JP2646839B2 - 自動車の前部車体構造 - Google Patents

自動車の前部車体構造

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JP2646839B2 JP29524990A JP29524990A JP2646839B2 JP 2646839 B2 JP2646839 B2 JP 2646839B2 JP 29524990 A JP29524990 A JP 29524990A JP 29524990 A JP29524990 A JP 29524990A JP 2646839 B2 JP2646839 B2 JP 2646839B2
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仁 川床
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明は自動車の前部車体構造に関するものであ
る。
<従来の技術> 従来の自動車の前部車体構造としては、例えば第4図
及び第5図に示すようなものがある(特開昭61−9379号
公報参照)。尚、以下の説明では「外側」とは車幅方向
の左右両外側(図中A方向)を、また「内側」とは車幅
方向の車体中心側(図中B方向)を意味するものとす
る。
1がフロントサイドメンバであり、このフロントサイ
ドメンバ1は、上下にフランジ1a、1bを有する概略断面
ハット形状をした開断面部材であり、車体外側を開放状
態としてエンジンルームE内に配設されている。そし
て、このフランジ1a、1bに、フロントサイドメンバ1に
対応した平板状のクロージングプレート2の上端部2a及
び下端部2bをそれぞれ外側から接合して閉断面部材3を
形成している。従って、この閉断面部材3の上側及び下
側にはそれぞれ合わせフランジ部3a、3bが突出状態で形
成されることとなる。そして、この閉断面部材3の外側
部はフードリッジパネル4等の内側面に接合され、後端
部はダッシュロアパネル5の前面に接合されている。ま
た、この閉断面部材3の後方位置にはサスペンションメ
ンバ6を取付けるための取付部7が下向きに設けられて
いる。そして、この取付部7の若干前方には、内側のジ
ョイント部8aを中心にして外側端を車両走行時に上下回
動させるドライブシャフト8が車幅方向に沿った状態で
位置している。
<発明が解決しようとする課題> しかしながら、このような状態の技術にあっては、閉
断面部材3における下側の合わせフランジ部3bが車体外
側に位置しているため、ドライブシャフト8が最も上向
きとなるフルバウンド時に回動範囲を制限することにな
る。このため、閉断面部材3の取付位置を高くしてドラ
イブシャフト8の回動範囲を確保しなければならず、そ
の分取付部7の下向き突出量Hを大きくすることが余儀
無くされ、取付部7の剛性上不利である。また、閉断面
部材の取付位置が高くなるために、エンジンルームEを
覆うフード(図示せず)の位置も高くなり車体の造形的
自由度も制限されることになる。
そこで、本発明は閉断面部材の取付位置を下げること
のできる自動車の前部車体構造を提供するものである。
<課題を解決するための手段> この発明に係る自動車の前部車体構造は、上記の目的
を達成するために、閉断面部材における下側の合わせフ
ランジ部のドライブシャフトとの対応部位より若干前方
の位置を、車体前側から後方の取付部へ向けて、漸次車
体外側から内側に変化させたものである。
<作用> この発明に係る自動車の前部車体構造によれば、閉断
面部材の下側の合わせフランジ部の位置を、車体前側か
ら後方の取付部へ向けて、漸次車体外側から内側に変化
させたので、取付部の若干前方に位置しているドライブ
シャフトの上下動に対する余裕空間が増加する。すなわ
ち、ドライブシャフトは内側へいくほど回動中心に近づ
いて上下移動量が小さくなるので、下側の合わせフラン
ジ部の位置が内側に移動した分余裕空間が増加する。従
って、その余裕量だけフロントサイドメンバ等の取付位
置を下げることができるので、サスペンションメンバ用
の取付部の下向き突出量を小さくすることができ、取付
部の剛性向上を図ることができる。さらにエンジンフー
ドの位置を低くすることができるので車体の造形面でも
有利になる。
<実 施 例> 以下この発明の好適な一実施例を第1図〜第3図に基
づいて説明する。ここで、従来例と共通する部分には同
一の符号を付し、重複する説明は省略する。
20がフロントサイドメンバで、21がクロージングプレ
ートである。前述のように、これらによって閉断面部材
22が形成されている。また、フロントサイドメンバ20の
後側(図中D方向)部分の下面には、後述するサスペン
ションメンバ6用の取付部23が下向きに装備されてい
る。そのため、一般にはフロントサイドメンバ20の断面
積を拡大して剛性向上を図っている。ここで、フロント
サイドメンバ20は、その前側(図中C方向)部分では断
面ハット形状をしており、上側・下側の合わせフランジ
部20a、20bが略同一鉛直面上に位置している。従って、
クロージングプレート21はこれに対応して平板状になっ
ている。そして、前記取付部23の前側に位置するドライ
ブシャフト8よりも前方の一点Fから、このF点より後
方で且つ前記ドライブシャフト8より前方のG点までの
間で、閉断面部材22の下側の合わせフランジ部20bの位
置を、エンジンルームE内部に向かって徐々に変化させ
て(第2図参照)、G点では閉断面部材22の内側に位置
するようにしている(第3図参照)。これに対応してク
ロージングプレート21の形状も平板状から略L字状へと
変化するが、全体としての閉断面部材22の断面は略一定
の形状を保っている(第2図及び第3図参照)。
ここで、クロージングプレート21及びクロージングプ
レート21の底面は、この変化する部位でフロントサイド
メンバ20の断面を拡大するため、後方(図中D方向)へ
向かうに従って下方へ変化している。
一方、サスペンションメンバ6用の取付部23では、そ
の内側板23aの上端がフロントサイドメンバ20を外側か
ら覆うように取付けられ、またクロージングプレート21
の下側及び外側には底板23bが覆うようにして接合して
ある(第3図参照)。すなわち、下側の合わせフランジ
部20bは外側から順に、取付部23の底板23b、クロージン
グプレート21、サイドメンバ20、内側板23aの四重構造
となっている。そして、この取付部23の前方には、前述
のようにドライブシャフト8が配置されている。
このように、上側・下側の合わせフランジ部20a、20b
のうち下側の合わせフランジ部20bが、取付部23の前側
のドライブシャフト8位置では閉断面部材22の内側に位
置することになる。この位置では、ドライブシャフト8
の上下移動量が小さくなり、ドライブシャフト8の回動
範囲を制限することがないので、閉断面部材22の位置を
低く設定することができる。従って、閉断面部材22を低
くした分だけ取付部23の突出量hを小さくすることがで
きるのでその分閉断面部材22の断面拡大が図られ、結果
的に取付部23の剛性向上が図れる。また、閉断面部材22
の位置を低く設定することによりエンジンフード(図示
しない)の高さを低くすることができるので、車体の造
形面でも有利になる。
さらに、断面の変化する部分Pには、斜状に下側の合
わせフランジ20bが存在するので前方からの入力に対し
ての座屈強度を低下させることもない。
<発明の効果> この発明に係る自動車の前部車体構造は、以上説明し
てきたような内容のものであって、閉断面部材における
下側の合わせフランジ部が、サスペンションメンバ用取
付部の前側で、閉断面部材の内側に位置することになる
ので、ドライブシャフトの上下回動範囲を制限すること
なく閉断面部材の取付位置を下げることができる。この
ため、取付部の突出量を小さくすることができるので、
結果的に取付部の剛性向上を図ることができる。さら
に、エンジンフード高さを低くすることができるので、
車体の造形面でも有利になる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係る自動車の前部車体構
造を示す要部斜視図、 第2図は第1図中II−II線に沿う閉断面部材の断面図、 第3図は第1図中III−III線に沿う閉断面部材の断面
図、 第4図は従来における自動車の前部車体構造を示す要部
斜視図、そして、 第5図は第4図中V−V線に沿う閉断面部材の断面図で
ある。 6……サスペンションメンバ 8……ドライブシャフト 20……フロントサイドメンバ 20a……上側の合わせフランジ部 20b……下側の合わせフランジ部 21……クロージングプレート 22……閉断面部材 23……取付部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体外側を開放させた開断面形状のフロン
    トサイドメンバと、このフロントサイドメンバに対応し
    た形状のクロージングプレートとを接合して、上側・下
    側にそれぞれ合わせフランジ部を備えた状態の閉断面部
    材を形成し、 該閉断面部材の後方位置にサスペンションメンバ用の取
    付部を下向きに設け、そして、該取付部の若干前方に外
    側端を上下に回動させるドライブシャフトが位置してい
    る自動車の前部車体構造において、 前記下側の合わせフランジ部の前記ドライブシャフトと
    の対応部位より若干前方の位置を、車体前側から後方の
    取付部へ向けて、漸次車体外側から内側に変化させたこ
    とを特徴とする自動車の前部車体構造。
JP29524990A 1990-11-02 1990-11-02 自動車の前部車体構造 Expired - Lifetime JP2646839B2 (ja)

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JP2008056095A (ja) * 2006-08-31 2008-03-13 Mazda Motor Corp 自動車の前部構造
JP5928870B2 (ja) * 2011-11-29 2016-06-01 スズキ株式会社 サイドフレームの周辺構造

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