JP3055853B2 - 車両の後部車体構造 - Google Patents

車両の後部車体構造

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JP3055853B2 JP6090931A JP9093194A JP3055853B2 JP 3055853 B2 JP3055853 B2 JP 3055853B2 JP 6090931 A JP6090931 A JP 6090931A JP 9093194 A JP9093194 A JP 9093194A JP 3055853 B2 JP3055853 B2 JP 3055853B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、後部にトランクルーム
を備えた車両の後部車体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、セダンタイプの車両にあって
は、例えば実開昭63ー130382号公報に示されて
いるように、車両の後部に、車室とは独立したトランク
ルームを設けると共に、このトランクルームの後端部コ
ーナー部位にリヤコンビネーションランプを配設してい
る。
【0003】しかして以上のごとく後部にトランクルー
ムを備えたセダンタイプの車両において、トランクルー
ムの左右側壁部を、ボディを構成するリヤクォータアウ
タパネルのみで画成して、トランクルームの車幅方向側
部に拡張スペースを設けることにより、トランクルーム
の車幅方向のスペースの拡大を図るようにしたものが見
受けられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで以上のごと
く、トランクルームの左右側壁部を、ボディを構成する
リヤクォータアウタパネルのみで画成して、トランクル
ームの有効スペースを拡大した車両にあっては、特にト
ランクルームが設けられているボディ後部の剛性が低く
なり、そのため車両の高速走行時などに、ボディの後部
が上下または左右に振動するシェイクが発生し易くな
る。
【0005】本発明は以上の実情に鑑みて開発したもの
であって、一般にトランクルーム内のリヤコンビネーシ
ョンランプが組付けられる後端部コーナ部位は、該トラ
ンクルーム内への荷物の積み込スペースとしてほとんど
利用されず、かかる部位に拡張スペースを設けても、こ
の拡張スペースがデッドスペースとなってしまうことに
着目したものであって、目的とするところは、トランク
ルーム内における荷物の積載に必要な部位の車幅方向の
有効スペースを十分確保することが出来ながら、しかも
ボディ後端部のリヤコンビネーションランプ周りの補強
をも同時に行えて、トランクリッドの開閉時の剛性感を
高めることの出来る車両の後部車体構造を提供するにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、車両
の後部に設けるトランクルームRの車幅方向両側におけ
る前部側をリヤクォータインナパネル4で画成すると共
に、該トランクルームRの車幅方向両側における前後方
向中間部から後部側を、前記リヤクォータインナパネル
4に対して所定間隔開けて車幅方向外方に配設するリヤ
クォータアウタパネル3のみで画成して、トランクルー
ムR内の後部側の車幅方向側部に拡張スペースSを設け
ると共に、前記リヤクォータアウタパネル3の後端部コ
ーナー部位にリヤコンビネーションランプ5の組み込み
用凹部30を設けた車両の後部車体構造であって、前記
拡張スペースSの後部に、前記凹部30に沿って上下方
向にほぼ直線状に延びるリインホースメント6を、前記
リヤクォータアウタパネル3に対し所定間隔開けて対向
する位置に配設するとともに、前記リインホースメント
6の下端部内側面をリヤサイドパネル7に重合させて、
前記リインホースメント6の上端部に形成される上部溶
接フランジ62を前記リヤクォータアウタパネル3の上
端部に溶接で固着し、前記リインホースメント6の下端
部に形成される下部溶接フランジ63を前記サイドパネ
ル7の下端部と共に前記リヤクォータアウタパネル3の
下端部に溶接で固着し、前記リインホースメント6の後
端部に形成される後部溶接フランジ64を前記リヤクォ
ータアウタパネル3における前記凹部30から前記トラ
ンクルームRの後端部コーナー部位と対向するリヤクォ
ータアウタパネル3の内側面に溶接で固着すると共に、
前記リインホースメント6の下端部で下部溶接フランジ
63よりも上部に、第1溶接壁65及び第2溶接壁66
を設けて、前記第1溶接壁65をサイドパネル7の上下
方向中間部と共にフロアパネル1の車幅方向端部に溶接
により固着すると共に、前記第2溶接壁66をサイドパ
ネル7の上端部に溶接により固着していることを特徴と
するものである。
【0007】
【作用】本発明によれば、トランクルームRの車幅方向
両側における前後方向中間部から後部側が、前記リヤク
ォータアウタパネル3のみで画成されているにもかかわ
らず、トランクルームR内の後端部コーナー部位に、前
記リインホースメント6が、その上部溶接フランジ62
をリヤクォータアウタパネル3の上端部に溶接で固着
し、その下部溶接フランジ63をサイドパネル7の下端
部と共に前記リヤクォータアウタパネル3の下端部に溶
接で固着し、その後部溶接フランジ64を前記リヤクォ
ータアウタパネル3における前記凹部30から前記トラ
ンクルームRの後端部コーナー部位と対向するリヤクォ
ータアウタパネル3の内側面に溶接で固着すると共に、
前記リインホースメント6の下端部で下部溶接フランジ
63よりも上部に、第1溶接壁65及び第2溶接壁66
を設けて、前記第1溶接壁65をサイドパネル7の上下
方向中間部と共にフロアパネル1の車幅方向端部に溶接
により固着すると共に、前記第2溶接壁66をサイドパ
ネル7の上端部に溶接により固着するようにして配設さ
れているので、ボディ後端部が補強されて、該ボディ後
部の剛性が高くなるので、車両の高速走行時などに、ボ
ディの後部が上下または左右に振動するシェイクの発生
が抑制されるのであり、それでいながら前記トランクル
ームR内における荷物の積載に必要な部位の車幅方向に
は、拡張スペースSが形成されているので、トランクル
ームR内の有効スペースは十分確保されるのである。
【0008】
【実施例】図1及び図2は、車両の後部に、車室とは独
立したトランクルームRを設けたセダンタイプの乗用車
の後部ボディを示したものであって、トランクリッド
(図示せず)により開閉される前記トランクルームR
は、ボディの後部上方から後方に開口している。
【0009】前記トランクルームRの底面は、フロアパ
ネル1で画成され、またトランクルームRの前側面は、
該トランクルームRと車室とを区画するバックパネル2
で画成されているのであり、更に該トランクルームRの
車幅方向両側面は、後部ボディを構成するリヤクォータ
アウタパネル3乃至リヤクォータインナパネル4で画成
している。
【0010】具体的には、前記トランクルームRの車幅
方向両側における前部側をリヤクォータインナパネル4
で画成すると共に、該トランクルームRの車幅方向両側
における前後方向中間部から後部側を、前記リヤクォー
タインナパネル4に対して所定間隔開けて車幅方向外方
に配設する前記リヤクォータアウタパネル3でのみ画成
して、トランクルームR内の後部側の車幅方向側部に拡
張スペースSを設け、トランクルームRの車幅方向のス
ペースの拡大を図っている。
【0011】また前記リヤクォータアウタパネル3の後
端部で前記トランクルームRの後端部コーナ部位と対向
する部位には、リヤコンビネーションランプ5を組み込
むための凹部30を設けている。
【0012】しかして以上の構成において、本発明は、
前記拡張スペースSの後部に、前記凹部に沿って上下方
向にほぼ直線状に延びるリインホースメント6を、前記
リヤクォータアウタパネル3に対し所定間隔開けて対向
する位置に配設することにより、ボディ後端部における
リヤコンビネーションランプ5周りを補強するようにし
たのである。
【0013】即ち図に示す実施例では、前記リインホー
スメント6の上方後側部に、前記凹所30が嵌合可能な
切欠61を形成すると共に、前記リインホースメント6
の上端部及び下端部に、前記リヤクォータアウタパネル
3の上端部及び下端部に結合する上下一対の溶接フラン
ジ62・63を、また該リインホースメント6の後端部
に、前記リヤクォータパネル3における前記凹部30か
ら前記トランクルームRの後端部コーナ部位と対向する
リヤクォータアウタパネル3の内側面に結合する後部溶
接フランジ64を形成すると共に、該リインホースメン
ト6の下端部で前記下部溶接フランジ63よりも上部
に、前記フロアパネル1及び後記するサイドパネル7に
それぞれに溶接する第1、第2溶接壁部65・66を設
けるのである。
【0014】斯くして以上のリインホースメント6を、
前記拡張スペースSの後部で且つ前記リヤクォータアウ
タパネル3に対し所定間隔開けて対向する位置において
前記凹部30に沿って上下方向に配設すると共に、前記
リインホースメント6の下端部内側面にサイドパネル7
を重合するのである。
【0015】そして前記上部溶接フランジ62を前記リ
ヤクォータアウタパネルの上端部に溶接で固着し、前記
下部溶接フランジ63を前記サイドパネル7の下端部と
共に前記前記リヤクォータアウタパネル3の下端部に溶
接で固着する一方、前記後部溶接フランジ64を前記リ
ヤクォータパネル3における前記凹部30から前記トラ
ンクルームRの後端部コーナ部位と対向するリヤクォー
タアウタパネル3の内側面に溶接で固着し、更に前記第
1溶接壁部65を、前記サイドパネル7の上下方向中間
部と共に前記フロアパネル1の車幅方向端部に、また前
記第2溶接壁部66を、前記サイドパネル7の上端部を
それぞれ溶接により固着することで、該リインホースメ
ント6により、ボディ後端部におけるリヤコンビネーシ
ョンランプ5周りを補強すると共に、該リインホースメ
ント6の前端縁と前記リヤクォータインナパネル4の後
端縁との間に、前記拡張スペースSを設けたのである。
【0016】以上の構成からなる車両の後部車体構造に
よれば、トランクルームRの車幅方向両側における前後
方向中間部から後部側が、前記リヤクォータアウタパネ
ル3のみで画成されているにもかかわらず、前記リイン
ホースメント6によりボディ後端部におけるリヤコンビ
ンーションランプ5周縁部が補強され、該ボディ後部の
剛性が高くなるので、車両の高速走行時などに、ボディ
の後部が上下または左右に振動するシェイクの発生が抑
制されるのである。
【0017】一方、前記トランクルーム内における荷物
の積載に必要な部位の車幅方向には、拡張スペースSが
形成されているので、トランクルームR内の有効スペー
スは十分確保されるのである。
【0018】
【発明の効果】以上のごとく本発明によれば、トランク
ルームRの車幅方向両側における前後方向中間部から後
部側が、前記リヤクォータアウタパネル3のみで画成さ
れているにもかかわらず、トランクルームR内の後端部
コーナー部位に、前記リインホースメント6が、その上
部溶接フランジ62をリヤクォータアウタパネル3の上
端部に溶接で固着し、その下部溶接フランジ63をサイ
ドパネル7の下端部と共に前記リヤクォータアウタパネ
ル3の下端部に溶接で固着し、その後部溶接フランジ6
4を前記リヤクォータアウタパネル3における前記凹部
30から前記トランクルームRの後端部コーナー部位と
対向するリヤクォータアウタパネル3の内側面に溶接で
固着すると共に、前記リインホースメント6の下端部で
下部溶接フランジ63よりも上部に、第1溶接壁65及
び第2溶接壁66を設けて、前記第1溶接壁65をサイ
ドパネル7の上下方向中間部と共にフロアパネル1の車
幅方向端部に溶接により固着すると共に、前記第2溶接
壁66をサイドパネル7の上端部に溶接により固着する
ようにして配設されているので、ボディ後端部が補強さ
れて、該ボディ後部の剛性が高くなるので、車両の高速
走行時などに、ボディの後部が上下または左右に振動す
るシェイクの発生が抑制されるのであり、それでいなが
ら前記トランクルームR内における荷物の積載に必要な
部位の車幅方向には、拡張スペースSが形成されている
ので、トランクルームR内の有効スペースは十分確保さ
れるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したボディ後部の概略側面図。
【図2】本発明を適用したボディ後部の概略斜視図。
【図3】図1におけるXーX線断面図。
【図4】図1におけるYーY線断面図。
【図5】リインホースメントの概略正面図。
【図6】リインホースメントの概略側面図。
【符号の説明】
R トランクルーム S 拡張スペース 1 フロアパネル 3 リヤクォータアウタパネル 30 凹部 5 リヤコンビネーションランプ 6 リインホースメント

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の後部に設けるトランクルーム
    (R)の車幅方向両側における前部側をリヤクォータイ
    ンナパネル(4)で画成すると共に、該トランクルーム
    (R)の車幅方向両側における前後方向中間部から後部
    側を、前記リヤクォータインナパネル(4)に対して所
    定間隔開けて車幅方向外方に配設するリヤクォータアウ
    タパネル(3)のみで画成して、トランクルーム(R)
    内の後部側の車幅方向側部に拡張スペース(S)を設け
    ると共に、前記リヤクォータアウタパネル(3)の後端
    部コーナー部位にリヤコンビネーションランプ(5)の
    組み込み用凹部(30)を設けた車両の後部車体構造で
    あって、 前記拡張スペース(S)の後部に、前記凹部(30)に
    沿って上下方向にほぼ直線状に延びるリインホースメン
    ト(6)を、前記リヤクォータアウタパネル(3)に対
    し所定間隔開けて対向する位置に配設するとともに、前
    記リインホースメント(6)の下端部内側面をリヤサイ
    ドパネル(7)に重合させて、 前記リインホースメント(6)の上端部に形成される上
    部溶接フランジ(62)を前記リヤクォータアウタパネ
    ル(3)の上端部に溶接で固着し、前記リインホースメ
    ント(6)の下端部に形成される下部溶接フランジ(6
    3)を前記サイドパネル(7)の下端部と共に前記リヤ
    クォータアウタパネル(3)の下端部に溶接で固着し、
    前記リインホースメント(6)の後端部に形成される後
    部溶接フランジ(64)を前記リヤクォータアウタパネ
    ル(3)における前記凹部(30)から前記トランクル
    ーム(R)の後端部コーナー部位と対向するリヤクォー
    タアウタパネル(3)の内側面に溶接で固着すると共
    に、 前記リインホースメント(6)の下端部で下部溶接フラ
    ンジ(63)よりも上部に、第1溶接壁(65)及び第
    2溶接壁(66)を設けて、前記第1溶接壁(65)を
    サイドパネル(7)の上下方向中間部と共にフロアパネ
    ル(1)の車幅方向端部に溶接により固着すると共に、
    前記第2溶接壁(66)をサイドパネル(7)の上端部
    に溶接により固着していることを特徴とする車両の後部
    車体構造。
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