JP3246124B2 - エンジンフード - Google Patents

エンジンフード

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JP3246124B2
JP3246124B2 JP24562893A JP24562893A JP3246124B2 JP 3246124 B2 JP3246124 B2 JP 3246124B2 JP 24562893 A JP24562893 A JP 24562893A JP 24562893 A JP24562893 A JP 24562893A JP 3246124 B2 JP3246124 B2 JP 3246124B2
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recess
engine hood
mounting
mounting recess
engine
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康裕 丹羽
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Toyota Industries Corp
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Toyota Industries Corp
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  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエンジンフードに係り、
詳しくは産業車両のエンジンを覆うとともに、座席を取
り付けるエンジンフードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、フォークリフト等の産業車両は、
その設計上、運転室の座席の下にエンジンが配置されて
いる。そのため、このエンジンをエンジンフードによっ
て覆い、該エンジンフードの上面に座席を取り付けてい
る。
【0003】図4に、エンジンを覆い、その上部に座席
が取り付けられるエンジンフード30を下側から眺めた
斜視図を示す。このエンジンフード30は底面及び車両
のリヤ側が開口された略箱形状に形成されている。又、
図5に示すように、車両のリヤ側におけるエンジンフー
ド30の内面にはコ字状に折曲形成された補強リブ31
が発泡ウレタン等で構成されたマスチックシーラ32に
よって接着固定されている。
【0004】そのため、エンジンフード30の上板30
aの面剛性が向上し、上板30aの上面に取付固定され
る座席を安定させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、エンジ
ンフード30の上板30aに面剛性を持たせるため、別
部材となる補強リブ31が必要となるばかりか、その補
強リブ31をマスチックシーラ32によってエンジンフ
ード30に取付固定しなければならない。
【0006】従って、エンジンフード30の上板30a
に面剛性を持たせるために部品点数が増え、しかも取付
固定する作業が必要があり組付作業が悪いという問題が
ある。
【0007】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は別部材を設けることなく
座席を取付固定するエンジンフードの上板の面剛性を向
上させるとともに、組付作業を不要として生産性を向上
させたエンジンフードを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1記載の発明は、車両のエンジンの上部を覆
い、座席を取り付ける取付凹部が形成されたエンジンフ
ードにおいて、前記車両の車幅方向における少なくとも
一方には前記取付凹部に段差を持って連続的に形成され
とともに、前記取付凹部と後方壁面が同一面となる
部を形成したことをその要旨とする。
【0009】
【0010】請求項記載の発明は、前記凹部の底面部
を前記取付凹部に向かうほど下方に下がる斜面とし、前
記取付凹部の底面部を車両のフロント側に向かうほど下
方に下がる斜面としたことをその要旨とする。
【0011】請求項記載の発明は、取付凹部の近傍に
おける凹部の底面には車幅方向と略直交する係合突部を
設けたことをその要旨とする。
【0012】
【作用】請求項1記載の発明によれば、エンジンフード
には座席を取り付けるための取付凹部が形成されてい
る。又、車両の車幅方向における少なくとも一方のエン
ジンフードには取付凹部と段差を持って連続的に凹部が
形成されるため、取付凹部及び凹部によりエンジンフー
ドの面剛性が向上する。
【0013】また、車両の車幅方向における少なくとも
一方のエンジンフードに取付凹部と段差を持って連続的
に凹部が形成され、この凹部の後方壁面と取付凹部の後
方壁面とが同一面となっているので、エンジンフードの
面剛性が向上する。
【0014】請求項記載の発明によれば、凹部に流れ
た水は取付凹部に流れ、取付凹部に流れた水は車両のフ
ロント側に向かって流れる。請求項記載の発明によれ
ば、取付凹部の近傍における凹部の底面に形成された係
合突部により凹部に置かれた物は取付凹部に落ちないよ
うに防止される。
【0015】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜
図3に基づいて説明する。図1に示すように、四角箱形
状を基にして曲面状に形成され、その底面及びリヤ側が
開口されたエンジンフード1は図示しないフォークリフ
ト等の車両中央付近に配設されたエンジンの上面を覆う
ようになっている。エンジンフード1の略中央には、フ
ロント側が開口される取付凹部2が形成され、この取付
凹部2に図示しない座席が取り付けられるようになって
いる。又、図1,図2に示すように、エンジンフード1
における取付凹部2の底面部2aはリヤ側からフロント
側に向かって下方に下がる斜面となっている。
【0016】前記エンジンフード1の車幅方向には、前
記取付凹部2と段差部3を持って凹部4が形成されてい
る。従って、取付凹部2と凹部4とは段差部3を介して
連続的に形成されている。又、図3に示すように、凹部
4の底面部4aは取付凹部2へ向かう程、下方に下がる
斜面となっている。そして、取付凹部2の近傍における
凹部4の底面部4aには車両の幅方向と略直交する係合
突部5が溶接によって取付固定されている。
【0017】さて、上記のように構成されたエンジンフ
ード1をフォークリフトにおける車両中央付近に配設さ
れたエンジンの上部を覆うように取付固定する。又、取
付凹部2には図示しない座席を取付固定する。
【0018】ここで、エンジンフード1には取付凹部2
と段差部3を介して凹部4が連続的に形成されているた
め、特に、エンジンフード1の車幅方向の面剛性が向上
する。従って、取付凹部2に座席と取付固定してもエン
ジンフード1は撓んだりせず、安定した状態で座席を取
付固定することができる。
【0019】この結果、従来とは異なり、エンジンフー
ド1の面剛性を向上させるための補強リブ31や補強リ
ブ31をエンジンフード1に取付固定するためのマスチ
ックシーラー32等が不要となり、部品点数を減少させ
ることができる。しかも、補強リブ32をエンジンフー
ド1に取付固定する作業も不要となり、生産性を向上さ
せることができる。
【0020】又、凹部4の底面部4aが取付凹部2に向
かうほど下方に下がる斜面とし、取付凹部2の底面部2
aがフロント側に向かうほど下方に下がる斜面としてい
るため、雨水等が凹部4の底面部4aに流れても、その
雨水は取付凹部2に流れる。又、取付凹部2に流れた雨
水は底面部2aに沿ってフロント側に流れる。
【0021】この結果、雨水等が凹部4や取付凹部2に
流れ込んでも確実に外部に排出することができる。更
に、エンジンフード1は曲面形状に形成されているた
め、物を載置するには不適当な形状となっているが、エ
ンジンフード1の面剛性を向上させるための凹部4に前
記物(作業伝票や手袋等)を入れることができる。
【0022】又、取付凹部2の近傍における凹部4の底
面部4aは係合突部5が設けられているため、凹部4に
入れた物が取付凹部2に落ちないようにすることができ
る。更に、凹部4が形成された段差部3の寸法を短くす
ることができる。この結果、プレスにより取付凹部2を
形成する際の寸法が短くなるので、取付凹部2を形成し
たとき、その段差部3にはプレスによる亀裂やしわ等が
発生しないようにすることができる。
【0023】本実施例においては、凹部4をエンジンフ
ード1の左側に取付凹部2と段差部3を介して連続的に
形成したが、エンジンフード1の右側に取付凹部2と段
差部3を介して連続的に形成してもよい。又、車幅方向
左右両側におけるエンジンフード1に取付凹部2と段差
部3を介して凹部4を連続的に形成してもよい。
【0024】更に、係合突部5は別部材として溶接にて
固定したが、取付凹部2及び凹部4をプレスにて形成す
る際、凹部4の底面部4aを上方に突出させるようにし
て係合突部5を一体形成するようにしてもよい。
【0025】本実施例においては、曲面形状としたエン
ジンフード1に具体化したが、直線形状となるエンジン
フードに取付凹部2及び凹部4を形成してもよい。
【0026】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、別
部材を設けることなく座席を取付固定するエンジンフー
ドの上板の面剛性を向上させるとともに、組付作業を不
要として生産性を向上させることができる優れた効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエンジンフードの形状を示す斜視
図である。
【図2】取付凹部の底面部を示す断面図である。
【図3】凹部の底面部を示す断面図である。
【図4】従来のエンジンフードを示す斜視図である。
【図5】エンジンフードにマスチックシーラにより補強
リブを取付固定した部分断面図である。
【符号の説明】
1…エンジンフード、2…取付凹部、2a…底面部、3
…段差部、4…凹部、底面部、5…係合突部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のエンジンの上部を覆い、座席を取
    り付ける取付凹部が形成されたエンジンフードにおい
    て、 前記車両の車幅方向における少なくとも一方には前記取
    付凹部に段差を持って連続的に形成されるとともに、前
    記取付凹部と後方壁面が同一面となる凹部を形成したエ
    ンジンフード。
  2. 【請求項2】 前記凹部の底面部を前記取付凹部に向か
    うほど下方に下がる斜面とし、前記取付凹部の底面部を
    車両のフロント側に向かうほど下方に下がる斜面とした
    請求項1記載のエンジンフード。
  3. 【請求項3】 取付凹部の近傍における凹部の底面には
    車幅方向と略直交する係合突部を設けた請求項1又は2
    記載のエンジンフード。
JP24562893A 1993-09-30 1993-09-30 エンジンフード Expired - Lifetime JP3246124B2 (ja)

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