JP2525489B2 - 車両用エアボックス構造 - Google Patents

車両用エアボックス構造

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JP2525489B2
JP2525489B2 JP1307891A JP30789189A JP2525489B2 JP 2525489 B2 JP2525489 B2 JP 2525489B2 JP 1307891 A JP1307891 A JP 1307891A JP 30789189 A JP30789189 A JP 30789189A JP 2525489 B2 JP2525489 B2 JP 2525489B2
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JP
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panel
dash
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air box
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俊彦 林
照雄 高橋
涼二 前田
幸弥 島田
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は車両用エアボックスに関するものである。
〔従来技術〕
従来の車両用エアボックスとしては例えば第5図およ
び第6図に示すようなものがある(実開昭62−11081号
公報参照)。
すなわち、これら図において、1はダッシュアッパパ
ネル、2はこのダッシュアッパパネル1の前端に接合さ
れ該ダッシュアッパパネル1とで開断面のエアボックス
Bを形成するフロントカウルトップパネル、3はダッシ
ュロアパネルで、その折曲上端と、前記ダッシュアッパ
パネル1の前端と、前記フロントカウルトップパネル2
の折曲下端とを接合して車両前方に指向する水平接合フ
ランジ5が形成されている。
6はマスターバック(ブレーキ倍力装置)で右ハンド
ルの場合には、実線で示す如く前記ダッシュロアパネル
3の前面におけるドライバー側に取り付けられ、左ハン
ドルの場合には、鎖線で示す如く逆側に取り付けられて
いる。
7はワイパーモータで、フロントカウルトップパネル
2の前面におけるアシスト側に取り付けられ、左ハンド
ルの場合には鎖線で示す如く逆側に、すなわち勝手違い
に取り付けられている。
前記水平接合フランジ5における前記マスターバック
6の上面に対向する部分には山形の逃け部8aが形成さ
れ、同様にアシスト側にも左ハンドルの場合に適用でき
るよう同じく山形の逃げ部8bが形成されている。すなわ
ち、これら山形逃げ部8a,8bは対称配置され右,左ハン
ドルの場合において共用となっている。
10は前記ダッシュアッパパネル1の内底面にエンボス
成形された樋、11はフード、12は前記フロントカウルト
ップパネル2の水平方向に指向した上端フランジ13に取
り付けられた前記フード11が弾接してエンジンルームR
内外をシールするシール部材である。14はウインドウシ
ールドガラスである。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来の構造にあっては、
右,左ハンドル共用であったため、ワイパーモータ7は
水平接合フランジ5におけるアシスト側の山形逃げ部8b
の上方部位に設置されることになり、このため、フロン
トカウルトップパネル2の上端フランジ13も高い位置と
なり、この上端フランジ13の高さで決まるフード11の高
さも必然的に高くなり、近時扁平でスポーティタイプと
なりつつある傾向に逆行するという課題があった。
本発明はこのような課題に着目してなされたもので、
フード高の低下を図り、併せてブロア性能および排水性
能をも向上させるようにした車両用エアボックスを提供
することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
かかる目的を達成するため、本願発明においては、ダ
ッシュアッパパネル(1)と、フロントカウルトップパ
ネル(2)とでエアボックス(B)が形成され、ダッシ
ュロアパネル(3)のドライバー側にマスターバック
(6)が取り付けられ、かつ前記フロントカウルトップ
パネル(2)のアシスト側にワイパーモータ(7)が取
り付けられており、前記ダッシュアッパパネル(1)の
前端と、前記フロントカウルトップパネル(2)の折曲
下端と、前記ダッシュロアパネル(3)の折曲上端とが
接合して水平接合フランジ(5)が形成されているとと
もに、前記ダッシュアッパパネル(1)の前端側の内底
面に樋(10)がエンボス形成されており、前記フロント
カウルトップパネル(2)の上端フランジ(13)の直上
方にフード(11)が設けられた車両用エアボックス構造
において、 前記水平接合フランジ(5)には、前記ドライバー側
の前記マスターバック(6)の上面に対向する部分にの
み山形の逃げ部(8a)が形成されているとともに、前記
アシスト側の水平接合フランジ(5)を車幅方向端部に
向けて低く形成し、前記ダッシュアッパパネル(1)に
車幅方向に凹設された前記樋(10)のアシスト側を車両
中央部と側端部との間でドライバー側よりも低く形成す
る一方、ブロアモータ(15)の外気導入用の開口が前記
アシスト側のダッシュアッパパネル(1)上に設けられ
るようにしたものである。
〔作 用〕
アシスト側の水平接合フランジを車幅方向端部に向け
て低く形成したことにより、ワイパーモータの取付位置
を低くすることができるため、フード高を従来よりも低
下できることになり、これに伴ってアシスト側のエアボ
ックスの断面積が従来よりも増加できるため、ドライバ
ー側に比較してアシスト側の通気抵抗が低減されるので
ブロアモータへの吸入空気量が増加されてブロア性能が
向上できることになる。また、アシスト側の水平接合フ
ランジに合わせて樋も車幅方向端部側に向けて無理なく
傾斜させることができるため、排水性能を従来よりも向
上させることができることになる。さらに、ドライバー
側の樋が逃げ部に邪魔されて車幅中央部から側端部にか
けて滑らかに傾斜させられないのに比較して、アシスト
側の樋は車幅中央部及び側端部ではドライバー側とほぼ
同一高さであるとしても、その間の部位では、車幅中央
から傾斜を滑らかに形成できるため、全体としてドライ
バー側よりも低く形成することができ、これにより、ブ
ロアモータ開口と樋との間の高さを大きくとれるので、
ブロアモータ開口へ外部から水が浸入するのをより有効
に阻止できる。
〔実施例〕
以下図面を参照して本発明の一実施例を説明する。
第1図および第2図において、1はダッシュアッパパ
ネル、2はこのダッシュアッパパネル1の前端に接合さ
れ該ダッシュアッパパネル1とで開断面のエアボックス
Bを形成するフロントカウルトップパネル、3はダッシ
ュロアパネルで、その折曲上端と、前記ダッシュアッパ
パネル1の前端と、前記フロントカウルトップパネル2
の折曲下端とを接合して車両前方に指向する水平接合フ
ランジ5が形成されている。
6はマスターバック(ブレーキ倍力装置)で右ハンド
ルの場合には、前記ダッシュロアパネル3の前面におけ
るドライバー側に取り付けられている。
7はワイパーモータで、フロントカウルトップパネル
2の前面におけるアシスト側に取り付けられている。
前記水平接合フランジ5における前記マスターバック
6の上面に対向する部分にのみ山形の逃げ部8aが形成さ
れ、非対称となっている。
10は前記ダッシュアッパパネル1の内底面にエンボス
成形された樋で、車両中心OXから車両側端部に向かって
下がるよう傾斜している。11はフード、13は前記フロン
トカウルトップパネル2の水平方向に指向した上端フラ
ンジ、15は前記エアボックスBのアシスト側端部に配設
したブロアモータである。
かかる構成につき、水平接合フランジ5のアシスト側
には山形の逃げ部8bがないため、ワイパーモータ7の取
り付け位置を下げることができ、このため、フロントカ
ウルトップパネル2の上端フランジ13を下げフード11の
高さを下げることができる訳である。なお、図中、従来
の上端フランジ13およびフード11の位置を鎖線で示して
いる。
また、アシスト側の水平接合フランジ5を下げること
ができることができるため、アシスト側のエアボックス
Bの断面積が増加し、ドライバー側に比して通気抵抗が
低減するため、ブロアモータ15への吸入空気量が増え、
ブロア性能が向上する。
さらに、アシスト側の水平接合フランジ5の低下に伴
い樋10を深く絞れるため樋10の傾斜も大きくとれるた
め、排水性能が向上する。
第3図は本発明の他の実施例を示す。
この例はアシスト側の水平接合フランジ5の山形逃げ
部8bをなくした結果、樋10をドライバー側からアシスト
側に下がるように傾斜させることができることを利用し
て、マスターバック6の取り付け位置を上げることによ
り、サイドメンバー16との干渉を回避し、衝突性能を向
上させたものである。
すなわち、従来はサイドメンバー16との干渉部位をエ
ンボスさせて干渉しないようにしたため、衝突時そのエ
ンボス部位から折損し易すかった。
第4図は本発明のさらに他の実施例を示す。
この例は樋10をマスターバック6を中心に車両側端に
向かって左右方向に下がるよう傾斜させたもので、雨水
は左右方向に分散されて流れるため、アシスト側に流れ
る水量が減り、ブロアモータ15への水の混入が防止され
る。
なお、上記各実施例では右ハンドルに適用した場合を
示したが、本発明にあっては左ハンドルの場合にも適用
でき、この場合各部材の位置関係は逆となる。
〔効 果〕
以上説明してきたように、本発明によれば、アシスト
側の水平接合フランジを車幅方向端部に向けて低く形成
したことにより、ワイパーモータの取付位置を低くする
ことができるため、フード高を従来よりも低下できるこ
とになり、これに伴ってアシスト側のエアボックスの断
面積が従来よりも増加できるため、ドライバー側に比較
してアシスト側の通気抵抗が低減されるのでブロアモー
タへの吸入空気量が増加されてブロア性能が向上できる
ことになる。また、アシスト側の水平接合フランジに合
わせて樋も車幅方向端部側に向けて無理なく傾斜させる
ことができるため、排水性能を従来よりも向上させるこ
とができることになる。さらに、ドライバー側の樋が逃
げ部に邪魔されて車幅中央部から側端部にかけて滑らか
に傾斜させられないのに比較して、アシスト側の樋は車
幅中央部及び側端部ではドライバー側とほぼ同一高さで
あるとしても、その間の部位では、車幅中央から傾斜を
滑らかに形成できるため、全体としてドライバー側より
も低く形成することができ、これにより、ブロアモータ
開口と樋との間の高さを大きくとれるので、ブロアモー
タ開口へ外部から水が浸入するのをより有効に阻止でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すエンジンルーム側から
見た概略正面図、第2図は第1図のII−II線断面図、第
3図は本発明の他の実施例を示す第1図相当図、第4図
は同じくさらに他の実施例を示す第1図相当図、第5図
は従来例を示す第1図相当図、第6図は第5図のVI−VI
線断面図である。 1……ダッシュアッパパネル、2……フロントカウルト
ップパネル、B……エアボックス、3……ダッシュロア
パネル、5……水平接合フランジ、6……マスターバッ
ク、7……ワイパーモータ、8a……逃げ部、10……樋、
11……フード、13……上端フランジ、15……ブロアモー
タ。
フロントページの続き (72)発明者 島田 幸弥 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (56)参考文献 実開 平1−161186(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ダッシュアッパパネル(1)と、フロント
    カウルトップパネル(2)とでエアボックス(B)が形
    成され、ダッシュロアパネル(3)のドライバー側にマ
    スターバック(6)が取り付けられ、かつ前記フロント
    カウルトップパネル(2)のアシスト側にワイパーモー
    タ(7)が取り付けられており、前記ダッシュアッパパ
    ネル(1)の前端と、前記フロントカウルトップパネル
    (2)の折曲下端と、前記ダッシュロアパネル(3)の
    折曲上端とが接合して水平接合フランジ(5)が形成さ
    れているとともに、前記ダッシュアッパパネル(1)の
    前端側の内底面に樋(10)がエンボス形成されており、
    前記フロントカウルトップパネル(2)の上端フランジ
    (13)の直上方にフード(11)が設けられた車両用エア
    ボックス構造において、 前記水平接合フランジ(5)には、前記ドライバー側の
    前記マスターバック(6)の上面に対向する部分にのみ
    山形の逃げ部(8a)が形成されているとともに、前記ア
    シスト側の水平接合フランジ(5)を車幅方向端部に向
    けて低く形成し、前記ダッシュアッパパネル(1)に車
    幅方向に凹設された前記樋(10)のアシスト側を車両中
    央部と側端部との間でドライバー側よりも低く形成する
    一方、ブロアモータ(15)の外気導入用の開口が前記ア
    シスト側のダッシュアッパパネル(1)上に設けられた
    ことを特徴とする車両用エアボックス構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0621825Y2 (ja) * 1988-04-30 1994-06-08 マツダ株式会社 車両の前部車体構造

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JPH03167081A (ja) 1991-07-18

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