JP3937293B2 - ラジエータグリルの取付構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車の前面に取り付けられるラジエータグリルの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の前面には、図15に示すように、エンジンルーム内に配設されたラジエータあるいはコンデンサの冷却を行うため、外気を取りれるグリル100が設けられている。このグリル100は、通常、樹脂成形により成形され、取付箇所は、上部側のフロントフード101と、下部側のバンパー102の間に挟まれて、左右のヘッドランプ103の間に設けられている。
【0003】
グリル100の取付けは、各種の方法で行われており、バンパー102に取り付ける場合には、図16に示すように、グリル100の裏面下部側にボス100aを設け、このボス100aをバンパー102の上部フランジ部102aに当て、フランジ部102aに形成された取付穴102bからネジ104を上記ボス部100aに螺合して固定している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ボス部100aを設けるための壁部100bをグリル100に設ける必要があるため、空気を取り入れるための開口面積が縮小されるとともに、ボス部100aなどがグリル100の開口部100cから見える虞があるため、外観を損ねる虞があった。
また、バンパー102の一部にグリル100を取り付ける場合、図15にY部で示すグリル100の両側上部付近では、ヘッドランプ103の外側までグリル100とバンパー102の仮固定がないため、グリル100とバンパー102の見切り寸法精度が出しにくかった。特に、ヘッドランプ103の外側まで取付部がないため、バンパー102の単品剛性のみで形状を保持するため、グリル100の両側上部付近を車両後方に押すと容易に変形する虞がある。このとき、バンパー102は、車両左右方向にも変形することから、ヘッドランプ103との見切り部に隙間が生じるおそれがあった。
さらに、グリル100を車両前方から組み付けるため、この部分で組付時にバンパー102の傷つきが発生する虞があった。
【0005】
本発明は上記課題を解決し、フロントバンパーのヘッドランプ取付部周辺およびラジエータグリルの両側部の剛性の向上および変形防止を図りうるラジエータグリルの取付構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するため、フロントバンパーの両側部に、ヘッドランプ取付部に沿って立設部を設け、この立設部相互間にグリル本体を配置して取り付け、上記立設部の上面に上記グリル本体の上端との接合部があるラジエータグリルの取付構造において、上記立設部の上面に配置される上記グリル本体の裏面に 第1の係合爪を設け、該係合爪に係合する第2の係合爪をバンパーの上記立設部の上面に設け、かつ該バンパーの爪部周囲に上記グリル本体の係合爪を ガイドしかつ第1の係合爪の移動を規制するする壁面を設け、上記立設部の上面に配置される上記グリル本体の上端に上記立設部上面に取り付ける取付部を設け、ラジエータグリルのグリル本体の車体側取付位置および上記第1の係合爪と第2の係合爪より車幅方向の外側で、この取付部の外側下面側に係合部を設けるとともに該係合部を係止する係止部を上記立設部上面に形成したことにある。
また、本発明は、上記取付部の外側下面側の上記係合部は係合用リブであり、上記係合部を係止する上記係止部は、該係合用リブに対応するフロントバンパーの立設部の上面部に設けた切欠き部である。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
図1ないし図14は、本発明のラジエータグリルの取付構造の一実施の形態を示したものである。
【0008】
図1は、自動車の車体前部を示したもので、車体1の前面には、樹脂成形によるラジエータグリル部2が設けられている。このラジエータグリル部2は、図2および図3に示すように、ラジエータアッパーグリル3、アッパーグリルガーニッシュ4、フロントバンパー5とで構成されている。ラジエータグリル部2は、左右のヘッドランプ6に挟まれて上部側には、フロントフード7の前端部が配置され、フロントフード7の両側を挟むように左右のフロントフェンダー8が設けられている。
【0009】
このラジエータグリル部2の構造を図2ないし図14により説明する。
ラジエータアッパーグリル3の両側部では、図2のA部を拡大して示す図4のような取付構造により取り付けられている。
ラジエータアッパーグリル3は、グリル本体3aの上端部に車体後方および両側部に向けて延出した延出部3bが形成されており、この延出部3bをフロントバンパー5の両側部の立設部5aの上面部5bに組み付けて取り付けられている。
フロントバンパー5の両側部には、ヘッドランプ6取付部に沿って立設部5aが立設されており、この立設部5aの上面部5bには、後端縁部に上方に向けて立て壁部5cが一体成形により形成されており、この立て壁部5cの車幅方向内側には、図4および図5に示すように、平面から見てU字形の係合ガイド部51が設けられている。
この係合ガイド部51は、車体後方に突出する爪部51aを設けた立て壁部51bと、爪部51aの両側に立設された側壁部51cとで構成されている。
【0010】
一方、上記ラジエータアッパーグリル3の延出部3bの左右両側には、グリル本体3aより車幅方向の外側部分の前後方向の中間部に、車幅方向の立て壁部3cが設けられ、この立て壁部3cの背面には、図4および図5に示すように上記係合ガイド部51に対応する位置に、下面側に向けて延出した逆L字形の係合突起部31が一体成形されている。この突起部31の下端部には、上記爪部51aに係合する爪部31aが一体成形されている。係合突起部31は、上記係合ガイド部51の爪部51aを設けた立て壁部51bに当接して車体前方への動きを規制されている。
ラジエータアッパーグリル3の爪部31aは、係合ガイド部51の爪部51aに係合して上下方向(フロントバンパー5から離れる方向)の動きを規制されている。
この突起部31に対向するラジエータアッパーグリル3の壁面には、係合ガイド部51の爪部51aと、ラジエータアッパーグリル3の突起部31の爪部31aの係合を目視確認するための窓としての開口穴32が形成されている。突起部31の両側面31bは、上記爪部51a両側の側壁部51cにガイドされて車幅方向の動きを規制されている。
上記係合ガイド部51の爪部51aと、ラジエータアッパーグリル3の突起部31の爪部31aは、先端角部を角Rに形成して互いの係合がスムーズに行くように形成されている。
【0011】
上記ラジエータアッパーグリル3の延出部(取付部)3bの下面側には、図6に示すように、係合突起部31が設けられた位置よりも外側部分に、下方向に向けて車体前後方向の係合用リブ3dが係合部として突設されている。
一方、フロントバンパー5の両側部に立設した立設部5aの上面部5bには、車幅方向外側の後端縁部に上記係合用リブ3dに対応する切欠き部5fが係止部として設けられている。
【0012】
ラジエータアッパーグリル3のグリル本体3aは、下部側の複数箇所(図示例では4箇所)に設けられた差込部を介して、図2のB部を拡大して示す図7および図8のような取付構造により、フロントバンパー5に取り付けられている。
ラジエータアッパーグリル3のグリル本体3aには、下部側の複数箇所(図示例では4箇所)に所定間隔を置いて下方向に向けて舌片状の差込部33が設けられており、この差込部33には、後面側の上端に、抜け止め用突起部33aが設けられている。
一方、フロントバンパー5のラジエータアッパーグリル3取付部には、車幅方向に一定間隔で上記差込部33に対応する位置に、差込穴52が形成されている。この差込穴52は角穴に形成され、かつ後部側の一側面には、上記抜け止め用突起部33aに対応する位置に切り欠き部52aが形成されている。この切り欠き部52aは、ラジエータアッパーグリル3のグリル本体3aの差込部33を差込穴52に差し込むとき、フロントバンパー5を撓ませ、グリル本体3aの差込部33への挿入を容易にしている。
【0013】
上記ラジエータアッパーグリル3のグリル本体3aに設けられた差込部33は、車幅方向の外側の2箇所に設けられたものが、内側の2箇所に設けられたものよりも長く形成されている。これは、組付性を考慮し、外側の差込部33を先に差込穴52に差し込めば、内側の差込部33は自然に差し込めるようになっている。こうして、ラジエータアッパーグリル3の車体後方への移動を規制する。
【0014】
ラジエータアッパーグリル3のグリル本体3aは、下部側の複数箇所(図示例では6箇所)に設けられた取付部を介して、図2のC部を拡大して示す図9ないし図11のような取付構造により、フロントバンパー5に取り付けられている。ラジエータアッパーグリル3のグリル本体3aには、上記差込部33とは別に、下部側の後端部に、所定間隔を置いて下方向に向けて突設された取付片34が設けられており、この取付片34に車体前後方向の取付穴34aが設けられている。
一方、フロントバンパー5のラジエータアッパーグリル3取付部には、車幅方向に一定間隔で上記取付片34に対応する位置に、取付穴53aを形成した取付ボス部53が形成されている。
上記取付片34は、図11に示すように取付ボス部53に組み合わせて取付穴34aにネジ91を挿入して取付ボス部53の取付穴53aにネジ止めされている。
【0015】
フロントバンパー5のラジエータアッパーグリル3取付部には、図3に示すように、立設部5a相互間に、車幅方向にアッパーグリルガーニッシュ4を固定する取付部5dが設けられており、この取付部5dの車幅方向中心部からフロントバンパー5下部側に連結する補強部5eが設けられている。
ラジエータアッパーグリル3のグリル本体3aの車幅方向中心部の下部側には、図9および図10に示すように、後方に向けて取付穴35aを形成したボス部35が突設されており、このボス部35に対応する位置に取付穴54aがフロントバンパー5の補強部5eに設けられている。この補強部5eの取付穴54aにネジ92を挿入してラジエータアッパーグリル3の取付穴35aに螺合し、ラジエータアッパーグリル3をフロントバンパー5に固定している。
【0016】
また、アッパーグリルガーニッシュ4は、図9および図10、図12ないし図14に示すように、ラジエータアッパーグリル3とともにフロントバンパー5に取り付けられている。
アッパーグリルガーニッシュ4は、樹脂材料で成形した帯状のプレートに形成されたもので、ラジエータアッパーグリル3の上下方向中間位置に車幅方向に設けられたガーニッシュ取付部36に装着されるものである。
このアッパーグリルガーニッシュ4の裏面には、上端部および下端部に、それぞれ車幅方向に一定間隔で後方に向けて複数の係合爪部41,42が突設されており、これら上部側の係合爪部41と、下部側の係合爪部42(図3参照)は、互いに線対称に形成されている。また、上部側の係合爪部41と、下部側の係合爪部42は、車幅方向に互いにずらせた位置に設けられている。上部側の係合爪部41には、下面側に補強用のリブ41aが設けられている(図12参照)。下部側の係合爪部42にも、同様に補強用リブ(図示せず)が設けられて補強されている。
一方、ラジエータアッパーグリル3のガーニッシュ取付部36には、上部側の係合爪部41と、下部側の係合爪部42に対応する位置に係合角穴37が形成されている。
アッパーグリルガーニッシュ4は、上部側の係合爪部41と、下部側の係合爪部42を、ラジエータアッパーグリル3の係合角穴37に係合させてラジエータアッパーグリル3に組みつけられている。
【0017】
また、アッパーグリルガーニッシュ4の裏面には、図10に示すように、車体後方に向けて取付穴43aを形成したボス部43が突設されており、このボス部43に対応するラジエータアッパーグリル3のガーニッシュ取付部36には、挿通穴38aが形成されている。この挿通穴38aの周囲には、車体後方に向けてリブ39aが形成されている。また、ボス部43の取付穴43aに対応するフロントバンパー5のアッパーグリルガーニッシュ4を固定する取付部5dには、取付穴55が設けられており、この取付穴55にネジ93を通して上記ボス部43の取付穴43aに螺合してアッパーグリルガーニッシュ4をラジエータアッパーグリル3とともにフロントバンパー5に固定している。アッパーグリルガーニッシュ4のボス部43は、リブ39aよりも後方に飛び出さないように、フロントバンパー5との間に間隙が形成されるように、その長さを設定し、ネジ93の締付時に、フロントバンパー5とラジエータアッパーグリル3とのガタを吸収している。
【0018】
図2のE部で示された部分は、図12および図13に示すように構成されている。
アッパーグリルガーニッシュ4の車幅方向両側に形成された取付穴44aを形成したボス部44は、アッパーグリルガーニッシュ4の裏面に形成された台座部45に形成されており、アッパーグリルガーニッシュ4の表面に、成形時のひけが生じるのを防いでいる。台座部45は脚部45aを薄肉に成形してアッパーグリルガーニッシュ4の表面に、成形時のひけが生じるのを防いでいる。
ボス部44を固定するフロントバンパー5の取付部5dには、取付穴55の周囲を車体後方に向けて凹部56に形成して、ボス部44の長さを長く確保できるように形成している。ボス部44はネジ94を介してフロントバンパー5の取付部5dに固定されている。ボス部44に対応するラジエータアッパーグリル3のガーニッシュ取付部36には、挿通穴38bが形成されている。この挿通穴38bの周囲には、車体後方に向けてリブ39bが形成されている。アッパーグリルガーニッシュ4のボス部44は、リブ39bよりも飛び出さないように、フロントバンパー5との間に間隙が形成されるように、その長さを設定し、ネジ94の締付時に、フロントバンパー5とラジエータアッパーグリル3とのガタを吸収している。
【0019】
なお、アッパーグリルガーニッシュ4の周縁部には、車体後方に向けてリブ46が形成されており、このリブ46をラジエータアッパーグリル3の表面に当接させている。
ラジエータアッパーグリル3のガーニッシュ取付部36には、リブ39aおよびリブ39bの他にリブ39cが設けられてフロントバンパー5に当接している。
また、フロントバンパー5の取付部5dには、上面に車幅方向に一定間隔で複数のリブ57を設けて、取付部5dの補強及びラジエータアッパーグリル3とのガタ防止を図っている。
【0020】
次に、上記構成によるグリルの組付け方法を説明する。
まず、ラジエータアッパーグリル3にアッパーグリルガーニッシュ4を組付ける。
車両の前方から、ラジエータアッパーグリル3のガーニッシュ取付部36に設けられた係合角穴37に、アッパーグリルガーニッシュ4の上部側の係合爪部41と、下部側の係合爪部42を差し込んでアッパーグリルガーニッシュ4をラジエータアッパーグリル3に組付ける(図14参照)。
つぎに、フロントバンパー5にラジエータアッパーグリル3を組付ける。
組付け手順は、車両の上方からラジエータアッパーグリル3の差込部33をフロントバンパー5の差込穴52に差込んで配置する(図7参照)。このとき、差込部33の一側面には、抜け止め用突起部33aが設けられているので、切り欠き部52aを通して抜け止め用突起部33aが挿通された後は、差込穴52の縁部に係合して抜け止めが図られる(図8参照)。これによって、ラジエータアッパーグリル3の仮止めを行うことができる。
また、このときラジエータアッパーグリル3の両側部は、係合用リブ3dを、フロントバンパー5の両側部に立設した立設部5aの上面部5bに設けられた切欠き部5fに係合して留め、かつ、突起部31の爪部31aを、フロントバンパー5の係合ガイド部51の爪部51aに係合して組み付け、仮止めが行われる。これによって、フロントバンパー5のヘッドランプ見切り部の剛性およびラジエータアッパーグリル3の両側部の剛性を向上することができる。
こうして、ラジエータアッパーグリル3は、車幅方向、上下方向(フロントバンパー5から離れる方向)および前後方向の動きを規制される。さらに、突起部31の両側面31bは、上記爪部51a両側の側壁部51cにガイドされて車幅方向の動きを規制される(図4参照)。
【0021】
そして、車両後方側からネジ91,92を締め付けてラジエータアッパーグリル3をフロントバンパー5に固定し、ネジ93,94を締め付けてアッパーグリルガーニッシュ4とともにラジエータアッパーグリル3をフロントバンパー5に共締めする。
【0022】
上記実施の形態によれば、ラジエータアッパーグリル3の両側部は、係合用リブ3dを、フロントバンパー5の両側部に立設した立設部5aの上面部5bに設けられた切欠き部5fに係合して留め、かつ、突起部31の爪部31aを、フロントバンパー5の係合ガイド部51の爪部51aに係合して組み付け、仮止めが行われる。ラジエータアッパーグリル3の両側部は、係合用リブ3dを、フロントバンパー5の両側部に立設した立設部5aの上面部5bに設けられた切欠き部5fに係合して保持することができるので、フロントバンパー5のヘッドランプ見切り部の剛性および、ラジエータアッパーグリル3の両側部の剛性を向上し、フロントバンパー5およびラジエータアッパーグリル3の両側部の変形を防止することができる。ラジエータアッパーグリル3の両側部は、係合用リブ3dを、フロントバンパー5の両側部に立設した立設部5aの上面部5bに設けられた切欠き部5fに係合しているので、フロントバンパー5の左右方向の変形を防止し、ヘッドランプ見切り部の隙間が生じくい効果がある。
さらに、ラジエータアッパーグリル3の差込部33をフロントバンパー5の差込穴52に差込んで仮止めを行うことができる。このとき、差込部33の一側面には、抜け止め用突起部33aが設けられているので、切り欠き部52aを通して抜け止め用突起部33aが挿通された後は、差込穴52の縁部に係合して抜け止めが図られる。
また、ラジエータアッパーグリル3の両側部は、突起部31の爪部31aが、フロントバンパー5の係合ガイド部51の爪部51aに係合して組み付けられて仮止めが行われるので、確実に組付けることができる。
このように、フロントバンパー5にラジエータアッパーグリル3を仮固定してからラジエータアッパーグリル3をネジ止めすることができるので、組み付けが容易で、見切り寸法が出しやすい。
さらに、アッパーグリルガーニッシュ4とともにラジエータアッパーグリル3をフロントバンパー5に共締めすることができるので、組付け作業性の向上を図ることができる。
【0023】
なお、本発明は、上記の実施の形態のみに限定されるものではなく、たとえば、ラジエータアッパーグリル3の構造としては、上記実施の形態のみに限定されるものではなく、種々の構造のものに適用することができる。アッパーグリルガーニッシュ4をラジエータアッパーグリル3に組付ける構造も適宜、変更して実施し得ることができる。
【0024】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によるラジエータグリルの取付構造によれば次のような効果を奏することができる。
フロントバンパーの両側部に、ヘッドランプ取付部に沿って立設部を設け、この立設部相互間にグリル本体を配置して取り付け、上記立設部の上面に上記グリル本体の上端との接合部があるラジエータグリルの取付構造において、上記立設部の上面に配置される上記グリル本体の裏面に 第1の係合爪を設け、該係合爪に係合する第2の係合爪をバンパーの上記立設部の上面に設けるとともに、該バンパーの爪部周囲に上記グリル本体の係合爪を、ガイドし、かつ第1の係合爪の移動を規制する壁面を設け、上記立設部の上面に配置される上記グリル本体の上端に上記立設部上面に取り付ける取付部を設け、ラジエータグリルのグリル本体の車体側取付位置および上記第1の係合爪と第2の係合爪より車幅方向の外側で、この取付部の外側下面側に係合部を設けるとともに、該係合部を係止する係止部を上記立設部上面に形成したので、フロントバンパーのヘッドランプ取付部周辺の剛性およびラジエータグリルの両側部の剛性を向上し、フロントバンパーのヘッドランプ側見切り部およびラジエータグリルの両側部の変形を防止することができる。
上記取付部の外側下面側の上記係合部は係合用リブであり、上記係合部を係止する上記係止部は、該係合用リブに対応するフロントバンパーの立設部の上面部に設けた切欠き部であるので、フロントバンパーのヘッドランプ取付部周辺の剛性およびラジエータグリルの両側部の剛性を向上し、フロントバンパーのヘッドランプ側見切り部およびラジエータグリルの両側部の変形を防止することができる。フロントバンパーのヘッドランプ側見切り部の隙間をなくし組付け精度の向上を図ることができる。
係合用リブおよび切欠き部を車体前後方向に設け、かつ上記係合用リブの下端先端部を斜面または円弧状に形成したので、フロントバンパーのヘッドランプ取付部周辺およびラジエータグリルの両側部の車幅方向および前後方向の変形を防止し、かつ係合用リブと切欠き部の組付けを容易にして取付作業性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるラジエータグリルの取付構造の実施の形態における自動車の車両前部を示す斜視図である。
【図2】図1のラジエータグリル部を拡大して示す斜視図である。
【図3】図2のラジエータグリル部を分解して示す分解斜視図である。
【図4】図2の(A)部を拡大して示す分解斜視図である。
【図5】図4のA1−A1線断面図である。
【図6】図4のA2−A2線断面図である。
【図7】図2の(B)部を拡大して示す分解斜視図である。
【図8】図7のB−B線断面図である。
【図9】図2の(C)部を拡大して示す分解斜視図である。
【図10】図9のC−C線断面図である。
【図11】図9のD−D線断面図である。
【図12】図2の(E)部を拡大して示す分解斜視図である。
【図13】図12のE−E線断面図である。
【図14】図12のF−F線断面図である。
【図15】従来の自動車の車両前部を示す斜視図である。
【図16】図15のX−X線断面図である。
【符号の説明】
1 車体
2 ラジエータグリル部
3 ラジエータアッパーグリル(ラジエータグリル)
3a グリル本体
3b 延出部(取付部)
3d 係合用リブ(係合部)
31 係合突起部
31a 爪部
32 開口穴
33 差込部
33a 抜け止め用突起部
34 取付片
36 ガーニッシュ取付部
37 係合角穴(係合穴)
38a 挿通穴
39a,39b,39c リブ
4 アッパーグリルガーニッシュ
41,42 係合爪部
43,44 ボス部
45 台座部
5 フロントバンパー
5a 立設部
5b 上面部
5c 立て壁部
5d 取付部
5f 切欠き部(係止部)
51 係合ガイド部
51a 爪部
51b 立て壁部
51c 側壁部
52 差込穴
52a 切り欠き部
53 取付ボス部
6 ヘッドランプ
7 フロントフード
8 フロントフェンダー

Claims (2)

  1. フロントバンパーの両側部に、ヘッドランプ取付部に沿って立設部を設け、この立設部相互間にグリル本体を配置して取り付け、上記立設部の上面に上記グリル本体の上端との接合部があるラジエータグリルの取付構造において、上記立設部の上面に配置される上記グリル本体の裏面に 第1の係合爪を設け、該係合爪に係合する第2の係合爪をバンパーの上記立設部の上面に設けるとともに、該バンパーの爪部周囲に上記グリル本体の係合爪を、ガイドし、かつ第1の係合爪の移動を規制する壁面を設け、上記立設部の上面に配置される上記グリル本体の上端に上記立設部上面に取り付ける取付部を設け、ラジエータグリルのグリル本体の車体側取付位置および上記第1の係合爪と第2の係合爪より車幅方向の外側で、この取付部の外側下面側に係合部を設けるとともに、該係合部を係止する係止部を上記立設部上面に形成したことを特徴とするラジエータグリルの取付構造。
  2. 上記取付部の外側下面側の上記係合部は係合用リブであり、上記係合部を係止する上記係止部は、該係合用リブに対応するフロントバンパーの立設部の上面部に設けた切欠き部であることを特徴とする請求項1に記載のラジエータグリルの取付構造。
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