JP2595476Y2 - 車両用空調ケース体の取付装置 - Google Patents

車両用空調ケース体の取付装置

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JP2595476Y2
JP2595476Y2 JP1993039414U JP3941493U JP2595476Y2 JP 2595476 Y2 JP2595476 Y2 JP 2595476Y2 JP 1993039414 U JP1993039414 U JP 1993039414U JP 3941493 U JP3941493 U JP 3941493U JP 2595476 Y2 JP2595476 Y2 JP 2595476Y2
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肇 望月
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この本考案は車両用空調ケース体
をインストルメントパネル(以下インストパネルとい
う。)の開口縁部に係止固定するようにした車両用空調
ケース体の取付装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両のインストパネルの開口縁部に空調
ケース体を取付けるにあたり、鉄板クリップの係止片を
介して行ってきたが、この鉄板クリップを空調ケース体
の上下外側に固定する従来例えば、図12に示すような
方法が用いられていた。
【0003】図において1は空調ケース体、2は空調ケ
ース体1の前側に取付けられた水平ルーバ、3は鉄板ク
リップであり、この鉄板クリップ3の前方にはヘの字状
に折曲された係止片3aが延設されている。
【0004】4は空調ケース体1の上側に一体に突設さ
れたコ字状のストッパリブであり、このストッパリブ4
に鉄板クリップ3の後部を当接させて位置規制を行うと
共に、空調ケース体1より突出させた熱カシメピン5を
鉄板クリップ3に挿通し、この熱カシメピン5を熱カシ
メ(溶着)することにより上記鉄板クリップ3が空調ケ
ース体1の上側に固定されている。
【0005】又、図13は例えば実開昭62−1214
08号公報に開示された鉄板クリップ3の空調ケース体
1への取付け状況を示す図である。この図13におい
て、6、7、8は取付孔であり、鉄板クリップ3の切り
起こし部3b、3cを取付孔6、7に挿通させ後方へ折
曲させると共に、係止片3dを前方に突設させて取付孔
8に係着させ、上記鉄板クリップ3が空調ケース体1の
上側に固定されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】従来の車両用空調ケー
ス体の取付装置は以上のように構成されているので、前
者にあっては、空調ケース体1の脱着時に熱カシメ部が
剥がれ易いという問題があった。
【0007】また、後者にあっては、空調ケース体1の
上下側に取付孔6、7、8を設定するので、僅かなエア
漏れによって笛吹音を発生し易いという問題点があっ
た。
【0008】この考案は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、クリップがガタを生ずること
なく空調ケース体の所定の位置に強固に且つ簡単に組付
けられ、空調ケース体に孔明け加工を施す必要のない車
両用空調ケース体の取付装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この考案に係る車両用空調ケース体の取付装置は、
空調ケース体の外側面にクリップを固定し、このクリッ
プの前部に折曲形成された係止片により、空調ケース体
をインストルメントパネル開口縁部に係止固定するよう
にした車両用空調ケース体の取付装置において、クリッ
プのクリップ本体に隆起部を形成すると共に、クリップ
本体の後部に係止孔を有する舌片を一体に突設し、空調
ケース体に、クリップ本体の側方を規制する一対の立上
り部と上記隆起部に当接する水平折曲部とからなるクリ
ップ本体ストッパと、上部舌片外側に当接するコ字状の
舌片ストッパと、上記係止孔に嵌合する突起とを備えた
構成にしてある。
【0010】
【作用】この考案における車両用空調ケース体の取付装
置は、クリップを一対の立上り部と水平折曲部とからな
るクリップ本体ストッパを潜らせながら差し込み、先端
に一体形成された舌片を舌片ストッパに到達するまでス
ライドさせると、係止孔に突起が嵌合し、前後左右方向
に不動のものとなり位置規制される。
【0011】
【実施例】以下、この考案の一実施例を図について説明
する。図1はクリップを空調ケース体に組付けた状態を
示す全体斜視図、図2はクリップの斜視図、図3はクリ
ップを保持するクリップ本体ストッパと舌片ストッパの
斜視図、図4は車両に組付時の要部の縦断面図、図5は
図1のA−A線断面図である。
【0012】図において、11は空調ケース体、12は
前側に取付けられた水平ルーバ、13は鉄板製のクリッ
プであり、このクリップ13はクリップ本体13Aを備
えており、このクリップ本体13Aの前部には側面ヘの
字状に折曲された係止片13aが延設され、クリップ本
体13Aの両側には隆起部としての弯曲部13b、13
bが形成されている。さらにクリップ本体13Aの後方
には係止孔13cを有する舌片13dが同一平面上に一
体に突設されている。
【0013】一方、空調ケース体11には、図3に示す
如く、リブ状の各種のストッパが一体に形成されてい
る。すなわち、図3において、14は平面コ字状に三方
を囲んだ舌片ストッパであり、上記クリップ13の舌片
13dが嵌合できる形状になっている。15は突起であ
り、上記クリップ13の係止孔13cに対応する位置に
形成されている。16はクリップ本体ストッパであり、
クリップ13の左右を規制する一対の立上り部16a
と、隆起部としての弯曲部13b、13bに当接する水
平折曲部16bとから成っている。
【0014】本実施例によれば、以上のように構成され
ているので、上記クリップ13の舌片13dを、空調ケ
ース体11の前方よりストッパに対してスライドさせ
る。すると、クリップ本体13はクリップ本体ストッパ
16に案内され、上記舌片13dは舌片ストッパ14の
両側に案内されながら移行し、上記突起15が係止孔1
3cに嵌合すると同時に舌片13dが舌片ストッパ14
に嵌合する。これと同時にクリップ13の両側は立上り
部16aにより規制され、隆起部としての弯曲部13
b、13bは水平折曲部16bに弾性的に当接する。か
くしてクリップ13は前後左右方向に不動のものとな
り、位置規制が確実に行われる。この空調ケース体11
はクリップ13の係止片13aを介してインストパネル
17の開口縁部17aに係止される。
【0015】図6ないし図10はクリップ13の変形実
施例を示すものである。図6はクリップ本体13Aを横
切る方向に弯曲した隆起部18を設けたものであり、図
7はクリップ本体13Aの中心線に沿って膨出した隆起
部19を設けたものであり、図8はクリップ本体13A
の両側に沿って膨出した隆起部20を設けたものであ
る。また図9はプレス加工によりクリップ本体13Aの
両側を立上げ隆起部21を形成したものであり、図10
はプレス加工によりクリップ本体13Aの両側を切り越
し隆起部22を形成したものである。このようにクリッ
プ本体13Aの金属加工の際、隆起部をいろいろな形状
に形成することができ、クリップ本体13Aの安定化の
ために同様の効果を奏することができる。
【0016】図11は、クリップ本体ストッパ16の他
の実施例を示すもので、立上り部23a、23a間に位
置する水平折曲部23bを図3の水平折曲部16bのよ
うに分割することなく一体化したものである。このよう
な水平折曲部23bは、図3の水平折曲部16bのよう
に弾性は高くないので、図10に示すように高弾性の隆
起部22を有するクリップ13と組合わせるのが好まし
い。また、水平折曲部23bの中央は両端よりも弾性が
高いので、図7に示すように中心線に沿って隆起部10
を有するクリップ13と組合わせてもよい。このように
図11のクリップ本体ストッパ16は図3のものに比べ
弾性は高くないが、剛性が高いので、クリップ13の浮
上がりを防止し、クリップ13の安定化に寄与するもの
である。
【0017】
【考案の効果】以上のように、この考案によれば、クリ
ップのクリップ本体に隆起部を形成すると共に、クリッ
プ本体の後部に係止孔を有する舌片を一体に突設し、空
調ケース体に、クリップ本体の側方を規制する一対の立
上り部と上記隆起部に当接する水平折曲部とからなるク
リップ本体ストッパと、上部舌片外側に当接するコ字状
の舌片ストッパと、上記係止孔に嵌合する突起とを備え
たので、クリップがガタを生ずることなく空調ケース体
の所定位置に確実に且つワンタッチで簡単に組付けら
れ、一旦組付けられた場合取付け部の剛性が高く、繰返
し脱着に充分耐えられると共に、空調ケース体に孔明け
加工を要しないため空気洩れが無い等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例による車両用空調ケース体
の取付装置の斜視図である。
【図2】図1のクリップの斜視図である。
【図3】図1のストッパ機能を有する部分の斜視図であ
る。
【図4】この考案の一実施例による車両用空調ケース体
の組付時の縦断側面図である。
【図5】図1のA−A線断面図である。
【図6】この考案の他の実施例によるクリップの斜視図
である。
【図7】同上斜視図である。
【図8】同上斜視図である。
【図9】同上斜視図である。
【図10】同上斜視図である。
【図11】この考案の他の実施例によるストッパ機能を
有する部分の斜視図である。
【図12】従来技術による車両用空調ケース体の取付装
置の斜視図である。
【図13】他の従来技術による車両用空調ケース体の取
付装置の断面図である。
【符号の説明】
11 空調ケース体 13 クリップ 13A クリップ本体 13a 取付片 13b 隆起部 13c 係止孔 13d 舌片 14 舌片ストッパ 15 突起 16 クリップ本体ストッパ 16a 立上り部 16b 水平折曲部 17 インストパネル 17a 開口縁部 18〜22 隆起部 23a 立上り部 23b 水平折曲部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空調ケース体の外側面にクリップを固定
    し、このクリップの前部に折曲形成された係止片によ
    り、空調ケース体をインストルメントパネル開口縁部に
    係止固定するようにした車両用空調ケース体の取付装置
    において、クリップのクリップ本体に隆起部を形成する
    と共に、クリップ本体の後部に係止孔を有する舌片を一
    体に突設し、空調ケース体に、クリップ本体の側方を規
    制する一対の立上り部と上記隆起部に当接する水平折曲
    部とからなるクリップ本体ストッパと、上部舌片外側に
    当接するコ字状の舌片ストッパと、上記係止孔に嵌合す
    る突起とを備えたことを特徴とする車両用空調ケース体
    の取付装置。
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