上半身及び乗員足元
部に吹出す。
【0027】この際、上方吹出ダンパ17によって冷風
A2が矢印イのごとく下方側に案内されるので、冷風A
2と混合風AMとが良好に混合され、その結果上方吹出
口16の左右の温度バラツキを僅少にすることができ
る。図8は上記バイレベルモード時の吹出温度特性を示
すものであり、下方吹出口16の吹出温度に対して、所
定温度だけ上方吹出口16の運転席側、助手席側の吹出
温度を低下させて、頭寒足熱の快適な温度分布を得るこ
とができる。
A2が矢印イのごとく下方側に案内されるので、冷風A
2と混合風AMとが良好に混合され、その結果上方吹出
口16の左右の温度バラツキを僅少にすることができ
る。図8は上記バイレベルモード時の吹出温度特性を示
すものであり、下方吹出口16の吹出温度に対して、所
定温度だけ上方吹出口16の運転席側、助手席側の吹出
温度を低下させて、頭寒足熱の快適な温度分布を得るこ
とができる。
【0028】次に、上方吹出(フエィス)モードでは、
図7において、上方吹出ダンパ17は2点鎖線の開位置
に、また下方吹出ダンパ19は1点鎖線の閉位置に、そ
れぞれ操作される。冷風バイパスダンパ20は実線の開
位置に操作される。また、エアミックスダンパ14は1
点鎖線のヒータコア閉位置側に操作されている。そし
て、上方吹出モードでは、ヒータコア12の下流側流路
から上方吹出口16に向かう空気流れの主流路内に突出
するのは第1の案内片26のみであり、しかもこの第1
の案内片26の突出量は後述の第2の案内片27より小
さくしてあるので、ヒータユニット10内における通風
抵抗を大幅に低減でき、風量アップ、ひいては冷房能力
アップを図ることができる。
図7において、上方吹出ダンパ17は2点鎖線の開位置
に、また下方吹出ダンパ19は1点鎖線の閉位置に、そ
れぞれ操作される。冷風バイパスダンパ20は実線の開
位置に操作される。また、エアミックスダンパ14は1
点鎖線のヒータコア閉位置側に操作されている。そし
て、上方吹出モードでは、ヒータコア12の下流側流路
から上方吹出口16に向かう空気流れの主流路内に突出
するのは第1の案内片26のみであり、しかもこの第1
の案内片26の突出量は後述の第2の案内片27より小
さくしてあるので、ヒータユニット10内における通風
抵抗を大幅に低減でき、風量アップ、ひいては冷房能力
アップを図ることができる。
【0029】図9は作動説明のためのヒータユニット1
0の第1ケース21側の概略断面図で、デフロスタモー
ド時には、ダンパ19、20は1点鎖線の閉位置に操作
され、またダンパ17も閉位置に操作されており、一方
ダンパ29は1点鎖線の開位置に操作され、デフロスタ
吹出口23を開口する。従って、エアミックスダンパ1
4の開度によって振り分けられた冷風ACと温風AHは
第2、3の案内片27、28により案内され、良好に混
合された後、その混合風AMはすべてデフロスタ吹出口
23から図示しないデフダクト、デフノズルを介して窓
ガラスに向けて吹出され、窓ガラスの曇り止めを行う。
0の第1ケース21側の概略断面図で、デフロスタモー
ド時には、ダンパ19、20は1点鎖線の閉位置に操作
され、またダンパ17も閉位置に操作されており、一方
ダンパ29は1点鎖線の開位置に操作され、デフロスタ
吹出口23を開口する。従って、エアミックスダンパ1
4の開度によって振り分けられた冷風ACと温風AHは
第2、3の案内片27、28により案内され、良好に混
合された後、その混合風AMはすべてデフロスタ吹出口
23から図示しないデフダクト、デフノズルを介して窓
ガラスに向けて吹出され、窓ガラスの曇り止めを行う。
【0030】デフロスタ・下方吹出併用モード時には、
ダンパ19、29がそれぞれ開と閉の中間位置に操作さ
れ、下方吹出口18とデフロスタ吹出口23の両方から
空気が吹出される。このときも、冷風ACと温風AHは
第2、3の案内片27、28により案内され、良好に混
合される。下方吹出(フット)モード時には、ダンパ1
9が2点鎖線の開位置に操作され、またダンパ29は2
0%程度の小開度の開位置に操作され、全風量の80%
程度が下方吹出口18側から吹出し、20%程度がデフ
ロスタ吹出口23から吹出す。このフットモード時にお
いても、エアミックスダンパ14の開度によって振り分
けられた冷風ACと温風AHは第2、3の案内片27、
28により案内され、良好に混合されるので、デフロス
タ吹出口23及び下方吹出口18からの吹出温度の左右
のバラツキを僅少にすることができる。ここで、下方吹
出口18からの吹出空気は図5、6に示すヒータ吹出通
路31内においても再度混合されるので、より一層左右
の温度バラツキを減少できる。
ダンパ19、29がそれぞれ開と閉の中間位置に操作さ
れ、下方吹出口18とデフロスタ吹出口23の両方から
空気が吹出される。このときも、冷風ACと温風AHは
第2、3の案内片27、28により案内され、良好に混
合される。下方吹出(フット)モード時には、ダンパ1
9が2点鎖線の開位置に操作され、またダンパ29は2
0%程度の小開度の開位置に操作され、全風量の80%
程度が下方吹出口18側から吹出し、20%程度がデフ
ロスタ吹出口23から吹出す。このフットモード時にお
いても、エアミックスダンパ14の開度によって振り分
けられた冷風ACと温風AHは第2、3の案内片27、
28により案内され、良好に混合されるので、デフロス
タ吹出口23及び下方吹出口18からの吹出温度の左右
のバラツキを僅少にすることができる。ここで、下方吹
出口18からの吹出空気は図5、6に示すヒータ吹出通
路31内においても再度混合されるので、より一層左右
の温度バラツキを減少できる。
【0031】バイレベルモード、デフロスタモード、下
方吹出モードではヒータユニット10内の空気流れの主
流路に第2、3の案内片27、28が存在することによ
り、通風抵抗が増大するが、これらのモードでは上方吹
出モード時に比して必要風量が小さいので、実用上何ら
問題とならない。なお、冷風バイパス路15からの冷風
A2を上方吹出口16だけでなく、デフロスタ吹出口2
3側にも導入できるようにして、デフロスタ・下方吹出
併用モード時におけるデフ側と足元側の吹出空気の温度
差を大きくするようにしてもよい。
方吹出モードではヒータユニット10内の空気流れの主
流路に第2、3の案内片27、28が存在することによ
り、通風抵抗が増大するが、これらのモードでは上方吹
出モード時に比して必要風量が小さいので、実用上何ら
問題とならない。なお、冷風バイパス路15からの冷風
A2を上方吹出口16だけでなく、デフロスタ吹出口2
3側にも導入できるようにして、デフロスタ・下方吹出
併用モード時におけるデフ側と足元側の吹出空気の温度
差を大きくするようにしてもよい。
【図1】本発明装置の一実施例を示す通風系の全体構成
図である。
図である。
【図2】図1に示すヒータユニットの第1ヒータケース
の斜視図である。
の斜視図である。
【図3】図1に示すヒータユニットの第2ヒータケース
の斜視図である。
の斜視図である。
【図4】上記ヒータユニットの平面図である。
【図5】上記第2ヒータケースの断面図で、図4のAー
A断面を示す。
A断面を示す。
【図6】上記第1ヒータケースの断面図で、図4のBー
B断面を示す。
B断面を示す。
【図7】本発明装置の作動説明図で、ヒータユニット通
風系の概要図である。
風系の概要図である。
【図8】本発明装置のバイレベルモード時の温度制御特
性図である。
性図である。
【図9】本発明装置の作動説明図で、ヒータユニット通
風系の概要図である。
風系の概要図である。
【図10】従来装置の通風系概要図である。
【図11】別の従来装置の通風系概要図である。
1 通風路 2、3 外気、内気吸入口(空気吸入手段) 6 送風機(送風手段) 10 ヒータユニット 11 ヒータケース 12 ヒータコア(空気加熱手段) 13 バイパス路 14 エアミックスダンパ(温度調整手段) 15 冷風バイパス路 16 上方吹出口(上方吹出手段) 17 上方吹出ダンパ(開閉手段) 18 下方吹出口(下方吹出手段) 19 下方吹出ダンパ(開閉手段) 20 冷風バイパスダンパ 21 第1ヒータケース 22 第2ヒータケース 23 デフロスタ吹出口(デフロスタ吹出手段) 26 第1の案内片 27 第2の案内片 28 第3の案内片 29 デフロスタダンパ(開閉手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60H 1/00 102
Claims (5)
- 【請求項1】 通風路(1)と、 この通風路の一端側に設けられ、この通風路内に空気を
吸入する空気吸入手段(3、4)と、 前記通風路内に設けられ、空気を送風する送風手段
(6)と、 前記通風路内に設けられ、送風空気を加熱する空気加熱
手段(12)と、 前記通風路内で前記空気加熱手段の側方に設けられ、前
記空気加熱手段を通過しない空気流路を形成するバイパ
ス路(13)と、 前記通風路内に設けられ、前記空気加熱手段を通る温風
と前記バイパス路を通る冷風との風量割合を調整して、
空気温度を調整する温度調整手段(14)と、 前記通風路の他端側上方部に設けられ、前記温度調整手
段により温度調整された空気を車室内の乗員上半身に向
かって吹出す上方吹出手段(16)と、 前記通風路の他端側下方部に設けられ、前記温度調整手
段により温度調整された空気を車室内の乗員足元部に向
かって吹出す下方吹出手段(18)と、 前記通風路の他端側上方部に、前記上方吹出手段と並列
に設けられ、前記温度調整手段により温度調整された空
気を車室の窓ガラスに向かって吹出すデフロスタ吹出手
段(23)と、 前記上方吹出手段、前記下方吹出手段、及び前記デフロ
スタ吹出手段を開閉する吹出開閉手段(17、19、2
9)と、 前記空気加熱手段の空気流路下流側から前記上方吹出手
段に至る空気流路に、前記空気加熱手段で加熱された温
風を前記バイパス路を通る冷風側に案内するように流路
内へ突出形成された第1の案内手段(26)と、 前記空気加熱手段の空気流路下流側から前記デフロスタ
吹出手段に至る空気流路に、前記第1の案内手段より大
きな突出量でもって流路内へ突出形成され、前記空気加
熱手段で加熱された温風を前記バイパス路を通る冷風側
に案内する第2の案内手段(27)と、 を備えた自動車用空調装置。 - 【請求項2】 通風路(1)と、 この通風路の一端側に設けられ、この通風路内に空気を
吸入する空気吸入手段(3、4)と、 前記通風路内に設けられ、空気を送風する送風手段
(6)と、 前記通風路のうち、空気の加熱、温度調整を行うヒータ
ユニット(10)部を収容するケースであって、上下方
向に分割面を持つように2分割されたヒータケース(1
1)と、 前記ヒータケース内に設けられ、送風空気を加熱する空
気加熱手段(12)と、 前記ヒータケース内で前記空気加熱手段の側方に設けら
れ、前記空気加熱手段を通過しない空気流路を形成する
バイパス路(13)と、 前記ヒータケース内に設けられ、前記空気加熱手段を通
る温風と、前記バイパス路を通る冷風との風量割合を調
整して、空気温度を調整する温度調整手段(14)と、 前記2分割されたヒータケースのうち、一方のヒータケ
ース(22)の通風路の出口側上方部に設けられ、前記
温度調整手段により温度調整された空気を車室内の乗員
上半身に向かって吹出す上方吹出手段(16)と、 前記2分割されたヒータケースの通風路の出口側下方部
に設けられ、前記温度調整手段により温度調整された空
気を車室内の乗員足元部に向かって吹出す下方吹出手段
(18)と、 前記2分割されたヒータケースのうち、他方のヒータケ
ース(21)の通風路の出口側上方部に設けられ、前記
温度調整手段により温度調整された空気を車室の窓ガラ
スに向かって吹出すデフロスタ吹出手段(23)と、 前記上方吹出手段、前記下方吹出手段、及び前記デフロ
スタ吹出手段を開閉する吹出開閉手段(17、18、2
9)と、 前記一方のヒータケースにおいて、前記空気加熱手段の
空気流路下流側から前記上方吹出手段に至る空気流路
に、前記空気加熱手段で加熱された温風を前記バイパス
路を通る冷風側に案内するように流路内へ突出形成され
た第1の案内手段(26)と、 前記他方のヒータケースにおいて、前記空気加熱手段の
空気流路下流側から前記デフロスタ吹出手段に至る空気
流路に、前記第1の案内手段より大きな突出量でもって
流路内ヘ突出形成され、前記空気加熱手段で加熱された
温風を前記バイパス路を通る冷風側に案内する第2の案
内手段(27)と、 を備えた自動車用空調装置。 - 【請求項3】 前記ヒータケースは樹脂の成形品から形
成され、前記第1の案内部材は前記2分割されたヒータ
ケースの一方に一体成形され、前記第2の案内部材は他
方のヒータケースに一体成形されている請求項2記載の
自動車用空調装置。 - 【請求項4】 前記バイパス路下流側から前記デフロス
タ吹出手段に至る空気流路に、前記バイパス路を通る冷
風を前記デフロスタ吹出手段と反対の方向に案内するよ
うに流路内へ突出形成された第3の案内手段(28)を
備えた請求項1又は2に記載の自動車用空調装置。 - 【請求項5】 請求項1記載の自動車用空調装置におい
て、前記空気加熱手段及び前記バイパス路と並列的に配
設され、前記空気加熱手段上流側の冷風を前記空気加熱
手段下流側で、前記上方吹出手段近傍に直接導く冷風バ
イパス路(15)を備えるとともに、 前記上方吹出手段の開閉手段として、回転可能な軸(1
7a)と、この軸の径方向両側に延びる板状体(17
b、17c)とからなるバタフライ式ダンパ(17)を
用い、 前記冷風バイパス路から直接前記上方吹出手段近傍に導
かれる冷風を前記ダンパの板状体により、前記空気加熱
手段で加熱された温風側へ案内するように構成した自動
車用空調装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04354694A JP3265801B2 (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | 自動車用空調装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04354694A JP3265801B2 (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | 自動車用空調装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07251629A JPH07251629A (ja) | 1995-10-03 |
JP3265801B2 true JP3265801B2 (ja) | 2002-03-18 |
Family
ID=12666757
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04354694A Expired - Fee Related JP3265801B2 (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | 自動車用空調装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3265801B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101481332B1 (ko) * | 2013-11-19 | 2015-01-09 | 기아자동차주식회사 | 차량용 후석 공조장치 |
CN117177870A (zh) * | 2021-04-19 | 2023-12-05 | 法雷奥日本株式会社 | 车辆用空调装置 |
-
1994
- 1994-03-15 JP JP04354694A patent/JP3265801B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07251629A (ja) | 1995-10-03 |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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