JP3877134B2 - 車体前部構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フロントバンパーに設けられたバンパー開口部から車体構成部品が見えるのを防止した車体前部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車のフロントバンパーの後部側には、コンデンサおよびラジエータが前後に配置されており、これらコンデンサおよびラジエータの冷却を行うために、フロントバンパーに開口部を設け、冷却風の取り入れを行うようにしている。
【0003】
このフロントバンパーの後部下方側には、車体前部を構成するフロントクロスメンバが車幅方向に配設されており、このフロントクロスメンバがフロントバンパーの開口部を通して見えるのを遮るために、通常、フロントクロスメンバにカバーが施されている。
【0004】
このカバーは、フロントバンパーの開口部から見える範囲のフロントクロスメンバの上面を覆うように配設されており、通常、車幅方向全域に渡って配設されている。このカバーの取付けは、カバー上面に取付用の座面、および穴があり、上方からフロントクロスメンバにクリップで固定している。
【0005】
そして、このカバーの上方にコンデンサおよびラジエータが前後に配設されて、カバーの取付部を隠している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の技術によると、コンデンサを取り付けない仕様の場合には、カバー上面に取り付けたクリップがフロントバンパーの開口部を通して見え、また、クリップ座面に泥等が入り易かった。
【0007】
本発明は上記課題を解決し、コンデンサを取り付ける仕様の場合と、コンデンサを取り付けない仕様の場合とで共用することができるとともに外観の向上を図ることができる車体前部構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するため、車体に、開口部を有するバンパーを配設し、上記バンパーの内側の車体構成部品に、上記バンパーの開口部から見える車体構成部品を遮るカバー部品を配設した車体前部構造において、上記カバー部品を左右、分割構造に形成し、上記カバー部品の裏面にクリップを装着し、該クリップを介して上記カバー部品を上記車体構成部品に組み付け、コンデンサを用いる仕様の車種では、上記コンデンサ側の上記カバー部品を省略し、ラジエータおよびコンデンサを車幅方向に並べるとともに上記車体構成部品のフロントクロスメンバの前方に上記コンデンサ、後方に上記ラジエータを配置し、車両の上下方向で上記コンデンサ下端部を上記フロントクロスメンバ上面より下方に配置して上記バンパーの開口部から上記コンデンサの後方となる上記フロントクロスメンバの上面が見えないように遮ることにある。
また、本発明は、上記左右のカバー部品は、左右同一形状に形成され、かつ、左右のカバー部品を、結合可能に形成したことにある。
さらに、本発明は、カバー部品の一端部に挟持部を設け、かつカバー部品の他端部に被挟持部を設け、上記一方のカバー部品の被挟持部を他方のカバー部品の挟持部に差し込んでカバー部品を互いに結合したことにある。
またさらに、本発明は、上記挟持部として、カバー部品の縁部壁面に一定間隔で対向する壁部を設けたことにある。
また、上記被挟持部側縁部に、上記挟持部の壁部に係合する切り欠き部を設けたことにある。
さらに、上記挟持部を形成するカバー部品の縁部壁面または縁部壁面に対向する壁面の少なくともいずれか一方に両者間の隙間を調整するリブを設けたことにある。
またさらに、上記カバー部品の後端部角部に車体の前後方向および車幅方向を遮る縦壁を形成したことにある。
並びに、上記縦壁相互間に互いに係合可能な係合部を設けたことにある。
また、上記係合部に車幅方向の位置を規制するストッパー部を設けたことにある。
さらに、上記カバー部品の片面に複数のビードを形成し、かつカバー部品の他面にリブを設けたことにある。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
【0010】
図1および図2は、コンデンサが無仕様の場合の車体前部構造を示したもので、図3はカバー部品を示す斜視図、図4ないし図13はカバー部品の詳細を示す図である。
【0011】
図1および図2は、自動車のエンジンルームを構成する車体前部を示したもので、コンデンサが無仕様の場合の車体前部構造である。
この車体前部構造では、上部側車幅方向に設けられたフードロッククロスメンバ1と、下部側車幅方向に設けられたフロントクロスメンバ2と、これらフードロッククロスメンバ1とフロントクロスメンバ2のそれぞれ中間部を連結するフードロックブレース3等の車体構成部品Xによって車体前面が形成されている。そして、これらの車体構成部品Xの周囲を覆うようにして、上部側にフロントフード4が、側部側にフロントフェンダー5が、前面側にフロントバンパー6が組み付けられている。
【0012】
上記エンジンルームには、フロントクロスメンバ2の後部側にラジエータ7が配設されており、このラジエータ7は、車体前面のフードロックブレース3を境とする左側または右側の空間部の一方に片寄らせて配設されている。図示例では車体の左側の空間部に寄せて配設されている。
フロントバンパー6には、上記ラジエータ7に対する冷却風の取り入れの為に、バンパー開口部6aが形成されている。
【0013】
上記フロントクロスメンバ2の上面には、カバー部品として2個のクロスメンバカバー8が車幅方向に互いに一体的に組み合わされて配設されている。
このクロスメンバカバー8の構造を、図3ないし図13に従って説明する。
2個のクロスメンバカバー8は、全く同一形状のもので、一つのクロスメンバカバー8でフロントクロスメンバ2の車幅方向の上面の略半分を覆えるようにしている。
【0014】
クロスメンバカバー8は、図3に示すように、樹脂成形による薄い板状の車幅方向に長い長尺プレートで、全体形状が、前方に向けて前下がりで、前後方向の中央部8aを凸面形状に湾曲させて形成されている。このクロスメンバカバー8の前端には、下方に折り曲げた縁部8bが形成され、かつクロスメンバカバー8の後端には、後方に延びる段部8cが形成されて前端および後端縁部の剛性向上を図っている。このクロスメンバカバー8の板面全域には、車幅方向に一定間隔で前後方向のビード8dが形成されて板面全体が補強されている。
【0015】
このクロスメンバカバー8の裏面には、クリップ9を取り付ける脚部81と、クリップ9を取り付ける座部82とがクロスメンバカバー8に一体成形で設けられており、図4に示すようにクリップ9を介してフロントクロスメンバ2に取り付けられている。脚部81はフロントクロスメンバ2の正面に設けられた取付穴2aにクリップ9を介して取り付けられるもので、フロントクロスメンバ2の正面に対向する壁部81aに取付穴81bが形成されている。また、座部82は、図5および図6に示すように、溝82aを形成した座部本体82bの両側を壁部82cで支持したもので、クリップ9のつば部9aを溝82aに係合させてクリップ9を支持するものである。該クリップ9をフロントクロスメンバ2の上面に形成した取付穴2bに押し込んでクロスメンバカバー8を取り付けるものである。なお、座部82の壁部82cは、上端の肉厚を薄くして成型時のひけがクロスメンバカバー8の表面に表われるのを防止している。
上記脚部81と座部82は、クロスメンバカバー8の裏面に、それぞれ所定間隔を開けて2箇所ずつ設けられている。また、クロスメンバカバー8の裏面には、図7および図8に示すように、座部82の中間位置に座部10に立設した取付用爪11が設けられており、フロントクロスメンバ2の取付穴2bに填めて取り付けられている。
【0016】
クロスメンバカバー8は、図9ないし図13に示すように、フードロックブレース3の左右いずれに配置された場合にも対応できるように両側部が形成されている。
このためクロスメンバカバー8の車幅方向の両側部には、後端角部にフードロックブレース3に対応する切り欠き部8eが形成されており、かつ、これら切り欠き部8eに沿って壁部83a,83bが立設されている(図3、図9参照)。これら壁部83a,83bは、フードロックブレース3の側面がバンパー開口部6aから見えるのを遮るように形成されている。このため、壁部83a,83bの前面部83a1,83b1および側面部83a2,83b2は、フードロックブレース3の前面3aおよび側面3b,3bに沿って立設されている(図10参照)。
【0017】
クロスメンバカバー8は、図9に示すようにフードロックブレース3の左右に配置されたクロスメンバカバー8が互いに組み合わさるように両端部が形成されている。
上記壁部83a,83bの前面部83a1,83b1の縁部には、縁部に沿って前方に突出する膨出部84a,84bが形成されており、これら膨出部84a,84bは、組み合わされるクロスメンバカバー8相互の膨出部84a,84bが互いに重合するように一方の膨出部84aを僅かに大きく形成している。この膨出部84aの上端には、後方に延びる壁部84cと下方に折り曲げられた壁部84dが設けられ、膨出部84aの背面84eとの相互間で被係合部85が形成されている。
一方、上記膨出部84bの上端には後方に延びる壁部84fが設けられ、この壁部84fの車幅方向の端部を細く形成して上記被係合部85の内側に入り込む係合部86が形成されている。この係合部86の後端部には段差状の係止部86aが形成されて上記被係合部85の壁部84dの側端ストッパー部85aに係合するように形成されている(図13参照)。
【0018】
クロスメンバカバー8の上記被係合部85が形成されている一側部の裏面には、図9に示すように、爪状の挟持部87が形成されており、クロスメンバカバー8の他側部には、縁部に、上記挟持部87に挟持される被挟持部として切り欠き部88が形成されている。
上記爪状の挟持部87は、図11および図12に示すように、クロスメンバカバー8の裏面に沿って、外側に向けて突設したL字状の舌片87aと、この舌片87aの内側に立設して設けられたリブ87bと、舌片87aの背面側に立設して設けられたリブ87cとで形成されている。リブ87bはクロスメンバカバー8の裏面との間隙が一定間隔になるように設定されている。このリブ87bはクロスメンバカバー8の裏面側に設けることも可能である。
【0019】
上記クロスメンバカバー8の裏面には、車幅方向に一定間隔で前端から中央部にかけて前後方向のリブ8fが設けられ、かつ、段部8cの裏目にも一定間隔で前後方向のリブ8gが設けられている。
【0020】
なお、コンデンサを使用しない場合には、この部分に、エンジンカバー12を装着してグリル部またはバンパー開口部6aから内部が見えるのを遮蔽する。
【0021】
次に、クロスメンバカバー8の取付手順を説明すると、2個のクロスメンバカバー8を長手方向に並べて、一方のクロスメンバカバー8の被係合部85に、他方のクロスメンバカバー8の係合部86を組み合わせ、切り欠き部88に爪状の挟持部87を組み合わせるようにして一方のクロスメンバカバー8を挟み込むように2個のクロスメンバカバー8の一部を互いに連続するようにして重ねる。このとき、他方のクロスメンバカバー8の係合部86には段差状の係止部86aが形成されているので、この係止部86aが上記被係合部85の壁部84dの側端ストッパー部85aに係合して位置決めされる。また、爪状の挟持部87のL字状の舌片87aに、切り欠き部88が突き当たり位置決めされる。
【0022】
こうして、2個のクロスメンバカバー8を、切り欠き部8eがフードロックブレース3の左右に配置されるようにして、フロントクロスメンバ2の上面に配置する。そして、2個のクロスメンバカバー8に予め組み付けられたクリップ9を、フロントクロスメンバ2の正面に設けられた取付穴2aと、フロントクロスメンバ2の上面に形成した取付穴2bに押し込んでクロスメンバカバー8を取り付ける。
【0023】
これによって、フロントクロスメンバ2の上面は、2個のクロスメンバカバー8によって覆われるので、バンパー開口部6aからフロントクロスメンバ2が見える虞がない。また、2個のクロスメンバカバー8の後方側には、ラジエータ7およびエンジンカバー12が配置さえているので、バンパー開口部6aからエンジンルーム内の車体構成部品等が見えることがない。
【0024】
一方、ラジエータ7の他にコンデンサ13を用いる仕様の車種では、図14に示すように、ラジエータ7およびコンデンサ13を車幅方向にずらせて配置することにより、エンジンルーム内を完全に遮ることがでる。また、コンデンサ13をフロントクロスメンバ2の上面に配置することにより、コンデンサ13側のクロスメンバカバー8を省略して、1個のクロスメンバカバー8をラジエータ7側のフロントクロスメンバ2上面に配設して用いることができる。
【0025】
このように、上記実施の形態によると、必要に応じて1個、あるいは2個のクロスメンバカバー8を用いることができるので、コンデンサ13を用いる仕様と用いない仕様によって使い分けることができる。また、2個のクロスメンバカバー8は全く同一形状のものを組み合わせて用いることができるので、経済的であり、誤った組付けを行う虞がない。さらに、型費、部品管理費を削減できるので、コストダウンを図ることができる。またさらに、2個のクロスメンバカバー8は、係合部86と被係合部85を、爪状の挟持部87と切り欠き部88を互いに組み合わせることで連続するように互いに組み付けられるので、一体感が得られ、外観の向上を図ることができる。また、2個のクロスメンバカバー8は、各クロスメンバカバー8に予め組み付けられたクリップ9を、フロントクロスメンバ2の正面に設けられた取付穴2aと、フロントクロスメンバ2の上面に形成した取付穴2bに押し込んで取り付けられるので、クロスメンバカバー8をフロントクロスメンバ2の上面に確実に取り付けることができる。
【0026】
さらに、クロスメンバカバー8の板面全域には、車幅方向に一定間隔で前後方向のビード8dが形成されて板面全体が補強されている。また、クロスメンバカバー8の裏面には、車幅方向に一定間隔で前端から中央部にかけて前後方向のリブ8fが設けられ、かつ、段部8cの裏目にも一定間隔で前後方向のリブ8gが設けられて補強されている。よって、クロスメンバカバー8の剛性の向上を図ることができる。
クロスメンバカバー8の車幅方向の両側部には、壁部83a,83bが立設されているので、フードロックブレース3の前面3aおよび側面3b,3bの一部と、フロントクロスメンバ2の両側部を覆うことができることから、フードロックブレース3の前面3aおよび側面3b,3bおよび、フロントクロスメンバ2の両側部がバンパー開口部6aを通して外部から見える虞がない。よって、外観の向上を図ることができる。
また、クロスメンバカバー8の係合部86には段差状の係止部86aが形成されているので、この係止部86aが組み合わされるクロスメンバカバー8の被係合部85の壁部84dの側端ストッパー部85aに係合してクロスメンバカバー8の位置決めが行われる。さらに、クロスメンバカバー8は互いに、爪状の挟持部87のL字状の舌片87aに、切り欠き部88が突き当たり車幅方向の位置決めがなされる。
【0027】
なお、本発明は、上記実施の形態のみに限定されるものではなく、例えば、クロスメンバカバー8の車幅方向の長さおよび前後方向の長さは、適用する車種によって適宜変更しても良く、あるいは、平均的な大きさに成形することで、総ての車種に適用するようにしても良い。また、2個のクロスメンバカバー8を組み合わせる構造としては、各種の組み合わせ構造を採用することができ、かつ、その取付方法もクリップ以外に、ネジあるいは接着剤等の方法を採用することができる。等、その他本発明の要旨を変更しない範囲内で適宜変更して実施し得ることは言うまでもない。
【0028】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明による車体前部構造によれば次のような効果を奏することができる。
請求項1において、車体に、開口部を有するバンパーを配設し、上記バンパーの内側の車体構成部品に、上記バンパーの開口部から見える車体構成部品を遮るカバー部品を配設した車体前部構造において、上記カバー部品を左右、分割構造に形成したので、コンデンサ有無の仕様により、カバー部品を1個、2個と使い分けることができ、かついずれの仕様でも同様の外観品質を保つことができる。
上記カバー部品の裏面にクリップを装着し、該クリップを介して上記カバー部品を上記車体構成部品に組み付け、コンデンサを用いる仕様の車種では、上記コンデンサ側の上記カバー部品を省略し、ラジエータおよびコンデンサを車幅方向に並べるとともに上記車体構成部品のフロントクロスメンバの前方に上記コンデンサ、後方に上記ラジエータを配置し、車両の上下方向で上記コンデンサ下端部を上記フロントクロスメンバ上面より下方に配置して上記バンパーの開口部から上記コンデンサの後方となる上記フロントクロスメンバの上面が見えないように遮るので、外観の向上が図れ、かつカバー部品に泥等が溜まりにくい。
請求項2において、左右のカバー部品は、左右同一形状に形成され、かつ、左右のカバー部品を、結合可能に形成したので、左右のカバー部品を同一部品とすることができることから、誤組付の防止、型費、部品管理費等の削除によりコストダウンが図られる。左右のカバー部品を中央で結合可能にしたので、一体感をだすことができるとともに、外観の向上を図ることができる。
請求項3において、カバー部品の一端部に挟持部を設け、かつカバー部品の他端部に被挟持部を設け、上記一方のカバー部品の被挟持部を他方のカバー部品の挟持部に差し込んでカバー部品を互いに結合したので、カバー部品の上下方向の位置決めと固定ができる。固定が確実にできることから、2部品を一体部品に見せることができる。
請求項4において、挟持部として、カバー部品の縁部壁面に一定間隔で対向する壁部を設けたので、2部品を互いに結合することができる。
請求項5において、被挟持部側縁部に、上記挟持部の壁部に係合する切り欠き部を設けたので、位置決めを図ることができる。
請求項6において、挟持部を形成するカバー部品の縁部壁面または縁部壁面に対向する壁面の少なくともいずれか一方に両者間の隙間を調整するリブを設けたので、カバー部品のがたつきを防止することができる。
請求項7において、カバー部品の後端部角部に車体の前後方向および車幅方向を遮る縦壁を形成したので、バンパー開口部を通して車体構成部品が見える不具合を防止することができる。
請求項8において、縦壁相互間に互いに係合可能な係合部を設けたので、カバー部品を一体に組み付けることができる。
請求項9において、係合部に車幅方向の位置を規制するストッパー部を設けたので、車幅方向の位置決めを図ることができる。
請求項10において、カバー部品の片面に複数のビードを形成し、かつカバー部品の他面にリブを設けたので、剛性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車体前部構造の実施の形態を示す斜視図である。
【図2】図1の車体前部構造を分解して示す斜視図である。
【図3】図1のクロスメンバカバーを示す斜視図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】図3のクリップを取り付ける座部を示す斜視図である。
【図6】図3のB−B線断面図である。
【図7】図3のC−C線断面図である。
【図8】図7のD−D線断面図である。
【図9】図3の組み合わせ部を示す斜視図である。
【図10】図3の組み合わせ状態の平面図である。
【図11】図3のE−E線断面図である。
【図12】図11のF−F線断面図である。
【図13】図3のG方向矢視図である。
【図14】本発明の他の実施の形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
X 車体構成部品
1 フードロッククロスメンバ
2 フロントクロスメンバ
3 フードロックブレース
4 フロントフード
5 フロントフェンダー
6 フロントバンパー
7 ラジエータ
8 クロスメンバカバー(カバー部品)
9 クリップ
11 爪
12 エンジンカバー
13 コンデンサ
2a、2b 取付穴
6a バンパー開口部
8d ビード
8f、8g リブ
81 脚部
82 座部
83a,83b 壁部
83a1,83b1 前面部
83a2,83b2 側面部
85 被係合部
86 係合部
87 挟持部
88 切り欠き部
87b リブ

Claims (10)

  1. 車体に、開口部を有するバンパーを配設し、上記バンパーの内側の車体構成部品に、上記バンパーの開口部から見える車体構成部品を遮るカバー部品を配設した車体前部構造において、
    上記カバー部品を左右、分割構造に形成し、上記カバー部品の裏面にクリップを装着し、該クリップを介して上記カバー部品を上記車体構成部品に組み付け、コンデンサを用いる仕様の車種では、上記コンデンサ側の上記カバー部品を省略し、ラジエータおよびコンデンサを車幅方向に並べるとともに上記車体構成部品のフロントクロスメンバの前方に上記コンデンサ、後方に上記ラジエータを配置し、車両の上下方向で上記コンデンサ下端部を上記フロントクロスメンバ上面より下方に配置して上記バンパーの開口部から上記コンデンサの後方となる上記フロントクロスメンバの上面が見えないように遮ることを特徴とする車体前部構造。
  2. 上記左右のカバー部品は、左右同一形状に形成され、かつ、左右のカバー部品を、結合可能に形成したことを特徴とする請求項1に記載の車体前部構造。
  3. カバー部品の一端部に挟持部を設け、かつカバー部品の他端部に被挟持部を設け、上記一方のカバー部品の被挟持部を他方のカバー部品の挟持部に差し込んでカバー部品を互いに結合したことを特徴とする請求項2に記載の車体前部構造。
  4. 上記挟持部として、カバー部品の縁部壁面に一定間隔で対向する壁部を設けたことを特徴とする請求項3に記載の車体前部構造。
  5. 上記被挟持部側縁部に、上記挟持部の壁部に係合する切り欠き部を設けたことを特徴とする請求項4に記載の車体前部構造。
  6. 上記挟持部を形成するカバー部品の縁部壁面または縁部壁面に対向する壁面の少なくともいずれか一方に両者間の隙間を調整するリブを設けたことを特徴とする請求項4または5に記載の車体前部構造。
  7. 上記カバー部品の後端部角部に車体の前後方向および車幅方向を遮る縦壁を形成したことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の車体前部構造。
  8. 上記縦壁相互間に互いに係合可能な係合部を設けたことを特徴とする請求項7に記載の車体前部構造。
  9. 上記係合部に車幅方向の位置を規制するストッパー部を設けたことを特徴とする請求項8に記載の車体前部構造。
  10. 上記カバー部品の片面に複数のビードを形成し、かつカバー部品の他面にリブを設けたことを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載の車体前部構造。
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