JP4061747B2 - 車両用空調装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空調ユニットで温調された温調風を後席乗員へ吹き出すことが可能な車両用空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
空調ユニットの温調手段の下流側にリヤベントダクトを接続して、後席乗員に温調風を吹き出す車両用空調装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、リヤベントダクトの空気取入口の近傍に、前席用のフット吹出口が開口する場合がある。このような場合では、リヤベントダクトの空気取入口に導かれる風は、前席用のフット吹出口に供給される風と同様に温風がメインとなってしまう。
つまり、エアミックスドアが加熱手段(ヒータコア)を開き始めると、直ぐに温風がフット吹出口に導かれ、リヤベントダクトから吹き出される風も急に上昇してしまう。逆に、エアミックスドアがヒータコアを閉じる寸前まで温風がフット吹出口に導かれ、リヤベントダクトからも温風が吹き出されてしまう。
【0004】
このことを図3を用いて説明する。この図3では、リヤベントダクト2の開閉を行うリヤベントドア15の回動軸15Aを上側に設けた例を示す。エアミックスドア9が加熱手段7を開くと、矢印で示す温風Hがフット吹出口12に向かって導かれる。この状態でリヤベントドア15が開かれると、温風Hがリヤベントダクト2の空気取入口13に流入する。一方、冷風バイパス通路14から吹き出される冷風バイパス風は、リヤベントドア15が邪魔になって下方への流れが阻止され、空気取入口13へ流入しなくなる。つまり、リヤベントダクト2の空気取入口13には主に温風Hのみが流入することになってしまう。
このように、リヤベントダクト2の空気取入口13と、フット吹出口12とが隣接する場合では、冷風バイパス通路14を設けても、リヤベントダクト2の空気取入口13に温風Hが入り易く、リヤベントによる後席側の温調性が極めて劣化する不具合がある。
【0005】
【発明の目的】
本発明の目的は、リヤベントダクトの空気取入口と、フット吹出口とが隣接する場合でも、リヤベントダクトから吹き出される温調風を冷風側にシフトし、後席乗員の快適性を向上できる車両用空調装置の提供にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1のように、板状のリヤベントドアの回動軸を空気取入口の下部に設けることにより、リヤベントドアが開かれた状態では、温風の流れがリヤベントドアに阻止されて空気取入口に入りにくくなるとともに、冷風バイパス通路から吹き出される冷風が空気取入口に入り易くなる。
このため、リヤベントダクトの空気取入口と、フット吹出口とが隣接する場合でも、リヤベントダクトから吹き出される温調風が冷風側にシフトでき、後席乗員の快適性を向上できる。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、図面を用いて説明する。
図1、図2は実施形態を示すもので、図1は空調ユニットの概略図、図2は車両用空調装置の概略図である。
車両用空調装置は、主に車両前席側の空調を行うための空調ユニット1と、この空調ユニット1に接続されて後席乗員の上半身に冷風を吹き出すためのリヤベントダクト2とを備える。
【0008】
空調ユニット1は、冷風〜温風を吹き出し可能なユニットで、車室内に空気流を吹き出すダクト3と、このダクト3を介して車室に向かう空気流を生じさせる送風機4と、ダクト3内の上流に配置されて通過する空気を冷却する冷却手段5(例えば、エバポレータ)と、ダクト3内の下流において冷風と温風との割合を可変して吹き出し温度を調節する温調手段6とを備える。
この温調手段6は、冷却手段5の下流に配置されて通過する空気を加熱する加熱手段7(例えば、ヒータコア)と、この加熱手段7を迂回させるバイパス通路8と、加熱手段7を通過する温風とバイパス通路8を通過する冷風との割合を調節するエアミックスドア9とから構成される。
【0009】
また、空調ユニット1は、ダクト3の上部にデフ吹出口10とフェイス吹出口11を備えるとともに、ダクト3の下部にフット吹出口12を備え、各吹出口10〜12は吹出モードドア10A〜12Aによって開閉される。なお、空調ユニット1は、主に冷風を前席乗員の上半身へ吹き出すフェイスモードと、冷風を乗員上半身に吹き出し、温風を乗員足元に吹き出すバイレベルモードと、主に温風を乗員足元に吹き出すフットモードと、主に温風を窓ガラスに吹き出すデフモードとが、手動あるいは自動的に選択可能に設けられている。
【0010】
さらに、空調ユニット1のダクト3の側面(具体的には、ヒータユニットの側面)には、図1(a)に示すように、冷却手段5で冷却された冷風を温調手段6を迂回させて、フェイス吹出口11と、リヤベントダクト2の空気取入口13との間に導く冷風バイパス通路14が形成されている。この冷風バイパス通路14は、空気取入口13の上方から冷風バイパス風Cを吹き出すように、空気取入口13の近傍で2階建て構造に設けられている。
【0011】
また、冷風バイパス通路14は、図1(a)に示すように、マックスホット時(つまり、最大暖房時で、エアミックスドア9がバイパス通路8を全閉にする時)に、エアミックスドア9によって閉じられるように設けられ、最大暖房時に冷風が後席側へ吹き出す不具合が解消されている。
【0012】
リヤベントダクト2の空気取入口13は、図1(b)に示すように、冷風バイパス通路14の下側のダクト3の側面(車両後方に向く面)に開口して設けられており、冷風バイパス通路14から流出した冷風バイパス風Cが流入し易くなっている。
また、リヤベントダクト2の空気取入口13には、リヤベントドア15が設けられている。このリヤベントドア15は、デフモード時にリヤベントダクト2を最大に絞るように設けられている。
【0013】
リヤベントドア15は、回動軸15Aを中心に回転する板状のドアで、このリヤベントドア15の回動軸15Aは空気取入口13の下部において水平方向に伸びるて配置されている。このように、回動軸15Aが空気取入口13の下部に設けられたことにより、図1(a)に示すように、下部のフット吹出口12に供給される温風Hがリヤベントドア15に阻止されて空気取入口13内に入りにくくなるとともに、リヤベントドア15の上方が開口し、冷風バイパス通路14から吹き出された冷風バイパス風Cが空気取入口13に入りやすくなる。
【0014】
リヤベントダクト2は、上述のように、空調ユニット1のダクト3の下流側の側面に接続されるダクトで、その下流端部の吹出口には、空調風を主に後席乗員の上半身に向けて吹き出すリヤベントグリル16が設けられている。このリヤベントグリル16は、後座乗員の膝上付近に配置されたもので、グリルの向きを手動変更可能に設けられている。また、リヤベントグリル16にはグリルシャット(図示しない)が設けられており、後席乗員によってリヤベントグリル16が開閉可能に設けられている。
【0015】
〔実施形態の作用〕
エアミックスドア9が加熱手段7を多少なりとも開いた状態では、加熱手段7で加熱された温風Hがフット吹出口12に向けて導かれる。この状態で、図1(a)に示すようにリヤベントドア15が開かれると(デフモード以外の吹出モード)、フット吹出口12に供給された温風Hがリヤベントドア15で阻止されて空気取入口13内に入りにくくなるとともに、リヤベントドア15の上方が開口して冷風バイパス通路14から吹き出された冷風バイパス風Cが空気取入口13に入りやすくなる。
【0016】
〔実施形態の効果〕
上記の作動で示したように、リヤベントダクト2の空気取入口13と、フット吹出口12とが隣接する場合でも、空気取入口13への温風Hの流入が抑えられ、逆に冷風バイパス風Cの流入量が増加するため、リヤベントダクト2から後席側へ吹き出される温調風を冷風側にシフトでき、後席乗員の快適性を向上できる。
なお、冷風側へのシフト量の調節は、冷風バイパス通路14の吹出口14Aの開口の大きさを変えて冷風量を調節することで可能である。このため、空調ユニット3内に配置されるガイドの位置や大きさを変更することなく、吹出口14Aの開口面積によって後席側への吹出温度を容易に調節できる。
一方、デフモード時は、リヤベントドア15によってリヤベントダクト2が自動的に絞られるため、視界確保のために所定風量の確保が要求されるデフモード時に、リヤベントグリル16が開閉されても、デフ風量の変動が抑えられることとなり、結果的にデフ性能への影響が抑えられる。
【0017】
〔他の実施形態〕
上記の実施形態では、冷風バイパス通路14をエアミックスドア9によって開閉させる例を示したが、冷風バイパス通路14に専用の冷風バイパスドアを設けて冷風バイパス通路14を開閉するように設けても良い。なお、この冷風バイパスドアは、エアミックスドア9に連動させても良いし、各吹出モードに連動させても良いし、独立して開閉操作しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はヒータユニットを上から見た概略図、(b)はヒータユニットを側方から見た概略図である。
【図2】車両用空調装置の概略図である。
【図3】(a)はヒータユニットを上から見た概略図、(b)はヒータユニットを側方から見た概略図である。
【符号の説明】
1 空調ユニット
2 リヤベントダクト
6 温調手段
7 加熱手段
8 バイパス通路
9 エアミックスドア
12 フット吹出口
13 空気取入口
14 冷風バイパス通路
15 リヤベントドア
15A 回動軸

Claims (1)

  1. a)通過する空気を加熱する加熱手段、この加熱手段を迂回するバイパス通路、および前記加熱手段を通過する温風と前記バイパス通路を通過する冷風との割合を調節するエアミックスドアよりなる温調手段を備えるとともに、
    前記加熱手段で加熱された温風を前席乗員の足元に吹き出すフロントフット吹出口を下部に備え、車室内の前部に配置された空調ユニットと、
    b)前記空調ユニットの側面に空気取入口が設けられ、前記温調手段で温調された空気を後席乗員の上半身へ向けて吹き出すリヤベントダクトと、
    c)前記温調手段の上流側より供給される冷風を、前記温調手段を迂回させて前記空気取入口の上部に導く冷風バイパス通路と、
    d)前記空気取入口の下部において水平方向に伸びる回動軸を備え、前記空気取入口の開度を調節する板状のリヤベントドアと、を備え、
    前記空気取入口は、前記空調ユニットにおいて車室内に空気流を吹き出すダクトの車両後方に向く面に設けられ、
    前記リヤベントドアの先端部は、前記冷風バイパス通路の吹出口の直下に配置されて、前記回動軸よりも上方に位置しながら前記空気取入口を開閉するものであり、
    前記加熱手段は、前記ダクト内において車両の前方側に配置されて、当該加熱手段で加熱された温風は前記ダクト内において車両の前方側から車両の後方側に向かって流れるものであり、
    前記冷風バイパス通路の吹出口は、前記空気取入口の上部において車両の前方側に向いて開口している
    ことを特徴とする車両用空調装置。
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