JP2551176Y2 - ラジエータグリルの取付構造 - Google Patents

ラジエータグリルの取付構造

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JP2551176Y2
JP2551176Y2 JP1991036449U JP3644991U JP2551176Y2 JP 2551176 Y2 JP2551176 Y2 JP 2551176Y2 JP 1991036449 U JP1991036449 U JP 1991036449U JP 3644991 U JP3644991 U JP 3644991U JP 2551176 Y2 JP2551176 Y2 JP 2551176Y2
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Japan
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vehicle body
bumper
radiator grill
radiator
mounting structure
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義則 今村
浩 田尻
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Mazda Motor Corp
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Mazda Motor Corp
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Publication date
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ラジエータグリルの取
付構造の改良に関し、特に衝撃対策に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、ラジエータグリルの取付構造
として、例えば実開平2―81259号公報に開示され
ているように、ラジエータグリルをその下端面をバンパ
ーの上端面に重ねて共締めによって車体に取り付けるよ
うにした取付構造が知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記の従来
の取付構造では、ラジエータグリルとバンパーとが共締
めされていることから、自動車が衝突してバンパーが変
形すると、その衝撃がラジエータグリルに伝わってラジ
エータグリルが変形ないし破損するおそれがあった。
【0004】本考案はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、ラジエータグリルとバ
ンパーとをリジットに固定しないようにすることによ
り、自動車の衝突による衝撃がバンパーを介してラジエ
ータグリルに伝わるのをできるだけ少なくしてラジエー
タグリルの変形ないし破損を確実に防止せんとすること
にある。さらには、バンパーに対するラジエータグリル
の車幅方向の位置関係を正確にせんとすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本考案の解決手段は、バンパーの上方に配置される
ラジエータグリルを車体に取り付ける取付構造におい
て、上記ラジエータグリルの下端面に車体後方に開放す
るスリット状の切欠部を形成する一方、上記バンパーの
上端面に上方に突出する突起部を形成する。さらに、上
記ラジエータグリルの切欠部にバンパーの突起部を車体
後方に移動可能に挿入した状態でラジエータグリルを上
記車体に取り付けるようにしたことである。
【0006】
【作用】上記の構成により、本考案では、ラジエータグ
リルの下端面に形成された車体後方に開放するスリット
状の切欠部に、バンパーの上端面に形成された上方に突
出する突起部が車体後方に移動可能に挿入されているこ
とから、自動車が衝突してバンパーが変形すると、上記
突起部が切欠部を車体後方に移動し、よってその衝撃が
バンパーを介してラジエータグリルに伝わるのができる
だけ少なくなってラジエータグリルの変形ないし破損が
確実に防止される。さらに、突起部の切欠部への挿入に
よってラジエータグリルの車幅方向への移動が規制され
ていることから、バンパーに対するラジエータグリルの
車幅方向の位置関係が正確になる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例に係るラジエータグリ
ル取付構造を図面に基づいて説明する。
【0008】図5は自動車Wの車体前部を示す。同図に
おいて、1は樹脂製のバンパー、3は該バンパー1の上
方に配置された樹脂製のラジエータグリル、5,5は該
ラジエータグリル3の車幅方向両側に配置されたラン
プ、7は上記ラジエータグリル3およびランプ5,5の
上方に配置されたボンネットである。
【0009】上記バンパー1は、図1および図3に示す
ように、その上端面9および下端面(図示せず)を車幅
方向に延びる樹脂製のバンパーレインフォースメント1
1の上端面13および下端面(図示せず)に上下方向か
ら重ねてねじ15にて締結されている。また、上記バン
パー1の上端面9の車幅方向中程には、上方に突出する
突起部17が形成されている。
【0010】一方、上記ラジエータグリル3には横長矩
形のエア導入口19が形成され、該エア導入口19を構
成するラジエータグリル3の下端面21の車幅方向中程
には、図1および図2に示すように、車体後方(図で右
側)に開放するスリット状の切欠部23が上記突起部1
7に対応して形成されている。また、上記ラジエータグ
リル3の車体後方端部には、車体後方に突出する複数
(図3に1つのみ表われる)のファスナー部25,2
5,…が形成され、該各ファスナー部25は、図4に示
すように、車体w1 に形成された横長矩形の取付孔w2
に車体前方から嵌合されている。
【0011】そして、上記ラジエータグリル3は、その
切欠部23にバンパー1の突起部17を車体後方に移動
可能に挿入した状態で、各ファスナー部25を車体w1
の取付孔w2 に嵌合することによって車体w1 に取り付
けられるようになされている。
【0012】このように、本実施例では、ラジエータグ
リル3を車体w1 に取り付けた状態で、バンパー1の突
起部17を上記ラジエータグリル3の切欠部23に車体
後方に移動可能に挿入していることから、自動車Wが衝
突して上記バンパー1が変形しても、上記突起部17が
切欠部23を車体後方に移動するだけでその衝撃がラジ
エータグリル3に伝わるのをできるだけ少なくでき、ラ
ジエータグリル3の変形ないし破損を確実に防止するこ
とができる。
【0013】さらに、上記実施例では、突起部17を切
欠部23に挿入することによってラジエータグリル3の
車幅方向への移動を規制することができることから、バ
ンパー1に対するラジエータグリル3の車幅方向の位置
関係を正確にすることができる。
【0014】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
ラジエータグリルの下端面に形成した車体後方に開放す
るスリット状の切欠部に、バンパーの上端面に形成した
上方に突出する突起部を車体後方に移動可能に挿入した
ので、衝突時に突起部が切欠部を移動してラジエータグ
リルに伝わる衝撃ができるだけ少なくなり、ラジエータ
グリルの変形ないし破損を確実に防止することができ
る。さらには、ラジエータグリルの車幅方向への移動を
規制してバンパーに対するラジエータグリルの車幅方向
の位置関係を正確にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図5のI−I線における断面図である。
【図2】図1のII−II線における断面図である。
【図3】図5のIII −III 線における断面図である。
【図4】ラジエータグリルの車体取付部(ファスナー
部)を車体裏側から見た図である。
【図5】自動車の車体前部を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…バンパー 3…ラジエータグリル 9…上端面 17…突起部 21…下端面 23…切欠部 w1 …車体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−31846(JP,A) 実開 平1−62155(JP,U) 実開 平4−84060(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バンパーの上方に配置されるラジエータ
    グリルを車体に取り付ける取付構造であって、上記ラジ
    エータグリルの下端面に車体後方に開放するスリット状
    の切欠部を形成する一方、上記バンパーの上端面に上方
    に突出する突起部を形成し、上記ラジエータグリルの切
    欠部にバンパーの突起部を車体後方に移動可能に挿入し
    た状態でラジエータグリルを上記車体に取り付けるよう
    にしたことを特徴とするラジエータグリルの取付構造。
JP1991036449U 1991-05-22 1991-05-22 ラジエータグリルの取付構造 Expired - Lifetime JP2551176Y2 (ja)

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